JP6303493B2 - 物体の回収装置 - Google Patents
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Description
(1)十分に落下衝撃の緩和を図るためにはかなりの長さの搬送路が必要であること、
(2)ジグザグ状に移動させながら落下させるため、移動に多大な時間がかかること、
(3)複数の搬送路をヒンジ軸を介して回動可能に連結する必要があるため、装置が大型かつ複雑になること、などの課題がある。
Vi=Vsinθ (1)
となる。ここで、板Pが剛体であれば、衝突の際の剛体衝突等価速度Vaは、
Va=Vi=Vsinθ (2)
となる。なお、剛体衝突等価速度とは、板Pを変形しにくい剛体とみなした上で、チップ部品Cが板Pに衝突する際の衝突速度のうちの板Pに対する垂直方向の速度成分である。
α=arcsin(1/4) (3)
によって、α≒14°となる。
ΔV=(V−v)/2 (4)
ここで、2θ=28°、V=sin28°×4m/sであるから、V=1.9m/s(衝突する側のチップの水平方向速度)、v=0m/s(衝突される側のチップの水平方向速度)であり、式(4)により剛体衝突等価速度ΔVは0.95m/sとなり、許容衝撃速度1m/sより小さい。そのため、割れ欠け発生のリスクは生じない。
図2、図3は本発明に係る回収装置の第1実施例を示す。この回収装置1Aは、例えば自然落下する積層セラミックコンデンサのようなチップ部品Cの回収に使用される。なお、図2、図3は理解を容易にするために図示したものであり、チップ部品Cと各部材との寸法関係は実際とは異なる。
図7は、本発明に係る回収装置の第2実施例を示す。この回収装置1Bは、ガイド板を2枚の板ばね集合体と一枚の板材の3層で構成したものである。一層目および2層目のガイド板70、71は、例えば厚み0.1mm、幅5mm、長さ300mmの板ばね70a、71aを2mmの隙間を設けて平行配置した板ばね集合体であり、各々の隙間が隠れるように半ピッチずらして配置した。その下の第3層目には、第1実施例と同様の平板状のガイド板72を配置した。
F=mv/Δt
で表される。ここで、mはチップの質量、vは速度、Δtは衝突時間である。衝撃力Fは衝突時間Δtの増大分に反比例して減少するから、ガイド板70、71は、しなやかな弾性が得られるような形状が望ましい。よって、よりしなやかさを得たい場合は、ガイド板70、71の板ばね70a、71aの幅寸法を小さくする、又はガイド板70、71の厚みを小さくする等の工夫が有効である。
図8は、本発明に係る回収装置の第3実施例を示す。この回収装置1Cは、第1実施例のガイド板40の出口部42の上面に、チップサイズ以下の径のワイヤー状の突起43を多数本設けたものである。具体的には、0.1mm厚みの金属板からなるガイド板40の上面に、線径0.1mm、長さ5mmの金属突起を約5mm間隔で千鳥配置で溶接した。溶接方法としては、例えばワイヤーボンディングを用いることができる。突起43は、ガイド板40上を滑り下りてきたチップの移動速度を、摩擦接触により減速させる制動手段として機能している。ワイヤー集合体50に入る前にチップ部品Cを一定量減速させることで、ワイヤー集合体50の構造を簡素化できる。また、ワイヤー集合体50への平均速度が小さくなるため、ワイヤー集合体50内部でのチップ同士の衝突によるダメージ発生(チップ同士の衝突による剛体衝突等価速度>許容衝撃速度となるリスク)を低減できる。
図9は、本発明に係る回収装置の第4実施例を示す。この回収装置1Dは、ガイド板40の出口部42の上方位置に、チップ部品Cに対して対向方向のスリット流を与えることのできるガス管80を配置したものである。ガス管80には、ガイド板40に向けてガス吹き出し口80aが設けられている。ここで、スリット幅は1mm、スリット出口流速を10m/秒でガスを図9に示すような配置で吹き付けた。ガイド板40を滑り下りてきたチップ部品Cは、ガス風圧により減速し、ガイド板40の出口部42での速度を例えば1.5〜3m/秒に減速できた。
図10は、本発明に係る回収装置の第5実施例を示す。この回収装置1Eは、ガイド板40の出口部42の上下部に、回転磁界発生用の磁石90、91を設けたものである。この実施例では、非磁性金属部分を含むチップ部品Cを減速させるものであり、非磁性金属を含まないチップ部品への適用は除かれる。上述の通り、チップ部品Cはガイド板40上を滑り下り、出口部42から略水平方向に放出される。出口部42の後方で且つチップ部品Cの軌道から離れた場所に磁石90、91を配置した。各磁石90、91は、それぞれ外周部にN極とS極とが交互に周方向に設けられた同じ形状の円柱形状磁石であり、チップ部品の放出軌道を挟んでその上下に間隔をあけて配置されている。磁石90、91の回転方向は相互に逆方向であり、中央を通過するチップ部品Cの進行方向に対して逆向きに回転する。磁石90、91によりチップ部品Cの非磁性金属部分に渦電流を発生させ、その渦電流による反発作用によりチップ部品Cに制動力を発生させることができる。なお、磁気シールド92、93を磁石90、91の後方に配置することで、チップ部品Cの再加速を防止することができる。
1A,1B,1C,1D,1E 回収装置
30 落下筒
40 ガイド板
41 受部
42 出口部
43 突起
50 ワイヤー集合体
51 フィルタ(エッチングプレート)
52 ワイヤー
53 枠部
55 フィルタ
56 枠体
57 ワイヤー
60 回収部(メッシュ)
Claims (6)
- 落下中の物体の落下衝撃を緩和しつつ回収する回収装置において、
前記物体の落下位置の直下に鉛直軸に対する傾斜角θが所定の許容衝突角度以下の受部を持ち、当該落下位置から水平方向に離れた位置に傾斜角θが前記許容衝突角度よりも大きい出口部を持ち、前記受部から出口部に向かって漸次傾斜角が大きくなるよう湾曲し、前記出口部から前記物体を水平方向の速度成分を持つように放出するガイド板と、
前記ガイド板の出口部に対向して設けられ、前記出口部から放出された物体を受けて減速かつ通過させるワイヤー集合体であって、前記物体が通過可能な間隔を持ってワイヤーを複数本平行に配設したワイヤー集合体と、
前記ワイヤー集合体の下方に配置された回収部と、
を備えた回収装置。 - 前記ガイド板の出口部の傾斜角θは90°近傍とされていることを特徴とする、請求項1に記載の回収装置。
- 前記ワイヤー集合体の最上層のワイヤーが、前記出口部から放出される物体の放出方向の鉛直面と平行とされている、請求項1又は2に記載の回収装置。
- 前記ワイヤー集合体の最上層のワイヤーは、前記出口部から放出された物体の移動方向と対向する向きに傾斜している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回収装置。
- 前記ガイド板が物体の移動方向に沿うように延びる長尺な複数枚のばね板材を含み、これらばね板材が弾性変形可能に配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回収装置。
- 前記ガイド板の出口部又はその近傍に、前記物体の移動速度を低減する制動手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013268565A JP6303493B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 物体の回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013268565A JP6303493B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 物体の回収装置 |
Publications (2)
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JP2015124040A JP2015124040A (ja) | 2015-07-06 |
JP6303493B2 true JP6303493B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=53535035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013268565A Active JP6303493B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 物体の回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6303493B2 (ja) |
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-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013268565A patent/JP6303493B2/ja active Active
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