JP6298064B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を回路基板に実装する部品実装機に関するものである。
部品実装機は、例えばスクリーン印刷機や検査機とともに回路基板製品の生産ラインを構成するものが知られている。このような部品実装機として、例えば特許文献1には、基板カメラと部品カメラを備える構成が開示されている。特許文献1の部品実装機では、各カメラの撮像による画像データに基づいて、クランプされた回路基板の位置や吸着ノズルによる電子部品の吸着状態などを認識し、実装処理の精度の向上が図られている。
ところで、基板カメラや部品カメラなどの撮像装置は、例えば部品実装機の小型化などの要請によって、外形寸法や設置場所が制約されることがある。そこで、特許文献2に開示されているように、一台のカメラにより回路基板および電子部品の撮像を兼用することが考えられる。このような構成では、専用の部品カメラの設置が不要とすることで、部品実装機の小型化や設備コストの軽減が図られている。
特開2013−26278号公報 特許第3187976号
ここで、特許文献2の兼用カメラは、回路基板および電子部品を撮像可能とするために、実装ヘッドが取り付けられる移載装置の移動台に設置されている。部品実装機における移載装置は、実装処理の精度の向上および高速化などの要請により、移動台に設置される部材の小型化や軽量化が求められる。そのため、移動台に設置される基板カメラには、固定焦点レンズが採用され、レンズ同士の間隔を変動させて焦点合わせを行う機構を有しない構成としている。
そうすると、特許文献2のように移動台に設置される兼用カメラにより撮像する場合には、カメラからの距離が異なる回路基板および電子部品の何れにも焦点合っている状態とする必要がある。そのため、特許文献2では、それぞれの光路長が等しくなるように光路を形成する光学部材が必要となり、兼用カメラや光学部材を含む撮像装置全体の外形寸法が大きくなってしまうことが懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、カメラおよび光学部材の小型化や低コスト化を図ることができる部品実装機を提供することを目的とする。
本発明に係る部品実装機は、供給位置に供給された電子部品を保持して回路基板上の装着位置まで当該電子部品を移載する移載装置と、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズを有するカメラと、前記回路基板を上方から撮像可能とする基板側光路と、保持装置により保持された前記電子部品を下方または側方から撮像可能とする部品側光路と、を含む互いに光路長の異なる複数の光路を形成する光学部材と、前記複数の光路を用いて対象物を撮像する際に、当該光路の前記光路長に応じた電圧を前記可変焦点レンズに印加する撮像制御部と、前記複数の光路を用いた前記カメラの撮像による複数の画像データを取得し、複数の前記画像データと予め記憶している制御プログラムに基づいて前記電子部品の実装処理を制御する実装制御部と、を備え、前記光学部材において入射光を透過可能な透過部材には、撮像の前記対象物と前記可変焦点レンズとの間であって前記カメラの撮像素子から規定の距離となる位置に、前記可変焦点レンズの校正処理に用いられる標準マークが付される。
このような構成によると、可変焦点レンズを有するカメラは、基板側光路を用いた回路基板の撮像と、部品側光路を用いた電子部品の撮像とに兼用される。また、カメラの可変焦点レンズには、光路長に応じた電圧を印加されて、撮像の対象物に対して焦点合わせがなされる。これにより、部品実装機は、レンズ同士の間隔を変動させて焦点合わせを行う機構を設けるカメラと比較して、カメラを小型化しつつ焦点を合わせる機能を有する構成とすることができる。また、カメラが異なる光路長の対象物を撮像可能であることから、光学部材によって異なる対象物までの光路長を等しくするように光路を形成する必要がない。よって、光学部材の構成をより簡易にすることができる。このように、部品実装機におけるカメラおよび光学部材を小型化できるとともに、装置全体としての低コスト化を図ることができる。
実施形態における部品実装機を示す全体図である。 ヘッドカメラ装置の構成を示す断面図である。 制御装置とヘッドカメラ装置を示すブロック図である。 基台および位置決めされた回路基板を示す図である。 保持された電子部品を示す図2のV方向矢視図である。 保護ガラスとカメラ視野との関係を示す図である。 規定のレンズ特性と補正電圧を示すグラフである。 部品実装機における校正処理を示す図である。
以下、本発明の部品実装機を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態において、部品実装機は、回路基板に電子部品を実装して生産される回路基板製品を対象としている。この部品実装機は、例えば集積回路の製造工程において、回路基板上に複数の電子部品を装着する装置である。回路基板は、例えばスクリーン印刷機により電子部品の装着位置にクリームハンダが塗布され、複数の部品実装機を順に搬送されて電子部品が装着される。その後に、電子部品が装着された回路基板は、リフロー炉に搬送されてハンダ付けされることにより回路基板製品として集積回路を構成する。
<実施形態>
(部品実装機の基本構成)
部品実装機1の基本構成について、図1〜図3を参照して説明する。部品実装機1は、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30と、ヘッドカメラ装置50と、制御装置70とを備えて構成される。各装置10,20,30は、部品実装機1の基台2に設けられている。また、図1に示すように、部品実装機1の水平幅方向(図1の左上から右下に向かう方向)をX軸方向、部品実装機1の水平長手方向(図1の右上から左下に向かう方向)をY軸方向、鉛直高さ方向(図1の上下方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、回路基板BをX軸方向に搬送するとともに、回路基板Bを所定の位置に位置決めする。この基板搬送装置10は、Y軸方向に並設された複数の搬送機構11により構成されたダブルコンベアタイプである。搬送機構11は、図示しないコンベアベルトに載置されて搬送される回路基板Bを案内する一対のガイドレール12,13を有する。この一対のガイドレール12,13は、基板搬送装置10のフレームなどを介して基台2に固定された部材である。搬送機構11は、電子部品EPの装着処理に際して、回路基板Bを所定のX軸方向位置まで搬入して、クランプ装置により回路基板Bをクランプする。そして、搬送機構11は、回路基板Bに電子部品EPが装着されると、回路基板Bをアンクランプして、部品実装機1の機外に回路基板Bを搬出する。
部品供給装置20は、回路基板Bに実装される電子部品EPを供給する装置である。部品供給装置20は、部品実装機1のY軸方向の前部側(図1の左下側)に配置されている。この部品供給装置20は、本実施形態において、複数のカセット式のフィーダ21を用いたフィーダ方式としている。フィーダ21は、基台2に対して着脱可能に取り付けられるフィーダ本体部21aとフィーダ本体部21aの後端側に設けられたリール収容部21bとを有する。フィーダ21は、リール収容部21bにより部品包装テープが巻回された供給リール22を保持している。
上記の部品包装テープは、電子部品EPが所定ピッチで収納されたキャリアテープと、このキャリアテープの上面に接着されて電子部品EPを覆うトップテープとにより構成される。フィーダ21は、図示しないピッチ送り機構により供給リール22から引き出された部品包装テープをピッチ送りする。そして、フィーダ21は、キャリアテープからトップテープを剥離して電子部品EPを露出させている。これにより、フィーダ21は、フィーダ本体部21aの前端側に位置する供給位置Psにおいて、部品移載装置30の吸着ノズル43が電子部品EPを吸着可能となるように電子部品EPの供給を行っている。
部品移載装置30は、供給位置Psに供給された電子部品EPを保持して、回路基板B上の装着位置まで電子部品EPを移載する移載装置である。本実施形態において、部品移載装置30は、基板搬送装置10および部品供給装置20の上方に配置された直交座標型としている。この部品移載装置30は、Y軸方向に延在する一対のY軸レール31にY軸方向に移動可能にY軸スライド32が設けられている。Y軸スライド32は、ボールねじやリニアモータを用いられた直動機構を介してY軸モータ33の動作により制御される。このY軸スライド32は、移動台34がX軸方向に移動可能に設けられている。この移動台34は、図示しない直動機構を介してX軸モータ35の動作により制御される。このような構成により、移動台34は、X軸モータ35およびY軸モータ33の動作によって、基準となる基台2に対してX軸方向およびY軸方向に相対移動可能に支持されている。
また、部品移載装置30は、移動台34に着脱可能に取り付けられる実装ヘッド40を有する。この実装ヘッド40は、電子部品EPを保持する保持装置であって、用途や要求性能によって交換される。実装ヘッド40は、本実施形態では円周上に配置された複数の吸着ノズル43(本発明の「保持部材」に相当する)を所定の位置に順次割出し可能なロータリーヘッドが適用されている。この実装ヘッド40は、Z軸と平行なR軸回りに回転可能なノズルホルダ41により複数のノズルスピンドル42を昇降可能に支持する。各ノズルスピンドル42は、電子部品EPを吸着して保持する吸着ノズル43をそれぞれ支持している。
実装ヘッド40は、フレーム44を介して移動台34に固定され、移動台34の移動に伴って基台2に対して吸着ノズル43をX軸方向およびY軸方向に相対移動可能としている。また、上記のノズルホルダ41は、R軸モータ45の出力軸に連結され、R軸モータ45によって回転制御可能に構成されている。吸着ノズル43は、Z軸モータ46などにより構成される昇降機構によりZ軸方向の移動を制御されるとともに、図示しないθ軸モータの回転駆動により自転角度を制御される。また、吸着ノズル43は、実装ヘッド40における吸着機構を構成し、供給される負圧によって電子部品を吸着可能としている。
ヘッドカメラ装置50は、移動台34の下端部に固定され、移動台34の移動に伴って実装ヘッド40とともに一体的に移動可能に構成されている。このヘッドカメラ装置50は、回路基板Bの上面部の撮像と、吸着ノズル43の先端部の撮像とに兼用される撮像装置である。また、吸着ノズル43の先端部については、ノズルホルダ41における所定の位置に割出された吸着ノズル43を撮像の対象物とする。これらの撮像により取得された画像データは、回路基板Bの位置決めされた位置、および吸着ノズル43に対する電子部品EPの位置を含む保持状態を認識する画像処理に用いられる。
このヘッドカメラ装置50は、図2に示すように、ケース51と、保護ガラス52と、複数のハーフミラー53a〜53cと、通常のミラー54a,54bと、落射光源55a,55bと、側射光源56a,56bと、カメラ本体60とを有する。ケース51は、遮光材料により形成され、カメラ本体60の光軸Axに沿って延伸する第一部位51aと、当該第一部位51aの上端部から分岐する第二部位51bとにより構成される。第一部位51aは、全体形状としては直線状に形成されている。第一部位51aは、上端部がカメラ本体60のレンズユニットNlに連結され、下端部には保護ガラス52が配置されている。
ケース51の第二部位51bは、複数の吸着ノズル43のうち所定の位置に割出された吸着ノズル43に対して下方から開口するように曲折した形状に形成されている。第二部位51bの開口部の上方に位置する吸着ノズル43は、ノズルホルダ41にノズルスピンドル42を介して支持された複数の吸着ノズル43のうち、ノズルホルダ41の最も背面側の位置に割出されたものである。
保護ガラス52は、ケース51の第一部位51aの下端部において、撮像の対象物とカメラ本体60のレンズユニットNlとの間に配置され、ケース51およびレンズユニットNlの内部への異物の侵入等を防止する光学部材である。保護ガラス52は、撮像の対象物からカメラ本体60への入射光を透過可能な透過部材であり、本実施形態ではガラス材料により形成されている。この保護ガラス52は、ケース51がカメラ本体60のレンズユニットNlに連結されることによって、カメラ本体60の撮像素子63から規定の距離Lsとなるように固定される。
ハーフミラー53a〜53cおよびミラー54a,54bは、ケース51の内部に配置され、落射光源55a,55bと撮像の対象物、当該対象物と撮像素子63を結ぶ光路を形成する光学部材である。本実施形態においては、回路基板Bを上方から撮像可能とする基板側光路Tbと、保持装置である実装ヘッド40の吸着ノズル43により保持された電子部品EPを下方から撮像可能とする部品側光路Tpとからなる複数の光路が形成されている。
より詳細には、基板側光路Tbは、ケース51の第一部位51aを通る光路であって、カメラ本体60の光軸Axと一致するように、カメラ本体60と対象物(回路基板B)とを連結する光路が直線的に形成されている。この基板側光路Tbには、当該基板側光路Tbを用いて撮像をされる対象物を照射する落射光源55aおよび側射光源56aが設けられている。落射光源55aは、ケース51の第一部位51aの側方からハーフミラー53aを介して基板側光路Tbに沿って、所定の角度をもって対象物を照射する。側射光源56aは、ケース51の第一部位51aの下端部の外周に環状に配置され、対象物を照射する。対象物における反射光は、保護ガラス52を透過してケース51の内部に入射し、ハーフミラー53a,53bを透過してカメラ本体60に入射する。
部品側光路Tpは、主にケース51の第二部位51bを通る光路であって、カメラ本体60の光軸Axから分岐するように、ハーフミラー53b,53cおよびミラー54a,54bにより形成されている。この部品側光路Tpには、当該部品側光路Tpを用いて撮像される対象物(電子部品EP)を照射する落射光源55bおよび側射光源56bが設けられている。落射光源55bは、ケース51の第二部位51bの曲折部からハーフミラー53cを透過して部品側光路Tpに沿って対象物を照射する。側射光源56bは、ケース51の第二部位51bの開口部の内周に環状に配置され、所定の角度をもって対象物を照射する。対象物における反射光は、第二部位51bの開口部を通過してケース51の内部に入射し、ミラー54b、ハーフミラー53c、ミラー54a、およびハーフミラー53aの順に反射してカメラ本体60に入射する。
このように、ケース51や複数の光学部材によって形成される基板側光路Tbおよび部品側光路Tpは、カメラ本体60から各対象物までの直線距離や光路の形状などが相違し、本実施形態においては互いに光路長が異なっている。また、複数の光路Tb,Tpごとに設けられた各光源55a,55b,56a,56bは、供給される電力によって発光するものであり、当該光源への供給電力を後述する撮像制御部64により制御される。
カメラ本体60は、主として、光学系を構成するレンズユニットNlと、当該レンズユニットNlを支持する本体部Nbとを有する。レンズユニットNlは、図2に示すように、固定レンズ61と、液体レンズ62(本発明の「可変焦点レンズ」に相当する)とにより構成される。カメラ本体60の本体部Nbは、図3に示すように、撮像素子63と、撮像制御部64と、焦点制御部65と、補正電圧算出部66とを有する。固定レンズ61および液体レンズ62は、撮像素子63の光軸Axと同軸となるように配置されている。固定レンズ61は、カメラ本体60の光学系を構成するレンズユニットの最外部に配置された対物レンズであって、ユニット内部への異物の侵入等を防止する機能を有する。
液体レンズ62は、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズである。本実施形態では、可変焦点レンズとして、2つの電極間に異なる複数の流体を配置された液体レンズを採用している。液体レンズ62は、例えば水溶液とオイルの境界面にレンズ面を形成しており、電極に電圧が印加されると水溶液およびオイルが流動して境界面が曲面状に変形してレンズとして作用する。また、液体レンズ62は、電極への印加電圧が高くなるに従ってレンズ面の曲率が小さくなり、焦点距離が短くなる。よって、液体レンズ62への印加電圧の制御をもって、液体レンズ62の焦点距離を制御することができる。
撮像素子63は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であり、固定レンズ61および液体レンズ62の透過光を電気信号に変換する。撮像制御部64は、外部入力される制御信号および予め記憶されている設定値等に基づいて、液体レンズ62の動作を制御する。また、撮像制御部64は、撮像素子63により変換された電気信号をデジタル信号に変換して対象物を撮像する。そして、撮像制御部64は、撮像により取得した画像を制御装置70に転送する。
焦点制御部65は、撮像素子63の電気信号に基づいて液体レンズ62への印加電圧を調整して、液体レンズ62の焦点合わせを行う。具体的には、焦点制御部65は、撮像制御部64により変換されたデジタル信号を画像処理して、液体レンズ62を含むレンズユニットNlの焦点が合っているか否かを判定する。そして、焦点制御部65は、レンズユニットNlの焦点が合っていない場合には、液体レンズ62の動作制御の制御値である印加電圧を調整して、液体レンズ62の焦点距離を変動させることで焦点合わせを行う。上記の画像処理としては、例えば画像データにおける所定領域について算出したコントラストの値に基づいて焦点が合っているか否かを判定するコントラスト検出方式などを適用できる。
補正電圧算出部66は、撮像制御部64が撮像の際に液体レンズ62に印加する目標電圧の生成に必要とされる補正電圧ΔVrを算出する。この補正電圧ΔVrは、可変焦点レンズである液体レンズ62の動作が周辺温度などの撮像環境により影響されることを勘案して、その動作を補正するために用いられる。補正電圧算出部66は、レンズ特性と実際に焦点合わせを行った際の印加電圧とに基づいて、補正電圧ΔVrを算出する。
ここで、レンズ特性とは、液体レンズ62への印加電圧と、焦点距離との関係を示すものである。液体レンズ62の焦点距離は、液体レンズ62を含むレンズユニットNl全体の焦点距離や、ヘッドカメラ装置50から撮像の対象物までの距離と相関がある。よって、レンズ特性としては、液体レンズ62への印加電圧と、対象物−カメラ本体60間の距離との関係を示すようにして、印加電圧と焦点距離との関係を間接的に示すものとしてもよい。この補正電圧算出部66による補正電圧ΔVrの算出については、後述する液体レンズ62の校正処理において説明する。
制御装置70は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成され、ヘッドカメラ装置50の撮像により取得した画像データに基づいて実装ヘッド40の動作を制御する。この制御装置70は、図3に示すように、実装制御部71、画像処理部72、校正値算出部73、および記憶部74に、バスを介して入出力インターフェース75が接続されている。入出力インターフェース75には、モータ制御回路76および撮像制御回路77が接続されている。
実装制御部71は、モータ制御回路76を介して実装ヘッド40の位置や吸着機構の動作を制御する。より詳細には、実装制御部71は、部品実装機1に複数設けられた各種センサから出力される情報や、各種の認識処理の結果を入力する。そして、実装制御部71は、記憶部74に記憶されている制御プログラム、各種センサによる情報、画像処理や認識処理の結果に基づいて、モータ制御回路76に制御信号を送出する。画像処理部72は、撮像制御回路77を介してヘッドカメラ装置50の撮像による画像データを取得して、用途に応じた画像処理を実行する。この画像処理には、例えば、画像データの二値化、フィルタリング、色相抽出などの加工処理などが含まれる。
校正値算出部73は、部品実装機1における複数の基準マークを対象物とした撮像による画像データに基づいて、基台2に対する実装ヘッド40の相対位置の校正値を算出する。上記の複数の基準マークは、本実施形態においては、基台2に固定されたガイドレール12および部品移載装置30の実装ヘッド40に付され、部品実装機1における固定された基準位置を示すものである。また、上記の校正値は、実装ヘッド40の移動制御に係る指令位置と、実装ヘッド40が実際に位置する移動位置との差分に相当し、実装処理において回路基板Bに対する吸着ノズル43の相対位置の校正に用いられる。なお、指令位置と実際の移動位置との差分は、例えば部品実装機1の運転による熱変位や移動台34に対する実装ヘッド40の取り付け誤差などが発生の一因と考えられる。校正値を用いた実装制御については、後述する部品実装機の校正処理において説明する。
記憶部74は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。この記憶部74には、部品実装機1を動作させるための制御プログラム、バスや通信ケーブルを介してヘッドカメラ装置50から制御装置70に転送された画像データ、画像処理部72や校正値算出部73による処理の一時データなどが記憶される。入出力インターフェース75は、CPUや記憶部74と各制御回路75,76との間に介在し、データ形式の変換や信号強度を調整する。
モータ制御回路76は、実装制御部71による制御信号に基づいて、Y軸モータ33、X軸モータ35、R軸モータ45、Z軸モータ46、およびθ軸モータを制御する。これにより、実装ヘッド40が各軸方向に位置決めされるとともに、吸着ノズル43が所定角度となるように制御される。撮像制御回路77は、制御装置70のCPUなどによる撮像の制御信号に基づいて、ヘッドカメラ装置50による撮像を制御する。また、撮像制御回路77は、ヘッドカメラ装置50の撮像による画像データを取得して、入出力インターフェース75を介して記憶部74に記憶させる。
(部品実装機による実装制御)
部品実装機1による電子部品EPの実装制御について、図4および図5を参照して説明する。制御装置70は、制御プラグラムに従って、電子部品EPを吸着する吸着処理、回路基板Bがクランプされた位置の認識処理、電子部品EPの保持状態の認識処理、および電子部品EPを回路基板B上に装着する装着処理が実行される。
ここで、回路基板Bは、実装制御に際して、上記のように基板搬送装置10によって機内の所定のX軸方向位置まで搬入された後に、クランプ装置によりクランプされる。そのため、回路基板Bの位置決め状態は、基板搬送装置10の動作環境や回路基板Bの個体差などに起因して個々に相違する。そこで、制御装置70は、回路基板Bがクランプされた位置の認識処理を行うことで、現在クランプされている回路基板Bの位置決め状態に対応した装着処理を行うようにしている。
具体的には、制御装置70は、実装ヘッド40をクランプされた回路基板Bの上方に移動させた際に、ヘッドカメラ装置50に基板側光路Tbを用いて回路基板Bに付された基板マークMbを撮像させる。この基板マークMbは、回路基板Bの位置を検出するための基準となるフィデューシャルマークであって、本実施形態においては、図4に示すように、回路基板Bの対角線上の二隅に配置されている。このとき、カメラ本体60の撮像制御部64は、所定の電圧を液体レンズ62に印加するとともに、基板側光路Tbに設けられた落射光源55aおよび側射光源56aを発光させるように電力供給を行う。
液体レンズ62への印加電圧は、撮像対象が回路基板Bの基板マークMbであることから、撮像の対象物までの距離(光路長)と、液体レンズ62のレンズ特性とに基づいて算出される。この電圧が液体レンズ62に印加されると、液体レンズ62を含むレンズユニットNlは、画像処理を用いた焦点合わせを行うことなく、対象物に焦点が概ね合っている状態となる。この状態で、撮像制御部64は、撮像素子63により変換された電気信号をデジタル信号に変換して対象物を撮像し、制御装置70へと画像データを転送する。
実装制御部71は、取得した画像データを画像処理部72において画像処理して、例えば画像データの中心(カメラ本体60の光軸Axに相当する)に対する基板マークMbの位置を検出する。そして、実装制御部71は、検出された基板マークMbの位置、ヘッドカメラ装置50が撮像を行った際の移動台34の座標、移動台34に対するカメラ本体60の光軸Axの位置などに基づいて、クランプされた回路基板Bの位置を認識する。
ここで、電子部品EPは、部品供給装置20により供給位置Psにおいて吸着可能な状態とされ、上記のように負圧を供給された吸着ノズル43の先端部に吸着されて保持される。そのため、電子部品EPの保持状態は、吸着時の動作環境やキャリアテープにおける電子部品EPの収納状態などに起因して個々に相違する。そこで、制御装置70は、電子部品EPの保持状態の認識処理を行うことで、それぞれの吸着ノズル43に保持されている電子部品EPの姿勢などに対応した装着処理を行うようにしている。
具体的には、制御装置70は、吸着処理を実行して実装ヘッド40を回路基板Bの上方まで移動させる際に、この移動制御に並行してヘッドカメラ装置50に部品側光路Tpを用いて複数の吸着ノズル43が保持している全ての電子部品EPを順次撮像させる。このとき、カメラ本体60の撮像制御部64は、所定の電圧を液体レンズ62に印加するとともに、部品側光路Tpに設けられた落射光源55bおよび側射光源56bを発光させるように電力供給を行う。
液体レンズ62への印加電圧は、撮像対象が吸着ノズル43に保持された電子部品EPであることから、撮像の対象物までの距離(光路長)と、液体レンズ62のレンズ特性とに基づいて算出される。その後に、撮像制御部64は、対象物を撮像し、制御装置70へと画像データを転送する。実装制御部71は、画像処理部72において取得した画像データを画像処理して、例えば画像データの所定位置(吸着ノズル43の中心軸に相当する)に対する電子部品EPの外形に基づいて保持状態を認識する。
制御装置70は、上記のように認識した回路基板Bの位置決め状態および電子部品EPの保持状態に基づいて、移動台34の指令位置および吸着ノズル43の角度を補正して電子部品EPの装着処理を実行する。このように、部品実装機1は、液体レンズ62を用いたヘッドカメラ装置50により光路長の異なる対象物を撮像可能としつつ、撮像による画像データに基づく認識処理によって実装制御の精度向上を図っている。
(液体レンズの校正処理)
部品実装機1における液体レンズ62の校正処理について、図6および図7を参照して説明する。ここで、カメラ本体60は、可変焦点レンズである液体レンズ62を有していることから、対象物までの距離(光路長)が変動しても、その都度焦点合わせを行うことが可能である。しかし、このような焦点合わせは、例えばコントラスト検出方式を適用した場合には、画像処理と印加電圧の調整処理を実行するため、ある程度の時間を要することになる。
これに対して、本実施形態の部品実装機1は、実装制御のサイクルタイムの短縮などを目的として、回路基板Bや電子部品EPを対象物とする撮像においては、画像処理を用いた焦点合わせを省略する構成としている。具体的には、カメラ本体60の撮像制御部64は、撮像素子63から撮像の対象物(回路基板Bまたは電子部品EP)までの概ねの距離を予め認識していることを前提として、当該距離に応じた所定の電圧を印加することをもって焦点合わせがなされたものとする方式を採用している。
このような方式では、撮像処理の効率化を図ることが可能となるが、撮像環境によっては所定の電圧を印加したとしても撮像の対象物にレンズユニットNlの焦点が合わないおそれがある。これは、液体レンズ62の動作が温度などの撮像環境に影響されることに起因する。そこで、本実施形態では、現在の撮像環境に適応した撮像を行うために、液体レンズ62の校正処理を行うようにしている。なお、この校正処理については、例えば、部品実装機1の電源投入時や生産工程の移行時などに適宜行われる。
具体的には、液体レンズ62の校正処理は、補正電圧算出部66により算出される補正電圧ΔVrを、標準の印加電圧Vbに付加することによりなされる。この補正電圧ΔVrは、以下のように算出される。カメラ本体60の焦点制御部65は、先ず、標準マークMs(図6を参照)を撮像の対象物として、レンズユニットNlの焦点合わせを行う。標準マークMsは、4本の線分を等間隔に配置して構成され、カメラ視野Fv1に少なくとも一部が収まるように保護ガラス52の内側面に付されている。これにより、標準マークMsは、カメラ本体60の撮像素子63から規定の距離Lsに位置している。
次に、補正電圧算出部66は、標準マークMsを撮像の対象物として、焦点制御部65が液体レンズ62を含むレンズユニットNlの焦点合わせを行った際の液体レンズ62への現在の印加電圧Vcを取得する。この「現在の印加電圧Vc」は、周辺温度などを含む現在の撮像環境において、撮像素子63から規定の距離Lsにある標準マークMsに焦点合わせをした際に、液体レンズ62に印加されている電圧である。つまり、現在の印加電圧Vcは、現在の撮像環境に適応した電圧である。
続いて、補正電圧算出部66は、標準マークMsを撮像の対象物として、液体レンズ62への印加電圧と焦点距離との関係を示す規定のレンズ特性LCpに基づいて、液体レンズ62への標準の印加電圧Vbを算出する。規定のレンズ特性LCpは、図7の実線のように示され、例えば標準的な撮像環境における実測値に基づいて生成され、予めカメラ本体60のメモリに記憶されている。ここで、液体レンズ62の焦点距離LFsは、標準マークMsまでの規定の距離Lsに対応する。つまり、液体レンズ62が所定の電圧を印加されて焦点距離LFsとなった場合に、レンズユニットNlが規定の距離Lsにある標準マークMsに焦点が合っている状態となる。
そして補正電圧算出部66は、取得された現在の印加電圧Vcと、算出された標準の印加電圧Vbとの差分(Vc−Vb)を補正電圧ΔVrとして算出する。ここで、図7に示すように、液体レンズ62が規定の距離Lsに対応した焦点距離LFsとなるには、標準的な撮像環境では標準の印加電圧Vbを要し、現在の撮像環境では現在の印加電圧Vcを要する。
このように、液体レンズ62は、周辺温度を含む撮像環境が変化した場合に印加電圧の調整を要するが、その調整量としては、何れの焦点距離においても同程度あることが見出された。つまり、現在のレンズ特性は、図7の破線で示すように、規定のレンズ特性LCpを補正電圧ΔVrだけシフトさせた状態となる。よって、上記のように算出された補正電圧ΔVrは、規定のレンズ特性LCpにおける何れの焦点距離においても、現在の撮像環境に適応させる補正量といえる。
カメラ本体60の撮像制御部64は、上記のように算出された補正電圧ΔVrを用いて対象物を撮像する。具体的には、撮像制御部64は、先ず、吸着ノズル43に吸着された電子部品EPを撮像の対象物として、当該対象物までの距離と規定のレンズ特性LCpに基づいて基礎電圧Vxを算出する。ここで、「対象物までの距離」は、撮像素子63から吸着ノズル43の先端部までの距離、即ち部品側光路Tpの光路長に対応し、予め認識されている。次に撮像制御部64は、算出された基礎電圧Vxに、予め算出されている補正電圧ΔVrを付加して(Vx+ΔVr)、目標電圧Vtを算出する。
液体レンズ62は、目標電圧Vtの算出によって校正され、この目標電圧Vtを印加されると対象物までの光路長に対応した焦点距離LFxをなす。そうすると、カメラ本体60のレンズユニットNlは、現在の撮像環境において、その焦点が吸着ノズル43に吸着された電子部品EPの下面に合っている状態となる。そして、撮像制御部64は、この状態でカメラ視野Fv1に収まる範囲の撮像を行う。その後に、ヘッドカメラ装置50が撮像により取得した画像データを制御装置70に転送して、撮像処理を終了する。
(部品実装機の校正処理)
部品実装機1の校正処理について、図4,5,8を参照して説明する。ここで、部品実装機1は、上記のように、運転による熱変位や実装ヘッド40の取付け誤差などに起因して、図8に示すように、指令位置Otと実際の移動位置Ocとの間に誤差を生じさせてしまうことがある。そのため、部品実装機1は、上記の誤差の校正処理を行うことで、実装制御の精度の向上を図っている。なお、この校正処理については、例えば、生産工程の移行時や実装ヘッド40の交換後などに適宜行われる。
具体的には、部品実装機1における複数の基準マークを対象物とした撮像による画像データに基づいて、基台2に対する実装ヘッド40の相対位置の校正値を算出することによりなされる。この校正値は、本実施形態においてはXY軸方向のずれ量(ΔXr,ΔYr)により示されるものであり、以下のように算出される。制御装置70は、先ず、回路基板Bをクランプして保持する基板搬送装置10の上方にヘッドカメラ装置50が位置するように移動台34を移動させる。これにより、ヘッドカメラ装置50は、基板側光路Tbを用いて基台2側の規定位置に付された第一基準マークMt1を撮像可能となる。
第一基準マークMt1は、基台2に直接付されてもよいが、本実施形態においては、図4に示すように、基台2にフレームを介して固定されているガイドレール12の上面に、X軸方向に所定の間隔をあけた2箇所に付されている。それぞれの第一基準マークMt1は、部品実装機1における基準位置を示している。制御装置70は、次に、ヘッドカメラ装置50に対して第一基準マークMt1を撮像の対象物とする撮像指令を送出する。ヘッドカメラ装置50は、第一基準マークMt1を撮像する撮像処理に移行する。この撮像処理については、「部品実装機による実装制御」において説明した基板マークMbを対象物とする撮像処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、ヘッドカメラ装置50は、移動台34の位置に関わらず、部品側光路Tpを用いて実装ヘッド40の規定位置に付された第二基準マークMt2を撮像可能となっている。第二基準マークMt2は、本実施形態においては、図5に示すように、実装ヘッド40のフレーム44の下端部に固定されたプレート44bの下面に、X軸方向に所定の間隔をあけた2箇所に付されている。このプレート44bは、移動台34に対して着脱可能な実装ヘッド40の一部であって、ヘッドカメラ装置50の部品側光路Tpのカメラ視野Fv2に第二基準マークMt2が収まるようにY軸方向に延伸している(図2を参照)。それぞれの第二基準マークMt2は、実装ヘッド40における基準位置を示している。
続いて、制御装置70は、ヘッドカメラ装置50に対して第二基準マークMt2を撮像の対象物とする撮像指令を送出する。ヘッドカメラ装置50は、第二基準マークMt2を撮像する撮像処理に移行する。この撮像処理については、部品側光路Tpを用いた電子部品EPの撮像処理については、「部品実装機による実装制御」において説明した電子部品EPの撮像処理を対象物とする撮像処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
制御装置70は、校正値算出部73による校正値の算出処理に移行する。ここで、本実施形態では、第一および第二基準マークMt1,Mt2がそれぞれ2つずつ付されるものとした。これに対して、以下では説明を簡単にするために、第一および第二基準マークMt1,Mt2が1つずつ付されているものとする。校正値算出部73は、先ず取得した各画像データにおける第一および第二基準マークMt1,Mt2の位置を認識するために、画像処理部72により各種の画像処理を行う。
次に、校正値算出部73は、カメラ視野Fv1において第一基準マークMt1があるべき理想位置St1と、基台2側の画像データ(図8のカメラ視野Fv1に対応する)において実際に第一基準マークMt1が認識された位置Sc1との差分(ΔX1,ΔY1)を算出する。上記の理想位置St1は、部品実装機1に熱変位などの影響による誤差が生じていない状態で、指令位置Otに吸着ノズル43を移動させた場合に、基板側光路Tbのカメラ視野Fv1において第一基準マークMt1がある位置である。
続いて、校正値算出部73は、カメラ視野Fv2において第二基準マークMt2があるべき理想位置St2と、実装ヘッド40側の画像データ(図8のカメラ視野Fv2に対応する)において実際に第二基準マークMt2が認識された位置Sc2との差分(ΔX2,ΔY2)を算出する。上記の理想位置St2は、部品移載装置30の移動台34に設置された実装ヘッド40に取り付け誤差が生じていない状態で、部品側光路Tpのカメラ視野Fv2において第二基準マークMt2がある位置である。
そして、校正値算出部73は、それぞれの差分を合算して校正値(XY軸方向のずれ量)を算出する((ΔXr,ΔYr)=(ΔX1+ΔX2,ΔY1+ΔY2))。制御装置70の実装制御部71は、電子部品EPの実装処理を制御する際に、校正値算出部73により算出された校正値に基づいて回路基板Bに対する吸着ノズル43の相対位置を校正する。部品実装機1は、このような校正処理により、熱変位や実装ヘッド40の取り付け誤差などに起因する指令位置Otと実際の移動位置Ocとの間に生じた誤差の校正を図っている。
(実施形態の構成による効果)
本実施形態に係る部品実装機1は、供給位置Psに供給された電子部品EPを保持して回路基板B上の装着位置まで当該電子部品EPを移載する移載装置(部品移載装置30)と、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズ(液体レンズ62)を有するカメラ(カメラ本体60)と、回路基板Bを上方から撮像可能とする基板側光路Tbと、保持装置(吸着ノズル43)により保持された電子部品EPを下方または側方から撮像可能とする部品側光路Tpと、を含む互いに光路長の異なる複数の光路を形成する光学部材(保護ガラス52、ハーフミラー53a〜53c、ミラー54a,54b)と、複数の光路を用いて対象物を撮像する際に、当該光路の光路長に応じた電圧を可変焦点レンズに印加する撮像制御部64と、複数の光路を用いたカメラの撮像による複数の画像データを取得し、複数の画像データと予め記憶している制御プログラムに基づいて電子部品EPの実装処理を制御する実装制御部71と、を備える。
このような構成によると、カメラ本体60は、可変焦点レンズである液体レンズ62を有し、基板側光路Tbを用いた回路基板Bの撮像と、部品側光路Tpを用いた電子部品EPの撮像とに兼用される。また、撮像制御部64は、液体レンズ62に光路長に応じた電圧を印加することで、撮像の対象物に対して焦点合わせがなされたものとする。これにより、部品実装機1は、レンズ同士の間隔を変動させて焦点合わせを行う機構を設けるカメラと比較して、カメラ本体60を小型化しつつ焦点を合わせる機能を有する構成とすることができる。また、カメラ本体60が異なる光路長の対象物を撮像可能であることから、ミラー54aなどの光学部材によって異なる対象物までの光路長を等しくするように光路を形成する必要がない。これにより、ヘッドカメラ装置50の構成をより簡易にすることができる。このように、部品実装機1におけるカメラ本体60および光学部材を小型化できるとともに、装置全体としての低コスト化を図ることができる。
本実施形態において、移載装置(部品移載装置30)は、供給される負圧により電子部品EPを吸着して当該電子部品EPを保持する吸着ノズル43を有する。カメラ(カメラ本体60)は、光学部材(保護ガラス52、ハーフミラー53a〜53c、ミラー54a,54b)とともに移載装置(部品移載装置30)に設けられ、所定の位置に位置決めされた回路基板Bの上方に移動された際に、回路基板B上に付され当該回路基板Bの基準位置を示す基板マークMbを対象物に含むように基板側光路Tbを用いて撮像し、吸着ノズル43により保持される電子部品EPを対象物に含むように部品側光路Tpを用いて当該対象物を下方から撮像する。実装制御部71は、それぞれの撮像による複数の画像データに基づいて回路基板Bが位置決めされた位置、および吸着ノズル43に対する電子部品EPの位置を含む保持状態を認識して、電子部品EPの実装処理を制御する。
このような構成によると、クランプして位置決めされた回路基板Bの位置および吸着ノズル43に保持された電子部品EPの保持状態を認識できる。この時、カメラ本体60がそれぞれの撮像に兼用されるので、カメラ本体60の光軸Axを介して、回路基板B上の装着位置と吸着ノズル43に保持された電子部品EPの保持位置との相対関係が認識される。つまり、複数のカメラであればカメラ同士の校正が必要となるところ、実装制御部71は、このような認識処理によって、クランプによる位置ずれや、吸着時の位置ずれなどが加味された実装処理を制御できる。
本実施形態において、部品実装機1は、複数の光路ごとに設けられ、当該光路を用いて撮像される対象物を照明する複数の光源(落射光源55a,55b、側射光源56a,56b)をさらに備える。撮像制御部64は、撮像の対象物に応じて各光源(落射光源55a,55b、側射光源56a,56b)への供給電力および可変焦点レンズ(液体レンズ62)への印加電圧を併せて制御する。
このような構成によると、撮像処理を効率的に制御することができる。また、撮像に用いられていない光路は、使用側の光路と比較すると光源の消灯によって光量不足となる上に、光路長が異なるために焦点が合っていない状態となる。よって、撮像に用いられていない光路において、自然光が撮像処理に影響することを防止できる。つまり、本実施形態の構成は、固定焦点レンズを兼用カメラとして光路長を光学部材によって等しくした構成と比較すると、撮像に用いていない光路側からの自然光の影響を低減し、好適な画像データを取得することができる。
本実施形態において、光学部材(保護ガラス52、ハーフミラー53a〜53c、ミラー54a,54b)において入射光を透過可能な透過部材には、撮像の対象物と可変焦点レンズ(液体レンズ62)との間であってカメラ(カメラ本体60)の撮像素子63から規定の距離となる位置に標準マークMsが付される。部品実装機1は、標準マークMsを撮像の対象物として、撮像素子63の電気信号に基づいて可変焦点レンズ(液体レンズ62)への印加電圧を調整して、可変焦点レンズ(液体レンズ62)の焦点合わせを行う焦点制御部65をさらに備える。撮像制御部64は、カメラ(カメラ本体60)が複数の光路を用いて撮像する際に、焦点制御部65が標準マークMsに対して焦点合わせを行った際の可変焦点レンズ(液体レンズ62)への印加電圧に基づいて、可変焦点レンズ(液体レンズ62)への印加電圧を補正する。
このような構成によると、カメラ本体60は、撮像を行う際に、撮像素子63から撮像の対象物までの概ねの距離を予め認識していることを前提として、当該距離に応じた所定の電圧を印加する焦点合わせの方法を採用している。よって、カメラ本体60は、撮像の際に画像処理に基づく印加電圧の調整を要しないので、撮像処理の効率化を図ることができる。また、対象物を撮像する際に液体レンズ62に印加される目標電圧Vtには、現在の撮像環境において焦点合わせを行った際の印加電圧Vcに基づいて算出された補正電圧ΔVrが含まれている。これにより、周辺温度などの撮像環境が変化した場合においても、当該撮像環境に適応した目標電圧Vtを液体レンズ62に印加できる。よって、撮像環境に応じて撮像の対象物に確実に焦点合わせを行うことができる。さらに、従来のような温度補正と異なり、現在の撮像環境に確実に適応するので補正精度が高く、また温度センサを要さないので製造コストの増加を防止できる。
本実施形態において、複数の光路のうち基板側光路Tbまたは部品側光路Tpは、カメラ(カメラ本体60)の光軸Axと一致するように、カメラ本体60と対象物とを連結する光路が直線的に形成されている。具体的には、本実施形態では、基板側光路Tbがカメラ本体60の光軸Axと一致する構成とした。
このような構成によると、基板側光路Tbにおいてはケース51や光学部材の使用を最小限にすることができる。よって、ケース51や光学部材の構成をより簡易にすることができるので、コストの軽減を図ることができる。
本実施形態において、移載装置(部品移載装置30)は、基台2に対して相対移動可能に支持された移動台34と、電子部品EPを保持する保持部材(吸着ノズル43)を支持し、移動台34に着脱可能に取り付けられる実装ヘッド40と、を有する。カメラ(カメラ本体60)は、光学部材(保護ガラス52、ハーフミラー53a〜53c、ミラー54a,54b)とともに移動台34に設けられる。部品実装機1は、基板側光路Tbを用いて撮像可能な基台2側の規定位置に付された第一基準マークMt1と、部品側光路Tpを用いて下方から撮像可能な実装ヘッド40の規定位置に付された第二基準マークMt2と、第一基準マークMt1および第二基準マークMt2を対象物とした撮像による画像データに基づいて、基台2に対する実装ヘッド40の相対位置の校正値を算出する校正値算出部73と、をさらに備える。実装制御部71は、電子部品EPの実装処理を制御する際に、校正値に基づいて回路基板Bに対する保持部材(吸着ノズル43)の相対位置を校正する。
このような構成によると、部品実装機1が運転や環境変動による熱変位に起因して位置誤差が生じる場合や、実装ヘッド40の着脱に起因して位置誤差が生じる場合に、基台2に対する吸着ノズル43の位置を校正することができる。これにより、上記の位置誤差を補正することができるので、実装処理の制御の精度をさらに向上できる。また、本実施形態では、兼用カメラとしているので、共通した光軸を基準として両部材の相対位置を認識することができるので、種々の誤差を吸収した校正値の算出が可能となる。また、兼用とすることで部品実装機1の小型化および低コスト化を図ることができる。
<実施形態の変形態様>
(部品実装機の基本構成について)
本実施形態において、光学部材によって基板側光路Tbと部品側光路Tpが形成される構成とした。また、部品側光路Tpは、実装ヘッド40の吸着ノズル43により保持された電子部品EPを下方から撮像可能とする光路とした。これに対して、部品側光路Tpとしては、例えば電子部品EPを側方から撮像可能とする光路としても良い。これにより、制御装置70は、保持している部品の有無や部品高さ(Z軸方向の寸法)を認識し、実装処理の制御に反映させることができる。
また、基板側光路Tbや部品側光路Tpは、光学部材によってさらに分岐されるように形成されてもよい。例えば、上記のように部品側光路Tpが電子部品EPを側方から撮像可能とする場合には、実装ヘッド40が保持する複数の吸着ノズル43のうち分岐させた2つの光路によって2つの吸着ノズル43を同時に撮像する構成が想定される。このように、ヘッドカメラ装置50は、少なくとも基板側光路Tbおよび部品側光路Tpを用いた撮像が可能であればよく、光学部材によって他の対処物を撮像可能とする光路を形成される構成としてもよい。
本実施形態において、基板側光路Tbは、カメラ本体60の光軸Axと一致するように、直線的に形成されるものとした。これに対して、複数の光路のうち部品側光路Tpが直線的に形成される構成としてもよい。つまり、カメラ本体60が吸着ノズル43に保持された電子部品EPを下方または側方から直線的に撮像可能な位置に配置され、光学部材によって曲折する基板側光路Tbが形成されるようにしてもよい。このような構成においても、ヘッドカメラ装置50における光学部材の使用を最小限にすることができるので、本実施形態と同様の効果を奏する
また、本実施形態において、カメラ(カメラ本体60)の可変焦点レンズが液体レンズ62である構成を例示した。これに対して、液体レンズの他に、可変焦点レンズとして液晶レンズを採用してもよい。液晶レンズは、例えば2つの電極間に液晶層を配置されて構成され、これらの電極にそれぞれ異なる電圧が印加されると、電界の方向に応じて液晶分子の配向状態が変化してレンズとして作用する。
(液体レンズの校正処理について)
本実施形態において、可変焦点レンズである液体レンズ62の校正処理では、撮像素子63から規定の距離Lsとなる位置に付された標準マークMsを撮像し、規定のレンズ特性LCpを補正する補正電圧ΔVrを算出するものとした。可変焦点レンズの校正処理については、標準マークに対して焦点合わせを行った際の可変焦点レンズへの印加電圧に基づくものであればよい。
例えば、撮像素子63からの距離が互いに相違する複数の標準マークを撮像し、それぞれの撮像において可変焦点レンズに印加した電圧に基づいて現在の撮像環境におけるレンズ特性を生成することが可能である。このような方法によっては、現在のレンズ特性に基づいて目標電圧Vtの算出が可能であり、この現在のレンズ特性の生成をもって可変焦点レンズを校正することになる。また、複数の標準マークを用いる場合には、ヘッドカメラ装置50が複数の光路を有することから、各光路に設けられる光学部材(保護ガラスなど)に標準マークをそれぞれ付するようにしてもよい。これにより、ヘッドカメラ装置50のユニット内での校正が可能となる。
(部品実装機の校正処理について)
本実施形態において、第一および第二基準マークMt1,Mt2がそれぞれ2つずつ付されるものとした。しかし、部品実装機1の校正処理では、第一および第二基準マークMt1,Mt2が1つずつ付されているものとして説明した。このような校正処理は、例えば校正を必要とする誤差がXY平面上で平行移動するように生じているものと仮定した場合に相当する。
これに対して、校正を必要とする誤差がZ軸方向の成分を有したり、Z軸に平行な軸線回りに捻れるような成分を有していたりする場合には、例示したように第一および第二基準マークMt2が複数付されている構成が好適である。これにより、一対の基準マークを対象物とした画像データの画像処理によって、上記のような角度誤差の誤差量を測定した校正が可能となる。また、複数の標準マークを付する他に、例えば規定の幅および長さからなる形状としても同様の校正が可能である。
1:部品実装機、 2:基台
10:基板搬送装置、 20:部品供給装置
30:部品移載装置(移載装置)
34:移動台、 40:実装ヘッド(保持装置)
43:吸着ノズル(保持部材)
50:ヘッドカメラ装置
52:保護ガラス(光学部材)
53a〜53c:ハーフミラー(光学部材)
54a,54b:ミラー(光学部材)
55a,55b:落射光源、 56a,56b:側射光源
60:カメラ本体
62:液体レンズ(可変焦点レンズ)、 63:撮像素子
64:撮像制御部、 65:焦点制御部
70:制御装置
71:実装制御部、 73:校正値算出部
B:回路基板、 EP:電子部品、 Ps:供給位置
Mb:基板マーク、 Ms:標準マーク、 Ls:規定の距離
Mt1:第一基準マーク、 Mt2:第二基準マーク
Tb:基板側光路、 Tp:部品側光路、 Ax:光軸

Claims (6)

  1. 供給位置に供給された電子部品を保持して回路基板上の装着位置まで当該電子部品を移載する移載装置と、
    印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズを有するカメラと、
    前記回路基板を上方から撮像可能とする基板側光路と、保持装置により保持された前記電子部品を下方または側方から撮像可能とする部品側光路と、を含む互いに光路長の異なる複数の光路を形成する光学部材と、
    前記複数の光路を用いて対象物を撮像する際に、当該光路の前記光路長に応じた電圧を前記可変焦点レンズに印加する撮像制御部と、
    前記複数の光路を用いた前記カメラの撮像による複数の画像データを取得し、複数の前記画像データと予め記憶している制御プログラムに基づいて前記電子部品の実装処理を制御する実装制御部と、
    を備え
    前記光学部材において入射光を透過可能な透過部材には、撮像の前記対象物と前記可変焦点レンズとの間であって前記カメラの撮像素子から規定の距離となる位置に、前記可変焦点レンズの校正処理に用いられる標準マークが付される部品実装機。
  2. 前記移載装置は、供給される負圧により前記電子部品を吸着して当該電子部品を保持する吸着ノズルを有し、
    前記カメラは、
    前記光学部材とともに前記移載装置に設けられ、
    所定の位置に位置決めされた前記回路基板の上方に移動された際に、前記回路基板上に付され当該回路基板の基準位置を示す基板マークを前記対象物に含むように前記基板側光路を用いて撮像し、
    前記吸着ノズルにより保持される前記電子部品を前記対象物に含むように前記部品側光路を用いて当該対象物を下方から撮像し、
    前記実装制御部は、
    それぞれの撮像による複数の前記画像データに基づいて前記回路基板が位置決めされた位置、および前記吸着ノズルに対する前記電子部品の位置を含む保持状態を認識して、前記電子部品の実装処理を制御する、請求項1の部品実装機。
  3. 前記部品実装機は、前記複数の光路ごとに設けられ、当該光路を用いて撮像される前記対象物を照明する複数の光源をさらに備え、
    前記撮像制御部は、撮像の前記対象物に応じて各前記光源への供給電力および前記可変焦点レンズへの印加電圧を併せて制御する、請求項1または2の部品実装機。
  4. 記部品実装機は、前記校正処理において、前記標準マークを撮像の前記対象物として、前記撮像素子の電気信号に基づいて前記可変焦点レンズへの印加電圧を調整して、前記可変焦点レンズの焦点合わせを行う焦点制御部をさらに備え、
    前記撮像制御部は、前記カメラが前記複数の光路を用いて撮像する際に、前記焦点制御部が前記標準マークに対して焦点合わせを行った際の前記可変焦点レンズへの印加電圧に基づいて、前記可変焦点レンズへの印加電圧を補正する、請求項1〜3の何れか一項の部品実装機。
  5. 前記複数の光路のうち前記基板側光路または前記部品側光路は、前記カメラの光軸と一致するように、前記カメラと前記対象物とを連結する光路が直線的に形成されている、請求項1〜4の何れか一項の部品実装機。
  6. 前記移載装置は、
    基台に対して相対移動可能に支持された移動台と、
    前記電子部品を保持する保持部材を支持し、前記移動台に着脱可能に取り付けられる実装ヘッドと、を有し、
    前記カメラは、前記光学部材とともに前記移動台に設けられ、
    前記部品実装機は、
    前記基板側光路を用いて撮像可能な前記基台側の規定位置に付された第一基準マークと、
    前記部品側光路を用いて下方から撮像可能な前記実装ヘッドの規定位置に付された第二基準マークと、
    前記第一基準マークおよび前記第二基準マークを前記対象物とした撮像による画像データに基づいて、前記基台に対する前記実装ヘッドの相対位置の校正値を算出する校正値算出部と、をさらに備え、
    前記実装制御部は、前記電子部品の実装処理を制御する際に、前記校正値に基づいて前記回路基板に対する前記保持部材の相対位置を校正する、請求項1〜5の何れか一項の部品実装機。
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