JP6294701B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内の内容液が温度上昇により揮発・膨張して容器内の内部圧力が大きくなることによる内容液の噴出や内容液の滴下時に内容液が必要以上に吐出するのを防止する液体容器に関する。
歯科用接着剤や各種の治療薬等の種々の内容液を充填する容器として、容器本体とノズルとを備えてなる液体用容器が用いられる。このような液体用容器は、液体用容器の容器本体を必要角度で傾斜又は逆さにして、容器本体の可撓性を有する胴部の外周面を指先で押圧し、容器本体内に充填された液体を、目的箇所に目掛けて、ノズルの先端に設けられた吐出口より1滴毎若しくは連続的に滴下させる。
このような内容液が、例えば歯科材料の場合には、揮発性有機溶媒(アルコール、アセトン等)を含む液体のように、揮発性の高いものがあり、内容液を滴下した後、ノズルの内部には一部溶媒が残留する。そのため、次に使用すると、ボトルを持った際に指先から熱が貯蔵室本体の壁部を介して容器内に伝わり、内容液が揮発することによって、ノズルに残留している内容液を押し上げる。よって、蓋を開ける際に内容液の噴き出し、噴きこぼれが生じる。特に冷温庫から容器を取り出した直後はこの現象が顕著になる。
また、内容液を滴下するときには、同様に指先からの熱が伝わり、容器内の溶媒が揮発し、容器本体を押し込んでいないのにも拘わらず、容器を逆さまにしただけで、溶媒が滴下してしまうことがある(液のボタ落ち)。
下記の特許文献1及び2は、いずれも容器本体の内容液に熱が伝わるのを防止するものであり、特許文献1の容器は、容器本体の外周面と底面を包う包囲体を設け、包囲体の内面には、上下方向に畝状(線状)に延びた凸状(特許文献1の明細書では押圧力伝達部材)が間隔をあけて多数形成されている。そして、凸状の先端は容器本体と当接し、各凸状間には間隙を形成することによって、空気が充填されており、空気が断熱材として利用されている。
下記の特許文献2には、容器と該容器を包む外容器とが設けられ、外容器の内面には複数の凸状が間隔をあけて形成されている。そして、凸状の先端は内側の容器と接触し、該凸状間には間隙を形成することによって、空気が充填されており、空気が断熱材として利用されている。
特許3572158号公報 特開2010−69098号公報
このように、特許文献1及び2の容器はいずれも空気を断熱材として使用しており、容器を内外の2重構造にすることによって、断熱性が向上する。
しかしながら、2重構造にすると、断熱性は向上するが、凸状を介して外容器と中容器とが接しているため、接している部分から中容器の媒体に熱が伝わってしまい、噴きこぼれや滴下時におけるボタ落ちなどに関して、未だ改善すべき点がある。
また、外容器の内面に形成した凸状を変形させて外容器を押し込むと、突状(リブ)自体が剛性を有する性格があるため、その分だけ吐出感が悪くなる。断熱効果を高めるため、凸状部分を一部にしか設けなかった場合は、凸状部分を形成したところで必ず押圧しなければならず、不便であり、押し圧位置が少しでもずれると、吐出量が変化してしまい、2液混合型の場合等では等量(適量)採取が難しいなどの問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、従来よりも断熱効果を向上させるとともに、内容液の噴き出し噴きこぼれやボタ落ちを抑止するとともに、内容液を滴下させるための吐出感を向上させるようにした液体容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液体容器は、内溶液を収容する中容器と、該中容器を収容する外容器を備える液体容器であり、内容液を収容する中容器が、貯蔵室本体とノズル中蓋からなり、該貯蔵室本体は可撓性を有しており、該中容器を収容する外容器が、収容部本体を設け該収容部本体が可撓性を有しており、前記外容器の収容部本体を押圧することによって、内容液をノズルから滴下する液体容器において、前記中容器を外容器に装着すると、前記貯蔵室本体の外周面と前記収容部本体の内周面との間、及び前記貯蔵室本体の底壁下面と前記収容部本体の底壁上面との間に間隙を形成し、前記外容器の収容部本体を押し込むことによって、前記収容部本体と前記貯蔵室本体とを接触させて前記貯蔵室本体を押圧し、内容液をノズルから滴下した後、該押圧力を解除すると前記貯蔵室本体と収容部本体がもとの形状に復帰するように形成した。
上記外容器の上部に蓋取り付け部が形成されており、該蓋取り付け部とノズル吐出口の間に溝が設けてあることが好ましい。
上記中容器の前記貯蔵室本体は、該貯蔵室本体の上部から外側へ突出するフランジを備え、前記外容器は、前記収容部本体と、蓋取付部と、前記中容器のフランジを懸架する受け口とを備えることが好ましい。
上記液体容器は、前記中容器の前記貯蔵室本体の一部を前記外容器の蓋取付部の下部内周壁に支持させることが好ましい。
上記液体容器は、前記中容器は前記ノズル中蓋と前記貯蔵室本体とが別々に成形され、前記ノズル中蓋の基端部に、該ノズルを囲繞する前記溝を形成した連結部を形成し、該連結部を前記貯蔵室本体に装着することができる。
上記液体容器は、前記中容器の貯蔵室本体の外径と前記外容器の蓋取付部の内径とをほぼ等しく形成し、また、前記中容器の貯蔵室本体の上部に縮径された頸部を形成し、該頸部と前記外容器の蓋取付部の軸方向高さをほぼ等しく形成することによって、前記頸部と前記蓋取付部との間に間隙を形成することができる。
上記液体容器は、前記貯蔵室本体の横断面形状を円形に形成し、前記外容器本体の横断面形状を楕円形に形成することが好ましい。
上記液体容器の内容液が揮発性有機物を含む歯科用材料に用いられる液体であることが好ましい。
上記貯蔵室本体の一部またはすべてを蛇腹状に形成すると好ましい。
本願発明の液体容器は、中容器が、ノズル中蓋と貯蔵室本体とからなり、外容器は、収容部本体を備え、前記中容器を外容器に装着すると、前記貯蔵室本体と前記収容部本体との間に間隙を形成するようにした内外の二重構造であり、中容器の貯蔵室本体は、外容器に接していないか僅かしか接していない構造になっているため、従来の二重構造容器に比べ、より外部の熱が伝わりにくい。ここで、僅かしか接していないとは、貯蔵室本体の面積に対して、10%以下、好ましくは5%以下、より好ましくは3%以下で接していることである。さらに、外容器と中容器の接触を最小限にしているので、従来の二重構造容器に比べ、より外部の熱が伝わりにくい。また、外容器を単に指先で保持している間は、中容器本体と外容器本体との間の熱の伝導が抑制されるので、従来よりも長時間の保持でも可能になる。よって、従来の液体容器で充分に改善出来ていなかった、噴きこぼれやボタ落ちがより改善され、吐出性も良好である。
本発明の実施形態による液体容器を斜め横から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態による液体容器の正面方向から見た分解斜視図である。 図1の液体容器が外蓋を除き組み付けられた状態で、該液体容器を正面方向から見た断面図である。 図1の液体容器が組み付けられた状態で、該液体容器を側面方向から見た断面図である。 図1の液体容器の外容器の正面図である。 図1の液体容器の外容器の側面図である。 図5の外容器のA−A線方向の断面図である。 図6の外容器のB−B線方向の断面図である。 図1の液体容器の中容器の貯蔵室本体の正面図である。 図9の中容器の貯蔵室本体のC−C線方向の断面図である。 図1の液体容器のノズル中蓋の正面図である。 図11のノズル中蓋のD−D線方向の断面図である。 図1の液体容器の外容器の外蓋の底面図である。
以下、本発明の実施形態における液体容器について、図面を参照しながら説明する。
図1は、液体容器の斜め横方向からの斜視図、図2は正面方向から見た斜視図、図3は液体容器が外蓋を除いて組み付けられた状態で、該液体容器を正面方向から見た断面図、図4は側面方向から見た断面図である。
液体容器1は、例えば、歯科用材料に用いられるアルコール類やアセトン類などの揮発性有機物を含む液体を収容するものであり、外容器2、中容器3、外蓋5とから構成されている。中容器3は、ノズル中蓋4と貯蔵室本体18とから構成されており、これらは一体成形されていてもよい。外蓋5と中容器3のノズル中蓋4の材質は、一般的に容器に用いられる材料であれば特に限定されないが、加工のし易さ、使用感、耐腐食性の観点から、容易に変形しない硬さの合成樹脂によって形成されることが好ましい。一方、外容器2、中容器3の貯蔵室本体18は、これらを押圧し変形させることで内容液を滴下するため、可撓性を有する材料によって形成される。ここで、可撓性を有すとは、撓めることが可能であることをいい、1mm厚の材料を90度に折り曲げたときに、折れたり、白濁したりしない材料が特に好ましい。
外容器2と貯蔵室本体18は、上記と同様の理由により、合成樹脂によって形成されるのが好ましく、合成樹脂のなかでも、可撓性を有し、気密性に優れており、比較的安価な、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体が好ましい。
液体容器1の構成物は、各々が同じ種類の合成樹脂である必要はない。また、内容液がアルコール類やアセトン類などの揮発性有機物を含む液体の場合には、直径20mm高さ50mmの円柱状の容器にアセトンを2.5ml収容し、50℃で10日間放置後の内容液の減少率が15%以下、好ましくは10%以下さらに好ましくは7%以下である合成樹脂を用いることが好ましい。これは、合成樹脂の材質を変えることや、厚みを変えることで達成できる。
外容器2を示す図5〜図8も参照にして、外容器2は、中容器3を収容するものであり、収容部本体8、肩部9、蓋取付部10、受け口11を設けている。収容部本体8は、有底楕円筒形状であるが、横断面(中心軸に対して直角方向)形状は円形、多角形のものであってもよい。ただし、本実施形態のように、手に馴染み易く蓋を開け易い円形で、特に容器を横向きに置いた場合に転がり難い楕円形で形成することが好ましい。外容器2は、可撓性を有する材料で形成し、中容器3を収容したときに中容器3の存在が確認できるようにすることで中容器を押す操作が容易になるため、透明又は半透明の合成樹脂で形成されることが好ましく、全光線透過率が40%以上、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは60%以上であることが好ましい。
外容器2の両側部には、本実施形態のように、底部13の近傍から肩部9の下部まで、薄肉部又は凹み部12(図6,図8参照)が上下方向に形成されている場合には、より手に馴染み易く外蓋5の開閉が容易になり、さらに容器の見た目が小さくなり好ましい。
蓋取付部10は、ノズル中蓋4、貯蔵室本体18、外容器2のいずれに設けても良いが、本実施形態のように外容器2の上部に設けた方が、気密性の向上や使用中に中容器が抜けてしまう危険性がないため好適である。外容器2の上部に設けた場合には、蓋取り付け部10の径を、楕円形状である収容部本体8の短軸の長さよりも小さくすることで、外蓋5の外周壁が外容器2の外周壁よりも大きくならず、容器全体がコンパクトになり好ましい。また、蓋の取り付け方法は、ネジ閉め、はめ込み、カバーする等気密性が十分であれば特に限定されないが、開け易さと気密性の観点から、ネジ閉め方法が好適であり、本実施形態のように、蓋取付部10の外周面には、外蓋5の雌ねじ45が螺合する雄ねじ14を形成することが好ましい。
蓋取付部10の上端面開口部には、中容器3のフランジ21を懸架する受け口11が設けられている。また、蓋取付部10の内周面の下部に、蓋取付部10の内周面よりも拡径された段差部15(図7、図8)を形成すると、中容器が脱離し難く好適である。また、外蓋5と外容器2の勘合を向上させるために、肩部9の外周端を除いて、肩部9には後述する外蓋5の外周壁42の下面の形状に対応する台座面16が形成されていてもよい。
図1〜図4を参照にして、中容器3は、ノズル中蓋と貯蔵室本体18からなる。中容器3は、可撓性を有する材料で形成され、揮発性有機物を含んでも良い液体を収容する容器であって、材質は有色、透明、半透明、不透明の合成樹脂であってもよい。ただし、内容液が光硬化性材料である場合には、外容器2と貯蔵室本体18のどちらかは遮光性を有していなければならない。また、前述したように、外容器2は中容器3を収容したときに中容器3の存在が確認できるようにすることで中容器を押す操作が容易になるため、内容液が光硬化性材料である場合には、外容器2には透明又は半透明、中容器3には遮光性を有する材料を使用することが好ましい。
図1〜図4とともに図9、図10を参照にして、貯蔵室本体18は、フランジ21を設けており、図3に示すように、中容器3が外容器2に組み込まれると、フランジ21が受け口11に懸架されるように成形されている。このように形成すると、容器の組み付けが容易となる他、中容器3を安定に外容器2に保持させることができる。また、成形の容易さや、断熱効果を最大限に発揮させるため、外容器2の蓋取付部10と中容器3との間に間隙を設けるように、本実施形態のように、貯蔵室本体に肩部19、頸部20を設けることがより好ましい。頸部20は、肩部19の内側から上方へ延びており、貯蔵室本体18の径よりも小さく形成され、その径は貯蔵室本体18よりも0.4〜0.9倍小さく形成されていることが好ましい。頸部20の上端部にフランジ21が形成され、頸部20の半径方向外側へ延びる。成形のし易さ、容器の見栄えの観点から、フランジ21の外周面は受け口11の外周面と同じ外径で形成されていることが好ましい。貯蔵室本体18の形状は、本実施形態では有底円筒形状であるが、横断面形状は円形、多角形のものであってもよいが、特に内容液が残留し難くい円形で形成することが好ましい。貯蔵室本体18の外径は、蓋取付部10の内径とほぼ同じか小さく形成されている。貯蔵室本体18の上部にはややテーパー面が形成された円環状の肩部19が設けられ、肩部19の周囲には半径方向外側へ僅かに突出する環状ビード22が形成されているのが好ましい。
環状ビード22は、外容器2の段差部15に対応する位置及び段差部15に嵌合する形状に形成される場合は、抜けにくくなり好適である。また、貯蔵室本体18の内圧を緩和するために、貯蔵室本体18の一部に蛇腹状構造を設けると、内容液の噴きだし噴きこぼれやボタ落ちを防ぐ効果が高まるため好ましい。
上述したように、貯蔵室本体18が外容器2に組み込まれると、フランジ21が受け口11に懸架され、上述した、環状ビード22が段差部15に嵌合する。そして、貯蔵室本体18の外周面と外容器2の収容部本体8の内周面との間に間隙が形成され、貯蔵室本体18の底壁23の下面と収容部本体8の底壁13の上面との間に間隙が形成される。また、頸部20の外周面と蓋取付部10の内周面との間に空隙が形成される。
外容器2(収容部本体8)と貯蔵室本体18との間隙は、吐出性及び断熱性の向上を図るため、以下の範囲で形成されることが好ましい。
断熱効果が得られるように0.1mm
以上より好ましくは0.5mm以上の距離を保ちつつ、貯蔵室本体18を違和感なく変形させることができる1cm 以内より好ましくは4mm以内としている。また、吐出性の向上を図るため、外容器2と貯蔵室本体18が一部接していても良い。ただし、熱の遮断効果を発揮させるため貯蔵室本体18の総面積に対して10%以内、好ましくは5%以内、特に好ましくは3%以内とすることが好ましい。
外容器2と貯蔵室本体18の硬さ(種類と厚み)は、運搬時の内容液保護の観点から一定以上の硬さは必要であるが、変形させやすいように収容部本体8、貯蔵室本体18は一定の柔らかさも必要である。ただし、柔らかすぎると収容部本体8を一気に押し込みすぎて、液がボタ落ちしてしまうため、収容部本体8と貯蔵室本体18の硬さの調整が重要である。
容器の押し込み易さの評価として、外容器2の場合には、容器を横向きに(図5のA-A面を天秤の一面と平行に)天秤にのせ、図5に示す容器側面の真上方向(A-A面と垂直方向)から80mmの面積で力をかけ、容器側面が0.5mm下側に変形するのに要した力の最大値を測定する。また、貯蔵室本体18の場合には、外容器2と同様に、図9に示す容器側面の真上から力をかけ測定する。
上記評価において、外容器2は押し込み易くするために200gf〜700gf、好ましくは300gf〜600gf、より好ましくは350gf〜500gfの荷重で0.5mm変形することが好ましく、貯蔵室本体18は柔らかすぎてボタ落ちするのを防ぐために上記押し込み易さの評価として中容器の1.05〜3倍、好ましくは1.1倍〜2倍、にすることが好ましい。
ノズル中蓋4には、ノズル27が形成されており、図1〜図4とともに図11及び図12を参照にして、ノズル27は、先端部に先端側に向かって拡径するテーパー面を設けた吐出口33が形成されている方が好ましい。ノズル通路形状は特に限定されず、内容液の粘度によって好ましい形状を選択すれば良い。内容液がアルコール類やアセトン類の場合には、液粘度が低いためボタ落ちを防ぐために、ノズル通路の一部をできるだけ細くしていることが好ましく、ノズル通路の最も細い径の大きさが2mm以下、より好ましくは1.8mm以下とすることが好ましい。ノズル通路は、本実施形態のように先端側に小径通路34が形成され、基端側に大径通路35が形成されていることが好ましい。特に、内容液を滴下した後、ノズル内に内容液が残留すると噴きこぼれの原因になるため、できるだけノズル内に内容液が残留しないように、ノズル小径通路34はできるだけ短い方が良いが、液粘度が低い場合には液のボタ落ちを防ぐために一定の長さが必要である。したがって、ノズル小径通路34の長さは0.5〜8mm、好ましくは1〜5mm、より好ましくは1.5〜4mmとすることが好ましい。また、基端側の大径通路35は、吐出感の向上や噴きあがり防止のために、内容液がスムーズに出入りできるような形に設計することが好ましく、円筒形状、あるいは基端側に向かって径が広がるようなテーパーを有する円錐形状やドーム状とすることが好ましい。具体的には、高さ2〜17mm、好ましくは5〜15mm、より好ましくは7〜13mmとすることが好ましい。
これらの通路34,35は貯蔵室本体18に連通する。また、滴下液に気泡が混入しないようにするために、小径通路34と大径通路35の連結部に位置させて、内周側に凹溝36が形成されていてもよい。また、蓋取付部10への内容液の汚染や、該部位での内容液の硬化により外蓋5が蓋取付部10にて固着することを防止するために、ノズル27の外周側に段部38を形成し、ノズル27の周囲に溝30を設けることが好ましい。該溝30は、どこに設けても良いが、本実施形態のように、ノズル27の基端側(図面下側)の周囲に、ノズル27を円形状に囲むように設けると好ましい。段部38は、ノズル27の先端の液滴が滴下され易くする効果や、ノズル基端側に液が回り込み難くする効果があり、溝30は回り込んでしまった液を一時的に又は永久的に保留することで、蓋取付部10に液が流れ込むことを抑止する効果がある。
前述したように、ノズル中蓋4は貯蔵室本体18と一体成形してもよいが、成形のし易さや、内容液の注入し易さから、別部材として成形する方が好ましい。ノズル中蓋4を別部材として成形する場合、ノズル中蓋4は、硬質の合成樹脂で形成されていることが好ましい。また、貯蔵室本体にノズル中蓋4を装着する方法は、気密性が保たれればネジ閉め、はめ込み、カバーする等どのような方法でもよいが、組み付けや成形方法のし易さから、はめ込みが好ましい。はめ込み方法として、例えば、本実施形態のように、ノズル中蓋4に、貯蔵室本体18の頸部20に差し込まれる環状溝部28を形成し、貯蔵室本体18のフランジ21の上面と頸部20の内周面に、環状溝部28を形成したノズル中蓋4を装着しても良い。該環状溝部28の外周面には、外側に突出する環状シール部37を形成することが好ましく、環状シール部37は貯蔵室本体18の頸部20の内周壁に接触し、中容器とノズル中蓋の密着性・密封性を担保する効果がある。この時、貯蔵室本体18の頸部20の内周壁に環状シール部37と嵌合する環状凹部を設けて密封性を向上することもできるし、Oリングを設置する等も可能である。また、環状溝部28の溝30の外周側上端部からは、円環板状の環板体29を半径方向外側へ形成し、貯蔵室本体18のフランジ21の上に重なることで、ガタツクことなく、貯蔵室本体18と外容器2の嵌合が安定した状態で組み付けられるため好ましい。
図3を参照にして、ノズル中蓋4は、環状溝部28の外径が、貯蔵室本体18の頸部20の内径にほぼ等しく、環板体29の外形状がフランジ21に等しく形成される。よって、ノズル中蓋4は、貯蔵室本体18に組み込まれた状態で、環板体29がフランジ21の上面に重なり、環状溝部28の外周面が頸部20の内周面に嵌合する。そして、特に環状シール部37(図11)が、頸部20の内周面に気密に密接する。
なお、フランジ21の外周面と受け口11の接合、フランジ21と環状板29は溶着や接着剤などで接合されてもよい。
図4及び図13を参照にして、外蓋5は、硬質の合成樹脂で形成されているのが好ましく、楕円形の天井壁41と該天井壁41から垂下する外周壁42と、該外周壁42の内部に設けられた内周壁43とが形成されている。図のように外容器2が楕円形状の場合には、外周壁42は楕円筒形状で内周壁43は円筒形状に成形されているのが、コンパクトであり好ましい。楕円の長軸側に相当する部分について外周壁42と内周壁43を2重壁とし、外周壁42と内周壁43の間に隙間46を設け、短軸側に相当する部分について外周壁42と内周壁43とが共用して1重壁にすることで、容器の重量を軽くすることができ、材料の使用量を節約することができるため、好適である。容器を小さくするために、外周壁42(及び天井壁41)の楕円の外周形状は外容器2の楕円の外周形状に一致させることが好ましい。楕円の長軸側には、外容器2の収容部本体8のように、外周壁42の下端近傍から上下方向に延びる薄肉部又は凹み部44(図1)が形成されている場合には外蓋5の開封が容易となり、さらに容器の見た目が小さくなるため好ましい。上述したように、蓋の取り付け方法は、気密性が十分であれば特に限定されないが、ネジ閉め方法が好適であり、内周壁43の内面には、外容器2の雄ねじ14と螺着する雌ねじ45が形成されている。
なお、ねじの構造は特定されないが、開閉の回転距離をできるだけ小さくするために雄ねじ14と雌ねじ45は共に2重螺旋ねじであることが好ましい。また、雄ねじ14は外容器2の蓋取付部10に2本形成し、その長さを円周方向において、1本が180度を少し超える長さにすることにより、半周回転程度で開閉ができるため好適である。このような構造の場合、図5の正面から見た外容器2の雄ねじ14の形状は背面から見ても同じ形状であり、図6の外容器2の側面から見た外容器2は、反対側の側面から見ても同じ形状となる。
容器の気密性の確保の方法は特に限定されないが、例えば本実施形態においては、外蓋5の天井壁41の底面には中心部に円錐形状の突起47が下向きに形成され、突起47はノズル中蓋4の円錐形状の吐出口33(図11)に対応する形状に形成され、外蓋5が外容器2に装着された状態で、突起47は吐出口33に密接した状態で嵌合することで、容器の気密性を確保している。突起47の周囲には間隔を開けて、複数(4つ)のガイド突起48が同心円上に形成されている場合には、吐出口33がスムーズに突起47に嵌合するため好ましい。各ガイド突起48の先端は、ノズル27の先端を突起47に案内する傾斜面が形成し、ガイド突起48の天井壁41側はノズル27の外周を位置決めするように形成されている場合には、外蓋5が装着し易くなりまたノズル27の折れを防止できるため、より好ましい。
このような、構成により、液体容器1を組み付けるには(一例として)、歯科用材料を充填した貯蔵室本体18にノズル中蓋4を組み込む。すなわち、頸部20の内周面に環状溝部28の外周面を組み込み、貯蔵室本体18にノズル中蓋4を嵌合させる。ノズル中蓋4には、環状シール部37(図11)を形成しているので、頸部20の内周面と環状溝部28の外周面との間を気密にする。また、平坦なフランジ21と環板体29とが重なることで、ガタツクことなく、安定した状態で組み付けられる。
なお、貯蔵室本体18は、可撓性を有する材料で形成するが、硬質のノズル中蓋4を組み込むことで、貯蔵室本体18の頸部20とフランジ21が強化される。
中容器3を外容器2に組み込むには、貯蔵室本体18を蓋取付部10の受け口11から組み込むが、貯蔵室本体18の外径と蓋取付部10の内径とがほぼ同じか僅かに小さいので、弾性体である外容器2に無理なく組み込むことができる。一方、貯蔵室本体18の上端に形成されている環状ビード22の外径は、やや蓋取付部10の内径よりも大きく形成されているが、いずれも弾性を有する部材で形成されているので、中容器3を押し込むことによって、組み込むことができる。
環状フランジ21が受け口11に当接するまで、貯蔵室本体18が収容部本体8に組込まれると、環状ビード22が段差部15に嵌合し、中容器3が外容器2、安定した状態で組み付けられる。上述したように、貯蔵室本体18の外周面と収容部本体8の内周面との間に間隙が形成され、貯蔵室本体18の底壁23の下面と収容部本体8の底壁13の上面との間に間隙が形成され、頸部20の外周面と蓋取付部10の内周面との間に空隙が形成される。
外蓋5を外容器2に組み付けるには、外蓋5の雌ねじ45を蓋取付部10の雄ねじ14に螺着する。上述したように、外蓋5の開閉を容易にするために、2重螺旋である一対の雄ねじ14は、円周方向に180度をやや超える程度の長さとし、外蓋5が、約半回転(180度)で閉じる構造にすることが好ましい。さらに本実施形態のように外蓋5は、図1の薄肉部44が外容器2の薄肉部12の周角度が一致する箇所で雄ねじ14と雌ねじ45の螺合が終了するが、外蓋5が180度を回転する前に外蓋5の外周壁42の下端と外容器2の台座面16の上面とが先に接触するように形成することが好ましい。このような構造にすることによって、外蓋5は外周壁42が台座面16に乗り上げるようにして、少し抵抗をもって回転する(外蓋5が外容器2側に引き寄せられる)。そして、180度回転すると、楕円形状の台座面16と楕円形状の外周壁42の下端内周面の形状が正しく重なり合って、外蓋5が台座面16の段差に落ち込むようにして嵌合する。こうして、外蓋5はしっかりと外容器2に装着される。作業者は、回転させることによって、外蓋5が台座面16の段差に自主的に落ち込むので、外蓋5が所定位置で閉じたことが、感触で分かる。そして、外蓋5が外容器2を閉塞した状態では、薄肉部12,44が上下に整列して、常に両者の楕円形状の周角度のずれがなく装着され、意匠的にも良好である。
液体容器1を使用するときには、冷温庫等に貯蔵していた液体容器1を取り出す。そして、外容器2から外蓋5を外し、吐出口33を重力方向に向けた状態で、楕円形状の収容部本体8の短軸側の面を指先で挟持するように掴む。普通に指先で掴んでいる状態では、収容部本体8と貯蔵室本体18とは非接触状態にあり、空気が断熱材となって、指先の熱が直接、貯蔵室本体18に伝わることがないために内容液のボタ落ちを防止できる。内容液を受け皿やシートに滴下するときは、収容部本体8を短軸側の両側から押し込み、貯蔵室本体18に接触させて、又は収容部本体8の押し込み圧により中容器3を押圧する。その後、該押圧力を解除することで、可撓性である貯蔵室本体18と収容部本体8がもとの形状に復帰することで、貯蔵室本体18内が引圧になり、ノズル内部の内容液を貯蔵室本体18に戻す効果が発揮される。
内容液であるが歯科用接着材(ボンディング材)である場合は、光重合型が多く、そのような場合には遮光性の容器である必要がある。上述したように、本実施形態のように二重構造である場合、外容器2と中容器3のどちらかに遮光性であれば良いが、外容器2を半透明・透明にすることによって、中容器3を視認しやすくする態様は吐出感をより良くしている。
すなわち、外容器2は透明又は半透明であり、内部の貯蔵室本体18が見えているので、容器が内外の二重構造になっていることが分かる。こうして、二重構造であることを明確にし、貯蔵室本体18を押すという感覚を与えることができる。そのため、中身が見えないことによるストレスが少なくなり、二重構造による吐出性の低下を抑制でき、押圧力の手加減を知ることができる。
こうした指先の押圧力によって、貯蔵室本体18の内部容積の減少とともに内部圧力の上昇によりノズル27の吐出口33から内容液を滴下させることができる。中容器3と外容器2が可撓性であるため、内容液を1滴毎に吐出させるための応答力はよく、吐出口33から滴下されようとしている内容液の一滴について、押圧力を緩めることで吐出口33から容器内に戻すことができ、さらに押圧力を強めることによって、滴下させることができる。
吐出口33から、内容液を滴下させる場合は、液体容器1を逆さに向けたり、傾けて使用するときがある。この際、容器の軸が水平方向に近いような状態では、吐出口33から滴となった内容液がノズルの外周を根もと側へ逆流することがある。このような場合は、ノズル27に段部38を形成した場合は、ノズル27の根もと側への回り込みを防止するとともに、内容液を滴下する際の容器の傾きに対し、ノズル27に回り込んだ内容液を、段部38で滴下させるようにすることができ好適である。ノズル中蓋4の全体または一部を撥水処理をしても良いし、撥水性の材料で成形しても良い。
このように、収容部本体8と貯蔵室本体18との間に間隙があり、換言すれば、中容器3が外容器2と接している部分は受け口11と段差部15のみである。また、それらは両者共に滴下時に指先が触れない部分であるので、作業中でもそれらの部分から貯蔵室本体18に熱伝導することがなく、空気の断熱材としての効果を十分に発揮させる。よって、冷温庫から室温への温度変化の影響を少なくする。また、作業中においては、内容液を滴下させるときに収容部本体8と貯蔵室本体18とが接触するが、ただ単に手で保持している状態では、収容部本体8と貯蔵室本体18との接触はなく、作業者の体温が貯蔵室本体18に伝わるのを抑制できる。また、手で外容器を押し込んで両者が接触した場合であっても2重壁となっているので、貯蔵室本体18への接触面積が小さくなる。すなわち、指先は収容部本体8と面接触になるが、収容部本体8と貯蔵室本体18の接触は、その面接触の面積よりも十分に小さく、この点においても貯蔵室本体18への熱伝導を抑制できる。また、収容部本体8の底壁13と貯蔵室本体18の底壁23との間にも空隙があるので、底部から熱伝導が抑止される。
冷温庫等に貯蔵していた液体容器1を取り出した直後の室温による熱の影響や、作業中に、液体容器1を持ち続けた時の作業者の体温からの熱の影響が従来よりも抑えられており、ノズル内に残留した内容液の噴き出しを抑制するようになる。
また、液体容器1を起立姿勢で載置した場合、ノズル27が上向きであるので、ノズル27の外周面に回り込んでいた内容液が存在したり、噴きだしを抑制しているにもかかわらず、ノズル27内部に残留した内容液が噴き出すおそれがある。本実施形態では、そのような内容液は溝30に入り込み、雄ねじ14のある蓋取付部10や収容部本体8への回り込みを防止している。よって、外蓋5を取付けたときに、回り込んだ内容液が固化して外蓋5を開けることができなかったり、収容部本体8へ回り込んだ内容液に作業者が触れることが防止できる。
また、作業が終わり、外蓋5を外容器2に装着させた状態では、ノズル27の吐出口33が突起47に差し込まれ、内容液が漏れないようにシールされる。
歯科用接着剤が、揮発性有機物を使用している場合は、容器の気密性が重要になる。ノズル部分の気密性を保つために、外蓋5にノズル27の吐出口33にはまる突起47を設けている。しかしながら、吐出口33の径が非常に小さいため、外蓋5を斜めに閉めてしまった場合に、突起47が吐出口33にはまらず、気密性が低下することがある。
また、外蓋5を無理やり押し込んだ場合には、吐出口33の径が広がったり、突起47が潰れたりすると、気密性が低下する。
これらの問題点を改善するために、必ず突起47が吐出口33にはまり込むように、本実施形態のように外蓋5の突起47の回りにガイド突起48を設けることが好ましい。
また、本実施形態では、ボトルの形状を楕円にすることで、断熱の空間を広く設けつつ、収容部本体8の押圧時に、収容部本体8と貯蔵室本体18との距離を近づけることで、滴下しやすくしている。その他メリットとして、転がり難い利点がある。また液体容器1と外蓋5を把持し易くなり外蓋5が開けやすくなる。
また、外容器2と中容器3の間の気密性について、断熱効果を最大限に発揮させるためには気密性が高い方が効果的である。すなわち、冷温庫に貯蔵していた場合は、収容部本体8と貯蔵室本体18との間の空気が室温よりも低く、その反面、押し込む際に空気を圧縮させる力が必要になり、滴下の際の押し込み感が重くなる。したがって、受け口11に空気流通用の僅かなスリット(図示せず)を設けることが好ましい。略密閉型の設計にすることで、空気の交換は最小限に抑え、断熱効果を最大限発揮させることができ、押し込む際には中から空気が逃げるため、押し感が重くなることがない。
以上、本発明を実施形態に基づいて添付図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、更に他の変形あるいは変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、中容器3の環状フランジ21を受け口11に懸架させ、環状ビード22を段差部15に保持させて、中容器3を外容器2に支持させているが、環状ビード22を段差部15については省略して、非接触状態にすることができる。
1 液体容器
2 外容器
3 中容器
4 ノズル中蓋
5 外蓋
8 収容部本体
10 蓋取付部
11 受け口
15 段差部
18 貯蔵室本体
19 肩部
20 頸部
21 環状フランジ
22 環状ビード
27 ノズル
28 環状溝部
33 吐出口
37 環状シール部
47 突起
48 ガイド突起

Claims (9)

  1. 内溶液を収容する中容器と、該中容器を収容する外容器を備える液体容器であり、内容液を収容する中容器が、貯蔵室本体とノズル中蓋からなり、該貯蔵室本体は可撓性を有しており、該中容器を収容する外容器が、収容部本体を設け該収容部本体が可撓性を有しており、
    前記外容器の収容部本体を押圧することによって、内容液をノズルから滴下する液体容器において、
    前記中容器を外容器に装着すると、前記貯蔵室本体の外周面と前記収容部本体の内周面との間、及び前記貯蔵室本体の底壁下面と前記収容部本体の底壁上面との間に間隙を形成し、
    前記外容器の収容部本体を押し込むことによって、前記収容部本体と前記貯蔵室本体とを接触させて前記貯蔵室本体を押圧し、内容液をノズルから滴下した後、該押圧力を解除すると前記貯蔵室本体と収容部本体がもとの形状に復帰するように形成したことを特徴とする液体容器。
  2. 前記外容器の上部に蓋取付部が形成されており、該蓋取付部とノズル吐出口の間に溝が設けてある請求項1に記載の液体容器。
  3. 前記中容器の前記貯蔵室本体は、該貯蔵室本体の上部から外側へ突出するフランジを備え、前記外容器は、前記収容部本体と、蓋取付部と、前記中容器のフランジを懸架する受け口とを備えてある請求項1又は2に記載の液体容器。
  4. 前記中容器の前記貯蔵室本体の一部を前記外容器の蓋取付部の下部内周壁に支持させるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体容器。
  5. 前記中容器は前記ノズル中蓋と前記貯蔵室本体とが別々に成形され、該ノズル中蓋のノズルの基端部に、該ノズルを囲繞する前記溝を形成した連結部を形成し、該連結部を前記貯蔵室本体に装着するようにした請求項〜4のいずれか1項に記載の液体容器。
  6. 前記中容器の貯蔵室本体の外径と前記外容器の蓋取付部の内径とをほぼ等しく形成し、また、前記中容器の貯蔵室本体の上部に縮径された頸部を形成し、該頸部と前記外容器の蓋取付部の軸方向高さのほぼ等しく形成することによって、該頸部と前記蓋取付部との間に間隙を形成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体容器。
  7. 前記貯蔵室本体の横断面形状を円形に形成し、前記外容器本体の横断面形状を楕円形に形成した請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体容器。
  8. 前記内容液が揮発性有機物を含む歯科用材料に用いられる液体である請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体容器。
  9. 前記貯蔵室本体の一部またはすべてを蛇腹状に形成した請求項1〜8のいずれか1項に記載の液体容器
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