JP6308864B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像装置において、複数の光電変換素子で生じた信号を一つの画素の信号として処理するものがある。特許文献1には、列方向及び行方向に隣接する光電変換素子の間で電荷の転送を行うことにより、光電変換素子において信号電荷を混合する技術が開示されている。
特開2008−193527号公報
特許文献1においては、転送ゲート電極の下であって、2つの光電変換素子の間の領域に、N型の半導体領域が配されていない。このような構造では、電荷の転送時に、高い電圧が使われる。これは、転送ゲート電極の下の電位を左右のフォトダイオードの電位と同等にするためである。転送ゲート電極に印加される電圧が低いと、左右のフォトダイオードの間に電位障壁が生じてしまうため、電荷の転送が困難になる。
また、左右のフォトダイオードの間の電位を制御する構成では、当該2つのフォトダイオードの電気的な分離性能を高く維持する必要がある。
本発明の目的は、電気的な分離性能の向上と、低電圧での電荷転送とを両立させることができる撮像装置を提供することである。
本発明の撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板に形成され、電荷を蓄積する第1導電型の第1の光電変換部と、前記半導体基板に形成され、電荷を蓄積する第1導電型の第2の光電変換部と、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間の領域の上に設けられ、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の電気的な導通を制御する電極と、前記電極の下方であって、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間に設けられ、前記第1の光電変換部から第2の光電変換部へ連続するように設けられる第1導電型の第1の半導体領域と、前記電極の下方であって、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間に設けられ、前記第1の半導体領域とは異なる深さに設けられる第2導電型の第2の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域の境界は、前記半導体基板の表面から、前記第1の光電変換部の不純物濃度が最大となる深さまでの間に位置することを特徴とする。
第1の半導体領域は低電圧での電荷転送に寄与し、第2の半導体領域は電気的な分離性能向上に寄与するので、電気的な分離性能の向上と、低電圧での電荷転送とを両立させることができる。
撮像装置の全体構成を示す図である。 光電変換部の断面構造とポテンシャル分布を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の断面構造を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。 光電変換部の平面図である。 光電変換部の平面図である。 光電変換部の平面図である。 光電変換部の平面図と断面図である。 光電変換部の断面構造とポテンシャル分布を示す図である。 光電変換部の断面の濃度分布を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。撮像装置は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの複数の画素を備える。本実施形態では、信号電荷が電子である。そのため、第1導電型がN型であり、第2導電型がP型である。しかし、信号電荷はホールであってもよい。信号電荷がホールの場合には、第1導電型がP型であり、第2導電型がN型である。
撮像装置は、撮像部12と、垂直走査回路13と列回路14と、水平走査回路15と、出力回路16とを有する。撮像部12は、2次元行列状に配置された複数の単位画素11を有する。なお、撮像部12の単位画素11の配列は、1行のみや1列のみで構成されても良い。単位画素11は、光電変換による信号を出力する。垂直走査回路13は、単位画素11の出力を行単位で制御する。単位画素11の各列の出力信号は、列回路14に保持される。水平走査回路15は、列回路14に保持された各列の信号を、順次、出力回路16へ読み出す。出力回路16は、例えば差動増幅回路などである。
図2(a)は、単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。21はN型シリコン半導体基板、22はP型ウエル層である。23及び24は、N型(第1導電型)で形成される光電変換部である。第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24は、それぞれ、N型シリコン半導体基板21に形成され、電荷を蓄積する。25は素子分離膜、26は光電変換部23と光電変換部24とを電気的に接続/分離するための分離用電極である。分離用電極26は、光電変換部23及び24の間の領域の上に設けられ、光電変換部23及び24の電気的な導通を制御する。分離用電極26の下部においては、光電変換部23から光電変換部24にかけて連続するN型(第1導電型)の第1領域27が形成され、その下にはP型(第2導電型)の第2領域28が形成されている。
第1領域27は、第1の半導体領域であり、分離用電極26の下方であって、光電変換部23及び24の間に設けられ、光電変換部23から光電変換部24へ連続するように設けられる。第2領域28は、第2の半導体領域であり、分離用電極26の下方であって、光電変換部23及び24の間に設けられ、第1領域27とは異なる深さに設けられる。第1領域27は、N型シリコン半導体基板21の表面側に設けられる。第2領域28は、第1領域27の下に設けられる。光電変換部23及び24は、P型(第2導電型)の領域のP型ウエル層22上に設けられる。
図2(b)は、分離用電極26に正の電圧を印加した時(オン時)の光電変換部23から光電変化部24に至るある深さのポテンシャル分布を示す。光電変換部23及び24が完全に空乏化した時のポテンシャルをVpdとしている。図2(b)の状態において、分離用電極26の下部の基板表面では電子が蓄積され、N型の第1領域27の表面にチャネルが形成される。この時、形成される第1領域27のポテンシャルは、ポアソン方程式に従い、分離用電極26に印加した電圧と、N型の第1領域27の不純物濃度、P型の第2領域28の不純物濃度、分離用電極26の下の酸化膜中にかかる電界強度で決まる。N型の第1領域27が分離用電極26直下に形成され、光電変換部23から光電変換部24にかけてN型不純物が連続して形成されている。そのため、光電変換部23から第1領域27を通り、光電変換部24にかけてポテンシャル障壁の無いフラットなVpd一定のポテンシャル分布を形成することができる。すなわち、光電変換部23及び24は、接続状態となる。以下、この状態をオン動作という。
図2(c)は、分離用電極26に負の電圧を印加した時(オフ時)の光電変換部23から光電変化部24までの最深ポテンシャル分布である。ここで、光電変換部23及び24が完全に空乏化した時のポテンシャルをVpdとしている。図2(c)の状態において、分離用電極26の下部の基板表面では正孔が分離用電極26に引かれて表面に集められる。この時のN型の第1領域27のポテンシャルは、ポアソン方程式に従い、分離用電極26に印加した電圧と、N型の第1領域27の不純物濃度、P型の第2領域28の不純物濃度、分離用電極26の下の酸化膜中にかかる電界強度で決まる。P型の第2領域28が分離用電極26の下に高濃度に形成されているため、第2領域28から大量の正孔が供給される。光電変換部23及び24の間にはポテンシャル障壁が生じ、光電変換部23及び24は分離状態となる。以下、この状態をオフ動作という。
撮像装置を駆動するために必要な電源電圧の範囲内でオン動作及びオフ動作をする必要があるが、上記構造により従来よりも低電圧でオン動作することができ、かつオフ動作もできる。例として、撮像装置の駆動電源電圧5Vに対して、分離用電極26には2.5V程度を印加することで完全にオン動作させることができる。
図3は、図2(a)の断面図での線分AA及びBBにおける深さ方向の1次元断面不純物濃度分布を示す。実線のAAは、図2(a)での分離用電極26の中央部の下部の線分AAの不純物濃度を示す。点線のBBは、図2(a)の光電変換部23の中央部の線分BBの不純物濃度を示す。N型シリコン半導体基板21の最表面を深さ0とした時、実線のAAでの深さ方向のX点がN型とP型の境界である。また、点線のBBでの深さ方向のY点が光電変換部23を形成するN型不純物濃度が最大となる深さである。例えば、Xは0.15μm、Yは0.3μmである。
第1領域27及び第2領域28の境界のX点は、N型シリコン半導体基板21の表面から、光電変換部23の不純物濃度が最大となる深さのY点までの間に位置する。本実施形態は、図2(b)及び(c)のポテンシャル分布を得るため、図3の実線AAでのY点より浅い領域において、オン動作時に空乏化されるN型の第1領域27と、オフ動作時に正孔を供給するP型の第2領域28が存在することを特徴とする。これにより、上述した理由で、分離用電極26のオン動作時に平坦なポテンシャル分布(図2(b))と、オフ動作時に光電変換部23及び24を電気的に遮断するポテンシャル分布(図2(c))を両立できる。分離用電極26をオン動作時にして、分離用電極26の下部において平坦なポテンシャル分布を形成することにより、光電変換部23と光電変換部24との間に電荷が残ることが無く、全ての電荷を列回路14に読み出すことができる。
この時の不純物濃度の関係は、例えば、光電変換部23及び24の不純物濃度Gは、1×1016〜1×1018 [/cm3]程度である。N型の第1領域27の不純物濃度Iは、1×1013〜1×1015程度である。P型の第2領域28の不純物濃度Jは、1×1016〜1×1018程度である。P型ウエル層22の不純物濃度Hは、1×1015〜1×1017程度である。
次に、本実施形態の効果を説明する。電荷の完全転送にあたっては、分離用電極26の下で電位のポケットや障壁が生じ、電荷が残留するような構造であってはならない。このため、分離用電極26の電圧印加時においては、分離用電極26の下の電位は、左右の光電変換部(フォトダイオード)23及び24の電位(空乏化電圧)と同等かつ均一にならなくてはならない。
特許文献1においては、ゲート電極下のSi表面側にN型不純物が注入されていない。このような構造では、転送電極下の電位を左右のフォトダイオードの電位と同等にするには、転送電極に電源電圧以上の高電位を印加する必要があり、通常の電圧印加では電位障壁が生じ電荷が残留することとなり、現実的ではない。
その詳細について述べる。特許文献1の転送電極に電圧を印加し、転送電極下の正孔電荷が出払って空乏化され、負の空間電荷が生じる。そして、ポアソン方程式に従い、ポテンシャルが決まる。転送電極に印加する電圧を高くすれば、空乏層が伸び、空間電荷が増え、ポテンシャルが深くなる。つまり、転送路の幅や深さが決まる。
一方、転送電極下のSi表面側にN型不純物を注入されていた場合、転送電極に電圧を印加すると、P型基板層との間でN型不純物領域は空乏化し、接する基板のP型層側も空乏化し、正と負の空間電荷が生じる。そして、ポアソン方程式に従い、ポテンシャルが決まる。ゲート電極に印加する電圧を高くすれば、空乏層が伸び、空間電荷が増え、ポテンシャルが深くなる。このN型不純物濃度によって、最大電位を深くすることもできる。この正と負の空間電荷がある方が、負の空間電荷しかない場合よりも、転送電極に印加される電圧に対してより大きい電位が転送電極下に形成される。
通常の電源電圧範囲内で転送電極下に所望の電位を形成する場合は、N型不純物の注入がなければ、転送電極下において左右のフォトダイオードの電位(空乏化電圧)と同等かつ均一の電位を形成することができない。特許文献1のように、負の空間電荷だけで電位を決定しようとすると、通常の電源電圧範囲内では転送電極下に電位障壁が生じ、電荷が残留することで完全転送はできない。
本実施形態によれば、分離用電極26の電圧印加時においては、分離用電極26の下の電位は、左右の光電変換部(フォトダイオード)23及び24の電位(空乏化電圧)と同等かつ均一になる。これにより、分離用電極26の下で電位のポケットや障壁がなくなり、電荷の残留を防止し、電荷を効率よく転送することができる。
また、本実施形態では、光電変換部23及び光電変換部24に光を集光する不図示のレンズを設けてもよい。このような構成において、光電変換部23の電荷に基づく信号及び光電変換部24の電荷に基づく信号に基づいて焦点検出を行う。この場合には、電荷を効率よく転送できるため、焦点検出の精度を高めることができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第1の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第1の実施形態と異なる部分は、第2領域28の下にP型(第2導電型)の混合防止層31が形成されている点である。混合防止層31は、第1領域27及び第2領域28の下方であって、光電変換部23及び24より深い位置に設けられる。
図5は、図4の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。P型の混合防止層31を含んだ濃度分布が実線AAに示されている。これにより、分離用電極26がオフ動作時に、光電変換部23と光電変換部24のそれぞれに蓄積された信号電荷、及び各光電変換部23及び24の下部でP型中性領域のウエル22内で発生した電荷が混合されることをより防ぐことができる。撮像装置としての効果は、この混合された偽信号による種々の特性劣化を防ぐことができる。例えば、光電変換部23及び光電変換部24に光を集光する不図示のレンズを設けることで、単位画素11を測距用画素に適用した場合、AF(オートフォーカス)信号のクロストークを防止できる。具体的には、光電変換部23の電荷に基づく信号及び光電変換部24の電荷に基づく信号が、それぞれ、AF信号となる。また、例えば、縦方向に隣接する光電変換部の信号を加算する画素に適用した場合は、混色を防止できる。また、例えば、電子シャッタに適用した場合は、電荷蓄積期間中の信号電荷のリークを防止できる。
また、分離用電極26からの電界が半導体基板深部には効きづらくなるため、P型混合防止層31により、容易にポテンシャル障壁を作ることができる。この時、P型混合防止層31の不純物濃度Kは、例えば1×1016〜1×1018程度であることが好ましい。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第1の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第1の実施形態と異なる部分は、分離用電極26の下部において、表面側にP型の第2領域61があり、その下にN型の第1領域62が形成されている点である。第2領域61は、第2の半導体領域であり、N型シリコン半導体基板21の表面側に設けられる。第1領域62は、第1の半導体領域であり、第2領域61の下に設けられる。
図7は、図6の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。この時のN型の第1領域62の不純物濃度Mは1×1015〜1×1017程度、P型の第2領域61の不純物濃度Lは1×1017〜1×1019程度であることが好ましい。これにより、分離用電極26がオン動作時には、その下部において第1の実施形態よりも電位が最も深くなる場所が基板表面からやや離れ、より光電変換部23から光電変換部24までのポテンシャル最深部と繋がり易くなる。
また、分離用電極26がオフ動作時には、P型の第2領域61が分離用電極26直下に形成されているため、第2領域61から正孔が供給され、オフ動作することができる。本実施形態は、第1の実施形態に比べると、オン動作し易く、オフ動作し難い構造となる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第3の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第3の実施形態と異なる部分は、N型の第1領域62の下にP型(第2導電型)の注入層81が形成されている点である。
図9は、図8の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。この時のP型注入層81の不純物濃度Nは、1×1016〜1×1019程度であることが好ましい。本実施形態は、オン動作時には、第3の実施形態に比べ、光電変換部23から光電変換部24までのポテンシャル最深部の繋がりが細くなる。しかし、本実施形態は、オフ動作時には、第2領域61とP型注入層81から正孔が供給され、より負電圧を高く設定しても、オフ動作することができる。また、光電変換部23と光電変換部24のそれぞれに蓄積された信号電荷が混合されるのをより防ぐことができる。
(第5の実施形態)
図10は、本発明の第5の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第2の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第2の実施形態と異なる部分は、P型ウエル層22の代わりに、N型エピ層101が形成され、単位画素11を囲うようにP型分離層102が形成されている点である。光電変換部23及び24は、N型(第1導電型)の領域のN型エピ層101上に設けられる。
図11は、図10の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。この時のN型エピ層の不純物濃度Oは、1×1013〜1×1014程度であることが好ましい。本実施形態は、N型エピ層101を形成することで、光電変換部23及び24の空乏層幅が広がり、第2の実施形態に比べて、より多くの電荷を蓄積できる。また、本実施形態は、P型分離層102により、単位画素11で発生した電荷が隣接画素や基板側に漏れ出ることを防ぐことができる。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第1の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第1の実施形態と異なる部分は、光電変換部23及び24の表面にP型(第2導電型)の表面シールド層121が形成されている点である。表面シールド層121は、その端部が分離用電極26の端部から所定の距離Dを隔てて位置する。この距離Dは、例えば0.2μm程度であることが好ましい。第1の表面シールド層121は、第1の光電変換部23の表面に形成され、分離用電極26の下方には形成されない。第2の表面シールド層121は、第2の光電変換部24の表面に形成され、分離用電極26の下方には形成されない。
図13は、図12の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。この時のP型の表面シールド層121の不純物濃度Qは、1×1018〜1×1019程度であることが好ましい。P型の表面シールド層121を設けることにより、光電変換部23及び24の表面電位を高濃度の正孔で覆って、不活性化することにより、暗電流の発生を抑えることができる。そして、表面シールド層121の不純物濃度分布がN型の第1領域27に形成されるポテンシャル分布に影響を与えない程度に分離用電極26からP型の表面シールド層121を離す必要がある。この分離用電極26と表面シールド層121の各端部間距離が図12中の距離Dに対応する。これにより、分離用電極26がオン動作時に、分離用電極26の下の平坦なポテンシャル分布を阻害しないようにすることができる。
(第7の実施形態)
図14は、本発明の第7の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第6の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。分離用電極26がオン及びオフ動作時のポテンシャル分布図は、第1の実施形態と同じである。本実施形態が第6の実施形態と異なる部分は、P型の第2領域28の下にP型(第2導電型)の混合防止層31が形成されている点である。
混合防止層31は、第1領域27及び第2領域28の下方であって、光電変換部23及び24より深い位置に設けられる。第1領域27は、N型シリコン半導体基板21の表面側に設けられる。第2領域28は、第1領域27の下に設けられる。混合防止層31は、第2領域28の下に設けられる。
図15は、図14の線分AAと線分BBを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。本実施形態は、P型の第2領域28、混合防止層31、表面シールド層121での不純物ピーク濃度の関係に特徴を持つ。すなわち、第2領域28のピーク不純物濃度は、第1の表面シールド層121のピーク不純物濃度より小さく、混合防止層31のピーク不純物濃度より大きい。P型の第2領域28は、分離用電極26のオフ動作時に正孔の供給源として機能すると共に、オン動作時の経路を決めている。P型の第2領域28の不純物濃度が濃すぎると、この経路が遮断されることになるため、表面シールド層121の不純物濃度より低く形成する必要がある。これにより、分離用電極26のオン動作時の分離用電極26の下のフラットポテンシャルの形成を阻害することなく、分離用電極26のオフ動作時の光電変換部23と光電変換部24の電気的分離もできる。オフ動作時においては、P型の混合防止層31を設けることにより、より正孔の供給源として機能させることができるため、分離用電極26がオン動作時の印加電圧を低減できる。
(第8の実施形態)
図16(a)及び(b)は、本発明の第8の実施形態による単位画素11の構成例を示す図であり、第1〜第7の実施形態の単位画素11の例を示す平面図である。ここで、第1の実施形態と同じ機能、構造のものは同じ番号で示している。単位画素11は、光電変換部23,24と、分離用電極26と、フローティングディフュージョン部(FD部)163,164と、転送電極161,162とを有する。なお、単位画素11に対して1つのマイクロレンズが配されていることが好ましい。第1〜第7の実施形態で示した断面図は、図16(a)の平面図の線分CCの箇所に対応する。単位画素11に入射した光は、マイクロレンズを介して、光電変換部23及び24に導かれる。光電変換部23及び24は、それぞれ、入射した光を電子に変換して蓄積する。
単位画素11は、光電変換部23及び24で構成された測距用画素としても用いることができる。撮像レンズを含む撮像光学系によって、被写体像は図1で示す撮像部12上に結像される。撮像部12は、距離検出用の単位画素11を含んでおり、単位画素11内の光電変換部23及び24の並び方向に瞳分割方向を割り当てている。ここで、分割された一方の瞳領域を通過した光束が光電変換部23に受光されて生じた被写体像の信号をA像信号、他方の瞳領域を通過した光束が光電変換部24に受光されて生じた被写体像の信号をB像信号と呼称する。得られたA像信号とB像信号の情報を、列回路14及び出力回路16を介して、演算部へ転送し、演算部は、A像信号及びB像信号のズレ量と基線長の関係から被写体の距離情報を算出することができる。
この時、分離用電極26をオフ動作させ、転送電極161に正電圧を印加し、光電変換部23に蓄積されたA像信号をFD部163へ転送する。同時に、転送電極162に正電圧を印加し、光電変換部24に蓄積されたB像信号をFD部164へ転送する。
また、別の方法として転送電極161のみに正電圧を印加して、分離用電極26をオフ動作させ、光電変換部23に蓄積されたA像信号をFD部163に転送する。その後、分離用電極26に正電圧を印加してオン動作させ、光電変換部24のB像信号を光電変換部23を経由し、FD部163に転送することができる。
この分離用電極26のオン動作及びオフ動作は、第1〜第7の実施形態のオン動作及びオフ動作に対応する。また、単位画素11を距離検出用の画素として適用する場合、オフ動作時の分離用電極26に印加する電圧を調整することで、光電変換部23と光電変換部24とのクロストーク特性を任意に変更することができる。
以上のように、第1のFD部163及び第2のFD部164は、それぞれ、電荷を蓄積する。第1の転送電極161は、第1の光電変換部23の電荷を第1のFD部163に転送する。第2の転送電極162は、第2の光電変換部24の電荷を第2のFD部164に転送する。
まず、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に非導通の状態にし、第1の転送電極161が第1の光電変換部23の電荷を第1のFD部163に転送する。
その後、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に導通の状態にし、第1の転送電極161が第2の光電変換部24の電荷を、第1の光電変換部23を介して第1のFD部163に転送する。
(第9の実施形態)
図17は、本発明の第9の実施形態による単位画素11の構成例を示す図であり、第1〜第7の実施形態の単位画素11の例を示す平面図である。本実施形態が第8の実施形態と異なる点は、1個の単位画素11に対して1個の光電変換部が設けられる点である。一の単位画素11は、光電変換部23と、転送電極161と、FD部163とを有する。他の単位画素11は、光電変換部24と、転送電極162と、FD部164とを有する。マイクロレンズの有無は問わない。本実施形態は、縦方向又は横方向に隣接する光電変換部23及び24に蓄積された電荷を加算することができる。例えば、光電変換部23及び24が縦方向に配列されている場合、1行ずつ読み出すプログレッシブ動作と2行を加算して読み出すインターレース動作を行うことができる。
プログレッシブ動作時には、分離用電極26をオフ動作させ、転送電極161に正電圧を印加し、光電変換部23に蓄積されたA像信号をFD部163へ転送する。同時に、転送電極162に正電圧を印加し、光電変換部24に蓄積されたB像信号をFD部164へ転送する。
インターレース動作時には、分離用電極26に正電圧を印加してオン動作させ、光電変換部23に蓄積されたA像信号と光電変換部24のB像信号を加算し、転送電極161のみに正電圧を印加して、加算された信号をFD部163に転送する。この分離用電極26のオン及びオフ動作は、第1〜第7の実施形態のオン動作及びオフ動作に対応する。
以上のように、プログレッシブ動作(第1のモード)では、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に非導通の状態にする。その状態で、第1の転送電極161が第1の光電変換部23の電荷を第1のFD部163に転送し、第2の転送電極162が第2の光電変換部24の電荷を第2のFD部164に転送する。
インターレース動作(第2のモード)では、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に導通の状態にする。その状態で、第1の転送電極161が第1の光電変換部23の電荷及び第2の光電変換部24の電荷を第1のFD部163に転送する。
(第10の実施形態)
図18は、本発明の第10の実施形態による単位画素11の構成例を示す図であり、第1〜第7の実施形態の単位画素11の例を示す平面図である。本実施形態が第8の実施形態と異なる点は、少なくとも光電変換部23の上部が遮光層181で覆われている点である。遮光層181は、光電変換部23の他、転送電極161及びFD部163を覆うようにしてもよい。マイクロレンズの有無は問わない。本実施形態は、電子シャッタへの用途に好ましい。電子シャッタは、撮像部12に配される単位画素11の全ての光電変換部において、同時刻に電荷蓄積を開始し、同時刻に隣接する蓄積部(光電変換部)に転送することで蓄積を終了する。具体的には、光電変換部24のみに入射する光は電子に変換され、光電変換部24で電子の蓄積を開始する。光電変換部24で蓄積された信号は、分離用電極26をオン動作させ、遮光されている光電変換部23に転送されて蓄積を終了する。その後、転送電極161のみに正電圧を印加して、分離用電極26をオフ動作させ、光電変換部23の信号をFD部163に転送する。この分離用電極26のオン動作及びオフ動作は、第1〜第7の実施形態のオン動作及びオフ動作に対応する。
以上のように、遮光層181は、第1の光電変換部23を遮光する。まず、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に導通の状態にし、第2の光電変換部24の電荷を第1の光電変換部23に転送する。
その後、分離用電極26が第1の光電変換部23及び第2の光電変換部24を電気的に非導通の状態にし、第1の転送電極161が第1の光電変換部23の電荷を第1のFD部163に転送する。
(第11の実施形態)
図19(a)及び(b)は、本発明の第11の実施形態による単位画素11の構成例を示す図であり、第1〜第7の実施形態の単位画素11の例を示す平面図である。本実施形態が第8の実施形態と異なる点は、転送電極162とFD部164が削除されている点である。この様な構成であっても、本実施形態は、分離用電極26、転送電極161及びFD部163を用いることにより、第8〜第10の実施形態と同様の駆動を実現できる。本実施形態は、転送電極162とFD164が省かれているため、光電変換部23及び24の面積をより大きく確保することができる。
図19(c)は、図19(a)の単位画素11内の線分EEの断面図である。なお、線分CCの断面は、第1〜第7の実施形態の断面図(図2、4、6、8、10,12及び14)に対応する。
本実施形態の駆動方法は、例えば、第8の実施形態の測距用画素と同じ駆動方法である。分離用電極26に負電圧を印加してオフ動作させ、転送電極161に正電圧を印加して、光電変換部23に蓄積されたA像信号をFD部163に転送する。その後、分離用電極26に正電圧を印加してオン動作させ、光電変換部24のB像信号を、光電変換部23を経由し、FD部163に転送する。この時、第1〜第7の実施形態の断面図における第1領域27での不純物濃度は、FD部163の不純物濃度よりも低い。第1のFD部163は、N型(第1導電型)の領域である。第1領域27のピーク不純物濃度は、第1のFD部163の不純物濃度より低い。
光電変換部24から光電変換部23への転送は、必ずしも基板表面を通る必要がない。これは、光電変化部24と光電変換部23のポテンシャルの最も深い位置が深部にあるからである。一方、光電変換部23からFD部163への転送は、基板表面を通る必要がある。これは、FD部163が表面に形成されるためである。このため、同じ転送でも異なる設計が必要となる。
(第12の実施形態)
図20(a)は、本発明の第12の実施形態による単位画素11内に形成される光電変換部の断面図である。第1の実施形態と同じ構造の部分は、同じ番号で記載されている。本実施形態が第1の実施形態と異なる部分は、光電変換部24の不純物濃度が光電変換部23の不純物濃度よりも小さい点である。
図21は、図20(a)の線分BBと線分FFを各々深さ方向とする不純物濃度分布を示す。例えば、光電変換部23の不純物濃度Gは、1×1016〜1×1018 [/cm3]程度であり、光電変換部24の不純物濃度Rは、0.8×1016〜0.8×1018 [/cm3]程度であることが好ましい。
図20(b)は、分離用電極26に正の電圧を印加するオン動作時のポテンシャルを示す。図20(c)は、分離用電極26に負の電圧を印加するオフ動作時のポテンシャルを示す。ここで、光電変換部23が完全に空乏化した時のポテンシャルをVpda、光電変換部23が完全に空乏化した時のポテンシャルをVpdb、としている。上述の不純物濃度関係より、Vpda>Vpdbの関係が成り立っている。
第8の実施形態の測距用画素に本実施形態の構成を適用する場合、以下に述べる転送手順が好ましい。すなわち、分離用電極26に負電圧を印加してオフ動作させ、転送電極161に正電圧を印加して、光電変換部23に蓄積されたA像信号をFD部163に転送する。その後、分離用電極26に正電圧を印加してオン動作させ、光電変換部24のB像信号を光電変換部23を経由し、FD部163に転送する。この光電変換部24から光電変換部23への転送において、光電変換部23の方が光電変換部24より深いポテンシャルを持っているので、光電変換部23及び24の境界部分で電界がかかり、より転送し易くすることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
21 N型シリコン半導体基板、23 第1の光電変換部、24 第2の光電変換部、26 分離用電極、27 N型第1領域、28 P型第2領域

Claims (16)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成され、電荷を蓄積する第1導電型の第1の光電変換部と、
    前記半導体基板に形成され、電荷を蓄積する第1導電型の第2の光電変換部と、
    前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間の領域の上に設けられ、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の電気的な導通を制御する電極と、
    記電極の下方であって、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間に設けられ、前記第1の光電変換部から第2の光電変換部へ連続するように設けられる第1導電型の第1の半導体領域と、
    記電極の下方であって、前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部の間に設けられ、前記第1の半導体領域とは異なる深さに設けられる第2導電型の第2の半導体領域とを有し、
    前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域の境界は、前記半導体基板の表面から、前記第1の光電変換部の不純物濃度が最大となる深さまでの間に位置することを特徴とする撮像装置。
  2. さらに、前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域の下方であって、前記第1の光電変換部及び第2の光電変換部より深い位置に設けられる第2導電型の混合防止層を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第1の半導体領域は、前記半導体基板の表面側に設けられ、
    前記第2の半導体領域は、前記第1の半導体領域の下に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記第2の半導体領域は、前記半導体基板の表面側に設けられ、
    前記第1の半導体領域は、前記第2の半導体領域の下に設けられることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. さらに、前記第1の半導体領域の下に設けられる第2導電型の注入層を有することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部は、第1導電型の領域の上に設けられることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部は、第2導電型の領域の上に設けられることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. さらに、前記第1の光電変換部の表面に形成され、前記電極の下方には形成されない第2導電型の第1の表面シールド層と、
    前記第2の光電変換部の表面に形成され、前記電極の下方には形成されない第2導電型の第2の表面シールド層とを有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. さらに、前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域の下方であって、前記第1の光電変換部及び第2の光電変換部より深い位置に設けられる第2導電型の混合防止層を有し、
    前記第1の半導体領域は、前記半導体基板の表面側に設けられ、
    前記第2の半導体領域は、前記第1の半導体領域の下に設けられ、
    前記混合防止層は、前記第2の半導体領域の下に設けられ、
    前記第2の半導体領域のピーク不純物濃度は、前記第1の表面シールド層のピーク不純物濃度より小さく、前記混合防止層のピーク不純物濃度より大きいことを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. さらに、電荷を蓄積する第1のフローティングディフュージョン部と、
    前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送するための第1の転送電極とを有し、
    記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に非導通の状態にし、前記第1の転送電極が前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送し、
    その後、前記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に導通の状態にし、前記第1の転送電極が前記第2の光電変換部の電荷を、前記第1の光電変換部を介して前記第1のフローティングディフュージョン部に転送することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. さらに、電荷を蓄積する第1のフローティングディフュージョン部と、
    前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送するための第1の転送電極と、
    電荷を蓄積する第2のフローティングディフュージョン部と、
    前記第2の光電変換部の電荷を前記第2のフローティングディフュージョン部に転送するための第2の転送電極とを有し、
    第1のモードでは、前記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に非導通の状態にし、前記第1の転送電極が前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送し、前記第2の転送電極が前記第2の光電変換部の電荷を前記第2のフローティングディフュージョン部に転送し、
    第2のモードでは、前記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に導通の状態にし、前記第1の転送電極が前記第1の光電変換部の電荷及び前記第2の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. さらに、前記第1の光電変換部を遮光する遮光層と、
    電荷を蓄積する第1のフローティングディフュージョン部と、
    前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送するための第1の転送電極とを有し、
    記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に導通の状態にし、前記第2の光電変換部の電荷を前記第1の光電変換部に転送し、
    その後、前記電極が前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部を電気的に非導通の状態にし、前記第1の転送電極が前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. さらに、電荷を蓄積する第1のフローティングディフュージョン部と、
    前記第1の光電変換部の電荷を前記第1のフローティングディフュージョン部に転送するための第1の転送電極とを有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記第1のフローティングディフュージョン部は、第1導電型の領域であり、
    前記第1の半導体領域のピーク不純物濃度は、前記第1のフローティングディフュージョン部の不純物濃度より低いことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 前記第2の光電変換部の不純物濃度は、前記第1の光電変換部の不純物濃度より小さいことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  16. 前記第1の光電変換部及び前記第2の光電変換部に光を集光するレンズを有し、
    前記第1の光電変換部の電荷に基づく信号及び前記第2の光電変換部の電荷に基づく信号に基づいて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の撮像装置。
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