JP6298322B2 - 経路探索装置、経路探索方法およびプログラム - Google Patents

経路探索装置、経路探索方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出発地から目的地までの経路を探索する技術に関する。
近年、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索装置として、自動車に搭載されたカーナビゲーションシステム、携帯電話機、携帯ゲーム機、PND(Personal Navigation Device)およびPDA(Personal Digital Assistant)が知られている。
例えば、特許文献1の技術では、出発地から目的地までの経路を探索する際に、リンク毎に設定された基準通過時間及び通過時間のばらつきを表すばらつき値を用いている。具体的には、案内経路を構成する各リンクの基準通過時間をリンク順に足し合わせた総和である案内経路の所要時間を算出すると共に、各リンクのばらつき値をリンク順に足し合わせることで予測時間到達確率を算出している。
特開2012−141145号公報 特開2008−241605号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、各リンクに設定されたばらつき値はそれぞれ一定の値である。よって、経路探索の内容が柔軟性に欠ける場合がある。例えば、利用者によっては、基準通過時間のみを考慮した経路探索を望む場合や、ばらつき値を考慮した経路探索を望む場合などがある。また、ばらつき値を考慮した経路探索を行う場合であっても、経路探索の結果を算出する際のばらつき値の程度を変更したいという要望もある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、設定された出発地から目的地までの経路を探索する経路探索装置が提供される。この経路探索装置は、道路網を表すノードおよびリンクと、各リンクの通過時間の平均を表す平均コスト値と、前記通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値と、を含むネットワークデータを記憶する記憶部と、前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路を、前記平均コスト値と、前記ばらつき値と、前記ばらつき値の重み係数とを含む関数に従って算出される総合コスト値に基づいて推奨経路として決定する経路探索部と、を備える。この形態の経路探索装置によれば、ばらつき値の重み係数を考慮して推奨経路を決定できるため、柔軟性の高い経路探索を行うことができる。
(2)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記推奨経路の候補となる複数の経路候補のうち、前記出発地から前記目的地までに通過した前記リンクに対応する前記平均コスト値の積算値に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値に対して正の相関を有する値とを乗じて算出した補正値を加えることで前記総合コスト値を算出しても良い。この形態の経路探索装置によれば、所定の関数を用いて容易に総合コスト値を算出できる。
(3)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における前記ノードに至るまでに通過した前記リンクの前記平均コスト値の積算値を示す第1項に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値とに基づいて算出した補正値を示す第2項を加えた候補総合コスト値に基づいて前記出発地から前記経路の途中における前記ノードに至るまでの経路を前記推奨経路の途中経路として決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、平均コスト値の積算値に補正値を加えた候補総合コスト値に基づいて途中経路を決定しているため、各リンクの重み係数を考慮して途中経路を決定できる。
(4)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補のうち、複数の前記候補総合コスト値のうち最小の前記候補総合コスト値を有する前記途中経路候補を前記途中経路として決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、補正値を加えた候補総合コスト値が最小である途中経路候補を途中経路として決定できるため、途中経路の決定処理を簡潔にできる。
(5)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補が有するそれぞれの前記候補総合コスト値のうち、互いの前記候補総合コスト値の差が所定値以下である2以上の前記候補総合コスト値がある場合は、前記重み係数に応じて選択される前記第1項と前記第2項のうちの一方に基づいて前記途中経路を決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、設定された重み係数に基づいて出発地から目的地までの推奨経路を柔軟に決定できる。例えば、重み係数が小さい場合は、平均コスト値をばらつき値よりも重視して平均コスト値の累積値が小さい経路を推奨経路とし、重み係数が大きい場合は、ばらつき値を平均コスト値よりも重視してばらつき値の積算値が小さい経路を推奨経路として決定できる。
(6)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補のうち、複数の前記候補総合コスト値の中で最小の前記候補総合コスト値を有する第1途中経路候補を決定する第1決定工程と、前記第1途中経路候補以外の前記途中経路候補である残余途中経路候補のうち、前記第1途中経路候補の前記平均コスト値の積算値よりも小さい前記平均コスト値の積算値を有する次点途中経路候補が1つ以上存在する場合に、前記1つ以上の前記次点途中経路候補のうち最小の前記候補総合コスト値を有する第2途中経路候補を決定する第2決定工程と、前記第2決定工程によって決定した前記第2途中経路候補を前記第1途中経路候補とし、既に決定した前記第1途中経路候補および第2途中経路候補以外の前記途中経路候補を前記残余途中経路候補として、前記第2決定工程を繰り返し実行する第3決定工程と、を実行し、前記第1〜3決定工程によって決定した前記第1途中経路候補および第2途中経路候補を前記途中経路として決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、より正確に総合コスト値が最小となる経路を推奨経路として決定できる。
(7)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応する前記ノードに至るまでの途中経路の候補となる途中経路候補が複数存在する場合に、前記途中経路候補を通過した道路に対応する各リンクの前記通過時間の各ヒストグラムを表す各統計情報を畳み込み演算することでそれぞれの前記途中経路候補における通過時間のヒストグラムを表す候補統計情報を生成し、前記候補統計情報から算出した前記途中経路候補の通過時間の平均を表す候補平均コスト値及び前記途中経路候補の通過時間のばらつきの程度を表す候補ばらつき値と、前記重み係数とを含む関数に従って算出される候補総合コスト値に基づいて、複数の前記途中経路候補から前記途中経路を決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、候補総合コスト値を算出する際に、畳み込み演算後の候補統計情報から算出した候補ばらつき値を用いることから、誤差を低減したより正確なばらつき値を用いた候補総合コスト値を算出できる。
(8)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記候補平均コスト値を示す第1項と、前記候補ばらつき値と前記重み係数とに基づいて算出した補正値を示す第2項とを含む関数に従って、前記候補総合コスト値を算出しても良い。この形態の経路探索装置によれば、候補平均コスト値と補正値とを含む関数を用いて容易に候補総合コスト値を算出できる。
(9)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記複数の途中経路候補が有するそれぞれの前記候補総合コスト値のうち、互いの前記候補総合コスト値の差が所定値以下である複数の前記候補総合コスト値がある場合は、前記重み係数に応じて選択される前記第1項と前記第2項のうちの一方に基づいて前記途中経路を決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、設定された重み係数に基づいて出発地から目的地までの推奨経路を柔軟に決定できる。例えば、重み係数が小さい場合は、候補平均コスト値を候補ばらつき値よりも重視して候補平均コスト値が小さい経路を推奨経路とし、重み係数が大きい場合は、候補ばらつき値を候補平均コスト値よりも重視して候補ばらつき値が小さい経路を推奨経路として決定できる。
(10)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記経路探索部は、前記重み係数の複数の異なる値ごとに前記推奨経路を決定しても良い。この形態の経路探索装置によれば、重み係数ごとに推奨経路を決定するため重み係数が異なる複数の推奨経路を利用者に報知させることができる。
(11)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、各リンクの通過時間の各ヒストグラムを表す各統計情報を畳み込み演算することで前記推奨経路の通過時間のヒストグラムを表す統計情報を生成し、前記生成した統計情報の標準偏差に基づいて前記推奨経路の前記通過時間のばらつきの程度を表す指標を算出しても良い。この形態の経路探索装置によれば、畳み込み演算後の統計情報からの標準偏差を算出することで、推奨経路の通過時間のより正確なばらつきの程度を算出できる。
(12)上記形態の経路探索装置において、前記リンクの前記平均コスト値と前記ばらつき値とは、前記通過時間を表す通過時間データと前記通過時間ごとの発生確率を表す元情報に基づいて算出され、前記リンクの前記通過時間が一定の頻度で地物によって影響を受ける場合において、前記影響を受けるリンクである特定リンクの前記平均コスト値は、前記元情報が有する全ての前記通過時間データ及び前記発生確率をもとに算出され、前記特定リンクの前記ばらつき値は、前記元情報のうち、前記地物の影響を受けずに通過したと推定された前記通過時間データ及び前記発生確率をもとに算出されても良い。この形態の経路探索装置によれば、平均コスト値は元情報の通過時間データを正確に表しつつ、地物によって影響を受けることで過大となるばらつき値は補正できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、経路探索装置のほか、経路探索方法、経路探索システム、および、これらの装置、方法、システムを実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
経路探索システムの構成を説明するための説明図である。 ネットワークデータの説明図である。 リンクデータの詳細構成を示す説明図である。 ノードデータの詳細構成を示す説明図である。 経路探索処理のフローチャートである。 経路探索処理の具体例である。 表示パネルに表示された出力情報画面の説明図である。 第2実施形態における経路探索処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態における経路探索処理のフローチャートである。 図9のフローチャートを説明するための第1の図である。 図9のフローチャートを説明するための第2の図である。 図9のフローチャートを説明するための第3の図である。 畳み込み演算の概念図である。 平均コスト値とばらつき値の算出方法を説明するための図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての経路探索システム10の構成を説明するための説明図である。経路探索システム10は、経路探索装置としての経路サーバ20と、自動車12に搭載されたカーナビゲーションシステム50(カーナビ50)とを備える。経路サーバ20とカーナビ50とは互いにインターネットINTに接続されている。カーナビ50は、基地局BSを介して無線によってインターネットINTに接続されている。経路探索システム10は、設定された出発地から目的地までの推奨経路を、カーナビ50が備える表示パネル65に視認可能に表示するためのシステムである。
カーナビ50は、GPS受信機69と、主制御部51と、操作部67と、通信部61と、音声出力部63と、表示パネル65とを備えている。GPS受信機69は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星を用いて測定したカーナビ50の現在位置(緯度、経度)を特定するための情報を電波によって受信する。
表示パネル65は、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイを駆動する駆動回路とを備えている。表示パネル65としては、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示デバイスを採用することが可能である。表示パネル65は、出発地や目的地などの各種情報を利用者に視認させる。表示パネル65に表示された探索設定画面W1は、出発地を入力させる項目SLと、目的地を入力させる項目DLと、付加情報を入力させる項目AIとを備える。利用者は、操作部67を操作することで各項目SL,DL,AIを入力する。付加情報は、経路サーバ20に経路探索を実行させる際の正確さの程度を表す情報である。具体的には、この情報は、後述するばらつき値に対する重み係数λを表す情報である。探索設定画面W1は、「早い」、「普通」、「正確」の3つの選択枝を1つ、又は、複数選択可能に構成されている。
付加情報の項目AIに表された3つの選択枝と、重み係数λとの関係は例えば以下の通りである。
(i)選択枝「早い」:重み係数λが「0」に設定され、出発地から目的地までに至る複数の経路のうち平均通過時間がばらつき値に無関係に最も短い経路が推奨経路として経路サーバ20によって決定される。
(ii)選択枝「普通」:重み係数λが「1」に設定され、出発地から目的地までに至る複数の経路のうち、ばらつき値を選択枝「早い」よりも重視した経路が推奨経路として経路サーバ20によって決定される。
(iii)選択枝「正確」:重み係数λが「2」に設定され、出発地から目的地までに至る複数の経路のうちばらつき値を選択枝「普通」よりも重視した経路が推奨経路として経路サーバ20によって決定される。
なお、重み係数λは、「0」、「1」、「2」の3段階に限らず、複数の整数によって設定されても良いし、バーなどによって連続的な数値として設定されても良い。
音声出力部63は、音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する駆動回路などから構成される。通信部61は、基地局BSとの間でデータ通信もしくは音声通信を無線によって行なう。操作部67は、テンキーやカーソルキーやタッチパネルなどから構成される入力デバイスである。操作部67は、出発地や目的地などの経路を探索するための各種情報等の入力を受け付ける。
主制御部51は、カーナビ50の各部の動作を制御する。主制御部51は、CPU52と、RAM54と、ROM56と、を備えている。CPU52は、ROM56に記憶されたプログラムをRAM54にロードして実行することで、種々の処理を実行するための機能を実現する。例えば、主制御部51は、表示パネル65を制御することで、地図画像や推奨経路、現在位置などを表示する。また、主制御部51は、通信部61を制御することで、基地局BSを介して、経路サーバ20と通信を行う。また、主制御部51は、一定時間ごとにGPS受信機69を介してGPSを用いてカーナビ50の現在位置情報を測定して、出発地を表す情報を生成しても良い。
経路サーバ20は、カーナビ50からの経路探索要求に応じて、カーナビ50が指定した出発地から目的地までの経路の探索を行い、インターネットINTを介して探索結果を表す出力情報をカーナビ50に送信するためのサーバである。以下、経路サーバ20が実行する出発地から目的地までの経路の探索を経路探索処理と呼ぶ。経路サーバ20は、通信部21と、制御部22と、記憶部(記憶装置)としての経路データベース23(経路DB23とも呼ぶ。)と、地図データベース28(地図DB28とも呼ぶ)と、を備える。通信部21は、インターネットINTを介してカーナビ50と通信を行う。制御部22は、経路サーバ20の動作を制御する。経路DB23は、地図上の道路網をネットワークで表した道路ネットワークデータ24を備える。道路ネットワークデータ24は、リンクデータ25とノードデータ26とを備える。ノードデータ26は、道路上の基準点を示す複数のノードを規定する。リンクデータ25は、ノードデータ26に規定された複数のノード間を接続する複数のリンクを規定する。リンクデータ25及びノードデータ26の詳細は後述する。地図DB43には、カーナビ50に供給する地図データがベクトルデータ形式で格納されている。なお、地図データは、ベクトル形式に代えて、ビットマップ形式やJPEG形式などのラスタデータ形式で格納されていても良い。この地図データには、地形、建物、道路等の地物の形状を表すデータが含まれている。
図2は、道路ネットワークデータ24の具体例として所定範囲の道路を示す道路ネットワークデータNW1の説明図である。道路ネットワークデータNW1は、道路の配置をリンクおよびノードを用いて表したデータである。以下の説明では、図中のノードを個別に示す場合には、英文字「N」の後に数字を付した符号を用い、図中のリンクを個別に示す場合には、英文字「L」の後に数字を付した符号を用いる。図2には、4個のノードN1〜N4と、4個のリンクL1〜L4とが図示されている。ノードN1〜N4は、道路や車線における特徴的な基準点を表現する。この基準点としては、交差点、分岐点、幅員が変化する点などが挙げられる。リンクL1〜L4は、ノードN1〜N4の間を接続する道路や車線を表現する。各リンクL1〜L4にはそれぞれ、出発地点Sから目的地点Gまでの経路を探索するために利用される経路探索情報RSIが対応して規定されている。経路探索情報RSIは、各リンクL1〜L4の通過時間の平均を表す平均コスト値ACと、通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値VVとを含む。平均コスト値ACは、横軸に通過時間、縦軸に通過時間ごとの発生確率(%)を表すデータであるヒストグラムから算出される。本実施形態において、このヒストグラムは、プローブカーからネットワークを介して収集されたプローブデータを元に生成される。また、本実施形態において、ばらつき値VVはヒストグラムから算出した分散である。なお、他の実施形態では、ばらつき値VVを分散に代えて標準偏差などを用いても良い。図2の道路ネットワークデータNW1において、各リンクL1〜L4の括弧書きで付された一番目の数値が平均コスト値ACであり、二番目の数値がばらつき値VVである。また、道路ネットワークデータNW1には、交通規制に関する規制情報が規定されている。規制情報としては、リンクL3からリンクL2への左折禁止を表す情報などがある。
図3は、道路ネットワークデータ24におけるリンクデータ25の詳細構成を示す説明図である。リンクデータ25は、リンク毎の属性を示すリンク属性データ34を備える。リンク属性データ34に示されるリンクの属性は、リンク番号と、始点ノードと、終点ノードと、平均コスト値ACと、ばらつき値VVとを含む。
リンク属性データ34のリンク番号は、リンクを識別するためにリンク毎に割り当てられた固有の番号である。リンク属性データ34の始点ノードは、リンクが始点として接続するノードを識別するための符号を表す。リンク属性データ34の終点ノードは、リンクが終点として接続するノードを識別するための符号を表す。リンク属性データ34の平均コスト値ACは、リンクの通過時間の平均を表す。リンク属性データ34のばらつき値VVは、リンクの通過時間のばらつきの程度を表す。図3に示す例は、リンク番号「L2」が割り当てられたリンクL2に関するリンク属性データ34の詳細内容を示している。具体的には、リンクL2が「始点ノードN2」から「終点ノードN3」へと接続し、リンクL2の平均コスト値ACが16分であり、リンクL2のばらつき値VVが3であることが表されている。
図4は、道路ネットワークデータ24におけるノードデータ26の詳細構成を示す説明図である。ノードデータ26は、ノード毎に属性を示すノード属性データ31を備える。ノード属性データ31に示されるノードの属性は、ノード番号と、位置座標と、ノード種別と、接続リンク数と、接続リンク番号とを含む。
ノード属性データ31のノード番号は、ノードを識別するためにノード毎に割り当てられた固有の番号である。ノード属性データ31の位置座標は、地図上におけるノードの位置を表す。ノード属性データ31のノード種別は、ノードが表現する基準点の種別を表す。ノード属性データ31の接続リンク数は、ノードに接続するリンクの数を示す。ノード属性データ31の接続リンク番号は、ノードに接続するリンクを識別するための情報である。図に示す例は、ノード番号「N2」が割り当てられたノードN2に関するノード属性データ31の詳細内容を示している。具体的には、ノードN2が座標「Xn2(経度)、Yn(緯度)」上に位置し、ノードN2が「交差点」を表し、ノードN2に接続するリンクの数が「2」であり、接続するリンクの番号が「L1,L2」であることが表されている。
図5は、経路サーバ20の経路探索部29が実行する経路探索処理のフローチャートである。経路探索処理は、経路サーバ20がカーナビ50から経路探索処理の実行開始情報を受信することによって開始される。実行開始情報は、利用者がカーナビ50を用いて設定した出発地及び目的地を表す地点情報と、重み係数λを表す係数情報とを含む。すなわち、利用者がカーナビ50を用いて出発地、目的地、および、重み係数λを表す付加情報を入力し、操作部67を用いて経路探索処理の開始を経路サーバ20に指示する。なお、出発地を表す情報は、利用者が入力することによって生成されることに代えて、カーナビ50のGPS受信機69によって受信した出発地を表す情報に基づいて自動で生成されても良い。
経路探索部29は、経路探索処理を開始すると、実行開始情報に含まれる地点情報に基づいて経路探索処理に用いる出発地の座標及び目的地の座標の設定を行う(ステップS12)。ステップS12の後に、出発地の座標及び目的地の座標に基づいて、経路探索処理を行う上での経路の始点である出発地点Sと、終点である目的地点Gとを設定する(ステップS14)。本実施形態では、ノードN1が出発地点Sに設定され、ノードN4が目的地点Gに設定された例を示す。なお、設定された出発地又は目的地がノード上に存在しない場合は、出発地又は目的地に最も近いリンク上の点(引込点とも呼ぶ)を出発地点S又は目的地点Gとして設定する。そして、経路探索部29は、出発地点Sから目的地点Gまでの経路のうち、通過する経路の総合コスト値の総和が最小となる経路を推奨経路として決定する。総合コスト値は、出発地点Sから目的地点Gまでに通過したリンクに対応する平均コスト値ACの積算値に、重み係数λと通過したリンクに対応するばらつき値VVの積算値とに基づいて算出した補正値を加えた値である。具体的には、本実施形態では以下の式(1)を用いて総合コスト値が定められる。
Figure 0006298322
ここで、Aは出発地点Sから目的地点Gに至る経路のリンク毎の平均コスト値AC、λは重み係数、Vは出発地点Sから目的地点Gに至る経路のリンク毎のばらつき値VVである。
ステップS14の後に、経路探索部29は出発地点Sの出発地点情報を設定する(ステップS16)。出発地点情報は、出発地点Sから次のノードまでに至る平均コスト値ACとばらつき値VVである。出発地点Sがノード上に存在する場合は、平均コスト値ACとばらつき値VVとが共にゼロに設定される。出発地点Sがリンク上に存在する場合は、出発地点Sが存在するリンクに対応する平均コスト値ACとばらつき値VVとを、リンクの始点と終点までの距離と、出発地点Sから終点までの距離との比率を用いた按分によって算出することで設定する。本実施形態の場合、出発地点Sにおける平均コスト値ACとばらつき値VVとは共にゼロに設定される。
ステップS16の後に、重み係数λを設定する(ステップS17)。重み係数λは、カーナビ50から供給される実行開始情報に含まれる重み係数λを表す係数情報に基づき設定される。重み係数λが複数存在する場合は、まず任意の1つの重み係数λを設定して以降のステップを行う。ステップS17の後に、経路探索部29は、出発地点Sから目的地点Gまで向かう経路において、通過するリンクを決定するための指標となる候補ラベルを生成する(ステップS18)。候補ラベルは、出発地点Sから目的地点Gに向かう経路の途中に位置するあるリンクに対して生成される場合は、あるリンクの終点(ノード)に設定される。候補ラベルは、出発地点Sからあるリンクまでに至るリンク毎の平均コスト値ACの積算値と、出発地点Sからあるリンクまでに至るリンク毎のばらつき値VVの積算値とからなる。また候補ラベルに含まれる情報に基づいて候補総合コスト値が算出される。具体的には候補総合コスト値は、以下の式(2)を用いて算出される。
Figure 0006298322
ここで、A1は出発地点Sから経路途中の終点である所定のノードまでに至る経路のリンク毎の平均コスト値AC、λは重み係数、V1は出発地点Sから経路途中の終点である所定のノードまでに通過するリンク毎のばらつき値VVである。
ステップS18の後に、少なくとも一つの候補総合コスト値の中から最も小さい値を有する候補総合コスト値を有する候補ラベルを確定ラベルとして決定する(ステップS20)。これにより、確定ラベルを決定することによって、出発地点Sから目的地点Gまでに至る経路の途中に位置するノード(仮確定ノード)までの経路(途中経路)が確定する。次に、途中経路を構成する目的地点Gに向かう際の最終のリンク又は最終のリンクの終点であるノード(最終ノード)が、目的地点Gが位置するリンク又はノードであるかを判断する(ステップS22)。最終のリンク又は最終ノードが、目的地点Gが位置するリンク又はノードであると判断した場合は、途中経路を推奨経路として確定する。そして、確定した推奨経路をカーナビ50の表示パネル65に表示させるための出力情報を生成する(ステップS23)。具体的には、出力情報は、出発地点Sから目的地点Gに至る推奨経路を表す情報と、出発地点Sから目的地点Gまでの平均通過時間を表す情報と、平均通過時間に対するばらつきを表すばらつき情報とを含む。この出力情報の詳細は後述する。推奨経路が確定した後に、実行開始情報に含まれる全ての重み係数λについて推奨経路を確定したか否かを判断する(ステップS24)。全ての重み係数λについて推奨経路が確定したと判断した場合は、経路探索部29は経路探索処理を終了する。
最終のリンク又は最終ノードが、目的地点Gが位置するリンク又はノードでないと判断した場合は、更にダイクストラ法を用いて途中経路の終点から目的地点Gに向かって探索枝を伸ばして候補ラベルを生成する(ステップS18)。そして再度、ステップS20以降の処理を実行する。また、実行開始情報に含まれる全ての重み係数λについて推奨経路が確定していないと判断した場合は、経路探索部29はステップS17において推奨経路が確定していない重み係数λを用いて以降の処理を再度実行する。
図6は、経路探索処理の具体例である。図6に示すステップは、図5に示すステップに対応している。また図6に示すサブステップは、図5に示す各ステップの際に実行される具体的な処理を示す。図6に示す例では、経路探索部29が出発地点Sとして図2に示すノードN1を設定し、目的地点Gとして図2に示すノードN4を設定したときの経路探索処理の具体例である。また、重み係数λはステップS17において「1」に設定されているものとする。サブステップC1,C2は、それぞれステップS14,S16に対応している。
経路探索部29は、出発地点Sからダイクストラ法によって目的地点Gまでの探索枝を伸ばす。具体的には、経路探索部29(図1)は、ノードデータ26とリンクデータ25とを参照して図6に示すように出発地点Sから次のリンクの終点に候補ラベルを設定する(ステップS18)。具体的には、出発地点SであるノードN1から目的地点Gに向かう直近のリンクは、リンクL1とリンクL3である。経路探索部29は、出発地点SからリンクL1の終点までの経路(詳細にはリンクL1の終点)に候補ラベルT1を設定する。そして、候補ラベルT1をもとに候補総合コスト値V1を算出する。また、経路探索部29は、出発地点SからリンクL3の終点までの経路に対し候補ラベルT2を設定する(サブステップC4)。そして、経路探索部29は、候補ラベルT2をもとに候補総合コスト値V2を算出する。
サブステップC3では、出発地点Sから次のノードN2までに至る経路の候補総合コスト値を、上記式(2)を用いて算出する。具体的には、出発地点Sに設定された平均コスト値AC「0」に、リンクL1に設定された平均コスト値AC「15」を積算することで平均コスト値ACの積算値(コスト積算値)「15」を算出する。また、サブステップC3では、出発地点Sに設定されたばらつき値VV「0」に、リンクL1に設定されたばらつき値VV「3」を積算することでばらつき値VVの積算値(分散積算値)「3」を算出する。次に、経路探索部29は、コスト積算値「15」に、分散積算値「3」の正の平方根と重み係数λとの積である補正値を加えた候補総合コスト値V1を算出する。算出した候補総合コスト値V1は「16.4」である。なお、本実施形態では、候補総合コスト値の算出の際には小数点第2位を四捨五入している。
サブステップC4では、出発地点Sから次のノードN3までに至る経路の候補総合コスト値が上記式(2)を用いて算出される。具体的には、出発地点Sに設定された平均コスト値AC「0」に、リンクLに設定された平均コスト値AC「30」を積算することでコスト積算値「30」を算出する。また、サブステップC4では、出発地点Sに設定されたばらつき値VV「0」に、リンクL3に設定されたばらつき値VV「15」を積算することで分散積算値「15」を算出する。次に、サブステップC3と同様に、経路探索部29は、コスト積算値「30」に、分散積算値「15」の正の平方根と重み係数λとの積である補正値を加えた候補総合コスト値V2を算出する。算出した候補総合コスト値V2は「37.7」である。
出発地点Sから次のノードまでの候補総合コスト値V1,V2を算出した後に、候補総合コスト値V1,V2のうち最小の総合コスト値を有する候補ラベルを確定ラベルとして決定する。サブステップC5では、候補総合コスト値V1を有する候補ラベルを確定ラベルとして確定する。これにより、出発地点SからリンクL1までの経路が途中経路として確定する。次に、リンクL1又はリンクL1の終点(ノードN2)が、目的地点Gが位置するリンク又はノードでないと判断した場合は、更にダイクストラ法を用いて探索枝を伸ばして候補ラベルを生成する(サブステップC6)。具体的には、ノードデータ26及びリンクデータ25を参照してノードN2から目的地点Gに向かうリンクL2を決定し、出発地点SからリンクL1、及び、ノードN2を経由するリンクL2までの経路における候補ラベルT3を生成する。候補ラベルT3の候補総合コスト値V3の算出には、サブステップC3,C4と同様に上記式(2)を用いる。サブステップC6によって生成した候補ラベルT3の候補総合コスト値V3は「35.9」である。また、候補総合コスト値V3を有する候補ラベルT3はリンクL2の終点(ノードN3)に設定される。ここで、ノードN3に設定された候補ラベルT2,T3は、サブステップC4とサブステップC6によって生成された2つが存在する。よって、2つの候補ラベルT2,T3の候補総合コスト値V2,V3を比較し、最小の候補総合コスト値V3を有する候補ラベルT3を確定ラベルとして決定し、候補ラベルT2は削除される。これにより、出発地点SからリンクL1、ノードN2、及び、リンクL2を経由してノードN3に至る経路が途中経路として確定する。次に、リンクL2又はリンクL2の終点(ノードN3)が、目的地点Gが位置するリンク又はノードでないと判断した場合は、更にダイクストラ法で探索枝を伸ばして候補ラベルT4を生成する(サブステップC8)。具体的には、ノードデータ26及びリンクデータ25を参照してノードN3から目的地点Gに向かうリンクL4を決定し、出発地点SからリンクL1、ノードN2、リンクL2、及び、ノードN3を経由してリンクL4までの経路における候補ラベルT4を生成する。前回のサブステップC7において決定した確定ラベルから探索枝を伸ばして生成した候補ラベルは候補ラベルT4の1つだけであり、他の候補ラベルは存在しない。よって、経路探索部29は、候補ラベルT4を確定ラベルとして決定する。これにより、確定ラベルとして決定した候補ラベルT4を有する出発地点SからリンクL4までの経路が途中経路として確定する。目的地点GはノードN4であるため、確定した途中経路のリンクL4又はリンクL4の終点(ノードN4)に目的地点Gが位置する。よって、サブステップC8において確定した途中経路を出発地点Sから目的地点Gまでの推奨経路として確定する(サブステップC9)。また、サブステップC9において、経路探索部29は、リンクデータ25を参照して推奨経路を構成するリンクL1,L2,L4に対応する平均コスト値ACを積算することで推奨経路の平均通過時間を算出する。本実施形態では、平均通過時間は「46分」となる。また、経路探索部29は、リンクデータ25を参照して推奨経路を構成するL1,L2,L4に対応するばらつき値の積算値(ばらつき積算値)を算出する。そして、ばらつき積算値の正の平方根を平均通過時間のばらつきの程度を表すばらつき指標(標準偏差)とする。本実施形態では、ばらつき指標は「4」となる。
図7は、表示パネル65に表示された出力情報画面W2の説明図である。本実施形態では、利用者は、探索設定画面W1において「普通(λ=1)」と「早い(λ=0)」の2つを選択したとする。出力情報画面W2は、重み係数λごとに決定された推奨経路と、通過時間とを含む推奨経路は地図データ上に赤線などの目印を付すことで表される。通過時間は、平均通過時間と標準偏差とによって表される。詳細には、重み係数λが「1」である「ルート(普通)」では、平均通過時間の46分に、標準偏差「4」をプラスマイナスした式(46±4)によって通過時間が表される。利用者は、表示された2つのルート(普通、早い)のいずれかの推奨経路を選択することで、カーナビ50による経路案内が開始される。
以上説明したように、上記第1実施形態では、出発地を表す出発地点Sから目的地を表す目的地点Gまでの経路を、平均コスト値ACと、ばらつき値VVと、重み係数λとに基づいて推奨経路として決定している。これにより、重み係数λの値を変更することで柔軟な経路探索を行うことができる。
B.第2実施形態:
図8は、本発明の第2実施形態における経路探索処理のフローチャートである。第2実施形態の経路探索処理と、第1実施形態の経路探索処理(図5)との異なる点は、候補ラベルを確定ラベルとして決定する処理工程の内容である。よって、図8では、経路探索処理の工程のうち確定ラベルを決定する工程(ステップS20a)の詳細内容を示している。その他の工程および経路探索システム10の構成については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。第1実施形態のステップS20では、候補総合コスト値の中から最も小さい値を有するラベルを確定ラベルとして決定したが、第2実施形態のステップS20aでは、所定の条件を満たす場合は、設定された重み係数λに基づいて確定ラベルを決定する。以下に詳細を説明する。
ステップS20aにおいて、まず生成した候補ラベルが有する候補総合コスト値を比較する(ステップS40)。次に、候補総合コスト値が複数存在する場合は、互いの候補総合コスト値の差が所定値以下であるか否かを判断する(ステップS42)。本実施形態では、複数の候補総合コスト値のうち最小値と次に値の小さい2つの候補総合コスト値を抽出し、抽出した2つの差を算出している。また、本実施形態の場合、所定値は「0.2」に設定されている。なお、所定値は「0」であっても良いし、0.2以外の数値であっても良い。次に、互いの候補総合コスト値の差が所定値以下でないと判断した場合は、最小の候補総合コスト値を有する候補ラベルを確定ラベルとして決定する(ステップS44)。一方、互いの候補総合コスト値の差が所定値以下であると判断した場合は、重み係数λに基づいて確定ラベルを決定する(ステップS46)。具体的には、重み係数λが小さい第1の場合は、複数の候補ラベルのうちコスト積算値(式(2)の右辺の第1項)が最小となる候補ラベルを確定ラベルとして決定し、重み係数λが第1の場合よりも大きい第2の場合は、ばらつき積算値(式(2)の右辺の第2項)が最小となる候補ラベルを確定ラベルとして決定する。本実施形態の場合、重み係数λが「0」又は「1」の場合が第1の場合に相当し、重み係数λが「2」の場合が第2の場合に相当する。
以上説明したように、上記第2実施形態では、設定された重み係数λに基づいて柔軟に出発地点Sから目的地点Gまでの推奨経路を決定できる。例えば、重み係数λが小さい第1の場合は、平均コスト値ACをばらつき値VVよりも重視して平均コスト値ACの積算値が小さい経路を推奨経路とし、重み係数が第1の場合よりも大きい第2の場合は、ばらつき値VVを平均コスト値ACよりも重視してばらつき値の積算値が小さい経路を推奨経路として決定できる。
C.第3実施形態:
図9は、本発明の第3実施形態における経路探索処理のフローチャートである。図10は、図9のフローチャートを説明するための第1の図である。図11は、図9のフローチャートを説明するための第2の図である。図12は、図9のフローチャートを説明するための第3の図である。図10,12には、第3実施形態を説明するために用いる道路ネットワークデータNW2を記載している。第3実施形態では、ノードN6が出発地点Sに設定され、ノードN30が目的地点Gに設定され、出発地点Sから目的地点Gに向かうまでの途中にリンクL5〜L14を通過する経路があるものとする。また、ネットワークデータNW2には、リンクL5〜L14を接続するノードN6〜N11が図示されている。
第3実施形態の経路探索処理と、第1実施形態の経路探索処理(図5)との異なる点は、候補ラベルを確定ラベルとして決定する処理工程の内容と、目的地点Gに到達した場合の推奨経路の決定工程である。よって、図9では、経路探索処理の工程のうち確定ラベルを決定する工程(ステップS20b)の詳細内容を示している。第3実施形態のその他の工程のうち、第1実施形態と同様の工程については説明を省略する。また、経路探索システム10(図1)の構成は第1実施形態と同様である。第3実施形態のステップS20bは、複数の候補ラベルのうち最小の候補総合コスト値を有する第1候補ラベルに加え、所定の条件を満たす第2候補ラベルについても確定ラベルとして決定する。なお、以下では重み係数λが「2」に設定されているものとして説明する。図10のステップS52の処理内容の欄に示すように、出発地点SからノードN10に至るまでの途中経路を決定する際には、出発地点SからノードN10までの経路R5〜R8(途中経路候補R5〜R8)のそれぞれに対応した候補ラベルT5〜T8がノードN10に設定される。候補ラベルT5〜T8のそれぞれについて、平均コスト値ACの積算値(コスト積算値)と、ばらつき値VVの積算値(分散積算値)と、上記式(2)を用いて算出された候補総合コスト値とは、図10のステップS52の処理内容の欄に記載した通りである。
図9に示すように、ステップS20bにおいて、まず生成した候補ラベルT5〜T8(図10)が有する候補総合コスト値を比較し(ステップS52)、複数の候補総合コスト値のうち最小の候補総合コスト値を有する候補ラベルを第1候補ラベルとして決定する(ステップS54)。図10に示す例では、候補総合コスト値が「35.0」である候補ラベルT5が第1候補ラベルとして決定されることで、候補ラベルT5に対応する経路R5が第1途中経路候補R5として決定される(ステップS54)。
次に、図9に示すように、経路探索部29は次点途中経路候補が有るかどうかを判定する(ステップS56)。次点途中経路候補とは、図10に示すように、第1途中経路候補R5以外の途中経路候補R6〜R8(残余途中経路候補R6〜R8)のうちで、第1途中経路候補R5が有するコスト積算値よりも小さいコスト積算値を有する経路候補である。図10に示す例では、候補ラベルT6〜T8の全てのコスト積算値「18,19,25」が、候補ラベルT5のコスト積算値「29」よりも小さいことから、候補ラベルT6〜T8に対応する途中経路候補R6〜R8が次点途中経路候補R6〜R8となる。
そして、次点途中経路候補R6〜R8に対応する候補ラベルT6〜T8を比較し(ステップS58)、最小の候補総合コスト値を有する候補ラベルを第2候補ラベルとして決定する(ステップS60)。図10に示す例では、候補総合コスト値が「47.3」である候補ラベルT7が第2候補ラベルとして決定されることで、候補ラベルT7に対応する経路R7が第2途中経路候補R7として決定される(ステップS60)。
次に、経路探索部29は、既に決定した第1と第2途中経路候補R5,R7以外の途中経路候補R6,R8を残余途中経路候補R6,R8としてステップS56の処理を実行する。既に第1と第2の途中経路候補R5,R7が決定されている場合は、経路探索部29は、ステップS56の処理の直前に決定された第2途中経路候補R7を第1途中経路候補R7として、第1途中経路候補R7が有するコスト積算値「19」よりも小さいコスト積算値を有する経路候補があるかどうかを判定する。図11に示す例では、候補ラベルT6のコスト積算値「18」が、候補ラベルT7のコスト積算値「19」よりも小さいことから、候補ラベルT6に対応する途中経路候補R6が次点途中経路候補R6となる。
そして、経路探索部29は、図9に示すステップS58,S60の処理を実行する。図11に示すように、次点途中経路候補R6は1つしか存在しないため、次点途中経路候補R6が第2途中経路候補R6として決定される(ステップS58,S60)。
図9に示すように、ステップS60の後に、経路探索部29は既に決定した第1と第2途中経路候補R5〜R7以外の途中経路候補R8を残余途中経路候補R8として再びステップS56の処理を実行する。図11に示すように、残余途中経路候補R8に対応する候補ラベルT8のコスト積算値「25」は、直前の処理において決定した第2途中経路候補R6に対応する候補ラベルT6のコスト積算値「18」よりも大きい。よって、図9に示すように、経路探索部29は、ステップS56において「NO」の判定を行い、今までの処理によって決定した候補ラベルT5〜T7を確定ラベルとして決定する。これにより、確定ラベルT5〜T7に対応する第1と第2途中経路候補R5〜R7が途中経路R5〜R7として決定される(ステップS62)。
図12に示すように、経路探索部29は確定ラベルT5〜T7に対応する途中経路R5〜R7から目的地点Gに向かって探索枝を伸ばして候補ラベルT9〜T11を生成する。そして、経路探索部29は、候補ラベルT9〜T11についてステップS52〜S62の処理を再び実行する。図12に示す例では、ステップS52及びステップS54が実行されることで、候補総合コスト値が最小である候補ラベルT11を決定することで、候補ラベルT11に対応する経路R11が第1途中経路候補R11として決定される。次に、ステップS56の処理が実行される。図12に示す例では、残余途中経路候補R9,R10のうち、第1途中経路候補R11が有するコスト積算値「79」よりも小さいコスト積算値を有する経路候補R10(次点途中経路候補R10)が存在するため、ステップS56において「YES」の判定が行われる。次に、ステップS58,S60の処理が実行される。ここでは、次点途中経路候補R10が1つしか存在しないため、次点途中経路候補R10が第2途中経路候補R10として決定される。
ステップS60の後に、経路探索部29は既に決定した第1と第2途中経路候補R11,R10以外の途中経路候補R9を残余途中経路候補R9として再びステップS56の処理を実行する。図12に示すように、残余途中経路候補R9に対応する候補ラベルTのコスト積算値「89」は、直前の処理において決定した第2途中経路候補R10に対応する候補ラベルT10のコスト積算値「78」よりも大きい。よって、図9に示すように、経路探索部29は、ステップS56において「NO」の判定を行い、今までの処理によって決定した候補ラベルT11,10を確定ラベルとして決定する。これにより、確定ラベルT11,10に対応する第1と第2の途中経路候補R11,R10が途中経路R11、R10として決定する(ステップS62)。
経路探索部29は、途中経路を決定した後に、途中経路を構成する目的地点Gに向かう際の最終のリンク又は最終のリンクの終点であるノード(最終ノード)が、目的地点Gが位置するリンク又はノードであるかを判断する(図5のステップS22)。最終のリンク又は最終ノードが、目的地点Gが位置するリンク又はノードであると判断した場合は、途中経路を推奨経路として確定する。ここで、複数の途中経路が存在する場合(例えば、図12のステップS62の途中経路R10,R11)、経路探索部29は、複数の途中経路の中で最小の候補総合コスト値を有する途中経路を推奨経路として確定する。例えば、図12に示すネットワークデータNW2において、ノードN11が目的地点Gに設定されている場合、ステップS62において決定された途中経路R10,R11のうち、最小の候補総合コスト値を有する途中経路R10を推奨経路として確定する。
図10に示すようにノードN10の地点では、最小の候補総合コスト値を有する第1候補ラベルが候補ラベルT5であるにもかかわらず、図1に示すように探索枝を伸ばした際には第1候補ラベルが候補ラベルT11となっている。候補ラベルT11は、図10において候補ラベルT7から探索枝を伸ばしたラベルである。すなわち、最小の候補総合コスト値を有するラベルのみを確定ラベルとして決定し、探索枝を伸ばした場合、最小の候補総合コスト値を有する経路が推奨経路として決定できない場合が生じ得る。しかしながら、以上説明したように上記実施形態では、最小の候補総合コスト値を有する候補ラベル(第1候補ラベル)に加え、第1候補ラベルよりもコスト積算値が小さい候補ラベルのうち所定の条件を満たす候補ラベル(第2候補ラベル)も確定ラベルとして決定している。これにより、より正確に総合コスト値が最小となる経路を推奨経路として決定できる。
ここで、第3実施形態の各ステップと、課題を解決するための手段に記載の工程との対応関係は以下の通りである。
・ステップS52,S54が「第1決定工程」に相当する。
・ステップS56〜S60が「第2決定工程」に相当する。
・ステップS60の後に行われるステップS56〜ステップS60が「第3決定工程」に相当する。
D.変形例
D−1.第1変形例:
上記第1,2実施形態では、ばらつき指標をばらつき積算値の正の平方根をとることで算出していたが、これに代えて推奨経路又は途中経路を構成する各リンクの平均コスト値ACを算出する際に用いるヒストグラムを表す統計情報を用いても良い。具体的には、各リンクの統計情報を畳み込み演算し、畳み込み演算後のヒストグラムを表す統計情報から算出した標準偏差をばらつき指標としても良い。また、畳み込み演算後のヒストグラムを表す統計情報から算出した平均コスト値を推奨経路又は途中経路を決定する際に用いても良い。以下に詳細を説明する。図13は、畳み込み演算の概念図である。図13の例では、出発地点Sから目的地点Gの推奨経路がリンクL10,L12,L14によって構成されている。また、リンクデータ25には、リンク番号、始点ノード、終点ノード、平均コスト値AC、及び、ばらつき値VVに加えてヒストグラムH10,H12,H14を表すデータ(統計情報)が規定されている。ヒストグラムH10,H12,H14は、例えばプローブカーから収集されたプローブデータを元に生成され、横軸にリンクの通過時間(分)、縦軸に通過時間ごとの発生確率(%)をとっている。出発地点Sから目的地点Gに向かう直近のリンクL10と次のリンクL12とのヒストグラムを畳み込み演算し、新たなヒストグラムH18を生成する。そして、リンクL12の次のリンクであるリンクL14のヒストグラムH14と、ヒストグラム18とを畳み込み演算し、新たなヒストグラムH20を生成する。畳み込み演算により生成したヒストグラムH18,H20を表す統計情報から標準偏差を求める。言い換えれば、上記のヒストグラムの畳み込み演算は、以下の式(3)によって規定される。
Figure 0006298322
ここで、左辺のF(m)は、二つのヒストグラムを畳み込み演算することで生成される関数であり、fは、一つ目のヒストグラムで定義された関数であり、gは、二つ目のヒストグラムで定義された関数であり、nは、一つ目のヒストグラムにおける通過時間を表し、mは、一つ目と二つ目とのヒストグラムを畳み込み演算した際の通過時間(合計時間)を表す。このようにしても、上記第1,2実施形態と同様に推奨経路または途中経路における通過時間に対するばらつき指標を標準偏差として算出できる。また、畳み演算後のヒストグラムが表す統計情報から標準偏差を算出することで、上記実施形態に比べ誤差を低減したより正確なばらつき指標を算出できる。
上記第1変形例における畳み込み演算後のヒストグラムが表す統計情報を用いて途中経路を決定する工程は以下のように行われる。すなわち、経路探索部29(図1)は、途中経路の候補となる途中経路候補を通過する各リンクの通過時間の各ヒストグラムを表す各統計情報を畳み込み演算することでそれぞれの途中経路候補における通過時間のヒストグラムを表す候補統計情報を生成する。そして、経路探索部29は、候補統計情報から算出した途中経路候補の通過時間の平均を表す候補平均コスト値At1及び途中経路候補のばらつきの程度を表す候補ばらつき値VV(本変形例では分散)と、重み係数λとを含む関数に従って各途中経路候補の候補総合コスト値を算出する。例えば、経路探索部29は、以下の式(4)を用いて候補総合コスト値を算出する。
Figure 0006298322
ここで、At1は、候補統計情報から算出した候補平均コスト値、λは重み係数、Vt1は候補統計情報から算出した候補ばらつき値VV(分散)である。
なお、上記式(4)の右辺は、候補平均コスト値を示す第1項と、候補ばらつき値VVの正の平方根と重み係数λとを乗じた補正値を示す第2項により規定されているが、これに限定されるものではない。例えば、第2項は、候補ばらつき値VVと重み係数λとの積であっても良い。また、上記式(4)の右辺は第3項や第4項などの項を含んでも良い。例えば、第3項には、ある特定のリンクの渋滞している場合は渋滞情報としてコスト値を上昇させるための項が定義される。このように、候補総合コスト値を算出する際に、畳み込み演算後の候補統計情報から算出した候補ばらつき値VVを用いることから、誤差を低減したより正確なばらつき値VVを用いた候補総合コスト値を用いて途中経路を決定できる。
D−2.第2変形例:
図14は、あるリンクLにおける平均コスト値ACとばらつき値VVの算出方法を説明するための図である。図14中のグラフ14Aは、プローブデータを元に生成され、横軸にリンクLの通過時間(分)、縦軸に通過時間ごとの標本数n(発生確率)をとったグラフである。なお、発生確率は標本数に基づいて算出される。グラフ14Bは、グラフ14Aが表す情報(元情報)の平均値と、グラフ14A のうち、地物の影響を受けたと推定される通過時間を削除した後の情報から求めたばらつき値に基づく正規分布のイメージ図である。グラフ14Cは、グラフ14Aが表す情報(元情報)に基づく正規分布のイメージ図である。
ここで、リンクL(特定リンクL)が信号や踏切などの通過時間に影響を与える特定の地物を有する場合、又は、特定リンクLに隣接するリンクが信号や踏切などの特定の地物を有する場合、特定の地物によって、一定の頻度で特定リンクLにおける通過時間が大きくなるという影響を受ける。しかしながら、出発地から目的地までに経由するリンクにおいて、全て特定の地物によって通過時間が大きくなることは確率上起こりにくいので、特定リンクLの平均コスト値ACとばらつき値VVは以下のように算出しても良い。すなわち、平均コスト値ACは、元情報であるグラフ14Aが表す全ての通過時間データ及びその発生確率を用いて算出された値とする。一方、ばらつき値VVは、元情報であるグラフ14Aが表す全てのデータのうち、特定の地物の影響を受けずに通過したと推定された通過時間データ及びその発生確率をもとに算出される。すなわち、ばらつき値VVは、元情報のデータのうち、特定の地物の影響を受けて通過したと推定された通過時間等のデータを削除した後のデータから求めたばらつき値を元に算出される。「特定の地物の影響を受けて通過したと推定されたデータ」とは、例えば、平均コスト値ACよりも通過時間が長いデータのうちで、標本数が平均コスト値ACに対応する標本数naの所定割合以下(例えば、10%以下)となった最短の通過時間よりも、通過時間が長いデータである。また、「特定の地物の影響を受けて通過したと推定されたデータ」とは、標本数nのうちの通過時間がが所定割合以上に長いデータ(例えば、上位10%のデータ)としても良い。図14では、平均コスト値ACよりも通過時間が長いデータのうちで標本数nb以下のデータが、地物の影響を受けたデータであると推定して、ばらつき値VVの算出の際には用いていない。元情報の全てのデータに基づく正規分布(グラフ14C)は、ばらつき値VVが過大になるのに対し、地物の影響を受けたと推定されたデータを削除したのちの情報に基づく正規分布(グラフ14B)は、ばらつき値VVが過大となることなく適切に補正される。このように、第2変形例では、平均コスト値ACは元情報の通過時間データを正確に表しつつ、地物によって影響を受けることで過大となるばらつき値を補正できる。
D−3.第3変形例:
上記第1,2実施形態では、経路サーバ20が経路探索処理を行い、その結果である出力情報をカーナビ50が受信することで出力情報を表示パネル65に表示させていたが、これに限ることなく、種々の態様によって出力情報を表示パネル65に表示させることができる。例えば、経路サーバ20が出発地と目的地とを含む必要範囲のネットワークデータをカーナビ50に送信し、ネットワークデータを受信したカーナビ50が経路探索処理を行い、出力情報を表示パネル65に表示させても良い。また、カーナビ50は出力情報を音声によって利用者に報知させても良い。また、カーナビ50自体に経路サーバ20としての機能を搭載しても良い。
D−4.第4変形例:
上記第1,2実施形態のカーナビ50に代えて携帯電話やパーソナルコンピュータなどの出力情報を利用者に報知させる機能を搭載する各種機器を用いても良い。
D−5.第5変形例:
上記第1,2実施形態では、総合コスト値や候補総合コスト値は、上記式(1),(2)の関係式を用いて算出した。すなわち、式(1),(2)の右辺の第2項は、重み係数λにばらつき値VVの積算値に対して正の相関を有する値(具体的には正の平方根)とを乗じている。しかしながら上記式(1),(2)に限られず、平均コスト値ACと、ばらつき値VVと、重み係数λとを含む関数を用いて総合コスト値や候補総合コスト値を算出しても良い。例えば、上記式(1)の右辺の第2項をばらつき値の積算値に重み係数を乗じた項に変更しても良い。また、上記式(1),(2)の右辺が第3項や第4項などの項を含んでも良い。例えば、第3項には、ある特定のリンクの渋滞している場合は渋滞情報としてコスト値を上昇させるための項が定義される。
D−6.第6変形例:
上記第1,2実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現しても良いし、また、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現しても良い。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…経路探索システム
12…自動車
18…ヒストグラム
20…経路サーバ
21…通信部
22…制御部
23…経路データベース
24…ネットワークデータ
25…リンクデータ
26…ノードデータ
28…地図データベース
29…経路探索部
31…ノード属性データ
34…リンク属性データ
40…ネットワーク
50…カーナビゲーションシステム
51…主制御部
52…CPU
61…通信部
63…音声出力部
65…表示パネル
67…操作部
W1…探索設定画面
N1〜N4…ノード
L1〜L4,L10〜L14…リンク
W2…出力情報画面

Claims (13)

  1. 設定された出発地から目的地までの経路を探索する経路探索装置であって、
    道路網を表すノードおよびリンクと、各リンクの通過時間の平均を表す平均コスト値と、前記通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値と、を含むネットワークデータを記憶する記憶部と、
    前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路を、前記平均コスト値と、前記ばらつき値と、前記ばらつき値の重み係数とを含む関数に従って算出される総合コスト値に基づいて推奨経路として決定する経路探索部と、を備え
    前記経路探索部は、前記出発地から前記目的地に至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでに通過した前記リンクの前記平均コスト値の積算値を示す第1項に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値とに基づいて算出した補正値を示す第2項を加えた候補総合コスト値に基づいて前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでの経路を前記推奨経路の途中経路として決定する、経路探索装置。
  2. 請求項1に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記推奨経路の候補となる複数の経路候補のうち、前記出発地から前記目的地までに通過した前記リンクに対応する前記平均コスト値の積算値に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値に対して正の相関を有する値とを乗じて算出した補正値を加えることで前記総合コスト値を算出する、経路探索装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補のうち、複数の前記候補総合コスト値のうち最小の前記候補総合コスト値を有する前記途中経路候補を前記途中経路として決定する、経路探索装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補が有するそれぞれの前記候補総合コスト値のうち、互いの前記候補総合コスト値の差が所定値以下である複数の前記候補総合コスト値がある場合は、前記重み係数に応じて選択される前記第1項と前記第2項のうちの一方に基づいて前記途中経路を決定する、経路探索装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、
    前記途中経路の候補となる複数の途中経路候補のうち、複数の前記候補総合コスト値の中で最小の前記候補総合コスト値を有する第1途中経路候補を決定する第1決定工程と、
    前記第1途中経路候補以外の前記途中経路候補である残余途中経路候補のうち、前記第1途中経路候補の前記平均コスト値の積算値よりも小さい前記平均コスト値の積算値を有する次点途中経路候補が1つ以上存在する場合に、前記1つ以上の前記次点途中経路候補のうち最小の前記候補総合コスト値を有する第2途中経路候補を決定する第2決定工程と、
    前記第2決定工程によって決定した前記第2途中経路候補を前記第1途中経路候補とし、既に決定した前記第1途中経路候補および第2途中経路候補以外の前記途中経路候補を前記残余途中経路候補として、前記第2決定工程を繰り返し実行する第3決定工程と、を実行し、
    前記第1〜3決定工程によって決定した前記第1途中経路候補および第2途中経路候補を前記途中経路として決定する、経路探索装置。
  6. 設定された出発地から目的地までの経路を探索する経路探索装置であって、
    道路網を表すノードおよびリンクと、各リンクの通過時間の平均を表す平均コスト値と、前記通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値と、を含むネットワークデータを記憶する記憶部と、
    前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路を、前記平均コスト値と、前記ばらつき値と、前記ばらつき値の重み係数とを含む関数に従って算出される総合コスト値に基づいて推奨経路として決定する経路探索部と、を備え、
    前記経路探索部は、
    前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応する前記ノードに至るまでの途中経路の候補となる途中経路候補が複数存在する場合に、前記途中経路候補を通過した道路に対応する各リンクの前記通過時間の各ヒストグラムを表す各統計情報を畳み込み演算することでそれぞれの前記途中経路候補における通過時間のヒストグラムを表す候補統計情報を生成し、
    前記候補統計情報から算出した前記途中経路候補の通過時間の平均を表す候補平均コスト値及び前記途中経路候補の通過時間のばらつきの程度を表す候補ばらつき値と、前記重み係数とを含む関数に従って算出される候補総合コスト値に基づいて、複数の前記途中経路候補から前記途中経路を決定する、経路探索装置。
  7. 請求項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記候補平均コスト値を示す第1項と、前記候補ばらつき値と前記重み係数とに基づいて算出した補正値を示す第2項とを含む関数に従って、前記候補総合コスト値を算出する、経路探索装置。
  8. 請求項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記複数の途中経路候補が有するそれぞれの前記候補総合コスト値のうち、互いの前記候補総合コスト値の差が所定値以下である複数の前記候補総合コスト値がある場合は、前記重み係数に応じて選択される前記第1項と前記第2項のうちの一方に基づいて前記途中経路を決定する、経路探索装置。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記重み係数の複数の異なる値ごとに前記推奨経路を決定する、経路探索装置。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、各リンクの通過時間の各ヒストグラムを表す各統計情報を畳み込み演算することで前記推奨経路の通過時間のヒストグラムを表す統計情報を生成し、前記生成した統計情報の標準偏差に基づいて前記推奨経路の前記通過時間のばらつきの程度を表す指標を算出する、経路探索装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
    前記リンクの前記平均コスト値と前記ばらつき値とは、前記通過時間を表す通過時間データと前記通過時間ごとの発生確率を表す元情報に基づいて算出され、
    前記リンクの前記通過時間が一定の頻度で地物によって影響を受ける場合において、
    前記影響を受けるリンクである特定リンクの前記平均コスト値は、前記元情報が有する全ての前記通過時間データ及び前記発生確率をもとに算出され、
    前記特定リンクの前記ばらつき値は、前記元情報のうち、前記地物の影響を受けずに通過したと推定された前記通過時間データ及び前記発生確率をもとに算出される、経路探索装置。
  12. 設定された出発地から目的地までの経路を、記憶部と経路探索部とを備える経路探索装置によって探索する経路探索方法であって、
    前記記憶部が、道路網を表すノードおよびリンクと、各リンクの通過時間の平均を表す平均コスト値と、前記通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値と、を含むネットワークデータを記憶する工程と、
    前記経路探索部が、前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路を、前記平均コスト値と、前記ばらつき値と、前記ばらつき値の重み係数とを含む関数に従って算出される総合コスト値に基づいて推奨経路として決定する工程と、を備え
    前記決定する工程は、前記経路探索部が、前記出発地から前記目的地に至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでに通過した前記リンクの前記平均コスト値の積算値を示す第1項に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値とに基づいて算出した補正値を示す第2項を加えた候補総合コスト値に基づいて前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでの経路を前記推奨経路の途中経路として決定する工程を含む、経路探索方法。
  13. 設定された出発地から目的地までの経路を、記憶部と経路探索部とを備える経路探索装置に実現させるためのプログラムであって、
    前記記憶部が、道路網を表すノードおよびリンクと、各リンクの通過時間の平均を表す平均コスト値と、前記通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値と、を含むネットワークデータを記憶する機能と、
    前記経路探索部が、前記出発地から前記目的地までに至るまでの経路を、前記平均コスト値と、前記ばらつき値と、前記ばらつき値の重み係数とを含む関数に従って算出される総合コスト値に基づいて推奨経路として決定する機能と、を前記経路探索装置に実現させ
    前記決定する機能は、前記経路探索部が、前記出発地から前記目的地に至るまでの経路において、前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでに通過した前記リンクの前記平均コスト値の積算値を示す第1項に、前記重み係数と前記通過した前記リンクに対応する前記ばらつき値の積算値とに基づいて算出した補正値を示す第2項を加えた候補総合コスト値に基づいて前記出発地から前記経路の途中における特定の地点に対応するノードへ至るまでの経路を前記推奨経路の途中経路として決定する機能を含む、プログラム。
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