JP6307226B2 - フードフック及びその製造方法 - Google Patents

フードフック及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6307226B2
JP6307226B2 JP2013135661A JP2013135661A JP6307226B2 JP 6307226 B2 JP6307226 B2 JP 6307226B2 JP 2013135661 A JP2013135661 A JP 2013135661A JP 2013135661 A JP2013135661 A JP 2013135661A JP 6307226 B2 JP6307226 B2 JP 6307226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
hook
opening
protrusion
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013135661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015010368A (ja
Inventor
邦彦 荒木
邦彦 荒木
晃 田邉
晃 田邉
聡裕 内田
聡裕 内田
三樹夫 中島
三樹夫 中島
信也 盛永
信也 盛永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heian Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Heian Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heian Manufacturing Co Ltd filed Critical Heian Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013135661A priority Critical patent/JP6307226B2/ja
Publication of JP2015010368A publication Critical patent/JP2015010368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6307226B2 publication Critical patent/JP6307226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車のフードフックなどフックに関する。
フードフックとは、自動車のボンネットフード(自動車の前面に配置されるカバー)が運転中に浮かないように留める機構である。まずは、ボンネットフードの浮きを防止する機構について、図11A、図11Bを用いて説明する。図11Aに示すように、ボンネットフードの浮きを防止する機構は、フードに設置する部材110aと、エンジンルームに設置する部材110bとによって形成される。ボンネットフードの浮きを防止する機構は、車外から操作して、ボンネットフードの開閉を制御する補助ロック機構、及び、車内からレバーでボンネットフードの開閉を制御する主ロック機構、2系統のロック機構によって構成されている。なお、フードフックは、補助ロック機構を構成する。
図11Bに、主ロック機構及び補助ロック機構の使用状態(ボンネットフードHを閉める直前の状態)を示す。自動車のボンネットフードHの裏面には、フードフック1101及び主ストライカ1111が配置されている。エンジンルームEには、補助ストライカ1103及び主ロック1113が配置されている。フードHを閉めると、主ストライカ1111が主ロック113と係合し、また、フードフック1101が補助ストライカ1103と係合することによって、ボンネットフードHが開かないようになっている。
ボンネットフードHを開く際には、まずは、運転者が車内に設置されているボンネットフードを開くためのレバーを操作することによって主ロック機構を解除する。次に、運転者は、車外から半開きになったボンネットフードHの隙間に手を入れて、フードフック1101の所定の押さえ部を操作することによって補助ロック機構を解除する。これにより、ボンネットフードHを開けることができる。
次に、従来の、補助ロック機構を構成するフードフックについて図5を用いて説明する。従来のフードフックP101は、開口部P10と、鍵部P11と、本体接続部P12と、留部P13と、ばねP14と、ばね端部P14a、ばね端部P14bと、押さえ部P15とからなる。なお、自動車本体には、フードフックP101と係合するストライカである突起P20が配置されている。
開口部P10は、貫通穴であり、突起P20がこの開口に入れ込まれたり、出されたりして、ボンネットフードHの開閉を制御する。
鍵部P11は、板状のもので、開口部P10と押さえ部P15とを両端に有し、押さえ部P15が変位した時に、開口部P10が変位するように設置されている。
本体接続部P12は、自動車のボンネットフードHに、このフードフックを固定するための部分で、留部P13を有する。
留部P13は、本体接続部P12を自動車のボンネットフードHに固定するための部分で、ボルトなどで自動車のボンネットフードHにフードフックP101を固定する。
ばねP14は、本体接続部P12と鍵部P11との間に設けられ、それぞれを反対方向へ、押している。
ばね端部P14aは、ばねP14の一端部で、本体接続部P12に接し、本体接続部P12を押している。
ばね端部P14bは、ばねP14の他端で、鍵部P11に接し、鍵部P11を押している。
押さえ部P15は、人が手で、力を加える部分である。
突起P20は、自動車本体に設置され、開口部P10に挿入されたり、開口部P10から出たりする部分である。
図5は、フードフックが閉まっている状態で、ボンネットフードHは自動車に固定されている。この状態から、押さえ部P15を押さえることで、開口部P10が上方へ移動し、開口部P10が突起P20から離れる。この状態を示すのが、図6である。この時、ばねP14は、圧縮されている。そして、この状態で、ボンネットフードHを開けることができる。
ボンネットフードHを閉める時は、ボンネットフードHが閉まるにつれて、鍵部P11の先端が、突起P20で押され、ばねP14が圧縮され、開口部P10が下方へ移動する。結果、突起P20が開口部P10へ挿入される。
特開平09−184342号公報公報
ここで、従来のフードフックでは、本体接続部P12と、ばねP14と、鍵部P11、軸、樹脂カラーの5つの部分(部品)が必要であること、かつ、5つの部品の組み立てが必要であり、結果、製造に時間、費用がかかっていた。
上記課題を解決するために、第1開口を有する鍵部、作用を受ける押さえ部、前記鍵部と前記押さえ部との間に位置する突起、からなる第1部材と、被対象物へ固定される接続部、前記突起を受ける受け部、からなる第2部材と、からなるフードフックであり、
前記突起前記受け部に接して湾曲することで、前記第1部材と前記第2部材とが相対移動することを特徴とするフードフックを用いる。
また、1枚の金属シートから、鍵部と接続部とが一体となった形状を加工する工程と、前記加工された形状の板を折り、支点部と押さえ部と接続部とを立体形状に形成する工程と、前記鍵部に開口を設ける工程とからなることを特徴とするフードフックの製造方法を用いる。
本願発明では、1つの部材からなるフードフックで、組み立てが容易である。
(a)は、実施例1のフードフックが閉まっている状態を示す図であり、(b)は、(a)の変形例を示す図である。 (a)は、実施例1のフードフックが開いた状態を示す図であり、(b)は、(a)の断面図である。 (a)は、実施例1のフッドフックの原材料を示す図であり、(b)は、実施例1のフードフックの製造を説明する図である。 従来のフードフックの使用を示す図である。 従来のフードフックが閉まっている状態を示す図である。 従来のフードフックが開いた状態を示す図である。 実施例2のフードフックが閉まっている状態を示す図である。 実施例2のフードフックが開いた状態を示す図である。 図7に示すフードフックの側面図である。 図7に示すフードフックの正面図である。 従来のフードフックを示す図である。
第1 フードフック101の構造
図1(a)に、本願発明のフードフック101を示す。フードフック101は、開口部10と、鍵部11と、本体接続部12と、留部13と、支え部21と、押さえ部15と、支点部22とからなる。また別途、自動車本体に突起20がある。
開口部10は、鍵部11の端部にある貫通穴であり、突起20がこの開口部10に入れ込まれたり、出されたりして、ボンネットフードHの開閉を制御する。
鍵部11は、板状のもので、開口部10と押さえ部15とを両端に有し、押さえ部15が変位した時に、鍵部11が、支点部22で曲がり、開口部10が変位するように設置されている。
本体接続部12は、自動車のボンネットフードHに、このフードフック101を固定するための部分で、留部13を有する。
留部13は、本体接続部12を自動車のボンネットフードHに固定するための部分で、ボルトなどで自動車のボンネットフードHにフードフック101を固定する。
押さえ部15は、鍵部11にあり、支点部22に対して、開口部10と反対の側に位置する。押さえ部15に、人が手で、力を加え、鍵部11を変位させる部分である。
押さえ連結部15aは、支点部22と押さえ部15との間に位置する、ひも状または帯状の部分である。
支え部21は、本体接続部12にあり、押さえ連結部15aの一方向への移動を阻止する部分である。押さえ部15に力がかかっていない場合、押さえ連結部15aは、この支え部21に接触し固定されている。
支点部22は、鍵部11で細くなっている部分、または、帯状の部分である。鍵部11
の中で一番断面積(鍵部11が曲がる方向(長手方向、変形方向)に対して垂直方向の複数支点の全断面積)が小さい部分で、そのため、支点部22のところで曲がる。支点部22は、開口部10と押さえ部15の間にある。鍵部11のほぼ中央に位置する。この部分で、鍵部11が変形する。ばね性材料でできているので、変形しても戻る。この部分は、鍵部11が変形するために曲がる部分であり、その幅で曲がりの強さを調整している2本のひも状の形状であり、その間に、空間を置いて、押さえ連結部15aが位置する。
さらに、支点部22の長手方向に垂直方向の断面積の合計は、前記支点部22のところの押さえ連結部15aにおける長手方向に垂直方向の断面積より小さいのがよい。つまり、断面積の小さい支点部22のところで曲がるようにしている。さらに、支点部22の総断面積は、押さえ連結部15aにおける断面積の75%以下がよい。
突起20は、自動車本体に設置され、開口部10に挿入されたり、開口部10から出たりする部分である。
従来例と異なる点は、ばね(巻線)を用いないこと、主要な部分が1つのばね材料で形成されていることである。上記の構成部は1つのばね材料とから構成されている。
このため、1つの部品として扱うことができ、部品間の組み立てが不要であること、また、支点部22の寸法を変えることで曲がる力を、自由に設定できる。
第2 フードフック101の動作
図1(a)の状態は、フードフック101が閉まっている状態で、ボンネットフードHは自動車に固定されている。この状態から、押さえ部15を押さえること(変位させる)で、鍵部11が曲がり、開口部10が上方へ移動し、開口部10が突起20から離れる。この状態を示すのが、図2(a)である。この時、鍵部11は、ばねのように変形されている。
そして、この状態で、ボンネットフードHを開けることができる。
ボンネットフードHを閉める時は、鍵部11の先端が、突起20と接触し、突起20で押され、鍵部11が圧縮され、曲がり、開口部10が上方へ移動する。結果、突起20が開口部10へ挿入される。
なお、図1(a)の変形例を、図1(b)に示す。図1(b)は、鍵部11の先端、開口部10の周辺の部分を示す。図1(a)と違う点は、折り部25を、さらに、設けていることである。この折り部25は、下記の製法に示すが、1枚の金属シートを折り曲げたものであり、開口部10の強度向上を目的としている。図1(b)に示すように開口部10の3方向あればよりよいが、先端部分の1辺にだけあってもよい。その折り曲げの位置は、開口部10の外周でも内周でもよい。その方向は、鍵部11の面に垂直方向で、押さえ部15の面と平行であればよい。これにより、強度を向上させることができる。
図2(b)に図2(a)の時の鍵部11の断面を示す。押さえ部15と支点部22との間には、支え部21に接触する押さえ連結部15aがある。押さえ連結部15aは、支え部21に接触する部分であり、支点部22での曲がりを規制する。押さえ部15と押さえ連結部15aとの間に段差30がある。この段差30により、押さえ部15の位置を調整できる。また、鍵部11の強度を向上できる。
第3 フードフック101の製法
製造方法を図3(a)、図3(b)を用いて説明する。
まず、図3(a)に示す板40を準備する。板40は、ばね材からなる薄板である。材料は、ばね材ならよいが、加工、折り曲げ時はばね性がなく、その後、処理により、ばね性が生じるものがよい。たとえば、熱処理でばね性が生じる材料、ばね用冷間圧延鋼材料がよい。特に、JIS規格SK5Mが加工性、ばね性がよい。
この例では、JIS規格SK5Mの厚み1.5mm、ばね定数0.6N/mmのものを用いた。ばね定数は、0.05N/mmより大きい必要がある。6N/mmまであればよい。
厚みは、0.5mmから2.5mmの範囲が、加工上よい。好ましくは、1mmから2mmがよい。SK5Mは、ナマシ材であり、このままではバネ性はない。加工したのち、熱処理(テンパー)でバネ性を出すことができる。
この板40をプレス装置に固定し、図3(b)に示す外形形状、および、穴、開口を打ち抜き、折り曲げ立体形状にする。その後、熱処理(300℃、1時間)をして、フードフックとなる。
図3(b)では、フードフック100として、完成したとしたら、開口部10と、鍵部11と、本体接続部12と、留部13と、支え部21と、押さえ部15と、支点部22となる予定の部分からなる。
上記の製法であるので、支点部22と押さえ部15と開口部10と接続部12とが1つの板部材を折り曲げて形成されている。また、支点部22と押さえ部15と開口部10と接続部12の厚みが同じである。さらに、支点部22と押さえ部15と開口部10と接続部12が同じばね材料からなる。
なお、1枚の金属シートからなるが、溶接などで、一部の部分を付け足してもよい。支え部21や折り部25は、後で連結してもよい。
また、本体接続部12と、前記支点部22間に、本体接続部連結部16が位置し、本体接続部連結部16の平面と支点部22の平面とは、直角の関係であることよい。強度向上となる。なお、本体接続部12の平面と、本体接続部連結部16の平面と、支点部22を含む平面とはそれぞれ90度を成すのがよい。
なお、従来の図5、図6のフードフック101と、発明の図1、2のフードフック101との動作する力、および、繰り返し耐久性を評価したが差異はなかった。本発明のフードフックでは、1つの板材料からなるが、上記に説明した特徴により、従来のフードフックの特性と同等以上の性能を有する。さらに、ばね性材料であるので、耐久性は、従来よりも、はるか高い。また、人が動作する場合の感覚も、全体にばね性があり、優しい。違和感がない。
実施例2は、実施例1の変形例である。特に説明したもの以外は実施例1と同じである。図7〜図10に、実施例2のフードフック201を示す。
図7、図8は、フードフック201の斜視図である。図9は、図7に示すフードフック201の側面図、図10は、図7に示すフードフック201の正面図である。なお、図7は、図1(a)に相当する図であり、鍵部11の第1開口部62に、突起20が入っている状態を示す図である。図8は、図2(a)に相当する図であり、鍵部11の第1開口部62から、突起20が外れている状態を示す図である。
第1 構造
図7に示すように、フードフック201は、第1部材91、第2部材92、及び連結部52から構成されている。第1部材91は、鍵部11と、押さえ部15と、突起51と、第1開口部62と、第2開口部63と、折り部25と、を含んでいる。鍵部11と押さえ部15とは、所定の角度をもって、連続的に一体的に形成されている。なお、フードフック201では、両者は、ほぼ垂直に配置されている。これにより、押さえ部15に加える力の方向(矢印a7方向)を、第1部材91の回動方向(図8:矢印a8方向)に返還することが可能となる。
折り部25は、鍵部11の縁部に沿って、鍵部11に対して垂直に形成されている。折り部25を形成することによって、第1部材91の強度を向上させることができる。折り部25は、鍵部11の周縁に沿って形成される第1折り部25aと、第1折り部25aから連続して形成され、突起51に平行に、鍵部11から突出して形成される第2折り部25bと、を有している。
突起51は、第2開口63内に、鍵部11から連続して、鍵部11と同一平面内に形成されている。なお、第2開口63は、鍵部11及び押さえ部15に跨って形成されている。第1開口部62は、鍵部11において、押さえ部15が位置する側とは反対側に形成される。フードフック201は、第1開口部62を介して、自動車本体に設けられる突起20と係合する。
第2部材92は、本体接続部12L、12Rと、固定部64L、64Rと、受け部61と、を含んでいる。本体接続部12L、12Rは、ボルト等の固定部材を介して自動車のボンネットフードHに固定される。本体接続部12L、12Rは、それぞれ、固定部材を挿入するための留部13L、13Rを有している。
固定部64Lは、本体接続部12Lに対して垂直に、連続して形成される。固定部64Lと固定部64Rとは、対向して配置されている。受け部61は、固定部64Lと固定部64Rとの間に、両者に垂直に形成されている。受け部61は、固定部64Lと固定部64Rとを接続する。なお、本体接続部12L、12R、固定部64L、64R、及び、受け部61は、連続的に一体として形成される。
連結部52は、第1部材91の向かって右側の第2折り部25b(以下、右側第2折り部25bRとする)と第2部材92の向かって右側の固定部64Rと重なる位置、及び、第1部材91の向かって左側の第2折り部25b(以下、左側第2折り部25bLとする)と第2部材92の向かって左側の固定部64Lと重なる位置、の左右2箇所で、第1部材91と第2部材92とを連結する。なお、第1部材91の右側第2折り部25bRの内側に第2部材92の右側固定部64Rが位置し、第1部材91の左側第2折り部25bLの内側に第2部材92の左側固定部64Lが位置する。連結部52により、第1部材91と第2部材92とは、左右の連結部52を結ぶ軸J1を中心に、スムーズに、離れることなく、相対的に回動できる。
なお、フードフック201では、突起状の連結部52を、右側固定部64R、左側固定部64R、右側第2折り部25bR、左側第2折り部25bL、それぞれに形成されているリング状の開口に貫通させた後、突起の先端を開口より大きくすることによって、連結部52が抜けないようにしている。
図9に示すように、第1部材91の右側第2折り部25bRには、規制窓53が形成されている。また、第2部材92の固定部64Rには、規制突起54が形成されている。規制突起54は、第1部材91と第2部材92とを連結した状態で、規制窓53の範囲内に位置する。これにより、第2部材92に対する第1部材91の回動範囲は、規制窓53の範囲内において規制突起54が移動できる範囲R901に応じた回動範囲R903に制限される。
ここで、押さえ部15に力が加えられていない時は、第1部材91は、規制突起54が規制窓53の縁に接する位置に配置される。このため、第1部材91は、所定の回動方向と反対の回動方向へは、回動することができない。一方、第1部材91は、所定の回動方向へ回動しようとすると、突起51が第2部材92の受け部61に接するため、回動方向へのなんらかの力が加えられない限りは、回動方向へ回動することができない(図8参照)。つまり、第1部材91は、押さえ部15に力が加えられていない状態では、所定の位置に固定される。
第1部材91及び第2部材92は、それぞれ、1枚の金属シートを折り曲げることによって作製されている。1枚の金属シートを折り曲げることによって作製される点については、実施例1におけるフードフック101(図3参照)と同様である。
一方、実施例1におけるフードフック101と異なり、フードフック201は、2つの部品、第1部材91及び第2部材92により構成される。このため、それぞれの部材を小さくできる。部材を小さくすることによって、折り曲げ加工が容易になり、同じ部材を作製すること、つまり均質な部材を作成することが容易になる。均質な部材を作成できるため、両者を連結した完成品としてフードフック201の品質を向上させることができる。また、フードフック201の耐久度が向上し、長期間の使用にも耐えることが可能となる。
フードフック201は、2つの部材で構成され、両者を、回転軸J1を中心に回動させる構成としたため、押さえ部15に対する加力に応じて第2部材92を回動させることが可能となった。これにより、従来に比して、また、実施例1のフードフック101にも比して、使用者の操作感が改善された。
また、フードフック201では、突起51の形状、長さによって、第2部材92が回動する際の弾性力を調整することができる。このため、フードフック201では、押さえ部15へ加える力の大きさを容易に調整できる。
また、突起51の先端を、突起51から受け部61に向かって所定量、突出するような曲線形状とすることによって、押さえ部15を操作しない平常時においても、突起51が受け部61を押圧する状態、つまり予圧状態を形成することも可能となる。これにより、平常時における第1部材91と第2部材92との位置関係をある程度固定することができる。
実施例1におけるフードフック101は、1枚の板で形成されるため、フードフック101が取り付けられている自動車のボンネット・フードH(図4参照)が上側に開こうとする引っ張り力に対向するためには、板の強度を上げる必要があり、板の強度と押さえ部15の操作に必要な力とのバランスをとることが難しかった。一方、第1部材91と第2部材92とを連結部52で連結する構造としたため、フードフック201が取り付けられている自動車のボンネット・フードHが上側に開こうとする引っ張り力を、連結部52で受けることができる。よって、連結部52の構成、強度を調整するだけで、引っ張り力に対して対抗することができる。同様に、突起51の形状、長さを調整するだけで、押さえ部15を操作するために必要な力を調整することができる。
第2 動作
フードフック201の動作について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、押さえ部15に力が加わっていない状態を示し、図8は、押さえ部15に力を加えた状態を示している。図7に示すように、押さえ部15に矢印a7方向に力を加えて、押さえ部15を矢印a7方向へ移動させると、図8に示すように、鍵部11が、矢印a8方向へ回動する。
これにより、突起51は、受け部61に接した後、湾曲した状態となる。なお、突起51は、このような湾曲に耐え得る弾性を有する素材により形成されている。
突起51が湾曲した状態から、つまり、図8の状態から、押さえ部15に加えていた力を取り除くと、突起51は、弾性により元の状態に戻り、図7の状態となる。
このように、フードフック201では、簡易な構造で、一方向の回動についてのみ力を加えた後の自動復帰を実現している。
本願発明のフードフックは、自動車のフードやドアの開閉を制御するために使用するものである。
101 フードフック
201 フードフック
10 開口部
11 鍵部
12 接続部
13 留部
14 ばね
14a ばね端部
14b ばね端部
15 押さえ部
15a 押さえ連結部
20 突起
21 支え部
22 支点部
25 折り部
25a 第1折り部
25b 第2折り部
25bR 右側第2折り部
25bL 左側第2折り部
30 段差
40 板
51 突起
52 連結部
61 受け部
62 第1開口
63 第2開口
64 固定部
64R 右側固定部
64L 左側固定部
92 第1部材
93 第2部材

Claims (10)

  1. 第1開口を有する鍵部、作用を受ける押さえ部、前記鍵部と前記押さえ部との間に位置
    する突起、からなる第1部材と、
    被対象物へ固定される接続部、前記突起を受ける受け部、からなる第2部材と、
    からなるフードフックであり、
    前記突起が前記受け部に接して湾曲することで、前記第1部材と前記第2部材とが相対移動することを特徴とするフードフック。
  2. 前記第1部材と前記第2部材は、それぞれ別の1枚の金属シートからなる請求項1記載のフードフック。
  3. 前記第1部材は、1枚の金属シートを折り曲げることで作製され、前記鍵部の平面と、前記押さえ部の平面とは、一定の角度を有し、折れ曲がっている請求項1または2記載のフードフック。
  4. 前記折り曲がり部分に、第2開口が設けられ、前記第2開口に、前記突起が設けられて
    いる請求項3に記載のフードフック。
  5. 前記第2部材は、平面状の組み合わせであり、前記受け部の平面と、前押さえ部の平面
    とは、一定の角度を有し、折れ曲がっている請求項1から4のいずれか1項に記載のフー
    ドフック。
  6. 前記第1部材と前記第2部材とは、それぞれに設けられた連結部で連結する請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載のフードフック。
  7. 前記連結部は、前記第1部材と前記第2部材との移動を許す構造である請求項6に記載のフードフック。
  8. 前記第1部材には、規制窓があり、前記第2部材には、規制突起があり、前記規制突起は、前記規制窓以内にその移動が規制される請求項1から7のいずれか1項に記載のフードフック。
  9. 前記第1部材には、その周辺に平面を折り返して折り部を有し、前記折り部に前記連結
    部が設けられた請求項6または7に記載のフードフック。
  10. 前記第2部材で、前記連結部を有する平面と、前記受け部のある平面と、前記被対象物へ固定される接続部のある平面とは、異なる平面で、それら平面は、互いに一定角度を有している請求項6または7に記載のフードフック。
JP2013135661A 2013-06-28 2013-06-28 フードフック及びその製造方法 Active JP6307226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013135661A JP6307226B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 フードフック及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013135661A JP6307226B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 フードフック及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015010368A JP2015010368A (ja) 2015-01-19
JP6307226B2 true JP6307226B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=52303771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013135661A Active JP6307226B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 フードフック及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6307226B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6821003B1 (ja) * 2019-12-23 2021-01-27 テクノエイト株式会社 車両用フードロック装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS422398Y1 (ja) * 1965-08-10 1967-02-13
JPS58159363U (ja) * 1982-04-17 1983-10-24 三菱自動車工業株式会社 自動車フ−ドラツチ取付部の構造
JP2500392B2 (ja) * 1991-01-11 1996-05-29 豊田合成株式会社 コンソ―ルドアロック及びその製造方法
JP2507386Y2 (ja) * 1991-05-14 1996-08-14 河西工業株式会社 内装部品におけるリッド体の係止構造
JP3505671B2 (ja) * 1996-01-08 2004-03-08 豊和化成株式会社 蓋体のロック機構
JPH11247516A (ja) * 1998-02-26 1999-09-14 Hashimoto Forming Ind Co Ltd 着脱具およびそれを備えた板体取り付け構造
EP2615012B1 (en) * 2010-09-09 2014-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hood lock structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015010368A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4727547B2 (ja) 車両用ウインドウレギュレータ装置
US4394048A (en) Interlocking mechanism of both side lock recliner for automotive seat
JP4446809B2 (ja) ロック機構
JP6307226B2 (ja) フードフック及びその製造方法
CN105745388A (zh) 车辆用门锁装置
JP2009177769A (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
JP4948468B2 (ja) 自動車のフード
JP4521883B2 (ja) 書類等の綴じ具
JP4865886B2 (ja) スライドユニット機構
JP6206652B2 (ja) ドアミラー取付構造
JP2008094353A (ja) 車両用ドア及びパネル部材荷重吸収構造
JP6007035B2 (ja) 車両用サンバイザー
WO2021082891A1 (zh) 一种外柔性屏移动电子终端及其铰链组件
JP2013144895A (ja) フードフックとその製造方法
JP2008189076A (ja) 車両用ドア構造
JP2013155851A (ja) ばねユニット及びスライド機構
JPWO2020090928A1 (ja) ドアラッチ装置
JP5064199B2 (ja) 自動車のドアロック装置
JP2020066318A (ja) 自動車用ドア構造
JP7022267B2 (ja) ドアハンドル装置
JP2020111086A (ja) アシストグリップ
JP2010006311A (ja) シフトレバー装置
JP7039974B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP4801820B2 (ja) クッション部材
US20230304332A1 (en) Declutching system for a handle arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160615

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6307226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250