JP2009177769A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents

スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009177769A
JP2009177769A JP2008118903A JP2008118903A JP2009177769A JP 2009177769 A JP2009177769 A JP 2009177769A JP 2008118903 A JP2008118903 A JP 2008118903A JP 2008118903 A JP2008118903 A JP 2008118903A JP 2009177769 A JP2009177769 A JP 2009177769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
flat plate
slide
elastic
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008118903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009177769A5 (ja
Inventor
Naomoto Kubota
直基 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Strawberry Corp
Original Assignee
Strawberry Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Strawberry Corp filed Critical Strawberry Corp
Priority to JP2008118903A priority Critical patent/JP2009177769A/ja
Publication of JP2009177769A publication Critical patent/JP2009177769A/ja
Publication of JP2009177769A5 publication Critical patent/JP2009177769A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0235Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
    • H04M1/0237Sliding mechanism with one degree of freedom
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18888Reciprocating to or from oscillating
    • Y10T74/18896Snap action

Abstract

【課題】これまでになく簡易量産可能な弾性部を開発すると共に、この弾性部を用いた量産性やコスト性に秀れたスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供する。
【解決手段】スライド自在な第一部材1と第二部材2に弾性部3の一端及び他端を夫々連結し、この弾性部3の弾性付勢によって第一部材1と第二部材2との間にスライド方向の付勢が生ずるように構成したスライド装置において、前記弾性部3は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部3aの両端に夫々前記第一部材1,第二部材2に連結する連結端部3bを有し、且つこの両端の連結端部3b同志が接離するように前記扁平板状部3aを板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部3としたスライド装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、スライド装置並びにスライド装置を用いた携帯電話,モバイルなどの電子機器に関するものである。
例えば、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を本体部の上側面に設け、所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を、前記本体部に重合する重合部の上側面に設け、この本体部と重合部とを前後方向に相対的にスライドする構造のスライド式や重合面方向に回動スライドする回動スライド式やこれを組み合わせスライド開放後90度回動してT字状に回動切り換えして使用することもできる携帯電話などが従来からある。
例えばこのスライド式は、重合部左右に間隔を置いてスライドガイド部としてのガイドレール部を直接若しくは間接的に(本体部に設ける部材をも含む意味である)設け、この左右のガイドレール部にスライド係合するスライド部を本体部に直接若しくは間接的に設け、ガイドレール部に対してスライド部が相対的にスライドすることで、重合部と本体部とをスライド自在に連結する構成としている。
このようなスライド式の携帯電話のスライド構造を実現するスライド装置は、前述のように左右に設けたスライドガイド部間にスライド部をその両端部をスライド自在に係合させて、本体部に対して重合部をスライド自在に連結する構成である。
回動スライド式の場合は、例えば支点部を回動支点として回動する際にガイドとなる弧状のガイド溝などのスライドガイド部を本体部に設け、重合部にはこのスライドガイド部に回動スライド自在に係合するスライド部を設け、回動支点部で枢着すると共にスライドガイド部にガイド部を回動スライド自在に係合して本体部に対して重合部を回動スライド自在に連結する構成である。
ところで、このように本体部と重合部とをスライド自在にあるいは回動スライド自在に連結するスライド装置を用いたスライド式や回動スライド式の携帯電話は、本体部の操作部を重合部で隠蔽した重合閉塞位置と、重合部を位置ズレするように前後方向や回動方向へ移動させて操作部を露出させた開放位置とで位置決め保持(閉じ付勢や開き付勢あるいはクリック係合)するように構成することが望ましい。
そこで、このような要望に応えるべく、弾性部の一端を第一部材に対して直接あるいは間接的に連結し他端を第二部材に直接あるいは間接的に連結し、この弾性部の弾圧付勢によって第一部材と第二部材との間に戻り付勢(閉じ付勢)や進み付勢(開き付勢)が生ずるように構成したスライド装置がある。
即ち例えば、線材の両端部間の途中部にてこの線材をコイル状に多重巻回しこのコイル状部を頂部にして全体視へ字状に形成したトーションバネを弾性部とし、このトーションバネの一端を第一部材に連結し、他端を第二部材に連結し、このトーションバネの両端の連結部が互いに離れようとするバネ付勢(拡角付勢)により第一部材に対して第二部材をスライドあるいは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢を生ずるように構成したものがある。
この従来装置によれば、弾性部の拡角付勢から生ずるスライド方向の付勢を利用することで、例えばスライド式の携帯電話の本体部に対して重合部を所定移動位置までは閉じ付勢が生じるようにしてこの重合部を重合閉塞位置に位置決め保持し、また本体部に対して重合部を所定位置まで移動させると今度は開き付勢が生じてこの重合部をスライド開放位置に位置決め保持するといった位置決め保持機能を実現できる。
特開2005−291315号公報
この種のスライド装置において、前記弾性部としては、例えば前述の拡角付勢を生ずるトーションバネや、また例えば伸縮自在なユニット基体に抗縮バネを複数並列状態に組み付けて成るスプリングユニットなど種々のものを採用できるが、いずれにしても、従来の弾性部は例えば線材をコイル状に巻回するなどの煩雑な製造作業を要する為、それだけ製造が厄介でまたコストも要し、ひいてはこの種のスライド装置の製造コストアップの一因となっており、また薄形とならず大きな介在スペースを必要とする。従ってこの弾性部は良好な弾性力を得られつつも、更なる量産性やコスト性の向上や更なる薄形化が望まれている。
本発明は、上述のような現状に鑑み、従来通り弾性部による付勢によってスライド付勢機能を良好に発揮できると共に、トーションバネやスプリングユニットなどのように煩雑な製造作業が不要で、これまでになく簡易量産可能で薄形化を実現できる弾性部を開発し、この弾性部を用いて量産性やコスト性に秀れ薄形化,省スペース化を実現できる画期的なスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1に重合した第二部材2を、重合面方向にスライド自在若しくは重合面方向に回動スライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けるスライドガイド部4と、前記第二部材2若しくは前記第一部材1に設けられ前記スライドガイド部4にスライド自在若しくは回動スライド自在に係合するスライド部5と、前記第一部材1と前記第二部材2との間に配設され一端が前記第一部材1に連結し他端が前記第二部材2に連結して前記第一部材1に対して前記第二部材2を重合面方向にスライド若しくは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢を生じる弾性部3とを備えたスライド装置において、前記弾性部3は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部3aの両端に夫々前記第一部材1,前記第二部材2に直接若しくは間接的に連結する連結端部3bを有し、且つこの両端の連結端部3b同志が接離するように前記扁平板状部3aを板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部3としたことを特徴とするスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けたスライドガイド部4間に、前記第二部材2若しくは前記第一部材1に設けたスライド部5をスライド自在に係合して、第一部材1と第二部材2とを重合面方向にスライド自在に重合連結し、一端を前記第一部材1に連結し他端を前記第二部材2に連結する前記弾性部3を備え、この弾性部3の弾性付勢により前記第一部材1に対して前記第二部材2をスライドするに際して所定スライド範囲までは戻り付勢が生じこれを超えた所定スライド範囲では進み付勢が生ずるように構成し、このスライド位置によって付勢方向が切り換わる前記弾性部3は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部3aの両端に夫々前記第一部材1,第二部材2に連結する連結端部3bを有し、且つこの両端の連結端部3b同志が接離するように前記扁平板状部3aを板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部3としたことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けたスライドガイド部4に、前記第二部材2若しくは前記第一部材1に設けたスライド部5を回動スライド自在に係合して、第一部材1と第二部材2とを重合面方向に回動スライド自在に重合連結し、一端を前記第一部材1に連結し他端を前記第二部材2に連結する前記弾性部3を備え、この弾性部3の弾性付勢により前記第一部材1に対して前記第二部材2を回動スライドするに際して所定回動スライド範囲までは戻り付勢が生じこれを超えた所定回動スライド範囲では進み付勢が生ずるように構成し、この回動位置によって付勢方向が切り換わる前記弾性部3は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部3aの両端に夫々前記第一部材1,第二部材2に連結する連結端部3bを有し、且つこの両端の連結端部3b同志が接離するように前記扁平板状部3aを板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部3としたことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、薄板材に打ち抜き加工により前記扁平板状部3aとその両端の前記連結端部3bとを形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、型成形により前記扁平板状部3aとその両端の前記連結端部3bとを一体成形して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、断面方形状の板線を屈曲加工して前記扁平板状部3a又は前記扁平板状部3a及びその両端の前記連結端部3bを形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、前記両端の連結端部3b間に、少なくとも二本の板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状に前記扁平板状部3aを形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、薄板材の中央に穴を有する枠状に前記扁平板状部3aを形成して、前記両端の連結端部3b間に少なくとも二本の枠辺部としての板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状にこの扁平板状部3aを形成した構成としたことを特徴とする請求項7記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、断面方形状の板線を蛇行屈曲して前記扁平板状部3a又は前記扁平板状部3a及びその両端の前記連結端部3bを屈曲一体形成して成る構成としたことを特徴とする請求項6,7のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、前記第一部材1若しくは第二部材2に設けた係合部6に回動可能に係合する回動係止部としての取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を前記扁平板状部3aの両端に有する形状とし、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部3bとして構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、薄板材の中央に打ち抜き加工により穴を形成して枠状の前記扁平板状部3aを設けると共に、この扁平板状部3aの両端には打ち抜き加工により取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を形成し、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部3bとして構成したことを特徴とする請求項4記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、弾性屈曲変形に際して前記扁平板状部3aにおける他の部位よりも高い荷重がかかる高荷重部位Wの板巾を、この高荷重部位Wよりも低い荷重がかかる低荷重部位Xの板巾に比して巾広に設定して部位によって板巾を変化させたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記扁平板状屈曲弾性部3は、弾性屈曲変形に際して高い荷重がかかる前記高荷重部位Wとしての一側に配置された折り返し部位の板巾を、この高荷重部位Wよりも低い荷重がかかる低荷重部位Xとしての反対側に配置された折り返し部位に比して巾広に設定して、前記一側の折り返し部位と他側の折り返し部位との板巾が異なるように設定したことを特徴とする請求項12記載のスライド装置に係るものである。
また、本体部と重合部とを重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライドして若しくは回動スライドして重合面の一部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とをスライド装置により連結し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1とした前記請求項1〜13のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、扁平板状屈曲弾性部の弾性付勢によって、従来通りスライド付勢機能を良好に発揮できることは勿論、扁平板状屈曲弾性部が、例えばトーションバネやスプリングユニットなどのように線材をコイル状に巻回するなどの煩雑な製造作業は不要で、打ち抜き加工や成形加工や屈曲加工によって簡単に製造できる扁平な薄板状の構成としたから、この種のスライド装置のコスト増の一因となっていた弾性部をこれまでになく簡易量産でき、当然製造コストも大幅に削減可能となり、薄形化も実現できる。
よって、本発明は、従来通り弾性部(扁平板状屈曲弾性部)の弾性付勢によってスライド付勢機能を発揮でき、且つこれまでになく量産性やコスト性に秀れ薄形化も実現できるスライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器となる。
また、請求項4,5,6記載の発明においては、扁平板状屈曲弾性部を量産に適した打ち抜き加工や成形加工や角線材の曲げ加工により製造する構成としたから、従来の弾性部に比して量産性やコスト性に極めて秀れた扁平板状屈曲弾性部となる。
また、請求項7,8,9記載の発明においては、扁平板状屈曲弾性部が、シンプルな形状ながら十分な屈曲弾性付勢力を発揮するに適した形状となりスライド付勢機能を一層良好に発揮できると共に、耐久性にも秀れた構成となる。
また、請求項10,11記載の発明においては、前記作用効果に加え、扁平板状屈曲弾性部の連結端部も単に薄板材に穴や切欠部を形成するだけで簡単に形成でき、一層この扁平板状屈曲弾性部が量産性に適した構成となる。
特に請求項11記載の発明においては、板材の中央に打ち抜き加工により穴を形成し、その両端に同じく打ち抜き加工により穴や切欠部を形成する簡単な加工で扁平板状屈曲弾性部を形成でき、量産性に適した打ち抜き加工のみで簡単に且つ確実に製造できる形状・構成となり、この点、量産性の向上やコスト削減を一層確実且つ良好に図り得る。
また、請求項12,13記載の発明においては、スライド付勢機能を一層良好に発揮できると共に、耐久性にも秀れた構成となる。
また、請求項14記載の発明においては、前記作用効果を確実且つ良好に発揮することができ、実用性及び量産性,コスト性に秀れたスライド装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の弾性部3を薄板状の扁平板状屈曲弾性部3とした為、この扁平板状屈曲弾性部3を、例えば薄板材に打ち抜き加工により前記扁平板状部3aとその両端の前記連結端部3bとを形成した構成や例えば型成形により前記扁平板状部3aとその両端の前記連結端部3bとを一体成形した構成や例えば断面方形状の板線を屈曲形成した構成など、量産に適した打ち抜き加工や成形加工や曲げ加工によって製造した構成とすることで、従来の弾性部に比して飛躍的な量産性向上とコスト削減とを図り得ることとなる。
従って本発明は、前述のように量産性やコスト性に秀れた扁平板状屈曲弾性部3を用いることで、この種のスライド装置の量産性向上やコスト削減や薄形化を確実に図れることとなる。
尚、扁平板状屈曲弾性部3の扁平板状部3aを、例えば前記両端の連結端部3b間に、少なくとも二本の板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状とした場合には、一層良好にスライド付勢機能を発揮できることとなる。
即ち、一本の板線状部の屈曲弾性付勢のみでは十分な付勢力を得るのが難しく、また一本の板線状部に荷重が集中する構造の場合、塑性変形し易く耐久性に問題が生ずる懸念がある。この点、本発明の扁平板状屈曲弾性部3の扁平板状部3を、例えば少なくとも二本の板線状部が並列した形状とすれば、この複数本の板線状部の屈曲弾性付勢の合力によって容易に十分な付勢力を得られるように設計でき、この付勢力の強度設計が図り易く、また荷重を複数本の板線状部に分散できる為、耐久性の観点からも秀れた形状となる。
また例えば、扁平板状屈曲弾性部3は、後述の実施例のように、薄板材の中央に穴を有する枠状に前記扁平板状部3aを形成して、前記両端の連結端部3b間に少なくとも二本の枠辺部としての板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状にこの扁平板状部3aを形成した構成とした場合には、両端の連結端部3b間に二本の板線状部が並列した形状を、単に薄板材に穴を形成するだけで簡単に実現できることとなる。
また板線が蛇行した形状に設定しても薄形でありながら、容易に十分な付勢力を得られるように設計でき、この付勢力の強度設計が図り易く、打ち抜き加工や成形加工や曲げ加工でも形成できるため、量産性向上やコスト削減や薄形化を確実に図れることとなる。
更に例えば、扁平板状屈曲弾性部3は、後述の実施例のように前記第一部材1若しくは第二部材2に設けた係合部6に回動可能に係合する回動係止部としての取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を前記扁平板状部3aの両端に有する形状とし、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部3bとして構成した場合には、この連結端部3bも単に薄板材に穴や切欠部を形成するだけあるいは板線を屈曲するだけで簡単に形成できることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
図1〜図11に示す第一実施例は、第一部材1に設けたスライドガイド部4間に、第二部材2に設けたスライド部5をスライド自在に係合して、第一部材1と第二部材2とを重合面方向にスライド自在に重合連結し、一端を前記第一部材1に連結し他端を前記第二部材2に連結する弾性部3を備え、この弾性部3の屈曲弾性による付勢によって前記第一部材1と第二部材2との間にスライド方向の付勢、即ち戻り付勢(閉じ付勢)や進み付勢(開き付勢)が生ずるように構成したスライド装置であり、前記弾性部3は、図1に図示したように、扁平な薄板状にして板線状若しくは枠状などの扁平板状部3aの両端に夫々前記第一部材1,第二部材2に連結する連結端部3bを有し、且つこの両端の連結端部3b同志が接離するように前記扁平板状部3aを板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部3としたものである。
以下、本実施例を具体的に説明する。
本実施例は、本体部と重合部とを重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライドして重合面の一部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とをスライド装置により連結した電子機器に本発明を適用したものであり、具体的には、スライド式携帯電話に本発明を適用し、数字キーやファンクションキーを配列した操作部を上面側に設けた本体部を第一部材1とし、これにスライド自在に重合して前記操作部を隠蔽・露出自在に開閉する重合部を第二部材2とし、この第二部材2には所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を上側面に設け、この第一部材1と第二部材2とを相対スライド自在に連結するスライド装置としている。
先ず、本実施例のスライド装置のスライド構造について説明する。
図4に図示したように第一部材1の上面側にはコ字型ガイドレール状に形成したスライドガイド部4を左右に対向状態に設けている。具体的には、第一部材1の上面側に設けたスライドガイド部形成板4Aの左右縁部を折り返して左右にスライドガイド部4を形成した構成である。
一方、第二部材2には前記左右のスライドガイド部4間にスライド係合するスライド部5を設けている。具体的には、第二部材2の下面部に設けたスライド部形成板5Aの左右縁部に前記スライドガイド部4にスライド係合するスライド部5としての板縁を突出形成した構成であり、このスライド部5としての板縁を前記第一部材1の左右のスライドガイド部4に夫々スライド係合せしめて第一部材1と第二部材2とを相対スライド自在に連結した構成である。
また、扁平板状屈曲弾性部3の一方の連結端部3bを第一部材1に枢着連結している。具体的には第一部材1に間接的に即ち第一部材1のスライドガイド部形成板4Aの上面部所定箇所に形成した係合部6に枢着連結している。また他方の連結端部3bは第二部材2に枢着連結している。具体的には第二部材2に間接的に即ち第二部材2のスライド形成板5Aの下面部所定箇所に形成した係合部6に枢着連結している。
扁平板状屈曲弾性部3と第一部材1,第二部材2とを枢着連結する連結構造としては種々採用できるが、本実施例では、後述の扁平板状屈曲弾性部3の両端の連結端部3bとしての取付穴に嵌挿係止する凸状の前記係合部6を前記第一部材1,第二部材2に設け、この係合部6を扁平板状屈曲弾性部3の連結端部3bとしての取付穴に回動可能に嵌挿係止せしめて両者を枢着連結する構造とする。
尚、例えばスライドガイド部4自体を第一部材1として設けた構成とすると共に、この第一部材1としてのスライドガイド部4に扁平板状屈曲弾性部3の一方の連結端部3bを連結した構成としても良いし、また例えば本実施例のように第一部材1に設けたスライドガイド部4に扁平板状屈曲弾性部3の一方の連結端部3bを連結することでこの連結端部3bをこのスライドガイド部4を介して第一部材1に連結した構成としても良い。同じく、例えばスライド部5自体を第二部材2として設けた構成とすると共に、この第二部材2としてのスライド部5に扁平板状屈曲弾性部3の他方の連結端部3bを連結した構成としても良いし、また例えば本実施例のように第二部材2に設けたスライド部5に扁平板状屈曲弾性部3の他方の連結端部3bを連結することでこの連結端部3bをこのスライド部5を介して第二部材2に連結した構成としても良い。
次いで、本実施例の扁平板状屈曲弾性部3の構成について詳述する。
扁平板状屈曲弾性部3は、前記両端の連結端部3b間に、少なくとも二本の板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状に前記扁平板状部3aを形成しており、本実施例では、図1及び図2に図示したように、左右の連結端部3b間に弓状の二本の板線状部が所定間隔を介して並列する形状に扁平板状部3aを形成している。
具体的には、薄板材の中央に穴を有する枠状に前記扁平板状部3aを形成して、前記両端の連結端部3b間に二本の枠辺部としての板線状部が並列する形状である。
また、この扁平板状屈曲弾性部3には、前記第一部材1若しくは第二部材2に設けた前記凸状の係合部6に回動可能に係合して枢着連結する回動係止部としての取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を前記扁平板状部3aの両端に有する形状とし、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部3bとして構成しており、本実施例では、図1及び図2に図示したように、枠状の扁平板状部3aの左右に円形の取付穴を穿設して連結端部3bを設けた構成としている。
尚、この扁平板状屈曲弾性部3の形状は、求める操作性やスライド量などを考慮してその形状を適宜設定すれば良く、例えば図5に図示した別例のように、扁平板状屈曲弾性部3の扁平板状部3aをU字に大きく湾曲せしめ全体視U字型の枠状に形成したり、図6,図7に図示した別例のように、扁平板状部3aを全体視略M字型の蛇行枠状に形成した構成としても良く、特に図6,図7に図示したように蛇行状とすることで両側の連結端部3b同志を大きく接離させるように良好に弾性屈曲変形できる。また例えば図8,図9,図10に図示した別例のように、扁平板状屈曲弾性部3の扁平板状部3aを枠状とせずに単に一本の蛇行状の板線状部を有する形状(断面方形状の板線が蛇行した形状)に形成しても良い。いずれにしても、両端の連結端部3bに離間距離を基準とし、この連結端部3b同志を所望の距離だけ接離移動させるべく扁平板状屈曲弾性部3を弾性屈曲変形させた際にこの扁平板状屈曲弾性部3に塑性変形が生じない形状を解析して形状設定することが望ましい。
また、図11に図示した別例のように、扁平板状屈曲弾性部3の両端には取付穴ではなく略C環状の切欠部を形成して連結端部3bを設けた構成としても良い。この場合は、この連結端部3bと前記第一部材1,第二部材2の係合部6とを枢着連結する際、一部が切り欠き開放されたC環状の連結端部3bを係合部6に側方からはめ込んで連結でき、この第一部材1や第二部材2への取り付け連結が容易となる。また曲げ加工による形成も可能となる。
更に具体的には、前記薄板材としては種々の部材を採用すれば良いが、本実施例においては金属製の薄板材を採用する。
この金属製の薄板材の中央に打ち抜き加工により穴を形成して枠状の前記扁平板状部3aを設けると共に、この扁平板状部3aの両端には打ち抜き加工により取付穴を形成して前記連結端部3bを設けて扁平板状屈曲弾性部3を形成する。更にこの打ち抜き加工して成形した扁平板状屈曲弾性部3にバレルをかけ、外周囲を面取りする。このように外周囲の角を面取りしてRとすることで、この扁平板状屈曲弾性部3の応力が減り、しなり(可撓性)が良くなる。
従って、この扁平板状屈曲弾性部3は、単に金属製の薄板材を打ち抜き加工することで簡単に形成できる為、例えばコイル状に巻回するなどの煩雑な製造作業を要する従来の弾性部3に比して極めて量産性に秀れ、またそれだけ製造コストも削減できる。また、このように扁平板状の本実施例の扁平板状屈曲弾性部3は、その厚み寸法は単に金属製の薄板材の板厚ぶんだけしか有さず非常に薄い形状の為、この扁平板状屈曲弾性部3を設けた本スライド装置や、それを用いる電子機器の薄型・コンパクト設計に寄与できる。
尚、本実施例では、薄板材に打ち抜き加工を施して扁平板状屈曲弾性部3を形成しているが、例えば、型成形によって前記扁平板状部3aとその両端の前記連結端部3bとを一体成形して扁平板状屈曲弾性部3を形成しても良い。この場合においても、打ち抜きと同様に簡単に量産できそれだけ製造コストを削減可能である。
また、本実施例では、扁平板状屈曲弾性部3を構成する薄板材として金属製の薄板材を採用しており、この構成から扁平板状屈曲弾性部3をスライド装置として組み付けた際に当該扁平板状屈曲弾性部3はアースとしての機能を良好に発揮する。
具体的には、例えば第一部材1の上面側に設けられるスライドガイド部4(前述した直動スライド式のスライド装置におけるスライドガイド部形成板4A及び後述する回動スライド式のスライド装置における弧状の溝部)と、第二部材2の下面側に設けられるスライド部5(直動スライド式のスライド装置におけるスライド部形成板5A及び回動スライド式のスライド装置におけるピン部)は金属製であり、互いに金属同士の接触では良好なスライドが達成されない為、良好なスライドを達成すべくスライドガイド部4のガイド面(摺動部位)は樹脂製の部材で構成されている。
従って、例えば第一部材1及び第二部材2双方に電子部品を内装した電子機器(携帯電話)において、スライド装置を介して連結した際、第一部材1側のスライドガイド部4と第二部材2側のスライド部5とは絶縁状態である。
この点、本実施例は、前述したように扁平板状屈曲弾性部3は金属製であり、この扁平板状屈曲弾性部3を介して第一部材1側のスライドガイド部4と第二部材2側のスライド部5とは電気的接続が行われることになり、よって、この扁平板状屈曲弾性部3は第一部材1及び第二部材2に内装された電子部品により発生する電気を逃がすアースとしての機能を発揮することになる。
また、扁平板状屈曲弾性部3は、扁平板状である為、その両端部をスライドガイド部4,スライド部5夫々に連結した際、例えば断面円形状の棒状体のようにスライドガイド部4,スライド部5夫々に対して点接触若しくは線接触する場合と異なり、第一部材1,第二部材2に対して面接触することになるから極めて接触面積が広く、この点においても本実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3は良好なアース機能を発揮することになる。
図3は、以上のように構成した本実施例のスライド装置の第一部材1に対して第二部材2をスライド移動操作した際の扁平板状屈曲弾性部3の作動を示すものである。
図3中,符号P1は、図4(a)のように第一部材1(本体部)に対して第二部材2(重合部)を重合閉塞位置とした際の第二部材2の係合部6と扁平板状屈曲弾性部3の連結端部3bとの連結位置P1を示し、同様に符号P2は、第一部材1に対して第二部材2をスライド操作し、第一の係合部6の位置と第二の連結部6の位置とがスライド方向と直交する横方向に並んだ際の第二部材2と扁平板状屈曲弾性部3との連結位置P2を示し、符号P3は、図4(b)に図示したように第一部材1に対して第二部材2をスライド開放位置とした際の第二部材2と扁平板状屈曲弾性部3との連結位置P3を示すものである。
本実施例では、扁平板状屈曲弾性部3が自らの弾性に抗して屈曲弾性変形した状態で一方の連結端部3aを第一部材1と連結し他方の連結端部3aを第二部材2と連結しており、第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞位置(図3中,連結位置P1),あるいはスライド開放位置とした際(図3中,連結位置P3)においても、扁平板状屈曲弾性部3が自由長状態(フリー状態)とはならず僅かに扁平屈曲弾性変形した状態となるように設定している。
従って、この連結位置P1,P3においても依然として扁平板状屈曲弾性部3の弾性によって係合部6同志を離反せしめるスライド付勢が生ずる為、図4(a)に図示したように第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞位置とした際には前記スライド付勢(閉じ付勢)によりこの第二部材2が重合閉塞位置に位置決め保持付勢され、一方、図4(b)に図示したように第一部材1に対して第二部材2をスライド開放位置とした際には今度は進み付勢(開き付勢)によりこの第二部材2がスライド開放位置に位置決め保持付勢されることとなる。
即ち、第一部材1に対して第二部材2をスライドさせる際、第一部材1に対して第二部材2を所定長スライド移動させるまでは(具体的には、図3に図示したように連結位置P1から連結位置P2に到達するまでは)、第二部材2が戻り動するスライド方向に戻り付勢(閉じ付勢)が生ずることとなるが、所定長スライド移動させると逆に第二部材2が進み動するスライド方向に進み付勢(開き付勢)が生ずることとなる。つまり例えば第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞位置からスライド開放位置までスライド移動操作する場合を例に説明すると、図3中,連結位置P1から連結位置P2に到達するまでのスライド範囲においては、第二部材2に戻り付勢が生じ、一方、図3中,連結位置P2から連結位置P3に到達するまでのスライド範囲においては逆に進み付勢が生ずることとなる。
また、図12,図13に示す実施例は、扁平板状屈曲弾性部3を断面方形状の板線を屈曲加工(曲げ加工)して扁平板状部3a及び連結端部3bを形成して成る構成としている。
即ち、図12,図13に示す実施例は、板線(角線材)を蛇行屈曲して全体として扁平状の弾性部3とした構成で、これを打ち抜き形成しても良いが、本実施例では板線の曲げ加工により形成し、更に両端の連結端部3bもC状に曲げ加工することで形成している。従って、この実施例では一本の角線をS字状に次々と正逆曲げ加工を繰り返して板面方向で弾性屈曲変形自在となり拡角弾性が生じ、製作容易で良好な屈曲弾性が生じ薄形化も図れる扁平板状屈曲弾性部3としてい。
また、図14,図15,図16は、回動スライド式のスライド装置に本発明を適用した第二実施例を示すもので、図15に示すように図12の実施例と同様に断面方形状の板線を蛇行状にした形状としたもので、更にこの実施例は図12の場合と同様に板線を蛇行状に屈曲加工することにより形成し、連結端部3bもこの屈曲加工により形成している。
更に説明すると、この第二実施例では図14に示すように、第二部材2に弧状の溝部をスライドガイド部4として設け、第一部材1のスライドガイド部4に回動スライド自在に係合するピン部をスライド部5として設け、回動支点部を枢着すると共に、このスライドガイド部4とスライド部5とを回動スライド自在に係合して第一部材1に対して第二部材2を90度水平回動スライド自在に連結している。
具体的には、このスライド装置を重合スライド式の携帯電話に適用した実施例であり、図1〜図11に示すようなスライド装置を設けて図14(a)に示すように開放位置までスライドし、更にその開放位置でこの第二実施例のスライド装置によって図14(b)に示すように90度回動スライドできるように構成している。
また、図12に示す実施例及び図15に示す実施例について、SWPあるいはSUSの材料で断面形状の寸法を異ならせて形成した扁平板状屈曲弾性部3を用いて耐久試験を行ったが、図13あるいは図16に示すようにスライドあるいは回動スライドを繰り返しても、少なくとも使用希望回数の100万回の作動に耐え得ることが確認されている。また、例えば板線の厚さが1mm以下でも正方形状に近い寸法設定とすると、100万回を超えてもなお十分に使用可能であることも確認された。
尚、この図12や図15に示す形状は、十分な弾性度が生じ尚且つ実装取付幅も小さくストローク(スライドストローク長,回動ストローク長)も大きく取れる形状である。
また、図17,図18,図19,図20に示す第三実施例は、扁平板状屈曲弾性部3の扁平板状部3aを一本の蛇行状の板線状部を有する形状とする場合において、弾性屈曲変形に際して扁平板状部3aにおける他の部位よりも高い荷重がかかる高荷重部位Wの板巾を、この高荷重部位Wよりも低い荷重がかかる低荷重部位Xの板巾に比して板巾方向に巾広に設定して、部位によって板巾を変化させている。
具体的には、扁平板状屈曲弾性部3は、弾性屈曲変形に際して蛇行形状の扁平板状部3aにおける高い荷重がかかる前記高荷重部位Wとしての一側に並設状態に配置された折り返し部位Wの板巾を、この高荷重部位Wよりも低い荷重がかかる低荷重部位Xとしての反対側に並設状態に配置された折り返し部位Xに比して巾広に設定して、一側の折り返し部位Wと他側の折り返し部位Xとの板巾が異なるように設定している。
本実施例では、予め形状によって判断可能な弾性屈曲変形させた際に荷重の差が生じる部位(高荷重部位Wと低荷重部位X)により各部位の巾を設定したものであり、即ち、図17に図示したように一側に並設される折り返し部位を高荷重部位Wとして巾広としており、この高荷重部位Wと直線部位Yを間に配して対向し、他側に並設される折り返し部位を低荷重部位Xとして巾狭に設定しており、これは形状によって弾性屈曲変形に際して荷重のかかりが異なる部位の巾を適宜設定することになる。本実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の左右に位置する直線部位Zと、高荷重部位Wと、低荷重部位Xとの板巾の関係は、図18,19,20に図示しよう通り(W>Z>X)に設定されている。
例えば蛇行状の板線状部を有する形状の扁平板状部3aにおいて、図21に図示したように弾性屈曲変形に際しての荷重(応力)に対応するためには、高荷重部位Wと低荷重部位Xとの間となる直線部位Yの長さを長くすることで対応する方法もあるが、これでは扁平板状屈曲弾性部3が大型化してしまい、ひいてはスライド装置自体の大型化につながり、しかも、扁平板状屈曲弾性部3の可動範囲も狭くなってしまうという問題が生じてしまう。
この点、本実施例は、高荷重部位W(折り返し部位)を巾広にしつつ低荷重部位X(折り返し部位)を巾狭に設定するだけで荷重性能を飛躍的に向上することができ、よって、扁平板状屈曲弾性部3を大型化することなく確実に荷重性能を向上することができる。
また、本実施例は、打ち抜き成形や型成形により得るものであるから、この構成が得やすい。
尚、部位により板巾を異ならせる構成として、本実施例では蛇行させた形状のものに適用したが、これに限られるものではなく、前述した扁平板状部3aが二本の枠状のものでも適用し得るなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜設計変更し得るものである。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の説明斜視図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の弾性屈曲変形を示す説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の作動説明平面図である。 第一実施例に係るスライド装置を用いた電子機器のスライド作動説明図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例1を示す説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例2を示す説明平面図である。 第一実施例に係る図6に示す扁平板状屈曲弾性部3の作動説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例3を示す説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例4を示す説明平面図である。 第一実施例に係る図9に示す扁平板状屈曲弾性部3の作動説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例5を示す説明平面図である。 第一実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の別例6を示す説明平面図である。 第一実施例に係る図12に示す扁平板状屈曲弾性部3の作動説明平面図である。 第二実施例に係るスライド装置を用いた電子機器のスライド作動説明図である。 第二実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の説明平面図である。 第二実施例に係る図15に示す扁平板状屈曲弾性部3の作動説明平面図である。 第三実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の説明平面図である。 図17に示すA−A断面図である。 図17に示すB−B断面図である。 図17に示すC−C断面図である。 第三実施例と比較する実施例に係る扁平板状屈曲弾性部3の説明平面図である。
符号の説明
W 高荷重部位
X 低荷重部位
1 第一部材
2 第二部材
3 弾性部,扁平板状屈曲弾性部
3a 扁平板状部
3b 連結端部
4 スライドガイド部
5 スライド部
6 係合部

Claims (14)

  1. 第一部材に重合した第二部材を、重合面方向にスライド自在若しくは重合面方向に回動スライド自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材若しくは前記第二部材に設けるスライドガイド部と、前記第二部材若しくは前記第一部材に設けられ前記スライドガイド部にスライド自在若しくは回動スライド自在に係合するスライド部と、前記第一部材と前記第二部材との間に配設され一端が前記第一部材に連結し他端が前記第二部材に連結して前記第一部材に対して前記第二部材を重合面方向にスライド若しくは回動スライドするに際してこのスライド方向に付勢を生じる弾性部とを備えたスライド装置において、前記弾性部は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部の両端に夫々前記第一部材,前記第二部材に直接若しくは間接的に連結する連結端部を有し、且つこの両端の連結端部同志が接離するように前記扁平板状部を板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部としたことを特徴とするスライド装置。
  2. 前記第一部材若しくは前記第二部材に設けたスライドガイド部間に、前記第二部材若しくは前記第一部材に設けたスライド部をスライド自在に係合して、第一部材と第二部材とを重合面方向にスライド自在に重合連結し、一端を前記第一部材に連結し他端を前記第二部材に連結する前記弾性部を備え、この弾性部の弾性付勢により前記第一部材に対して前記第二部材をスライドするに際して所定スライド範囲までは戻り付勢が生じこれを超えた所定スライド範囲では進み付勢が生ずるように構成し、このスライド位置によって付勢方向が切り換わる前記弾性部は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部の両端に夫々前記第一部材,第二部材に連結する連結端部を有し、且つこの両端の連結端部同志が接離するように前記扁平板状部を板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部としたことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
  3. 前記第一部材若しくは前記第二部材に設けたスライドガイド部に、前記第二部材若しくは前記第一部材に設けたスライド部を回動スライド自在に係合して、第一部材と第二部材とを重合面方向に回動スライド自在に重合連結し、一端を前記第一部材に連結し他端を前記第二部材に連結する前記弾性部を備え、この弾性部の弾性付勢により前記第一部材に対して前記第二部材を回動スライドするに際して所定回動スライド範囲までは戻り付勢が生じこれを超えた所定回動スライド範囲では進み付勢が生ずるように構成し、この回動位置によって付勢方向が切り換わる前記弾性部は、板線状若しくは枠状などの薄板状の扁平板状部の両端に夫々前記第一部材,第二部材に連結する連結端部を有し、且つこの両端の連結端部同志が接離するように前記扁平板状部を板面方向に弾性屈曲変形自在に構成した弾性屈曲変形自在な扁平板状屈曲弾性部としたことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
  4. 前記扁平板状屈曲弾性部は、薄板材に打ち抜き加工により前記扁平板状部とその両端の前記連結端部とを形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  5. 前記扁平板状屈曲弾性部は、型成形により前記扁平板状部とその両端の前記連結端部とを一体成形して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  6. 前記扁平板状屈曲弾性部は、断面方形状の板線を屈曲加工して前記扁平板状部又は前記扁平板状部及びその両端の前記連結端部を形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  7. 前記扁平板状屈曲弾性部は、前記両端の連結端部間に、少なくとも二本の板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状に前記扁平板状部を形成した構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置。
  8. 前記扁平板状屈曲弾性部は、薄板材の中央に穴を有する枠状に前記扁平板状部を形成して、前記両端の連結端部間に少なくとも二本の枠辺部としての板線状部がその巾方向に所定間隔を介して並列した形状にこの扁平板状部を形成した構成としたことを特徴とする請求項7記載のスライド装置。
  9. 前記扁平板状屈曲弾性部は、断面方形状の板線を蛇行屈曲して前記扁平板状部又は前記扁平板状部及びその両端の前記連結端部を屈曲一体形成して成る構成としたことを特徴とする請求項6,7のいずれか1項に記載のスライド装置。
  10. 前記扁平板状屈曲弾性部は、前記第一部材若しくは第二部材に設けた係合部に回動可能に係合する回動係止部としての取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を前記扁平板状部の両端に有する形状とし、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部として構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスライド装置。
  11. 前記扁平板状屈曲弾性部は、薄板材の中央に打ち抜き加工により穴を形成して枠状の前記扁平板状部を設けると共に、この扁平板状部の両端には打ち抜き加工により取付穴若しくは略C環状の取付切欠部を形成し、この取付穴若しくは取付切欠部を前記連結端部として構成したことを特徴とする請求項4記載のスライド装置。
  12. 前記扁平板状屈曲弾性部は、弾性屈曲変形に際して前記扁平板状部における他の部位よりも高い荷重がかかる高荷重部位の板巾を、この高荷重部位よりも低い荷重がかかる低荷重部位の板巾に比して巾広に設定して部位によって板巾を変化させたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスライド装置。
  13. 前記扁平板状屈曲弾性部は、弾性屈曲変形に際して高い荷重がかかる前記高荷重部位としての一側に配置された折り返し部位の板巾を、この高荷重部位よりも低い荷重がかかる低荷重部位としての反対側に配置された折り返し部位に比して巾広に設定して、前記一側の折り返し部位と他側の折り返し部位との板巾が異なるように設定したことを特徴とする請求項12記載のスライド装置。
  14. 本体部と重合部とを重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面方向にすれ違うようにスライドして若しくは回動スライドして重合面の一部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とをスライド装置により連結し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材とした前記請求項1〜13のいずれか1項に記載のスライド装置を用いたことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
JP2008118903A 2007-05-18 2008-04-30 スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 Pending JP2009177769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008118903A JP2009177769A (ja) 2007-05-18 2008-04-30 スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133344 2007-05-18
JP2007332933 2007-12-25
JP2008118903A JP2009177769A (ja) 2007-05-18 2008-04-30 スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009177769A true JP2009177769A (ja) 2009-08-06
JP2009177769A5 JP2009177769A5 (ja) 2011-04-28

Family

ID=40031711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008118903A Pending JP2009177769A (ja) 2007-05-18 2008-04-30 スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100214726A1 (ja)
EP (1) EP2150030A1 (ja)
JP (1) JP2009177769A (ja)
KR (1) KR101051384B1 (ja)
CN (1) CN101682664A (ja)
WO (1) WO2008142996A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080491A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Seiko Instruments Inc ばね部材及びその製造方法
WO2012018025A1 (ja) * 2010-08-04 2012-02-09 三菱製鋼株式会社 湾曲バネ及びスライド機構
WO2013008847A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 三菱製鋼株式会社 ばねユニット及びスライド機構
JP2014111836A (ja) * 2014-01-08 2014-06-19 Seiko Instruments Inc ばね部材及びその製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101044797B1 (ko) * 2009-01-08 2011-06-29 주식회사 한빛티앤아이 휴대폰 슬라이드 모듈
CN102255986B (zh) * 2010-05-20 2014-04-30 深圳富泰宏精密工业有限公司 旋转机构及具有该旋转机构的电子装置
JP5599263B2 (ja) * 2010-08-27 2014-10-01 三菱製鋼株式会社 曲線状バネ及びスライド機構
JP5985194B2 (ja) * 2012-01-31 2016-09-06 三菱製鋼株式会社 ばねユニット及びスライド機構
DE102021112988A1 (de) 2021-05-19 2022-11-24 Albrecht Jung Gmbh & Co. Kg Verrastungsstruktur sowie elektrisches/elektronisches Installationsgerät mit einer solchen Verrastungsstruktur

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158746U (ja) * 1984-09-22 1986-04-19
JP2007013923A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Kato Electrical Mach Co Ltd 携帯機器のスライド機構及び携帯電話機
JP2007028417A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Kugami Corp Ltd スライド式携帯電話のスライドモジュール

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100655114B1 (ko) * 2004-03-26 2006-12-08 이근주 슬라이드형 휴대폰용 모듈
JP4322159B2 (ja) 2004-03-31 2009-08-26 株式会社ストロベリーコーポレーション スライド構造並びにスライド構造を用いた電子機器
US7869844B2 (en) * 2004-09-15 2011-01-11 Laird Technologies, Inc. Sliding mechanism for opening and closing of cellular phone
US20070060220A1 (en) * 2005-09-14 2007-03-15 An-Szu Hsu Gliding structure for glide-open type mobile phone
US7084345B1 (en) * 2005-11-09 2006-08-01 Kinpo Electronics, Inc. Slide cover unit
US20070155448A1 (en) * 2006-01-04 2007-07-05 Jia-Sing Hong Sliding mechanism of handheld electronic device
KR100753884B1 (ko) * 2006-01-24 2007-09-03 주식회사 협진아이엔씨 슬라이드 힌지 모듈
DE102006025018B4 (de) * 2006-05-05 2008-01-17 Lumberg Connect Gmbh Gleitmechanismus für tragbare Geräte
CN101203101B (zh) * 2006-12-15 2011-05-04 深圳富泰宏精密工业有限公司 滑盖机构及应用该滑盖机构的便携式电子装置
KR20080059899A (ko) * 2006-12-26 2008-07-01 아이티이코리아 주식회사 슬라이드 타입 휴대단말기용 스프링 및 이를 이용한휴대단말기
TWI333774B (en) * 2007-02-05 2010-11-21 Asustek Comp Inc Slidable cell phone
US7967346B2 (en) * 2007-07-30 2011-06-28 Laird Technologies Korea Yh Slider mechanisms for opening and closing portable terminals
US8014844B2 (en) * 2008-11-05 2011-09-06 Chief Land Electronic Co., Ltd. Electromagnetic sliding mechanism and electronic device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158746U (ja) * 1984-09-22 1986-04-19
JP2007013923A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Kato Electrical Mach Co Ltd 携帯機器のスライド機構及び携帯電話機
JP2007028417A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Kugami Corp Ltd スライド式携帯電話のスライドモジュール

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080491A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Seiko Instruments Inc ばね部材及びその製造方法
WO2012018025A1 (ja) * 2010-08-04 2012-02-09 三菱製鋼株式会社 湾曲バネ及びスライド機構
JP2012036935A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 湾曲バネ及びスライド機構
US9004464B2 (en) 2010-08-04 2015-04-14 Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. Curved spring and slide mechanism
WO2013008847A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 三菱製鋼株式会社 ばねユニット及びスライド機構
JP2013019460A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd ばねユニット及びスライド機構
US9115751B2 (en) 2011-07-11 2015-08-25 Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. Spring unit and sliding mechanism
JP2014111836A (ja) * 2014-01-08 2014-06-19 Seiko Instruments Inc ばね部材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101682664A (zh) 2010-03-24
KR20100017814A (ko) 2010-02-16
WO2008142996A1 (ja) 2008-11-27
EP2150030A1 (en) 2010-02-03
KR101051384B1 (ko) 2011-07-22
US20100214726A1 (en) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009177769A (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
US20100237550A1 (en) Elastic member, slide device using the elastic member, and electric device using the slide device
JP5944095B2 (ja) 開閉装置
JP2011109354A (ja) 携帯端末
US8103323B2 (en) Slide mechanism for slide-type portable electronic device
JP2008034967A (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
US20080101854A1 (en) Rotation Support Mechanism and Mobile Terminal
JP3161848U (ja) ばねユニット及びスライド機構
EP2547074B1 (en) Spring unit and sliding mechanism
JP2014044627A (ja) 情報処理装置
JP2007005103A (ja) キートップの押圧スイッチ部への取付方法、及び押圧スイッチ部
JP2011097280A (ja) 連結部材及び電子機器
JPH10302576A (ja) コントロールスイッチ
KR100679219B1 (ko) 슬라이드 타입 휴대폰용 슬라이드조립체의 제조방법 및 그슬라이드조립체
JP2009033522A (ja) 捩りばね機構及びそれを備えたスライド式携帯端末
JP5257199B2 (ja) 携帯機器
JP4688943B2 (ja) スライド機構
TW201101963A (en) Electronic device
JP4560123B2 (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
JP4560093B2 (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
EP2733380B1 (en) Spring unit and slide mechanism
WO2009072701A1 (en) Elasticity lever mechanism for mobile phone and slid type cover opening and shutting device using the same
US20100299902A1 (en) Method and apparatus for joining two parts
JP2008167262A (ja) スライド機構
JP5413574B2 (ja) スイッチ装置、及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120625