JP6295152B2 - 電線保護チューブ - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電線を束ねた電線束を保護する電線保護チューブに関する。
従来、複数の電線を束ねた電線束の各電線を配索経路に沿って分岐させながら設置するワイヤーハーネスは、電線束を電線保護チューブによって覆うことによって保護するようにしている。
例えば、特許文献1に記載の電線保護チューブは、電線保護チューブの一部にスリットを開けて、スリットの対向する開口端縁面を分岐方向に向けて外側に折り曲げその孔から支線を引き出すことによって電線を分岐し、開口端縁面のエッジを電線に接触し難くすることによって、エッジと電線との擦れを防ぎ、結果的に、電線の損傷を防止するようにしている。
特開2002−354628号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電線保護チューブは、振動等によって折り曲げ部分の折り曲げ方向が変化し、開口端縁面のエッジが電線側に向いた場合、エッジが常に電線に接触する状態となり、結果的に電線が損傷するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、分岐部分によって電線が損傷することを防ぐことができる電線保護チューブを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電線保護チューブは、幹線と、該幹線から分岐する支線とを有する電線束の前記幹線の外周を覆う幹線筒部と、前記電線束の分岐部分の前記支線の外周を覆うように前記幹線筒部から分岐する分岐筒部と、を有する電線保護チューブであって、前記分岐筒部は、分岐方向に向けて突出するように前記幹線筒部と一体的に設け、かつ、弾性的に屈曲自在な屈曲自在部を当該分岐筒部の開口側の端部の周方向に沿って設け、前記分岐筒部は、軸方向で筒内径を変化するように、基端側に筒内径を小さくして設けた小径筒部と、開口端側に該小径筒部に比して筒内径を大きくして設けた大径筒部とを有し、前記屈曲自在部は、前記小径筒部から前記大径筒部に筒内径を大きく変化するように軸方向から径外方向に屈曲した前記分岐筒部の壁であることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る電線保護チューブは、前記分岐筒部を分岐方向に向けて突出するように前記幹線筒部と一体的に設けているので、分岐部分のエッジを開口端縁面だけに絞りこみ、しかも、電線が前記分岐筒部の開口端縁面のエッジに接触すると、エッジが電線Wを押圧する力を軽減するように前記屈曲自在部が弾性的に屈曲するようになっているので、エッジと電線との擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線が損傷することを防ぐことができる。
本発明の請求項に係る電線保護チューブは、前記分岐筒部の筒内径を変化させることによって、前記屈曲自在部を形成するようにしているので、前記電線保護チューブが樹脂成形品である場合、金型によって容易に一体的に成形することができる。
図1は、(a)が本発明の実施例に係る電線保護チューブの分岐筒部周辺を示した図であり、(b)が(a)に示した電線保護チューブを断面で示すことによって電線保護チューブと、電線保護チューブ内の電線束とを含むワイヤーハーネスを示した図である。 図2は、図1に示した電線保護チューブの斜視図である。 図3は、電線保護チューブの分岐筒部周辺の断面および電線を示した図であり、図(a)が電線が分岐筒部のエッジに接触する前の状態を示した図であり、(b)が電線が分岐筒部のエッジに接触した後の状態を示した図である。 図4は、電線保護チューブ製造ラインを概略的に示した図である。 図5は、(a)が図4に示した樹脂成形部に用いる上金型と下金型とを型閉じた状態の金型の側面図であり、(b)が上金型と、下金型とをそれぞれを互いの合わせ面側から視た図である。 図6は、図4に示した切断スリット加工部による加工を施す前の電線保護チューブの中間部材であり、(a)が図4中、矢印A方向から中間部材を視た図であり、(b)が図4中、矢印B方向から視た中間部材をスリット形成用カッターおよび分岐部端部切断用カッターとともに示した図である。 図7は、図4に示した電線保護チューブ製造ラインによって電線保護チューブを製造する手順を示した図である。 図8は、変形例1の電線保護チューブの分岐筒部周辺の断面図である。 図9は、変形例2の電線保護チューブの分岐筒部周辺の断面図である。 図10は、変形例3の電線保護チューブの分岐筒部周辺を示した図であり、電線保護チューブを断面で示すことによって電線保護チューブと、電線保護チューブ内の電線束とを含むワイヤーハーネスを示した図である。 図11は、変形例4の電線保護チューブの分岐筒部周辺を示した図であり、電線保護チューブを断面で示すことによって電線保護チューブと、電線保護チューブ内の電線束とを含むワイヤーハーネスを示した図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電線保護チューブの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、(a)が本発明の実施例に係る電線保護チューブ1の分岐筒部20周辺を示した図であり、(b)が(a)に示した電線保護チューブ1を断面で示すことによって電線保護チューブ1と、電線保護チューブ1内の電線束Wbとを含むワイヤーハーネスWHを示した図である。図2は、図1に示した電線保護チューブ1の斜視図である。図3は、電線保護チューブ1の分岐筒部20周辺の断面および電線Wを示した図であり、図(a)が電線Wが分岐筒部20のエッジ20cに接触する前の状態を示した図であり、(b)が電線Wが分岐筒部20のエッジ20cに接触した後の状態を示した図である。
本発明の実施例に係る電線保護チューブ1は、例えば、自動車の内部に配索するワイヤーハーネスWHの電線束Wbを保護するものである。
電線保護チューブ1は、合成樹脂等の絶縁材からなり、幹線W1と、幹線W1から分岐する支線W2とを有する電線束Wbの幹線W1の外周を覆う幹線筒部10と、電線束Wbの分岐部分の支線W2の外周を覆うように幹線筒部10から分岐する分岐筒部20を有する。
幹線筒部10は、軸方向に沿って山状部分と谷状部分とを交互に形成した蛇腹形状をなし、電線束Wbの配索経路に合わせて屈曲自在な形状になっている。
また、幹線筒部10は、軸方向に沿って一方端から他方端に延びるスリット11を形成し、このスリット11から電線保護チューブ1内に電線束Wbを収容するようになっている。
分岐筒部20は、分岐方向に向けて突出するように幹線筒部10と一体的に設け、かつ、弾性的に屈曲自在な屈曲自在部30を分岐筒部20の開口20a側の端部21の周方向に沿って設けている。
この分岐筒部20は、幹線筒部10に対して略直方向に突出するように設けている。
また、分岐筒部20は、軸方向で筒内径を変化するように、基端側に筒内径を小さくして設けた小径筒部22と、開口端側に該小径筒部22に比して筒内径を大きくして設けた大径筒部23とを有する。
屈曲自在部30は、小径筒部22から大径筒部23に筒内径を大きく変化するように軸方向から径外方向に屈曲した分岐筒部20の壁である。より具体的には、屈曲自在部30は、軸方向から径外方向に略直角に屈曲した分岐筒部20の壁である。
このような電線保護チューブ1は、電線Wが、分岐筒部20の開口端縁面20bのエッジ20cに接触した場合、図3(b)に示すように、エッジ20cが電線Wを押圧する力を軽減するように屈曲自在部30が弾性的に屈曲するようになっている。
次に、図4−図7を用いて電線保護チューブ1の製造方法について説明する。
図4は、電線保護チューブ製造ライン100を概略的に示した図である。図5は、(a)が図4に示した樹脂成形部120に用いる上金型121と下金型122とを型閉じた状態の金型の側面図であり、(b)が上金型121と、下金型122とをそれぞれを互いの合わせ面側から視た図である。図6は、図4に示した切断スリット加工部130による加工を施す前の電線保護チューブ1の中間部材1Aであり、(a)が図4中、矢印A方向から中間部材1Aを視た図であり、(b)が図4中、矢印B方向から視た中間部材1Aをスリット形成用カッター131および分岐部端部切断用カッター132とともに示した図である。なお、図6(a)は、仮想線L1がスリット形成用カッター131によってスリット11を形成する線を示し、仮想線L2が分岐部端部切断用カッター132によって分岐筒部20の閉じた先端部21aを切断する線を示している。図7は、図4に示した電線保護チューブ製造ライン100によって電線保護チューブ1を製造する手順を示した図である。
まず、電線保護チューブ製造ライン100について説明する。
電線保護チューブ製造ライン100は、図4中、左側が上流側となり、左から右に向けて並んで配置した、樹脂押出部110と、樹脂成形部120と、切断スリット加工部130と、張力調整部140と、受取部150と、によって加工処理を順次施すようになっている。
樹脂押出部110は、電線保護チューブ1の材料となる樹脂を樹脂成形部120に連続的に供給する部分である。
樹脂成形部120は、樹脂押出部110よって供給された樹脂を、図5に示すような成形用の上金型121および下金型122によって電線保護チューブ1の中間部材1Aを成形する部分である。
この樹脂成形部120は、複数の上金型121および下金型122のそれぞれを環状、かつ成形位置で対向するように配置することによって樹脂押出部110から供給される樹脂を連続的に成形する。
上下金型121、122は、分岐筒部20の小径筒部22と、大径筒部23とにそれぞれ対応したキャビティーを有し、これによって屈曲自在部30を成形するようになっている。
また、上下金型121、122は、分岐筒部20の開口20aが閉じた中間部材1Aを成形するようになっているため、開口20aに対応する部分を閉じしたキャビティーにすることができるようになっている。
このため、屈曲自在部30を含めた分岐筒部20の外郭を幹線筒部10の外郭とともに上下金型121、122によって閉じられたキャビティーによって一体的に成形し易いようになっている。
切断スリット加工部130は、樹脂成形部120によって供給された中間部材1Aに対して、スリット11を形成するとともに、分岐筒部20の先端部21aを切断することによって開口20aを形成する部分である。
この切断スリット処理部130は、図6(b)に示すように、スリット11を形成するためのカッターであるスリット形成用カッター131と、分岐筒部20の先端部21aを切断するためのカッターである分岐部端部切断用カッター132と、を有する。
このような切断スリット加工部130は、中間部材1Aが搬送方向Dに移動することによって、スリット形成用カッター131がスリット11を形成するとともに、分岐部端部切断用カッター132が先端部21aを切断することによって開口20aを形成する。
張力調整部140は、切断スリット処理部130と受取部150との間の電線保護チューブ1の張力を調整する部分である。
受取部150は、切断スリット処理部130によって加工し、幹線筒部10が連続的につながる電線保護チューブ1をドラム151に巻き取る部分である。このドラム151に巻き取った電線保護チューブ部1は、ワイヤーハーネスWHを製造する際に所定の長さに切断して使用する。
次に、図7を用いて電線保護チューブ製造ライン100によって電線保護チューブ1を製造する手順について説明する。
まず、作業者は、樹脂押出部110に樹脂等の材量を投入し、電線保護チューブ製造ライン100を起動する。すると樹脂成形部120が樹脂押出部110から供給された樹脂を上下金型121、122によって金型プレス成形する。これによって分岐筒部20の開口20aを閉じた中間部材1Aが成形される(図7(a)参照)。
その後、切断スリット処理部130が中間部材1Aに対してスリット11および開口20aを形成することによって電線保護チューブ1が完成する(図7(b)および図7(c)参照)。
ここで、中間部材1Aが搬送方向Dに移動することによって、スリット形成用カッター131が、図6(a)の仮想線L1に沿って中間部材1Aに切り込まれることによって、スリット11を形成し、分岐部端部切断用カッター132が仮想線L2に沿って中間部材1Aに切り込まれることによって、開口20aを形成する。
このようにして製造した電線保護チューブ1は、その後、受取部150に送られてドラム151単位で巻き取って保管される。
本発明の実施例に係る電線保護チューブ1は、分岐筒部20を分岐方向に向けて突出するように幹線筒部10と一体的に設けているので、分岐部分のエッジを開口端縁面20bだけに絞りこみ、しかも、電線Wが分岐筒部20の開口端縁面20bのエッジ20cに接触すると、エッジ20cが電線Wを押圧する力を軽減するように屈曲自在部30が弾性的に屈曲するようになっているので、エッジ20cと電線Wとの擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線Wが損傷することを防ぐことができる。
また、本発明の実施例に係る電線保護チューブ1は、分岐筒部20の筒内径を変化させることによって、屈曲自在部30を形成するようにしているので、電線保護チューブ1が樹脂成形品である場合、金型によって容易に一体的に成形することができる。
(変形例1)
次に、図8を用いて本発明の実施例に係る電線保護チューブ1の変形例1の電線保護チューブ2について説明する。
図8は、変形例1の電線保護チューブ2の分岐筒部20周辺の断面図である。
この変形例1の電線保護チューブ2は、幹線筒部40の形状が異なる点で、実施例の電線保護チューブ1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例1の電線保護チューブ2は、図8に示すように、幹線筒部40が直管形状をなしている。
この変形例1の電線保護チューブ2は、分岐方向に向けて突出するように幹線筒部40と一体的に設けているので、分岐部分のエッジを開口端縁面20bだけに絞りこみ、しかも、電線Wが開口端縁面20bのエッジ20cに接触すると、エッジ20cが電線Wを押圧する力を軽減するように屈曲自在部30が弾性的に屈曲するようになっているので、実施例の電線保護チューブ1と同様に、エッジ20cと電線Wとの擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線Wが損傷することを防ぐことができる。
(変形例2)
次に、図9を用いて本発明の実施例に係る電線保護チューブ1の変形例2の電線保護チューブ3について説明する。
図9は、変形例2の電線保護チューブ3の分岐筒部20周辺の断面図である。
この変形例2の電線保護チューブ3は、幹線筒部50の形状が異なる点で、実施例の電線保護チューブと異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
この変形例2の電線保護チューブ3は、図9に示すように、幹線筒部50が直管形状および蛇腹形状の両方を有している。
この変形例2の電線保護チューブ3は、実施例の電線保護チューブ1と変形例の電線保護チューブ2とを含む構成であるため、実施例の電線保護チューブ1と同様に、エッジ20cと電線Wとの擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線Wが損傷することを防ぐことができる。
(変形例3)
次に、図10を用いて本発明の実施例に係る電線保護チューブ1の変形例3の電線保護チューブ4について説明する。
図10は、変形例3の電線保護チューブ4の分岐筒部60周辺を示した図であり、電線保護チューブ4を断面で示すことによって電線保護チューブ4と、電線保護チューブ4内の電線束Wbとを含むワイヤーハーネスWHを示した図である。
この変形例3の電線保護チューブ4は、分岐筒部60の形状が異なる点で、実施例の電線保護チューブ1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
分岐筒部60は、分岐方向に向けて突出するように幹線筒部10と一体的に設け、かつ、弾性的に屈曲自在な屈曲自在部70を分岐筒部60の開口60a側の端部21の周方向に沿って設けている。
屈曲自在部70は、開口端縁面60bが径外方向に向くように分岐筒部60の壁を軸方向から径外方向に略直角に屈曲した部分である。
この変形例3の電線保護チューブ4は、分岐筒部60を分岐方向に向けて突出するように幹線筒部60と一体的に設けているので、分岐部分のエッジを開口端縁面20bだけに絞りこみ、しかも、電線Wが分岐筒部60の開口端縁面60bのエッジ60cに接触すると、エッジ60cが電線Wを押圧する力を軽減するように屈曲自在部70が弾性的に屈曲するようになっているので、実施例の電線保護チューブ1と同様に、エッジ60cと電線Wとの擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線Wが損傷することを防ぐことができる。
(変形例4)
次に、図11を用いて本発明の実施例に係る電線保護チューブ1の変形例4の電線保護チューブ5について説明する。
図11は、変形例4の電線保護チューブ5の分岐筒部80周辺を示した図であり、電線保護チューブ5を断面で示すことによって電線保護チューブ5と、電線保護チューブ5内の電線束Wbとを含むワイヤーハーネスWHを示した図である。
この変形例4の電線保護チューブ5は、分岐筒部80の形状が異なる点で、実施例の電線保護チューブ5と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
分岐筒部80は、分岐方向に向けて突出するように幹線筒部10と一体的に設け、かつ、弾性的に屈曲自在な屈曲自在部30を分岐筒部80の開口80a側の端部21の周方向に沿って設けている。
より具体的には、分岐筒部80は、幹線筒部10に対して略直方向から傾いて突出するように設けている。
この変形例4の電線保護チューブ5は、分岐筒部80を分岐方向に向けて突出するように幹線筒部10と一体的に設けているので、分岐部分のエッジを開口端縁面80bだけに絞りこみ、しかも、電線Wが分岐筒部80の開口端縁面80bのエッジ80cに接触すると、エッジ80cが電線Wを押圧する力を軽減するように屈曲自在部30が弾性的に屈曲するようになっているので、実施例の電線保護チューブ1と同様に、エッジ80cと電線Wとの擦れを防ぎ、結果的に、分岐部分によって電線Wが損傷することを防ぐことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2、3、4、5 電線保護チューブ
1A 中間部材
10、40、50 幹線筒部
11 スリット
20、60、80 分岐筒部
20a、60a 開口
20b、60b、80a 開口端縁面
20c、60c、80c エッジ
21 端部
21a 先端部
22 小径筒部
23 大径筒部
30、70 屈曲自在部
WH ワイヤーハーネス
Wb 電線束
W 電線
W1 幹線
W2 支線
100 電線保護チューブ製造ライン
110 樹脂押出部
120 樹脂成形部
121 上金型
122 下金型
130 切断スリット加工部
131 スリット形成用カッター
132 分岐部端部切断用カッター
140 張力調整部
150 受取部
151 ドラム

Claims (1)

  1. 幹線と、該幹線から分岐する支線とを有する電線束の前記幹線の外周を覆う幹線筒部と、前記電線束の分岐部分の前記支線の外周を覆うように前記幹線筒部から分岐する分岐筒部と、を有する電線保護チューブであって、
    前記分岐筒部は、
    分岐方向に向けて突出するように前記幹線筒部と一体的に設け、かつ、弾性的に屈曲自在な屈曲自在部を当該分岐筒部の開口側の端部の周方向に沿って設け、
    前記分岐筒部は、
    軸方向で筒内径を変化するように、基端側に筒内径を小さくして設けた小径筒部と、開口端側に該小径筒部に比して筒内径を大きくして設けた大径筒部と
    を有し、
    前記屈曲自在部は、
    前記小径筒部から前記大径筒部に筒内径を大きく変化するように軸方向から径外方向に屈曲した前記分岐筒部の壁である
    ことを特徴とする電線保護チューブ。
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