JP2019124507A - 経路探索装置、経路探索方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

経路探索装置、経路探索方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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敦貴 白澤
弘章 竹山
Hiroaki Takeyama
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元裕 中村
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Abstract

【課題】利用者が最適な推奨経路を探索できない恐れを低減できる技術を提供する。【解決手段】経路探索装置は、道路網を表す複数のノードおよび複数のリンクと、第1種リンクコストと、第2種リンクコストと、を有する道路情報を記憶する記憶部と、道路情報を用いて推奨経路を探索する経路探索部と、を備え、経路探索部は、第1経路探索部と、第2経路探索部と、第1候補経路における第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部であって、対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部と、算出部によって算出された累積コストである第1累積コストが第2経路探索部で算出された前記累積コストである第2累積コスト以下である場合に、第1候補経路を推奨経路として決定する決定部と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、出発地から目的地に至る経路を探索する技術に関する。
従来、出発地から目的地に至る推奨経路を探索する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3)。推奨経路の探索は、例えば、出発地から目的地に至る経路上のリンク旅行時間の累積値を用いて行われる。特許文献1の技術では、推奨経路を探索するために、リンク旅行時間情報が得られない対象リンクに対して周辺リンクの旅行時間から対象リンクの旅行時間を推定している。また特許文献2の技術では、ある時間帯において所定個数以上のリンク旅行時間データが得られない場合は、その時間帯と過去の時間帯に遡った旅行時間データを収集している。また特許文献3の技術では、対象道路リンクの第1の時間帯におけるプローブ旅行時間が存在しないときは、対象道路リンクの第2の時間帯におけるVICS旅行時間(「VICS」は登録商標)およびプローブ旅行時間と、対象道路リンクの第1の時間帯におけるVICS旅行時間とに基づいて第1の時間帯におけるプローブ旅行時間を推定している。
特開平7−129893号公報 特開2004−295682号公報 特開2008−250454号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、リンク旅行時間が得られたリンクの数が少ないときは、周辺リンクにおいてもリンク旅行時間が得られてない場合があり、この場合には対象リンクのリンク旅行時間を精度良く推定できない恐れが生じ得る。また特許文献2の技術および特許文献3の技術では、データ数の少ないリンクの旅行時間を、他の情報(例えば、過去の時間帯の旅行時間)に基づいて推定したとしても、推定したリンクの旅行時間と、データ数が多いリンクの旅行時間とでは統計的な信頼性の差が生じ得る。また、ある時間帯のデータ数が少ないリンクでは、他の時間帯においてもデータ数が少ない傾向が高く、他の時間帯においてもデータ数が少ないときには推定したリンクにおける旅行時間の精度が低下する恐れがある。よって、推定したリンクの旅行時間を用いて推奨経路を探索した場合、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない恐れが生じ得る。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、出発地から目的地に至る推奨経路を探索する経路探索装置が提供される。この経路探索装置は、道路網を表す複数のノードおよび複数のリンクと、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いることなく作成された前記リンクの通過時間を表す第1種リンクコストと、前記プローブ情報を用いて作成された前記リンクの通過時間を表す第2種リンクコストと、を有する道路情報を記憶する記憶部と、前記道路情報を用いて前記推奨経路を探索する経路探索部と、を備え、前記経路探索部は、前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第1候補経路として決定する第1経路探索部と、前記複数のリンクのうちで、前記プローブ情報の数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値に修正して、前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第2種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第2候補経路として決定する第2経路探索部と、前記第1候補経路における前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部であって、前記対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記累積コストである第1累積コストが前記第2経路探索部で算出された前記累積コストである第2累積コスト以下である場合に、前記第1候補経路を前記推奨経路として決定する決定部と、を備える。この形態によれば、決定部は第1累積コストが第2累積コスト以下である場合に、第1候補経路を推奨経路として決定する。ここで、第1候補経路中に対象リンクが存在する場合、算出部は対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正している。このため、実際には第1累積コストが第2累積コストよりも大きい場合も考えられる。しかしながら、第1候補経路は第1種リンクコストの累積コストが最小となる経路である。よって、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。
(2)上記形態であって、 前記決定部は、前記第1累積コストが前記第2累積コストよりも大きい場合に、前記第2候補経路を、ノードを両端とする複数の部分経路に分割し、前記複数の部分経路ごとに、前記ノードを両端とする経路のうちで前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる第1候補部分経路を決定し、前記算出部は、第1候補部分経路と前記第2候補経路の前記部分経路とが異なる場合に、決定した前記第1候補部分経路について、前記対象リンクがある場合には前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積である第1部分累積コストを算出し、前記決定部は、前記第1部分累積コストと、前記第2累積コストを構成する前記部分経路の累積コストである第2部分累積コストとを比較し、前記第1部分累積コストが前記第2部分累積コストより小さい場合は、前記第2候補経路の部分経路を前記第1候補部分経路に置き換え、前記第1部分累積コストが前記第2部分累積コスト以上の場合は、前記第2候補経路の部分経路を維持することで前記推奨経路を決定してもよい。この形態によれば、第1累積コストが第2累積コストよりも大きい場合は、第2候補経路を部分経路に分割し、第2候補経路の部分経路の第2部分累積コストと第1候補部分経路の第1部分累積コストとを比較することで、部分経路を第2候補経路のまま維持するか第1候補部分経路に置き換えるかを決定している。これにより、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性をさらに低減できる。
(3)上記形態であって、前記決定部は、前記第2候補経路を、一つのノードごとに区切ることで前記部分経路に分割してもよい。この形態によれば、第2候補経路をより多くの部分経路に分割できるので、より多くの部分経路ごとに、ノードを両端とする経路について第1部分累積コストと第2部分累積コストとの比較を実行できる。これにより、利用者が望むより最適な推奨経路を探索できる。
(4)上記形態であって、前記決定部は、前記第2候補経路を構成する複数のノードにおいて、一のノードを端点とする隣接する第2候補経路を構成する2つのリンクの少なくともいずれか一方の重要度よりも、前記一のノードを端点する前記第2候補経路以外のリンクの重要度が同じか高い場合に、前記一のノードで前記第2候補経路を区切ることで前記部分経路に分割し、前記重要度は、リンクの属性を用いて定められていてもよい。この形態によれば、決定部は、リンクの重要度に基づいて第2候補経路を区切るため、部分経路の数が多くなることを抑制しつつ、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。
(5)上記形態であって、前記第2経路探索部は、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを無限大にすることで前記既定のリンクコストよりも大きい値に修正し、
前記算出部は、前記対象リンクの前記第2種リンクコストをゼロにすることで前記既定のリンクコストよりも小さい値に修正してもよい。この形態によれば、第2候補経路中に対象リンクが含まれる可能性を低減できると共に、算出部は対象リンクの第2種リンクコストをゼロにすることで、対象リンクが推奨経路の候補経路の対象外となる可能性を低減できる。
なお、本開示は種々の形態で実現することが可能であり、例えば、経路探索装置、経路探索方法、これらの装置または方法を実現するためのコンピュータプログラムのほか、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本開示の実施形態としての経路探索システムの構成を説明するための説明図。 リンクデータのデータ構造を示す説明図。 ノードデータのデータ構造を示す説明図。 経路探索部の内部ブロック図。 道路ネットワークデータの一例を示す図。 経路探索処理の第1フローチャート。 経路探索処理の第2フローチャート。 ステップS20において分割された部分経路を説明するための図。 リンクの重要度に基づいて決定されるノードの区切りを説明するための第1の図。 リンクの重要度に基づいて決定されるノードの区切りを説明するための第2の図。 部分経路における比較処理を説明するための図。 比較処理後の第2候補経路について説明するための図。 リンクコストの他の実施形態1を説明するための図。 リンクコストの他の実施形態2を説明するための図。 リンクコストの他の実施形態3を説明するための図。 他の実施形態4を説明するための図。
A.実施形態:
図1は、本開示の実施形態としての経路探索システム10の構成を説明するための説明図である。経路探索システム10は、経路探索装置としての経路サーバ20と、自動車12に搭載されたカーナビゲーションシステム50(カーナビ50)とを備える。経路サーバ20とカーナビ50とは互いにインターネットINTに接続されている。カーナビ50は、基地局BSを介して無線によってインターネットINTに接続されている。経路探索システム10は、設定された出発地から目的地に至る推奨経路を、カーナビ50が備える表示パネル65に視認可能に表示するためのシステムである。なお、経路探索システム10は、推奨経路を表示パネル65に表示することに加えて音声によって利用者に報知してもよいし、音声のみによって利用者に報知してもよい。
カーナビ50は、GPS受信機69と、主制御部51と、操作部67と、通信部61と、音声出力部63と、表示パネル65とを備えている。GPS受信機69は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星を用いて測定したカーナビ50の現在位置(緯度、経度)を特定するための情報を電波によって受信する。
表示パネル65は、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイを駆動する駆動回路とを備えている。表示パネル65としては、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示デバイスを採用することが可能である。表示パネル65は、出発地や目的地などの各種情報を利用者に視認させる。表示パネル65に表示された探索設定画面W1は、出発地を入力させる項目SLと、目的地を入力させる項目DLとを備える。利用者は、操作部67を操作することで各項目SL,DLを入力する。
音声出力部63は、音声を出力するためのスピーカや、これを駆動する駆動回路などから構成される。通信部61は、基地局BSとの間でデータ通信もしくは音声通信を無線によって行なう。操作部67は、テンキーやカーソルキーやタッチパネルなどから構成される入力デバイスである。操作部67は、出発地や目的地などの経路を探索するための各種情報等の入力を受け付ける。
主制御部51は、カーナビ50の各部の動作を制御する。主制御部51は、CPU52と、RAM54と、ROM56と、を備えている。CPU52は、ROM56に記憶されたプログラムをRAM54にロードして実行することで、種々の処理を実行するための機能を実現する。例えば、主制御部51は、表示パネル65を制御することで、地図画像や推奨経路、現在位置などを表示する。また、主制御部51は、通信部61を制御することで、基地局BSを介して、経路サーバ20と通信を行う。また、主制御部51は、一定時間ごとにGPS受信機69を介してGPSを用いてカーナビ50の現在位置情報を測定して、出発地を表す情報を生成しても良い。
経路サーバ20は、カーナビ50からの経路探索要求に応じて、カーナビ50が指定した出発地から目的地に至る推奨経路の探索を行い、インターネットINTを介して探索結果を表す出力情報をカーナビ50に送信するためのサーバである。以下、経路サーバ20が実行する出発地から目的地に至る推奨経路の探索を経路探索処理と呼ぶ。経路サーバ20は、通信部21と、制御部22と、記憶部(記憶装置)としての経路データベース23(経路DB23とも呼ぶ。)と、を備える。通信部21は、インターネットINTを介してカーナビ50と通信を行う。制御部22は、経路サーバ20の動作を制御する。また、制御部22は、道路ネットワークデータ24や地図データベース28を含む道路情報を用いて、推奨経路を探索する経路探索部29としても機能する。経路DB23は、地図上の道路網をネットワークで表した道路情報を構成する道路ネットワークデータ24と、道路情報を構成する地図データベース(地図DB)28と、を備える。道路ネットワークデータ24は、リンクデータ25とノードデータ26とを備える。ノードデータ26は、道路上の基準点を示す複数のノードを規定する。リンクデータ25は、ノードデータ26に規定された複数のノード間を接続する複数のリンクを規定する。リンクデータ25及びノードデータ26の詳細は後述する。地図DB28には、カーナビ50に供給する地図データがベクトルデータ形式で格納されている。なお、地図データは、ベクトル形式に代えて、ビットマップ形式やJPEG形式などのラスタデータ形式で格納されていても良い。この地図データには、地形、建物、道路等の地物の形状を表すデータが含まれている。
図2は、リンクデータ25のデータ構造を示す説明図である。リンクデータ25は、リンクIDと、両端のノードIDと、第1種リンクコストと、第2種リンクコストと、道路属性と、リンク長と、プローブ情報数と、重要度とを有する。リンクIDは、そのリンクに対して割り当てられた固有のIDである。両端のノードIDは、そのリンクの始点と終点に位置するノードのIDである。
第1種リンクコストは、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いることなく作成されたリンクの通過時間を示す。第1種リンクコストは、例えば、そのリンクを走行するために予め定められた車速と、リンク長とを元に計算されている。予め定められた車速は、例えば、道路属性(例えば、国道や都道府県道や市町村道)やリンクの種類(例えば、交差点や交差点以外の道路)や有料道路か否かによって定められている。
第2種リンクコストは、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いて作成されたリンクの通過時間を表すデータである。プローブ情報は、例えば、プローブ車両がリンクを走行するためにかかった時間や、走行する時間帯を表す情報を含む。第2種リンクコストは、複数のプローブ情報を統計処理することで作成されている。例えば、第2種リンクコストは、そのリンクの複数の通過時間の平均値として表すことができる。なお、そのリンクにおいて、プローブ情報が得られていない場合は、第2種リンクコストはブランク(欠損)として扱われている。
道路属性は、リンクの属性を表し、例えば、国道や都道県道や市町村道などの道路の種別が規定されている。なお、道路属性は、一般道路や高速道路などの他の道路の種別を規定してもよい。リンク長は、リンクが表す道路の長さを表す。プローブ情報数は、第2種リンクコストを作成する際の情報数を表す。つまりプローブ情報数は、そのリンクにおいて、N台(Nは自然数)のプローブ車両によってプローブ情報が収集されている場合は、プローブ情報数は「N」となる。重要度は、リンクの属性(道路属性)を用いて定められた値である。重要度は、道路属性が国道の場合は数値として「7」が規定され、都道府県道の場合は数値として「5」が規定され、市町村道の場合は数値として「3」が規定されている。つまり、重要度が高いほど、一般に、車両の通行の頻度が高いことを表す。なお、重要度の数値は上記に限定されるものではなく、リンクの車両の通行の頻度に応じて他の道路属性を用いて規定してもよい。
図3は、ノードデータ26のデータ構造を示す説明図である。ノードデータ26は、ノードIDと、接続リンク数と、接続リンクIDと、位置座標とを有する。ノードIDは、そのノードに対して割り当てられた固有のIDである。接続リンク数は、ノードに接続するリンクの数を表す。接続リンクIDは、そのノードに接続するリンクのIDを表す。位置座標は、地図上におけるノードの位置を表す。
図4は、経路探索部29の内部ブロック図である。経路探索部29は、第1経路探索部292と、第2経路探索部294と、算出部296と、決定部298とを有する。第1経路探索部292は、第1種リンクコストを用いて推奨経路の候補となる第1候補経路を決定する。具体的には、第1経路探索部292は、推奨経路の候補となる候補経路のうちで、第1種リンクコストの累積コストが最小となる候補経路を第1候補経路として決定する。
第2経路探索部294は、第2種リンクコストを用いて推奨経路の候補となる第2候補経路を決定する。具体的には、推奨経路の候補となる候補経路の第2種リンクコストを算出し、候補経路のうちで算出した第2種リンクコストの累積コストが最小となる候補経路を第2候補経路として決定する。また、第2経路探索部294は、累積コストを算出する際に、候補経路を構成する複数のリンクのうちで、プローブ情報の数(プローブ情報数)が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値(第1修正値)に修正して、累積コストを算出する。予め定められた閾値は、プローブ情報を統計処理して第2種リンクコストが算出される場合において、統計処理の精度がある程度低くなるプローブ情報数に設定されることが好ましい。本実施形態では、予め定められた閾値は「30」に設定されている。また、第2経路探索部294において、大きい値(第1修正値)は、対象リンクが含まれる候補経路が第2候補経路として決定されない程度の値に設定されており、本実施形態では無限大に設定されている。なお、第1修正値は、無限大に設定されている必要はなく、第2種リンクコストの既定値よりも大きい値であれば、他の値(例えば、100000)であってもよく、また既定値に所定値を加算した値であってもよい。
算出部296は、第1候補経路における第2種リンクコストの累積コストを算出する。この場合において、プローブ情報の数(プローブ情報数)が予め定めた閾値以下の対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正する。算出部296において、小さい値(第2修正値)は、ゼロに設定されている。なお、第2修正値は、対象リンクの第2種リンクコストの既定値よりも小さい値であればゼロに限定されるものでなく、他の値(例えば、0.1)であってもよく、また既定値から所定値を差し引いた値であってもよい。また、既定値から所定値を差し引いたときに、差し引いた値(第2修正値)が負になる場合は、第2修正値をゼロとみなす。
決定部298は、算出部296が算出した累積コストである第1累積コストと、第2経路探索部294が算出した第2候補経路の累積コストである第2累積コストとに基づいて推奨経路を決定する。具体的には、決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下である場合に第1候補経路を推奨経路として決定する。また決定部298は、第1累積コストが第2累積コストよりも大きい場合は、第2候補経路に対して後述する比較処理を実行し、比較処理後の第2候補経路を推奨経路として決定する。決定部298によって決定した推奨経路は、探索設定画面W1に表示される。
図5は、道路ネットワークデータ24の一例を示す図である。道路ネットワークデータN24は、道路の配置をリンクおよびノードを用いて表したデータである。以下の説明では、図中のノードを個別に示す場合には、英文字「N」の後に数字を付した符号を用い、図中のリンクを個別に示す場合には、英文字「L」の後に数字を付した符号を用いる。図5には、8個のノードN1〜N8と、13個のリンクL1〜L13とが図示されている。ノードN1〜N8は、道路や車線における特徴的な基準点を表現する。この基準点としては、交差点、分岐点、幅員が変化する点などが挙げられる。リンクL1〜L13は、ノードN1〜N8の間を接続する道路や車線を表現する。図5に示す道路ネットワークデータ24において、リンクL11のプローブ情報数は少なく、予め定められた閾値以下である。また、利用者がカーナビ50を用いて出発地をノードN1に設定し、目的地をノードN8に設定した場合における、経路探索部29が実行する推奨経路の経路探索処理について以下に説明する。
図6は、経路探索処理の第1フローチャートである。図7は、経路探索処理の第2フローチャートである。図6および図7に示す経路探索処理は、利用者によって出発地と目的地が設定され、操作部67が有する経路探索実行のボタンが押されることで実行される。第1経路探索部292は、第1種リンクコストを用いて出発地から目的地に至る最短経路を公知のダイクストラ法を用いて経路探索し、第1種リンクコストの累積コストが最小となる第1候補経路を決定する(ステップS10)。本実施形態では、図5において二点鎖線で示した経路(リンクL2,ノードN2,リンクL5の順で通過する経路)が第1候補経路として決定される。次に、算出部296は、ステップS10で決定した第1候補経路において、第2種リンクコストの累積コストである第1累積コストを算出する(ステップS12)。具体的には、算出部296は、第1候補経路を構成するリンクL2,L5に対応付けられている第2種リンクコストの総和を第1累積コストとして算出する。また、算出部296は、第1累積コストを算出する際に、第1候補経路を構成するリンクL2,L5においてプローブ情報数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値であるゼロに修正して、第1累積コストを算出する。本実施形態では、第1候補経路を構成するリンクL2,L5には対象リンクが存在しないので、算出部296は、リンクL2,L5に対応付けられた既定の第2種リンクコストの総和を算出する。
第2経路探索部294は、第2種リンクコストを用いて出発地から目的地に至る推奨経路として第2候補経路を決定する(ステップS14)。具体的には、第2経路探索部294は、推奨経路の候補となる候補経路のうちで、第2種リンクコストの累積コストである第2累積コストが最小となる候補経路を第2候補経路として決定する。ステップS14において、第2経路探索部294は、プローブ情報数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値である無限大に修正する。本実施形態では、図5に示すように、リンクL11のプローブ情報数が少なく、予め定められた閾値以下である。よって、第2経路探索部294は、リンクL11の第2種リンクコストを既定の値(例えば、リンクコスト「30」)を無限大に修正して累積コストを算出する。つまり、第2経路探索部294は、対象リンクについては経路を構成するリンクと見なすことなくリンクが無いものとして、第2候補経路を探索して決定する。本実施形態では、図5において一点鎖線で示した経路(リンクL7,ノードN4,L8,ノードN5,リンクL9,ノードN7,リンクL12の順で通過する経路)が第2候補経路として決定される。なお、ステップS14は、以降に説明するステップS16の前に実行されていれば、順番は本実施形態に限られない。例えば、ステップS14は、ステップS10よりも前に実行されてもよい。
次に、決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下であるか否かを判定する(ステップS16)。決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下である場合に、第1候補経路を推奨経路として決定する(ステップS18)。一方で、決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下でない場合に、図7のステップS20からステップS34の第2候補経路の補正処理を実行する。補正処理において、決定部298は第2候補経路を、ノードを両端とする複数の部分経路に分割する(図7のステップS20)。ステップS20の具体的処理を図8〜図10を用いて以下に説明する。
図8は、ステップS20において分割された部分経路を説明するための図である。図9は、リンクの重要度に基づいて決定されるノードの区切りを説明するための第1の図である。図10は、リンクの重要度に基づいて決定されるノードの区切りを説明するための第2の図である。決定部298は、リンクの重要度に基づいて決定されたノードで区切ることでノードを両端とする部分経路に第2候補経路を分割する。具体的には、決定部298は、第2候補経路を構成し、出発地N1から目的地N8の間に位置する複数のノードN4,N5,N7において、一のノードを端点とする隣接する第2候補経路を構成する2つのリンクの少なくともいずれか一方の重要度よりも、一のノードを端点とする第2候補経路以外のリンクの重要度が同じか高い場合に以下の処理を実行する。つまり、決定部298は、一のノードで第2候補経路を区切ることで部分経路に分割する。例えば、図9に示すように、出発地側から順に第2候補経路を構成するノードNa,リンクLa,ノードNb,リンクLb,ノードNcが位置する場合において、一のノードNbで区切るか否かを判定する例を説明する。図9のリンクLa,Lb,Lcの右側に括弧書きによって記載された符号Ga,Gb,Gcは重要度を表しており、本実施形態では、道路属性に応じて定められた重要度「7」,「5」,「3」のいずれかの値をとる。図10には、リンクLa,Lb,Lcの重要度の組み合わせ例と、組み合わせごとに判定「○」,「×」が示されている。判定「○」はノードNbで区切ることを意味し、判定「×」はノードNbで区切らないことを意味する。
図10に示すように、ケース1では、一のノードNbを端点とする隣接する第2候補経路を構成する2つのリンクLa,Lbの重要度は共に「5」であり、一のノードNbを端点とする第2候補経路以外のリンクLcの重要度は「3」である。よって、ケースNo.1の場合、リンクLcの重要度が、リンクLa,Lbの重要度よりも低いので、決定部298は、ノードNbで第2候補経路を区切らない。一方で、ケース2〜ケース5の場合、リンクLcの重要度が、2つのリンクLa,Lbの少なくともいずれか一方の重要度よりも同じか高いので、決定部298は、ノードNbで第2候補経路を区切ることで部分経路に分割する。決定部298は、第2候補経路を構成し、出発地と目的地の間に位置するノードN4,N5,N7の全てについて、リンクの重要度に基づき区切るか否かの判定を実行する。例えば、決定部298がノードN4,N5,N7(図5)のうちでノードN5とノードN7で区切ると判定した場合、第2候補経路は図8に示すように部分経路PL1,PL2,PL3に分割される。部分経路PL1は、出発地のノードN1を始点とし、ノードN5を終点とする経路である。部分経路PL2は、ノードN5を始点とし、ノードN7を終点とする経路である。部分経路PL3は、ノードN7を始点とし、ノードN8を終点とする経路である。
図7に示すように、決定部298は、ステップS20の後に、複数の部分経路PL1,PL2,PL3ごとに、部分経路の両端のうち出発地側を始点とし目的地側を終点としたときの最短経路を公知のダイクストラ法を用いて経路探索し、第1種リンクコストの累積コストが最小となる第1候補部分経路を決定する(ステップS22)。
決定部298は、第1候補部分経路が第2候補経路の部分経路と同じか否かを判定し(ステップS23)、同じである場合には以降のステップS24およびステップS26の処理を実行することなく、第2候補経路の部分経路を維持する(ステップS30)。
一方で、算出部296は、第1候補部分経路が第2候補経路の部分経路と異なる場合は、第1候補部分経路について、第2種リンクコストの累積である第1部分累積コストを算出する(ステップS24)。ステップS24において、算出部296は、第1部分累積コストを算出する際に、第1候補部分経路を構成するリンクのうちで対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値(第2修正値)に修正して、第1部分累積コストを算出する。小さい値(第2修正値)は、上述のごとくゼロに設定されている。
次に、決定部298は、第1部分累積コストと、第2部分累積コストとを比較する(ステップS26)。決定部298は、第1部分累積コストが第2部分累積コストより小さい場合は、第2候補経路の部分経路を第1候補部分経路に置き換える(ステップS28)。一方で、決定部298は、第1部分累積コストが第2部分累積コスト以上の場合は、第2候補経路の部分経路を維持する(ステップS30)。決定部298は、分割した全部分経路において、第2候補経路の部分経路の維持、または、第1候補部分経路への置き換えを行う比較処理が実行されたか否かを判定する(ステップS32)。全部分経路における比較処理が実行されていない場合は、決定部298は、比較処理が実行されていない部分経路においてステップS22以降の処理を繰り返し実行する。全部分経路における比較処理が実行された場合は、比較処理後の第2候補経路を推奨経路として決定する(ステップS34)。
ステップS22〜ステップS34の各ステップの具体例を図11および図12を用いて説明する。図11は、部分経路PL2における比較処理を説明するための図である。図12は、比較処理後の第2候補経路について説明するための図である。図11の各リンクL9,L10,L11の括弧書きに記載の2つの数値のうち、一つ目は第1種リンクコストであり、二つ目は第2種リンクコストである。例えば、リンクL10において、第1種リンクコストは「40」であり、第2種リンクコストは「50」である。
図11に示すように、始点ノードN5と終点ノードN7とした場合の第1種リンクコストの累積コストが最小となる第1候補部分経路は、ノードN5,リンクL10,ノードN6,リンクL11,ノードN7の順に通る経路である。図11に示す例では、第1候補部分経路の第1部分累積コストの最小値は、リンクL10のコスト「40」とリンクL11のコスト「90」の総和である「130」である。この場合、第1候補部分経路と第2候補経路の部分経路PL2とは異なるため、決定部298は図7に示すステップS24を実行することで、第1候補部分経路において第2種リンクコストを用いて第1部分累積コストを算出する。ここで、リンクL11は、プローブ情報数が少なく、予め定められた閾値以下の対象リンクである。よって、決定部298は、第1部分累積コストを算出する際に、リンクL11の第2種リンクコストを既定のリンクコスト「200」よりも小さい値である「ゼロ」に修正する。これにより、第1部分累積コストは、リンクL10の第2種リンクコスト「50」と、リンクL11の修正後の第2種リンクコスト「0」の総和である「50」となる。
次に、決定部298は、第1部分累積コストと第2部分累積コストとを比較する(図7のステップS26)。図11に示す例では、第1部分累積コストが「50」であり、第2部分累積コストが「150」であるので、第1部分累積コストが第2部分累積コストよりも小さい(図7のステップS26:Yes)。よって、決定部298は、第2候補経路の部分経路PL2を第1候補部分経路PN2に置き換える(図7のステップS28)。なお、図8に示す、始点ノードN1と終点ノードN5との経路において、第2候補経路の部分経路PL1と、第1候補部分経路とは同じ経路である。よって、決定部298は、図7のステップS23において「Yes」の判定を行い、ステップS30において第2候補経路の部分経路PL1を維持する。また、図8に示す、始点ノードN7と終点ノードN8との経路において、第2候補経路の部分経路PL3と、決定された第1候補部分経路とは同じ経路であり、部分経路PL3が維持されている。
図12に示すように、比較処理後の第2候補経路は、実線のリンクで結んだ経路であり、比較処理前の第2候補経路のうちで部分経路PL2が第1候補部分経路PN2に置き換えられている。決定部298は、この比較処理後の第2候補経路を推奨経路として決定する。
上記実施形態によれば、プローブ情報数が予め定められた閾値以下の対象リンクについて、他の情報(例えば、周辺リンクのコスト)を用いて推測することなく推奨経路を決定している。これにより、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。また上記実施形態によれば、プローブ情報を用いた第2種リンクコストによって推奨経路の探索を行う場合には、プローブ情報数が予め定められた閾値以下の対象リンクでは第2種リンクコストを無限大にすることで対象リンクが推奨経路の一経路にならないようにしている。一方で、上記実施形態によれば、対象リンクが推奨経路の一経路となる場合としては、以下の場合である。例えば、プローブ情報を用いることなく作成された第1種リンクコストを用いて第1候補経路が決定された場合である。また例えば、第1候補部分経路に対象リンクが含まれ、対象リンクの第2種リンクコストをゼロに修正して、第2種リンクコストの累積コストを算出することにより、第1候補経路や第1候補部分経路が推奨経路として決定された場合である。これにより、プローブ情報数が少ないリンクが、推奨経路を探索する際に、候補経路の対象外となる可能性を低減できる。また、第1候補経路や第1候補部分経路は、第1種リンクコストの累積コストが最小となる経路であるため、プローブ情報数が少ないリンクが含まれていたとしても、決定された推奨経路に対して利用者が違和感を抱く可能性を低減できる。また、上記実施形態によれば、第2種リンクコストを用いて決定された経路が推奨経路として決定される場合としては以下の場合である。つまり、推奨経路を構成する各リンクのプローブ情報数が予め定められた閾値より多く、かつ、第1種リンクコストを用いた第1候補経路や第1候補部分経路の累積コストよりも、第2種リンクコストを用いた第2候補経路や第2候補経路候補の部分経路の累積コストが小さい場合である。このような推奨経路は、第1種リンクコストを用いて決定された経路よりも累積コストが小さいので、利用者が推奨経路に対して違和感を頂く可能性を低減できる。以上のように、上記実施形態によれば、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。
ここで、道路網を表す全てのリンクにおいて、第2種リンクコストを統計処理によって算出するための十分な数(予め定められた閾値より多い数)のプローブ情報数を得ることができるとは限らない。十分な数のプローブ情報数がないリンクにおいて、第2種リンクコストを算出した場合、第2種リンクコストの算出精度が低下する恐れがある。また、プローブ情報が全くないリンクではそもそも第2種リンクコストを算出できない。そこで、十分な数のプローブ情報数が得られないリンク(対象リンク)では、第2種リンクコストを既定の値よりも高い値に修正することで、対象リンクが推奨経路の経路として選ばれにくくする方法が考えられる。これは、十分なプローブ情報数が得られない対象リンクは、車両が通過するケースが他のリンクよりも少ないと推測できるためである。よって、対象リンクが出発地や目的地付近のリンクで無ければ、推奨経路の経路として外したとしても問題が生じる可能性が低いと考えられる。一方で、プローブ情報を取得する際の条件によって、実際に通行する車両が多いにも拘わらず、十分なプローブ情報数が得られない場合が生じ得る。例えば、リンク長が短い場合や、GPS衛星とプローブ車両のGPS受信機の通信状況が悪い場合や、通信環境が悪いなどの理由で、プローブ情報が得られにくい場合がある。また、プローブ車両の通行状況に偏りがあり、実際の車両が多く通行しているリンクにも拘わらず、十分なプローブ情報数が得られない場合がある。上記のような場合に、対象リンクにおいて第2種リンクコストを既定の値よりも高い値に設定すると、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない恐れが生じ得る。また、推奨経路が十分なプローブ情報数が得られないリンク(対象リンク)を含む場合、以下の事態が生じ得る。すなわち、対象リンクの第2種リンクコストを算出する際の精度が低いために、累積コストよりも出発地から目的地までの実際の所要時間が大幅に長くなる場合がある。また、推奨経路が必要以上に右左折の多い経路や、利用者にとって危険と感じる経路である場合がある。危険と感じる経路としては、例えば、右折先の道路の交通量が多い経路が挙げられる。
本実施形態では、決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下である場合に、第1候補経路を推奨経路として決定している(図6のステップS18)。ここで、第2候補経路を決定する際に、プローブ情報数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値に修正している(図6のステップS14)。これにより、第2種リンクコストを用いた利用者が望む精度の高い推奨経路(累積コストが最も小さい経路)の探索を実行しつつ、プローブ情報数が少ないことに起因する、利用者が望まない経路を推奨経路として決定する可能性を低減できる。利用者が望まない経路とは、例えば、不要な遠回りの可能性を捨てきれない経路であり、例えば以下のような状態(1)〜(3)を意味する。
状態(1):出発地から目的地に至る経路において、第2種リンクコストの累積コスト(第2累積コスト)が最小となる経路を経路Aとする。このとき、対象リンクがある場合は、対象リンクの第2種リンクコストを無限大に修正して経路Bを決定。
状態(2):出発地から目的地に至る経路において、第1種リンクコストの累積コストが最小となる経路を経路Aとする。
状態(3):経路Aについて、第2種リンクコストの累積コスト(第1累積コスト)が第2累積コストよりも大きい。第1累積コストを算出する際に、対象リンクがある場合は、対象リンクの第2種リンクコストをゼロに修正する。
この場合における経路Bが、不要な遠回りの可能性が捨てきれない経路となる。
本実施形態では、上述のごとく、決定部298は、第1累積コストが第2累積コスト以下である場合に、第1候補経路を推奨経路として決定している。経路Aの第1累積コストは、対象リンクの第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも過小評価(本実施形態ではゼロ)しているため、経路Bの第2累積コストよりも実際には高い可能性も考えられる。しかしながら、経路Aは、プローブ情報を用いることなく作成された第1種リンクコストの累積コストが最小の経路であるため、不要な遠回りの可能性が捨てきれない経路に該当しない。よって、制御部22は、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。
また、本実施形態によれば、第1累積コストが第2累積コストよりも大きい場合は、第2候補経路を部分経路に分割し、第2候補経路の部分経路の第2部分累積コストと第1候補部分経路の第1部分累積コストとを比較することで、部分経路を第2候補経路のまま維持するか第1候補部分経路に置き換えるかを決定している。これにより、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性をさらに低減できる。また本実施形態によれば、決定部298は、リンクの重要度に基づいて第2候補経路を区切るため、部分経路の数が多くなることを抑制しつつ、利用者が望む最適な推奨経路を探索できない可能性を低減できる。
B.リンクコストの他の実施形態:
上記実施形態では、第2種リンクコストは、一のリンクの複数の通過時間の平均値によって表されていたが、これに限定されるものではなくプローブ情報を用いて作成されていれば他の値によって表されていてもよい。
図13は、リンクコストの他の実施形態1を説明するための図である。他の実施形態1では、第2種リンクコストは、一のリンクの複数の通過時間の平均を表す平均コスト値ACと、通過時間のばらつきの程度を表すばらつき値VVとによって表されている。ばらつき値VVは、例えば分散である。第2種リンクコストが平均コスト値ACとばらつき値VVとによって表されている場合、第2種リンクコストの累積コストは、例えば以下の式(1)によって算出できる。
Figure 2019124507
ここで、Aは出発地から目的地に至る経路のリンク毎の平均コスト値AC、Vは出発点から目的地に至る経路のリンク毎のばらつき値VVである。
上記式(1)において、部分経路の累積コストを算出する場合は、Aは部分経路のリンク毎の平均コスト値ACとなる。また、上記式(1)の右辺の第2項(ばらつき値VVに関する項)にばらつき値VVに対する重み係数を乗じてもよい。重み係数は、例えば、利用者によって複数の値の中から選択されてもよい。
図14は、リンクコストの他の実施形態2を説明するための図である。図14には、第2種リンク情報のデータ構造を示している。第2種リンクコストとして、進入リンクと該当リンクと退出リンクの組ごとに、プローブ情報が有する複数の通過時間の平均値を用いてもよい。図14の上段に示すように、第2種リンク情報には、「リンク情報ID」と、「該当リンク」のIDと、「退出リンク」のIDと、「進入リンク」のIDと、「第2種リンクコスト」とが含まれる。「リンク情報ID」は、各第2種リンク情報に対して割り当てられた固有のIDである。「該当リンク」は、隣り合うノード間に存在する1つの道路を表す。「退出リンク」は、該当リンクが表す道路の一端から退出する道路を表す。「進入リンク」は、該当リンクが表す道路の他端に進入する道路を表す。「第2種リンクコスト」は、進入リンクから該当リンクに進入して退出リンクに抜けるまでに要する通過時間を表す。第2種リンクコストは、進入リンク、該当リンク、退出リンクと順に進行するプローブ車両から収集した複数の通過時間の平均値である。図14の下段には、ノードN21とノードN22との間に存在する該当リンクL22を実線の矢印で示し、その該当リンクL22に進入する進入リンクL21と、該当リンクL22から退出する退出リンクL25とをそれぞれ破線の矢印で示している。第2種リンク情報は、進入リンクと退出リンクの1つの組み合わせに対して1つが経路データベース23に記憶されている。そのため、例えば、2つの四叉路の間に存在する1つの道路(1つの片側車線)に対しては、3つの進入リンクと3つの退出リンクの組み合わせに応じて、9個(=3×3)の第2種リンク情報を経路データベース23は記憶している。
図15は、リンクコストの他の実施形態3を説明するための図である。図15には、第2種リンク情報のデータ構造を示している。他の実施形態3では、該当リンクが複数のリンクから構成されたリンク列として表されている点で第2の他の実施形態とは異なる。図15に示す第2種リンク情報には、「リンク情報ID」と、「該当リンク列」と、「退出リンク」のIDと、「進入リンク」のIDと、「第2種リンクコスト」とが含まれる。「該当リンク列」は、一以上のノードを跨がる道路を表し、複数のリンクのIDによって構成される。「退出リンク」は、該当リンク列が表す道路の一端から退出する道路を表す。「進入リンク」は、該当リンク列が表す道路の他端に進入する道路を表す。「第2種リンクコスト」は、進入リンクから該当リンク列に進入して退出リンクに抜けるまでに要する通過時間を表す。第2種リンクコストは、進入リンク、該当リンク列、退出リンクと順に進行するプローブ車両から収集した複数の通過時間の平均値である。図15の下段には、ノードN21とノードN23との間に存在する該当リンク列L22−L23を実線の矢印で示し、その該当リンク列L22−L23に進入する進入リンクL21と、該当リンク列L22−L23から退出する退出リンクL26とをそれぞれ破線の矢印で示している。なお、第2種リンク情報は、進入リンクと退出リンクのすべての組み合わせに対して記憶されているわけではなく、原則として、その該当リンク列全体に渋滞の影響がおよぶ道路区間に対して記憶されており、他の道路区間は他の実施形態2の第2種リンク情報(図14)が記憶されていてもよい。
他の実施形態2や他の実施形態3のように、第2種リンクコストが進入リンクおよび退出リンクを考慮して定められている場合、図7のステップS20で実行される第2候補経路を部分経路に分割する際には、決定部298は部分経路において進入リンクおよび退出リンクを以下のように決定してもよい。例えば決定部298は、リンクの重要度に基づいて区切るノード(分岐ノード)を決定した場合、分岐ノードに隣接する前後のリンクを進入リンクや退出リンクに設定する。この具体例を図14の下図を用いて説明する。ここで第2候補経路が破線の矢印および実線の矢印で示す経路を含み、分岐ノードがノードN22であったとする。この場合、該当リンクL22の退出リンクは分岐ノードN22の後側(目的地側)のリンクL25となる。また例えば、該当リンクがリンクL25の場合は、進入リンクは分岐ノードN22の前側(出発地側)のリンクL22となる。
上記他の実施形態2や他の実施形態3では、第2種リンク情報は進入リンクと該当リンクと退出リンクの組ごとに第2種リンクコストが定められていたが、進入リンクと該当リンク(該当リンク列)の組ごとや、該当リンク(該当リンク列)と退出リンクの組ごとに第2種リンクコストが定められていてもよい。また、該当リンク(該当リンク列)の重要度は、進入リンクと該当リンク(該当リンク列)と退出リンクの組ごとに定められてもよいし、異なる組に拘わらず該当リンク(該当リンク列)に対して一つの重要度が定められていてもよい。また、第2種リンク情報は、進入リンクと該当リンクと退出リンクの組ごとに、第2種リンクコストを算出する場合に用いたプローブ情報数を有する。よって、該当リンクが同じ場合でも組が異なれば、プローブ情報数が予め定められた閾値以下となる対象リンクに該当する場合と該当しない場合とが生じる。
図16は、他の実施形態4を説明するための図である。図16には、第1種リンクコストを補正するための補正テーブルを示している。この補正テーブルは、左側通行の場合に用いられる。補正テーブルは、経路データベース23に記憶されている。他の実施形態2および他の実施形態3のように、進入リンクや退出リンクごとに第2種リンクコストが定められている場合、第1種リンクコストにおいても進入リンクまたは退出リンクを考慮して該当リンクの第1種リンクコストを補正することが好ましい。こうすることで、第1種リンクコストを用いた推奨経路の探索をより精度良く行うことができる。例えば、進入リンクが該当リンクに対して、(i)右折して進入するリンク(右折進入リンク)、(ii)直進して進入するリンク(直進進入リンク)、(iii)左折して進入するリンク(左折進入リンク)である場合は、該当リンクの第1種リンクコストの補正は行わない。一方で、退出リンクが該当リンクに対して、右折して退出するリンク(右折退出リンク)である場合には、該当リンクの第1種リンクコストに補正値A1を加算する。補正値A1は、例えば、右折する際の車両の方向転換のための車両の減速や、横断歩道を歩行する際の車両の待ち時間や、対向車両が通過する際の車両の待ち時間などを元に定められる。また、退出リンクが該当リンクに対して、左折して退出するリンク(左折退出リンク)である場合には、該当リンクの第1種リンクコストに補正値A2を加算する。補正値A2は、例えば、左折する際の車両の方向転換のための車両の減速や、横断歩道を歩行する際の車両の待ち時間などを元に定められる。なお、退出リンクが該当リンクに対して、直進して退出するリンク(直進退出リンク)である場合には、該当リンクの第1種リンクコストの補正は行わない。
C.その他の実施形態:
上記実施形態では、決定部298は、リンクの重要度に基づいてノードを区切ることで第2候補経路を複数の部分経路に分割していたがこれに限定されるものではない。例えば、決定部298は、重要度によらず第2候補経路を一つのノードごとに区切ることで部分経路に分割してもよい。このようにすることで、第2候補経路をより多くの部分経路に分割できるので、より多くの部分経路ごとに、ノードを両端とする経路について第1部分累積コストと第2部分累積コストとの比較を実行できる。これにより、利用者が望むより最適な推奨経路を探索できる。
上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現しても良いし、また、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現しても良い。
本開示は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…経路探索システム
12…自動車
20…経路サーバ
21…通信部
22…制御部
23…経路データベース
24…道路ネットワークデータ
25…リンクデータ
26…ノードデータ
28…地図データベース
29…経路探索部
50…カーナビゲーションシステム
51…主制御部
52…CPU
54…RAM
56…ROM
61…通信部
63…音声出力部
65…表示パネル
67…操作部
69…GPS受信機
292…第1経路探索部
294…第2経路探索部
296…算出部
298…決定部
BS…基地局
G…目的地
INT…インターネット
PL1…部分経路
PL2…部分経路
PL3…部分経路
PN2…第1候補部分経路
S…出発地
W1…探索設定画面

Claims (7)

  1. 出発地から目的地に至る推奨経路を探索する経路探索装置であって、
    道路網を表す複数のノードおよび複数のリンクと、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いることなく作成された前記リンクの通過時間を表す第1種リンクコストと、前記プローブ情報を用いて作成された前記リンクの通過時間を表す第2種リンクコストと、を有する道路情報を記憶する記憶部と、
    前記道路情報を用いて前記推奨経路を探索する経路探索部と、を備え、
    前記経路探索部は、
    前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第1候補経路として決定する第1経路探索部と、
    前記複数のリンクのうちで、前記プローブ情報の数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値に修正して、前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第2種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第2候補経路として決定する第2経路探索部と、
    前記第1候補経路における前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部であって、前記対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記累積コストである第1累積コストが前記第2経路探索部で算出された前記累積コストである第2累積コスト以下である場合に、前記第1候補経路を前記推奨経路として決定する決定部と、を備える、経路探索装置。
  2. 請求項1に記載の経路探索装置であって、
    前記決定部は、
    前記第1累積コストが前記第2累積コストよりも大きい場合に、前記第2候補経路を、ノードを両端とする複数の部分経路に分割し、
    前記複数の部分経路ごとに、前記ノードを両端とする経路のうちで前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる第1候補部分経路を決定し、
    前記算出部は、第1候補部分経路と前記第2候補経路の前記部分経路とが異なる場合に、決定した前記第1候補部分経路について、前記対象リンクがある場合には前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積である第1部分累積コストを算出し、
    前記決定部は、前記第1部分累積コストと、前記第2累積コストを構成する前記部分経路の累積コストである第2部分累積コストとを比較し、前記第1部分累積コストが前記第2部分累積コストより小さい場合は、前記第2候補経路の部分経路を前記第1候補部分経路に置き換え、前記第1部分累積コストが前記第2部分累積コスト以上の場合は、前記第2候補経路の部分経路を維持することで前記推奨経路を決定する、経路探索装置。
  3. 請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記決定部は、前記第2候補経路を、一つのノードごとに区切ることで前記部分経路に分割する、経路探索装置。
  4. 請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記決定部は、前記第2候補経路を構成する複数のノードにおいて、一のノードを端点とする隣接する第2候補経路を構成する2つのリンクの少なくともいずれか一方の重要度よりも、前記一のノードを端点する前記第2候補経路以外のリンクの重要度が同じか高い場合に、前記一のノードで前記第2候補経路を区切ることで前記部分経路に分割し、
    前記重要度は、リンクの属性を用いて定められている、経路探索装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
    前記第2経路探索部は、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを無限大にすることで前記既定のリンクコストよりも大きい値に修正し、
    前記算出部は、前記対象リンクの前記第2種リンクコストをゼロにすることで前記既定のリンクコストよりも小さい値に修正する、経路探索装置。
  6. 出発地から目的地に至る推奨経路を探索する経路探索方法であって、
    道路情報が記憶された記憶部を用いて前記推奨経路を探索する経路探索工程を備え、
    前記道路情報は、道路網を表す複数のノードおよび複数のリンクと、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いることなく作成された前記リンクの通過時間を表す第1種リンクコストと、前記プローブ情報を用いて作成された前記リンクの通過時間を表す第2種リンクコストとを有し、
    前記経路探索工程は、
    前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第1候補経路として決定する第1経路探索工程と、
    前記複数のリンクのうちで、前記プローブ情報の数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値に修正して、前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第2種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第2候補経路として決定する第2経路探索工程と、
    前記第1候補経路における前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出工程であって、前記対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された前記累積コストである第1累積コストが前記第2経路探索工程で算出された前記累積コストである第2累積コスト以下である場合に、前記第1候補経路を前記推奨経路として決定する決定工程と、を有する、経路探索方法。
  7. コンピュータが出発地から目的地に至る推奨経路を探索するためのコンピュータプログラムであって、
    道路情報が記憶された記憶部を用いて前記推奨経路を探索する経路探索機能をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムであり、
    前記道路情報は、道路網を表す複数のノードおよび複数のリンクと、プローブ車両の走行に伴って生成されるプローブ情報を用いることなく作成された前記リンクの通過時間を表す第1種リンクコストと、前記プローブ情報を用いて作成された前記リンクの通過時間を表す第2種リンクコストとを有し、
    前記経路探索機能は、
    前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第1種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第1候補経路として決定する第1経路探索機能と、
    前記複数のリンクのうちで、前記プローブ情報の数が予め定められた閾値以下の対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも大きい値に修正して、前記推奨経路の候補となる候補経路のうちで、前記第2種リンクコストの累積コストが最小となる前記候補経路を、第2候補経路として決定する第2経路探索機能と、
    前記第1候補経路における前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出機能であって、前記対象リンクがある場合には、前記対象リンクの前記第2種リンクコストを既定のリンクコストよりも小さい値に修正して、前記第2種リンクコストの累積コストを算出する算出機能と、
    前記算出機能によって算出された前記累積コストである第1累積コストが前記第2経路探索機能によって算出された前記累積コストである第2累積コスト以下である場合に、前記第1候補経路を前記推奨経路として決定する決定機能と、を有する、コンピュータプログラム。
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