JP2012049863A - 半導体装置 - Google Patents

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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/089Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses

Abstract

【課題】従来の半導体装置は、送信クロックの周波数が安定するまでに多くの時間を要する問題があった。
【解決手段】本発明の半導体装置は、送信クロックCLKから生成される受信クロックRCLKと入力信号RDと間の位相の進み又は遅れを示す位相差信号を生成し、受信クロックRCLKの位相を入力信号RDの位相に追従させる制御を行う位相追従ループと、受信クロックRCLKの周波数を入力信号RDの周波数に追従させる制御を行う周波数追従ループと、を有し、入力信号RDからデータ信号Sout及びデータ信号に対応する同期クロックSCLKの抽出を行うクロックアンドデータリカバリ回路13と、位相差信号に基づき生成される周波数差信号FPに応じて周波数調整信号Fadjにより示される値を増減させる周波数誤差調整器14と、周波数調整信号Fadjに基づき送信クロックCLKの周波数を増減させる発振器12と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に関し、特に外部から与えられる入力信号からデータを抽出するクロックアンドデータリカバリ回路と、前記クロックアンドデータリカバリ回路に与えるクロック信号を生成する発振回路と、を有する半導体装置に関する。
近年、半導体装置間の通信速度が向上している。また、通信方式としてパラレルデータ転送方式とシリアルデータ転送方式とがある。そして、近年では、シリアルデータ転送方式の方がよりデータ転送速度を高められるとして、シリアルデータ転送方式が広く用いられている。
シリアルデータ転送方式では、データ信号を送信クロックで変調してシリアルデータとして転送する。そして、受信回路がシリアルデータからサンプリングクロックとデータ信号を抽出する。サンプリングクロックとデータ信号の抽出には、クロックアンドデータリカバリ回路が用いられる。
また、シリアルデータ転送方式では、送信クロックとして高精度なクロックを生成する必要がある。この高精度なクロックは一般的に水晶発振子を用いて生成される。しかし、水晶発振子は、高価であり、システムコストを増大させる一因となっていた。そこで、水晶発振子よりも低精度な発振子によって高精度な送信クロックを生成する技術が特許文献1に開示されている。また特許文献2では、送信クロックを生成することが目的ではないが、受信した信号から得た情報に基づき受信機側で生成されるクロック信号の周波数を制御する技術が開示されている。以下では特許文献1について説明する。
まず、特許文献1に記載の通信システム100のブロック図を図7に示す。図7に示すように、通信システム100は、デバイス101及びホスト102を有する。デバイス101及びホスト102は、それぞれ送受信回路を有する。図7では、デバイス101側の送受信回路のみを示した。デバイス101は、ホスト102から信号RXを受信する。また、デバイス101は、ホスト102に対して信号TXを送信する。ホスト102は、水晶発振子等により形成される基準信号生成源120により基準クロックを生成し、当該基準クロックに基づき動作する。一方、デバイス101では、セラミック発振子により形成される基準信号生成源103により基準クロックを生成し、当該基準クロックに基づき動作する。
ここで、デバイス101は、同期確立部111、周波数誤差検出器112、周波数発生器113、シリアライザ114を有する。同期確立部111は、デバイス101が受信した信号RXを入力して、信号RXからクロックとデータを抽出する。そして、同期確立部111は、クロックを受信信号RS、データを同期確立信号SCSとして出力する。さらに、同期確立部111は、データをクロックに応じてパラレル信号に変換して、パラレル信号を受信データDTとして出力する。周波数誤差検出器112は、受信信号RS、同期確立信号SCS、基準クロックFrefと送信信号TSを入力して、受信信号RSと送信信号TSの周波数差を検出して周波数調整信号FCSを出力する。周波数発生器113は、周波数調整信号FCSと基準クロックFrefによって周波数が決定される送信信号TSを出力する。シリアライザ114は、送信信号TSと送信データDRを入力して信号TXを出力する。
ここで、デバイス101が信号RXから抽出した受信信号RSは、ホスト102側で生成された高精度なクロックと同じ周波数である。デバイス101では、この受信信号RSに基づき送信信号TSを生成する。つまり、デバイス101では、精度の低い発振子から高精度なクロックを生成することができる。
特開2007−135189号公報 特表2008−535387号公報
デバイス101では、受信信号RSと送信信号TSとの間の位相差をアナログ処理により算出している。そのため、特許文献1では、送信信号TSの周波数誤差を検出するために多くの時間が必要になる問題がある。例えば、送信信号TSが1.5GHzであった場合に333ppmの誤差を検出するためには、受信信号RSを少なくとも3000カウントする必要がある。
このように、デバイス101では、高精度なクロック信号を生成することができない問題がある。高速シリアル通信においては、高精度なクロック信号が必要である。そして、現状よりも通信速度を高速化する場合、クロック信号の周波数及び精度をさらに高める必要があり、この問題はさらに顕著になる。
本発明にかかる半導体装置の一態様は、同期クロックと入力信号と間の位相の進み又は遅れを示す位相差信号を生成し、前記同期クロックの位相を前記入力信号の位相に追従させる制御を行う位相追従ループと、前記同期クロックの周波数を前記入力信号の周波数に追従させる制御を行う周波数追従ループと、を有し、前記入力信号からデータ信号及び前記データ信号に対応するサンプリングクロックの抽出を行うクロックアンドデータリカバリ回路と、前記周波数追従ループにおいて前記位相差信号に基づき生成される周波数差信号に基づき周波数調整信号により示される値を増減させる周波数誤差調整器と、前記周波数調整信号により示される値に基づき送信クロックの周波数を増減させる発振器と、を有する。
本発明にかかる半導体装置によれば、クロックアンドデータリカバリ回路において、同期クロックと入力信号との位相を比較し、当該位相比較結果に基づいて送信クロックの周波数を制御する。そのため、本発明にかかる半導体装置では、送信クロックの周波数補正を高速に行うことができる。
本発明にかかる半導体装置によれば、低精度の発振子により生成されたクロック信号から高周波数かつ高精度なクロック信号を生成することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置のデジタルCDR、周波数誤差調整器及びクロック生成回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の位相検出器のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の第2の積分器及びパターン発生器のブロック図である。 実施の形態2にかかる半導体装置のデジタルCDR、周波数誤差調整器及びクロック生成回路のブロック図である。 実施の形態3にかかる半導体装置のデジタルCDR、周波数誤差調整器及びクロック生成回路のブロック図である。 特許文献1に記載の通信システムのブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に実施の形態1にかかる半導体装置1のブロック図を示す。図1に示すように、半導体装置1は、受信回路10、基準信号生成器11、PLL(Phase Locked Loop)回路12、クロックアンドデータリカバリ回路(例えば、デジタルCDR)13、周波数誤差調整器14、デシリアライザ15、シリアライザ16、送信回路17を有する。半導体装置1は、送受信回路と図示しない処理回路を備える。図1に示す例では、受信回路10、デジタルCDR13及びデシリアライザ15により受信系の回路が構成され、シリアライザ16及び送信回路17により送信系の回路が構成される。
基準信号生成器11は、外部に設けられるセラミック発振子と共に発振回路を構成し、セラミック発振子により生成される発振信号OSCに基づき基準クロックFsrcを生成する。このセラミック発振子は、水晶発振子に比べ発振周波数のばらつきが大きいが、低コストであるという特徴がある。
PLL回路12は、基準クロックFsrcに基づき送信クロックCLKを生成する。本実施の形態では、PLL回路12は、周波数調整信号Fadjに基づき基準クロックFsrcを逓倍して送信クロックCLKを生成する。
受信回路10は、入力バッファとして機能する回路である。つまり、受信回路10は、受信信号RXinを受信して後段回路に入力信号RDとして伝達する。受信回路10は伝送路の周波数特性を補正するイコライザー回路を含む場合もある。
本実施の形態ではクロックアンドデータリカバリ回路13としてデジタルCDRを用いる。デジタルCDR13は、2値情報を扱う論理回路で構成され、出力信号として2値で情報を示すデジタル信号を出力する。デジタルCDR13は、送信クロックCLKから生成される受信クロックRCLKと入力信号RDと間の位相の進み又は遅れを示す位相差信号を生成する。また、デジタルCDR13は、受信クロックRCLKの位相を入力信号RDの位相に追従させる制御を行う位相追従ループと、受信クロックRCLKの周波数を入力信号RDの周波数に追従させる制御を行う周波数追従ループと、を有する。そして、デジタルCDR13は、入力信号RDからデータ信号Sout及びデータ信号Soutに対応する同期クロックSCLKの抽出と、受信クロックRCLKの位相及び周波数の制御と、を行う。
周波数誤差調整器14は、デジタルCDR13内の周波数追従ループにおいて位相差信号に基づき生成される周波数差信号FPに応じて周波数調整信号Fadjを生成する。また、周波数誤差調整器14は、周波数差信号FPに応じて、周波数調整信号Fadjにより示される値を増減させる。このデジタルCDR13、周波数誤差調整器14及びPLL回路12の詳細については後述する。
デシリアライザ15は、同期クロックSCLKに基づきシリアルデータとして入力されるデータ信号Soutをパラレルデータに変換する。パラレルデータとして出力されるデータ信号を図1ではPoutとした。
シリアライザ16は、パラレルデータとして与えられるデータ信号Pinを送信クロックCLKに基づきシリアルデータに変換する。シリアル化されたデータ信号を図1ではTDとした。送信回路17は、出力バッファである。送信回路17は、データ信号TDを電力増幅して送信信号TXoutとして出力する。
実施の形態1にかかる半導体装置1は、送信クロックに同期したデータ信号により通信を行う。このとき、送信クロックとして単一周波数の信号を用いた場合、不要輻射のピークが増大し、EMI(Electro Magnetic Interference)特性が悪化する。そこで、実施の形態1にかかる半導体装置1では、送信クロックとしてスペクトラム拡散クロック(Spread Spectrum Clock)を用いたデータ信号を受信することができる。このようなことから、半導体装置1内のデジタルCDR13には、同期クロックの周波数をスペクトラム拡散に伴う変動に追従させる必要がある。デジタルCDR13では、追従動作を行うために周波数追従ループを有する。そして、半導体装置1では、このデジタルCDR13において生成される信号に基づきPLL回路12を制御し、送信クロックCLKの周波数制御を行う。
以下では、半導体装置1の特徴のうちデジタルCDR13、周波数誤差調整器14及びPLL回路12について特に詳細に説明する。図2にデジタルCDR13、周波数誤差調整器14及びPLL回路12のブロック図を示す。
デジタルCDR13は、位相検出器21、第1の積分器22、第2の積分器23、パターン発生器24、混合器25及び位相補間器26を有する。デジタルCDR13では、位相検出器21、第1の積分器22、混合器25及び位相補間器26により位相追従ループを構成する。デジタルCDR13では、位相検出器21、第1の積分器22、第2の積分器23、パターン発生器24、混合器25及び位相補間器26により周波数追従ループを構成する。そして、半導体装置1では、第2の積分器23の出力を周波数差信号FPとして用いる。
位相検出器21は、受信クロックRCLKと入力信号RDとの位相差を検出して位相差信号により示される極性値を更新する。また、位相検出器21は、受信クロックRCLKを同期クロックSCLKとして出力すると共に、入力信号RDからデータ信号Soutを抽出する。より具体的には、位相検出器21には、同期クロックSCLKとして用いられる受信クロックRCLKが入力される。この受信クロックRCLKは、第1の受信クロックRCLK1と第2の受信クロックRCLK3を含む。第2の受信クロックRCLK3は、第1の受信クロックRCLK1とは位相が180°異なる。位相検出器21は、位相差信号としてアップ信号UP1とダウン信号DOWN1を出力する。位相検出器21は、同期クロックSCLK(例えば、第1の受信クロックRCLK1)の位相が入力信号RDの位相より遅れている場合にアップ信号UP1を第1の論理レベル(例えば、ハイレベル)とし、ダウン信号DOWN1を第2の論理レベル(例えば、ロウレベル)とする。また、位相検出器21は、同期クロックSCLKの位相が入力信号RDの位相より進んでいる場合にUP1信号をロウレベルとし、DOWN1信号をハイレベルとする。
ここで、位相検出器21のブロック図を図3に示す。図3に示すように、位相検出器21は、論理回路のみにより構成される。図3は、1.5GHzの2相クロックで1.5Gbpsのデータを受信する場合の構成の一例である。位相検出器21は、第1のフリップフロップ41、第2のフリップフロップ42、第3のフリップフロップ43、ラッチ44、第1の排他的論理和回路(XOR)45、第2の排他的論理和回路(XOR)46、第1のデマルチプレクサ(DEMUX回路)47、第2のデマルチプレクサ(DEMUX回路)48、第1のOR回路49、第2のOR回路50、第1のインバータ51、第2のインバータ52、第1のAND回路53、第2のAND回路54を有する。
第1のフリップフロップ41は、入力信号RDをデータ入力端子に入力し、受信クロックCLK1をクロック端子に受ける。第1のフリップフロップ41は、エッジトリガーのフリップフロップである。第2のフリップフロップ42は、入力信号RDをデータ入力端子に入力し、受信クロックCLK1と逆相の受信クロックCLK3をクロック端子に受ける。第3のフリップフロップ43は、第1のフリップフロップ41の出力q1をデータ入力端子に入力し、受信クロックCLK1をクロック端子に受ける。ラッチ44は、第2のフリップフロップ42の出力q3をデータ入力端子に入力し、受信クロックCLK1をクロック端子に受ける。ラッチ44は、スルーラッチである。
第1の排他的論理和回路(XOR)45は、第1のフリップフロップ41の出力q1と、ラッチ44の出力q31を入力とする。第2の排他的論理和回路(XOR)46は、第3のフリップフロップ43の出力q11と、ラッチ44の出力q31を入力とする。第1、第2のデマルチプレクサ(DEMUX回路)47、48は、それぞれ第1、第2の排他的論理和回路(XOR)45、46の出力をシリアル入力してパラレル出力する。第1のOR回路49は、第1のデマルチプレクサ47の出力の論理和をとる。第2のOR回路50は、第2のデマルチプレクサ48の出力の論理和をとる。第1のインバータ51は、第2のOR回路の出力の反転出力を出力する。第2のインバータ52は、第1のOR回路の出力の反転出力を出力する。第1のAND回路53は、第1のOR回路49の出力と、インバータ52を介して出力される第2のOR回路50の反転出力と、の論理積をとる。第2のAND回路54は、第2のOR回路50の出力と、第1のOR回路49の出力の反転出力と、の論理積をとる。第1のフリップフロップ41の出力q1はデータ信号Soutとして出力される。また、受信クロックRCLKは、同期クロックSCLKとして出力される。
位相検出器21は、上記の構成により、入力信号RDの変化タイミングが受信クロックRCLK1の立ち上がりと受信クロックRCLK3の立ち上がりの間にあれば、アップ信号UP1をハイレベルとし、ダウン信号DOWN1をロウレベルとする。一方、位相検出器21は、入力信号RDの変化タイミングが受信クロックRCLK3の立ち上がりと受信クロックRCLK1の立ち上がりの間にあれば、アップ信号UP1をロウレベルとし、ダウン信号DOWN1をハイレベルとする。また、デマルチプレクサが2パラレル出力の場合、位相検出器21の後段に接続される回路に供給されるクロック(不図示)は、位相検出器21に入力される受信クロックの1/2の周波数となる。
続いて、位相検出器21の後段に接続される回路について説明する。第1の積分器22は、位相差信号(例えば、アップ信号UP1及びダウン信号DOWN1)に基づき第1のカウント値を増減させ、第1のカウント値が所定の値に達したことに応じてアップ信号UP2又はダウン信号DOWN2を出力する。つまり、第1の積分器22は、位相差信号により示される極性値を積分する。なお、アップ信号UP2は、第1のアップ信号であって、ダウン信号DOWN2は第1のダウン信号である。
具体的には、第1の積分器22として、アップダウンカウンタが用いられる。この第1の積分器22は、カウント上限値とカウント下限値とが設定されている。そして、第1の積分器22は、アップ信号UP1がハイレベルであれば、クロックに応じて第1のカウント値を増加させる。一方、第1の積分器22は、ダウン信号DOWN1がハイレベルであれば、クロックに応じて第1のカウント値を減少させる。そして、第1の積分器22は、第1のカウント値がカウント上限値に達するとアップ信号UP2をハイレベルとし、第1のカウント値がカウント下限値に達するとダウン信号DOWN2をハイレベルとする。
第2の積分器23は、アップ信号UP2及びダウン信号DOWN2に基づきカウント値を増減させ、当該カウント値を周波数差信号FPとして出力する。より具体的には、第2の積分器23は、アップダウンカウンタにより構成される。この第2の積分器23は、第2の積分器23は、アップ信号UP1がハイレベルであれば、クロックに応じて第2のカウント値を増加させる。一方、第2の積分器23は、ダウン信号DOWN1がハイレベルであれば、クロックに応じて第2のカウント値を減少させる。そして、第2の積分器23は、第2のカウント値を周波数差信号FPとして出力する。なお、本実施の形態にかかる第2の積分器23は、アップ信号UP2及びダウン信号DOWN2を積分して中間周波数差信号を生成し、この中間周波数差信号に基づき第2のカウント値を増減させる構成を有する。
パターン発生器24は、周波数差信号FPに基づき所定の間隔でアップ信号UP3及びのダウン信号DOWN3を生成する。アップ信号UP3は第2のアップ信号であり、ダウン信号DOWN3は第2のダウン信号である。
ここで、第2の積分器23及びパターン発生器24の詳細なブロック図を図4に示す。図4を参照して第2の積分器23及びパターン発生器24の詳細について説明する。図4に示すように、第2の積分器23は、アップダウンカウンタ61及びアップダウンカウンタ62を有する。また、パターン発生器24は、カウンタ63及びデコーダ64を有する。
アップダウンカウンタ61は、カウント上限値とカウント下限値とが設定されている。そして、アップダウンカウンタ61は、アップ信号UP2がハイレベルであれば、クロックに応じて積分値を増加させる。一方、アップダウンカウンタ61は、ダウン信号DOWN2がハイレベルであれば、クロックに応じて積分値を減少させる。そして、アップダウンカウンタ61は、積分値がカウント上限値に達するとアップ信号UP2aをハイレベルとし、積分値がカウント下限値に達するとダウン信号DOWN2aをハイレベルとする。
アップダウンカウンタ62は、5ビットのカウント幅が設定されている場合、第2のカウント値として−31〜+31の値を出力する。この第2のカウント値は周波数差信号FPとなる。アップダウンカウンタ62は、アップ信号UP2aがハイレベルであれば、クロックに応じて第2のカウント値を増加させる。一方、アップダウンカウンタ62は、ダウン信号DOWN2aがハイレベルであれば、クロックに応じて第2のカウント値を減少させる。
カウンタ63は、クロックをカウントする。カウンタ63のカウント幅として5ビットが設定されている場合、カウンタ63は、0〜31のカウント値を出力する。なお、カウンタ63は、0〜31を循環的にカウントする。
デコーダ64は、周波数差信号FPにより示される値とカウンタ63が出力するカウント値とよりアップ信号UP3とダウン信号DOWN3との論理値を決定する。なお、アップ信号UP2a=1またはダウン信号DOWN2a=1が連続した回数が多いほど、入力信号RDと送信クロックCLKの周波数の差が大きいことを示す。デコーダ64は、周波数差信号FPとカウンタ63のカウント値に基づいて、入力信号RDと送信クロックCLKの周波数の差の大きさに比例する頻度で、アップ信号UP3=1またはDOWN3=1を出力する。この処理は、例えばカウンタ63のカウント値と、アップ/ダウン信号UP2a/DOWN2aの組合せに対応した出力値(UP4/DOWN4)からなる真理値表に基づいて行われる。
混合器25は、アップ信号UP2及びダウン信号DOWN2と、アップ信号UP3及びダウン信号DOWN3と、に基づき位相選択信号を生成する。この位相選択信号は、アップ信号UP4及びダウン信号DOWN4により構成される。位相補間器26は、送信クロックの位相を補間して位相選択信号により指定される位相に相当するクロック信号を受信クロックRCLKとして出力する。なお、本実施の形態では、位相検出器21が受信クロックとして、互いに180°位相が異なる2つのクロック信号を用いるため、位相補間器26が出力する受信クロックRCLKには2つの信号が含まれる。しかし、受信クロックRCLKとして出力するクロック信号の個数及びその位相差は、位相検出器21の構成に応じて調節することができる。
続いて、周波数誤差調整器14について説明する。図2に示すように、周波数誤差調整器14は、加算器31、遅延回路32、乗算器33を有する。加算器31は、遅延回路32の出力により示される値と周波数差信号FPにより示される値とを加算して出力する。遅延回路32は、加算器31の出力信号を保持し、1クロック遅延させて加算器31に出力する。乗算器33は、加算器31の出力信号により示される値と、外部から与えられるゲイン信号で示される値と、を乗算することで加算器31の出力信号と送信クロックの周波数補正度合いとの関係を調整する。乗算器33の出力信号は、周波数調整信号Fadjとなる。つまり、周波数誤差調整器14では、周波数差信号FPにより示される値を動作開始時点から積分していくことで周波数調整信号Fadjにより示される値を増減させる。
PLL回路12は、帰還回路を備え、当該帰還回路により基準クロックFsrcを逓倍することで、送信クロックCLKを生成する。そして、PLL回路12は、帰還回路中に備えられた分周器の分周比を周波数調整信号Fadjにより調節することで送信クロックCLKの周波数を制御する。
続いて、図2に示すデジタルCDR、周波数誤差調整器14、PLL回路12の動作について説明する。デジタルCDR13では、位相検出器21により入力信号RDと受信クロックRCLKとの位相を比較する。受信クロックRCLKは、複数のクロック信号を含むが、複数のクロック信号のうち一のクロック信号が同期クロックSCLKとして用いられる。そして、位相検出器21は、同期クロックSCLKが入力信号RDより遅れているか進んでいるかを示すアップ信号UP1及びダウン信号DOWN1を出力する。
アップ信号UP1及びダウン信号DOWN1は第1の積分器22で平均化される。そして、第1の積分器22は、平均化処理に基づきアップ信号UP2及びダウン信号DOWN2を出力する。アップ信号UP2及びダウン信号DOWN2は、混合器25に入力される。混合器25は、アップ信号UP2及びダウン信号DOWN2に基づきアップ信号UP4及びダウン信号DOWN4を制御することで、受信クロックRCLKの位相を補正する。これにより、デジタルCDR13は、受信クロックRCLKの位相を入力信号RDの位相に近づけるように位相制御を行う。
さらに、デジタルCDR13は、入力信号RDの周波数と受信クロックRCLKの周波数が異なる、つまり、入力信号RDの周波数と送信クロックCLKの周波数が異なるとき、周波数差信号FPによりこの周波数差を補正する。
まず、入力信号RDの周波数が受信クロックRCLKの周波数よりも低い場合、デジタルCDR13は、位相補間器26のクロック選択方法により受信クロックRCLKの周波数を低くする。また、デジタルCDR13が出力する周波数差信号FPにより周波数誤差調整器14及びPLL回路12が送信クロックCLKの周波数を低くする。
この場合、位相検出器21は、入力信号RDの位相に比べて受信クロックRCLKの位相が進んでいることを検出し、ダウン信号DOWN1をハイレベルとする。そして、第1の積分器22は、ダウン信号DOWN1が連続することでダウン信号DOWN2をハイレベルとする。このダウン信号DOWN2に基づき位相補間器26では、受信クロックRCLKの位相を遅らせる。しかしながら、この位相制御処理によってもダウン信号DOWN1がロウレベルとならない場合、ダウン信号DOWN2がハイレベルとなる期間がさらに長くなり、第2の積分器23で生成される周波数差信号FPで示される値が減少する。
パターン発生器24は、周波数差信号FPで示される値が小さいほどダウン信号DOWN3をハイレベルとする頻度を高くし、周波数差信号FPで示される値が大きいほどアップ信号UP3をハイレベルとする頻度を高くする。つまり、位相検出器21においてダウン信号DOWN1がハイレベルとなる期間が長くなるとパターン発生器24が出力するダウン信号DOWN3がハイレベルとなる期間も長くなる。そして、ダウン信号DOWN2とダウン信号DOWN3がともにハイレベルとなると、混合器25は、ダウン信号DOWN4をハイレベルとする。これにより、位相補間器26が出力する受信クロックRCLKの周波数は実質的に低くなる。そして、入力信号RDの周波数と受信クロックRCLKの周波数が近づく(又は等しくなる)と、位相検出器21から出力されるアップ信号UP1とダウン信号DOWN1は、ハイレベルとなる期間がほぼ等しくなり、受信クロックRCLKの周波数が安定状態となる。
また、周波数差信号FPが小さくなった場合、周波数誤差調整器14により生成される周波数調整信号Fadjで示される値も小さくなる。これにより、PLL回路12は、PLL回路12内の分周器の分周比を低くし、送信クロックCLKの周波数を低下させる。送信クロックCLKの周波数が低くなることで、送信クロックCLKを補間した信号から生成される受信クロックRCLKの周波数も低くなる。
一方、入力信号RDの周波数が受信クロックRCLKの周波数よりも高い場合、位相検出器21は、入力信号RDの位相に比べて受信クロックRCLKの位相が遅れていることを検出し、アップ信号UP1をハイレベルとする。そして、第1の積分器22は、アップ信号UP1が連続することでアップ信号2をハイレベルとする。このアップ信号UP2に基づき位相補間器26では、受信クロックRCLKの位相を進める。しかしながら、この位相制御処理によってもアップ信号UP1がロウレベルとならない場合、アップ信号UP2がハイレベルとなる期間がさらに長くなり、第2の積分器23で生成される周波数差信号FPで示される値が増加する。
パターン発生器24は、周波数差信号FPの値が大きいほどアップ信号UP3がハイレベルとなる期間を長くする。そして、アップ信号UP2とアップ信号UP3がともにハイレベルとなると、混合器25は、アップ信号UP4をハイレベルとする。これにより、位相補間器26が出力する受信クロックRCLKの周波数は実質的に高くなる。そして、入力信号RDの周波数と受信クロックRCLKの周波数が近づく(又は等しくなる)と、位相検出器21から出力されるアップ信号UP1とダウン信号DOWN1は、ハイレベルとなる期間がほぼ等しくなり、受信クロックRCLKの周波数が安定状態となる。
また、周波数差信号FPが大きくなった場合、周波数誤差調整器14により生成される周波数調整信号Fadjで示される値も大きくなる。これにより、PLL回路12は、PLL回路12内の分周器の分周比を高くし、送信クロックCLKの周波数を増加させる。送信クロックCLKの周波数が高くなることで、送信クロックCLKを補間した信号から生成される受信クロックRCLKの周波数も高くなる。
上記説明より、半導体装置1においては、デジタルCDR13において、送信クロックCLKを位相補間して受信クロックRCLKを生成する。そして、デジタルCDR13は、入力信号RDと受信クロックRCLKとの位相差から入力信号RDと送信クロックCLKとの周波数差を反映させた周波数差信号FPを生成する。このようなことから、半導体装置1では、送信クロックCLKの周波数ずれを早期に検出し、送信クロックCLKの周波数追従性を向上させることができる。
例えば、図7に示す従来例では、1.5GHzの入力信号RDにおいて333ppmの誤差を検出するためには、3000クロックサイクル(2nsec)が必要である。これに対して、半導体装置1では、位相補間器26の位相補間数を64とした場合、47クロックサイクル(3000クロックサイクルの64分の1)で333ppmの誤差を検出することができる。
また、実施の形態1にかかる半導体装置1では、デジタルCDR13が生成する周波数差信号FPは、デジタルCDR13が受信クロックRCLKの周波数制御を行うために設けられた周波数ループにおいて生成される。つまり、半導体装置1では、周波数差信号FPを生成するために、新たな回路を生成する必要がなく、回路面積の増加を抑制することができる。
また、本実施の形態1にかかる半導体装置1では、基準クロックFsrcがセラミック発振子等の低精度な発振素子により生成されたものとしても、高精度なクロック情報を有する入力信号RDに基づき基準クロックFsrcから高精度な送信クロックCLKを生成することができる。
また、本実施の形態にかかる半導体装置1では、位相検出器21が論理回路による構成される。そして、位相検出器21は、デジタル処理により入力信号RDと受信クロックRCLKとの位相差を検出する。一方、位相補間器を有するクロックアンドデータリカバリ回路では、位相補間器をデジタル信号により制御することが一般的である。そのため、入力信号RDと受信クロックRCLKとの位相差をアナログ処理により検出した場合、検出値をデジタル値に変換する処理(アナログデジタル変換処理)が必要になることがある。このアナログデジタル変換処理は、一般的に高速化に不向きである。つまり、アナログ処理により位相差を検出する方式の場合、高い周波数を有する入力信号RDに基づく送信クロックCLKの周波数制御が困難である。シリアルデータ通信は、年々高速化が進んでおり、このような用途において、高速な位相差検出及び検出した位相差の帰還処理を行うことは非常に重要である。
実施の形態2
実施の形態2では、デジタルCDR13の変形例について説明する。デジタルCDR13の変形例となるデジタルCDR13aを図5に示す。図5は、図2に対応するブロック図である。図5に示すように、デジタルCDR13aは、第1の積分器22に代えて第1の積分器22aを有する。第1の積分器22aは、カウント上限値及びカウント下限値が最大値制御信号により設定される。この最大値制御信号は、図示しない他の回路から入力される。
最大値制御信号は、動作の開始時点においてカウント上限値及びカウント下限値の絶対値を小さく設定する。そして、最大値制御信号は、送信クロックCLKの周波数が安定した時点でカウント上限値及びカウント下限値を受信信号RXinのジッタ耐性が高くなる値に設定する。
デジタルCDR13aは、最大値制御信号により第1の積分器22aのカウント上限値及びカウント下限値を制御することで、動作開始時点において周波数差信号FPの更新頻度が高まる。つまり、周波数差信号FPに基づき周波数が制御される送信クロックCLKの周波数制御がより高速に行われ、送信クロックCLKの周波数が収束するまでの時間を短縮することができる。さらに、送信クロックCLKが安定した後はカウント上限値及びカウント下限値を適正値に設定することで、受信信号RXinのジッタ耐性を向上させることができる。
実施の形態3
実施の形態3では、周波数誤差調整器14の変形例について説明する。周波数誤差調整器14の変形例となる周波数誤差調整器14aを図6に示す。図6は、図2に対応するブロック図である。図6に示すように、周波数誤差調整器14aは、周波数誤差調整器14と保持回路34とを有する。つまり、周波数誤差調整器14aは、周波数誤差調整器14に保持回路34を追加したものである。
保持回路34は、図示しない他の回路が送信クロックCLKの周波数が安定した時点でイネーブル状態となるロード信号が入力される。保持回路34は、ロード信号がイネーブル状態となった時点の周波数調整信号Fadjの値を周波数調整値として保持する。そして、保持回路34は、次の起動時に保持した周波数調整値を周波数誤差調整器14の遅延回路32に周波数調整初期値として与える。これにより、周波数誤差調整器14aは、起動時から最適化された周波数調整信号Fadjを出力することが可能になり、送信クロックCLKの収束までの時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、周波数差信号FPは、周波数差の極性値及び差の大きさを含む値でも良く、極性値のみを示すものであっても良い。周波数差信号FPが、周波数差の極性値のみを示すものであった場合、周波数誤差調整器14の加算器31は、極性値に従って値をインクリメント(例えば+1)、又は、デクリメント(例えば−1)する形式のものを用いることが好ましい。
1 半導体装置
10 受信回路
11 基準信号生成器
12 PLL回路
13 デジタルCDR
14、14a 周波数誤差調整器
15 デシリアライザ
16 シリアライザ
17 送信回路
21 位相検出器
22、22a 第1の積分器
23 第2の積分器
24 パターン発生器
25 混合器
26 位相補間器
31 加算器
32 遅延回路
33 乗算器
34 保持回路
41〜43 フリップフロップ
44 ラッチ
47、48 デマルチプレクサ
49、50 OR回路
51、52 インバータ
52 インバータ
53、54 AND回路
61 アップダウンカウンタ
62 アップダウンカウンタ
63 カウンタ
64 デコーダ
CLK 送信クロック
RCLK 受信クロック
SCLK 同期クロック
Sout 受信データ
Fsrc 基準クロック

Claims (9)

  1. 送信クロックから生成される受信クロックと入力信号と間の位相の進み又は遅れを示す位相差信号を生成し、前記受信クロックの位相を前記入力信号の位相に追従させる制御を行う位相追従ループと、前記受信クロックの周波数を前記入力信号の周波数に追従させる制御を行う周波数追従ループと、を有し、前記入力信号からデータ信号及び前記データ信号に対応する同期クロックの抽出と、前記受信クロックの位相及び周波数の制御と、を行うクロックアンドデータリカバリ回路と、
    前記周波数追従ループにおいて前記位相差信号に基づき生成される周波数差信号に応じて周波数調整信号により示される値を増減させる周波数誤差調整器と、
    前記周波数調整信号により示される値に基づき前記送信クロックの周波数を増減させる発振器と、
    を有する半導体装置。
  2. 前記位相差信号は、位相の進みと遅れとをそれぞれ1ビットで示す請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記クロックアンドデータリカバリ回路は、
    前記受信クロックと前記入力信号との位相差を検出して前記位相差信号により示される極性値を更新する位相検出器と、
    前記位相差信号に基づき第1のカウント値を増減させ、前記第1のカウント値が所定の値に達したことに応じて第1のアップ信号又は第1のダウン信号を出力する第1の積分器と、
    前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号に基づき第2のカウント値を増減させ、前記第2のカウント値を前記周波数差信号として出力する第2の積分器と、
    前記周波数差信号に基づき所定の間隔で第2のアップ信号及び第2のダウン信号を生成するパターン発生器と、
    前記第1のアップ信号及び前記第1のダウン信号と、前記第2のアップ信号及び前記第2のダウン信号と、に基づき位相選択信号を生成する混合器と、
    前記位相選択信号に応じて前記送信クロックの位相を補間することにより位相を選択して前記同期クロックとして出力する位相補間器と、を有し、
    前記位相追従ループは、前記位相検出器、前記第1の積分器、前記混合器、及び、前記位相補間器を有し、
    前記周波数追従ループは、前記位相検出器、前記第1の積分器、前記第2の積分器、前記パターン発生器、前記混合器、及び、前記位相補間器を有する請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の積分器は、外部から与えられる最大値制御信号により前記所定の値が設定され、前記最大値制御信号は前記送信クロックの周波数が所定の安定条件を満たすまでの帰還前記所定の値を、安定条件を満たした後よりも小さく設定する請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記周波数誤差調整器は、前記周波数差信号により示される値と、前時刻の前記周波数調整信号により示される値との加算を行い、現時刻の前記周波数調整信号を生成する加算器と、
    前記加算器が出力する前記周波数調整信号を遅延させて前記加算器に与える遅延回路と、
    を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記周波数誤差調整器は、前記送信クロックの周波数が安定した状態において前記周波数調整信号が示す値を記憶する保持回路を有し、
    前記遅延回路は、初期状態において前記保持回路に格納された値を出力する請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体装置は、前記送信クロックに基づき送信データを送信する送信回路を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記発振器は、基準クロックの周波数を基準として前記送信クロックを生成し、かつ、前記送信クロックを帰還する帰還ループを有し、前記帰還ループに前記周波数調整信号が入力される分周器を有する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記基準クロックは、セラミック発振子、あるいは、発振周波数が制御可能な可変発振器から出力される請求項8に記載の半導体装置。
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