JP6307798B2 - 鍵盤楽器の回動部品の軸支構造、及びアクション機構 - Google Patents

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Description

本発明は、鍵盤楽器の回動部品の軸支構造、及びアクション機構に関する。
鍵盤楽器においては、下記特許文献1の鍵盤楽器に示されるように、多数の箇所において回動部品が支持部に軸支され、演奏等の操作に伴い回動部品が回動する。回動部品としては、例えば、ハンマアクション機構において、サポート本体とジャックとの関係、バットフレンジとバットとの関係において、一方が支持部で他方が回動部品として把握できる。ハンマアクション機構に限られず、ダンパレバーフレンジとダンパレバー等においても同様の関係が成立する。
この種の鍵盤楽器において、一対の支持片の間に回動部品が介在し、回動部品のピン等の回動軸が2つの支持片に軸支される形態が見られる。例えば、バットフレンジとして延設形成された2枚の支持片に、回動部品としてのバットが組み付けされる例を考える。
これらの関係に適用される軸支構造においては、バットフレンジにおける2枚一対の支持片とバットとにそれぞれ貫通穴が形成され、双方の(3つの)貫通穴の位置を合わせた状態で、片側の支持片の外側からセンターピンを瞬間的に強い力で突き刺して全貫通穴を貫通させる。これにより、バットフレンジに対して、センターピンを中心にバットが回動自在となる。
特開平6−83326号公報
しかしながら、上記のような組み付けの態様では、センターピンを通す前において、支持片の貫通穴とバットの貫通穴とを正確に同心に合わせる必要があるが、それは容易でない。また各部品にも製造バラツキがあって、治具等で固定したとしても貫通穴同士の位置合わせの精度を高めることは容易でない。そのため、精度のよい位置合わせを確保する必要から、組み付けの作業性が良好でないという問題があった。
また、センターピンは、瞬間的に強い力で押し込まれるため、貫通穴同士の位置精度が低い状態でセンターピンが突き刺されると、位置精度が低いまま組み付けられてしまう。その際、強い力で押し込まれるセンターピンが貫通穴の内壁を傷つけてしまうおそれもあり、回動運動時の回動トルク(抵抗)に影響する。
ところで、センターピンの長さは2枚の支持片同士の間隔より長いため、センターピンを予めバットに保持させておくことは組み付け時の制約からできない。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、軸支の精度を高くすると共に、組み付け作業性を向上させることができる鍵盤楽器の回動部品の軸支構造、及びアクション機構を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の鍵盤楽器の回動部品の軸支構造は、互いに対向して二股状に延設された一対の支持片(114、14)を有し、前記一対の支持片の間で回動部品(241、16)が回動軸を中心に回動自在なように前記支持片に組み付けられる鍵盤楽器の回動部品の軸支構造であって、前記支持片及び前記回動部品のいずれか一方に第1の機構部(M101、M1)が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部(M102、M2)が構成され、前記支持片に前記回動部品を組み付けると、前記第1の機構部と前記第2の機構部との係合によって前記回動部品が前記支持片に対して回動自在となるよう構成され、前記第1の機構部には、凹状のガイド部(131、31、41)が形成されると共に、前記ガイド部内に、前記回動軸が嵌入される軸支穴(132、332、32、42)が形成され、前記第2の機構部には、前記回動軸(133、33)が設けられ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されることで、前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在になり、前記第2の機構部において、前記回動軸には介装部材が前記回動軸に対して回動自在に装着され、前記支持片に前記回動部品を組み付ける際、前記介装部材が前記回動軸に装着された状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されると、前記介装部材の少なくとも一部分が前記ガイド部に収容されることを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明によれば、軸支の精度を高くすると共に、組み付け作業性を向上させることができる。
請求項3によれば、介装部材の組み付け作業が容易となる。
請求項4によれば、介装部材の回り止め機能を果たすことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る回動部品の軸支構造が適用される鍵盤楽器の後部の縦断面図である。 回動部品としてのバットの斜視図(図(a))、支持部としてのバットフレンジの斜視図(図(b))である。 片側の支持片の先端部の内側を示す図(図(a))、支持片にバットが組み付けられた状態における回動軸の軸中心に沿った軸支部の断面図(図(b))である。 軸受け部材が装着されたバットの斜視図(図(a))、片側の支持片の先端部の内側を示す図(図(b))、バットフレンジにバットが組み付けられた状態における回動軸の軸中心に沿った軸支部の断面図(図(c))である。 軸受け部材が装着されたバットの斜視図(図(a))、片側の支持片の先端部の内側を示す図(図(b))、バットフレンジにバットが組み付けられた状態における回動軸の軸中心に沿った軸支部の断面図(図(c))である。 本発明の第4の実施の形態に係る回動部品の軸支構造が適用される鍵盤楽器の後部の縦断面図である。 回動部品としてのレペティションレバーの斜視図(図(a))、支持片としてのレペティションレバーフレンジを含むサポート本体の斜視図(図(b))である。 軸受け部材が装着されたレペティションレバーの斜視図(図(a))、片側のレペティションレバーフレンジの先端部の内側を示す図(図(b))、レペティションレバーフレンジにレペティションレバーが組み付けられた状態における回動軸の軸中心に沿った軸支部の断面図(図(c))である。 第5の実施の形態の変形例において、レペティションレバーフレンジにレペティションレバーが組み付けられた状態における回動軸の軸中心に沿った軸支部の断面図(図(a))、片側のレペティションレバーフレンジの先端部の斜視図(図(b))、レペティションレバーの部分斜視図(図(c))である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る回動部品の軸支構造が適用される鍵盤楽器の後部の縦断面図である。図1では特に、1つの鍵11とそれに対応するアクション機構ACT1等の機構を示している。
本鍵盤楽器は、いわゆるアップライトピアノとして構成され、白鍵及び黒鍵である鍵11が複数並列に配列される。各鍵11は各々、不図示の鍵支点を中心に図1の時計及び反時計方向に回動自在に配設される。図1の左側が奏者側であって前方、右側が後方である。鍵11の前部が押離操作される。鍵11の後端部の上方に、各鍵11に対応してアクション機構ACT1が設けられる。
アクション機構ACT1は、主に、鍵11の動作により駆動されるウイペン223と、ウイペン223に設けられるジャック226により駆動されて不図示の弦を打撃するハンマアセンブリ240と、ウイペン223の動作により駆動されるダンパアセンブリ250とを備えている。押鍵により鍵11の後端部が上昇し、該後端部に固定されたキャプスタン212がウイペン223を押し上げるようになっている。アクション機構ACT1、ハンマアセンブリ240及びダンパアセンブリ250は、センターレール216により支持されている。
センターレール216の下端部には、各鍵11について1個ずつウイペンフレンジ222が固定されている。ウイペンフレンジ222の下端部には、ウイペン223の後端部よりやや前方部分が回動自在に支持されている。ウイペン223は長手方向をアップライトピアノの前後方向に向けて延在させられており、その前端部の下面にはウイペンヒール224が固定されている。非押鍵状態において、ウイペンヒール224の下面は、キャプスタン212に当接し、これによって、ウイペン223の回動初期位置が規制される。
また、ウイペン223には、上方へ向けて突出するジャックフレンジ225が固定され、ジャックフレンジ225の上端部には、ほぼL字状をなすジャック226の屈曲部が回動自在に支持されている。ジャック226とウイペン223との間には、ジャックスプリング227が介装されている。ウイペン223に、ジャック226の他、バックチェック238等が取り付けられてウイペンアセンブリが構成されている。
ハンマアセンブリ240の基部を構成するバット241は、センターレール216に固定されたバットフレンジ213に回転自在に取り付けられている。バット241にはハンマシャンク243が固定される。ダンパアセンブリ250において、センターレール216には、ダンパフレンジ251が取り付けられる。ダンパフレンジ251にはダンパレバー252が回動自在に支持される。
このように、アクション機構ACT1の構成、外観形状、動作は、従来の一般的なアップライトピアノと基本的に同様である。
この鍵盤楽器には、各種の回動部品と、該回動部品を回動自在に軸支する支持部との組が複数組設けられる。支持部が回動部品を軸支するための軸支機構である軸支部Aとして、図1では軸支部A101〜A104が例示されている。
例えばアクション機構ACT1においては、軸支部A101において、支持部としてのバットフレンジ213にバット241が回動部品として軸支される。同様に、軸支部A103においてジャックフレンジ225にジャック226が軸支され、軸支部A104においてウイペンフレンジ222にウイペン223が軸支されている。また、軸支部Aが構成される場所はアクション機構ACT1に限定されるものでなく、例えば、軸支部A102においてダンパフレンジ251にダンパレバー252が軸支される。
これらは例示であり、軸支部Aにおいて、例えば二股の支持片を有する側が支持部で、他方が回動部品と把握できる。しかし、両者の関係は相対的なものであるので、関係が逆となる構成であってもよい。支持部及び回動部品のいずれか一方に第1の機構部M101が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部M102が構成される。
各軸支部Aの構成は同様であるので、以下では、代表して、バットフレンジ213とバット241との間に構成される軸支部A101について詳細に説明する。
図2(a)は、回動部品としてのバット241の斜視図である。図2(b)は、支持部としてのバットフレンジ213の斜視図である。
軸支部A101に関しては、バットフレンジ213に第1の機構部M101が構成されると共にバット241に第2の機構部M102が構成される。軸支部A101に関しては、第1の機構部M101において、バットフレンジ213の一部として2枚で一対の支持片114(114A、114B)が延設される。各支持片114A、114Bは二股状に延設されて互いに対向し、各々には互いに同心の軸支穴132(図2(b))が貫通して形成される。
バットフレンジ213は、弾性のある樹脂で一体に形成されるが、金属や厚密木材等で形成されてもよい。各支持片114は、軸支穴132の中心線に平行な方向を厚み方向とする板状に形成され、自由状態では支持片114A、114Bは平行である。一方、支持片114A、114Bはそれらの弾性によって主に厚み方向に容易に撓むことが可能であり、外力によって互いの間隔は変化し得る。
一方、図2(a)に示すように、第2の機構部M102として、バット241には、回動軸133が固定的に設けられ、回動軸133は左右の側面241aから双方に突出している(図3(b)も参照)。バット241が支持片114A、114Bに組み付けられる際、左右双方に突出した回動軸133が支持片114A、114Bの軸支穴132に嵌入されることで、軸支穴132に対して回動軸133が回動自在になり、ひいてはバット241がバットフレンジ213に対して回動自在になる。
図3(a)は、片側の支持片114Bの先端部の内側を示す図である。図3(b)は、支持片114にバット241が組み付けられた状態における回動軸133の軸中心に沿った軸支部A101の断面図である。
鍵盤楽器の前後方向から見て支持片114A、114Bは対称であるので、代表して一方の支持片114Bについて説明する。図3(a)に示すように、支持片114Bの先端部の内側(支持片114Aに対向する側)には、支持片114Bの厚み方向に窪んだ凹状のガイド部131が形成されている。ガイド部131は、支持片114Bの厚み方向にそれぞれ垂直/平行な底壁131a/側壁131bを有している。軸支穴132は、ガイド部131内に形成される。ガイド部131は、支持片114Bの延設方向の側が開口しているが、開口する方向は問わない。
バット241は次のようにして組み付けられる。まず、図3(b)に仮想線で示すように、回動軸133と軸支穴132の中心線とがほぼ平行となるようにしてバット241を支持片114に近づけていく。そして、支持片114A、114Bを互いが離間する方向に指等で開き、2つのガイド部131間に回動軸133を挟み込む。支持片114A、114Bを互いに離間させる際には、例えば、支持片114A、114Bの材料が塑性変形しない程度の弾性変形域内で外力を付加する。
そのまま回動軸133が軸支穴132の位置にくるようにバット241を平行移動させる。その際、回動軸133の位置が大きくずれそうになると、回動軸133はガイド部131の側壁131bに当接し、それ以上の過大なずれが回避される。すなわち、ガイド部131は回動軸133を軸支穴132の位置に導くためのガイド(案内)機能を果たす。
軸支穴132と回動軸133との位置が一致すると、軸支穴132に回動軸133が嵌入される。これにより、一対の支持片114A、114Bの間隔が開いた状態が解消されて元の平行な状態に復帰すると共に、軸支穴132に対して回動軸133が回動自在になる。ひいては、バット241がバットフレンジ213の支持片114に対して回動自在に軸支される。
本実施の形態によれば、回動軸133が予めバット241に設けられ、バットフレンジ213の支持片114A、114Bの弾性変形を利用して一時的に両者の間隔を開き、ガイド部131にガイドされて回動軸133が軸支穴132に嵌入される。いわゆるスナップフィットによってバット241を簡単に組み付けることができる。従って、回動軸313と軸支穴132との精度のよい位置合わせが容易である。また、バット241と支持片114A、114Bとの位置精度が低いまま組み付けられてしまうことがなく、軸支穴132の内壁を傷つけるおそれもない。よって、軸支の精度を高くすると共に、回動部品であるバット241の組み付け作業性を向上させることができる。
なお、回動軸133と軸支穴132との間に、羊毛やフェルト、化繊不織布、エラストマー等の緩衝部材が介装されていてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、バット241をバットフレンジ213に組み付ける前に、バット241の回動軸133に介装部材としての軸受け部材134を装着しておく点、軸支穴132の位置及びガイド部131の形状が、第1の実施の形態と異なる。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図4(a)は、軸受け部材134が装着されたバット241の斜視図である。図4(b)は、片側の支持片114Bの先端部の内側を示す図である。図4(c)は、バットフレンジ213にバット241が組み付けられた状態における回動軸133の軸中心に沿った軸支部A101の断面図である。
軸受け部材134は、円筒部135を有し、円筒部135の全体にかけて回動軸133が貫通する貫通穴135bが形成されている(図4(c))。円筒部135の外周面の一部は切り欠きにより切り欠き部135aが設けられて欠円形状となっている(図4(b))。切り欠き部135aは回動軸133の軸線に平行な平坦面である。軸受け部材134は、1つのバット241に対して2つ設けられ、左右の側面241aから双方に突出した回動軸133のそれぞれに装着される。図4(b)に示すように、各支持片114に形成される凹状のガイド部131において、各支持片114の根元側には、切り欠き部135aに対応する直線的で平坦な形状の係合部131cが形成される。
かかる構成において、軸受け部材134が装着されたバット241を、第1の実施の形態と同じ要領で支持片114に組み付ける。その際、回動軸133がガイド部131にガイドされるだけでなく、軸受け部材134の円筒部135も側壁131bにガイドされ得る。
軸受け部材134は回動軸133に対して回動自在であるので、バット241を組み付ける際には、切り欠き部135aが係合部131cに対向するように、軸受け部材134の回動方向の位置を合わせる。
軸支穴132と回動軸133との位置が一致して、軸支穴132に回動軸133が嵌入されると、第1の実施の形態と同様に、一対の支持片114A、114Bの間隔が開いた状態が解消されて元の平行な状態に復帰すると共に、軸支穴132に対して回動軸133が回動自在になる。それだけでなく、切り欠き部135aが係合部131cに対向当接する状態で、円筒部135がガイド部131に収容される。軸受け部材134は、予め回動軸133に装着しておけばよいので、組み付け作業は容易である。
このようにして、バット241がバットフレンジ213に対して回動自在に軸支される。一方、切り欠き部135aと係合部131cとの係合により、軸受け部材134は、バットフレンジ213に対する回動が規制され、回り止め機能が果たされる。回動軸133は、軸受け部材134の貫通穴135b及び軸支穴132に対して回動する。
本実施の形態によれば、軸支の精度を高くすると共に、回動部品であるバット241の組み付け作業性を向上させることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、介装部材としての軸受け部材134の組み付け作業も容易となる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、回動軸133は軸受け部材134から突出し、回動軸133が軸支穴132に支持される構成であった。これに対し第3の実施の形態では、回動軸133が介装部材としての軸受け部材334を介してバットフレンジ213に支持される構成とする。
図5(a)は、軸受け部材334が装着されたバット241の斜視図である。図5(b)は、片側の支持片114Bの先端部の内側を示す図である。図5(c)は、バットフレンジ213にバット241が組み付けられた状態における回動軸133の軸中心に沿った軸支部A101の断面図である。
軸受け部材334は円筒状に形成され、軸受け部材334には回動軸133が嵌入される貫通穴334bが形成されている(図5(c))。軸受け部材334は、1つのバット241に対して2つ設けられ、左右の側面241aから双方に突出した回動軸133のそれぞれに装着される。支持片114A、114Bには、軸受け部材334が嵌入されるための軸支穴332が形成される(図5(c))。
かかる構成において、軸受け部材334が装着されたバット241を支持片114に組み付ける。その際、軸受け部材334の端面及び外周面がガイド部131にガイドされる。そして軸支穴332と軸受け部材334との位置が一致して、軸支穴332に軸受け部材334が嵌入されると、一対の支持片114A、114Bの間隔が開いた状態が解消されて元の平行な状態に復帰すると共に、軸支穴332に対して軸受け部材334が回動自在になる。回動軸133は軸受け部材334に対して回動自在であり、しかも軸受け部材334を介して軸支穴332に対しても回動自在である。軸受け部材334は、予め回動軸133に装着しておけばよいので、組み付け作業は容易である。
なお、第2の実施の形態と同様に、ガイド部131に係合部131cを設けると共に、軸受け部材134にも、切り欠き部135aと同様の切り欠き部を設けてもよい。
本実施の形態によれば、軸支の精度を高くすると共に、回動部品であるバット241の組み付け作業性を向上させることに関し、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、介装部材としての軸受け部材334の組み付け作業も容易となる。
(第4の実施の形態)
第1〜第3の実施の形態では、アップライトピアノ型の鍵盤楽器を例示したが、以下の実施の形態で説明するように、本発明をグランドピアノ型の鍵盤楽器に適用してもよい。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る回動部品の軸支構造が適用される鍵盤楽器の後部の縦断面図である。図6では特に、1つの鍵11とそれに対応するアクション機構ACT2等の機構を示している。
この鍵盤楽器はグランドピアノとして構成され、白鍵及び黒鍵である鍵11が複数並列に配列される。各鍵11は各々、不図示の鍵支点を中心に図6の時計及び反時計方向に回動自在に配設される。図6の右側が奏者側であって前方、左側が後方である。鍵11の前部が押離操作される。鍵11の後端部の上方に、各鍵11に対応してアクション機構ACT2が設けられる。
この鍵盤楽器には、各種の回動部品と、該回動部品を回動自在に軸支する支持部との組が複数組設けられる。支持部が回動部品を軸支するための軸支機構である軸支部Aとして、図6では軸支部A1〜A7が例示されている。
例えばアクション機構ACT2においては、軸支部A1において、支持部としてのサポートフレンジ12にサポート本体13が回動部品として軸支される。同様に、軸支部A2においてサポート本体13にジャック15が軸支され、軸支部A3においてレペティションレバーフレンジ14にレペティションレバー16が軸支され、軸支部A4においてハンマシャンクフレンジ17にハンマHMのハンマシャンク18が軸支される。ハンマHMは不図示の弦を打撃する。
また、軸支部Aが構成される場所はアクション機構ACT2に限定されるものでなく、例えば、軸支部A5においてダンパレバーフレンジ19にダンパレバー20が軸支される。また、軸支部A6においてダンパブロック21にダンパレバー20が軸支され、軸支部A7においてタブリップ22にダンパブロック21が軸支される。
これらは例示であり、軸支部Aにおいて、例えば二股の支持片を有する側が支持部で、他方が回動部品と把握できる。しかし、両者の関係は相対的なものであるので、関係が逆となる構成であってもよい。また、サポート本体13のように、相手部品との関係で1つの部品が支持部にもなり回動部品にもなる場合もある。支持部及び回動部品のいずれか一方に第1の機構部M1が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部M2が構成される。
各軸支部Aの構成は同様であるので、以下では、代表して、レペティションレバーフレンジ14とレペティションレバー16との間に構成される軸支部A3について詳細に説明する。
図7(a)は、回動部品としてのレペティションレバー16の斜視図である。図7(b)は、支持片としてのレペティションレバーフレンジ14を含むサポート本体13の斜視図である。
レペティションレバーフレンジ14は、サポート本体13の一部でもあり、サポート本体13に対して固定的関係にある。軸支部A3に関しては、レペティションレバーフレンジ14に第1の機構部M1が構成されると共にレペティションレバー16に第2の機構部M2が構成される。
軸支部A3に関しては、第1の機構部M1において、サポート本体13の一部として2枚で一対の支持片であるレペティションレバーフレンジ14(14A、14B)が延設され、これらレペティションレバーフレンジ14が支持部となる。各レペティションレバーフレンジ14A、14Bは二股状に延設されて互いに対向し、各々には互いに同心の軸支穴32(図7(b))が貫通して形成される。
レペティションレバーフレンジ14を含むサポート本体13は、弾性のある樹脂で一体に形成される。ただしサポート本体13は、金属や厚密木材等で形成してもよい。各レペティションレバーフレンジ14は、軸支穴32の中心線に平行な方向を厚み方向とする板状に形成され、自由状態ではフレンジ14A、14Bは平行である。一方、フレンジ14A、14Bはそれらの弾性によって主に厚み方向に容易に撓むことが可能であり、外力によって互いの間隔は変化し得る。
一方、図7(a)に示すように、第2の機構部M2として、レペティションレバー16には、回動軸33が固定的に設けられ、回動軸33は左右の側面16aから双方に突出している。レペティションレバー16がフレンジ14A、14Bに組み付けられる際、左右双方に突出した回動軸33がフレンジ14A、14Bの軸支穴32に嵌入されることで、軸支穴32に対して回動軸33が回動自在になり、ひいてはレペティションレバー16がフレンジ14A、14Bに対して回動自在になる。
本実施の形態によれば、回動軸33が予めレペティションレバー16に設けられ、フレンジ14A、14Bの弾性変形を利用して一時的に両者の間隔を開き、ガイド部31にガイドされて回動軸33が軸支穴32に嵌入される。いわゆるスナップフィットによってレペティションレバー16を簡単に組み付けることができる。従って、回動軸33と軸支穴32との精度のよい位置合わせが容易である。また、レペティションレバー16とフレンジ14A、14Bとの位置精度が低いまま組み付けられてしまうことがなく、軸支穴32の内壁を傷つけるおそれもない。よって、軸支の精度を高くすると共に、回動部品であるレペティションレバー16の組み付け作業性を向上させることができる。
なお、回動軸33と軸支穴32との間に、羊毛やフェルト、化繊不織布、エラストマー等の緩衝部材が介装されていてもよい。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態では、レペティションレバー16をレペティションレバーフレンジ14に組み付ける前に、レペティションレバー16の回動軸33に介装部材としての軸受け部材34を装着しておく点、及びガイド部31の形状が、第4の実施の形態と異なる。その他の構成は第4の実施の形態と同様である。
図8(a)は、軸受け部材34が装着されたレペティションレバー16の斜視図である。図8(b)は、片側のレペティションレバーフレンジ14Bの先端部の内側を示す図である。図8(c)は、レペティションレバーフレンジ14にレペティションレバー16が組み付けられた状態における回動軸33の軸中心に沿った軸支部A3の断面図である。
軸受け部材34は、円筒部35を有し、円筒部35の全体にかけて回動軸33が貫通する貫通穴35bが形成されている(図8(c))。円筒部35の外周面の一部は切り欠きにより切り欠き部35aが設けられて欠円形状となっている(図8(b))。切り欠き部35aは回動軸33の軸線に平行な平坦面である。軸受け部材34は、1つのレペティションレバー16に対して2つ設けられ、左右の側面16aから双方に突出した回動軸33のそれぞれに装着される。
図8(b)に示すように、各フレンジ14に形成される凹状のガイド部31において、各フレンジ14の根元側には、切り欠き部35aに対応する直線的で平坦な形状の係合部31cが形成される。ガイド部31は、係合部31c以外の形状は第4の実施の形態におけるものと同じである。
かかる構成において、軸受け部材34が装着されたレペティションレバー16を、第4の実施の形態と同じ要領でレペティションレバーフレンジ14に組み付ける。その際、回動軸33がガイド部31にガイドされるだけでなく、軸受け部材34の円筒部35も側壁
31bにガイドされ得る。
軸受け部材34は回動軸33に対して回動自在であるので、レペティションレバー16を組み付ける際には、切り欠き部35aが係合部31cに対向するように、軸受け部材34の回動方向の位置を合わせる。
軸支穴32と回動軸33との位置が一致して、軸支穴32に回動軸33が嵌入されると、第4の実施の形態と同様に、一対のフレンジ14A、14Bの間隔が開いた状態が解消されて元の平行な状態に復帰すると共に、軸支穴32に対して回動軸33が回動自在になる。それだけでなく、切り欠き部35aが係合部31cに対向当接する状態で、円筒部35がガイド部31に収容される。軸受け部材34は、予め回動軸33に装着しておけばよいので、組み付け作業は容易である。
このようにして、レペティションレバー16がレペティションレバーフレンジ14に対して回動自在に軸支される。一方、切り欠き部35aと係合部31cとの係合により、軸受け部材34は、レペティションレバーフレンジ14に対する回動が規制され、回り止め機能が果たされる。回動軸33は、軸受け部材34の貫通穴35b及び軸支穴32に対して回動する。
本実施の形態によれば、軸支の精度を高くすると共に、回動部品であるレペティションレバー16の組み付け作業性を向上させることに関し、第4の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、介装部材としての軸受け部材34の組み付け作業も容易となる。
ところで、上記各実施の形態においては、軸支部Aにおいて第1の機構部M101、M1と第2の機構部M102、M2のそれぞれが、回動部品または支持片のいずれの側に構成されるかについて、例示とは反対にしてもよい。そして第1の機構部と第2の機構部との係合によって回動部品が支持片に対して回動自在となるよう構成されればよい。このような例を図9で説明する。代表して、第5の実施の形態(図8)の変形例として例示する。
図9(a)は、第5の実施の形態の変形例において、レペティションレバーフレンジ14にレペティションレバー16が組み付けられた状態における回動軸33の軸中心に沿った軸支部A3の断面図である。図9(b)は、片側のレペティションレバーフレンジ14Bの先端部の斜視図である。図9(c)は、レペティションレバー16の部分斜視図である。
この変形例においては、一対の支持片であるレペティションレバーフレンジ14(14A、14B)に第2の機構部M2が構成される(図9(b))。回動軸33は、各フレンジ14A、14Bに、互いに対向する方向に突出して固定的に設けられ、各回動軸33に軸受け部材34が装着される(図9(a))。軸受け部材34の円筒部35の外周には、各フレンジ14A、14Bの延設方向先端側に切り欠き部35aが形成されている。
一方、第1の機構部M1については、第5の実施の形態におけるガイド部31に相当する凹状のガイド部41と、軸支穴32に相当する同心の軸支穴42とが、レペティションレバー16に形成される(図9(a)、(c))。ガイド部41は、フレンジ14Bの厚み方向にそれぞれ垂直/平行な底壁41a/側壁41bを有すると共に、切り欠き部35aに対応する形状の係合部41cが形成されている。
かかる構成において、レペティションレバー16をレペティションレバーフレンジ14に組み付ける前に、各回動軸33に介装部材としての軸受け部材34を装着しておく。この変形例においては、ガイドする側の部材とガイドされる側の部材とが、第5の実施の形態とは逆になるが、相対的に見れば作用に変わりはない。従って、底壁41a、側壁41b、係合部41cの役割は、第5の実施の形態における底壁31a、側壁31b、係合部31cと同様である。
すなわち、弾性変形によって一対のフレンジ14A、14Bの間隔を開かせた状態で、回動軸33がガイド部41に相対的にガイドされる。そして軸支穴42と回動軸33との位置が一致すると、軸支穴42に回動軸33が嵌入されることで、フレンジ14A、14Bの間隔が開いた状態が解消されると共に軸支穴42に対して回動軸33が回動自在に支持される。
なお、上記各実施の形態及び変形例のいずれにおいても、軸支穴132、332、32、42は貫通穴に限られず、止まり穴であってもよい。
このように、鍵盤楽器において、回動部品を回動自在に軸支する支持部との組み合わせであれば、例示したもの以外にも本発明を適用可能である。また、鍵盤楽器は電子楽器であってもよく、弦を有しなくてもよい。
本発明はこれら特定の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施の形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
114A、114B 支持片、 14A、14B レペティションレバーフレンジ(支持片)、 241 バット(回動部品)、 16 レペティションレバー(回動部品)、 M101、M1 第1の機構部、 M102、M2 第2の機構部、 131、31、41 ガイド部、 132、332、32、42 軸支穴、 133、33 回動軸、 334、134、34 軸受け部材(介装部材)、 135a、35a 切り欠き部、 131c、31c、41c 係合部

Claims (8)

  1. 互いに対向して二股状に延設された一対の支持片を有し、前記一対の支持片の間で回動部品が回動軸を中心に回動自在なように前記支持片に組み付けられる鍵盤楽器の回動部品の軸支構造であって、
    前記支持片及び前記回動部品のいずれか一方に第1の機構部が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部が構成され、前記支持片に前記回動部品を組み付けると、前記第1の機構部と前記第2の機構部との係合によって前記回動部品が前記支持片に対して回動自在となるよう構成され、
    前記第1の機構部には、凹状のガイド部が形成されると共に、前記ガイド部内に、前記回動軸が嵌入される軸支穴が形成され、
    前記第2の機構部には、前記回動軸が設けられ、
    前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されることで、前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在になり、
    前記第2の機構部において、前記回動軸には介装部材が前記回動軸に対して回動自在に装着され、前記支持片に前記回動部品を組み付ける際、前記介装部材が前記回動軸に装着された状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されると、前記介装部材の少なくとも一部分が前記ガイド部に収容されることを特徴とする鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  2. 前記支持片に前記回動部品を組み付ける際、前記支持片の材料が塑性変形しない程度の弾性変形域で外力が付加されることで前記一対の支持片の間隔が開いた状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴と前記回動軸との位置が一致すると、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されることで、前記一対の支持片の間隔が開いた状態が解消されると共に前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在になることを特徴とする請求項1記載の鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  3. 前記介装部材には、切り欠き部が形成されると共に、前記ガイド部には前記切り欠き部に対応する形状の係合部が形成され、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入される際、前記切り欠き部と前記係合部とが対向するように、前記回動軸を中心とした前記介装部材の回動方向の位置を合わせ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されたとき、前記切り欠き部と前記係合部とが係合することで、前記ガイド部に対する前記介装部材の、前記回動軸を中心とした回動方向の位置が規制されることを特徴とする請求項1または2記載の鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  4. 互いに対向して二股状に延設された一対の支持片の間で回動軸を中心に回動自在に前記支持片に組み付け可能な回動部品を有し、
    前記支持片及び前記回動部品のいずれか一方に第1の機構部が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部が構成され、前記支持片に前記回動部品が組み付けられた状態では、前記第1の機構部と前記第2の機構部との係合によって前記回動部品が前記支持片に対して回動自在となるよう構成され、
    前記第1の機構部には、凹状のガイド部が形成されると共に、前記ガイド部内に、前記回動軸が嵌入される軸支穴が形成され、
    前記第2の機構部には、前記回動軸が設けられ、
    前記軸支穴に前記回動軸が嵌入された状態では、前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在であり、
    前記第2の機構部において、前記回動軸には介装部材が前記回動軸に対して回動自在に装着され、前記支持片に前記回動部品が組み付けられる際、前記介装部材が前記回動軸に装着された状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入された状態では、前記介装部材の少なくとも一部分が前記ガイド部に収容されることを特徴とする鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  5. 前記支持片に前記回動部品が組み付けられる際、前記支持片の材料が塑性変形しない程度の弾性変形域で外力が付加されることで前記一対の支持片の間隔が開いた状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴と前記回動軸との位置が一致して前記軸支穴に前記回動軸が嵌入された状態では、前記一対の支持片の間隔が開いた状態が解消されると共に前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在であることを特徴とする請求項記載の鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  6. 前記介装部材には、切り欠き部が形成されると共に、前記ガイド部には前記切り欠き部に対応する形状の係合部が形成され、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入される際、前記切り欠き部と前記係合部とが対向するように、前記回動軸を中心とした前記介装部材の回動方向の位置が合わせられて、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入された状態では、前記切り欠き部と前記係合部との係合によって、前記ガイド部に対する前記介装部材の、前記回動軸を中心とした回動方向の位置が規制されることを特徴とする請求項4または5記載の鍵盤楽器の回動部品の軸支構造。
  7. 鍵の動作が伝達されて回動するハンマを少なくとも含み、前記鍵の動作により回動する少なくとも1つの回動部品であって、互いに対向して二股状に延設された一対の支持片の間で回動軸を中心に回動自在に前記支持片に組み付け可能な回動部品を有し、
    前記支持片及び前記回動部品のいずれか一方に第1の機構部が構成されると共にいずれか他方に第2の機構部が構成され、前記支持片に前記回動部品が組み付けられた状態では、前記第1の機構部と前記第2の機構部との係合によって前記回動部品が前記支持片に対して回動自在となるよう構成され、
    前記第1の機構部には、凹状のガイド部が形成されると共に、前記ガイド部内に、前記回動軸が嵌入される軸支穴が形成され、
    前記第2の機構部には、前記回動軸が設けられ、
    前記軸支穴に前記回動軸が嵌入された状態では、前記軸支穴に対して前記回動軸が回動自在であり、
    前記第2の機構部において、前記回動軸には介装部材が前記回動軸に対して回動自在に装着され、前記支持片に前記回動部品を組み付ける際、前記介装部材が前記回動軸に装着された状態で前記回動軸が前記ガイド部に相対的にガイドされ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されると、前記介装部材の少なくとも一部分が前記ガイド部に収容されることを特徴とする鍵盤楽器のアクション機構。
  8. 前記介装部材には、切り欠き部が形成されると共に、前記ガイド部には前記切り欠き部に対応する形状の係合部が形成され、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入される際、前記切り欠き部と前記係合部とが対向するように、前記回動軸を中心とした前記介装部材の回動方向の位置を合わせ、前記軸支穴に前記回動軸が嵌入されたとき、前記切り欠き部と前記係合部とが係合することで、前記ガイド部に対する前記介装部材の、前記回動軸を中心とした回動方向の位置が規制されることを特徴とする請求項7記載の鍵盤楽器のアクション機構。
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