JP6302344B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

この発明は、筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させることができるシャープペンシルに関し、特に筆記芯を回転駆動させる回転駆動機構の改良に関する。
シャープペンシルは周知のとおり、筆記の進行と共に筆記芯が偏減りするために、描線の太さが変化するという問題を抱えている。
そこで、本件出願人は筆記に伴う筆記芯の僅かな後退および前進動作(以下、クッション動作とも言う。)を利用して、筆記芯を除々に一方向に回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルについて先に提案をしており、これは特許文献1および2などに開示されている。
このシャープペンシルによると、軸筒を筆記面(紙面)に対して例えば40〜80度程度傾けた状態で筆記した場合、一画文字を書くたびごとに筆記芯が僅かに一方向に回転駆動されるので、筆記芯の先端部は常に円錐形状にとがった状態に保たれる。これにより、常にほぼ同一の線幅をもって筆記をすることが可能となる。
一方、前記した回転駆動機構によると、金属製のコイルばね(クッションスプリング)によって、前記回転カムを軸方向の前方に押し出す付勢力を与えており、このコイルばねによる前記したクッション動作は、独自の違和感を伴うために、筆記の感触が好ましくないという課題がある。
そこで、本件出願人は回転駆動機構の一部に粘着性媒体としてのグリースを注入して、前記クッション動作にダンパー効果を持たせたシャープペンシルについても提案をしており、これは特許文献3などに開示されている。
特許第4240417号公報 特許第4533458号公報 特許第5215283号公報
ところで、前記した特許文献1および2に開示されたシャープペンシル、特にこれに搭載された筆記芯の回転駆動機構においては、筆記圧を受けて軸方向に移動する回転カムと、この回転カムの軸方向における上下のカム面を挟むようにして対峙する第1および第2の固定カムが具備されている。
そして、第1および第2の固定カムは、円筒状に形成された第1と第2の固定カム形成部材に円環状に連続した鋸歯状のカムがそれぞれ形成され、前記2つの固定カム形成部材が同軸状に位置決めされて組み付けられた構成が採用されている。
したがってこの構成によると、多数の部品の組み合わせが必要であり、必然的に組み立て工数も増大する。
また、前記したクッション動作にダンパー効果を持たせるために、回転駆動機構内に粘着性グリースを注入した特許文献3に開示されたシャープペンシルによると、グリースの注入孔の形成を含む個々の部品の加工ならびに組み立て工数も増大し、回転駆動機構の仕上がり精度の確保、および動作の信頼性を保ことがさらに困難となる。
この発明は、前記したシャープペンシルに採用される筆記芯の回転駆動機構における問題点を解消すべくなされたものであり、特に回転駆動機構内に粘着性媒体としてのグリースの注入を可能にする筆記芯の回転駆動機構において、部品点数の削減と回転駆動機構全体の精度の向上、ならびに動作の信頼性を向上させたシャープペンシルを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるシャープペンシルは、筆記芯が受ける筆記圧に基づいて回転カムを回転駆動させる回転駆動機構を備え、前記回転カムの回転運動を前記筆記芯に伝達するように構成したシャープペンシルであって、前記回転駆動機構は、前記回転カムを回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持する樹脂成形されたホルダー部材と、前記ホルダー部材に対して摺動可能に取り付けられ、クッションスプリングの付勢力を受けて前記回転カムを軸方向の前方に向かって押し出す作用を与える樹脂成形された摺動部材とが具備され、前記ホルダー部材および摺動部材とが、一次側成形体と二次側成形体のいずれか一方および他方を構成することで、二色成形により形成されると共に、前記二色成形によって前記ホルダー部材の側壁に、当該ホルダー部材と前記摺動部材との間に介在して、摺動部材の摺動動作にダンパー作用を与える粘着性媒体の注入孔が形成されていることを特徴とする。
この場合、好ましくは前記ホルダー部材には、円筒状の内周面が形成されると共に、前記摺動部材にはホルダー部材の前記内周面に摺接する摺接面が形成されることにより、前記摺動部材が前記ホルダー部材に対して軸方向に摺動可能に取り付けられ、かつ前記ホルダー部材の内周面と、前記摺動部材の摺接面との間に、前記粘着性媒体が介在された構成を好適に採用することができる。
加えて、前記ホルダー部材の内周面が軸方向の前方に向かって内径が縮小するテーパー状に成形されると共に、前記摺動部材の摺接面が軸方向の前方に向かって外径が縮小するテーパー状に成形された構成を好適に採用することができる。
そして、一つの好ましい形態においては、前記摺動部材に形成された摺接面には、当該摺接面の後端部から軸方向の前方に向かって切り込んだ切除部が形成された構成が採用される。
一方、前記した回転駆動機構の好ましい形態においては、前記回転カムの軸方向に直交する上下面にはそれぞれ円環状に連続した多数のカムが形成され、前記ホルダー部材には、前記回転カムの上下のカムを挟むように対峙して配置された第1固定カムおよび第2固定カムが具備され、前記第1固定カムは、前記回転カムの軸方向の後退動作により当該回転カムの上側のカムに噛み合って、前記回転カムを一方向に回転駆動させると共に、前記第2固定カムは、前記回転カムの軸方向の前進動作により当該回転カムの下側のカムに噛み合って、前記回転カムを前記一方向に回転駆動させるように構成される。
そして、前記したホルダー部材と摺動部材とは、それぞれPOM(ポリアセタール)を用いて二色成形されていることが望ましい。
この発明に係る前記したシャープペンシルによると、回転駆動機構を構成する回転カムは、樹脂成形されたホルダー部材に回転可能に、かつ軸方向に移動可能に支持される。またホルダー部材には、クッションスプリングの付勢力を受けて、前記回転カムを軸方向の前方に向かって押し出す作用を与える樹脂成形された摺動部材が配置される。
そして、前記ホルダー部材と摺動部材とは、二色成形により形成されるので、両者のクリアランスを限り無く小さく成形することができ、したがってホルダー部材に対する摺動部材の遊び(ガタ)の少ない往復移動動作を実現することができる。
また、前記した二色成形時において、ホルダー部材の側壁に、摺動部材の摺動動作にダンパー作用を与える粘着性グリースの注入孔を形成することができるので、前記グリースによるダンパー作用を受けて筆記の感触を向上させることができる。加えて、回転駆動機構の部品点数の削減と回転駆動機構全体の精度の向上、ならびに動作の信頼性を向上させたシャープペンシルを提供することが可能となる。
さらに、ホルダー部材と摺動部材とを、同一の材料である例えばPOMを利用して二色成形することにより、二色成形後における両者の分離が容易であり、かつ両者間の摺動に良好な潤滑特性(滑り)を持たせることができる。
この発明に係るシャープペンシルの軸筒を除いた全体構成を示した斜視図である。 同じくシャープペンシルの前半部を示した断面図である。 図2に続くシャープペンシルの後半部を示した断面図である。 回転駆動機構を構成する主にホルダー部材を示した斜視図である。 同じく視点を代えた斜視図である。 同じく正面図ある。 図6に示す状態から90度軸回転した状態の上面図である。 図7における中央部の縦断面図である。 ホルダー部材に装着される摺動部材の単体構成を示した斜視図である。 同じく視点を代えた斜視図である。 同じく正面図である。 回転カムを含めた回転駆動機構の全体構成を示した斜視図である。 図12に示す状態から90度軸回転した状態の上面図である。 図13における中央部の縦断面図である。 摺動部材に対してホルダー部材を二色成形する例を示した工程図である。 第2の実施の形態に係る摺動部材の単体構成を示した斜視図である。 同じく視点を代えた斜視図である。 同じく正面図である。 第2の実施の形態に係る摺動部材をホルダー部材に装着した状態の断面図である。
この発明に係るシャープペンシルについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
なお、以下に示す各図においては、それぞれ同一部分を同一符号で示しているが、紙面の都合により一部の図面については代表的な部分に符号を付け、その詳細な構成はその他の図面に付した符号を引用して説明する場合もある。
図1〜図3に示すように、軸筒1の先端部には、飾りリング2が取り付けられた口先部材3が螺合されることで、口先部材3は軸筒1に対して着脱可能に取り付けられている。
前記軸筒1の軸芯に沿って筒状の芯ケース4が収容されており、この芯ケース4の先端部には短軸の芯ケース継手5が取り付けられ、前記芯ケース継手5を介して真ちゅう製のチャック6が連結されている。
前記チャック6内には、その軸芯に沿って図示せぬ筆記芯の通孔が形成され、またチャック6の先端部が周方向に複数(例えば3つ)に分割されて、分割された先端部は真ちゅうによりリング状に形成された締め具7内に遊嵌されている。またリング状の前記締め具7は前記チャック6の周囲を覆うようにして配置された回転駆動機構21の一部を構成する回転カム23の先端部内面に装着されている。
前記回転カム23の前端部には、前記した口先部材3内に収容されて、その前端部が口先部材3より突出されるスライダー9が、回転カム23の外周面を覆うようにして嵌合されて取り付けられ、さらにスライダー9の前端部には、筆記芯を案内する先端パイプ10がパイプ保持具11を介して取り付けられている。
また、前記スライダー9の内周面における前記した先端パイプ10の直後には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が装着されている。
前記した構成により、芯ケース4に続くチャック6内に形成された通孔、および前記保持チャック12の軸芯に形成された通孔を介して、先端パイプ10に至る直線状の芯挿通孔が形成されており、この直線状の芯挿通孔内に図示せぬ筆記芯が挿通される。そして、前記した回転カム23と芯ケース継手5との間には、コイル状のチャックスプリング13が配置されている。
すなわち、前記チャックスプリング13は、その前端部が回転カム23の内周面に形成された環状の段部に当接し、チャックスプリング13の後端部は前記芯ケース継手5の前端面に当接した状態で収容されている。したがって、前記チャックスプリング13の軸方向の拡開作用により、前記チャック6は回転カム23内を後退して、その先端部がリング状の締め具7内に収容される方向に、すなわち筆記芯を把持する方向に付勢されている。
前記した回転カム23を含む筆記芯の回転駆動機構21は、その外郭がホルダー部材22により構成され、このホルダー部材22に円柱状に形成された前記回転カム23が回転可能にかつ軸方向にスライド可能に装着されている。
また、前記ホルダー部材22内の後半部には、ホルダー部材22に対して軸方向にスライド可能となるように、円筒状に形成された摺動部材24が装着されており、この摺動部材24内には金属製のクッションスプリング25が収容されている。このクッションスプリング25の一端は前記摺動部材24の前端部内面に当接し、摺動部材24を介して前記回転カム23に対して、当該回転カム23を軸方向の前方に押し出す作用を与えている。
また、前記ホルダー部材22の後端部には、樹脂により成形された中栓26が嵌め込まれて前記クッションスプリング25の後端部を受けており、前記中栓26の後端部には、円環状のアンダーカット部26aが形成され、このアンダーカット部26aによって中栓26は軸筒1内において嵌合されて固定されている。
さらに前記中栓26の中央部は、周方向に複数のスリットを形成することで蛇腹状になされており、この蛇腹構造によりスプリング体26bを構成し、このスプリング体26bの作用により、前記ホルダー部材22を前方に向かって押し出すように構成されている。
これにより、ホルダー部材22の一部を軸筒内に形成された段部1aに当接させて、ホルダー部材22を含む回転駆動機構21の位置決めを果たしている。
なお、前記回転カム23、摺動部材24、中栓26の内側面は、前記した芯ケース4を通す空間部になされており、これにより芯ケース4およびチャック6等は独立して軸方向に移動可能になされている。
そして、前記回転駆動機構21は、ホルダー部材22、回転カム23、摺動部材24、中栓26等を備えてユニット化されており、このユニット化された回転駆動機構21の構成については、図12〜図14に基づいて後で詳細に説明する。
図1および図3に示されているように、軸筒1の後端部にはクリップ31aが一体に形成された円筒状のクリップ支持体31が、軸筒1の内周面に嵌合されて取り付けられている。また、前記クリップ支持体31および軸筒1内に沿って円筒状に形成されたノック棒32が装着されており、このノック棒32の前端部と、前記した中栓26の後端部との間には軸スプリング33が装着され、ノック棒32を軸筒の後部に向かって押し出す作用を与えている。
なお、前記ノック棒32の外径が太くなされた段部32aが、前記クリップ支持体31の内周面の一部に軸方向に当接することで、ノック棒32の抜け止め機構が構成されると共に、ノック棒32の位置決めを果たしている。
前記ノック棒32の後端部には、消しゴム34が着脱可能に装着されると共に、前記消しゴム34を覆うノックカバー35が、ノック棒32の後端部の周面に着脱可能に取り付けられている。また、前記ノック棒32における消しゴム34の装着位置には、小口径になされた筆記芯の補給孔32bが形成され、その直前には軸に直交するようにして当接部32cが形成されている。
加えて、ノック棒32に形成された当接部32cと、前記した芯ケース4の後端部とは、軸方向に所定の間隔をもって対峙した構成にされている。
この構成によると、筆記に伴いチャック6および芯ケース4が若干後退しても、芯ケース4の後端部が前記ノック棒32の当接部32cに衝突することはなく、前記回転駆動機構21の回転動作に障害を与えるのを避けることができる。
以上の構成において、前記したノックカバー35をノック操作することにより、前記した軸スプリング33は収縮し、ノック棒32の当接部32cが芯ケース4を前方に押し出す。これにより、チャック6が前進してスライダー9を若干前方に押し出す。
しかしスライダー9の一部が口先部材3内に当接してその前進が阻まれるため、チャック6の先端部が締め具7から相対的に突出してチャック6による筆記芯の把持状態が解除される。そして、前記ノック操作を解除することにより、前記軸スプリング33の作用により、ノックカバー35は元の状態に後退すると共に、チャックスプリング13の作用によりチャック6および芯ケース4も軸筒1内において後退する。
この時、筆記芯は保持チャック12に形成された通孔内において摩擦により一時的に保持されており、この状態でチャック6が後退してその先端部が前記締め具7内に収容されることで、筆記芯を再び把持状態にする。
すなわち、ノックカバー35のノック操作の繰り返しによりチャック6が前後に移動し、これにより筆記芯の解除と把持が行われ、筆記芯はチャック6から順次前方に繰り出されるように作用する。
図4〜図11は、筆記芯の回転駆動機構21を構成するホルダー部材22と摺動部材24を示している。
図4〜図8に示すホルダー部材22は、その中央部に円筒部22aが形成され、この円筒部22aの内周面が前記回転カム23を回転可能に、かつ軸方向に移動可能に支持する機能を果たす。
前記円筒部22aの一端部側、すなわち回転駆動機構21を軸筒1内に装着した状態における前端部側には、軸方向に長い一対の弾性部材22bが軸対称の位置(180度対向する位置)にそれぞれ形成されている。この一対の弾性部材22bは前記した中央の円筒部22aに一体に樹脂成形により形成され、かつ細長く形成されることで弾性作用が付与されている。
そして、一対の弾性部材22bにおける円筒部22a側の基端部、すなわち前記円筒部22aの端面には円環状に連続して鋸歯状に成形された多数のカム(これを、第1固定カムという。)22cが形成されている。
なお、この第1固定カム22cのカム面は、例えば図5、図8に示されているように、漏斗状に成形された傾斜面Fu上に形成されている。
第1固定カム22cのカム面の数を15〜25枚とすることで、外径0.7mm以上の芯を搭載したり、一画の距離が長いアルファベット等の筆記の際に、一画の筆記に対する適切な回転角度を得ることができる。
また、一対の弾性部材22bの先端部には、それぞれ鋸歯状に形成されたカム(これを、第2固定カムという。)22dが形成されている。
なお、前記第2固定カム22dは、前記弾性部材22bの長手方向の先端部から軸芯に向かって、鈍角に屈曲した傾斜面上に成形されている。すなわち、図8に示されているように弾性部材22bの長手方向に対して、第2固定カム22dのカム面は、αで示す角度(鈍角)をもって形成されている。
前記した中央の円筒部22aの他端部側、すなわち回転駆動機構21が軸筒1内に装着された状態における後端部側には、軸方向に伸びる一対の柱状体22eが軸対称の位置に形成されており、この柱状体22eを介して第2円筒部22fが前記円筒部22aと一体に成形されている。
なお前記第2円筒部22fには、第2円筒部を貫通する後述する粘着性媒体としてのグリースの注入孔22gが、180度対向する位置に形成されている。
また前記中央の円筒部22aにも、円筒部22aを貫通する後述する粘着性媒体としてのグリースの第2注入孔22hが、180度対向する位置に形成されている。
また、前記ホルダー部材22における前記した一対の柱状体22eおよび第2円筒部22fに囲まれた領域には、円筒状に形成された摺動部材24が装着されている。この摺動部材24の前端部には、鍔部24aが軸方向に直交するように突出して形成されており、この鍔部24aにおける前記一対の柱状体22eに対向する位置には、図9〜図11に示したとおり、凹状のガイド部24bが形成されている。
また、前記摺動部材24の後端部外周面は、摺接面24cを構成している。すなわち、この摺接面24cは、後端部の外周面に続いて180度対向する位置において、軸方向の前端部側に台形状に張り出した状態に形成されている。そして、この摺接面24cは図8に示すように前記したホルダー部材22における第2円筒部22fの内周面22iに摺接する機能を果たす。
この構成により、前記摺動部材24は、ホルダー部材22に対して軸方向に摺動可能に取り付けられている。
なお、この実施の形態においては、前記ホルダー部材22の第2円筒部22fにおける内周面22iは、軸方向の前方に向かって内径が僅かに縮小するテーパー状に成形されている。また、前記摺動部材24の摺接面24cは軸方向の前方に向かって外径が僅かに縮小するテーパー状に成形されている。
さらに、前記摺動部材24の円筒状の前端面には、周方向にほぼ等間隔をもって半球状の小突起24dが形成されている。これらの小突起24dは前記した回転カム23の後端部に当接して回転カム23を前方に押し出す作用を与えつつ、回転カム23の後端面との間で滑りが生ずるように機能する。
なお、この実施の形態においては、前記摺動部材24を一次側成形体とし、前記ホルダー部材22を二次側成形体とする二色成形を利用してそれぞれ成形される。この場合、一次側成形体としての摺動部材24における凹状のガイド部24b、および摺接面24cの外側面を利用して、二次側成形体としてのホルダー部材22の柱状体22eの一部、および第2円筒部22fの内周面22iの一部が成形される。
すなわち、一次側成形体としての摺動部材24に対して、二次側成形体としてのホルダー部材22は、図8に断面図で示す状態で二色成形され、後で説明するようにホルダー部材22に対して摺動部材24が軸方向に分離されて、摺動部材24はホルダー部材22に対して摺動可能に支持される。
そして、一次側成形体としての摺動部材24、および二次側成形体としてのホルダー部材22は、好ましくは共に同一の樹脂素材であるPOMが用いられる。
前記したとおり、一次側成形体としての摺動部材24の一部を利用して、二次側成形体としてホルダー部材22を二色成形することにより、ホルダー部材22における前記柱状体22eの一部と、第2円筒部22fの内周面22iの一部は、摺動部材24の一部に転写された状態で成形される。これにより、両者間のクリアランスを限り無く小さく成形することができる。
また、一次側成形体と二次側成形体とに、同一の素材であるPOMを利用することで、二色成形後において両者は貼り付くことなく分離され、しかもPOM同志は互いに潤滑性(滑り)が良好であるという特質を生かすことができ、前記ホルダー部材22に対する摺動部材24の軸方向の移動も抵抗なく円滑になし得ることができる。
また、二次側成形体としてホルダー部材22を成形する場合において、前記した注入孔22gおよび第2注入孔22hを同時に成形することができる。
なお、前記した摺動部材24を一次側成形体とし、前記ホルダー部材22を二次側成形体として二色成形する一例については、図15に基づいて後で説明する。
図12〜図14は、前記したホルダー部材22の軸方向の前方に、回転カム23を装着すると共に、ホルダー部材22の後端部側にクッションスプリング25および中栓26を装着することで、ユニット化された回転駆動機構21を構成した状態を示している。
前記回転カム23は円筒状に形成されると共に、中央部が大径部になされ、その大径部の軸に直交する上下の面には、円環状に連続して多数の鋸歯状のカム23a,23bがそれぞれ形成されている。
なお、以下においては前記ホルダー部材22の第1固定カム22cに噛み合うカム23aを上側のカムと称呼し、第2固定カム22dに噛み合うカム23bを下側のカムと称呼する。
そして、前記回転カム23の回転軸23cを、ホルダー部材22に形成された一対の弾性部材22b側から押し込むことで、一対の弾性部材22bは互いに外側に押し広げられつつ、回転軸23cは円筒部22a内に収容される。これにより、回転カム23はホルダー部材22に対して回転可能に、かつ軸方向に移動可能に装着される。
この実施の形態においては、前記回転カム23に形成された上側カム23aおよび下側カム23bは、中央の大径部から両側の小径部に亙って円錐状に成形された傾斜面に対して、それぞれ多数の鋸歯状のカムが円環状に連続して形成されている。
なお、カムの枚数は15〜25枚とし、かつ第1固定カム22cと同数に形成することで、外径0.7mm以上の芯を搭載したり、一画の距離が長いアルファベット等の筆記の際に、一画の筆記に対する適切な回転角度を得ることができる。
そして、第1固定カム22cの前記した漏斗状に成形された傾斜面Fuと、回転カム23の上側カム23aが形成された円錐状の傾斜面とは、軸方向において一致するように構成されており、したがって、第1固定カム22cと上側カム23aとは、軸方向において支障なく噛み合うことができる。
また、第2固定カム22dのカム面の傾斜角度αと、回転カム23の下側カム23bが形成された円錐状の傾斜面とは、軸方向において一致するように構成されており、第2固定カム22dと下側カム23bとは、軸方向において支障なく噛み合うことができる。
したがって、回転カム23は軸方向のいずれの方向に移動した場合においても、回転カム23の軸芯は、前記ホルダー部材22の軸芯に一致した理想的な噛み合い状態を実現させることができる。これにより前記回転カム23の回転動作の信頼性を向上させることができる。
一方、前記ホルダー部材22の第2円筒部22fには、その後端部より中栓26が嵌め込まれ、前記したクッションスプリング25を、前記摺動部材24内に装着した状態で、回転駆動機構21が構成されている。
すなわち前記中栓26には、図14に断面図で示したとおり、その前端部の外径を細くした嵌合部26cが形成されている。
したがって、先ずクッションスプリング25を摺動部材24内に装着した後に、前記嵌合部26cをホルダー部材の第2円筒部22fに対して後端部側から押し込むことで、図12〜図14に示す回転駆動機構21を形成させることができる。
そして、前記回転駆動機構21は、軸筒1の後端部側より挿入し、すでに図1〜図3に基づいて説明したとおり、中栓26のアンダーカット部26aを軸筒1内の所定の位置に嵌合させることで、前記回転駆動機構21は軸筒1内に装着される。
以上のように構成された筆記芯の回転駆動機構21によると、図2に示すようにチャック6が筆記芯を把持した状態で、前記回転カム23はチャック6と共に軸芯を中心にして回転可能になされている。そして、シャープペンシルが筆記状態以外の場合においては、回転駆動機構21内に配置された前記したクッションスプリング25の作用により、摺動部材24を介して回転カム23は前方に付勢されている。
一方、筆記動作により先端パイプ10から突出している図示せぬ筆記芯に筆記圧が加わった場合には、前記チャック6はクッションスプリング25の付勢力に抗して後退し、これに伴って回転カム23も軸方向に僅かに後退する。したがって、回転カム23に形成された鋸歯状の上側カム23aは、前記第1固定カム22cに接合して噛み合い状態になされる。
この場合、対峙した状態の上側カム23aと第1固定カム22cは、軸方向においてムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されており、前記したように上側カム23aが第1固定カム22cに接合して噛み合い状態になされることによって、回転カム23は上側カム23aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。
そして、前記したように上側カム23aが第1固定カム22cに接合して噛み合い状態になされた状態においては、対峙した状態の鋸歯状の下側カム23bと第2固定カム22dは、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
したがって一画の筆記が終わり、筆記芯に対する筆記圧が解かれた場合には、前記したクッションスプリング25の作用により回転カム23は、軸方向に押し出されて僅かに前進し、回転カム23に形成された下側カム23bが、第2固定カム22dに噛み合う。これにより回転カム23は下側カム23bの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する同方向の回転駆動を再び受ける。
以上のとおり、前記したシャープペンシルによると、筆記圧を受けることによる回転カム23の軸方向への往復運動(クッション動作)に伴って、回転カム23は上側カム23aおよび下側カム23bの一歯(1ピッチ)に相当する回転駆動を受け、前記したチャック6を介してこれに把持された筆記芯も同様に一方向に回転駆動される。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
ところで、前記した筆記芯の回転駆動機構21を備えたシャープペンシルにおいては、筆記に伴い芯が前記したクッション動作を伴うために、独特の違和感が発生することが検証されている。特に筆記圧の解除により前記した回転カム23を前進移動させる金属製のクッションスプリング25を用いた場合には、筆記芯の後退動作において「ヘコヘコ」した感触が伴われ、また前記クッションスプリング25による戻り動作において「カチャカチャ」する感触が発生する。
前記した課題を解消するためには、前記した回転駆動機構21の一部に、軸方向の移動に対するダンパー機能を持たせることで、前記したクッション動作が緩慢になされるように配慮することが望ましい。これを実現するために、この実施の形態においては回転駆動機構21を構成するホルダー部材22に粘着性媒体としてのグリースの注入孔22g、および第2注入孔22hが、前記した二色成形時において成形されている。
なお図示する例においては、注入孔22gを利用してホルダー部材22内に、粘着性グリースを注入することで、ホルダー部材22と摺動部材24との間の空間部に、粘着性グリース(図示せず)が封入される。
この構成によると、ホルダー部材22と、摺動部材24の摺接面24cとの間に、粘着性グリースが介在されるので、前記摺動部材24の軸方向の移動に前記したダンパー機能が付与される。
前記したダンパー機能を付与させる粘着性媒体としてのグリースは、そのちょう度が100〜400の範囲のものを用いることが望ましく、例えば信越化学工業社製の商品名「信越シリコーングリース」品番:G330〜334,G340〜342,G351〜353,G631〜633などを好適に利用することができる。
ダンパー機能として前記した粘着性グリースを利用することで、筆記芯の急激な軸方向への移動動作には大きな粘性抵抗が発生し、比較的緩慢に動く静的な荷重に対しては粘性抵抗が非常に小さくなる。これにより、ペン先と紙面との接触時の衝撃を筆圧、筆記速度に応じて効果的に緩和させることが可能となる。
図15は、前記した回転駆動機構21を構成するホルダー部材22と摺動部材24を樹脂成形する例を示したものである。すなわち図15においては、摺動部材24が一次側成形体として、またホルダー部材22が二次側成形体として、二色成形される例を示している。
図15(A)は、一次側成形体としての摺動部材24を成形する状態を示しており、第1金型51,第1コアピン53および第2コアピン54により形成されるキャビティ内において、摺動部材24が一次側成形体として成形される。
なお、前記第1金型51は図面の前後方向に型開きおよび型閉めがなされるように構成され、符号51aは第1金型51に形成された樹脂注入用のランナーである。
図15(B)は、一次側成形体としての摺動部材24が、第1金型51から離型された状態を示しており、摺動部材24は第1コアピン53に取り付けられた状態で第1金型51から離型される。
そして、一次側成形体としての摺動部材24は、図15(C)に示す第2金型52内に収容され、第1コアピン53および第3コアピン55により形成されるキャビティ内において、ホルダー部材22が二次側成形体として成形される。
なお、第2金型52においても、図面の前後方向に型開きおよび型閉めがなされるように構成され、符号52aは第2金型52に形成された樹脂注入用のランナーである。
この二次側成形体としてのホルダー部材22の成形時においては、一次成形された摺動部材24の凹状のガイド部24b、および摺接面24cの外側面を利用して、二次側成形体としてのホルダー部材22の柱状体22eの一部、および第2円筒部22fの内周面22iの一部が成形される。
したがって、ホルダー部材22における前記柱状体22eの一部と、第2円筒部22fの内周面22iの一部は、摺動部材24の一部に転写された状態で成形される。これにより、両者間のクリアランスを限り無く小さく成形することができる。
加えて、前記第2金型52に、前記したグリースの注入孔22g、第2注入孔22hの形成型を施しておくことで、二次側成形時において同時に前記注入孔22g,22hを形成することができる。
図15(D)は、一次側成形体としての摺動部材24と、二次側成形体としてのホルダー部材22が、第2金型102から離型された状態を示している。
この状態においてホルダー部材22に形成された一対の弾性部材22の間から、図示せぬ治具としての押し込みロッドを軸方向に挿入し、一次側成形体としての摺動部材24を軸方向に押し込むことで、ホルダー部材22に対して摺動部材24が分離する。
これにより、図4〜図8に基づいてすでに説明したとおり、摺動部材24をスライド可能に収容した状態のホルダー部材22を得ることができる。
また、すでに説明したとおり、この実施の形態においては、一次側成形体としての摺動部材24、および二次側成形体としてのホルダー部材22は、共にPOMを用いて二色成形される。
なお、以上説明した二色成形においてなされる一次側成形体と二次側成形体とは、必ずしも図に示した特定な成形順序によって得る必要はなく、一次側成形体としてホルダー部材22を先に成形し、二次側成形体として摺動部材24を成形することも可能である。
図16〜図18は、回転駆動機構21を構成する摺動部材24の第2の実施の形態を示したものであり、これらの各図はすでに説明した図9〜図11にそれぞれ対応するものである。
図16〜図18に示した第2の形態の摺動部材24は、図9〜図11に示した第1の形態の摺動部材24との比較において明らかなとおり、摺動部材24に形成された摺接面24cには、当該摺接面の後端部から軸方向の前方に向かって切り込んだ切除部24eが形成されている。
すなわち、摺動部材24の180度対向する位置において、軸方向の前端部側に台形状に張り出して形成された摺接面24cには、台形状に切り込まれた切除部24eが形成されている。
摺動部材24に形成された前記切除部24eは、図19に示したようにホルダー部材22の内周面22iに接する摺接面24cの面積を縮小するものとなる。
これは、前記したとおりホルダー部材22の内周面22iは、軸方向の前方に向かって内径が僅かに縮小するテーパー状に成形され、摺動部材24の摺接面24cも軸方向の前方に向かって外径が僅かに縮小するテーパー状に成形されている。
このために、両者間にグリースが介在した場合には、筆記圧の解除時における摺動部材24の戻り動作が緩慢になる。
すなわち、前記した切除部24eを施したことによる摺接面24cの面積の縮小は、筆記圧の解除時における摺動部材24の戻り動作時において、グリースによるダンパー効果が大きくなるのを防ぐように作用するものとなる。
また、前記切除部24eは、ホルダー部材22に形成された前記注入孔22gより、グリースが過剰に注入された場合などにおいても、過剰なグリースの逃げ場所を形成するようにも作用する。これにより回転駆動機構21に過剰にグリースが注入されても、適正なダンパー効果を安定してもたらすように作用する。
1 軸筒
3 口先部材
4 芯ケース
6 チャック
7 締め具
9 スライダー
10 先端パイプ
12 保持チャック
13 チャックスプリング
21 回転駆動機構
22 ホルダー部材
22a 円筒部
22b 弾性部材
22c 第1固定カム
22d 第2固定カム
22e 柱状体
22f 第2円筒部
22g 注入孔
22h 第2注入孔
22i 内周面
23 回転カム
23a 上側カム
23b 下側カム
23c 回転軸
24 摺動部材
24a 鍔部
24b ガイド部
24c 摺接面
24d 半球状小突起
24e 切除部
25 クッションスプリング
26 中栓
31 クリップ支持体
31a クリップ
32 ノック棒
33 軸スプリング
35 ノックカバー
51 第1金型
52 第2金型
53 第1コアピン
54 第2コアピン
55 第3コアピン

Claims (6)

  1. 筆記芯が受ける筆記圧に基づいて回転カムを回転駆動させる回転駆動機構を備え、前記回転カムの回転運動を前記筆記芯に伝達するように構成したシャープペンシルであって、
    前記回転駆動機構は、前記回転カムを回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持する樹脂成形されたホルダー部材と、前記ホルダー部材に対して摺動可能に取り付けられ、クッションスプリングの付勢力を受けて前記回転カムを軸方向の前方に向かって押し出す作用を与える樹脂成形された摺動部材とが具備され、
    前記ホルダー部材および摺動部材とが、一次側成形体と二次側成形体のいずれか一方および他方を構成することで、二色成形により形成されると共に、前記二色成形によって前記ホルダー部材の側壁に、当該ホルダー部材と前記摺動部材との間に介在して、摺動部材の摺動動作にダンパー作用を与える粘着性媒体の注入孔が形成されていることを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記ホルダー部材には、円筒状の内周面が形成されると共に、前記摺動部材にはホルダー部材の前記内周面に摺接する摺接面が形成されることにより、前記摺動部材が前記ホルダー部材に対して軸方向に摺動可能に取り付けられ、かつ前記ホルダー部材の内周面と、前記摺動部材の摺接面との間に、前記粘着性媒体が介在されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
  3. 前記ホルダー部材の内周面が軸方向の前方に向かって内径が縮小するテーパー状に成形されると共に、前記摺動部材の摺接面が軸方向の前方に向かって外径が縮小するテーパー状に成形されていることを特徴とする請求項2に記載されたシャープペンシル。
  4. 前記摺動部材に形成された摺接面には、当該摺接面の後端部から軸方向の前方に向かって切り込んだ切除部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載されたシャープペンシル。
  5. 前記回転カムの軸方向に直交する上下面にはそれぞれ円環状に連続した多数のカムが形成され、前記ホルダー部材には、前記回転カムの上下のカムを挟むように対峙して配置された第1固定カムおよび第2固定カムが具備され、
    前記第1固定カムは、前記回転カムの軸方向の後退動作により当該回転カムの上側のカムに噛み合って、前記回転カムを一方向に回転駆動させると共に、前記第2固定カムは、前記回転カムの軸方向の前進動作により当該回転カムの下側のカムに噛み合って、前記回転カムを前記一方向に回転駆動させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
  6. 前記ホルダー部材と摺動部材とは、それぞれPOM(ポリアセタール)を用いて二色成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
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