JP6308894B2 - 三相交流回転機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、三相交流回転機の回転動作を制御する制御装置に関するものである。
三相交流回転機(モータ、以下同じ)は、電力変換装置によってモータのU、V、Wの各相に電流が供給されて回転動作を行う。そして、モータの回転動作が円滑になるように制御する技術としては、電流検出手段としてのCT(Current Transformer。以下同じ)によって、モータのU、V、Wの各相の電流を検出し、この検出された電流値に基づいて、電力変換装置への指令値を生成し、モータの各相に供給される電流値を制御することによって回転動作を制御する技術がある。
ここでのCTは、モータの各相の電流路のそれぞれに設置されて、各相を流れる電流を計測するためのカレントトランスや抵抗器のような電流検出器、および計測した電流をS/W上で演算処理が可能なようにデジタル信号値として取り込むためのA/D変換器を含んでいるが、これらCTを構成する各装置の変換ゲインにアンバランス(CTゲインアンバランス。以下同じ)があると、これがモータに流れる三相電流の各相間にアンバランスを発生させ、モータのトルクに脈動を引き起こす場合があった。
一例として、U、V、Wの三相の電流iu、iv、iwのうち二相(ここでは、U相およびV相)にCTを設置して、残る一相(ここでは、W相)は、二相の電流検出値から復元することで三相電流検出値iu´、iv´、iw´を得るよう処理する制御装置を想定し、V相を基準として、U相がV相に対してeで表されるCTゲインアンバランスをもっていると考える。
このとき、三相電流検出値iu´、iv´、iw´と三相電流真値iu、ivとの間には、以下の式(1)が成り立つ。
Figure 0006308894
式(1)を電気角θreに従って制御座標(dq)軸上に三相−dq変換すると、dq軸で見た電流検出値id´、iq´と電流真値id、iqとの間には以下の式(2)の関係が成り立つ。
Figure 0006308894
一般にはd軸の電流を0とするよう制御する場合が多い。したがって、式(2)でid=0とすると、式(3)、式(4)のようになる。
Figure 0006308894
Figure 0006308894
この式(3)、(4)から明らかなようにdq軸上の電流にはモータ電気角の2倍次数成分の周波数(以下、2f成分と呼ぶ)で特定の位相方向をもった脈動が生じることが分かる。この2fの電流脈動がモータのトルクに2fの脈動を引き起こさせることになる。
このような問題に対処するために、CTゲインアンバランスによってdq軸上の電流に生じる振動成分が2fかつ特定位相となる特徴を利用して、モータ通電時のdq軸電流の2f脈動に相当する情報を抽出することによってCTゲインアンバランスを推定し、CTゲインアンバランスを適宜補正する技術が提案されている。(例えば、特許文献1〜3)
このような技術は、二相のCTで電流検出してdq軸上でそれらを取り扱うよう構成された一般的な電流制御系において、電流脈動成分にのみ着目することで簡易にCTゲインアンバランスを推定し補正することが可能であり、また制御装置の配線を変更することなく実施可能であることなどから簡易性ならびに利便性の観点からCTゲインアンバランスを補正する上で有用な技術である。
特開平06‐121569号公報 特開2001‐197797号公報 特開2004‐120814号公報
しかしながら、フィードバック制御による電流制御系を含むモータの制御装置において、モータ駆動中にもこのようなCT補正演算処理を行おうとした場合には、電流制御応答の設定によっては、装置全体の一巡伝達特性が、CTゲインアンバランスにより生じる電流リプル成分を減衰させるような特性を持つことになり、CTゲインアンバランス推定値を正確に求められないという問題が起こり得る。
この発明は前述の課題を解決するためになされたものであり、正確にdq軸電流の2f脈動に相当する情報を抽出することによって、モータ駆動中であってもCTゲインアンバランスを推定・補正可能とするものである。
この発明に係る三相交流回転機の制御装置は、三相交流回転機の三相のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器、検出した電流をデジタル信号値に変換するためのA/D変換器、三相座標とdq座標を互いに変換する座標変換部、前記電流の制御入力である電流指令値と前記電流検出器で検出された電流を前記座標変換部でdq座標変換された電流フィードバック値との差異に基づいて電圧の制御入力である電圧指令値を生成するd軸電流制御部と、q軸電流制御部と、前記電流指令値に基づいてdq軸間の干渉を打ち消すように前記電圧指令値を補正する非干渉化制御部とを備えた電流制御部、前記電圧指令値に基づいて三相電圧を生成して前記三相交流回転機へ供給する電力変換器、特定周波数・特定位相の脈動を抽出する脈動成分抽出部、特定周波数・特性位相の電流脈動成分に基づいて前記電流検出器とA/D変換器の相間不平衡量を演算するCTゲインアンバランス演算部、および演算されたCTゲインアンバランス推定値に基づいて前記電流検出器で検出された電流検出値を補正した上で三相電流検出値を復元する三相電流演算部を備え、通常の動作モードと異なるCT補正駆動モードを有し、前記CT補正駆動モードと通常の動作モードを選択して動作するシーケンスにおいて、前記CT補正駆動モードでは、前記電流制御部の前記d軸電流制御部およびq軸電流制御部を動作させず、前記非干渉化制御部のみを動作させて電流制御を行って、d軸またはq軸のいずれか一方の電流を0に制御した上で前記脈動成分抽出部および前記CTゲインアンバランス演算部を動作させるようにしたことを特徴とするものである。
通常の動作モードと異なるCT補正駆動モードを有して、これらを相互に切り替える動作シーケンスを備えて、CT補正駆動モード時にCT補正演算処理を行うため、モータ駆動中であっても装置全体の一巡伝達特性の影響を受けることなく、また、装置の配線を変更することなくdq軸電流の2f脈動に相当する情報を抽出することによってCTゲインアンバランスを推定し補正することを可能とする効果を有する。
この発明の実施の形態1に係る三相交流回転機の制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る三相交流回転機の制御装置における電流制御部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る交流回転機の制御装置の動作シーケンスを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるCT補正駆動モードの第1の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるCT補正駆動モードの第2の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるCT補正駆動モードの第3の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるCT補正駆動モードの第4の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る交流回転機の制御装置の別の動作シーケンスを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるCT補正駆動モードの第1の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る交流回転機の制御装置の動作シーケンスを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による交流回転機の制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る交流回転機の制御装置の別の動作シーケンスを示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明における実施の形態1の一例を表すブロック図である。
図1において、モータ12の制御装置500は、電流制御部1、dq−三相変換部2、三相−dq変換部3、電力変換器4、電流検出器5aおよび5b、A/D変換器6aおよび6b、回転位置検出器7、微分演算部8、三相電流演算部9、脈動成分抽出部10、CTゲインアンバランス演算部11を有する。
ここで電流制御部1の構成は、図2に示すとおりであり、d軸電流制御部101、q軸電流制御部102、非干渉化制御部103を有するものである。また、この実施の形態1
は、通常の動作モードと異なるCT補正駆動モードを備えている。そして、図3のフローチャートに示すように、通常の動作モードとして起動後、CT補正駆動モードを経て再び通常の動作モードに復帰する動作シーケンスを備えている。
まず、この実施の形態1の通常の動作について説明する。この実施の形態においては、電流制御部1、dq−三相変換部2、三相−dq変換部3、電力変換器4、電流検出器5aおよび5b、A/D変換器6aおよび6b、回転位置検出器7、微分演算部8、三相電流演算部9によって、通常時におけるモータ12の制御装置500の構成がなされており、これらが通常の動作モードを設定することになる。
回転位置検出器7において、モータ12の回転子位置(電気角)θreが検出され、このθreを、微分演算部8において、時間微分することにより、電気角速度ωreが出力される。電流検出器5aおよび5bにおいて、モータ12に流れる三相電流のうちU相電流iu、V相電流ivが検出され、これらはA/D変換器6aおよび6bに入力されてデジタル信号値iu´およびiv´に変換される。
三相電流演算部9において、以下の式(5)の演算が行われ、iu´、iv´に基づいて三相電流検出値iu″、iv″、iw″が演算される。
Figure 0006308894
ここで、KeはCTゲインアンバランス補正値であり、初期値としてKe=0が設定されている。後述するCT補正駆動モードを経ない場合にはKe=0のまま動作することになる。
三相電流検出値iu″、iv″、iw″は三相−dq変換部3により、θreによる制御座標(dq)軸上に三相−dq変換され、変換後のd軸上の電流フィードバック値id´およびq軸上の電流フィードバック値iq´は電流制御部1に入力される。また、電流制御部1には電気角速度ωre、d軸上の電流指令値id*およびq軸上の電流指令値iq*も入力されている。
電流制御部1は、図2に示すように、d軸電流制御部101、q軸電流制御部102、非干渉化制御部103を持っており、d軸電流制御部101においては、id*とid´との差分から、所望のd軸電流値へ制御するためのd軸の電圧指令値vd*が生成され、q軸電流制御部102においては、iq*とiq´との差分から、所望のq軸電流値へ制御するためのq軸の電圧指令値vq*を生成する。
そして、非干渉化制御部103においては、以下の式(6)によって、id*およびiq*に基づいてdq軸間で相互に干渉する電圧成分vd**およびvq**を演算し、それによってd軸の電圧指令値vd*およびq軸の電圧指令値vq*を補正することで制御誤差を縮小する。
Figure 0006308894
ここで、Rはモータの巻線抵抗、Ld、Lqはそれぞれdq軸での自己インダクタンス、φfは磁石磁束、ωreは電気角速度を表している。また、式(6)の第1項はdq軸それぞれの抵抗による電圧降下分を補償する項である。
電流制御部1から出力されたvd*およびvq*は、dq−三相変換部2により、θreよるdq軸上にdq−三相変換され、三相交流電圧指令信号として電力変換器4に入力される。電力変換器4からの交流出力によって所望のdq軸電流を生じさせるように三相交流回転機としてのモータ12を制御する。以上がこの実施の形態の通常の動作モードである。
次にこの実施の形態におけるCT補正駆動モードの動作を説明する。この動作モードの特徴は以下の三点である。
(a)電流制御部1では、d軸電流制御部101およびq軸電流制御部102は停止状態となり、非干渉化制御部103のみが動作を継続する。
(b)id*またはiq*のいずれか一方を0に設定し、dq軸の一方にのみ電流を流すよう制御する。
(c)id´およびiq´のいずれかに含まれる脈動成分のみを抽出しCTゲインアンバランスを計算する。
この実施の形態におけるCT補正駆動モードでは、前述の(b)にあるid*またはiq*のいずれを0に設定するか、前述の(c)にあるid´およびiq´のいずれの脈動成分を抽出するかによって2×2=4通りの動作フローを選択し得ることが可能である。これらについて図4〜7に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、図4に示すフローチャートを参照して、id*=0と設定し、iq´の脈動成分を抽出する場合の第1の動作フローについて説明する。
まず、第1ステップS101にて電流制御部1はd軸電流制御部101およびq軸電流制御部102がともに停止状態となり、非干渉化制御部103のみで検出値によらないフィードフォワード制御部として動作する。
次に第2ステップS102にてid*=0を設定し、q軸にのみ電流を流すよう制御する。このようにフィードフォワード制御として電流制御を行い、さらにd軸の電流も0と制御することでq軸電流には制御系の一巡伝達特性の影響を受けることなく式(3)、(4)による脈動成分がそのまま表れることになるため、より正確にCTゲインアンバランスeを推定することが可能となる。
次に、第3ステップS103にて脈動成分抽出部10、CTゲインアンバランス演算部11が動作モードとなり、iq´に含まれる脈動成分を抽出しCTゲインアンバランスを計算する。その脈動成分抽出の演算方法には任意の公知技術を用いることができるが、ここでは一例として、フーリエ級数展開を参考にした次の式(7)の演算を用いる。
Figure 0006308894
ここで、nは抽出したい脈動成分の電気角に対する次数、Δθは位相進め量、uは脈動成分抽出部10への入力信号、uCnはuのn次余弦成分、uSnはuのn次正弦成分、θreは電気角、FLPF(S)はローパスフィルタの伝達特性を表す。
第3ステップS103では、iq´に含まれる脈動成分を抽出するため、式(7)においてu=iq´、n=2、Δθ=−π/6として,以下の式(8)のような演算を行う。
Figure 0006308894
ここで、θreは電気角、u´C2は入力値(この場合はiq´)の2次余弦成分、u´S2はiq´の2次正弦成分を表す。式(4)と式(8)からu´C2およびu´S2は、以下の式(9)のように収束する。
Figure 0006308894
このように周波数を2f、位相を−π/6方向に合わせて脈動成分を抽出することで、CTゲインアンバランスeに相当する情報を取り出すことができる。
次に、第4ステップS104にてCTゲインアンバランス演算部11にはiq´の2次脈動成分u´C2、u´S2が入力され、以下の式(10)の演算を行うことでCTゲインアンバランス推定値e∧を計算する。
Figure 0006308894
次に、第5ステップS105にて三相電流演算部9にはCTゲインアンバランス推定値e∧が入力され、式(5)中のCTゲインアンバランス補正値Keに対してKe=e∧と設定される。こうすることで式(5)は式(1)で表されるCTアンバランスの影響を打ち消した上で、三相電流を復元する演算式となり、CTゲインアンバランスが補正された電流検出値iu″、iv″、iw″を出力する。
次に、第6ステップS106にて電流制御部1は、d軸電流制御部101およびq軸電流制御部102が共に動作モードとなって、CT補正駆動モードは動作終了となり通常の動作モードへ復帰する。
復帰後は、三相電流演算部9がKe=e∧と設定されていることにより、CTゲインアンバランスが補正された電流検出値iu″、iv″、iw″を出力するよう動作するためCTゲインアンバランスに由来する電流リプルやトルクリプルが打ち消される。
以上のようにこの実施の形態1では、図3に示すように、通常の動作モードからCT補正駆動モードを経て再び通常の動作モードに復帰する各シーケンスを順に実行していくことにより、制御系の一巡伝達特性の影響を受けることなく、また、装置の配線を変更することなくCTゲインアンバランスの推定と補正を行うことができる効果を有する。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、id*=0と設定し、id´の脈動成分を抽出する場合の第2の動作フローについて説明する。
この動作フローでは、図4に示した第1の動作フローと同様に、S101、S102の処理を行ってフィードフォワード制御としての電流制御によってd軸の電流を0に制御する。
そして、第1の動作フローと異なり、id´に含まれる脈動成分を抽出するために第3ステップS103に代わり、ステップS203を実行する。このステップS203では脈動成分抽出部10で、式(7)においてu=id´、n=2、Δθ=−π/3とした以下の式(11)に示す演算を行う。
Figure 0006308894
このように設定した場合にも、式(11)と式(3)からu´C2およびu´S2は式(9)のように収束する。
したがって、CTゲインアンバランス演算部11において、式(10)の演算を行うことでCTゲインアンバランス推定値e∧を推定することが可能であるため、以降の処理は第1の動作フローと同様に第4ステップS104、第5ステップS105、第6ステップS106を順に実行してCT補正駆動モードは動作終了となり通常の動作モードへ復帰する。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、iq*=0と設定し、iq´の脈動成分を抽出する場合の第3の動作フローについて説明する。
この動作フローでは、第1ステップS101を実行した後に,第2ステップS102に代わり、ステップS202を実行する。このステップS202ではiq*=0を設定し、d軸にのみ電流を流すよう制御する。このとき、式(2)でiq=0とするとdq軸電流は以下の式(12)、(13)のようになる。
Figure 0006308894
Figure 0006308894
次に、第3ステップとしてS103、S203に代わり、S303を実行する。S303では、脈動成分抽出部10で、式(7)においてu=id´、n=2、Δθ=π/6とした以下の式(14)のような演算を行う。
Figure 0006308894
式(12)と式(14)からu´C2およびu´S2は次式(15)のように収束する。
Figure 0006308894
次に、第4ステップS104に代わり、ステップS204を実行する。このステップS204ではCTゲインアンバランス演算部11において式(15)による2次脈動成分u´C2、u´S2に対して式(16)の演算を行うことでCTゲインアンバランス推定値e∧を計算する。
Figure 0006308894
以降の処理は、第1、第2の動作フローと同様に、第5ステップS105、第6ステップS106を順に実行して、CT補正駆動モードは動作終了となり通常の動作モードへ復帰する。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、iq*=0と設定し、id´の脈動成分を抽出する場合の第4の動作フローについて説明する。
この動作フローでは、第3の動作フローと同様にステップS101、S202の処理を行ってフィードフォワード制御としての電流制御によってq軸の電流を0と制御する。
そして、第3の動作フローと異なり、id´に含まれる脈動成分を抽出するために第3ステップS303に代わって、ステップS403を実行する。
ステップS403では脈動成分抽出部10で式(7)においてu=iq´、n=2、Δθ=π/3とした以下の式(17)のような演算を行う。
Figure 0006308894
このように設定した場合も式(13)と式(17)からu´C2およびu´S2は式(15)のように収束する。
したがって、CTゲインアンバランス演算部11において式(16)の演算を行うことでCTゲインアンバランス推定値e∧を推定することが可能であるため、以降の処理は第3の動作フローと同様に第4ステップS204、第5ステップS105、第6ステップS106を順に実行してCT補正駆動モードは動作終了となり通常の動作モードへ復帰する。
このように、この実施の形態ではCT補正駆動モード中にq軸電流を流さないよう動作させることも可能であり、この場合、モータにトルクを生じさせることなくCT補正駆動モードを動作させることができるという効果を有する。
また、この実施の形態では、図3に示すような通常の動作モードとして、起動後CT補正駆動モードを経て再び通常の動作モードに復帰する動作シーケンスについて説明したが、図8のフローチャートに示すように、まず最初にCT補正駆動モードとしてCT補正動作を行った後に通常の動作に移行するよう動作シーケンスを組んでもよい。
このように、通常動作モードと異なるCT補正駆動モードを備え、CT補正駆動モードと通常動作モードを選択して動作できるため、通常動作モードによるモータ駆動中にもCT補正駆動モードを経由することで、CTゲインアンバランスの調整が可能となるだけでなく、通常動作モード前にCTゲインアンバランスを調整しておくことも可能となる。
また、電流検出器を使用する際には、使用に先立って時間的に減衰する交流電流を流して、電流検出器内の磁気回路のヒステリシスを除去する消磁動作を行うこと、さらに消磁動作後の電流0の状態での検出出力を記憶し、この値を電流検出のオフセット値として、実際の測定時の検出値から減じたものを電流検出値とすることができる。これらの動作については、この発明の実施の形態には記載していないが、これらの動作を電流検出ゲインの補正係数の測定を行う前に実施することにより、電流検出および電流検出ゲインの補正係数の精度を向上できることは言うまでもない。さらに、電流検出値を適切なローパスフィルタを介して処理することでノイズの影響を減少させられることも言うまでもない。
実施の形態2.
この実施の形態2において、CT補正駆動モードは、実施の形態1で説明した特徴(a)とは異なり、以下の特徴(a1)をもつ。
(a1) :電流制御部1において、d軸電流制御部101およびq軸電流制御部102を停止状態とはせずに動作を継続する。ただし、このときd軸電流制御部101およびq軸電流制御部102の制御応答を通常の動作モードにおけるそれよりも低く設定する。
この実施の形態におけるCT補正駆動モードの動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
この実施の形態2では実施の形態1と異なり、第1ステップS101に代わりステップS201を実行する。このステップS201にて電流制御部1は、d軸電流制御部101およびq軸電流制御部102の動作を停止せず、制御応答ωccをωcc<2ωreと設定した上で動作を継続する。
以降の処理は実施の形態1における第1の動作フローと同様に、S102〜S105の処理を順に実行してCTゲインアンバランスを補正する。
そして、第6ステップとして、S106に代わりS206を実行する。S206ではS201にてωcc<2ωreと設定した制御応答ωccを元の値に設定し、CT補正駆動モードを動作終了として、通常の動作モードへ復帰する。
抽出したい脈動情報の角周波数が2ωre[rad/sec]である場合、ここで、通常の動作モードにおけるd軸電流制御部101およびq軸電流制御部102の制御応答をωcc[rad/sec]とすると、ωcc>2ωreである場合に前述したCTゲインアンバランスにより生じる電流リプル成分を減衰させるような問題が起こり得る。
そこで、ステップS201でωcc<2ωreと設定することで減衰を減少させ、この問題を回避することができる。
以上のように、この実施の形態2では、実施の形態1と同様にCT補正駆動モードを経て再び通常の動作モードに復帰する各シーケンスを順に実行していくことにより、制御系の一巡伝達特性の影響を受けることなく、また、装置の配線を変更することなくCTゲインアンバランスの推定と補正が行うことができる効果に加えて、CT補正駆動モード中にd軸電流制御部101およびq軸電流制御部102を停止状態とはせずに動作を継続することにより、電流制御応答を確保した上でCT補正駆動モードを動作させることができるという効果を有する。
また、この実施の形態2では、実施の形態1における第1の動作フローに相当するid*=0と設定してiq´の脈動成分を抽出する場合の動作フローについて説明したが、第2〜4の動作フローに相当する動作フローを選択することも可能であることは言うまでもない。
この場合、実施の形態1における第2〜4の動作フローのそれぞれにおいて第1ステップS101に代わりステップS201を実行し、第6ステップS106に代わりステップS206を実行する動作フローとすればよい。
また、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に図3に示す動作シーケンスと、図8に示す動作シーケンスのいずれかを選択し得ることが可能であることは言うまでもない。
実施の形態3.
この実施の形態では、実施の形態1とは異なり、図10のフローチャートに示すようにCT補正駆動モードを経てCTゲインアンバランス補正を行った後に、通常の動作モードには復帰せず、トルクリプル抑制制御モードに移行する。以下、この実施の形態3におけるトルクリプル抑制制御モードの動作について説明する。
図11は、トルクリプル抑制制御モードの動作を説明するブロック線図である。図11において、モータ12の制御装置500は、図1と比較して、新たにトルク推定部201
、トルクリプル補償指令生成部202を備えている。トルク推定部201にはdq軸電圧指令値vd*およびvq*、dq軸電流検出値id´およびiq´、電気角速度ωreなどが入力され、これらに基づいてモータ12が発生しているトルクを推定するものである。推定には任意の公知技術を用いることができるが、ここでは一例として、以下の式(18)に示すような誘起電圧推定値に基づくトルク推定を行うものとする。
Figure 0006308894
ここで、「e∧dq」はdq軸誘起電圧推定値e∧dおよびe∧qからなる推定誘起電圧ベクトル、「v*dq」はdq軸電圧指令値vd*およびvq*からなる電圧指令値ベクトル、「i´dq」はdq軸id´およびiq´からなる電流検出値ベクトル、「I」は単位行列、「J」は交代行列、「Pm」はモータ12の極対数、「τ∧」はトルク推定値を表す。
そして、トルク推定値τ∧、電気角θreは、脈動成分抽出部10に入力され、式(7)においてu=τ∧、Δθ=Δθestとして、以下の式(19)に基づいて推定トルク
τ∧の脈動成分を抽出する。
Figure 0006308894
ここで、nはトルクリプル次数、Δθestはトルク推定値の実トルクからの推定遅れに基づく補償設定値、τ∧Cnはτ∧のn次余弦成分、τ∧Snはτ∧のn次正弦成分を表している。
次に推定トルク振動成分τ∧Cnおよびτ∧Snは、トルクリプル補償指令生成部22に入力され、これらに基づいてトルクリプル補償指令値iq*ripが生成される。この生成方法に関しても任意の公知技術を用いることができるが、ここでは一例として以下の式(20)に示すような、n次トルクリプル成分の復元演算を用いるものとする。
Figure 0006308894
ここで、Ktはモータ10のトルク定数を表す。iq*ripをq軸電流指令値iq*に足し合わせることでiq*はn次トルクリプル成分と逆位相で同期した振動成分を持つことになり、このiq*にしたがってq軸電流制御が行われることにより、n次トルクリプルが打ち消される。
推定トルク振動成分τ∧Cnおよびτ∧Snは、CTゲインアンバランスが補正されたdq軸電流検出値id´およびiq´に基づいて推定されたものであるため、CTゲインアンバランスの影響を無くした、より正確なトルクリプルの脈動成分を表す値となっている。したがって、これらの値から演算したトルクリプル補償指令値iq*ripは,モータ12が発生しているトルクリプルのみを補償する指令値となり、よりトルクリプルの補償効果の高い指令値となっている。
以上のように、この実施の形態3においては、CT補正駆動モードを経てトルクリプル抑制制御モードに移行することにより、CTゲインアンバランスが補正されたdq軸電流検出値id´およびiq´に基づいてトルクリプル抑制制御を実行できるため、CTゲインアンバランスにより発生するトルクリプルの影響を受けることなくモータ自身が発生しているトルクリプルを抑制することができるという効果を有する。
また、この実施の形態3では、図10に示すような通常の動作モードとして起動後、CT補正駆動モードを経て再びトルクリプル抑制制御モードに移行する動作シーケンスについて説明したが、図12に示すように、まず最初にCT補正駆動モードとしてCT補正動作を行った後にトルクリプル抑制制御モードへ移行するよう動作シーケンスを組んでもよい。
このように、通常動作モードからトルクリプル抑制制御に移行する前にCTゲインアンバランス補正を行うことでCTゲインアンバランスの影響を排して、モータが生じさせているトルクリプルのみを抑制することが可能となるだけでなく、通常動作モード前にCTゲインアンバランスを調整しておくことも可能となる。
この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 電流制御部、2 dq−三相変換部、3 三相−dq変換部、4 電力変換器、
5a、5b 電流検出器、6a、6b A/D変換器、7 位置検出器、
8 微分演算部、9 三相電流演算部、10 脈動成分抽出部、
11 CTゲインアンバランス演算部、12 モータ、101 d軸電流制御部、
102 q軸電流制御部、103 非干渉化制御部、201 トルク推定部、
202 トルクリプル補償指令生成部、500 制御装置

Claims (6)

  1. 三相交流回転機の三相のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器、検出した電流をデジタル信号値に変換するためのA/D変換器、三相座標とdq座標を互いに変換する座標変換部、前記電流の制御入力である電流指令値と前記電流検出器で検出された電流を前記座標変換部でdq座標変換された電流フィードバック値との差異に基づいて電圧の制御入力である電圧指令値を生成するd軸電流制御部と、q軸電流制御部と、前記電流指令値に基づいてdq軸間の干渉を打ち消すように前記電圧指令値を補正する非干渉化制御部とを備えた電流制御部、前記電圧指令値に基づいて三相電圧を生成して前記三相交流回転機へ供給する電力変換器、特定周波数・特定位相の脈動を抽出する脈動成分抽出部、特定周波数・特性位相の電流脈動成分に基づいて前記電流検出器とA/D変換器の相間不平衡量を演算するCTゲインアンバランス演算部、および演算されたCTゲインアンバランス推定値に基づいて前記電流検出器で検出された電流検出値を補正した上で三相電流検出値を復元する三相電流演算部を備え、通常の動作モードと異なるCT補正駆動モードを有し、前記CT補正駆動モードと通常の動作モードを選択して動作するシーケンスにおいて、前記CT補正駆動モードでは、前記電流制御部の前記d軸電流制御部およびq軸電流制御部を動作させず、前記非干渉化制御部のみを動作させて電流制御を行って、d軸またはq軸のいずれか一方の電流を0に制御した上で前記脈動成分抽出部および前記CTゲインアンバランス演算部を動作させるようにしたことを特徴とする三相交流回転機の制御装置。
  2. 三相交流回転機の三相のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器、検出した電流をデジタル信号値に変換するためのA/D変換器、三相座標とdq座標を互いに変換する座標変換部、前記電流の制御入力である電流指令値と前記電流検出器で検出された電流を前記座標変換部でdq座標変換された電流フィードバック値との差異に基づいて電圧の制御入力である電圧指令値を生成する電流制御部、前記電圧指令値に基づいて三相電圧を生成して前記三相交流回転機へ供給する電力変換器、特定周波数・特定位相の脈動を抽出する脈動成分抽出部、特定周波数・特性位相の電流脈動成分に基づいて前記電流検出器とA/D変換器の相間不平衡量を演算するCTゲインアンバランス演算部、および演算されたCTゲインアンバランス推定値に基づいて前記電流検出器で検出された電流検出値を補正した上で三相電流検出値を復元する三相電流演算部を備え、通常の動作モードと異なるCT補正駆動モードを有し、前記CT補正駆動モードと通常の動作モードを選択して動作するシーケンスにおいて、前記CT補正駆動モードでは、前記電流制御部における周波数として表される電流制御応答をモータ電気角の2倍次数成分の周波数よりも低下させた状態で電流制御を行って、d軸またはq軸のいずれか一方の電流を0に制御した上で前記脈動成分抽出部および前記CTゲインアンバランス演算部を動作させるようにしたことを特徴とする三相交流回転機の制御装置。
  3. 前記三相交流回転機のトルクを推定するトルク推定手段と、前記脈動成分抽出部よって推定トルクの脈動成分を抽出し、抽出した推定トルク振動成分に基づいて、トルクリプルを打ち消すトルクを発生させるよう前記電流指令値を修正するためのトルクリプル抑制指令値を生成するトルクリプル抑制制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の三相交流回転機の制御装置。
  4. 前記トルク推定手段と前記脈動成分抽出部と前記トルクリプル抑制制御手段が動作モードとなるトルクリプル抑制駆動モードを備え、トルクリプル抑制駆動モードと前記CT補正駆動モードと通常の動作モードを選択して動作させ得ることを特徴とする請求項に記載の三相交流回転機の制御装置。
  5. 前記通常の動作モードから前記CT補正駆動モードに移行し、CT補正駆動モード終了後にトルクリプル抑制駆動モードによって駆動する動作シーケンスを備えたことを特徴とする請求項に記載の三相交流回転機の制御装置。
  6. 前記CT補正駆動モードよって起動した後にトルクリプル抑制駆動モードに移行する動作シーケンスを備えたことを特徴とする請求項に記載の三相交流回転機の制御装置。
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