JP6310241B2 - 被収容物を収容した袋の開封方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被収容物を収容した袋を開封する方法に関する。
放射性廃棄物、産業廃棄物等の被収容物を収容して運搬するための袋として、例えば、耐久性の高いフレキシブルコンテナバッグと呼ばれる袋が知られている(特許文献1等参照)。
そして、被収容物を収容したフレキシブルコンテナバッグを開封する方法として、フレキシブルコンテナバッグの底面をヒーターで溶断する方法(特許文献2等参照)、フレキシブルコンテナバッグの底面を刃物で切断する方法(特許文献3;4;5等参照)等が知られている。
特開2012−121629号公報 特開平10−114317号公報 特開平11−292044号公報 特開2004−323115号公報 特開2009−96545号公報
しかしながら、被収容物として可燃性の物が含まれている場合、ヒーターで溶断する方法では、火を発生する可能性があり、安全性の面で問題がある。また、被収容物として金属、石等の硬質な物質が含まれている場合、刃物で切断する方法では、刃物が損傷する可能性があり、作業の効率性の面で問題がある。
本発明は、被収容物を収容した袋の開封方法において、安全性、かつ、作業効率性に優れた開封方法を提供する。
本発明に係る被収容物を収容した袋の開封方法は、被収容物を収容した袋を袋の外側からウォータージェットで切断して袋を開封する際に、コンベヤにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断する被収容物を収容した袋の開封方法であって、2つのノズルを、それぞれ、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置との間を移動させながら、当該2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたので、火を発生させることがなく、また、袋に収容された被収容物とウォータージェット装置のノズルとが非接触の状態で袋を切断するので、安全性、かつ、作業効率性に優れるとともに、被収容物を収容した袋の底面の切断作業、及び、切断された袋の底面の開封作業の自動化が図れ、特に、被収容物を収容した袋を搬送するコンベヤの搬送速度と2つのノズルの移動速度とを調整することにより、被収容物を収容した袋の底面に少なくとも交差する2つの切断線を形成することができ、開封動作がスムーズになる。
本発明に係る被収容物を収容した袋の開封方法は、被収容物を収容した袋を吊り装置と横行装置とを備えたホイストで移動させて当該袋の底面をコンベヤの搬送面に載置した後に、横行装置とコンベヤとにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断した後、当該袋がコンベヤを越えてホイストの吊り装置により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されている袋の底面が被収容物の重さにより開封して当該被収容物が落下するようにした被収容物を収容した袋の開封方法であって、2つのノズルを、それぞれ、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置との間を移動させながら、当該2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたので、安全性、かつ、作業効率性に優れるとともに、被収容物を収容した袋の底面の切断作業、及び、切断された袋の底面の開封作業の自動化が図れ、特に、被収容物を収容した袋を搬送するコンベヤの搬送速度と2つのノズルの移動速度とを調整することにより、被収容物を収容した袋の底面に少なくとも交差する2つの切断線を形成することができ、開封動作がスムーズになる。
また、本発明に係る被収容物を収容した袋の開封方法は、被収容物を収容した袋を袋の外側からウォータージェットで切断して袋を開封する際に、コンベヤにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断する被収容物を収容した袋の開封方法であって、2つのノズルのうち、一方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該一方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射するとともに、他方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間における搬送手段の搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該他方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたので、前述と同様な効果が得られる。
また、本発明に係る被収容物を収容した袋の開封方法は、被収容物を収容した袋を吊り装置と横行装置とを備えたホイストで移動させて当該袋の底面をコンベヤの搬送面に載置した後に、横行装置とコンベヤとにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断した後、当該袋がコンベヤを越えてホイストの吊り装置により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されている袋の底面が被収容物の重さにより開封して当該被収容物が落下するようにした被収容物を収容した袋の開封方法であって、2つのノズルのうち、一方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該一方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射するとともに、他方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間における搬送手段の搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該他方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたので、前述と同様な効果が得られる。
(a)は開封装置を示す平面図、(b)は開封装置を示す正面図。 切断方法を示す平面図。 (a)乃至(c)は切断方法を示す動作説明図、(d);(e)は切断線の形成例を示す図。 開封装置のコンベヤ及びウォータージェット装置の構成を示す正面図。 切断状態を示す説明図。 ウォータージェット装置のノズルの配置例を示す斜視図。 切断方法を示す動作説明図。
実施形態1
図1乃至図3を参照し、実施形態1に係る被収容物を収容した袋の開封方法を実現するための開封装置1について説明する。
開封装置1は、被収容物を収容した袋を吊る吊り手段と、吊り手段を循環移動させる循環移動案内手段と、吊り手段で吊られた被収容物を収容した袋を搬送する搬送手段と、ウォータージェット装置40と、吊り手段、搬送手段、ウォータージェット装置40を制御する制御手段とを備える。
被収容物は、例えば、放射性廃棄物8であり、当該放射性廃棄物8は、例えば、放射性物質が付着した土、可燃物、不燃物、金属等の放射性廃棄物8である。
袋は、例えば、放射性廃棄物8を収容した耐久性の高いフレキシブルコンテナバッグ2である。
開封装置1は、例えば、中間貯蔵施設3に設けられる。
例えば、表土に降り注いだ放射性物質を除去するため、数十センチの表土をはぎ取り、はぎ取った土等(放射性物質が付着した土等の放射性廃棄物8)をフレキシブルコンテナバッグ2内に収容して中間貯蔵施設3が完成するまで仮置場に仮置きされる。そして、図1に示すように、完成した中間貯蔵施設3に開封装置1を設置し、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2をトラック等の運搬車4で中間貯蔵施設3まで運搬し、中間貯蔵施設3に設置された開封装置1で当該フレキシブルコンテナバッグ2を開封して、フレキシブルコンテナバッグ2内に収容されていた放射性廃棄物8を中間貯蔵施設3の放射性廃棄物貯蔵部5に貯蔵する。
開封装置1は、例えば、図1に示すように、ホイスト10と、循環移動案内手段としての走行ガイドレール20と、コンベヤとしてのベルトコンベヤ30と、ウォータージェット装置40と、ホイスト10,ベルトコンベヤ30,ウォータージェット装置40を制御する制御手段としての図外の制御装置とを備えた構成である。
ホイスト10は、吊り装置11と横行装置12と図外の制御装置とを備えた横行式ホイストである。
走行ガイドレール20は、図外の天井に取付けられて、水平面上においてホイスト10を循環移動案内可能な環状路を形成する無端状のI形鋼等のI形ビームにより構成される。
ベルトコンベヤ30は、前段ベルトコンベヤ31及び後段ベルトコンベヤ32を備える。
尚、吊り手段がホイスト10の吊り装置11によって構成され、搬送手段がホイスト10の横行装置12と走行ガイドレール20とベルトコンベヤ30とによって構成される。
ホイスト10は、例えば、水平面上においてホイスト10を循環移動案内可能な環状路を形成するレールがI形ビームの下フランジ21により形成されて吊り装置11を横行させるモノレールホイストである。
ホイスト10は、例えば、ロープ14の巻取り巻出しを行う巻上機、フレキシブルコンテナバッグ2を引っ掛けるためにロープ14に取付けられたフック13等を備えた吊り装置11と、当該吊り装置11を横行させるために走行ガイドレール20を走行する横行車15、横行減速機、ブレーキ等を備えた横行装置12と、吊り装置11及び横行装置12を制御する図外の制御装置とを備えた構成である。
ウォータージェット装置40は、高圧水を生成するポンプ40Xと、2つのノズル40A;40Bと、ポンプと2つのノズル40A;40Bとを連通可能に繋ぐ配管40Yと、図外の制御装置とを備え、ポンプ40Xで生成された高圧水を配管40Yを通して2つのノズル40A;40Bの噴射口40a;40bからウォータージェットとして噴射させる装置である。
ウォータージェットは、例えば、ポンプ40Xにて300Mpa程度に加圧された水が径0.1mm〜1mm程度の噴射口40a;40bを通して噴射される細い水流である。
図2に示すように、前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35の間隔が、ノズル40A;40Bの径よりも大きい寸法に設定される。
図1(b)に示すように、2つのノズル40A;40Bは、噴射口40a;40bが前段ベルトコンベヤ31及び後段ベルトコンベヤ32の搬送面よりも下方に位置されて上を向くように設置され、図2に示すように、当該ノズル40A;40Bの噴射口40a;40bが前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35において搬送手段の搬送方向Fと直交する方向に沿った水平面上を移動可能なように構成されている。
一方のノズル40Aは、上記間35における搬送手段の搬送方向Fと直交する方向に沿った水平面上においてベルトコンベヤ30の幅方向の一方の側端30aに相当する位置とベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置との間とを、図2の矢印Gに示すように、往復移動しながらウォータージェットをノズル40Aの噴射口40aより上方に向けて噴射可能なように構成される。
また、他方のノズル40Bは、上記間35における搬送手段の搬送方向Fと直交する方向に沿った水平面上においてベルトコンベヤ30の幅方向の他方の側端30bに相当する位置とベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置との間とを、図2の矢印Hに示すように、往復移動しながらウォータージェットをノズル40Bの噴射口40bより上方に向けて噴射可能なように構成される。
次に切断方法について説明する。
まず、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2を中間貯蔵施設3まで運搬してきた運搬車4の荷台6上でフレキシブルコンテナバッグ2の持ち手2bにホイスト10のフック13を引っ掛ける(図1(b)に示す吊掛け状態A)。
そして、ホイスト10の吊り装置11を作動させて、当該フレキシブルコンテナバッグ2を吊り上げて、前段ベルトコンベヤ31の搬送面上まで移動(図1(b)に示す移動状態B)させ、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aに載置(図1(b)に示す荷降・設置状態C)した後、フレキシブルコンテナバッグ2が倒れないようにフレキシブルコンテナバッグ2をホイスト10で支持しながら、ホイスト10の横行装置12によるホイスト10の走行速度とベルトコンベヤ30の搬送速度とを同じにしてフレキシブルコンテナバッグ2を後段ベルトコンベヤ32側に向けて搬送する。
そして、例えば、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33に到達したことが図外のセンサにより検出された場合、図2、図3(a):(b)に示すように、一方のノズル40Aの噴射口40aをベルトコンベヤ30の幅方向の一方の側端30aに相当する位置からベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置に到達するまで移動させながらノズル40Aの噴射口40aからウォータージェットを噴射させるとともに、他方のノズル40Bの噴射口40bをベルトコンベヤ30の幅方向の他方の側端30bに相当する位置からベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置に到達するまで移動させながらノズル40Bの噴射口40bからウォータージェットを噴射させる。その後、図3(c)に示すように、一方のノズル40Aの噴射口40aをベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置からベルトコンベヤ30の幅方向の一方の側端30aに相当する位置に到達するまで移動させながらノズル40Aの噴射口40aからウォータージェットを噴射させるとともに、他方のノズル40Bの噴射口40bをベルトコンベヤ30の幅方向中央位置に相当する位置からベルトコンベヤ30の幅方向の他方の側端30bに相当する位置に到達するまで移動させながらノズル40Bの噴射口40bからウォータージェットを噴射させることにより、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに「×印」状の切断線C1;C2を形成して、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを「×印」状に切断する。
即ち、搬送手段で前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aから後段ベルトコンベヤ32の搬送面32aへとフレキシブルコンテナバッグ2を搬送するとともに、一方のノズル40Aと他方のノズル40Bとを互いに近づく方向及び互いに離れる方向に移動させながら、各ノズル40A;40Bの噴射口40a;40bからウォータージェットを噴射させることによって、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを「×印」状に切断する(図1(b)に示す底面切断状態D)。
つまり、図外の制御装置によって、フレキシブルコンテナバッグ2を搬送する搬送手段の搬送速度と2つのノズル40A;40Bの移動速度とを調整することにより、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに、例えば、搬送方向Xと45°で交差し、互いに直交する2本の切断線C1;C2、即ち、「×印」状の切断線を形成する。
尚、前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aの幅方向中央位置とフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの中心とが一致するようにフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aに載置された場合、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの中心と×印の中心とが一致した「×印」状の切断線C1;C2を形成できるので、好ましい。
切断終了後、フレキシブルコンテナバッグ2が後段ベルトコンベヤ32の終端32Eを越えて搬送されてホイスト10の吊り装置11により空中に吊り下げられた状態となった場合(図1(b)に示す底面開放状態E)に、切断されているフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが放射性廃棄物8(被収容物)の重さにより開封して、放射性廃棄物8が下方の放射性廃棄物貯蔵部5に落下する。
尚、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの切断中、及び、切断後においては、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aがベルトコンベヤ30の搬送面31a;32aに載置された状態であり、また、切断線C1;C2の幅は、0.1mm〜1mm程度と細いので、フレキシブルコンテナバッグ2が後段ベルトコンベヤ32の終端32Eを越えるまでは、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aは開封(底抜け)しない。
そして、切断された使用済みフレキシブルコンテナバッグ2をフック13より開放し、回収部7に落下させて回収する(図1(b)に示すフレキシブルコンテナバッグ開放状態F)。尚、この場合、フック13として掴み式のフックを用いれば、図外の制御装置が当該フックでフレキシブルコンテナバッグ2を掴んでいる状態を開放することにより、フレキシブルコンテナバッグ2を落下させることができる。また、フック13として図1に示すような鉤状のフックを用いる場合であっても、図外の制御装置がフレキシブルコンテナバッグ2を開放することができる構造を備えた鉤状のフックを用いることで、フレキシブルコンテナバッグ2を落下させることができる。
その後、ホイスト10のロープ14を引き上げてホイスト10を初期状態(図1(b)に示すホイスト初期状態G)に設定してから、当該ホイスト10を運搬車4の位置まで循環させて(図1(b)に示すホイストを循環させた状態H)、次のフレキシブルコンテナバッグ2の開封処理を行うか、又は、開封処理を終了する。
実施形態1に係る開封方法によれば、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aをフレキシブルコンテナバッグ2の外側からウォータージェットで切断してフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを開封したので、火を発生させることがなく、また、フレキシブルコンテナバッグ2に収容された放射性廃棄物8とノズル40A;40Bとが非接触の状態でフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを切断するので、安全性、かつ、作業効率性に優れた開封方法を提供できる。
また、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2を吊り装置11と横行装置12とを備えたホイスト10によって吊り下げた状態で当該フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aに載置した後に、横行装置12と前段ベルトコンベヤ31とによりフレキシブルコンテナバッグ2を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた前段ベルトコンベヤ31と後段ベルトコンベヤ32との間35にウォータージェット装置40のノズル40A;40Bを配置して、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが前段ベルトコンベヤ31と後段ベルトコンベヤ32との間35を通過する際にノズル40A;40Bの噴射口40a;40bよりウォータージェットを噴射させてフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aをフレキシブルコンテナバッグ2の外側から切断し、当該フレキシブルコンテナバッグ2が後段ベルトコンベヤ32の終端32Eを越えてホイスト10の吊り装置11により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されているフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが放射性廃棄物8の重さにより開封して当該放射性廃棄物8が落下するようにしたので、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの切断作業、及び、切断されたフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの開封作業の自動化が図れる。そして、当該自動化が図れることにより、放射性廃棄物8からの影響を受けにくい開封方法を実現できるようになる。
さらに、搬送手段の搬送速度と2つのノズル40A;40Bの移動速度とを調整する一回の切断工程により、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに「×印」状の切断線C1;C2を形成することができるので、切断工程を最小限にでき、工程数の少ない開封方法を実現できる。
尚、ノズル40A;40Bを、それぞれ、上記間35における搬送手段の搬送方向Fと直交する方向に沿った水平面上においてベルトコンベヤ30の幅方向の一方の側端30aに相当する位置とベルトコンベヤ30の幅方向の他方の側端30bに相当する位置との間を移動させながらウォータージェットを噴射口40a;40bより上方に向けて噴射することにより、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに切断線を形成するようにしてもよい。このようにすれば、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに少なくとも交差する2つの切断線を確実に形成することができ、開封動作がスムーズになる。
また、実施形態1においては、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに、必ずしも「×印」状の切断線を形成する必要はなく、2つのノズル40A;40Bの移動速度を遅く設定することにより、図3(d)に示すような切断線C11;C21を形成したり、2つのノズル40A;40Bの移動速度を速く設定することにより、図3(e)に示すように、切断線の数、及び、切断線が設けられる箇所を多くできる切断線C12;C22を形成してもよい。当該切断線C12;C22のように、切断線の数、及び、切断線が設けられる箇所を多くできる切断線を形成すれば、開封動作がよりスムーズになる。
実施形態2
ホイスト10と、循環移動案内手段としての走行ガイドレール20と、コンベヤとしてのベルトコンベヤ30Aと、ウォータージェット装置40Dと、ホイスト10、ベルトコンベヤ30A、ウォータージェット装置40Dを制御する制御手段としての図外の制御装置とを備えた構成の開封装置を使用した開封方法であってもよい。
ホイスト10、走行ガイドレール20は、実施形態1で説明したものと同じである。
ベルトコンベヤ30Aは、図4に示すように、前段ベルトコンベヤ31と、後段ベルトコンベヤ32と、前段ベルトコンベヤ31と後段ベルトコンベヤ32との間に設置された中間ベルトコンベヤ36とを備えた構成である。
ウォータージェット装置40Dは、高圧水を生成するポンプ40Xと、Y方向切断用ノズル41Aと、X方向Z方向切断用ノズル42Aと、ポンプ40XとY方向切断用ノズル41Aとを連通可能に繋ぐ配管40Y1と、ポンプ40XとX方向Z方向切断用ノズル42Aとを連通可能に繋ぐ配管40Y2と、図外の制御装置とを備え、ポンプ40Xで生成された高圧水を配管40Y1を通してY方向切断用ノズル41Aの噴射口41aからウォータージェットとして噴射させるとともに、ポンプ40Xで生成された高圧水を配管40Y2を通してX方向Z方向切断用ノズル42Aの噴射口42aからウォータージェットとして噴射させる装置である。
即ち、当該ウォータージェット装置40Dは、Y方向切断用ノズル41AとX方向Z方向切断用ノズル42Aとを備えることが、実施形態1のウォータージェット装置40と比べて異なり、その他の構成は、実施形態1のウォータージェット装置40と同じである。
尚、当該X方向とは、水平面上においてベルトコンベヤ30Aの搬送方向に沿った方向であり、Y方向とは水平面上においてX方向と直交する方向であり、Z方向とはX方向及びY方向と直交する方向、即ち、垂直方向である。
図4に示すように、前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と中間ベルトコンベヤ36の搬送方向始端36aとの間35aの間隔が、Y方向切断用ノズル41Aの径よりも大きい寸法に設定されるとともに、中間ベルトコンベヤ36の搬送方向終端36Eと後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35bの間隔が、X方向Z方向切断用ノズル42Aの径よりも大きい寸法に設定される。
Y方向切断用ノズル41Aは、噴射口41aが前段ベルトコンベヤ31及び中間ベルトコンベヤ36の搬送面31a;36cよりも下方に位置されて上を向くように設置され、かつ当該噴射口41aが前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と中間ベルトコンベヤ36の搬送方向始端36aとの間35aにおいてY方向に沿って移動可能なように構成されている。
X方向Z方向切断用ノズル42Aは、噴射口42aが中間ベルトコンベヤ36の搬送方向終端36Eと後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35bにおいて、中間ベルトコンベヤ36及び後段ベルトコンベヤ32の搬送面36c;32aよりも下方、及び、当該搬送面36c;32aよりも上方に上下移動可能なように設けられ、かつ、当該搬送面よりも下方に位置された状態において噴射口42aが上を向く状態に設定されるとともに、当該搬送面36c;32aよりも上方に位置された状態において噴射口42aが前方(前段ベルトコンベヤ31側)を向くように設定される伸縮回転式ノズルにより構成される(図7参照)。
尚、X方向Z方向切断用ノズル42Aは、中間ベルトコンベヤ36の搬送方向終端36Eと後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35bにおいて、1つだけ設けるようにしても良いし、図6に示すように、中間ベルトコンベヤ36の搬送方向終端36Eと後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35bにおいて、Y方向に沿って所定間隔を隔てて複数個設けるようにしてもよい。X方向Z方向切断用ノズル42Aを1つだけ設ける場合は、中間ベルトコンベヤ36の搬送方向終端36Eと後段ベルトコンベヤ32の搬送方向始端34との間35bにおいて、中間ベルトコンベヤ36及び後段ベルトコンベヤ32の幅方向中央位置、又は、当該幅方向中央位置付近に設ければ、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの中心、又は、当該中心付近を通過する切断線を形成することができるので、好ましい。
次に切断方法について説明する。
フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを前段ベルトコンベヤ31の搬送面31aに載置した後、フレキシブルコンテナバッグ2を後段ベルトコンベヤ32側に向けて搬送するまでは、実施形態1と同じである。
そして、例えば、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と中間ベルトコンベヤ36の搬送方向始端36aとの間35aに到達したことを図外のセンサにより検出した場合(図4に示すフレキシブルコンテナバッグ2がa状態になった場合)、ホイスト10の横行装置12及びベルトコンベヤ30Aを停止した後、Y方向切断用ノズル41AをY方向に沿って移動させながら、噴射口41aからウォータージェットを噴射させて、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aをY方向に沿って切断する。これにより、図5(a)に示すように、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aにY方向に沿って連続する切断線C4が形成される。
尚、この際、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの中心、又は、当該中心近傍が前段ベルトコンベヤ31の搬送方向終端33と中間ベルトコンベヤ36の搬送方向始端36aとの間35aに到達したことを図外のセンサにより検出するようにして、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの中心、又は、当該中心付近を通過する切断線C4を形成することが好ましい。
Y方向の切断終了後、ホイスト10の横行装置12によるホイスト10の走行速度とベルトコンベヤ30Aの搬送速度とを同じにしてフレキシブルコンテナバッグ2を後段ベルトコンベヤ32側に向けて搬送し、例えば、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aが中間ベルトコンベヤ36の搬送面36cの終端36Eに到達したことを図外のセンサにより検出した場合、ホイスト10の横行装置12及び中間ベルトコンベヤ36を停止して、フレキシブルコンテナバッグ2を図4のc状態のように停止させる。
その後、図7(a)に示すように、X方向Z方向切断用ノズル42Aを中間ベルトコンベヤ36及び後段ベルトコンベヤ32の搬送面36c;32aよりも上方に移動させて噴射口42aが前方を向くように設定した後、図7(a);図7(b)に示すように、ノズル42Aを下方に移動させながら、噴射口42aからウォータージェット40Zを噴射させて、フレキシブルコンテナバッグ2の下部側側面2sをZ方向に沿って底面2aに到達する切断線C5を形成して、下部側側面2sをZ方向に切断する。
その後、図7(c)に示すように、噴射口42aを上に向けて噴射口42aが中間ベルトコンベヤ36及び後段ベルトコンベヤ32の搬送面36c;32aよりも下方に位置されるように設定する。
そして、図7(d)に示すように、ホイスト10の横行装置12によるホイスト10の走行速度とベルトコンベヤ30Aの搬送速度とを同じにしてフレキシブルコンテナバッグ2を後段ベルトコンベヤ32側に向けて搬送しながら、噴射口42aよりウォータージェット40Zを噴射させて、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aにX方向に沿った切断線C6を形成して、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aをX方向に切断する。
以上により、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aにY方向に沿って連続する切断線C4が形成されるとともに、フレキシブルコンテナバッグ2の下部側側面2sと底面2aとに連続するZ方向X方向連続切断線C5;C6が形成される。
尚、図5(b)は、図4に示すフレキシブルコンテナバッグ2の切断が終了したd状態において、底面2aに形成されている切断線C4及び図6に示す複数個のX方向Z方向切断用ノズル42Aにより形成された複数の切断線C6を示す。
切断終了後は、実施形態1と同じである。
実施形態2によれば、フレキシブルコンテナバッグ2の下部側側面2sにZ方向に沿って底面2aに到達する切断線C5を形成して、下部側側面2sをZ方向に切断するようにしたので、安全性、かつ、作業効率性に優れるとともに、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの切断作業、及び、切断されたフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの開封作業の自動化が図れ、さらに、開封動作がスムーズになる。
尚、図6に示す複数個のX方向Z方向切断用ノズル42Aにより複数の切断線C5;C6を形成するようにすれば、開封動作がよりスムーズになる。
実施形態3
実施形態2では、Z方向に切断線C5を形成したが、実施形態2において、XY方向のみ切断線C4;C6を形成して、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aのみ切断してもよい。
実施形態3によれば、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aに「十字状」の切断線C4;C6、又は、図5(b)に示すような一本の切断線C4と複数本の切断線C6を形成できて、フレキシブルコンテナバッグ2の底面2aを切断できるので、安全性、かつ、作業効率性に優れるとともに、放射性廃棄物8を収容したフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの切断作業、及び、切断されたフレキシブルコンテナバッグ2の底面2aの開封作業の自動化が図れる。
実施形態4
吊り下げたフレキシブルコンテナバッグを上下方向に延長するフレキシブルコンテナバッグの中心線を回転中心として回転させる装置を備えたホイストと、ベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの側方に設けられたノズルとを備えた開封装置を使用し、ホイストで吊り下げられてベルトコンベヤの搬送面に載置されたフレキシブルコンテナバッグをフレキシブルコンテナバッグの中心線を回転中心として回転させながら、ノズルの噴射口からフレキシブルコンテナバッグの下部側外周面にウォータージェットを噴射させることによって、フレキシブルコンテナバッグの下部側外周面に環状の切断線を形成し、切断後、当該フレキシブルコンテナバッグを搬送手段により放射性廃棄物貯蔵部の上方の空中に移動させることで、切断されている袋の底側部分を被収容物の重さで当該被収容物とともに落下させるようにしてもよい。
尚、コンベヤとしてローラーコンベヤを用いてもよい。
また、ホイスト10は、1つ又は複数個を循環させればよい。
また、袋は、ウォータージェットによって切断可能な材料により形成された袋であればよい。
また、袋に収容される被収容物は、放射性廃棄物以外の、例えば、金属性廃棄物、木質系廃棄物、石系廃棄物等の産業廃棄物、粉体物、流体物等であっても良く、特に限定されるものではない。
本発明の方法では、被収容物を収容した袋を吊り装置と横行装置とを備えたホイストによって吊り下げた状態で当該袋の底面をコンベヤの搬送面に載置した後に、横行装置とコンベヤとにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置のノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際にノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断した後(即ち、コンベヤとコンベヤとの間で袋を停止させて底面を切断したり、袋を移動させながら底面を切断した後)、当該袋がコンベヤを越えてホイストの吊り装置により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されている袋の底面が被収容物の重さにより開封して当該被収容物が落下するようにすればよい。
例えば、袋の底面が被収容物の重さで開封(底抜け)するように、袋の底面に少なくとも交差する2つの切断線を形成することが好ましい。この場合、袋の底面の中心、又は、当該中心付近で交差する少なくとも2つの切断線を形成することが好ましい。
また、本発明の方法では、袋の底側が被収容物の重さで開封(底抜け)するように、実施形態2のように袋の側面及び底面を切断したり、袋の側面に、実施形態4のように上下方向に延長する袋の中心線を中心とした環状の切断線を形成すればよい。
1 開封装置、2 フレキシブルコンテナバッグ(袋)、
2a フレキシブルコンテナバッグの底面、10 ホイスト、11 吊り装置、
12 横行装置、30 ベルトコンベヤ(コンベヤ)、
31 前段ベルトコンベヤ(一方のコンベヤ)、
32 後段ベルトコンベヤ(他方のコンベヤ)、31a;32a 搬送面、
40 ウォータージェット装置、40A;40B、ノズル、40a;40b 噴射口。

Claims (4)

  1. 被収容物を収容した袋を袋の外側からウォータージェットで切断して袋を開封する際に、コンベヤにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断する被収容物を収容した袋の開封方法であって、
    2つのノズルを、それぞれ、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置との間を移動させながら、当該2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたことを特徴とする被収容物を収容した袋の開封方法。
  2. 被収容物を収容した袋を吊り装置と横行装置とを備えたホイストで移動させて当該袋の底面をコンベヤの搬送面に載置した後に、横行装置とコンベヤとにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断した後、当該袋がコンベヤを越えてホイストの吊り装置により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されている袋の底面が被収容物の重さにより開封して当該被収容物が落下するようにした被収容物を収容した袋の開封方法であって、
    2つのノズルを、それぞれ、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置との間を移動させながら、当該2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたことを特徴とする被収容物を収容した袋の開封方法。
  3. 被収容物を収容した袋を袋の外側からウォータージェットで切断して袋を開封する際に、コンベヤにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断する被収容物を収容した袋の開封方法であって、
    2つのノズルのうち、一方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該一方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射するとともに、他方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間における搬送手段の搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該他方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたことを特徴とする被収容物を収容した袋の開封方法。
  4. 被収容物を収容した袋を吊り装置と横行装置とを備えたホイストで移動させて当該袋の底面をコンベヤの搬送面に載置した後に、横行装置とコンベヤとにより袋を搬送し、搬送方向に沿って間隔を隔てて設けられた一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間にウォータージェット装置の2つのノズルを配置して、被収容物を収容した袋の底面が一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間を通過する際に2つのノズルの噴射口よりウォータージェットを噴射させて袋の底面を袋の外側から切断した後、当該袋がコンベヤを越えてホイストの吊り装置により空中に吊り下げられた状態となった場合に、切断されている袋の底面が被収容物の重さにより開封して当該被収容物が落下するようにした被収容物を収容した袋の開封方法であって、
    2つのノズルのうち、一方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間におけるコンベヤの搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の一方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該一方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射するとともに、他方のノズルを、一方のコンベヤと他方のコンベヤとの間における搬送手段の搬送方向と直交する方向に沿った水平面上においてコンベヤの幅方向の他方の側端に相当する位置とコンベヤの幅方向中央位置に相当する位置との間を移動させながら、当該他方のノズルの噴射口よりウォータージェットを上方に向けて噴射することにより、被収容物を収容した袋の底面に交差する切断線を形成するようにしたことを特徴とする被収容物を収容した袋の開封方法。
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