JP6293547B2 - 既存プレス金型形状のデータベース登録システム及びプログラム - Google Patents

既存プレス金型形状のデータベース登録システム及びプログラム Download PDF

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本発明は、既存プレス金型形状のデータベース登録システム及びプログラムに関し、コンピュータによる設計支援システムの技術分野に属する。
例えば自動車の各種車体構成用等のパネル部品は、板金をプレス金型によってプレス成形して製造される成形品であるが、割れやしわ等が発生しない品質の良い成形品をより効率よく製造するため、成形品の設計の際に、プレス金型の形状モデルを作成してプレス成形のシミュレーションが行われている。
この際に、製品形状を有する製品面部の周囲に形成される余肉面部の形状が適切でないと成形品に割れやしわが発生するため、特にこの余肉面部を適切な形状に設計しなければならない。
特許文献1には、製品形状からプレス金型の余肉形状を作成する余肉形状作成システムであって、製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定し、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置し、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成する技術が記載されている。また、同文献には、設定された特徴点を追加または削除できることも記載されている。
この従来技術によれば、歩留まりに大きく影響する二次元パンチ開口線を余肉断面の設定前に生成できるため、二次元パンチ開口線が所望の歩留まりとなるまで余肉断面形状の修正と二次元パンチ開口線の生成を繰り返すという作業が不要になり、プレス金型の形状モデルを短時間で作成できると共に、歩留まりは余肉断面形状に制約されず設定でき、すなわち、歩留まりと余肉断面形状の設定の自由度が高くなる。
また、製品の設計変更に際して、製品形状外形線が類似していれば、設計変更前に生成した二次元パンチ開口線をそのまま採用できるため、二次元パンチ開口線と製品形状外形線との間に配置される余肉断面の形状を修正するだけで、この余肉断面間に生成された余肉面は設計変更に対応したものとなる。したがって、設計変更に対応したプレス金型の形状モデルを短時間で作成可能である。
さらに、シミュレーションの結果、作成された金型形状が適切でなかった場合、製品形状外形線または二次元パンチ開口線もしくは三次元パンチ開口線上に特徴点を追加または削除することで余肉断面の配置を適宜修正して金型形状を改良設計できる。
特許第5331260号
ところが、この従来技術では、特許文献1に記載のシステムと異なる金型設計システムで既に作成された金型形状データがあったとしても、データ形式が異なるため、この金型形状データをそのまま用いて特許文献1に記載のシステムのような効率的な設計変更やシミュレーション結果に基づく改良設計を行うことはできない。
また、現物の金型について3次元計測システムで計測して得られたSTL(Standard Triangulated Language)データ等の金型形状データを利用して二番金型、三番金型などを製造する際、例えば国内の部品生産ラインで使用した材料と同じ品質の材料が現地で入手できないなどの理由で一部設計変更が必要な場合、この金型形状データは、プレス成形のシミュレーションにそのまま使用できないため、上述のような効率的なプレス金型の設計変更ができない。
これら上記課題を解決するため、金型設計システムまたは3次元計測システム等の各種システムで得られた既存の金型形状データから一旦設計図を製図し、該設計図から技術者が一々寸法を読み取りながら本システムを用いて金型形状データを作成し直す方法が考えられるが、これは多くの手間と時間を要する。
そこで、本発明は、各種システムで得られた元データを有効活用できるように、例えば前記特許文献1に記載のシステムなどの所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に変換してデータベースに登録することで、該データベースに登録された金型形状データを用いてより少ない労力で金型設計ノウハウを盛り込んだ金型形状を設計することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る既存プレス金型形状のデータベース登録システム及びプログラムは、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定し、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置し、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成することで製品形状からプレス金型の余肉形状を作成する所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に各種システムにより得られた元データを変換してデータベースに登録するためのシステムであって、
製品に関する製品形状データと、該製品のためのプレス金型の製品面、余肉面及びしわ押さえ面に関するデータを含む既存の金型形状データ及び三次元パンチ開口線データと、を含む元データを取得する元データ取得部と、
前記元データを所定の形式に変換するデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された変換データをデータベースに登録するデータ登録部と、を有し、
前記変換データは、
プレス金型のしわ押さえ面に関するしわ押さえ面データと、
前記元データ取得部から得られる三次元パンチ開口線に関する三次元パンチ開口線データと、
前記三次元パンチ開口線をプレス方向に直交する面に投影した二次元パンチ開口線に関する二次元パンチ開口線データと、
製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点の位置に関する特徴点データと、
特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面に関する余肉断面データと、を含み、
前記データ変換部は、
前記元データ取得部により取得された前記元データに基づいてプレス金型形状を製品面部、余肉面部及びしわ押さえ面部の3つのパーツに分解するパーツ分解部と、
前記パーツ分解部により分解された前記しわ押さえ面部に基づいてしわ押さえ面を生成するためのしわ押さえ面生成部と、
前記パーツ分解部により分解された前記余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出するための特徴点抽出部と、
前記特徴点抽出部により抽出された前記特徴点を少なくとも一方の端点とし、前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置するための余肉断面配置部と、
前記余肉断面配置部により配置された各余肉断面毎にその形状をパラメータ化する余肉断面パラメータ化部と、
前記余肉断面パラメータ化部により得られた前記余肉断面のパラメータ値に基づいて余肉面を作成する余肉面作成部と、を有する
ことを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のシステムであって、
前記余肉面作成部により作成された前記余肉面と前記元データの前記余肉面部を比較し、誤差が所定の許容値以下であるか否かを判定する誤差判定部、及び前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を追加するための余肉断面追加部を備え、
前記誤差判定部によって誤差が許容値以下であると判定されるまで、前記余肉面の誤差が大きい部分に前記余肉断面追加部により余肉断面を追加し、前記余肉断面パラメータ化部、前記余肉面作成部及び前記誤差判定部による処理を繰り返すデータ修正部と、を有する
ことを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項1または2のいずれか1項に記載のシステムであって、
前記元データ取得部は、当該製品の属性に関する製品属性データも取得し、
前記データ登録部は、前記製品属性データの属性をキーとして前記データベースに登録された所望の変換データを検索できるように、前記変換データと共に前記製品属性データを前記データベースに登録する
ことを特徴とする。
さらに、本願の請求項4に記載の発明は、
製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定し、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置し、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成することで製品形状からプレス金型の余肉形状を作成する所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に各種システムにより得られた元データを変換してデータベースに登録するためのプログラムであって、
コンピュータを
製品に関する製品形状データと、該製品のためのプレス金型の製品面、余肉面及びしわ押さえ面に関するデータを含む既存の金型形状データ及び三次元パンチ開口線データと、を含む元データを取得する元データ取得部と、
前記元データを所定の形式に変換するデータ変換部と、
前記データ変換部によって変換された変換データをデータベースに登録するデータ登録部として機能させ、
前記データ変換部として機能させるときは、
プレス金型のしわ押さえ面に関するしわ押さえ面データと、前記元データ取得部から得られる三次元パンチ開口線に関する三次元パンチ開口線データと、前記三次元パンチ開口線をプレス方向に直交する面に投影した二次元パンチ開口線に関する二次元パンチ開口線データと、製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点の位置に関する特徴点データと、特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面に関する余肉断面データと、を含む前記変換データに変換するように、
前記元データ取得部により取得された前記元データに基づいてプレス金型形状を製品面部、余肉面部及びしわ押さえ面部の3つのパーツに分解するパーツ分解部と、
前記パーツ分解部により分解された前記しわ押さえ面部に基づいてしわ押さえ面を生成するためのしわ押さえ面生成部と、
前記パーツ分解部により分解された前記余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出するための特徴点抽出部と、
前記特徴点抽出部により抽出された前記特徴点を少なくとも一方の端点とし、前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置するための余肉断面配置部と、
前記余肉断面配置部により配置された各余肉断面毎にその形状をパラメータ化する余肉断面パラメータ化部と、
前記余肉断面パラメータ化部により得られた前記余肉断面のパラメータ値に基づいて余肉面を作成する余肉面作成部として機能させる
ことを特徴とする。
以上の構成により、本願各請求項に係る発明によれば、次の効果が得られる。
請求項1に係る発明によれば、各種システムで得られた元データを所定の形式に変換してデータベースに登録することができるので、このデータベースに登録された金型形状データを用いることで、技術者の金型の設計経験またはCADの操作経験の程度に依らず、金型設計ノウハウを盛り込んだ金型形状をより短時間で作成することができる。これによって、歩留まりが良い金型形状を設計の早期段階で検討できるので、金型形状を修正する工数を大幅に削減できる。
請求項2に係る発明によれば、元データの金型形状を高い精度で再現したデータを作成できるので、このデータベースに登録された金型形状データを用いることで、技術者の金型の設計経験またはCADの操作経験の程度に依らず、金型設計ノウハウがより忠実に反映された金型形状を短時間で作成することができる。
請求項3に係る発明によれば、データベースから製品属性をキーとして既存の金型形状データを検索できるので、データベースに大量の既存金型形状データを登録しても、容易かつ効率的に所望の金型形状データを見つけ出して利用することができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1に係るシステムの発明と同様の効果を得ることができる。
既存プレス金型形状のデータベース登録システムの全体構成を示すブロック図である。 同システムの処理装置の構成を示すブロック図である。 同システムの記憶装置の構成を示すブロック図である。 同記憶装置のプログラム記憶部の構成を示すブロック図である。 同記憶装置の元データ記憶部の構成を示すブロック図である。 同記憶装置の変換データ記憶部の構成を示すブロック図である。 製品属性データのデータ構造を示す図である。 製品形状外形線データのデータ構造を示す図である。 プレス振り角度データのデータ構造を示す図である。 二次元パンチ開口線データのデータ構造を示す図である。 三次元パンチ開口線データのデータ構造を示す図である。 特徴点データのデータ構造を示す図である。 断面線データのデータ構造を示す図である。 余肉断面データのデータ構造(1)を示す図である。 余肉断面データのデータ構造(2)を示す図である。 同システムの出力装置に出力表示された誤差表示画面の例を示す図である。 プレス成形装置のプレス金型の構成を概略的に示す斜視図である。 同金型のしわ押さえに対してパンチが下降した状態を示す斜視図である。 同金型のしわ押さえに対してパンチが上昇した状態を示す斜視図である。 同成形装置のプレス前の状態を示す側面図である。 同成形装置のプレス後の状態を示す側面図である。 同成形装置によってプレス成形された成形品を示す斜視図である。 同成形品から打ち抜かれた製品を示す斜視図である。 既存プレス金型形状のデータベース登録方法を示すフローチャートである。 データ変換方法を示すフローチャートである。 特徴点抽出方法を示すフローチャートである。 余肉断面配置方法を示すフローチャートである。 断面線分解方法を示すフローチャートである。 プレス金型形状のパーツ分解を説明する図である。 しわ押さえ面の作成(1)を説明する図である。 しわ押さえ面の作成(2)を説明する図である。 しわ押さえ面の作成(3)を説明する図である。 特徴点の抽出(1)を説明する図である。 特徴点の抽出(2)を説明する図である。 特徴点の抽出(3)を説明する図である。 特徴点の抽出(4)を説明する図である。 余肉断面の配置(1)を説明する図である。 余肉断面の配置(2)を説明する図である。 余肉断面の配置(3)を説明する図である。 余肉断面の配置(4)を説明する図である。 第1の余肉断面のパラメータ化(1)を説明する図である。 第1の余肉断面のパラメータ化(2)を説明する図である。 第1の余肉断面のパラメータ化(3)を説明する図である。 第2の余肉断面のパラメータ化(1)を説明する図である。 第2の余肉断面のパラメータ化(2)を説明する図である。 第2の余肉断面のパラメータ化(3)を説明する図である。 余肉面誤差の判定(1)を説明する図である。 余肉面誤差の判定(2)を説明する図である。 余肉面誤差の判定(3)を説明する図である。 余肉面誤差の判定(4)を説明する図である。 余肉面誤差の判定(5)を説明する図である。
以下、本発明に係る既存プレス金型形状のデータベース登録システム及びプログラムの実施形態について説明する。
(1)既存プレス金型形状のデータベース登録システムの概要
図1は、既存プレス金型形状のデータベース登録システム1の中心となるコンピュータ10の構成を示す図である。このコンピュータ10は、CPU等の処理装置11と、メモリまたはハードディスク等の記憶装置12と、キーボード、マウスまたはCD−ROMドライブ等の入力装置13と、液晶ディスプレイまたはプリンタ等の出力装置14とを有する。
(1−1)処理装置
図2は、図1の処理装置11の構成を示すブロック図である。
処理装置11は、各種システムで得られた元データを取得する元データ取得部100と、元データを所定の形式に変換するデータ変換部200と、データ変換部200によって変換された変換データをデータベースに登録する変換データ登録部300を備えている。
データ変換部200は、元データ取得部100により取得された元データに基づいてプレス金型形状を製品面部、余肉面部及びしわ押さえ面部の3つのパーツに分解するパーツ分解部210と、パーツ分解部210により分解されたしわ押さえ面部に基づいてしわ押さえ面を生成するしわ押さえ面生成部220と、パーツ分解部210により分解された余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出する特徴点抽出部230と、特徴点抽出部230により抽出された特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置する余肉断面配置部240と、余肉断面配置部240により配置された各余肉断面毎にその形状をパラメータ化する余肉断面パラメータ化部250と、余肉断面パラメータ化部250により得られた余肉断面のパラメータ値に基づいて余肉面を作成する余肉面作成部260と、余肉面作成部260により作成された余肉面と元データの余肉面部を比較し、誤差が所定の許容値を超えるか否かを判定する誤差判定部270と、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を追加する余肉断面追加部280と、を備えている。
なお、誤差判定部270は、余肉面作成部260により作成された余肉面と元データの余肉面部の余肉面とを比較した結果を出力装置14で表示するための誤差表示部(図示しない)を備えていてもよい。また、処理装置11は、変換データ登録部300によって登録された金型形状データに基づいてプレス成型シミュレーションで用いる解析用の金型形状モデルデータを生成する金型形状モデル生成部(図示しない)を備えていてもよい。
(1−2)記憶装置
図3は、図1の記憶装置12の構成を概略的に示すブロック図である。記憶装置12はプログラム記憶部12Aと元データ記憶部12Bと変換データ記憶部12Cとから主に構成されている。プログラム記憶部12Aは、図4に示すように、元データ取得プログラムPR1、データ変換プログラムPR2、変換データ登録プログラムPR3及び誤差表示プログラムPR4をそれぞれ格納するプログラム格納部12A〜12Aを有している。各プログラムPR1〜PR4は、上述の処理装置11における元データ取得部100、データ変換部200、変換データ登録部300及び誤差表示部275によってそれぞれ実行される。
元データ記憶部12Bは、図5に示すように、製品属性データDT101、製品形状モデルデータDT102、プレス振り角度データDT111、三次元パンチ開口線データDT112及び金型形状モデルデータDT113をそれぞれ格納するデータ格納部12B〜12Bを有している。
変換データ記憶部12Cは、図6に示すように、製品属性データDT201、製品形状外形線データDT202、製品形状モデルデータDT203、プレス振り角度データDT211、しわ押さえ面データDT212、二次元パンチ開口線データDT213、三次元パンチ開口線データDT214、特徴点データDT215、断面線データDT216及び余肉断面データDT217をそれぞれ格納するデータ格納部12C〜12C11を有している。以下、これらデータDT101〜DT113、DT201〜DT217について説明する。
(1−2−1)製品属性データ
製品属性データDT101、DT201は、複数の既存製品に関する属性を製品ごとに整理したデータである。例えば、製品が車体を構成するプレス部品の場合、具体的には、図7に示すように、製品データ番号、車種名、製作年、部品名、サイズ、材料及び板厚などの属性から構成されている。製品属性データDT101は、液晶ディスプレイやキーボード等の入力装置13を介して処理装置11に入力される。製品属性データが示す属性は、金型形状データの形式に依らない情報であるので、変換データの製品属性データDT201には、元データの製品属性データDT101と基本的に同じ内容が各属性にコピーされる。
(1−2−2)製品形状モデルデータ
製品形状モデルデータDT102、DT203は、解析を行う対象となる製品の形状を示すデータであり、三次元CADソフトウェアを用いて作成されたIGES、DXF、DWG等のファイル形式の三次元CADデータ、または、CADデータに基づいて対象物を有限要素に離散化したメッシュデータ等である。製品形状モデルデータDT102、DT203は、CD―ROM等の記憶媒体に記憶され、CD―ROMドライブ等の入力装置13を介して処理装置11に入力される。
(1−2−3)製品形状外形線データ
製品形状外形線データDT202は、製品面部の外形線を全周に亘って三次元点列に分解し、この点列を構成する各節点の位置等を示すデータである。具体的には、図8に示すように、節点番号N…、各節点の全体座標系でのXYZ座標、折れ角度を判定するための特徴点フラグから構成されている。
ここで、特徴点フラグとは、ある節点とこれに隣接する二つの節点と結んだ二線分のなす折れ角度が所定の角度以下か否かを判定するためのフラグであり、所定の角度以下であればフラグとして1が立つ。図8によれば、例えば節点番号N2001は、特徴点フラグが1となっており、節点番号N2001の節点と隣接する節点番号がN2002または最終節点番号の2つの節点と結んだ二線分のなす折れ角度が所定の角度以下となっていることを意味する。
なお、記憶装置12に予め記憶された製品形状モデルデータDT102と金型形状モデルデータDT113に基づいて、製品形状モデルと金型形状モデルが重なった部分を製品面部として、この製品面部の外形線の形状を示す製品形状外形線データDT202を生成し、元データの一部として元データ記憶部12Bに予め記憶させておき、これをコピーして変換データの製品形状外形線データDT202としてもよい。
次に、後述するプレス金型設計システムで利用可能な金型形状データついて説明する。この金型形状データは、後述のプレス振り角度データ、しわ押さえ面データ、二次元パンチ開口線データ、三次元パンチ開口線データ、特徴点データ、余肉断面データを含む形式を備えたデータである。以下に詳細に説明する。
(1−2−4)プレス振り角度データ
プレス振り角度データDT111、DT211は、プレス金型のプレス振り角度を示すデータである。具体的には、図9に示すように、金型の基準点座標(XYZ座標)、プレス振り角度に基づいてXYZ座標系からプレス方向を一軸とする金型座標系へ変換するための座標変換マトリクスの成分m11、…、m33等のパラメータから構成されている。
(1−2−5)金型形状モデルデータ
金型形状モデルデータDT113は、例えば、既存のCADシステムで設計されたCADデータ、特許文献1に記載のシステムと異なる金型設計システムで既に作成された様々なデータ形式の金型形状データ、現物の金型について3次元計測システムで計測して得られたSTL(Standard Triangulated Language)データなど、各種システムで得られた既存の金型形状データに基づいて一般的なメッシャにより生成された構造解析用のメッシュデータである。このメッシュデータは、プレス金型の製品面部、余肉面部及びホルダ面部が一体化されたモデル形状を示している。なお、メッシュ化される前の金型形状データを元データ記憶部12Bに記憶しておき、データ取得部100が元データ記憶部12Bから元データを取得する際に、この金型形状データをメッシュ化してメッシュデータとして取得してもよい。
(1−2−6)しわ押さえ面データ
しわ押さえ面データDT212は、プレス成形時にブランクの周縁部を挟持してしわ押さえする金型のしわ押さえ面の形状及び高さを示すデータである。なお、しわ押さえ面の形状は製品形状に応じて決まり、平面に限るものではない。
(1−2−7)二次元パンチ開口線データ
二次元パンチ開口線データDT213は、プレス金型の余肉面部の外形線である三次元のパンチ開口線をプレス方向に直交する面に投影した二次元形状を示すデータである。具体的には、図10に示すように、線分番号L…、線分タイプ(フィレット、円弧、直線)、第1端点座標(XY座標)、第2端点座標(XY座標)、中心座標(XY座標)、半径R、開始角度α及び終了角度β等から構成されている。
ここで、二次元パンチ開口線は、複数の線分から構成された閉曲線として考えているため、二次元パンチ開口線データDT213は、各線分について、フィレット、円弧または直線のいずれかを示す線分タイプと、線分の両端のXY座標を示す第1、第2端点座標と共に、線分が円弧またはフィレットの場合、その中心座標及び半径Rと、線分の両端の位相を示す開始角度α及び終了角度βをデータとして有している。
(1−2−8)三次元パンチ開口線データ
三次元パンチ開口線データDT112、DT214は、三次元のパンチ開口線を全周に亘って三次元点列に分解し、この点列を構成する各節点の位置等を示したデータである。具体的には、図11に示すように、節点番号N…、各節点の全体座標系でのXYZ座標、フィレット端部を示す特徴点フラグから構成されている。
ここで、特徴点フラグとは、節点がフィレットの端部であるか否かを判定するためのフラグであり、フィレット端部であれば特徴点として、この特徴点フラグに1が立つ。
(1−2−9)特徴点データ
特徴点データDT215は、図12に示すように、製品形状外形線及び三次元パンチ開口線上にある特徴点を節点番号で示したデータである。この特徴点は、上述の製品形状外形線データDT202と三次元パンチ開口線データDT214において、特徴点フラグに1が立てられた節点である。
なお、製品形状外形線または三次元パンチ開口線のいずれか一方の節点のみを特徴点として用いても良い。また、三次元パンチ開口線上の節点の替わりに、二次元パンチ開口線を全周に亘って点列に分解し、この点列を構成する点を特徴点として用いても良い。
(1−2−10)断面線データ
断面線データDT216は、各特徴点を端点とする余肉断面と余肉面との交線である断面線の形状を示すデータである。具体的には、図13に示すように、断面番号P…、各断面線を構成する三次元点列の各節点の全体座標系でのXYZ座標、断面座標系でのXL、ZL座標、節点を通る円弧の半径R、節点間を結ぶ線分が直線か否かを示す直線判定フラグ、隣接する線分が一つの素材を構成する連続する要素か否かを示す連続判定フラグ、節点が素材の端点であるか否かを示す端点判定フラグ及び断面線を直線、円弧及びスプラインの素材に分解した結果を示す最終形状から構成されている。
直線判定フラグには、節点間を結ぶ線分が直線の場合1、円弧の場合2が入力される。連続判定フラグには、隣接する線分が連続する要素の場合1、不連続の場合2が入力される。端点判定フラグには、節点が端点である場合1が入力される。また、最終形状には、円弧の場合、その円弧の半径R、円弧の始点の角度θs及び終点の角度θeが入力され、スプラインの場合、スプラインを構成する点列の各座標が入力される。
(1−2−11)余肉断面データ
余肉断面データDT217は、各特徴点を端点とする余肉断面の断面形状を示すデータである。具体的には、図14、図15に示すように、端点テーブル、断面別使用素材テーブル、直線、円弧及びスプラインの素材テーブルから構成されている。
図14(a)に示すように、端点テーブルは、断面番号P…、製品形状外形線の節点番号N…、三次元パンチ開口線の節点番号N…から構成されている。
図14(b)に示すように、断面別使用素材テーブルは、断面番号P…、素材数、素材7〜1、断面形状タイプから構成されている。断面形状タイプとは、複数ある断面形状のタイプのうちのいずれのタイプかを示すもので、例えば、1つの肩部を有する余肉断面をタイプ1、2つの肩部を有する余肉断面をタイプ2、製品延長部と1つの肩部を有する余肉断面をタイプ3、製品延長部と2つの肩部を有する余肉断面をタイプ4、肩部が無い余肉断面をタイプ0等とする。
図15(a)に示すように、直線の素材テーブルは、データ番号、始点のXY座標、終点のXY座標から構成されている。
図15(b)に示すように、円弧の素材テーブルは、データ番号、円弧の原点のXY座標、半径R、始点の角度、終点の角度から構成されている。
図15(c)に示すように、スプラインの素材テーブルは、データ番号、スプラインを構成する点列の点番号、各点のXY座標から構成されている。
例えば、断面番号P1の余肉断面は、図14(a)(b)から、節点N2001と節点N1005との間にあり、ホルダ面部から順に円弧(データ番号1)、直線(データ番号1)及び円弧(データ番号2)の3つの素材から構成され、断面形状のタイプが1であるとわかる。この素材のうちデータ番号1及び2の各円弧に関する原点座標、半径、始点・終点の角度については、図15(b)からわかり、データ番号1の直線に関する始点・終点座標については、図15(a)からわかる。
(1−3)入力装置
入力装置13は、元データの製品属性に関するデータの入力、例えばCADデータ、メッシュデータ等の製品形状及び金型形状に関するデータの入力、データ変換時の各種条件の設定またはシステムの制御等に用いられる。
(1−4)出力装置
出力装置14には、入力画面、データ変換前後の金型形状の寸法誤差等を表示する変換結果等が表示される。例えば、変換結果には、図16に示すように、余肉面の寸法誤差の大きさに応じて色分けされたプレス金型の三次元形状がグラフィック表示される。
(2)プレス成形装置
上述の既存プレス金型形状のデータベース登録システム1によって登録を行うプレス金型形状データで示されたプレス成形について、図17〜図23を参照しながら説明する。
図17に示すように、当該プレス成形を行うためのプレス成形装置は、ダイD、しわ押さえ(ホルダ)F及びパンチPを有している。上型となるダイDは、その下面に成形品の形状に合わせた形状のキャビティCを有する。下型となるしわ押さえFは、その中央にダイDのキャビティCの輪郭にほぼ沿った形状の開口を有し、その周囲の上面にダイDのキャビティCの周囲の面に合わせた形状のしわ押さえ面を有する。同じく下型となるパンチPは、その外形はしわ押さえFの開口の形状に合わせた形状で若干小さく形成されており、その上面はダイDのキャビティCの形状に合わせた凸形状を有する。
なお、必要に応じて、成形品にビードを設けるため、下型となるしわ押さえFには、その上面に凸部(図示しない)を設けると共に、上型となるダイDには、凸部に対向してその下面のしわ押さえ面に凹部(図示しない)を設けてもよい。
このパンチPは、しわ押さえFの開口の内部で昇降できるように、しわ押さえFの開口の内壁面に対して間隙を設けて配置されている。図18に示すように、しわ押さえFに対してパンチPが最も下降した状態では、パンチPの最上端はしわ押さえFの開口の周囲の上面よりも低くなる。また、図19に示すように、しわ押さえFに対してパンチPが最も上昇した状態では、パンチPの周囲の上面はしわ押さえFの開口の周囲の上面とほぼ同じ高さになる。
この成形装置を用いたプレス成形は、まず、図20に示すように、製品の素材となる平板状のブランクBの周囲をダイDのキャビティCの周囲の下面としわ押さえFの上面との間で所定の圧力で挟んでしわ押さえを行う。
次に、図21に示すように、パンチPを上昇させ、ブランクBをダイDのキャビティC内に押し込み、ブランクBをダイDとパンチPとの間に挟んで押圧する。
なお、プレス成形の際に、パンチPを固定してダイD及びしわ押さえFを昇降させてもよい。また、プレス成形装置は、下型をダイD、上型をパンチP及びしわ押さえFで構成してもよい。
このプレス成形装置によれば、図22に示すような成形品が得られる。この成形品は、製品面部S、余肉面部A及びしわ押さえ面部Bから構成されており、製品面部Sと余肉面部Aは、上述の成形装置のパンチPとダイDとの間のキャビティC内で成形され、しわ押さえ面部Bは、しわ押さえFとダイDとの間で成形される。余肉面部Aとしわ押さえ面部Bの境界線であるパンチ開口線Lは、パンチPの上面周縁部とダイDのキャビティCの開口端部との間で成形される。また、しわ押さえ面部Bには、ダイDの凹部Dbとしわ押さえ面部Fの凸部Fbの間でビードbが成形される。
この成形品を製品面部Sの外形線である製品形状外形線Lに沿って打ち抜くと、図23に示すような製品を得ることができる。なお、当該実施形態では、自動車のリアフェンダーパネルを製品の例としている。
ここで、余肉面部Aの形状、しわ押さえF及びダイD間のしわ押さえ力、ビードの形状や位置等が適切でないと成形品に割れやしわが生じるおそれがある。一般的に、しわ押さえ力が大きいまたはビードを設けると、ブランクBが局所的に延びて板厚が薄くなった部分で割れが発生しやすくなり、しわ押さえ力が小さいまたはビードを設けないと、ダイDのキャビティC内へ絞り込まれたブランクBが座屈を起こしてしわが発生しやすくなる。
(3)プレス金型設計システム
本発明の登録システムによってデータベースに登録されたデータを利用してプレス金型を設計するためのプレス金型設計システムについて説明する。
このプレス金型設計システムは、製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定する特徴点設定部と、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置する余肉断面配置部と、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成する余肉面生成部と、を有する。また、このシステムは、設定された特徴点を追加または削除できる特徴点補正部と、余肉断面の形状を補正する余肉断面補正部と、をさらに有する。
本発明の登録システムによってデータベースに登録されたデータは、上述のプレス金型設計システムで製品形状から金型形状を設計して得られるデータと同じ形式を備えている。
当該データベースに登録されたデータを当該プレス金型設計システムに入力し、製品形状外形線または二次元パンチ開口線もしくは三次元パンチ開口線上に特徴点を追加または削除することで余肉断面の配置を適宜修正することで、金型形状を改良設計することができる。
また、製品の設計変更に際して、当該データベースに登録されたデータから製品形状外形線が類似する製品の金型のデータを検索して当該プレス金型設計システムに入力し、二次元パンチ開口線はそのままで、二次元パンチ開口線と製品形状外形線との間に配置される余肉断面の形状を修正するだけで、設計変更に対応したプレス金型の形状モデルを作成できる。
したがって、このプレス金型設計システムによれば、既存のプレス金型を改良設計する際、類似製品の金型を設計する際などで、本発明の登録システムによってデータベースに登録されたデータを有効利用することができる。
(4)既存プレス金型形状のデータベース登録システムによるデータべース登録方法
データベース登録システム1によるプレス金型形状のデータベース登録方法について説明する。
(4−1)プレス金型形状のデータベース登録方法の全体的な流れ
図24のフローチャートに示されたメインルーチンの処理手順に従って、プレス金型形状のデータベース登録方法の全体的な流れについて説明する。
なお、図24のデータベース登録方法を実行するにあたり、製品及びそのための既存のプレス金型に関する元データDT101〜DT113が元データ記憶部12Bに予め格納されている。
まず、元データ取得部100によって、製品属性データ、各種システムで得られた既存の金型形状データ等を含む元データを元データ記憶部12Bから取得する(ステップS1)。
次に、データ変換部200によって、取得された元データを上述の形式を有する変換データに変換する(ステップS2)。
最後に、変換データ登録部300によって、変換データを変換データ記憶部12Cに登録する(ステップS3)。このとき、製品属性データの属性をキーとしてデータベースに登録された変換データを検索できるように、変換データと共に製品属性データをデータベースに登録する。
以上により、各種システムで得られた元データを当該プレス金型設計システムで利用可能な共通の形式に変換してデータベースに登録することができる。
(4−2)金型形状モデルデータの変換方法
次に、上述のフローチャートのサブルーチンであるデータ変換(ステップS2)について、図25のフローチャートに従って、図29〜図32を参照しながら説明する。
まず、元データ取得部により取得された元データ(金型形状モデルデータ、製品形状モデルデータ、三次元パンチ開口線データ)に基づいて、図29に示すように、プレス金型形状Mを製品面部M、余肉面部M及びしわ押さえ面部Mの3つのパーツに分解する(ステップS11)。
具体的には、製品形状モデルと金型形状モデルの重なる部分を製品面部としてその周囲の部分から分割する。また、三次元パンチ開口線の外側の部分をしわ押さえ面部としてその内部の部分から分割する。製品面部Mとしわ押さえ面部Mを除いた部分を余肉面部Mとする。
次に、ステップS11で分解されたしわ押さえ面部Mに基づいてしわ押さえ面を生成する(ステップS12)。
具体的には、図30に示すように、まず、しわ押さえ面部Mとその長辺方向に所定の間隔で並ぶ複数の平行な断面との交線を形成する。図30(b)は、しわ押さえ面部Mと後述する補間面の上述の一断面における断面図である。図30(b)に示すように、各断面について、両側の交線(太線)の間をベゼェ(Bezier)曲線(破線)で滑らかに補間する。次に、図31に示すように、隣接するベゼェ曲線の間にそれぞれ短辺方向に延びる補間面を張る。これにより、しわ押さえ面部M内部が補間面によって埋められる。最後に、図32に示すように、しわ押さえ面部Mを周囲へ延長して矩形にする。
なお、上述のしわ押さえ面の生成方法は、例示に過ぎず、他の公知な曲面の補間方法を用いて生成してもよい。また、ベゼェ曲線による線分間の補間方法は、周知の技術であるため詳細な説明を省略する。
次に、分解された余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出する(ステップS13)。
次に、抽出された特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置する(ステップS14)。
次に、配置された各余肉断面をパラメータ化する(ステップS15)。
次に、余肉断面間に余肉面を作成する(ステップS16)。
次に、作成された余肉面と元データの余肉面部の余肉面とを比較する(ステップS17)。
次に、誤差が所定の許容値以下であるか否かを判定する(ステップS18)。
ステップS18で誤差が許容値より大きいと判定されると、余肉面の誤差が大きい部分に製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を追加し(ステップS19)、ステップS15に戻る。すなわち、誤差が許容値以下であると判定されるまで、余肉断面追加、余肉断面パラメータ化、余肉面作成及び誤差判定を繰り返すことで、元データの金型形状をより高精度に再現できるように、変換データが修正される。
一方で、ステップS18で誤差が許容値以下であると判定されると、当該データ変換のサブルーチンを終了し、上述のメインルーチンに戻る。
以上により、元データをデータ変換して所定の形式の変換データを得ることができた。
(4−3)特徴点の抽出方法
図26のフローチャートに従って、特徴点抽出部230によって、特徴点を抽出する方法(ステップS13)について、図33〜図36を参照しながら説明する。
まず、図33に示すように、製品形状モデルデータDT102と金型形状モデルデータDT113に基づいて、製品面部の外形線である製品形状外形線Lを作成する(ステップS21)。
次に、図34に示すように、製品形状外形線Lを全周に亘って三次元点列(黒点を参照)に分割する(ステップS22)。
次に、図35に示すように、分割された三次元点列を構成する節点のうち、両側に隣接する節点と線分で結んでできる角部の折れ角が所定角度以下となる角部の頂点となる節点a〜a(白丸を参照)を、製品形状外形線データDT202の特徴点フラグを用いて抽出する(ステップS23)。
最後に、図36に示すように、三次元パンチ開口線L上の円弧端点b〜b10(黒丸を参照)を、三次元パンチ開口線データDT112の特徴点フラグを用いて抽出し、抽出された頂点a〜a及び円弧端点b〜b10を特徴点として設定し、これら特徴点の節点番号を示す特徴点データDT215を変換データ記憶部12Cに格納する(ステップS24)。
以上により、特徴点抽出部230によって特徴点を自動で抽出して設定することができる。
(4−4)余肉断面の配置方法
図27のフローチャートに従って、余肉断面配置部240による余肉断面の配置方法(ステップS14)について、図37〜図40を参照しながら説明する。
まず、図37に示すように、三次元パンチ開口線Lの特徴点b〜b10からの法線と所定距離内の製品形状外形線L上の特徴点a〜aへ線m〜mを引く(ステップS31)。例えば、三次元パンチ開口線Lの特徴点bからの法線と製品形状外形線L上の特徴点aとは所定距離内にあるため、この2点間に線が引かれる。なお、図37に示す例の場合、三次元パンチ開口線Lの特徴点b、b10からの法線と所定距離内には製品形状外形線L上の特徴点がないため、この2点からは線は引かれない。
次に、図38に示すように、製品形状外形線L上の残りの特徴点aから二次元パンチ開口線L上の最短距離の点へ線mを引く(ステップS32)。
次に、図39に示すように、三次元パンチ開口線L上の残りの特徴点b、b10から製品形状外形線Lへ法線m10、m11を引き、その結果、図40に示すように、引かれた線m〜m11を余肉断面としてその断面番号、製品形状外形線L及び三次元パンチ開口線Lの節点番号に関する余肉断面データの端点テーブルを変換データ記憶部12Cに格納する(ステップS33)。
なお、上述のステップS33の後、互いに重複、近接、公差する余肉断面はいずれか一つの余肉断面を残して省いてもよい。
以上により、余肉断面配置部240によって余肉断面を自動配置することができる。
(4−5)余肉断面のパラメータ化方法
図28のフローチャートに従って、余肉断面パラメータ化部250による余肉断面のパラメータ化方法(ステップS15)について、図41〜図46を参照しながら説明する。なお、図43は、図41に示す断面線が円弧と直線に分解され、パラメータ化された結果を示している。同様に、図44は、図46に示す断面線がスプラインと直線と円弧に分解され、パラメータ化された結果を示している。
まず、図41に示すように、余肉断面と余肉面部Mとの交線である断面線を構成する複数の各節点(図の黒丸)についての3次元点列データを入力する(ステップS41)。
次に、入力された点列データのうち、隣接する3点を通る円弧の半径Rを算出する(ステップS42)。
具体的には、図42に示すように、第1〜第3節点を通る円弧の半径R2を求める場合、まず、第1節点と第2節点間を結ぶ直線1−2の垂直2等分線と、第2節点と第3節点間を結ぶ直線2−3の垂直2等分線とを求める。次に、直線1−2と直線2−3の垂直2等分線の交点を円弧の中心として、該中心と第2節点との距離を第1〜第3節点を通る円弧の半径R2とする。
同様に、次の第2〜第4節点を通る円弧の半径R3を求める場合、まず、第2節点と第3節点間を結ぶ直線2−3の垂直2等分線と、第3節点と第4節点間を結ぶ直線3−4の垂直2等分線とを求める。次に、直線2−3と直線3−4の垂直2等分線の交点を円弧の中心として、該中心と第3節点との距離を第2〜第4節点を通る円弧の半径R3とする。
次に、算出された半径に基づいて、隣接する2点間を結ぶ線分が直線か否か(円弧か)を判定する(ステップS43)。
具体的には、図43に示すように、算出された円弧の半径Rの絶対値が所定値(例えば、9999)よりも大きい場合、この節点を通る線分は直線であると判定する。例えば、図43の第6節点を見るに、第5〜第7節点を通る円弧の半径Rの絶対値が>9999.であるので、この第5〜第7節点を通る円弧は実は直線であったと判定される。
次に、同一の直線または円弧の素材を構成する要素として連続した要素か否かを判定する(ステップS44)。
具体的には、図43に示すように、算出された円弧の半径Rの絶対値が所定値(例えば、9999)よりも大きい場合、この節点を通る線分は直線であると判定する。例えば、図43の第6節点を見るに、第5〜第7節点を通る円弧の半径Rの絶対値が>9999.であるので、この第5〜第7節点を通る円弧は実は直線であったと判定される。
また、図45に示すように、算出された円弧の半径Rの絶対値が所定値(例えば、9999)よりも大きい場合、この節点を通る線分は直線であると判定する。例えば、図43の第6節点を見るに、第5〜第7節点を通る円弧の半径Rの絶対値が>9999.であるので、この第5〜第7節点を通る円弧は実は直線であったと判定される。
次に、各節点について直線、円弧またはスプラインの素材の端点であるか否かを判定する(ステップS45)。
具体的には、図43に示すように、第1節点、最終節点である第N節点、連続判定で不連続と判定された節点について端点とする。また、図45に示すように、第1〜第9節点のように、連続判定で不連続と判定された節点が続いている場合、その続いている不連続な節点の両端にある第1節点と第9節点を端点とする。
次に、各直線、円弧またはスプラインの端点間のデータを調整する(ステップS46)。
例えば、図43に示すように、端点間の節点について円弧かつ連続と判定された第2〜第4節点は、同じ円弧の素材を構成すると最終判定され、各節点の半径Rのデータを小数点第1位のデータに四捨五入し、半径R=5.0、第1節点を始点、第5節点を終点とする角度範囲を有する連続した円弧としてデータが調整される。また、端点間の節点について直線かつ連続と判定された第6〜第8節点は、同じ直線の素材を構成すると最終判定され、第5節点と第9節点を両端点とする連続した直線としてデータが調整される。さらに、図45に示すように、不連続と判定された節点が続いている場合、第2〜第8節点は、最終判定のように、連続したスプラインとしてデータが調整される。
以上のステップS41〜S56により、各断面線が直線、円弧またはスプラインの素材に分解される。
次に、各直線、円弧またはスプラインの素材について、図15に示したように、直線、円弧またはスプラインの各素材テーブルにそれぞれデータを登録する(ステップS47)。
最後に、各素材テーブルに登録した各使用素材について、図46に示すように、断面別使用素材テーブルに登録し、使用素材の構成に基づいて各余肉断面の断面形状タイプを識別する(ステップS48)。
例えば、しわ押さえ面部から製品面部までの使用素材が円弧→直線→円弧である余肉断面は、1つの肩部を有する余肉断面である断面タイプ1として識別する。また、使用素材が円弧→直線→円弧→直線→円弧である余肉断面は、2つの肩部を有する余肉断面を断面タイプ2として識別する。さらに、使用素材が円弧→直線→円弧→直線である余肉断面は、製品延長部と1つの肩部を有する余肉断面をタイプ3、使用素材が円弧→直線→円弧→直線→円弧→直線である余肉断面は、製品延長部と2つの肩部を有する余肉断面をタイプ4等として識別する。
以上により、各余肉断面を断面形状タイプ別にパラメータ化することができる。
(5)適用例
上述のように、本データベース登録システム1は、元データの金型形状をより高精度に再現できるように、元データと変換データの余肉面の誤差が小さくなるまで変換データが繰り返し修正される。図47〜図51を参照しながら、本データベース登録システム1の適用例について具体的に説明する。
図47〜図50(a)は、余肉断面の配置を示し、図47〜図50(b)は、この配置の場合に余肉面の誤差の大きい部分をハッチングで示している。この適用例の場合、図47(b)に示すように、余肉断面m、m間、及び、余肉断面m、m間で誤差が大きいと判定された。
ここで、図48(a)に示すように、誤差が大きいと判定された余肉断面m、m間に余肉断面m12、m13を追加した場合、図48(b)に示すように、誤差が大きいと判定された部位が分裂して縮小した。
さらに、図49(a)に示すように、誤差が大きいと判定された余肉断面m、m間に余肉断面m16を追加すると共に、余肉断面m、m12間、m12、m13間、m13、m間に余肉断面m14、m15、m16をそれぞれ追加した場合、図49(b)に示すように、誤差が大きいと判定された部位がさらに縮小した。
最後に、図50(a)に示すように、誤差が大きいと判定された余肉断面m、m14間、m14、m12間、m15、m13間、m13、m16間、m16、m間に余肉断面m18〜m22をそれぞれ追加した場合、図50(b)に示すように、誤差が大きいと判定される部位がなくなった。
図51は、データ修正前の元データとデータ修正完了後の変換データとの余肉面部M周辺を同じ余肉断面で切断した断面図をそれぞれ示している。データ修正前は、図51(a)に示すように、元データ(図の実線)と変換データ(図の破線)が互いにずれており、変換データには余肉面の誤差が認められる。データ修正完了後は、図51(b)に示すように、元データと変換データが互いに重なっており、誤差がほとんどなくなっている。
以上により、余肉面の誤差が大きい部位に余肉断面を追加して変換データを修正することで、元データの金型形状をより高精度に再現できる。
(6)既存プレス金型形状のデータベース登録システムの特徴
当該データベース登録システム1によれば、各種システムで得られた元データを所定の形式に変換して記憶装置12に登録することができるので、この記憶装置12に登録された金型形状データを用いることで、技術者の金型の設計経験またはCADの操作経験の程度に依らず、金型設計ノウハウを盛り込んだ金型形状をより短時間で作成することができる。これによって、歩留まりが良い金型形状を設計の早期段階で検討できるので、金型形状を修正する工数を大幅に削減できる。
また、データベース登録システム1によれば、元データの金型形状を高い精度で再現したデータを作成できるので、このデータベースに登録された金型形状データを用いることで、技術者の金型の設計経験またはCADの操作経験の程度に依らず、金型設計ノウハウがより忠実に反映された金型形状を短時間で作成することができる。
さらに、データベース登録システム1によれば、データベースから製品属性をキーとして既存の金型形状データを検索可能に登録できるので、データベースを拡充するためにデータベースに大量の既存の金型形状データを登録しても、容易かつ効率的により多くの選択肢の中から所望の金型形状データを見つけ出して利用することができる。
なお、本発明は例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、各種システムで得られた元データを所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に変換してデータベースに登録した金型形状データを用いてより少ない労力で金型設計ノウハウを盛り込んだ金型形状を設計できるので、自動車の車体構成用等のパネル部品の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1: データベース登録システム
12: 記憶装置(データベース)
100: 元データ取得部
200: データ変換部
210: パーツ分解部
220: しわ押さえ面生成部
230: 特徴点抽出部
240: 余肉断面配置部
250: 余肉断面パラメータ化部
260: 余肉面作成部
270: 誤差判定部(データ修正部)
280: 余肉断面追加部(データ修正部)
300: 変換データ登録部(データ登録部)

Claims (4)

  1. 製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定し、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置し、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成することで製品形状からプレス金型の余肉形状を作成する所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に各種システムにより得られた元データを変換してデータベースに登録するためのシステムであって、
    製品に関する製品形状データと、該製品のためのプレス金型の製品面、余肉面及びしわ押さえ面に関するデータを含む既存の金型形状データ及び三次元パンチ開口線データと、を含む元データを取得する元データ取得部と、
    前記元データを所定の形式に変換するデータ変換部と、
    前記データ変換部によって変換された変換データをデータベースに登録するデータ登録部と、を有し、
    前記変換データは、
    プレス金型のしわ押さえ面に関するしわ押さえ面データと、
    前記元データ取得部から得られる三次元パンチ開口線に関する三次元パンチ開口線データと、
    前記三次元パンチ開口線をプレス方向に直交する面に投影した二次元パンチ開口線に関する二次元パンチ開口線データと、
    製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点の位置に関する特徴点データと、
    特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面に関する余肉断面データと、を含み、
    前記データ変換部は、
    前記元データ取得部により取得された前記元データに基づいてプレス金型形状を製品面部、余肉面部及びしわ押さえ面部の3つのパーツに分解するパーツ分解部と、
    前記パーツ分解部により分解された前記しわ押さえ面部に基づいてしわ押さえ面を生成するためのしわ押さえ面生成部と、
    前記パーツ分解部により分解された前記余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出するための特徴点抽出部と、
    前記特徴点抽出部により抽出された前記特徴点を少なくとも一方の端点とし、前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置するための余肉断面配置部と、
    前記余肉断面配置部により配置された各余肉断面毎にその形状をパラメータ化する余肉断面パラメータ化部と、
    前記余肉断面パラメータ化部により得られた前記余肉断面のパラメータ値に基づいて余肉面を作成する余肉面作成部と、を有する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記余肉面作成部により作成された前記余肉面と前記元データの前記余肉面部を比較し、誤差が所定の許容値以下であるか否かを判定する誤差判定部、及び前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を追加するための余肉断面追加部を備え、
    前記誤差判定部によって誤差が許容値以下であると判定されるまで、前記余肉面の誤差が大きい部分に前記余肉断面追加部により余肉断面を追加し、前記余肉断面パラメータ化部、前記余肉面作成部及び前記誤差判定部による処理を繰り返すデータ修正部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記元データ取得部は、当該製品の属性に関する製品属性データも取得し、
    前記データ登録部は、前記製品属性データの属性をキーとして前記データベースに登録された所望の変換データを検索できるように、前記変換データと共に前記製品属性データを前記データベースに登録する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のシステム。
  4. 製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点を設定し、該特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面を配置し、配置された余肉断面の形状をそれぞれ設定し、隣接する余肉断面を順次連結することで余肉面を生成することで製品形状からプレス金型の余肉形状を作成する所定の金型設計システムで利用可能な共通の形式に各種システムにより得られた元データを変換してデータベースに登録するためのプログラムであって、
    コンピュータを
    製品に関する製品形状データと、該製品のためのプレス金型の製品面、余肉面及びしわ押さえ面に関するデータを含む既存の金型形状データ及び三次元パンチ開口線データと、を含む元データを取得する元データ取得部と、
    前記元データを所定の形式に変換するデータ変換部と、
    前記データ変換部によって変換された変換データをデータベースに登録するデータ登録部として機能させ、
    前記データ変換部として機能させるときは、
    プレス金型のしわ押さえ面に関するしわ押さえ面データと、前記元データ取得部から得られる三次元パンチ開口線に関する三次元パンチ開口線データと、前記三次元パンチ開口線をプレス方向に直交する面に投影した二次元パンチ開口線に関する二次元パンチ開口線データと、製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線の全周に亘って点在する複数の特徴点の位置に関する特徴点データと、特徴点を少なくとも一方の端点とし、製品形状外形線と二次元または三次元パンチ開口線との間をつなぐ複数の余肉断面に関する余肉断面データと、を含む前記変換データに変換するように、
    前記元データ取得部により取得された前記元データに基づいてプレス金型形状を製品面部、余肉面部及びしわ押さえ面部の3つのパーツに分解するパーツ分解部と、
    前記パーツ分解部により分解された前記しわ押さえ面部に基づいてしわ押さえ面を生成するためのしわ押さえ面生成部と、
    前記パーツ分解部により分解された前記余肉面部の製品形状外形線及び/または二次元もしくは三次元パンチ開口線上の特徴点を抽出するための特徴点抽出部と、
    前記特徴点抽出部により抽出された前記特徴点を少なくとも一方の端点とし、前記製品形状外形線と前記二次元または前記三次元パンチ開口線との間をつなぐ余肉断面を配置するための余肉断面配置部と、
    前記余肉断面配置部により配置された各余肉断面毎にその形状をパラメータ化する余肉断面パラメータ化部と、
    前記余肉断面パラメータ化部により得られた前記余肉断面のパラメータ値に基づいて余肉面を作成する余肉面作成部として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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