JP6303513B2 - マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム - Google Patents

マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP6303513B2
JP6303513B2 JP2014004203A JP2014004203A JP6303513B2 JP 6303513 B2 JP6303513 B2 JP 6303513B2 JP 2014004203 A JP2014004203 A JP 2014004203A JP 2014004203 A JP2014004203 A JP 2014004203A JP 6303513 B2 JP6303513 B2 JP 6303513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
difference information
circuit
phase
clock
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014004203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015133620A (ja
Inventor
崇之 柴▲崎▼
崇之 柴▲崎▼
有紀人 ▲角▼田
有紀人 ▲角▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014004203A priority Critical patent/JP6303513B2/ja
Priority to US14/525,957 priority patent/US9287883B2/en
Publication of JP2015133620A publication Critical patent/JP2015133620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6303513B2 publication Critical patent/JP6303513B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/0807Details of the phase-locked loop concerning mainly a recovery circuit for the reference signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0264Arrangements for coupling to transmission lines
    • H04L25/0272Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission
    • H04L25/0276Arrangements for coupling common mode signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/14Channel dividing arrangements, i.e. in which a single bit stream is divided between several baseband channels and reassembled at the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0079Receiver details
    • H04L7/0083Receiver details taking measures against momentary loss of synchronisation, e.g. inhibiting the synchronisation, using idle words or using redundant clocks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors
    • H04L7/002Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation
    • H04L7/0025Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation interpolation of clock signal

Description

本発明は、マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システムに関する。
通信基幹向け装置やサーバ等の情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くすることが要望されている。例えば、集積回路チップ内、チップ間(装置内、装置間)で信号を送受信する高速I/Oの分野で、ビットレートの一層の高速化が望まれている。
受信回路では、伝送されてきたデータを適切なタイミングで判定し、データとクロックを再生(CDR: Clock and Data Recovery)することが求められる。入力データと受信(サンプリング)クロックとの位相差および周波数差を検出し、その情報を基にサンプリングクロックの位相調整を行うことによってCDRが実現される。受信回路の中でもリファレンスクロックを用いず、入力データから再生したクロックによってリタイムし、ジッタを削減したデータを出力するリタイマ回路が知られている。
リタイマ回路では、位相周波数検出回路(PFD: Phase frequency detector)が、入力データとサンプリングクロック間の位相差及び周波数差を検出し位相差情報及び周波数差情報を出力する。さらに、チャージポンプ(CP: Charge pump)が、位相差情報及び周波数差情報に従いループフィルタ(LPF: Loop filter)に対する電流の足し引きを行い、その結果、制御電圧を生成する。VCO(Voltage controlled oscillator)は、制御電圧に応じて発振周波数を変化させ、サンプリングクロックとして出力する。リタイマ回路で生成されたサンプリングクロックは、判定回路(Decision)に供給され、判定回路は、入力データに対してタイミングが調整されたサンプリングクロックに応じて入力データを取り込む。
近年、複数レーンでデータを伝送するマルチレーン伝送システムで、上記のリタイマ回路を利用して高速でデータを伝送することが行われる。このようなマルチレーン伝送システムでは、送信側の複数の送信回路は共通の送信クロックにしたがってデータを複数の伝送レーンに出力する。上記のリタイマ回路をマルチレーンシステムに適用する場合に、複数の受信回路にそれぞれリタイマ回路を設けることが考えられるが、回路規模が大きくなるという問題がある。特に、高周波数のVCOはインダクタを有するものが一般的であり、複数のVCOを設ける場合、インダクタの相互作用を防止するために離して配置する必要があり、回路サイズが大きくなるので、VCOを共通化することが望ましい。
そこで、VCOと、その制御に必要なチャージポンプおよびループフィルタと、を含むクロック発生回路を、複数の受信回路に共通に1つ設ける。そして、複数の受信回路にそれぞれ設けた位相周波数検出回路の1つが発生する周波数差情報をクロック発生回路に供給し、クロック発生回路は、入力データの周波数に応じたベースクロックを発生し、複数の受信回路に供給する。上記のように、送信クロックは共通であり、複数レーンからの入力データは、共通のクロックにしたがって変化し、レーンごとに位相が異なる。
各受信回路では、位相周波数検出回路が、入力データと受信クロックを比較し、位相差情報および周波数差情報を発生する。チャージポンプおよびループフィルタは、位相差情報および周波数差情報に応じた検出信号を発生する。制御回路は、検出信号に応じて、ベースクロックの位相を変化させる位相補間回路(位相インターポレータ)を制御する制御信号を発生する。位相補間回路は、制御信号に応じて、各受信回路が受信する入力データに適した受信クロックを発生する。
J. Han, et al., "0.6-2.7-Gb/s Referenceless Parallel CDR With a Stochastic Dispersion-Tolerant Frequency Acquisition Technique", IEEE Trans. on VLSI Systems (Early access article), 2013
上記のマルチレーンリタイマ回路では、故障時の動作に課題がある。伝送系のシステムにおいては、どこか一部の故障により特定レーンのデータ入力に異常が発生する可能性がある。VCOに周波数情報を送っているレーンが故障した場合、周波数同期ができなくなり、すべてのレーンが動作しなくなってしまうという問題がある。
発明の第1の観点によれば、マルチレーンリタイマ回路は、ベースクロックを発生するクロック発生回路と、ベースクロックから受信クロックを生成し、受信クロックに応じて複数のレーンからの入力データ信号を受信する複数の受信回路と、を有する。複数の受信回路は、それぞれ、位相周波数検出回路と、クロックデータ再生制御回路と、位相回転回路と、判定回路と、を有する。位相周波数検出回路は、入力データ信号と受信クロック間の位相差および周波数差を検出し、位相差情報および周波数差情報を生成する。クロックデータ再生制御回路は、位相差情報に基づいて制御信号を生成する。位相回転回路は、制御信号にしたがって、ベースクロックから受信クロックを生成する。判定回路は、受信クロックに応じて入力データ信号を受信する。クロック発生回路は、入力選択回路と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、を有する。入力選択回路は、複数の受信回路の位相周波数検出回路が出力する複数の周波数差情報から使用する信号を選択する。チャージポンプは、複数の周波数差情報のうちの入力選択回路で選択した情報にしたがってチャージ信号を生成する。ループフィルタは、チャージ信号から高周波成分を除去して電圧制御信号を出力する。電圧制御発振器は、電圧制御信号に応じてベースクロックを発生する。入力選択回路は、複数の周波数差情報と共に、複数の受信回路の位相周波数検出回路が出力する複数の位相差情報から使用する信号を選択する。入力選択回路は、複数の周波数差情報および複数の位相差情報のすべてを選択する状態と、複数の周波数差情報および複数の位相差情報の一部を選択する状態と、を有する。チャージポンプは、入力選択回路で選択した複数の周波数差情報および複数の位相差情報にしたがってチャージ信号を生成する。チャージポンプは、入力選択回路での選択数に応じて、チャージ信号を生成する際の選択された周波数差情報および位相差情報の利得を調整する。
発明の第2の観点によれば、マルチレーンリタイマ回路は、受信クロックを発生するクロック発生回路と、受信クロックに応じて複数のレーンからの入力データ信号を受信する複数の受信回路と、を有する。複数の受信回路は、それぞれ、位相周波数検出回路と、クロックデータ再生制御回路と、可変遅延回路と、判定回路と、を有する。位相周波数検出回路は、入力データ信号と受信クロック間の位相差および周波数差を検出し、位相差情報および周波数差情報を生成する。クロックデータ再生制御回路は、位相差情報に基づいて制御信号を生成する。可変遅延回路は、制御信号にしたがって、入力データ信号を遅延する。判定回路は、可変遅延回路で遅延された入力データ信号を、受信クロックに応じて受信する。クロック発生回路は、入力選択回路と、チャージポンプと、ループフィルタと、電圧制御発振器と、を有する。入力選択回路は、複数の受信回路の位相周波数検出回路が出力する複数の周波数差情報から使用する信号を選択する。チャージポンプは、複数の周波数差情報のうちの入力選択回路で選択した情報にしたがってチャージ信号を生成する。ループフィルタは、チャージ信号から高周波成分を除去して電圧制御信号を出力する。電圧制御発振器は、電圧制御信号に応じて受信クロックを発生する。入力選択回路は、複数の周波数差情報と共に、複数の受信回路の位相周波数検出回路が出力する複数の位相差情報から使用する信号を選択する。入力選択回路は、複数の周波数差情報および複数の位相差情報のすべてを選択する状態と、複数の周波数差情報および複数の位相差情報の一部を選択する状態と、を有する。チャージポンプは、入力選択回路で選択した複数の周波数差情報および複数の位相差情報にしたがってチャージ信号を生成する。チャージポンプは、入力選択回路での選択数に応じて、チャージ信号を生成する際の選択された周波数差情報および位相差情報の利得を調整する。
実施形態によれば、リファレンスクロックを使用しないマルチレーン伝送システムで、一部のレーンで故障が生じても他のレーンが正常であれば受信動作が行えるマルチレーンリタイマ回路が実現される。
図1は、1レーン構成のリタイマ回路の構成例を示す図である。 図2は、マルチレーン伝送システムの複数の受信回路におけるリタイマ回路の構成例を示す図である。 図3は、マルチレーン伝送システムの複数の受信回路におけるリタイマ回路の別の構成例を示す図である。 図4は、第1実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。 図5は、チャージポンプ入力選択回路の回路例を示す図である。 図6は、クロック発生回路のチャージポンプの構成例を示す図である。 図7は、図6のチャージポンプで、受信回路のPFDが出力する位相差情報と周波数差情報を選択せず(停止し)、対応する差動対の可変電流源を停止し、他の差動対の可変電流源の電流量を2倍にした状態を示す図である。 図8は、第2実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。 図9は、第3実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。 図10は、第4実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。 図11は、第5実施形態のマルチレーン伝送システムの構成を示す図である。
実施形態を説明する前に、一般的なリタイマ回路およびマルチレーンリタイマ回路について説明する。
図1は、1レーン構成のリタイマ回路の構成例を示す図である。
リタイマ回路は、判定回路(Decision)11と、位相周波数検出回路(PFD: Phase frequency detector)12と、チャージポンプ(CP: Charge pump)13と、ループフィルタ(LPF: Loop filter)14と、VCO(Voltage controlled oscillator)15と、を有する。
判定回路11は、再生されたサンプリングクロックCKsaのタイミングで入力データDinが0か1かを判定し、その結果を出力データDoutとして出力する。位相周波数検出回路12は、入力データDinとサンプリングクロックCKsa間の位相差及び周波数差を検出し位相差情報PHud及び周波数差情報FRudを出力する。チャージポンプ13は、位相差情報PHud及び周波数差情報FRudに従い、ループフィルタ14における電流の足し引きを制御する。ループフィルタ14は、電流の足し引きの結果である制御電圧VLPFを出力する。VCO15は、制御電圧VLPFに応じて発振周波数を変化させたサンプリングクロックCKsaを出力する。ここで、図1では、サンプリングクロックの位相の数は図中では4相としているが2相でもよく、位相周波数検出回路12の構成などにより異なる。この構成により入力データとサンプリングクロックが同期し、正しいタイミングでデータ判定が可能となる。
図1のリタイマ回路の構成は広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
図2は、マルチレーン伝送システムの複数の受信回路におけるリタイマ回路の構成例を示す図である。図2では、2レーンの構成例を示しているが、3レーン以上の構成も同様である。
受信側は、複数(図2では2つ)の受信回路10Aおよび10Bと、クロック発生回路20と、を有する。クロック発生回路20は、複数の受信回路に共通に1つ設けられる。
受信回路10Aは、判定回路11Aと、位相周波数検出回路(PFD)12Aと、チャージポンプ(CP)13Aと、ループフィルタ(LPF)14Aと、制御回路(Controller)16Aと、位相補間回路(PI: Phase interpolator)17Aと、を有する。受信回路10Bも同様の構成を有し、以下の説明では、受信回路10Aについて説明する。判定回路11A、位相周波数検出回路12Aは、図1に示した対応要素と同じである。チャージポンプ13Aは、位相周波数検出回路12Aから位相差情報PHudを受けて、位相差情報PHudに従い、ループフィルタ14における電流の足し引きを制御する。言い換えれば、チャージポンプ13Aは、位相周波数検出回路12Aの出力する周波数差情報FRudを受けない。
制御回路16Aは、ループフィルタ14Aの出力VLPFから位相補間回路17Aを制御するための電圧もしくは電流信号PIctrlを出力する。位相補間回路17Aは、PIctrlに応じて補間する電流比を変えることによって、クロック発生回路20から供給されるサンプリングクロックCKsaの位相シフトを行う。また、制御回路16Aは、位相をサイクリックに変化させるために、補間位相の象限(0度、90度、180度、270度)の切り替えを検出し、チャージポンプに対して極性反転信号CPinvを出力する。
クロック発生回路20は、チャージポンプ(CP)21と、ループフィルタ(LPF)22と、VCO23と、を有する。
クロック発生回路20のチャージポンプ21は、複数の受信回路の1つ(ここでは10A)の位相周波数検出回路(PFD)12Aから周波数差情報FRudを受け、ループフィルタ22における電流の足し引きを制御する。ループフィルタ22は、電流の足し引きの結果である制御電圧VCOFを出力する。VCO23は、制御電圧VCOFに応じて発振周波数を変化させた出力(ベース)クロックCKVCOを出力し、ベースクロックCKvcoは、各受信回路10Aおよび10Bに分配される。
マルチレーン伝送システムでは、送信側の複数の送信回路は、1つ発振回路が出力する共通の送信クロックにしたがって送信データを出力する。したがって、複数の受信回路が10Aおよび10Bが受信する入力データは、同一の周波数を有する。しかし、位相は各レーン(受信回路)で異なる。上記の構成により、VCO23は、入力データと同じ(もしくは定数倍の)周波数で発振し、各レーンでは位相補間回路によって入力データに位相を同期させることによって、正しいタイミングでデータ判定を行うことが可能となる。このように、複数の受信回路10Aおよび10Bが受信する入力データの周波数は同じであり、クロック発生回路20におけるVCO23の発振周波数の制御は、複数の受信回路の1つからの周波数差情報FRudで行えばよい。また、各受信回路では位相の調整のみを行えばよいので、各受信回路のチャージポンプ13Aは、位相周波数検出回路12Aの出力する位相差情報PHudのみに従い、ループフィルタ14における電流の足し引きを制御すればよい。
図3は、マルチレーン伝送システムの複数の受信回路におけるリタイマ回路の別の構成例を示す図である。
図3のリタイマ回路は、チャージポンプ13Aおよびループフィルタ14Aの部分が、デジタルフィルタ(Digital filter)18Aに、制御回路16AがDAC(Digital to analog converter)19Aに変わったことが、図2のリタイマ回路と異なる。すなわち、位相補間回路17Aを制御するループ部分が、図2ではアナログ回路を用いた構成であったのに対し、図3ではデジタル回路を用いた構成となっている。以下、相違箇所に関して説明する。デジタルフィルタ18Aは、PFD12Aからの位相差情報PHudに応じて、位相補間回路17Aの位相コードPIcodeを生成する。DAC19Aは、PIcodeから位相補間回路17Aを制御するためのアナログ信号であるPIctrlを生成する。
非特許文献1は、図3のリタイマ回路に類似した構成を有するマルチレーン伝送システムの受信側の構成を記載している。
図2および図3のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路には、以下のような2つの課題がある。
第1の課題は、故障時の動作である。伝送系のシステムにおいては、どこか一部の故障により特定レーンのデータ入力がおかしくなってしまう可能性がある。クロック発生回路20に周波数差情報FRudを送っている受信回路またはそのレーンが故障した場合、周波数同期ができなくなり、すべてのレーンが動作しなくなってしまう。
第2の課題は、特性上の課題である。VCO23では入力データに対して周波数同期しているが、わずかな偏差である周波数オフセットは存在してしまうため、各レーンの位相補間回路17Aは周波数オフセットを補償するために位相シフトを行い続けることになる。ここで、位相補間回路17Aは、4相のベースクロックの隣接するクロックを設定して位相補間を行うが、アップとダウンのゲインに差があるため、設定した位相に対して実際に出力されるクロック位相の関係が設定に応じて変わってしまう。すなわち線形性がよくないという問題がある。位相補間により位相差をゼロにするように位相シフトを行い続けているため、位相が徐々に回転し、組み合わせる位相が変化する。そのため、位相補間回路17Aの線形性の特性が出力に現れてしまい、ジッタを増加させ位相補間の特性を劣化させてしまう。
以下に説明する実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路は、上記の課題を解決する。
図4は、第1実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。図4では、2レーンの構成例を示しているが、3レーン以上の構成も同様である。
受信側は、複数(図2では2つ)の受信回路10Aおよび10Bと、クロック発生回路20と、を有する。クロック発生回路20は、複数の受信回路に共通に1つ設けられる。
受信回路10Aは、判定回路11Aと、位相周波数検出回路(PFD)12Aと、クロックデータリカバリィループ(CDR loop)30Aと、位相回転回路(PR: Phase rotator)31Aと、を有する。受信回路10Bも同様の構成を有する。判定回路11Aおよび位相周波数検出回路12Aは、図2または図3に示した対応要素と同じである。
CDR loop30Aは、PFD12Aからの位相差情報をフィルタリングした上で位相回転回路31Aの出力クロックの位相を制御するPRctrlを出力するブロックであり、その構成は限定されない。例えば、CDR loop30Aは、図2に示したチャージポンプ13Aと、ループフィルタ14Aと、制御回路16Aと、を含むアナログ制御の構成でも、図3に示したデジタルフィルタ18Aと、DAC19Aを含むデジタル制御の構成でも実現できる。
位相回転回路31Aは、VCO23の出力するベースクロックの位相をシフトできればよく、その構成は限定されない。例えば、位相回転回路31Aは、図2および図3に示した位相補間回路17Aのように補間によって位相をシフトさせるものや、遅延によって位相をシフトさせるものでも実現できる。
図4に示すように、複数の受信回路10Aおよび10BのそれぞれのPFDは、周波数差情報FRudのみならず位相差情報PHudもクロック発生回路20に送っている。言い換えれば、クロック発生回路20は、受信回路10AのPFD12Aから周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudの第1の組と、受信回路10BのPFDから周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudの第2の組と、を受ける。さらに言えば、クロック発生回路20は、複数の受信回路の複数のPFDが出力する周波数差情報および位相差情報を受ける。
クロック発生回路20は、チャージポンプ入力選択回路(CP input selector)25と、チャージポンプ(CP)21と、ループフィルタ(LPF)22と、VCO23と、を有する。ループフィルタ22およびVCO23は、図1のループフィルタ14およびVCO15、または図2および図3のループフィルタ22およびVCO23と同様に、広く知られた構成で実現できるので説明は省略する。
チャージポンプ入力選択回路25は、外部からのチャージポンプ入力選択信号CPselに応じて、上記の複数組(ここでは2組)の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudからチャージポンプ21に出力する情報を選択する。チャージポンプ入力選択信号CPselは、すべての情報をオフするCPoffと、複数組の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudをCP21に入力するか否かを選択する個別選択信号と、選択に応じてCP21の対応部分の利得調整信号を含む。図4の例では、2レーンなので、個別選択信号は、第1の組の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudを選択するCPsel1と、第2の組の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudを選択するCPsel2と、である。
図5は、チャージポンプ入力選択回路25の回路例を示す図である。
チャージポンプ入力選択回路25は、各レーンの個別選択信号により一方は通過状態に、他方は遮断状態に制御される2個のトランスファーゲートによるスイッチを、レーン数×情報数(ここでは2)×極性数(ここでは2)個有する。例えば、図5では、レーン数=2で、情報数=2(位相差情報と周波数差情報)、極性数=2であり、8組のトランスファーゲート、すなわち16個のトランスファーゲートを有する。各組の2個のトランスファーゲートの一方には周波数差情報FRudまたは位相差情報PHudが入力され、他方には停止時の信号レベルであるCPoffが入力され、2個のトランスファーゲートの出力は接続され、対応する情報として出力される。したがって、個別選択信号がオンの時には入力する周波数差情報FRudまたは位相差情報PHudが対応する情報として出力され、個別選択信号がオフの時にはCPoffが対応する情報として出力されるように切り替わる。
例えば、図5において、通常動作時には、すべての個別選択信号CPsel1およびCPsel2がオンで、入力するすべての周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudが対応する情報として選択され、CP21に入力する。
例えば、第1レーンに何らかの故障が発生した時には、個別選択信号CPsel1をオフすることにより、第1の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudとしてCPoffがCP21に入力する。この時、個別選択信号CPsel2をオンに維持することにより、第2受信回路10BのPFDの出力する第2の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudがCP21に入力する。第2レーンに何らかの故障が発生した時には、個別選択信号CPsel2をオフすることで、第2の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudとしてCPoffがCP21に入力する。この時、個別選択信号CPsel1をオンに維持すれば第1受信回路10AのPFD12Aの出力する第1の周波数差情報FRudおよび位相差情報PHudがCP21に入力する。さらに、個別選択信号CPsel1およびCPsel2の両方をオフすれば、CP21に入力するのはすべてCPoffとなる。
利得調整信号は、各情報の利得を指示し、例えば、2レーンの場合には、2つの個別選択がオンであればすべて0.5で、一方の個別選択がオンで他方がオフであれば、1と0であり、両方の個別選択がオフであればすべて0である。いずれにしろ、チャージポンプ21に入力する情報の数に応じてループ利得が変化しないように、選択されているレーン数に応じて利得が変わらないようにすることが望ましい。上記のように、特定レーンが故障したことが分かったら、故障したレーンの情報をチャージポンプに入力しないように動作させる。ここでの故障検知はシステム側から情報が送られてくるものを想定しているが、リタイマ回路内部に故障検知回路を有するようにしてもよい。
図6は、クロック発生回路20のチャージポンプ21の構成例を示す図である。
チャージポンプ21は、4つの差動対を有する。各差動対の一方の2つの端子は、可変電流源を介してグランドに接続され、他方の2つの端子は、それぞれ負荷を介して高電位源に接続されている。4つの差動対には、2つの受信回路の2つのPFDの出力する位相差情報PHudと周波数差情報FRudの差動信号が印加される。4つの可変電流源は、それぞれの差動対に印加される情報に対応した利得調整信号GP1,GP2,GF1,GF2により電流量が設定される。各差動対の他方の2つの端子と2つの負荷との接続ノードから差動出力outおよびoutxがチャージ信号として出力される。
図6のチャージポンプ21は、差動型のチャージポンプで、図中では電源から2Icpが供給され、4つの差動対で0.5Icpずつ電流を引き抜く構成となっている。言い換えれば、利得調整信号GP1,GP2,GF1,GF2は、すべて同じ値である。ここで、2つの位相差情報と2つの周波数差情報に応じて差動対に流す電流は同じにする必要はなく、例えば、2つのFRudの差動対の電流をIcpずつにすることも可能である。しかし、その場合には、供給する電流量を3Icpにして供給される電流量と引き抜かれる電流量のバランスをとる必要がある。いずれにしろ、複数の情報の加重平均により、チャージ信号が生成される。さらに、周波数差情報FRudの差動対の電流量は初期動作時の引き込み特性に影響する。例えば、周波数差情報の重みを大きくすると、立上り時の引き込みが速くなる。短時間に一定の周波数になった後は周波数差はほとんどゼロの状態が維持されるので、チャージ信号は複数の位相差情報を平均した値に応じた信号となり、変化は小さくなる。
また、チャージポンプ入力選択回路25によって、特定レーンの位相差情報および周波数差情報が選択されなかった場合、すなわち情報が停止された場合、差動対には停止時の信号レベル(図5におけるCPoff)が入力される。この構成においては、各差動対の入力のコモンモードレベルであり、差動出力out、outxから等しく0.25Icpを引き抜くことになり実質動作しないこととなる。ただし、この場合(2レーンから1レーンになったため)利得が半分になってしまうので、Icpを2倍にするか、停止した差動対の電流を停止し、他の差動対の電流を2倍にすることが望ましい。
図7は、図6のチャージポンプ21で、受信回路10AのPFD12Aが出力する位相差情報PHudと周波数差情報FRudを選択せず(停止し)、対応する差動対の可変電流源を停止し、他の差動対の可変電流源の電流量を2倍にした状態を示す。
第1実施形態のマルチレーン伝送システムの受信側のリタイマ回路では、すべてのレーンの受信回路から周波数差情報と位相差情報をクロック発生回路に送り、さらにこれらの情報を切り替えられる。これにより、特定レーンが故障した場合には、そのレーンからの情報を使わないように制御することによってすべてのレーンが動作しなくなることを回避可能である。したがって、特定レーン故障時においても、他の正常レーンを継続動作させることが可能となり、第1の課題を解決する。
また、クロック発生回路のVCOの発振周波数の制御に、位相差情報も使用することによって、VCOの発生するベースクロックCKvcoは入力データに対して周波数オフセットをもたないようにすることが可能となる。そのため、各レーンの位相回転回路は主にレーン間スキューをなくすように動作し、常時位相シフトをし続けることがなくなり、位相補間回路による特性劣化を抑えることができる。このように、位相補間回路の定常的な位相シフトを抑え、それに起因したジッタを削減し特性を改善し、第2の課題を解決する。
図8は、第2実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。
前述のように、第1実施形態においてレーン数は2以上であれば限定されない。図8の第2実施形態は、4レーン構成の場合の構成例を示す。図示のように、すべてのレーンの受信回路10A−10Dから位相差情報と周波数差情報が、クロック発生回路20のチャージポンプ入力選択(CP input selector)セレクタ回路25に入力される。第2実施形態におけるチャージポンプ入力選択回路25は、図5の回路構成において、スイッチ数を2倍にすればよい。第2実施形態におけるチャージポンプ回路21は、図6の構成において、差動対の数を2倍にすればよい。
図9は、第3実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。
前述のように、第1実施形態においては、複数の受信回路から複数組の周波数差情報と位相差情報をクロック発生回路に送っていた。これにより、前述の第1および第2の課題を解決することができる。ここで、第1の課題を解決するだけであれば、位相差情報をクロック発生回路に送る必要はない。
図9に示すように、第3実施形態では、複数の受信回路から複数の周波数差情報のみをクロック発生回路に送り、位相差情報はクロック発生回路に送らない。他の部分は第1実施形態と同じである。第3実施形態におけるチャージポンプ入力選択回路25は、図5の回路構成において、位相差情報の差動信号が入力されるスイッチを除き、スイッチ数を1/2倍にすればよい。第3実施形態におけるチャージポンプ回路21は、図6の構成において、位相差情報の差動信号が印加される差動対を除き、差動対の数を1/2倍にすればよい。
図10は、第4実施形態のマルチレーン伝送システムのリタイマ回路の構成を示す図である。
第4実施形態のリタイマ回路は、位相回転回路31Aを除き、可変遅延回路35Aを設けたことが第1実施形態のリタイマ回路と異なる。また、位相回転回路31Aを除いたため、位相周波数検出回路(PFD)12Aは、入力データ信号DinとVCO23の出力するベースクロックCKVCOの位相差および周波数差を検出する。他の部分は、第1実施形態と同じである。
第1実施形態のリタイマ回路では、クロック位相をシフトすることによって入力データに同期させていた。これに対して、第4実施形態のリタイマ回路では、入力データを遅延させることによって、入力データとVCOの出力するベースクロックを同期させ、判定回路11Aで入力データを同期したベースクロックで取り込む。言い換えれば、ベースクロックは、受信クロックとして使用される。可変遅延回路35Aの遅延量は、CDRループ30Aの出力する制御信号VDctrlにより制御される。第1実施形態で述べたのと同様に、第4実施形態では、クロック発生回路20のVCO23の発振周波数の制御に、位相差情報も使用することによって、VCOの発生するベースクロックCKvcoは入力データに対して周波数オフセットをもたないようにすることが可能となる。そのため、各レーンの位相回転回路は主にレーン間スキューをなくすように動作し、常時位相シフトをし続けることがなくなる。そのため、第4実施形態では、可変遅延回路35Aによる遅延量も安定し、入力データの正確な取り込みが可能になる。
図11は、第5実施形態のマルチレーン伝送システムの構成を示す図である。
第5実施形態のマルチレーン伝送システムは、N本の伝送レーン70A−70Nと、N個の送信回路50A−50Nと、送信クロック発生回路60と、N個の受信回路10A−10Nと、受信用のクロック発生回路20と、を有する。送信回路50A−50Nは、送信クロック発生回路60からの送信クロックに同期してデータを伝送レーン70A−70Nに出力する。受信回路10A−10Nおよびクロック発生回路20は、第1から第4実施形態で説明したリタイマ回路をN本の伝送レーン用に拡張したものである。
以上、第1から第5実施形態を説明したが、各種の変形例が可能であるのは言うまでもない。例えば、第1から第5実施形態では、4相のクロック信号の例を示したが、8相や16相などのクロック信号を利用したインターリーブ構成に実施形態の構成を適用することも可能である。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
11、11A 判定回路
12、12A 位相周波数検出回路
20 クロック発生回路
21 チャージポンプ
22 ループフィルタ
23 電圧制御発振器(VCO)
25 チャージポンプ入力選択回路
30A クロックデータリカバリィループ(CDR loop)
31A 位相回転回路

Claims (3)

  1. ベースクロックを発生するクロック発生回路と、
    前記ベースクロックから受信クロックを生成し、前記受信クロックに応じて複数のレーンからの入力データ信号を受信する複数の受信回路と、を有し、
    前記複数の受信回路は、それぞれ、
    前記入力データ信号と前記受信クロック間の位相差および周波数差を検出し、位相差情報および周波数差情報を生成する位相周波数検出回路と、
    前記位相差情報に基づいて制御信号を生成するクロックデータ再生制御回路と、
    前記制御信号にしたがって、前記ベースクロックから前記受信クロックを生成する位相回転回路と、
    前記受信クロックに応じて前記入力データ信号を受信する判定回路と、を有し、
    前記クロック発生回路は、
    前記複数の受信回路の前記位相周波数検出回路が出力する複数の前記周波数差情報から使用する信号を選択する入力選択回路と、
    前記複数の周波数差情報のうちの入力選択回路で選択した情報にしたがってチャージ信号を生成するチャージポンプと、
    前記チャージ信号から高周波成分を除去して電圧制御信号を出力するループフィルタと、
    前記電圧制御信号に応じて前記ベースクロックを発生する電圧制御発振器と、を有し、
    前記入力選択回路は、前記複数の周波数差情報と共に、前記複数の受信回路の前記位相周波数検出回路が出力する複数の前記位相差情報から使用する信号を選択し、
    前記入力選択回路は、前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報のすべてを選択する状態と、前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報の一部を選択する状態と、を有し、
    前記チャージポンプは、前記入力選択回路で選択した前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報にしたがってチャージ信号を生成し、
    前記チャージポンプは、前記入力選択回路での選択数に応じて、前記チャージ信号を生成する際の選択された前記周波数差情報および前記位相差情報の利得を調整するマルチレーンリタイマ回路。
  2. 受信クロックを発生するクロック発生回路と、
    前記受信クロックに応じて複数のレーンからの入力データ信号を受信する複数の受信回路と、を有し、
    前記複数の受信回路は、それぞれ、
    前記入力データ信号と前記受信クロック間の位相差および周波数差を検出し、位相差情報および周波数差情報を生成する位相周波数検出回路と、
    前記位相差情報に基づいて制御信号を生成するクロックデータ再生制御回路と、
    前記制御信号にしたがって、前記入力データ信号を遅延する可変遅延回路と、
    前記可変遅延回路で遅延された前記入力データ信号を、前記受信クロックに応じて受信する判定回路と、を有し、
    前記クロック発生回路は、
    前記複数の受信回路の前記位相周波数検出回路が出力する複数の前記周波数差情報から使用する信号を選択する入力選択回路と、
    前記複数の周波数差情報のうちの入力選択回路で選択した情報にしたがってチャージ信号を生成するチャージポンプと、
    前記チャージ信号から高周波成分を除去して電圧制御信号を出力するループフィルタと、
    前記電圧制御信号に応じて前記受信クロックを発生する電圧制御発振器と、を有し、
    前記入力選択回路は、前記複数の周波数差情報と共に、前記複数の受信回路の前記位相周波数検出回路が出力する複数の前記位相差情報から使用する信号を選択し、
    前記入力選択回路は、前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報のすべてを選択する状態と、前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報の一部を選択する状態と、を有し、
    前記チャージポンプは、前記入力選択回路で選択した前記複数の周波数差情報および前記複数の位相差情報にしたがってチャージ信号を生成し、
    前記チャージポンプは、前記入力選択回路での選択数に応じて、前記チャージ信号を生成する際の選択された前記周波数差情報および前記位相差情報の利得を調整するマルチレーンリタイマ回路。
  3. 複数の伝送レーンと、
    共通の送信クロックにしたがってデータを前記複数の伝送レーンに出力する複数の送信回路を有する送信側と、
    前記複数の伝送レーンから入力データを受信する受信側と、を有し、
    前記受信側は、請求項1または2に記載のマルチレーンリタイマ回路を含むマルチレーン伝送システム。
JP2014004203A 2014-01-14 2014-01-14 マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム Active JP6303513B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004203A JP6303513B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム
US14/525,957 US9287883B2 (en) 2014-01-14 2014-10-28 Multi-lane re-timer circuit and multi-lane reception system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004203A JP6303513B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015133620A JP2015133620A (ja) 2015-07-23
JP6303513B2 true JP6303513B2 (ja) 2018-04-04

Family

ID=53522254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014004203A Active JP6303513B2 (ja) 2014-01-14 2014-01-14 マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9287883B2 (ja)
JP (1) JP6303513B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6337479B2 (ja) * 2014-01-24 2018-06-06 富士通株式会社 位相補間クロック発生回路
US9379880B1 (en) * 2015-07-09 2016-06-28 Xilinx, Inc. Clock recovery circuit
JP6512011B2 (ja) * 2015-07-22 2019-05-15 富士通株式会社 受信回路
JP6713786B2 (ja) * 2016-02-26 2020-06-24 ザインエレクトロニクス株式会社 受信装置
US9419632B1 (en) * 2016-04-22 2016-08-16 Via Alliance Semiconductor Co., Ltd. Charge pump for use in phase-locked loop
JP6839354B2 (ja) * 2017-02-03 2021-03-10 富士通株式会社 Cdr回路及び受信回路
US11349485B2 (en) * 2019-01-28 2022-05-31 Mediatek Inc. Clock and data recovery and associated signal processing method
US11303283B2 (en) 2020-01-13 2022-04-12 Artilux, Inc. Clock and data recovery circuitry with asymmetrical charge pump
JP7060116B2 (ja) * 2021-01-08 2022-04-26 富士通株式会社 Cdr回路

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58121847A (ja) 1982-01-14 1983-07-20 Nec Corp 同期信号再生方式
JPH11177541A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビット同期回路
US6526112B1 (en) * 1999-06-29 2003-02-25 Agilent Technologies, Inc. System for clock and data recovery for multi-channel parallel data streams
JP3425905B2 (ja) 1999-10-14 2003-07-14 Necエレクトロニクス株式会社 クロック信号抽出回路及びそれを有するパラレルディジタルインタフェース並びにクロック信号抽出方法及びそれを有するパラレルデータビット信号の同期化方法
JP2002368611A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Pll回路
TWI289760B (en) * 2003-07-07 2007-11-11 Via Tech Inc An apparatus of multi-lanes serial link and the method thereof
US20060215296A1 (en) * 2005-03-24 2006-09-28 Gennum Corporation Bidirectional referenceless communication circuit
JP2009239438A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多チャンネルデータ位相制御装置
US8433028B2 (en) * 2010-06-07 2013-04-30 Silicon Laboratories Inc. Latency locked loop circuit for driving a buffer circuit
US8457269B2 (en) * 2011-10-27 2013-06-04 Ncku Research And Development Foundation Clock and data recovery (CDR) architecture and phase detector thereof
US9189012B2 (en) * 2012-03-29 2015-11-17 Terasquare Co. Ltd. Clock recovery, receiver, and communication system for multiple channels

Also Published As

Publication number Publication date
US9287883B2 (en) 2016-03-15
US20150200768A1 (en) 2015-07-16
JP2015133620A (ja) 2015-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6303513B2 (ja) マルチレーンリタイマ回路およびマルチレーン伝送システム
KR102599904B1 (ko) 다상 클록 듀티 사이클 및 스큐 측정 및 보정
CN109314518B (zh) 高性能锁相环
US11271571B2 (en) Multi-modal data-driven clock recovery circuit
US9520883B2 (en) Frequency detection circuit and reception circuit
EP2882131B1 (en) Multimode CDR architecture
US7672417B2 (en) Clock and data recovery
US7321248B2 (en) Phase adjustment method and circuit for DLL-based serial data link transceivers
US8374305B2 (en) Clock recovery circuit and data recovery circuit
US8139701B2 (en) Phase interpolation-based clock and data recovery for differential quadrature phase shift keying
US20050238126A1 (en) Multi rate clock data recovery based on multi sampling technique
JP2002190724A (ja) クロックアンドデータリカバリ回路とそのクロック制御方法
JP2012049863A (ja) 半導体装置
JP2012109931A (ja) オーバーサンプリング回路及びそれを用いたシリアル通信装置及びシリアル通信方法
JP2007329914A (ja) スイッチ可能なフェーズロックループ及びスイッチ可能なフェーズロックループの動作方法
US6340910B1 (en) Clock signal control method and circuit and data transmitting apparatus employing the same
KR100862671B1 (ko) 복수 개의 출력신호들의 발생을 위한 위상동기루프
US7583118B2 (en) Delay locked loop circuit
US6774689B1 (en) Triple input phase detector and methodology for setting delay between two sets of phase outputs
US6657466B1 (en) System and method for generating interleaved multi-phase outputs from a nested pair of phase locked loops
JP2006211208A (ja) スペクトラム拡散クロック生成回路
CN112468144A (zh) 时钟产生器及产生方法
Lin et al. Phase interpolation technique based on high-speed SERDES chip CDR
KR101700745B1 (ko) 클록 주파수 체배기 및 이를 포함하는 클록/데이터 복원 회로
JP2005079835A (ja) Pll発振回路及びこれを用いた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6303513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150