JP6295497B2 - 回転検出装置および該回転検出装置を備えた検査装置 - Google Patents

回転検出装置および該回転検出装置を備えた検査装置 Download PDF

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Description

本発明は検査対象物の回転を検出する回転検出装置および該回転検出装置を備えた検査装置に関する。
欠陥や異物の有無などを検査するために、検査対象物を回転させ、かつ搬送しながら、検査対象物の外観を撮影する検査装置がある。この種の検査装置は、検査対象物が正しく回転しているか否かを検出するための機能を備えている。例えば、特許文献1には、検査対象物の一例としての瓶を回転させながら異物検査をする検査装置が開示されている。この検査装置は、螺旋段部が設けられたガイドローラを、回転する瓶の胴部に接触させ、ガイドローラの回転に伴って変化する螺旋段部の位置をカメラで撮影して瓶が1周以上回転しているか否かを検出する。
しかしながら、この特許文献1に記載の検出装置は、瓶の回転をガイドローラを介して間接的に検出するものであるため、瓶とガイドローラとの間にすべりが発生した場合、ガイドローラは回転しているにもかかわらず、瓶が回転しない状態が発生する場合がある。このような場合、瓶の回転を正しく検出することができない。
特開2010−156550号公報
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、容器などの検査対象物が所定の回数以上回転したか否かを正確に検出することができる回転検出装置および該回転検出装置を備えた検査装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の一態様は、回転しながら移動する検査対象物の回転を検出する回転検出装置であって、光の光路を変更する光路変更部と、前記光路変更部を介して前記検査対象物に測定光を照射し、前記光路変更部を介して前記検査対象物からの測定光を受光し、前記測定光の周波数の変化に基づいて前記検査対象物の周速に関連する周速信号を生成する信号生成部と、測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物の基準位置に向けて前記測定光が照射され続けるように前記光路変更部を操作する制御部と、前記検査対象物が前記測定区間を移動している間に所定の回数以上回転したか否かを前記周速信号に基づいて判定する回転判定部とを備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記回転判定部は、前記周速信号から得られる周速指標値が所定のしきい値を超えた場合は、前記検査対象物が前記測定区間を移動している間に前記所定の回数以上回転したと判定することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記光路変更部は、角度が変更可能に構成されたトラッキングミラーであり、前記制御部は、前記測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物の基準位置に向けて前記測定光が照射され続けるように前記トラッキングミラーの角度を制御することを特徴とする。
本発明の他の態様は、上記回転検出装置と、前記検査対象物を回転させながら移動させる搬送装置と、前記測定区間を移動する前記検査対象物を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した画像に基づいて前記検査対象物を検査する画像処理装置とを備えたことを特徴とする検査装置である。
本発明の好ましい態様は、前記撮像装置は、前記信号生成部の上または下に配置され、前記光路変更部を介して前記検査対象物を撮像することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記検査対象物からの測定光を前記撮像装置へ導くための導光部を備え、前記制御部は、前記測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物からの測定光が前記撮像装置へ導かれるように前記導光部を操作し、前記撮像装置は、前記導光部を介して前記検査対象物を撮像することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記撮像装置および前記導光部は、前記検査対象物に対して前記信号生成部と同じ側に配置されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記撮像装置および前記導光部は、前記検査対象物に対して前記信号生成部の反対側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、信号生成部は検査対象物からの測定光の周波数の変化に基づいて検査対象物の周速信号を生成する。したがって、回転検出装置は、周速信号に基づいて検査対象物が所定の回数以上回転したか否かを正確に判定することができる。
本発明の一実施形態に係る検査装置を示す図である。 メインロータ装置を横から見た図である。 メインロータ装置の斜視図である。 回転検出装置を示す図である。 測定区間の終点における容器の周速信号を生成しているときの信号生成部を示す図である。 図6(a)および図6(b)はカメラおよび信号生成部を横から見た図である。 カメラおよび信号生成部の配置の別の例を示す図である。 カメラおよび信号生成部の配置のさらに別の例を示す図である。 カメラおよび信号生成部の配置のさらに別の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1乃至図9において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る検査装置を示す図である。この検査装置は、検査対象物としての容器1(図2および図3参照)を所定の搬送経路に沿って搬送しつつ、搬送中の容器1を検査するように構成されている。
本実施形態においては、容器1として、ペットボトルの予備成形品である円筒形状のプリフォームが用いられる。検査としては、例えば容器1の外観を検査する外観検査が行われる。検査装置は、容器1を所定の搬送経路に沿って搬送させるための移動手段として、搬送方向上流側から順に、スクリュー式搬送装置2、入口スターホイール式搬送装置3、メインロータ装置4、および出口スターホイール式搬送装置5を備えている。
スクリュー式搬送装置2は、入口スターホイール式搬送装置3に隣接して配置されており、スクリュー式搬送装置2には、容器1を一定間隔で入口スターホイール式搬送装置3に供給するスクリュー2aが設置されている。容器1は、スクリュー式搬送装置2により連続的に搬入され、スクリュー2aにより一定の間隔が形成されて、入口スターホイール式搬送装置3に搬送される。
入口スターホイール式搬送装置3は、スターホイール3aの外周に等間隔で設けられた複数のポケット3b(図3参照)に容器1を取り込んで搬送するように構成されている。この際、容器1は、その口部1a(図2参照)が上を向いた状態でスターホイール3aに支持される。出口スターホイール式搬送装置5も入口スターホイール式搬送装置3と同様に構成されており、スターホイール5aの外周に等間隔で設けられた複数のポケット(図示しない)に容器1を取り込んで搬送する。スクリュー式搬送装置2は、スクリュー2aによって容器1同士の間隔を下流の入口スターホイール式搬送装置3のポケット3b間のピッチに揃えるように構成されている。
図2はメインロータ装置4を横から見た図である。図3はメインロータ装置4の斜視図である。メインロータ装置4は、保持部材としての吸着ヘッド10で容器1を保持し、この吸着ヘッド10で保持した容器1を回転させつつ所定の搬送経路に沿って搬送する容器搬送装置である。図2に示すようにメインロータ装置4は、床Fに固定される架台11と、架台11に回転自在に支持されるメイン回転軸12と、メイン回転軸12と同軸に設けられてメイン回転軸12と一体に回転する平ディスク14とを備えている。さらに、メインロータ装置4は、平ディスク14に支持部材15を介して支持される複数の吸着ヘッド10を備えている。支持部材15は、吸着ヘッド10を回転自在に支持している。
メインロータ装置4は、吸着ヘッド10による容器1の保持および解放を切り替えるための切替弁16を備えている。切替弁16は、真空源としての真空ポンプ(図示しない)と吸着ヘッド10との間の気体吸引経路に設けられている。切替弁16は、吸着ヘッド10に吸引力が作用するように真空ポンプと吸着ヘッド10との接続および遮断を切り替えるための弁である。
吸着ヘッド10は、容器1を吸着保持するヘッド本体20と、ヘッド本体20に接続され、連通路21aを有するヘッド回転軸21と、ヘッド回転軸21に接続される回転継手(ロータリージョイント)22とを備えている。図2に示すように、回転継手22はチューブ23を介して切り替え弁16に接続されている。ヘッド本体20には気体流路20aが形成されており、この気体流路20aはヘッド回転軸21の連通路21aに接続されている。ヘッド本体20の下面には吸引口(図示しない)が形成されており、吸引口は気体流路20aに連通している。
真空ポンプによって連通路21aおよび気体流路20a内に真空が形成されると、容器1内の空気はヘッド本体20の吸引口から吸引され、容器1内には真空圧が形成される。この真空圧により容器1はヘッド本体20に吸着保持される。
次に図3を参照してメインロータ装置4の吸着ヘッド10に容器1を吸着保持させる手順について説明する。上述したように入口スターホイール式搬送装置3は、口部1aが上を向いた状態で容器1を支持する。吸着ヘッド10は、平ディスク14によって所定の高さに維持された状態で所定の搬送経路に沿って移動している。容器1が搬入位置P1に到達すると、真空ポンプが駆動され、連通路21aおよび気体流路20a内が減圧され、容器1はヘッド本体20に吸着保持される。
容器1を吸着保持している吸着ヘッド10が搬出位置P2(図1参照)に移動すると、切替弁16は吸着ヘッド10と真空ポンプとの接続を遮断する。すると、容器1内の真空が破壊され、容器1が吸着ヘッド10から解放される。そして、容器1は出口スターホイール式搬送装置5に搬送され、さらに搬出コンベア7によって下流の工程に搬送される。
容器1は、所定の回転区間内で自転しながらメインロータ装置4によって搬送される。容器1を回転させる機構について、図1および図2を参照して説明する。図1に示すように、検査装置は、容器1を回転させる回転機構30を備えている。回転機構30は、吸着ヘッド10に接触して該吸着ヘッド10を回転させるためのタイミングベルト31と、タイミングベルト31を走行させるためのベルトプーリ32,32と、タイミングベルト31に張力を与えるテンショナー33,33と、ベルトプーリ32,32のうちの1つを回転させる駆動装置34とを備えている。
図2に示すように、ヘッド回転軸21にはヘッド回転軸21と一体に回転するヘッドプーリ35が設けられている。ヘッドプーリ35はタイミングベルト31と噛み合い、タイミングベルト31の走行に伴って回転する。ヘッドプーリ35の回転とともにヘッド本体20およびヘッド本体20に吸着保持された容器1は図1の矢印で示す方向に回転する。なお、本実施形態において、メインロータ装置4は反時計回りに回転し、容器1は時計回りに回転しているが、これらメインロータ装置4および容器1の回転方向はこの例に限定されない。
検査装置は容器1の回転を検出する回転検出装置40を備えている。回転検出装置40について図4を参照して説明する。図4は回転検出装置40を示す図である。図4では、回転機構30は省略されている。図4に示すように、回転検出装置40は、容器1に光を照射して容器1の周速に関連する周速信号を生成する信号生成部41と、角度が変更可能に構成された光路変更部としてのトラッキングミラー42と、トラッキングミラー42の角度を制御する制御部44とを備えている。
予め設定された測定区間(図4の例では、始点Aから終点Bまで)を容器1が移動している間、信号生成部41は、トラッキングミラー42を介して容器1に測定光を照射し、容器1からの測定光をトラッキングミラー42を介して受光し、測定光の周波数の変化から容器1の周速信号を生成し、この周速信号を出力する。測定区間は容器1の回転区間内にある。
トラッキングミラー42はメインロータ装置4の法線方向上に配置されており、かつ信号生成部41から照射される測定光の光路上に配置されている。容器1の周速は、自身の軸心まわりに回転している容器1の表面の速度であり、容器1の回転速度[min-1]と、容器1の軸心から測定点までの距離に依存して定まる速度である。
周速信号は、容器1の表面がある基準距離だけ変位したことを示す変位信号であってもよい。基準距離は、予め設定された単位距離であり、任意に選択することができる。変位信号の一例としてはパルス信号が挙げられる。変位信号(例えば、1つのパルス信号)の周期は、容器1の表面が基準距離だけ変位するのに要した時間を表している。信号生成部41は、容器1の表面が基準距離だけ変位するたびに変位信号を連続的に出力する。本実施形態では、周速信号としてパルス信号が使用される。
容器1が測定区間に入ると、信号生成部41の測定光は、トラッキングミラー42を介して容器1に照射される。制御部44は、容器1が測定区間を移動している間、測定光が容器1を追従するようにトラッキングミラー42を操作する。より具体的には、制御部44は、容器1が測定区間を移動している間、測定光が容器1の基準位置に向けて照射され続けるようにトラッキングミラー42の角度を制御する。本実施形態では、基準位置は容器1の中心軸に設定されており、この基準位置に向けて測定光が照射され続けるように、制御部44はトラッキングミラー42の角度を制御している。なお、基準位置は容器1の中心軸以外の位置、例えば容器1の中心軸から少し外れた位置であってもよい。
本実施形態では、光路変更部としてトラッキングミラー42が使用されているが、光路を変更できる装置であれば、他の構成を有する光学部材を使用してもよい。例えば、光路変更部として、レンズ、プリズムなど光学要素、またはこれら光学要素の組み合わせを使用し、光学要素の位置や角度を制御して光路を変更してもよい。また、液体レンズなど屈折率を変化させることができる光学要素を使用し、屈折率の変化を制御することにより光路を変更するようにしてもよい。
図5は測定区間の終点Bにおける容器1の周速信号を生成しているときの信号生成部41を示す図である。図4および図5に示すように、容器1が測定区間を移動している間、信号生成部41は、トラッキングミラー42を介して測定光を容器1の外周面に照射し続け、トラッキングミラー42を介して容器1からの測定光を受光し続ける。信号生成部41は、発した光の周波数と受光した光の周波数との変化に基づいて、測定区間内を移動する容器1の周速信号を生成する。
容器1は回転区間内で自転しながらメインロータ装置4によって移動される。本実施形態によれば、容器1の移動に従ってトラッキングミラー42の角度を変化させる、すなわち、移動する容器1に測定光を追従させることによって、信号生成部41は、容器1自体の移動速度の影響を受けることなく、容器1の周速のみを示す周速信号を生成することができる。
容器1が測定区間から出ると、制御部44はトラッキングミラー42の角度を初期位置まで戻す。そして、次の容器1が測定区間に入ると、信号生成部41の測定光は次の容器1に照射される。制御部44は次の容器1の基準位置に向けて測定光が照射され続けるようにトラッキングミラー42の角度を制御する。このようにして、信号生成部41は測定区間を通過するすべての容器1の周速信号を取得する。
回転検出装置40は、周速信号に基づいて容器1が所定の回数以上回転したか否かを判定する回転判定部45をさらに備えている。回転判定部45は信号生成部41に接続されており、容器1の周速信号は回転判定部45に送られる。回転判定部45には所定のしきい値が記憶(格納)されている。この所定のしきい値は、測定区間内において容器1が所定の回数以上(例えば1周以上)回転しているか否かを判定するために使用される値である。
上述したように本実施形態では、周速信号として、容器1の表面がある基準距離だけ変位したことを示すパルス信号が使用され、信号生成部41は、容器1の表面が基準距離だけ変位するたびにパルス信号を連続的に出力する。回転判定部45は、測定区間を移動しているときの容器1の周速を示す周速指標値、すなわち測定区間を移動しているときのパルス信号の数(パルス数)をパルス信号から取得し、このパルス信号の数が所定のしきい値を超えたか否かを判定する。パルス信号の数が所定のしきい値を超えている場合、回転判定部45は、容器1が測定区間を移動している間に所定の回数以上回転したと判断する。周速指標値であるパルス信号の数は、容器1自体の移動速度を反映しない容器1の周速を示しているので、回転検出装置40は、容器1が所定の回数以上回転したか否かを正確に検出することができる。
パルス信号の数が所定のしきい値に達しない場合、回転判定部45はこの容器1を未検査容器として特定する。特定された容器1は図示しない機構によって取り除かれる。したがって、未検査容器が下流の工程に搬送されることが防止される。
信号生成部41または回転判定部45は、パルス信号の数(パルス数)と上記基準距離とから容器1の表面の変位(移動距離)を算出してもよい。例えば、ある測定時間内にパルス信号が4回発せられた場合は、基準距離に4を乗算して得られた距離がその測定時間内に容器1の表面が移動した距離である。さらに、基準距離をパルス信号の周期で割り算することで、容器1の表面速度、すなわち周速を得ることも可能である。この場合も、回転判定部45は同様にして、容器1が所定の回数以上回転したか否かを判定する。
さらに、信号生成部41または回転判定部45は容器1の周速から容器1の表面の移動距離を算出してもよい。具体的には、容器1の周速に経過時間を乗算して容器1の表面の移動距離を算出する。この場合、回転判定部45は容器1の表面の移動距離が所定のしきい値を超えたか否かを判定する。容器1の表面の移動距離が所定のしきい値を超えた場合、回転判定部45は、容器1が測定区間を移動している間に所定の回数以上回転したと判断する。
信号生成部41によって受光される容器1からの測定光には、容器1の表面で散乱した散乱光や容器1の表面で反射した反射光などが含まれる。信号生成部41として、レーザードップラー速度計を使用してもよい。レーザードップラー速度計は、容器1にレーザー光などの測定光を照射し、容器1の表面で散乱した散乱光を容器1からの測定光として受光し、測定光の周波数の変化に基づいて容器1の周速を測定する。
検査装置は、トラッキングミラー42を介して測定区間を移動する容器1の画像を撮像する撮像装置であるカメラ50と、カメラ50によって取得された画像に基づいて容器1を検査する画像処理装置51を備えている。カメラ50は、容器1が測定区間を移動している間に容器1の外観を所定回数だけ撮像するように構成されている。画像処理装置51は、カメラ50に接続されており、カメラ50が撮像した容器1の画像に基づいて容器1を検査する。
図6(a)および図6(b)はカメラ50および信号生成部41を横から見た図である。図6(a)に示すように、カメラ50は信号生成部41の上に配置されており、カメラ50および信号生成部41の両方はトラッキングミラー42を向いている。このような配置により、カメラ50および信号生成部41はトラッキングミラー42を介して容器1の画像および容器1の周速信号を同時に取得することができる。図6(b)に示すように、カメラ50を信号生成部41の下に配置してもよい。
図7はカメラ50および信号生成部41の配置の別の例を示す図である。図7の例では、カメラ50および信号生成部41はそれぞれ異なる位置に配置されている。回転検出装置40はトラッキングミラー52をさらに備えている。以下の説明では、トラッキングミラー42を第1のトラッキングミラー42と呼び、トラッキングミラー52を第2のトラッキングミラー52と呼ぶ。
第2のトラッキングミラー52は容器1からの測定光をカメラ50へ導くための導光部である。制御部44は、容器1が測定区間を移動している間、容器1からの測定光がカメラ50へ導かれるように第2のトラッキングミラー52の角度を制御する。カメラ50は、第2のトラッキングミラー52を介して容器1の外観を撮像する。本実施形態では、導光部として第2のトラッキングミラー52が使用されているが、測定光をカメラ50へ導くことができる装置であれば、他の構成を有するものを使用してもよい。例えば、導光部として、レンズ、プリズムなど光学要素、またはこれら光学要素の組み合わせを使用し、光学要素の位置や角度を制御して光路を変更してもよい。また、液体レンズなど屈折率を変化させることができる光学要素を使用し、屈折率の変化を制御することにより光路を変更するようにしてもよい。
容器1が測定区間を移動している間、制御部44は、信号生成部41から照射された測定光が容器1の基準位置に向けて照射され続けるようにトラッキングミラー42の角度を制御する。同様に、容器1が測定区間を移動している間、制御部44は、カメラ50が容器1の表面を撮像できるように第2のトラッキングミラー52の角度を制御する。カメラ50および第2のトラッキングミラー52は、容器1に対して信号生成部41と同じ側に配置されている。図7の例では、信号生成部41はカメラ50の右側方に位置しているが、信号生成部41はカメラ50の左側方に位置してもよい。
図8はカメラ50および信号生成部41の配置のさらに別の例を示す図である。図8の例では、カメラ50は信号生成部41の反対側に配置されている。より具体的には、信号生成部41およびカメラ50の位置は、メインロータ装置4に関して対称である。カメラ50および第2のトラッキングミラー52は、容器1に対して信号生成部41の反対側に配置されている。容器1が測定区間を移動している間、信号生成部41から照射された測定光が容器1の基準位置に向けて照射され続けるように、制御部44は第1のトラッキングミラー42の角度を制御する。同様に、容器1が測定区間を移動している間、カメラ50が容器1の表面を撮像できるように、制御部44は第2のトラッキングミラー52の角度を制御する。
図9はカメラ50および信号生成部41の配置のさらに別の例を示す図である。図9に示す配置は、カメラ50および第2のトラッキングミラー52が信号生成部41の反対側に配置されている点では図8に示す配置と同じであるが、図9に示す信号生成部41は、図8に示す信号生成部41と異なる位置に配置されている点で異なっている。信号生成部41がトラッキングミラー42を介して容器1に測定光を照射できれば、信号生成部41の位置は図8および図9に示す位置に限定されない。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。例えば、上述した実施形態の測定区間は湾曲しているが、測定区間は直線であってもよい。つまり、本発明の回転検出装置は、検査対象物を直線的に搬送する搬送装置に隣接して設けられてもよい。
上記実施形態では、検査対象物である容器1としてプリフォームが用いられているが、検査対象物の他の例として、PET(ポリエチレンテレフタレート)製の容器、いわゆるペットボトルなどの円筒状の容器が挙げられる。ただし、検査対象物は円筒形状には限定されず、信号生成部41での測定光の送受光が可能であれば多角形状であってもよい。さらに、検査対象物は容器に限定されず、他の物品であってもよい。
検査対象物が測定区間を移動しているときの検査対象物の周速を示す周速指標値は、検査対象物の周速を直接示す数値であってもよく、または検査対象物の表面の周方向の変位を示す数値であってもよい。例えば、信号生成部41としてレーザードップラー速度計が使用される場合は、信号生成部41は、容器1の表面の速度を周速指標値として生成する。
1,100 容器
2,102 スクリュー式搬送装置
3,103 入口スターホイール式搬送装置
4,104 メインロータ装置
5,105 出口スターホイール式搬送装置
7,107 搬出コンベア
10,108 保持部材
11 架台
12 メイン回転軸
14 平ディスク
15 支持部材
16 切替弁
20 ヘッド本体
20a 気体流路
21 ヘッド回転軸
21a 連通路
22 回転継手
23 チューブ
30 回転機構
31,110 タイミングベルト
32 ベルトプーリ
33,112 テンショナー
34,113 駆動装置
35 ヘッドプーリ
40 回転検出装置
41 信号生成部
42 トラッキングミラー
44 制御部
45 回転判定部
50 カメラ(撮像装置)
51 画像処理装置
52 トラッキングミラー

Claims (8)

  1. 回転しながら移動する検査対象物の回転を検出する回転検出装置であって、
    光の光路を変更する光路変更部と、
    前記光路変更部を介して前記検査対象物に測定光を照射し、前記光路変更部を介して前記検査対象物からの測定光を受光し、前記測定光の周波数の変化に基づいて前記検査対象物の周速に関連する周速信号を生成する信号生成部と、
    測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物の基準位置に向けて前記測定光が照射され続けるように前記光路変更部を操作する制御部と、
    前記検査対象物が前記測定区間を移動している間に所定の回数以上回転したか否かを前記周速信号に基づいて判定する回転判定部とを備えたことを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記回転判定部は、前記周速信号から得られる周速指標値が所定のしきい値を超えた場合は、前記検査対象物が前記測定区間を移動している間に前記所定の回数以上回転したと判定することを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 前記光路変更部は、角度が変更可能に構成されたトラッキングミラーであり、
    前記制御部は、前記測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物の基準位置に向けて前記測定光が照射され続けるように前記トラッキングミラーの角度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の回転検出装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転検出装置と、
    前記検査対象物を回転させながら移動させる搬送装置と、
    前記測定区間を移動する前記検査対象物を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した画像に基づいて前記検査対象物を検査する画像処理装置とを備えたことを特徴とする検査装置。
  5. 前記撮像装置は、前記信号生成部の上または下に配置され、前記光路変更部を介して前記検査対象物を撮像することを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記検査対象物からの測定光を前記撮像装置へ導くための導光部を備え、
    前記制御部は、前記測定区間を前記検査対象物が移動している間、前記検査対象物からの測定光が前記撮像装置へ導かれるように前記導光部を操作し、
    前記撮像装置は、前記導光部を介して前記検査対象物を撮像することを特徴とする請求項4に記載の検査装置。
  7. 前記撮像装置および前記導光部は、前記検査対象物に対して前記信号生成部と同じ側に配置されることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
  8. 前記撮像装置および前記導光部は、前記検査対象物に対して前記信号生成部の反対側に配置されることを特徴とする請求項6に記載の検査装置。
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