JP6299722B2 - コイルエンド折曲治具及びコイルエンド折曲方法 - Google Patents

コイルエンド折曲治具及びコイルエンド折曲方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイルエンド折曲治具及びコイルエンド折曲方法に関する。
特許文献1は、ステータコアのスロットに挿入され、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドをそれぞれ円周方向に押し倒すようにしてコイルエンドを折曲する技術を開示している。具体的には、複数のコイルエンドの先端に捻り治具を接触させ、捻り治具を回転及び昇降させることで、複数のコイルエンドを円周方向に押し倒している。捻り治具は、円周方向において隣り合う2つのコイルエンドの間に挿入される凸部を有している。
特開2004−236375号公報
上記特許文献1では、複数のコイルエンドが同一円周上で狭ピッチで並べられているので、捻り治具でコイルエンドを押し倒す際、凸部は、他のコイルエンドと物理的に干渉してしまう虞があった。
本発明の目的は、コイルエンドを押し倒す際に、治具とコイルエンドとの意図しない物理的な干渉を防止する技術を提供することにある。
本願発明の観点によれば、円環状のステータコアに保持される各コイルセグメントにおいて、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを押し倒すコイルエンド折曲治具であって、各コイルエンドに対して接触可能な折曲歯を有する複数の折曲ユニットと、前記複数の折曲ユニットが夫々挿入されている複数のガイドスリットを有するガイド部材と、を備え、前記複数のガイドスリットは、前記ステータコアの軸方向で見て、前記複数のコイルエンドが並んでいる円に対する接線方向に沿って延びている、コイルエンド折曲治具が提供される。以上の構成によれば、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを押し倒す際、治具とコイルエンドとの意図しない物理的な干渉を防止することができる。
本願発明の他の観点によれば、上記コイルエンド折曲治具を用いて、円環状のステータコアに保持される各コイルセグメントにおいて、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを円周方向に押し倒す、コイルエンド折曲方法であって、前記複数のコイルエンドを前記ステータコアの外周側に押し倒す第1の工程と、前記ステータコアの外周側に押し倒された前記複数のコイルエンドが円周方向に沿うように、前記複数のコイルエンドを前記ステータコアの内周側に向けて押し込む第2の工程と、を含む、コイルエンド折曲方法が提供される。以上の方法によれば、円環状のステータコアに保持されて同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを円周方向に押し倒す際、治具とコイルエンドとの意図しない物理的な干渉を防止することができる。
また、前記第2の工程の前に予め、リング形状であって外周面を有する抑え部材を、前記外周面が前記複数のコイルエンドに対して前記ステータコアの径方向で対向するように、且つ、前記抑え部材の中心軸が前記ステータコアの中心軸と一致するように、前記複数のコイルエンドよりも前記ステータコアの内周側に挿入しておき、前記第2の工程では、前記複数のコイルエンドを前記抑え部材の前記外周面に対して押し付ける。以上の方法によれば、前記第2の工程において前記複数のコイルエンドが過度に内周側に押し込まれることがない。
本発明によれば、同一円周上に並んでいる前記複数のコイルエンドを押し倒す際に、治具とコイルエンドとの意図しない物理的な干渉を防止することができる。
ステータの斜視図である。 コイルエンドの折曲方法のフローチャートである。 ステータの斜視図である。 コイルエンド折曲治具の斜視図である。 コイルエンド折曲治具の部分拡大斜視図である。 ガイド板の斜視図である。 ガイド板の部分拡大平面図である。 折曲ユニットの斜視図である。 駆動板の斜視図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 コイルエンドを折曲する様子を示す正面図である。 接線方向に押し倒されたコイルエンドの平面図である。 接線方向に押し倒されたコイルエンドの平面図である。 接線方向に押し倒されたコイルエンドの平面図である。
図1には、ステータ1の斜視図を示している。図1に示すように、ステータ1は、ステータコア2と、端部が折り曲げられた複数のコイルセグメント3を備える。ステータコア2は、円環状の電磁鋼板を複数積層して構成されている。ステータコア2の内周面2aには、ステータコア2の軸方向に貫通する複数のコイルスロット4が形成されている。1つのコイルスロット4に例えば8つのコイルセグメント3がステータコア2の径方向に並んで挿入される。図1には、説明の便宜上、1つのコイルスロット4に2つのコイルセグメント3が挿入されている状態を示している。
以降、本明細書において、単に径方向と言う場合はステータコア2の径方向を意味し、軸方向と言う場合はステータコア2の軸方向を意味し、内周側という場合はステータコア2の内周側を意味し、外周側と言う場合はステータコア2の外周側を意味し、円周方向と言う場合はステータコア2の円周方向を意味するものとする。
コイルセグメント3のうちコイルスロット4から露出した部分は、コイルエンド5と呼ばれている。コイルエンド5は、ステータコア2の軸方向における端面2bから突出している。複数のコイルセグメント3のコイルエンド5同士を溶接等により電気的に接続することで、複数のコイルセグメント3はコイルを構成する。
図1に示すように、複数のコイルエンド5は、内周側から外周側に向かって層状に並べられている。即ち、内周側から数えて1周目に相当する円c1上に複数のコイルエンド5が、円周方向に倒れ互いに折り重なるように、並べられている。内周側から数えて2周目に相当する円c2上に他の複数のコイルエンド5が、円周方向に倒れ互いに折り重なるように、並べられている。3周目、4周目、5周目、6周目、7周目、8周目についても同様である。従って、内周側から数えて1周目に相当する円c1上に並べられている複数のコイルエンド5に着目すると、複数のコイルエンド5は、円環状のステータコア2に保持されて、同一円周(円c1)上に並べられていることになる。
また、複数のコイルエンド5は、何れも、円周方向に所定の角度にて押し倒されて、円周方向に沿うように延びている。具体的には、内周側から数えて1周目に相当する円c1上に並べられている複数のコイルエンド5は、時計回りに押し倒されている。内周側から数えて2周目に相当する円c2上に並べられている複数のコイルエンド5は、反時計回りに押し倒されている。このように、内周側から数えて奇数周となる円上に並べられている複数のコイルエンド5は時計回りに、内周側から数えて偶数周となる円上に並べられている複数のコイルエンド5は反時計回りに、それぞれ押し倒されている。
以下、図2〜図19を参照して、ステータコア2に保持されて同一円周上に並んでいる複数のコイルエンド5を円周方向に押し倒す、コイルエンド5の折曲方法を説明する。
図2には、コイルエンド5の折曲方法のフローチャートを示している。先ず、図3に示すように、内周側から数えて1周目の複数のコイルセグメント3をステータコア2のコイルスロット4に挿入する(S310)。複数のコイルセグメント3のコイルエンド5は、ステータコア2の端面2bから離間する方向にコイルスロット4から突出すると共に、同一円周(円c1)上に並んでいる。複数のコイルセグメント3のコイルエンド5は、何れも、ステータコア2の軸方向に対して平行に延びている。
次に、1周目の複数のコイルセグメント3を外周側に押し倒す(S320)。以下、このステップS320について詳細に説明する。
先ず、図4〜図9を参照して、1周目の複数のコイルエンド5を外周側に押し倒すためのコイルエンド折曲治具6について説明する。図4及び図5に示すように、コイルエンド折曲治具6は、ガイド板7(ガイド部材)と、複数の折曲ユニット8、駆動板9を備えている。
図6に示すように、ガイド板7は、中央に貫通孔7aを有する円盤状に形成されている。ガイド板7は、複数のガイドスリット10を有する。複数のガイドスリット10は、貫通孔7aの近傍に形成されている。複数のガイドスリット10は、同一円周上に所定ピッチで配置されている。図7では、複数のガイドスリット10のうち1つのガイドスリット10を実線で描いており、他のガイドスリット10を破線で描いている。図7には、ステータコア2の軸方向で見たガイド板7の平面図を示している。各ガイドスリット10は、直線的に延びるように形成されている。各ガイドスリット10は、円周方向に対して傾斜して形成されている。各ガイドスリット10は、内端10aと外端10bを有する。外端10bは、内端10aよりもガイド板7の外周側に位置している。外端10bは、内端10aから見て時計回りの方角に位置している。それぞれのガイドスリット10の内端10aは、同一円周(円d1)上に位置している。それぞれのガイドスリット10の外端10bも、同様に、同一円周(円d2)上に位置している。各ガイドスリット10は、ステータコア2の軸方向で見て、円c1(図1を併せて参照)に対する接線方向に沿って延びている。
図8は、折曲ユニット8の斜視図を示している。折曲ユニット8は、駆動梁11、保持梁12、カムフォロワ13、折曲歯14を有する。
駆動梁11は、軸方向に対して直交する方向に延びている。保持梁12は、駆動梁11の端部11aから下方に向かって延びている。カムフォロワ13は、駆動梁11の端部11bから上方に突出している。折曲歯14は、折曲歯14が保持梁12から内周側に突出するように、保持梁12に保持されている。折曲歯14は、上下方向に細長く形成されている。
図9に示すように、駆動板9は、中央に貫通孔9aを有する円盤状に形成されている。駆動板9は、複数の駆動スリット15を有する。複数の駆動スリット15は、同一円周上に並べて形成されている。複数の駆動スリット15は、駆動板9の外周面9bの近傍に形成されている。
図5に戻り、コイルエンド折曲治具6を組み立てるには、先ず、複数の折曲ユニット8の保持梁12をガイド板7の複数のガイドスリット10にそれぞれ挿入する。このとき、保持梁12に折曲歯14が取り付けられていると保持梁12をガイドスリット10に挿入できないので、保持梁12に折曲歯14を取り付ける前に保持梁12をガイドスリット10に挿入し、挿入後、保持梁12に折曲歯14を例えばボルト締結などにより取り付ける。
次に、ガイド板7と駆動板9で複数の折曲ユニット8の駆動梁11を上下に挟み込むように、駆動板9をガイド板7に対向させる。このとき、図8に示す各折曲ユニット8のカムフォロワ13を、図9に示す駆動板9の各駆動スリット15に挿入する。
以上の構成によれば、図5において、ガイド板7に対して駆動板9を相対的に時計回りに回転させると、各折曲歯14が矢印Pで示すように各ガイドスリット10に沿って移動することになる。同様に、ガイド板7に対して駆動板9を相対的に反時計回りに回転させると、各折曲歯14が矢印Qで示すように各ガイドスリット10に沿って移動することになる。
続けて、図10〜図18を参照して、コイルエンド折曲治具6を用いて、1周目の複数のコイルエンド5を外周側に押し倒す工程(S320)を説明する。
先ず、図10及び図11に示すように、コイルエンド折曲治具6を下降させて、コイルエンド折曲治具6の複数の折曲歯14を、ステータ1の複数のコイルエンド5の間にそれぞれ挿入する。これにより、図11に示すように、各折曲歯14の下端部14aが各コイルエンド5の根本5aと円周方向で対向する。また、これにより、各折曲歯14の下端部14aは、ステータコア2の軸方向における端面2bと対向する。
次に、図12〜図14に示すように、コイルエンド折曲治具6を徐々に上昇させながら、駆動板9をガイド板7に対して相対的に時計回りに回転させる。これにより、各折曲歯14が各コイルエンド5に対して滑りながら、各折曲歯14が各コイルエンド5を押し倒す。
そして、図14に示すように、各折曲歯14の下端部14aが各コイルエンド5の先端5b近傍に至ったら、図14〜図16に示すように、コイルエンド折曲治具6を徐々に下降させながら、駆動板9をガイド板7に対して相対的に時計回りに回転させる。これにより、1周目の複数のコイルエンド5が時計方向に押し倒されることになる。
そして、コイルエンド折曲治具6を上昇させてステータ1から離し、ガイド板7に対して駆動板9を相対的に反時計回りに回転させることで、各折曲歯14を各ガイドスリット10の内端10a(図7を併せて参照)に戻す。
図17及び図18には、時計回りに押し倒された1周目の複数のコイルエンド5を平面視で示している。図7に示すように、ステータコア2の軸方向で見て、各ガイドスリット10は円周方向に対して傾斜して延びているので、ガイド板7に対して駆動板9を相対的に時計回りで回転させると、各折曲歯14は時計回りに移動すると共に外周へ向かって移動する。従って、図17及び図18に示すように、各コイルエンド5は、円周方向に沿って押し倒されるのではなく、若干外周側に押し倒されている。
具体的には、各コイルエンド5の押し倒される方向は、図18に示すように、ステータコア2の軸方向で見て、複数のコイルエンド5の根本5aが並んでいる円c1に対する接線方向である。即ち、各コイルエンド5は、ステータコア2の軸方向で見ると、根本5aを通り、円c1に対して接線方向に延びるように押し倒されている。このように、各コイルエンド5を若干外周側に押し倒すことで、各コイルエンド5を押し倒す際の各折曲歯14と各コイルエンド5との意図しない物理的な干渉を防止することができる。
次に、図19に示すように、1周目の複数のコイルエンド5よりも内周側に抑え部材20を挿入する(S330)。抑え部材20は、リング形状である。抑え部材20は、外周面20aを有する。抑え部材20は、同心円状に配置される複数のコイルセグメント3に対してステータコア2の内周側(径方向内側)に配置される。抑え部材20の外周面20aは、同心円状に配置される複数のコイルセグメント3に対してステータコア2の内周側(径方向内側)に位置する。抑え部材20の外周面20aは、ステータコア2の径方向において、複数のコイルエンド5と対向している。抑え部材20は、抑え部材20の中心軸20Cがステータコア2の中心軸2Cと一致するように、ステータコア2の内周側に挿入される。
次に、外周側に押し倒された複数のコイルエンド5が円周方向に沿うように、複数のコイルエンド5を複数の押し付け治具21を用いて内周側に向けて押し込む(S340)。各押し付け治具21の内周側の面である押し付け面21aは、抑え部材20の外周面20aと同様に、外周側に向かって凸となるように若干湾曲している。そして、複数のコイルエンド5は、押し付け治具21の押し付け面21aによって内周側に押し込まれることで、抑え部材20の外周面20aと押し付け治具21の押し付け面21aによってステータコア2の径方向で挟まれる。これにより、複数のコイルエンド5は外周側に向かって凸となるように若干湾曲しつつ、円周方向に沿って延びることになる。
次に、2周目(S350)の複数のコイルセグメント3をステータコア2の複数のコイルスロット4にそれぞれ挿入する(S360)。
次に、2周目の複数のコイルエンド5を、1周目の複数のコイルエンド5と同様に、外周側に押し倒す(S370)。ただし、2周目の複数のコイルエンド5は、反時計回りに押し倒す。このとき用いるコイルエンド折曲治具6は、2周目の複数のコイルエンド5を反時計回りに押し倒すために、1周目の複数のコイルエンド5を外周側に押し倒す際に用いたコイルエンド折曲治具6を左右反転させた別のものを用いる。
次に、2周目の複数のコイルエンド5を、1周目の複数のコイルエンド5と同様に、内周側に押し込む(S380)。
S360〜S380のステップを、3〜8周目の複数のコイルセグメント3についても同様に実行する(S390、S400)。
なお、2周目の複数のコイルセグメント3を押し倒すべく、各折曲歯14を移動させるに際し、各保持梁12の各ガイドスリット10における始動位置は、1周目の複数のコイルセグメント3を押し倒すべく各折曲歯14を移動させる際の始動位置と比較して、若干外周側となる。3周目以降についても同様である。
最後に、抑え部材20をステータコア2から取り除き(S410)、複数のコイルエンド5同士を適宜溶接することでコイルを形成する。
以上に、好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
コイルエンド折曲治具6を用いて、ステータコア2に保持される各コイルセグメント3において、同一円周(円c1)上に並んでいる複数のコイルエンド5を円周方向に押し倒す、コイルエンド折曲方法は、複数のコイルエンド5を外周側に押し倒す第1の工程(S320)と、外周側に押し倒された複数のコイルエンド5が円周方向に沿うように、複数のコイルエンド5を内周側に向けて押し込む第2の工程(S340)と、を含む。以上の方法によれば、複数のコイルエンド5を円周方向に沿ってワンステップで押し倒す場合と比較して、同一円周(円c1)上に並んでいる複数のコイルエンド5を円周方向に押し倒す際に、コイルエンド折曲治具6とコイルエンド5との意図しない物理的な干渉を防止することができる。
また、第1の工程(S320)において、各コイルエンド5を押し倒す方向は、ステータコア2の軸方向で見て、複数のコイルエンド5が並んでいる円c1に対する接線方向である。以上の方法によれば、複数のコイルエンド5を内周側に向けて押し込む第2の工程(S340)を簡素化することができる。
ただし、第1の工程(S320)において各コイルエンド5を押し倒す方向は、上記の接線方向に限定されず、例えばステータコア2の径方向に押し倒すようにしてもよい。
また、第2の工程(S340)の前に予め、リング形状であって外周面20aを有する抑え部材20を、外周面20aが複数のコイルエンド5に対してステータコア2の径方向で対向するように、且つ、抑え部材20の中心軸20Cがステータコア2の中心軸2Cと一致するように、複数のコイルエンド5よりもステータコア2の内周側に挿入しておく。第2の工程(S340)では、複数のコイルエンド5を抑え部材20の外周面20aに対して押し付ける。以上の方法によれば、第2の工程(S340)において複数のコイルエンド5が過度に内周側に押し込まれることがない。
ただし、抑え部材20は省略することもできる。また、抑え部材20の外周面20aに対して各コイルエンド5を押し付けることで各コイルエンド5には外周側に凸となる適度な湾曲が形成されることになる。
また、円環状のステータコア2に保持される各コイルセグメント3において、同一円周(円c1)上に並んでいる複数のコイルエンド5を押し倒すコイルエンド折曲治具6は、各コイルエンド5に対して接触可能な折曲歯14を有する複数の折曲ユニット8と、複数の折曲ユニット8が夫々挿入されている複数のガイドスリット10を有するガイド板7(ガイド部材)と、を備える。複数のガイドスリット10は、ステータコア2の軸方向で見て、複数のコイルエンド5が並んでいる円c1に対する接線方向に沿って延びている。以上の構成によれば、同一円周(円c1)上に並んでいる複数のコイルエンド5を押し倒す際、コイルエンド折曲治具6とコイルエンド5との意図しない物理的な干渉を防止することができる。
上記の実施形態は以下のように変更できる。
本実施形態では、コイルセグメント3は、ステータコア2の各コイルスロット4に挿入する前の状態で直線的に延びるものとしたが、これに代えて、2つのコイルセグメント3がU字状に連結された状態でステータコア2の各コイルスロット4に挿入されてもよい。
また、本実施形態では、コイルセグメント3は、ステータコア2の各コイルスロット4に挿入する前の状態で直線的に延びるものとした。この場合、コイルセグメント3は、2つのコイルエンド5を有する。何れのコイルエンド5についても、一旦外周側に押し倒し、次いで、内周側に押し込むように折り曲げることで、コイルエンド折曲治具6とコイルエンド5との意図しない物理的な干渉を防止することができる。
また、複数のコイルエンド5を押し倒す際、コイルエンド折曲治具6を軸方向に動かさなくてもよい。
1 ステータ
2 ステータコア
3 コイルセグメント
4 コイルスロット
5 コイルエンド
6 コイルエンド折曲治具
7 ガイド板
10 ガイドスリット
14 折曲歯
c1 円
c2 円

Claims (3)

  1. 円環状のステータコアに保持される各コイルセグメントにおいて、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを押し倒すコイルエンド折曲治具であって、
    各コイルエンドに対して接触可能な折曲歯を有する複数の折曲ユニットと、
    前記複数の折曲ユニットが夫々挿入されている複数のガイドスリットを有するガイド部材と、
    を備え、
    前記複数のガイドスリットは、前記ステータコアの軸方向で見て、前記複数のコイルエンドが並んでいる円に対する接線方向に沿って延びている、
    コイルエンド折曲治具。
  2. 請求項1に記載のコイルエンド折曲治具を用いて、円環状のステータコアに保持される各コイルセグメントにおいて、同一円周上に並んでいる複数のコイルエンドを円周方向に押し倒す、コイルエンド折曲方法であって、
    前記複数のコイルエンドを前記ステータコアの外周側に押し倒す第1の工程と、
    前記ステータコアの外周側に押し倒された前記複数のコイルエンドが円周方向に沿うように、前記複数のコイルエンドを前記ステータコアの内周側に向けて押し込む第2の工程と、
    を含む、
    コイルエンド折曲方法。
  3. 請求項2に記載のコイルエンド折曲方法であって、
    前記第2の工程の前に予め、リング形状であって外周面を有する抑え部材を、前記外周面が前記複数のコイルエンドに対して前記ステータコアの径方向で対向するように、且つ、前記抑え部材の中心軸が前記ステータコアの中心軸と一致するように、前記複数のコイルエンドよりも前記ステータコアの内周側に挿入しておき、
    前記第2の工程では、前記複数のコイルエンドを前記抑え部材の前記外周面に対して押し付ける、
    コイルエンド折曲方法。
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