JP6297631B2 - 軒樋支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、横方向に回転操作してロック/アンロックの切り替えの操作ができるロックレバーを有した軒樋支持具に関する。
従来、横回転ロック式の軒樋支持具には、ロック状態のときにその状態が強固に保持され得るように、環状の一部が段差状に切れた段差部にばね性を持たせたばね座金が利用されている(たとえば、特許文献1参照)。この軒樋支持具では、ばね座金をボルト頭の裏面またはナットの裏面に配し、ボルト、ナットを螺着して締結することで、段差部がボルト頭、ナット間の挟持により押圧されてばね性を発揮する。
特許文献1に記載された軒樋支持具は、対象部材の締結用の固定具としてリベットが用いられており、ばね座金はリベットのかしめ部側に装着されている。リベットはボルト、ナットとは異なり、半永久的な締結用途に用いられる場合が多く、上記軒樋支持具のように回転操作でロック/アンロックの切り替え操作をするようなものでは、回転操作によりロック状態に移行した場合に弛みが発生することがないリベットを固定具として好適に使用している。
特開2002−332729号公報
上述したように、この種のばね座金はボルト、ナットを用いた構造のものでは、ボルト、ナットが不良品でない限り、ばね座金の段差部はボルト、ナットの螺着によりそれらに挟持されたばね座金は確実に押圧されるので、問題なく復帰弾性力が作用する。
これに対して、ばね座金をリベットに使用する場合、かしめ部がリベットハンマーなどの工具を用いて形成されるものであるため、リベットの軸に対して傾いて歪んだ状態に形成される場合もある。つまり、そのような場合には、リベットのかしめ部の裏面は、リベット取り付けの対象部材の面に平行にはならず、一部が浮いた状態になり得る。そのようなかしめ不良があるものについては、フランジ部(かしめ部)の押圧力がばね座金の一部の部位にのみ作用することとなる。したがって、フランジ部がばね座金の段差部を押圧しないおそれもあり、その場合には当然に弾性力は作用しない。よって、ロック状態にあるのに部材間の弛みが発生するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、固定具による押圧部位が偏っている場合でもばね性が適正に作用するようにした軒樋支持具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の軒樋支持具は、建築構造物に固定される取付杆と、該取付杆に対してスライド可能に連結され、板状に形成され長手方向の両端部に樋耳支持部を有した樋支持具本体と、横方向に回動されるロックレバーとを備え、これらを重ねて上下に貫通する固定具で連結し、樋支持具本体が取付杆に対して前後方向の所望の位置で固定されるようにした軒樋支持具において、固定具は、その両端部に、取付杆と樋支持具本体とロックレバーとを重合状態で挟持するフランジ部を備えており、ロックレバーは、樋支持具本体と略平行に配された基板部と、すくなくとも基板部の一部を加工してなる一対のばね片とを一体に備えており、ばね片は、突合せ状態となるように対向して突出した被押圧板部を有し、被押圧板部の対向した先端部どうしの突合せにより先端部間に固定具が挿通される挿通孔が形成されており、ばね片が復帰状態のときには、被押圧板部どうしの突合せ部が下方に山状に突出しており、ロックレバーの回転操作によりロック状態とアンロック状態とに切り替えが自在とされており、ロック状態のときには、ばね片は被押圧板部がフランジ部により押圧されて弾性変形する一方、アンロック状態のときには、ばね片が復帰状態となることを特徴とする。
請求項2に記載の軒樋支持具は、ロックレバーの前記基板部には、幅方向の端部より下方に折曲延出された一対のレバー部が形成され、レバー部から前記基板部を介して他のレバー部にいたる開口窓が形成されており、ばね片は、被押圧板部の基端部より下方に延び、開口窓のレバー部側の開口縁に連設された起立部をさらに有し、全体としてL字状に一体形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の軒樋支持具は上述の構成となっているため、固定具が一対のばね片を均等に押圧できず偏った部位のみを押圧する場合でも、いずれかのばね片が押圧され弾性変形して復帰弾性力が作用する。そのため、ロック状態の場合に、弛みによるずれが発生するおそれがない。
請求項2に記載の軒樋支持具は上述の構成となっているため、ばね片の形成を容易にでき、軒樋支持具の製造の手間もそれほどかからない。また、ばね片がL字状に形成されているので、基部である起立部を変形のための逃げ部のように作用させることができ、被押圧板部を変形させやすくできる。
本発明の一実施形態に係る軒樋支持具の分解斜視図である。 (a)は軒樋支持具に用いられるロックレバーの展開図、(b)は同平面図、(c)は同底面図である。 (a)(b)は、ロックレバーの変化態様の説明図であり、図2(b)におけるA−A線の拡大断面図である。 軒樋支持具の要部を拡大した概略底面図である。(a)はロック状態、(b)はアンロック状態の図である。 軒樋支持具の要部を拡大した概略縦断面図である。(a)はロック状態、(b)はアンロック状態の図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る軒樋支持具について、添付図面にもとづいて説明する。まず、図1に示した軒樋支持具1の基本構成について説明する。
この軒樋支持具1は、建築構造物に固定される取付杆10と、取付杆10に対してスライド可能に連結され、板状に形成され長手方向の両端部に樋耳支持部22を有した樋支持具本体20と、横方向に回動されるロックレバー30とを備えている。軒樋支持具1は、これらの部材を重ねて上下に貫通する固定具3で連結し、樋支持具本体20が取付杆10に対して前後方向の所望の位置で固定されるようになっている。
固定具3は、その両端部に、取付杆10と樋支持具本体20とロックレバー30とを重合状態で挟持するフランジ部3a、3bを備えている。ロックレバー30は、樋支持具本体20と略平行に配された基板部31と、すくなくとも基板部31の一部を加工してなる一対のばね片37とを一体に備えている。このばね片37は、基板部31の板面よりも下方にかつ突合せ状態となるように対向して突出した被押圧板部37aを有し、被押圧板部37aの対向した先端部37cどうしの突合せにより固定具3が挿通される挿通孔32が形成されている。
この軒樋支持具1は、ロックレバー30の横回転操作によりロック状態とアンロック状態とに切り替えが自在とされており、ロック状態のときには、ばね片37は被押圧板部37aがフランジ部3bにより押圧されて弾性変形する一方、アンロック状態のときには、ばね片37が復帰状態となる。
このような構成によれば、一対のばね片37が挿通孔32をはさんで突合せ状態となっているため、固定具3が一対のばね片37を均等に押圧できず偏った部位のみを押圧する場合でも、いずれかのばね片37が押圧され弾性変形して弾性力が作用する。そのため、ロック状態の場合に部材間の弛みが発生するおそれはなく、よってロック状態でずれが発生するおそれはない。
以下に、この軒樋支持具1の構成および作用効果について、図1〜図5を参照しながら説明する。
軒樋支持具1を構成する主要部材である、取付杆10、樋支持具本体20、ストッパー座金40、ロックレバー30の4部材は、上から上記の順に重ね、固定具3を構成するリベット3で連結されるものである。ロックレバー30はロック、アンロックを切り替え操作するための部材であり、これを横方向に回転操作してロック状態に動作させたときには4部材がロックの(固定された)状態となり、アンロック状態に動作させたときに出具合調節のための樋支持具本体20のスライドが可能な状態となる。つまり、アンロック状態では、ロックレバー30は軸位置が取付杆10と変わらず一定の位置にとどまり、それらの間に挟まれた樋支持具本体20のみがスライド移動する。
この軒樋支持具1には、樋支持具本体20を取付杆10に圧接固定してスライドをロックする一方、圧接を解除してアンロックするようにした、ロックレバー30を有したロック機構が設けられている。
ロックレバー30は、リベット3の軸部3cが貫通する挿通孔32を有した基板部31と、基板部31の側端より下方に延設されたレバー部33とを備えた構成とされる。この基板部31におけるレバー部33間の略中央位置にはロック状態を確定するための2つのロック凹部34が形成されている。これらのロック凹部34の略中央に挿通孔32が開設されている。上述したように、基板部31に設けた挿通孔32は、一対のばね片37を突合せ状態に対向配置することで形成されたリベット3用の軸孔である。ばね片37については、図2および図3の説明とともに後述する。
ストッパー座金40は、ロックレバー30の基板部31と略同形状、略同寸法の矩形状の板状体とされる。このストッパー座金40の下面側の前後には、幅方向に長く、山形状に膨出した膨出部42が形成してある。この膨出部42の峰の中央には略半球状のへそ部42aが形成してある。また、ストッパー座金40の中央にはリベット3の軸部3cが貫通する軸孔部41が開設してある。
また、ストッパー座金40の上面側には、軸孔部41の前後の対称位置に樋支持具本体20の下面に形成された凹凸部24の凹部24a(図4および図5参照)に係止される一対の係止片43を備えている。
取付杆10、樋支持具本体20、ストッパー座金40、ロックレバー30の4部材をリベット3で連結し、ロックレバー30を図1に示した向きに配したとき(ロック状態)には、後述する図4(a)に示すように、ストッパー座金40の膨出部42とロックレバー30のロック凹部34とが重なり、膨出部42のへそ部42aがロック凹部34の位置に合致する。本例では、ロック凹部34が孔で形成されているため、図4(a)に示すように、へそ部42aは下面側に露出する。
取付杆10は、軒先等に固定される取付足板11の上端中央から前方に向けて足杆12が延設され、この足杆12の前方に段落ち形成された連結片部13を有してなる。この連結片部13には、下方に配設、重合する樋支持具本体20、ストッパー座金40、ロックレバー30に対してリベット3で連結するための軸孔部14が開設されている。
樋支持具本体20は、長板状のスライド板本体21の前後両端に、図1に示したような軒樋5を吊り下げ支持するための樋耳支持部22を有している。なお、樋耳支持部22は図例のものに限定されず、軒樋5の形状に応じて種々のものを採用できる。
また、スライド板本体21の幅方向の中央には長手方向に沿って長孔23が開設されている。この長孔23は取付杆10、ロックレバー30の間に重合し、軸連結するための出具合調節用のスライド用孔である。
スライド板本体21の板面の長孔23の幅方向の両側には、長手方向に連続する凹凸部24が形成されている。なお、本例の樋支持具本体20では上下両面に連続凹凸が表出してあるが、連続凹凸が下面のみに形成されたものであってもよい。
この軒樋支持具1は、図1に示すように、取付杆10、樋支持具本体20、ストッパー座金40およびロックレバー30の4部材の各軸孔にリベット頭3aを上にしてリベット3を挿通し、ロックレバー30の基板部31の下側に突出したリベット3の下端をかしめ止めすることで連結されるようになっている。ロック状態のときには、フランジ部3a、3b間(リベット頭3aと、かしめ部3bとの間)に、上記4部材が相互固定した状態で挟まれている。なお、図1には、かしめ部3bを2点鎖線で示した。
つぎに、図2および図3を参照して、ロックレバー30について詳述する。
ロックレバー30は、図2(a)の展開図に示すように、1枚の板材を加工してなり、基板部31と、一対のレバー部33とともに一体に形成されたものである。
このロックレバー30は、図1に示すように、ロック状態ではレバー部33が樋支持具本体20の長手方向に対して平行となる。つまり、基板部31の長手方向が前後方向に一致する。図1の例では、基板部31の湾曲した端部が前方に配され、他の端部が後方に配されているが、ロックレバー30は一方向、反方向への横回転が自在であるため、ロック状態で、湾曲した端部が後方に配され、他の端部が前方に配される場合もある。なお、操作のしやすさを考慮して、図例のように挿通孔32が前後の一方側に寄って形成されていることが望ましい。
上述したように、基板部31の前後のそれぞれにはロック凹部34が形成されている。これらのロック凹部34の前後方向の中間には、一方のレバー部33の上部から基板部31を介して他方のレバー部33にいたるまで開口窓35が形成されている。この開口窓35内に、それぞれのレバー部33側より延びてなるばね片37が形成されている。
ばね片37は図3(a)(b)に示すように断面略L字状とされ、上面側に被押圧板部37aを備えており、両被押圧板部37aは先端部37cどうしが突合せ状態となるように、わずかな隙間Sをはさんで対向している。この先端部37cは図2に示すように平面視で凹湾曲しており、両先端部37cの突合せにより略円形の挿通孔32が形成されている。
ばね片37は、被押圧板部37aの基端部(折曲部)37dより下方に延び、開口窓35のレバー部33側の開口縁に連設された起立部37bをさらに有しており、この起立部37bと、被押圧板部37aとよりL字状片を構成している。
ばね片37の被押圧板部37aは、起立部37bとの折曲部(基端部37d)から先端部37cに向けて降り傾斜している。つまり、図3(a)に示すように、先端部37cどうしの突合せ部が下方に山状に突出している。ばね片37のこの状態が、弾性エネルギーが畜勢されていない復帰状態である。
詳細については図4および図5を参照しながら後述するが、アンロック状態では図3(a)に示すように、被押圧板部37aはリベット3のフランジ部3b(かしめ部3b)により上方へ押圧されず、ばね片37は復帰状態にあり、一方、ロック状態では図3(b)に示すように(図2(c)の底面図も参照)、被押圧板部37aはフランジ部3bにより上方へ押圧され、基板部31と略同一平面となり、復帰弾性力が作用する状態となる。
ばね片37は、レバー部33側に起立部37bが形成されているため、被押圧板部37aが押圧されることにより上方(図3(a)における縦矢印方向)へ移動するだけではなく、起立部37bが相互に離れる方向(図3(a)における横矢印方向)にもわずかに変形することで、被押圧板部37aも相互に離れるように横矢印方向に移動する。
このように、ばね片37はL字状に形成してあり、かつ基部である起立部37bが変形のための逃げ部のように作用するので、被押圧板部37aが変形しやすくなっており、ばね片37に適切な弾性を持たせられるようになっている。もちろん、ロックレバー30の素材、形状、寸法などによっては、L字状のばね片37が最適なものとは限らず、ばね片37としては、起立部37bを有さず、基板部31の一部を切り起こした被押圧板部37aのみで構成されたものでもよい。
先端部37cどうしの離間寸法(隙間Sの間隔寸法)は、被押圧板部37aが上方に押圧されたときに先端部37cどうしが接触しないように調整されればよい。なお、本実施形態の場合、被押圧板部37aが相互に離れるように図3(a)の横矢印方向にわずかに移動するので、隙間Sの間隔は、ばね片37が復帰状態においても、押圧された状態においても、ほとんど変わらない。
ついで、図4および図5を参照しながら、軒樋支持具1のロック/アンロック切り替え動作について説明する。
図4は、上記4部材がリベット3で連結された軒樋支持具1の概略底面図である。図4(a)はロック状態、図4(b)はアンロック状態での各概略底面図である。また、ロック状態に対応した軒樋支持具1の概略縦断面図が図5(a)であり、アンロック状態に対応した軒樋支持具1の概略縦断面図が図7(b)である。なお、図4(a)(b)および図5(a)(b)の各図は模式図である。また、図5(b)のロックレバー30は図4(b)の2点鎖線で示したものに対応している。
ロック状態とは、図4(a)および図5(a)に示すように、ロックレバー30の基板部31の長手方向が、図1のように樋支持具本体20の長手方向に合致した状態であり、その状態では、取付杆10、樋支持具本体20、ストッパー座金40、ロックレバー30の4部材は固定されている。一方、アンロック状態とは、図4(b)および図5(b)に示すように、ロックレバー30の基板部31の長手方向が樋支持具本体20の長手方向に正しく向いていない状態であり、上記4部材は固定が解除された状態にある。
さらに具体的には、ロック状態とは、ロックレバー30の基板部31がストッパー座金40の膨出部42に乗り上げ、基板部31のロック凹部34に膨出部42のへそ部42aが入り込み、かつストッパー座金40の係止片43が凹凸部24の凹部24aに入りこみ係止された状態位置を言う(図4(a)および図5(a)参照)。このとき、樋支持具本体20、ストッパー座金40およびロックレバー30の基板部31は相互に圧接固定されている。
また、アンロック状態とは、ロックレバー30の基板部31がストッパー座金40の膨出部42から外れた状態位置を言う(図4(b)および図5(b)参照)。このとき、樋支持具本体20、ストッパー座金40およびロックレバー30の基板部31は相互の圧接固定が解除された状態にある。
なお、ロックレバー30の回転角度がわずかな場合(ロック凹部34がへそ部42aからずれている場合)は、ロックレバー30の基板部31の一部が膨出部42に乗り上げたままの状態であり、ほぼロックされた状態であるが、このような状態で軒樋5が設置されることはなく、またスライド操作がなされることもない。換言すれば、ロックレバー30の基板部31が膨出部42に乗り上げて図4(a)の位置でロックされる構成であれば、へそ部42aが形成されていないストッパー座金40およびロック凹部34が形成されていないロックレバー30を用いてもよい。
軒樋支持具1がロック状態にあるときには、図5(a)に示すように、ばね片37がフランジ部3bに直接的に押圧されて、つまり両フランジ部3a、3bが協働して、ばね片37が変形した状態となっている。一方、アンロック状態のときには、圧接固定が解除されているので、図5(b)に示すように、ばね片37は復帰状態にある。
図5(a)において2点鎖線で示したように、かしめ部3bが傾いて形成されている場合には、ロック状態であっても、かしめ部3b(フランジ部3b)の一部(図中の左側)がばね片37から離れた状態にあるが、他の一部(図中の右側)は他方のばね片37を押圧しているため、ばね性(弾性復帰力)が発現することとなる。よって、ロック状態のときに部材間に弛みが発生するおそれはほとんどない。つまり、リベット3が挿通される挿通孔32の周囲を一対のばね片37の先端部37cで取り囲んでいるため、ロック状態のときに、ロックが外れないような弾性力をばね片37に発揮させることができる。
以上のように、ばね片37はリベット3のかしめ部3b側に取り付ける場合に特に有効である。本軒樋支持具1のように、ロック状態、アンロック状態を繰り返し切り替えることでかしめ部3bとばね片37の位置関係が変動するものでは、ばね片37が上述した構成となっているためロック状態でばね片37はほぼ確実に弾発力が作用する。なお、リベット頭3a側をフランジ部としてばね片37を押圧する構成であってもよい。
1 軒樋支持具
3 リベット(固定具)
3a リベット頭(フランジ部)
3b かしめ部(フランジ部)
5 軒樋
10 取付杆
20 樋支持具本体
22 樋耳支持部
30 ロックレバー
31 基板部
32 挿通孔
33 レバー部
34 ロック凹部
35 開口窓
37 ばね片
37a 被押圧板部
37b 起立部
37c 先端部
37d 基端部
S 隙間
40 ストッパー座金

Claims (2)

  1. 建築構造物に固定される取付杆と、該取付杆に対してスライド可能に連結され、板状に形成され長手方向の両端部に樋耳支持部を有した樋支持具本体と、横方向に回動されるロックレバーとを備え、これらを重ねて上下に貫通する固定具で連結し、前記樋支持具本体が前記取付杆に対して前後方向の所望の位置で固定されるようにした軒樋支持具において、
    前記固定具は、その両端部に、前記取付杆と前記樋支持具本体と前記ロックレバーとを重合状態で挟持するフランジ部を備えており、
    前記ロックレバーは、前記樋支持具本体と略平行に配された基板部と、すくなくとも該基板部の一部を加工してなる一対のばね片とを一体に備えており、
    前記ばね片は、突合せ状態となるように対向して突出した被押圧板部を有し、該被押圧板部の対向した先端部どうしの突合せにより該先端部間に前記固定具が挿通される挿通孔が形成されており、前記ばね片が復帰状態のときには、前記被押圧板部どうしの突合せ部が下方に山状に突出しており、
    前記ロックレバーの回転操作によりロック状態とアンロック状態とに切り替えが自在とされており、
    前記ロック状態のときには、前記ばね片は前記被押圧板部が前記フランジ部により押圧されて弾性変形する一方、前記アンロック状態のときには、前記ばね片が前記復帰状態となることを特徴とする軒樋支持具。
  2. 請求項1において、
    前記ロックレバーの前記基板部には、幅方向の端部より下方に折曲延出された一対のレバー部が形成され、該レバー部から前記基板部を介して他のレバー部にいたる開口窓が形成されており、
    前記ばね片は、前記被押圧板部の基端部より下方に延び、前記開口窓の前記レバー部側の開口縁に連設された起立部をさらに有し、全体としてL字状に一体形成されていることを特徴とする軒樋支持具。
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