JP6293819B2 - 自航式災害復興作業船 - Google Patents
自航式災害復興作業船 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6293819B2 JP6293819B2 JP2016118339A JP2016118339A JP6293819B2 JP 6293819 B2 JP6293819 B2 JP 6293819B2 JP 2016118339 A JP2016118339 A JP 2016118339A JP 2016118339 A JP2016118339 A JP 2016118339A JP 6293819 B2 JP6293819 B2 JP 6293819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- propelled
- self
- disaster recovery
- bow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000011084 recovery Methods 0.000 title claims description 28
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 28
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 26
- 230000008439 repair process Effects 0.000 claims description 11
- 208000034699 Vitreous floaters Diseases 0.000 claims description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 9
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 4
- 238000005339 levitation Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
また、こうした浮遊物を回収する重機等を搭載するために船体は大型となり、保管に広いスペースを必要とするという問題があった。また、重機等を搭載するために船体が大型となるため、喫水線が深くなり、水深の浅い海上での作業ができないという問題があった。したがって、広い保管場所を必要とせず、さらには水深の浅い水面上での作業が可能な自航式重機搭載作業船が求められていた。
本発明者らは特許文献1に開示される自航式重機搭載作業船を提案している。特許文献1(図5参照)には、船首から船尾にかけて並列された複数の船体構成部材(8a、8b、8c、8d)を連結してなる船体(8)と、前記船体を推進させるための船体推進機(9)とを備え、前記船体(8)には、該船体の上面及び船首側が開放されてなる重機搭載用凹部(10)が設けられており、前記複数の船体構成部材のそれぞれは、隣接する船体構成部材同士を分離可能に連結するための連結機構(11)を備えており、前記船体の底面から喫水線までの距離が、重機搭載時に座礁することなく航行できる深さであることを特徴とする自航式重機搭載作業船(200)が開示されている。
特許文献1の自航式重機搭載作業船は、海、川、湖等の水面上に発生した瓦礫や損壊物等の廃材の回収、解体工事、浚渫工事等の作業を行うことができるとともに、広い保管場所を必要とせず、さらには水深の浅い水面上での作業が可能である、としている。
したがって、特許文献1の発明は、上記課題を部分的に解決することができる。
また、大規模災害の発生時には、橋梁および港湾設備等の構造物にも被害が及ぶ。こうした構造物は交通網を支える重要な社会インフラであり、災害時には速やかに補修・点検を行い、速やかに復旧することが求められている。しかしながら、上記の自航式重機搭載作業船には、海面から高さのある橋梁又は港湾設備等の構造物の補修・点検を行う手段を備えされていない。
さらに大規模災害発生時には、水面上に浮遊物が発生するのみならず、津波等により人が海に流されるという事態が発生するため、こうした人(被災者)を迅速に救助することも求められる。しかしながら、上記の自航式重機搭載作業船は被災者の救助には適さない。
前記船体を前進または後進させるために、船尾及び/又は船首に設けられた主推進機構と、
前記船体を右側方又は左側方に推進させるための、船体側面の補助推進機構と、
水面上の浮遊物を回収または撤去するために船首に位置する船体構成部材に設けられた重機と、
回収された水面上の浮遊物を積載するために船体中央部に位置する船体構成部材に設けられ、前記船体の接岸時に荷揚げ装置により吊り上げ可能となる容器と、
漂流者および水面上の浮遊物を引き揚げるための昇降自在の浮上台と、
橋梁及び/又は港湾施設から成る群から選択される1種以上の構造物の点検または補修を作業者が行うために船尾に位置する船体構成部材に設けられた昇降自在の高所作業足場とを備え、
前記船体の幅方向の寸法(W4)は、前記高所作業足場、前記容器、前記重機それぞれの幅方向の寸法(W1、W2,W3)の最大値の200%以上とし、前記複数の船体構成部材のそれぞれは、隣接する船体構成部材同士を分離可能に連結するための連結機構を側面に備え、
船体の底面から喫水線までの距離は、船体の底面から上面までの距離の40%以下である
ことを特徴とする自航式災害復興作業船。
また、水面上の浮遊物を回収または撤去するために船首に位置する船体構成部材に設けられた重機と、回収された水面上の浮遊物を積載するために船体中央部に位置する船体構成部材に設けられた容器とを備えているので、大規模災害発生時に海、河川、湖の水面上に発生した瓦礫、流木、損壊物等の浮遊物を回収することができる。
さらに、漂流者及び/又は水面上の浮遊物を引き揚げるための昇降自在の浮上台を備えているので、津波等により水面に漂流している被災者を迅速に救助することができる。
また、橋梁及び/又は港湾施設等の構造物の点検または補修を作業者が行うために船尾に位置する船体構成部材に設けられた昇降自在の高所作業足場を備えているので、海面から高さのある橋梁等の構造物の補修・点検を行うことができ、災害後に橋梁等のインフラを速やかに復旧することができる。
また、上記構成に加えて、船体の底面から喫水線までの距離が船体の底面から上面までの距離の40%以下であるので、重機などを搭載しても座礁することなく、水深の浅い海、川、湖等を航行することができる。したがって、上記の回収された浮遊物や漂流者を、回収地点から近くの岸へ迅速に運ぶことが可能となる。
さらに、前記重機は船首に位置する船体構成部材に設けられ、前記容器は船体中央部に位置する船体構成部材に設けられ、前記高所作業足場は船尾に位置する船体構成部材に設けられることにより、船体のバランスをとることができる。
前記複数の船体構成部材のそれぞれは、隣接する船体構成部材同士を分離可能に連結するための連結機構を側面に備えている。連結機構としては、特許文献1に開示された連結機構を用いればよい。
また、船体(1)の幅方向の寸法(W4)は、高所作業足場(7)、容器(5)、重機(4)それぞれの幅方向の寸法(W1、W2,W3)の最大値の200%以上とすることが好ましい(図2参照)。これにより、船体(1)の底面から喫水線までの距離が船体(1)の底面から上面までの距離の40%以下であっても、喫水線より下方の船体(1)の体積(水中の船体(1)の体積)を大きくすることができるので、重機の重量に対して十分な浮力を得ることができる。
重機(4)の動力としては、限定されないが、エンジンなどで発電した電力を使用してもよい。
昇降装置(71)の動力としては、限定されないが、エンジンなどで発電した電力を使用してもよい。
高所作業足場は、高所作業足場の昇降操作を行う操縦席(73)を備えていてもよい。
また、水面上の浮遊物を回収または撤去するために船首に設けられた重機と、回収された水面上の浮遊物を積載するために船体中央部に設けられた容器とを備えているので、大規模災害発生時に海、河川、湖の水面上に発生した瓦礫、流木、損壊物等の浮遊物を回収することができる。
さらに、漂流者及び/又は水面上の浮遊物を引き揚げるための昇降自在の浮上台を備えているので、津波等により水面に漂流している被災者を迅速に救助することができる。
また、橋梁及び/又は港湾施設等の構造物の点検または補修を作業者が行うために船尾に設けられた昇降自在の高所作業足場を備えているので、海面から高さのある橋梁等の構造物の補修・点検を行うことができ、災害後に橋梁等のインフラを速やかに復旧することができる。
また、上記構成に加えて、船体の底面から喫水線までの距離が船体の底面から上面までの距離の60%以下であるので、重機などを搭載しても座礁することなく、水深の浅い海、川、湖等を航行することができる。したがって、上記の回収された浮遊物や漂流者を、回収地点から近くの岸へ迅速に運ぶことが可能となる。
さらに、前記重機は船首に設けられ、前記容器は船体中央部に設けられ、前記高所作業足場は船尾に設けられることにより、船体のバランスをとることができる。
本発明の請求項2に係る発明によれば、自航式災害復興作業船は無線による操作及び/又はマニュアル操作が可能であるので、地震や津波等の大規模災害発生時に化学プラントの火災現場付近や倒壊の恐れのある橋梁の下など、作業者が近づくことが危険な場所であっても、自航式災害復興作業船を航行させることが可能となる。
1a、1b、1c、1d 船体構成部材
2 主推進機構
21 内燃エンジン
22 スクリュー
3 補助推進機構
4 重機
5 容器
6 浮上台
61 平板
62 アーム
7 高所作業足場
71 昇降装置
72 作業台
73 操縦席
8 船体
8a、8b、8c、8d 船体構成部材
9 船体推進機
10 重機搭載用凹部
11 連結機構
100 自航式災害復興作業船
200 自航式重機搭載作業船
Claims (2)
- 中空の直方体状の複数の船体構成部材が船首から船尾にかけて並列され連結された船体と、
前記船体を前進または後進させるために、船尾及び/又は船首に設けられた主推進機構と、
前記船体を右側方又は左側方に推進させるための、船体側面の補助推進機構と、
水面上の浮遊物を回収または撤去するために船首に位置する船体構成部材に設けられた重機と、
回収された水面上の浮遊物を積載するために船体中央部に位置する船体構成部材に設けられ、前記船体の接岸時に荷揚げ装置により吊り上げ可能となる容器と、
漂流者および水面上の浮遊物を引き揚げるための昇降自在の浮上台と、
橋梁及び/又は港湾施設から成る群から選択される1種以上の構造物の点検または補修を作業者が行うために船尾に位置する船体構成部材に設けられた昇降自在の高所作業足場とを備え、
前記船体の幅方向の寸法(W4)は、前記高所作業足場、前記容器、前記重機それぞれの幅方向の寸法(W1、W2,W3)の最大値の200%以上とし、前記複数の船体構成部材のそれぞれは、隣接する船体構成部材同士を分離可能に連結するための連結機構を側面に備え、
船体の底面から喫水線までの距離は、船体の底面から上面までの距離の40%以下である
ことを特徴とする自航式災害復興作業船。 - 無線による操作及び/又はマニュアル操作が可能であることを特徴とする請求項1に記載の自航式災害復興作業船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118339A JP6293819B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 自航式災害復興作業船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016118339A JP6293819B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 自航式災害復興作業船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018012350A JP2018012350A (ja) | 2018-01-25 |
JP6293819B2 true JP6293819B2 (ja) | 2018-03-14 |
Family
ID=61020866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016118339A Active JP6293819B2 (ja) | 2016-06-14 | 2016-06-14 | 自航式災害復興作業船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6293819B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2595067Y2 (ja) * | 1993-12-27 | 1999-05-24 | 株式会社呉ダイヤ | 蝟集塵芥拾集の水面清掃船 |
JPH08230773A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-10 | Marsima Aqua Syst Corp | 集塵船 |
JPH10167176A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | Toa Tekko Kk | 杭や柱状構造物の補修用スパッド台船とその使用方法 |
JPH115591A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-12 | Nippon Sarubueeji Kk | 水上浮遊物回収船および水上浮遊物回収方法 |
JPH11208579A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-03 | Hitachi Zosen Corp | 多目的作業船 |
JP2001180582A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Minoru Yanagibashi | 双胴型清掃船 |
JP6279292B2 (ja) * | 2013-11-21 | 2018-02-14 | 株式会社高知丸高 | 自航式重機搭載作業船 |
-
2016
- 2016-06-14 JP JP2016118339A patent/JP6293819B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018012350A (ja) | 2018-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109952246B (zh) | 对用于运输、移除、装配、容置和转移资产的移动式停驻设备再配置的系统和方法 | |
US4683832A (en) | Device and method to set and salvage structures | |
US4281615A (en) | Self-propelled semi-submersible service vessel | |
JP6349321B2 (ja) | 船舶解体装置および船舶解体のための方法 | |
US9359047B2 (en) | Mobile barge and method of operation of mobile barge | |
WO2017058098A1 (en) | A mobile docking apparatus and method of operating thereof | |
NO331837B1 (no) | Redningsfartoy for skip i nod | |
KR20100087094A (ko) | 드릴링 장치를 리그에 설치하여 드릴링 작업을 준비하는 방법 | |
US4075860A (en) | Mobile ship loading and unloading facility | |
CN107856819A (zh) | 浮动船厂及浮动式舰船维修和建造方法 | |
JP6279292B2 (ja) | 自航式重機搭載作業船 | |
JP6293819B2 (ja) | 自航式災害復興作業船 | |
CN207985137U (zh) | 浮动船厂 | |
Dean | Salvage operations | |
EP1492699B1 (en) | Submersible watercraft | |
GB2501459A (en) | Platform removal and transportation system comprising flotation and stabilization units | |
RU2603423C1 (ru) | Морское самоходное самоподъемное крановое судно | |
Kim et al. | A design of windmill turbine installation vessel using jack-up system | |
JPH10167176A (ja) | 杭や柱状構造物の補修用スパッド台船とその使用方法 | |
Loveday | Critical wharf infrastructure in challenging conditions | |
RU2459739C1 (ru) | Плавучее средство для выполнения подъемно-транспортных операций | |
RU2581430C1 (ru) | Плавучий док для строительства объектов с несудовыми обводами | |
SU1188249A1 (ru) | Плавучий кессон-завод | |
JPS60139588A (ja) | 浮上式海洋構造物の建造方法 | |
Eaton | Salvaging the Henry Bacon |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171204 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20171211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6293819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |