JP2015230257A - 外観検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の外観検査装置は、エンボステープの収容部内に収容された平面視して矩形もしくは正方形の電子部品(半導体素子)の外観をカメラで撮像して、外観上の問題の有無を検出する。エンボステープの近傍には、複数の反射鏡が設けられ、電子部品の1組の対向配置された側面と表面(上面)の合計3面が1つのカメラで撮像できるようにしている。
そして、特許文献2に記載の外観検査装置は、ベルトコンベア機構によって電子部品を搬送しながら、その電子部品の1組の対向配置された側面と表面(上面)をカメラで撮像して外観検査を行う。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、電子部品の4つの側面全てを外観検査する外観検査装置を提供することを目的とする。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る外観検査装置10は、対向する側面11、11a(側面A、B)及び対向する側面12、12a(側面C、D)を備えた電子部品13を外観検査する装置である。以下、外観検査装置10について詳細に説明する。
回転体14は、回転体14の中央に連結された回転軸14aを介して図示しないサーボモータから駆動力を与えられ、回転軸14aを中心に一方向に回転する。回転軸14aは鉛直に配置されている。
本実施の形態では、支持部15に、真空圧によって電子部品13の表面16を吸着して電子部品13を保持し、真空破壊により電子部品13の保持を解除する縦長のノズルが採用されている。また、本実施の形態において、電子部品13は、平面視して、矩形状、あるいは、正方形状であるが、これに限定されない。
鉛直に配置された(電子部品13を配置する面が鉛直面となった)ウエハ19の後側には、水平方向に進退可能なピン22が設けられ、支持機構21は、ウエハリング20と共にウエハ19を位置調整し、次にウエハ19から取り外す電子部品13を、ピン22の前方に配置する。次にウエハ19から取り外される電子部品13を、以下、取り出し対象の電子部品13とも言う。
水平軸26は、ウエハ19に平行配置されている。
各ノズル23は、真空圧により吸引部23aで電子部品13の裏面27を吸着して電子部品13を吸着保持し、吸着保持した電子部品13を真空破壊により解放する。
ピン22は、ウエハ19に向かって前進して、ウエハ19に接触し、取り出し対象の電子部品13を、電子部品取得位置に配された吸引部23aに向かって押し進める。ピン22によって押し進められた電子部品13は、裏面27が、吸引部23aに接触して吸着され、ウエハ19から取り外される。
支持部15は、電子部品13が受け渡し位置に配置された後、受け渡し位置の上方に配されて一時停止し、サーボモータ18(図1では、このサーボモータ18の記載が省略されている)の作動によって降下(前進)する。降下した支持部15は、図2に示すように、ノズル23に吸着保持された電子部品13の表面16に接触して、真空圧により電子部品13の表面16を吸着する。
本実施の形態では、主として、ウエハリング20、支持機構21、ピン22、複数のノズル23、支持体24、サーボモータ25、水平軸26によって、ウエハ19から電子部品13を取り出して支持部15に供給する部品供給手段28が構成されている。
回転体14は、複数回、所定角度の回転を行うことによって、受け渡し位置で支持部15に保持された電子部品13を、検査位置Mで一時停止させ、更に、1回、所定角度の回転を行うことによって、検査位置Mで一時停止していた電子部品13を、検査位置Nに移動させる。従って、回転体14は、間欠的に回転して、支持部15で保持した電子部品13を、順次、検査位置M、Nに一時停止させることになる。
よって、電子部品13を、順次、検査位置M、Nの一方及び他方に一時停止させるとは、一の電子部品13が検査位置Mに一時停止した後、検査位置Nに一時停止すること、及び、一の電子部品13が検査位置Nに一時停止した後、検査位置Mに一時停止することを意味する。
電子部品13を保持している支持部15は、上昇位置に配置された状態で、検査位置Mに送られて一時停止し、検査位置Mに設けられているサーボモータ18の駆動により降下して(前進して)、降下位置(前進位置)に配され、一時停止する。
プリズム30も、検査位置Mで降下して一時停止した支持部15に保持されている電子部品13の高さに、電子部品13の側面11aで反射した光が入射する入射部30a(入射部q)を備えている。入射部30aは、電子部品13の側面11aまで所定の距離を有する位置で、電子部品13の側面11aに対向して配置されている。
プリズム29は、入射部29aからプリズム29内に入射した光の進行方向を複数回(本実施の形態では、3回)反射させて(即ち、変えて)、検査位置Mで降下して一時停止している電子部品13の側面11をカメラ31の画像に収めさせる。そして、カメラ31は、検査位置Mで降下して一時停止した電子部品13の側面11を撮像する。
本実施の形態では、光の進行方向を変える光路調整手段aがプリズム29とプリズム29を固定する図示しない保持機構を有して構成され、同じく光の進行方向を変える光路調整手段bがプリズム30とプリズム30を固定する図示しない保持機構を有して構成されている。
そして、カメラ31は、図4(A)に示すように、電子部品13の横長の側面11、11aを並列に並べた画像32を得るので、側面11、11aが他の配列(例えば、側面11、11aが直列)に配置された画像を得るのに比べ、撮像範囲内で、側面11、11aの外観を大きくとらえることができ、結果として、演算機は、側面11、11aの外観検査を高精度に行うことが可能である。
例えば、光路調整手段aを設けず、カメラ31が、電子部品13と同じ高さで側面11に撮像方向を向けて配置され、側面11を直接、撮像し、光路調整手段bが、光の進行方向を変えて側面11を撮像しているカメラ31の画像に、側面11aの外観を収めるように設計されていてもよい。
電子部品13を保持している支持部15は、上昇位置に配置された状態で、検査位置Nに送られて一時停止し、検査位置Nに設けられているサーボモータ18の駆動により降下する。なお、図2、図3、図5においては、サーボモータ18の駆動力を支持部15に伝える機構の記載が省略されている。
プリズム34も、検査位置Nで降下した支持部15に保持されている電子部品13の高さに、電子部品13の側面12aで反射した光が入射する入射部34a(入射部s)を備えている。入射部34aは、電子部品13の側面12aまで所定の距離を有する位置で、電子部品13の側面12aに対向配置されている。
プリズム33は、入射部33aからプリズム33内に入射した光の進行方向を複数回(本実施の形態では、3回)反射させて(即ち、変えて)、検査位置Nで降下して一時停止した電子部品13の側面12をカメラ35の画像に収めさせる。そして、カメラ35は、検査位置Nで降下して一時停止してた電子部品13の側面12を撮像する。
本実施の形態では、光の進行方向を変える光路調整手段cがプリズム33とプリズム33を固定する図示しない保持機構を有して構成され、同じく光の進行方向を変える光路調整手段dがプリズム34とプリズム34を固定する図示しない保持機構を有して構成されている。
なお、側面12、12aの外観検査に求められる精度によっては、検査位置Nで降下して一時停止した電子部品13の側面12、12aからカメラ35までの各光学経路の長さを等しくする必要はなく、カメラ35は電子部品13の側面12、12aを並列に並べた画像36を得る必要もない。例えば、光路調整手段cを設けず、カメラ35が、電子部品13と同じ高さで側面12に撮像方向を向けて配置され、側面12を直接、撮像し、光路調整手段dが、光の進行方向を変えて側面12を撮像しているカメラ35の画像に、側面12aの外観を収めるように設計されていてもよい。
外観検査装置10は、図6(A)、(B)に示すように、電子部品13の裏面27を撮像するカメラ38(第3の撮像手段の一例)を備えている。カメラ38の撮像方向には、図2、図6(A)、(B)に示すように、支持体24の近傍に配置され、光の進行方向を変えるプリズム39が設けられている。
カメラ38による電子部品13の裏面27の撮像は、図6(B)に示すように、支持体24が回転中で、取り出し対象の電子部品13とプリズム39の間にノズル23が配されていないタイミング(即ち、吸引部23aが電子部品取得位置に配されていないタイミング)で行われる。
更に、ウエハ19に平行な方向において、吸引部23aが支持体24から離れて設けられ、取り出し対象の電子部品13とプリズム39の間に支持体24の一部が入り込まないように設計されている。因って、カメラ38は、取り出し対象の電子部品13の裏面27を、支持体24によって覆われていない状態で、撮像可能である。
カメラ40は、図2に示すように、撮像方向を受け渡し位置に向けて配置されている。カメラ40は、図7に示すように、回転体14が回転中で、受け渡し位置にある電子部品13の上方にアーム13aが存在していないタイミングで受け渡し位置に配された電子部品13の表面16を撮像する。従って、カメラ40は、アーム13aが電子部品13を覆っていない状態で電子部品13の表面16全体を撮像可能である。
なお、電子部品13の表面16の撮像は、受け渡し位置とは別位置に電子部品13を配した状態でなすこともでき、例えば、ノズル23に吸着保持された電子部品13が、受け渡し位置に搬送される前の段階で、電子部品13の表面13を撮像してもよい。
そして、ソーター41に対して回転体14の回転方向の下流側には、電子部品13をテーピングに収容するテーピングユニット42が配置されている。なお、図1、図7においては、テーピングユニット42の上方にあるサーボモータ18の記載が省略されている。
検査位置Mに対して回転体14の回転方向の上流側に、電子部品13の表面16や裏面27の外観検査を行うユニットや、電子部品13の位置補正を行うユニットを設けてもよいことは言うまでもない。
外観検査装置10の変形例である外観検査装置61は、図8に示すように、回転体60に、平面視して、回転体60の外周側に突出した複数のガイド機構62が取り付けられている。複数のガイド機構62は、回転体60の回転方向に沿って所定の間隔で配置され、各ガイド機構62は、支持部15を昇降自在(進退自在)に保持している。
電子部品13の表面16の撮像は、図8に示すように、回転体60が回転中で、受け渡し位置の上方にガイド機構62が存在していないタイミングで行われる。従って、カメラ40は、ガイド機構62が電子部品13を覆っていない状態で電子部品13の表面16全体を撮像可能である。
例えば、回転体の回転軸は鉛直である必要はなく、回転軸は水平配置されていてもよいし、傾斜して配置されていてもよい。
そして、支持部は、真空圧によって電子部品を保持するノズルでなくてもよく、例えば、電子部品を挟んで保持するものであってもよい。
更に、光路調整手段a、b、c、dはそれぞれ、プリズムと反射鏡を有するものであってもよく、プリズムを備えず反射鏡のみを有するものであってもよい。
更に、部品供給手段は、トレイやテーピングから電子部品を支持部に供給する機構であってもよいし、あるいは、パーツフィーダであってもよい。
特許文献1に記載の外観検査装置は、エンボステープの収容部内に収容された平面視して矩形もしくは正方形の電子部品(半導体素子)の外観をカメラで撮像して、外観上の問題の有無を検出する。エンボステープの近傍には、複数の反射鏡が設けられ、電子部品の1組の対向配置された側面と表面(上面)の合計3面が1つのカメラで撮像できるようにしている。
そして、特許文献2に記載の外観検査装置は、ベルトコンベア機構によって電子部品を搬送しながら、その電子部品の1組の対向配置された側面と表面(上面)をカメラで撮像して外観検査を行う。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、電子部品の4つの側面全てを外観検査する外観検査装置を提供することを目的とする。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る外観検査装置10は、対向する側面11、11a(側面A、B)及び対向する側面12、12a(側面C、D)を備えた電子部品13を外観検査する装置である。以下、外観検査装置10について詳細に説明する。
回転体14は、回転体14の中央に連結された回転軸14aを介して図示しないサーボモータから駆動力を与えられ、回転軸14aを中心に一方向に回転する。回転軸14aは鉛直に配置されている。
本実施の形態では、支持部15に、真空圧によって電子部品13の表面16を吸着して電子部品13を保持し、真空破壊により電子部品13の保持を解除する縦長のノズルが採用されている。また、本実施の形態において、電子部品13は、平面視して、矩形状、あるいは、正方形状であるが、これに限定されない。
鉛直に配置された(電子部品13を配置する面が鉛直面となった)ウエハ19の後側には、水平方向に進退可能なピン22が設けられ、支持機構21は、ウエハリング20と共にウエハ19を位置調整し、次にウエハ19から取り外す電子部品13を、ピン22の前方に配置する。次にウエハ19から取り外される電子部品13を、以下、取り出し対象の電子部品13とも言う。
水平軸26は、ウエハ19に平行配置されている。
各ノズル23は、真空圧により吸引部23aで電子部品13の裏面27を吸着して電子部品13を吸着保持し、吸着保持した電子部品13を真空破壊により解放する。
ピン22は、ウエハ19に向かって前進して、ウエハ19に接触し、取り出し対象の電子部品13を、電子部品取得位置に配された吸引部23aに向かって押し進める。ピン22によって押し進められた電子部品13は、裏面27が、吸引部23aに接触して吸着され、ウエハ19から取り外される。
支持部15は、電子部品13が受け渡し位置に配置された後、受け渡し位置の上方に配されて一時停止し、サーボモータ18(図1では、このサーボモータ18の記載が省略されている)の作動によって降下(前進)する。降下した支持部15は、図2に示すように、ノズル23に吸着保持された電子部品13の表面16に接触して、真空圧により電子部品13の表面16を吸着する。
本実施の形態では、主として、ウエハリング20、支持機構21、ピン22、複数のノズル23、支持体24、サーボモータ25、水平軸26によって、ウエハ19から電子部品13を取り出して支持部15に供給する部品供給手段28が構成されている。
回転体14は、複数回、所定角度の回転を行うことによって、受け渡し位置で支持部15に保持された電子部品13を、検査位置Mで一時停止させ、更に、1回、所定角度の回転を行うことによって、検査位置Mで一時停止していた電子部品13を、検査位置Nに移動させる。従って、回転体14は、間欠的に回転して、支持部15で保持した電子部品13を、順次、検査位置M、Nに一時停止させることになる。
よって、電子部品13を、順次、検査位置M、Nの一方及び他方に一時停止させるとは、一の電子部品13が検査位置Mに一時停止した後、検査位置Nに一時停止すること、及び、一の電子部品13が検査位置Nに一時停止した後、検査位置Mに一時停止することを意味する。
電子部品13を保持している支持部15は、上昇位置に配置された状態で、検査位置Mに送られて一時停止し、検査位置Mに設けられているサーボモータ18の駆動により降下して(前進して)、降下位置(前進位置)に配され、一時停止する。
プリズム30も、検査位置Mで降下して一時停止した支持部15に保持されている電子部品13の高さに、電子部品13の側面11aで反射した光が入射する入射部30a(入射部q)を備えている。入射部30aは、電子部品13の側面11aまで所定の距離を有する位置で、電子部品13の側面11aに対向して配置されている。
プリズム29は、入射部29aからプリズム29内に入射した光の進行方向を複数回(本実施の形態では、3回)反射させて(即ち、変えて)、検査位置Mで降下して一時停止している電子部品13の側面11をカメラ31の画像に収めさせる。そして、カメラ31は、検査位置Mで降下して一時停止した電子部品13の側面11を撮像する。
本実施の形態では、光の進行方向を変える光路調整手段aがプリズム29とプリズム29を固定する図示しない保持機構を有して構成され、同じく光の進行方向を変える光路調整手段bがプリズム30とプリズム30を固定する図示しない保持機構を有して構成されている。
そして、カメラ31は、図4(A)に示すように、電子部品13の横長の側面11、11aを並列に並べた画像32を得るので、側面11、11aが他の配列(例えば、側面11、11aが直列)に配置された画像を得るのに比べ、撮像範囲内で、側面11、11aの外観を大きくとらえることができ、結果として、演算機は、側面11、11aの外観検査を高精度に行うことが可能である。
例えば、光路調整手段aを設けず、カメラ31が、電子部品13と同じ高さで側面11に撮像方向を向けて配置され、側面11を直接、撮像し、光路調整手段bが、光の進行方向を変えて側面11を撮像しているカメラ31の画像に、側面11aの外観を収めるように設計されていてもよい。
電子部品13を保持している支持部15は、上昇位置に配置された状態で、検査位置Nに送られて一時停止し、検査位置Nに設けられているサーボモータ18の駆動により降下する。なお、図2、図3、図5においては、サーボモータ18の駆動力を支持部15に伝える機構の記載が省略されている。
プリズム34も、検査位置Nで降下した支持部15に保持されている電子部品13の高さに、電子部品13の側面12aで反射した光が入射する入射部34a(入射部s)を備えている。入射部34aは、電子部品13の側面12aまで所定の距離を有する位置で、電子部品13の側面12aに対向配置されている。
プリズム33は、入射部33aからプリズム33内に入射した光の進行方向を複数回(本実施の形態では、3回)反射させて(即ち、変えて)、検査位置Nで降下して一時停止した電子部品13の側面12をカメラ35の画像に収めさせる。そして、カメラ35は、検査位置Nで降下して一時停止してた電子部品13の側面12を撮像する。
本実施の形態では、光の進行方向を変える光路調整手段cがプリズム33とプリズム33を固定する図示しない保持機構を有して構成され、同じく光の進行方向を変える光路調整手段dがプリズム34とプリズム34を固定する図示しない保持機構を有して構成されている。
なお、側面12、12aの外観検査に求められる精度によっては、検査位置Nで降下して一時停止した電子部品13の側面12、12aからカメラ35までの各光学経路の長さを等しくする必要はなく、カメラ35は電子部品13の側面12、12aを並列に並べた画像36を得る必要もない。例えば、光路調整手段cを設けず、カメラ35が、電子部品13と同じ高さで側面12に撮像方向を向けて配置され、側面12を直接、撮像し、光路調整手段dが、光の進行方向を変えて側面12を撮像しているカメラ35の画像に、側面12aの外観を収めるように設計されていてもよい。
外観検査装置10は、図6(A)、(B)に示すように、電子部品13の裏面27を撮像するカメラ38(第3の撮像手段の一例)を備えている。カメラ38の撮像方向には、図2、図6(A)、(B)に示すように、支持体24の近傍に配置され、光の進行方向を変えるプリズム39が設けられている。
カメラ38による電子部品13の裏面27の撮像は、図6(B)に示すように、支持体24が回転中で、取り出し対象の電子部品13とプリズム39の間にノズル23が配されていないタイミング(即ち、吸引部23aが電子部品取得位置に配されていないタイミング)で行われる。
更に、ウエハ19に平行な方向において、吸引部23aが支持体24から離れて設けられ、取り出し対象の電子部品13とプリズム39の間に支持体24の一部が入り込まないように設計されている。因って、カメラ38は、取り出し対象の電子部品13の裏面27を、支持体24によって覆われていない状態で、撮像可能である。
カメラ40は、図2に示すように、撮像方向を受け渡し位置に向けて配置されている。カメラ40は、図7に示すように、回転体14が回転中で、受け渡し位置にある電子部品13の上方にアーム13aが存在していないタイミングで受け渡し位置に配された電子部品13の表面16を撮像する。従って、カメラ40は、アーム13aが電子部品13を覆っていない状態で電子部品13の表面16全体を撮像可能である。
なお、電子部品13の表面16の撮像は、受け渡し位置とは別位置に電子部品13を配した状態でなすこともでき、例えば、ノズル23に吸着保持された電子部品13が、受け渡し位置に搬送される前の段階で、電子部品13の表面13を撮像してもよい。
そして、ソーター41に対して回転体14の回転方向の下流側には、電子部品13をテーピングに収容するテーピングユニット42が配置されている。なお、図1、図7においては、テーピングユニット42の上方にあるサーボモータ18の記載が省略されている。
検査位置Mに対して回転体14の回転方向の上流側に、電子部品13の表面16や裏面27の外観検査を行うユニットや、電子部品13の位置補正を行うユニットを設けてもよいことは言うまでもない。
外観検査装置10の変形例である外観検査装置61は、図8に示すように、回転体60に、平面視して、回転体60の外周側に突出した複数のガイド機構62が取り付けられている。複数のガイド機構62は、回転体60の回転方向に沿って所定の間隔で配置され、各ガイド機構62は、支持部15を昇降自在(進退自在)に保持している。
電子部品13の表面16の撮像は、図8に示すように、回転体60が回転中で、受け渡し位置の上方にガイド機構62が存在していないタイミングで行われる。従って、カメラ40は、ガイド機構62が電子部品13を覆っていない状態で電子部品13の表面16全体を撮像可能である。
例えば、回転体の回転軸は鉛直である必要はなく、回転軸は水平配置されていてもよいし、傾斜して配置されていてもよい。
そして、支持部は、真空圧によって電子部品を保持するノズルでなくてもよく、例えば、電子部品を挟んで保持するものであってもよい。
更に、光路調整手段a、b、c、dはそれぞれ、プリズムと反射鏡を有するものであってもよく、プリズムを備えず反射鏡のみを有するものであってもよい。
更に、部品供給手段は、トレイやテーピングから電子部品を支持部に供給する機構であってもよいし、あるいは、パーツフィーダであってもよい。
Claims (9)
- 対向する側面A、B及び対向する側面C、Dを備えた電子部品を外観検査する外観検査装置において、
前記電子部品をそれぞれ保持する複数の支持部が間隔を空けて円状に取り付けられ、間欠的に回転して、前記各支持部が保持した前記電子部品を、順次、検査位置M、Nの一方及び他方に一時停止させる回転体と、
前記検査位置Mで一時停止した前記電子部品の側面Aを撮像する第1の撮像手段と、
光の進行方向を変えて、前記検査位置Mで一時停止した前記電子部品の側面Bの外観を、該電子部品の側面Aを撮像している前記第1の撮像手段の画像に収める光路調整手段bと、
前記検査位置Nで一時停止した前記電子部品の側面Cを撮像する第2の撮像手段と、
光の進行方向を変えて、前記検査位置Nで一時停止した前記電子部品の側面Dの外観を、該電子部品の側面Cを撮像している前記第2の撮像手段の画像に収める光路調整手段dとを備えて、前記電子部品の側面A、B、C、Dを外観検査することを特徴とする外観検査装置。 - 請求項1記載の外観検査装置において、前記支持部は、前記側面A、Bを前記回転体の回転方向に沿わせ前記側面C、Dの一方を他方に対し前記回転体の回転方向の上流側に配置した状態で保持し、
前記検査位置Nに、前記支持部を進退させる駆動源が設けられ、
前記電子部品は、後退位置に配置されて前記検査位置Nに送られた前記支持部が前記駆動源の作動によって前進した状態で、前記側面C、Dが撮像されることを特徴とする外観検査装置。 - 請求項1又は2記載の外観検査装置において、前記検査位置Mで撮像される前記電子部品の側面Aから前記第1の撮像手段までの光学経路を、該電子部品の側面Bから前記第1の撮像手段までの光学経路と同じ長さにする光路調整手段aと、
前記検査位置Nで撮像される前記電子部品の側面Cから前記第2の撮像手段までの光学経路を、該電子部品の側面Dから前記第2の撮像手段までの光学経路と同じ長さにする光路調整手段cとを備えることを特徴とする外観検査装置。 - 請求項3記載の外観検査装置において、前記光路調整手段a、bはそれぞれ、前記検査位置Mで撮像される前記電子部品の側面A、Bに対向配置されて、該電子部品の側面A、Bで反射した光がそれぞれ入射する入射部p、qを備え、前記光路調整手段c、dはそれぞれ、前記検査位置Nで撮像される前記電子部品の側面C、Dに対向配置されて、該電子部品の側面C、Dで反射した光がそれぞれ入射する入射部r、sを備えることを特徴とする外観検査装置。
- 請求項1〜4のいずれか1に記載の外観検査装置において、複数の前記電子部品が並べられたウエハから、一の前記電子部品の裏面を吸着保持して該電子部品を取り外し、該電子部品の表面を吸着保持する前記支持部に受け渡す部品供給手段を備えることを特徴とする外観検査装置。
- 請求項5記載の外観検査装置において、前記電子部品の裏面を、該電子部品が前記ウエハに並べられている状態で撮像する第3の撮像手段とを備えて、前記電子部品の裏面も外観検査することを特徴とする外観検査装置。
- 請求項6記載の外観検査装置において、前記部品供給手段は、前記ウエハに平行配置された回転軸を中心に回転する支持体と、前記電子部品の裏面を吸着する吸引部を、前記回転軸に沿う方向で前記支持体から離れた位置に有して、前記支持体に取り付けられたノズルとを備え、前記支持体は、間欠的に回転して、前記ウエハから取り外す前記電子部品の裏面に対向する電子部品取得位置に前記吸引部を移動させ、前記第3の撮像手段は、前記吸引部が前記電子部品取得位置に配されていないタイミングで、前記電子部品の裏面を撮像することを特徴とする外観検査装置。
- 請求項5〜7のいずれか1に記載の外観検査装置において、前記部品供給手段に裏面を吸着保持された前記電子部品の表面を撮像する第4の撮像手段を備えて、前記電子部品の表面も外観検査することを特徴とする外観検査装置。
- 請求項1〜8のいずれか1に記載の外観検査装置において、前記電子部品の側面A、B、C、Dはそれぞれ横に長く、前記第1の撮像手段は、前記電子部品の側面A、Bを並列に並べた画像を得、前記第2の撮像手段は、前記電子部品の側面C、Dを並列に並べた画像を得ることを特徴とする外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014116910A JP5649258B1 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014116910A JP5649258B1 (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 外観検査装置 |
Publications (2)
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