JP6288065B2 - 二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池の製造方法に関する。
二次電池は、パソコンなどの電気機器や電動車両などに搭載されている。特許第5475206号公報(特許文献1)に開示されているように、二次電池の製造方法においては、蓋材が外装ケースに溶接される。
特許第5475206号公報
蓋材は注液孔を有しており、たとえば蓋材を外装ケースに溶接する際には、溶接スパッタ等が注液孔を通して外装ケースの中に入ることをなるべく防止する必要がある。注液孔を塞ぐようにテープを貼ったり、注液孔を塞ぐようにキャップを配置したりすることで、溶接中に溶接スパッタ等が注液孔を通して外装ケースの中に入ることを防止できる。
蓋材を外装ケースに溶接した後、キャップ等を蓋材から外し、注液孔を開放して注液孔から外装ケース内に電解液が注入される。初期充電およびガス抜き等が行なわれた後、注液孔を塞ぐように封止部材が配置される。封止部材を蓋材に溶接することで、注液孔が封止される。
ここで、溶接等が行なわれている際に注液孔を塞ぐ手段としては、テープの場合には粘着性が低下するためテープを繰り返し使用することは難しく、また、テープを蓋材から外した後、テープの粘着物が蓋材に残留することが考えられる。接着剤等を使用しない場合には、キャップは繰り返し使用が可能であり、テープを使用する場合よりもメリットがある。
蓋材を外装ケースに溶接する工程の前に、注液孔を塞ぐようにキャップを配置したとする。溶接の際、キャップには振動や風圧等に起因した外力が作用しやすく、注液孔を塞いでいるキャップの位置がずれたり、キャップが注液孔から外れたりする可能性がある。接着剤を用いてキャップを蓋材に固定しない場合には、キャップの位置ずれや脱落等がより生じやすくなる。
キャップの位置ずれや脱落等が生じる可能性があるのは、蓋材を外装ケースに溶接する際に限られない。キャップが注液孔を塞ぐように配置されている状態で、蓋材およびキャップが一体的に搬送されることもある。搬送の際、キャップには振動等に起因した外力が作用する可能性がある。搬送の際にも、キャップの位置ずれや脱落等が生じる可能性がある。
キャップの位置ずれや脱落等が生じた場合、溶接スパッタや樹脂などの異物が注液孔を通して外装ケースの中に入る可能性がある。外装ケース内に混入した異物は、短絡や出力の低下等、二次電池の性能に影響する。
本発明は、注液孔を塞ぐように配置されたキャップの位置がずれたり、キャップが注液孔から外れたりする可能性を低減することが可能な二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
二次電池の製造方法は、蓋材に設けられた注液孔を塞ぐように、第1磁性体を含むキャップを配置するキャップ配置工程と、外装ケースの開口部を塞ぐように上記蓋材を配置する蓋材配置工程と、上記第1磁性体と上記第1磁性体に磁力を付与する第2磁性体とを近づけることで、上記注液孔を塞ぐように配置される上記キャップの位置を上記第2磁性体から上記第1磁性体に付与される上記磁力により保持するキャップ位置保持工程と、を備える。
キャップ配置工程および蓋材配置工程は、どちらが先に実施されても構わない。上記構成の技術的範囲には、キャップ配置工程が先に行なわれて蓋材配置工程が後に行なわれるという構成と、蓋材配置工程が先に行なわれてキャップ配置工程が後に行なわれるという構成との両方が含まれる。また、上記構成の技術的範囲には、キャップ位置保持工程を、キャップ配置工程および蓋材配置工程のいずれか一方の工程と同時に実施するという構成も含まれる。たとえば、蓋材に設けられた注液孔を塞ぐようにキャップを配置するというキャップ配置工程を実施することに伴って第1磁性体と第2磁性体とが互いに近づき、これによりキャップの位置が磁力で保持されるというキャップ位置保持工程が実施されることも可能である。あるいは、外装ケースの開口部を塞ぐように蓋材を配置するという蓋材配置工程を実施することに伴って第1磁性体と第2磁性体とが互いに近づき、これによりキャップの位置が磁力で保持されるというキャップ位置保持工程が実施されることも可能である。これらの構成に限られず、上記構成の技術的範囲には、キャップ配置工程、蓋材配置工程、キャップ位置保持工程が、それぞれ別の独立した工程として実施される場合も含まれている。
蓋材を外装ケースに溶接している際や、外装ケース、蓋材、キャップを、溶接を行なう場所に搬送する際には、キャップには振動等に起因した外力が作用する可能性がある。上記の構成によれば、注液孔を塞ぐように配置されているキャップの位置は、接着剤等を用いてキャップを蓋材にあえて接着しなくても、第2磁性体から第1磁性体に付与される磁力により保持することができる。注液孔を塞いでいるキャップの位置がずれたり、キャップが注液孔から外れたりすることを抑制できる。接着剤の代わりに磁力が活用されることで、容易にキャップを注液孔に着脱でき、注液孔を塞ぐ手段としてキャップを繰り返し使用することも可能である。
好ましくは、上記キャップ位置保持工程においては、上記第2磁性体が上記外装ケースの側面に対向するように配置されることにより、上記第1磁性体と上記第2磁性体とが上記外装ケースの上記側面を介して互いに磁気吸着する。
上記の構成によれば、注液孔を塞ぐように配置されているキャップの位置は、第1磁性体と、外装ケースの側面に対向するように配置された第2磁性体との磁気吸着により保持される。外装ケースおよび蓋材の上方に第2磁性体が配置されていないため、外装ケースおよび蓋材の上方にレーザーヘッドなどを容易に配置することができる。
好ましくは、上記外装ケースに上記蓋材を溶接する溶接工程をさらに備え、上記溶接工程においては、上記キャップの位置が上記磁力により保持されている状態で、上記蓋材が上記外装ケースに溶接される。
蓋材を外装ケースに溶接する際、キャップには振動や風圧等に起因した外力が作用しやすい。上記の構成によれば、注液孔を塞ぐように配置されているキャップの位置は、第2磁性体から第1磁性体に付与される磁力により高い精度で保持される。注液孔を塞いでいるキャップの位置がずれたり、キャップが注液孔から外れたりすることを抑制でき、溶接スパッタ等の異物が注液孔を通して外装ケースの中に入ることを抑制できる。
好ましくは、上記キャップは、上記注液孔を覆うように配置されるつば部と、上記注液孔の内側に挿入される挿入部と、を有し、上記キャップの位置が上記磁力により保持されている状態では、上記蓋材のうちの上記注液孔の周辺部分に上記キャップの上記つば部が対向するように配置されており、上記外装ケースに上記蓋材が溶接されている際には、上記周辺部分と上記つば部との間に、上記外装ケースの内部と外部とを連通可能な連通路が形成されている。
溶接の際、溶接熱により外装ケースの内圧が上昇したとしても、外装ケース内のガスは、連通路を通して排出されることができるため、注液孔を塞いでいるキャップに浮きが生じたり、キャップが注液孔から外れたりすることを抑制できる。
好ましくは、上記キャップは、上記第1磁性体と、上記第1磁性体を内蔵する樹脂部材とを含む。
蓋材に比べて十分にやわらかい樹脂部材が使用された場合には、キャップを注液孔に着脱する際に、キャップが注液孔の内周面にキズを付けてしまうことを抑制できる。
好ましくは、上記キャップ配置工程においては、第3磁性体を含む搬送機構によって上記キャップが搬送され、上記搬送機構が上記キャップを搬送している際には、上記第1磁性体と上記第3磁性体とが互いに磁気吸着している。
第1磁性体と第3磁性体との間に作用する磁気吸着力を利用することで、搬送機構は、キャップを迅速かつ容易に注液孔に着脱できる。
上記の二次電池の製造方法によれば、注液孔を塞ぐように配置されたキャップの位置がずれたり、キャップが注液孔から外れたりする可能性を低減することができる。
実施の形態1における二次電池1を示す斜視図である。 図1中のII−II線における断面図である。 実施の形態1における二次電池1の製造方法を示すフロー図である。 図3の準備工程ST1において準備される蓋材3を示す断面図である。 図3の準備工程ST1において準備されるキャップ4を示す斜視図である。 図3の準備工程ST1において準備されるキャップ4を示す側面図である。 図3の準備工程ST1において準備されるキャップ4の製造方法を示す斜視図である。 図3のキャップ配置工程ST1Aの第1段階を示す断面図である。 図3のキャップ配置工程ST1Aの第2段階を示す断面図である。 図3のキャップ配置工程ST1A、蓋材配置工程ST2を説明するための断面図である。 図3のキャップ位置保持工程ST3を示す平面図である。 図11中のXII−XII線における断面図である。 図3の蓋材配置工程ST2、キャップ位置保持工程ST3の変形例を示す斜視図である。 図3の溶接工程ST4を示す断面図である。 実施の形態1における二次電池1の製造方法の作用効果の1つを説明するための斜視図である。 実施の形態2における二次電池の製造方法で用いられるキャップ4Lを示す斜視図である。 実施の形態3における二次電池の製造方法で用いられるキャップ4Nおよび搬送機構20Aを示す断面図である。 実施の形態4における二次電池の製造方法のキャップ位置保持工程を示す斜視図である。 実施の形態5における二次電池の製造方法のキャップ位置保持工程を示す断面図である。
[実施の形態1]
(二次電池1)
図1は、実施の形態1における二次電池1を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線における断面図である。二次電池1は、外装ケース2、蓋材3、電解液5(図1)、電極体6、端子7,8(図1)、防爆弁9(図1)、封止部材10を備える。
図2に示すように、外装ケース2は、側面2A、上面2B、段差2C、開口部2S(図10,図13参照)を含み、全体として有底筒状の形状を有している。蓋材3は、板状の形状を有し、蓋材3の材質はたとえばアルミニウムである。蓋材3は、上面3A、下面3B、注液孔3Cを含む。
図2に示すように、蓋材3は、開口部2S(図10)を塞ぐように段差2C上に配置されている。蓋材3は外装ケース2に溶接されており、外装ケース2と蓋材3との間には環状の溶接部11が形成されている。外装ケース2および蓋材3は、二次電池1の外殻体を構成しており、電解液5および電極体6はこの外殻体の中に配置されている。
電極体6は、正極シート、負極シート、セパレータを含む巻回体と、巻回体の一端に接続された正極集電部と、巻回体の他端に接続された負極集電部とを含む。端子7,8(図1)は、蓋材3の上面3A(図2)から突出しており、電極体6の正極集電部および負極集電部にそれぞれ電気接続されている。
防爆弁9は、蓋材3の板状部分に設けられている。防爆弁9は、上記外殻体の内圧が所定値よりも高くなったり低くなったりした際に作動する。封止部材10は、注液孔3Cを封止している。封止部材10は蓋材3に溶接されており、外装ケース2と蓋材3(内壁面3E)との間には環状の溶接部12が形成されている。
(二次電池1の製造方法)
図3は、二次電池1の製造方法を示すフロー図である。二次電池1の製造方法においては、準備工程ST1、蓋材配置工程ST2、キャップ位置保持工程ST3、溶接工程ST4、電解液注入工程ST5、溶接工程ST6が実施される。
(準備工程ST1)
図4は、準備工程ST1において準備される蓋材3を示す断面図である。図4に示される蓋材3の断面形状は、図2に示される蓋材3の断面形状に対応している。蓋材3の注液孔3Cは、凹部3C1,3C2、貫通部3C3、拡径部3C4を含む。凹部3C1は、底面3D、内壁面3Eを有する。凹部3C2は、凹部3C1よりも小さな開口面積を有し、貫通部3C3は、凹部3C2よりも小さな開口面積を有している。
図5、図6は、それぞれ、準備工程ST1において準備されるキャップ4を示す斜視図、側面図である。キャップ4は、樹脂部材4A、磁性体4B(第1磁性体)を含む。樹脂部材4Aは、磁性体4Bを内蔵している。樹脂部材4Aの材質はたとえばPFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)である。キャップ4は、磁性体4Bを内蔵していれば、樹脂製以外の他の部材を樹脂部材4Aの代わりに備えていてもよい。
樹脂部材4Aは、つば部4C、挿入部4Dを含む。つば部4Cは、扁平な円柱形状を有する。挿入部4Dは、つば部4Cよりも径の小さい円柱形状を有する。挿入部4Dは、つば部4Cの底面4Eから垂れ下がるように設けられている。挿入部4Dの先端4Gは、平坦な面形状を有している。底面4Eには、つば部4Cの径方向に延びる凹溝4Fが設けられている。凹溝4Fの一端は、つば部4Cの外周面の位置に到達しており、凹溝4Fの他端は、挿入部4Dの外周面の位置に到達している。底面4Eに垂直な方向において、凹溝4Fの高さはたとえば50μmである。底面4Eに平行でかつ凹溝4Fの延在方向に垂直な方向において、凹溝4Fの幅はたとえば50μmである。
磁性体4Bは、円柱形状を有し、樹脂部材4Aの中に埋め込まれている。磁性体4Bの材質は、Fe、SUS430等である。磁性体4Bは、磁石(ネオジウム等)であってもよい。磁性体4Bが磁石から構成される場合には、後述する第2磁性体としての磁性体32,34(図12)や、第3磁性体としての磁性体22(図8)と磁性体4Bとが磁気吸着可能なように、磁性体22,32,34の構成に応じてキャップ4の中での磁性体4Bの位置および姿勢等が設定される。
図7を参照して、キャップ4は、次のような手法で作製できる。樹脂部材4A、磁性体4B、シート4Kが準備される。樹脂部材4Aおよびシート4Kの材質は、たとえばPFAである。樹脂部材4Aには、凹部4J,4Hが設けられている。磁性体4Bを凹部4Hの中に挿入した後、シート4Kを凹部4Jの内側に配置する。シート4Kを樹脂部材4Aに溶着することで、図5に示すようなキャップ4が得られる。
(キャップ配置工程ST1A)
図3、図8を参照して、準備工程ST1は、キャップ配置工程ST1Aを含む。キャップ配置工程ST1Aにおいては、蓋材3に設けられた注液孔3Cを塞ぐようにキャップ4が配置される。キャップ4は、搬送機構20によって搬送される。
搬送機構20は、ガイド部21、磁性体22(第3磁性体)を含む。ガイド部21は、当接面23を有する。磁性体22は、ガイド部21の当接面23とは反対側に設けられている。磁性体22は、ガイド部21に対して軸方向(図8の紙面内の上下方向)に相対移動可能である(図9参照)。
搬送機構20は、磁性体4Bと磁性体22との間に作用する磁気吸着力を利用して、キャップ4を保持する。磁性体22と磁性体4Bとの間に作用する磁気吸着力は、キャップ4を、磁性体22の位置に引き付ける方向に作用する。この磁気吸着力は、キャップ4を高さ方向に引き付けるような力として作用するだけでなく、キャップ4を平面方向に引き付ける(移動させる)ような力としても作用する。
したがって、樹脂部材4Aと当接面23との間の摩擦が小さい場合、磁気吸着力を利用して、ガイド部21に対するキャップ4の位置決め(センタリング)を行なうことも可能である。搬送機構20は、キャップ4を保持した状態で、注液孔3Cの直上に到達するまで移動する(矢印AR10)。搬送機構20がキャップ4を搬送している際には、磁性体4Bと磁性体22とが互いに磁気吸着している。搬送機構20は、その後下降移動する(矢印AR12)。キャップ4は、注液孔3Cを塞ぐように配置される。キャップ4は、注液孔3Cを塞ぐことが可能であれば、つば部4Cのみから構成され、挿入部4Dを備えていなくても構わない。
図9を参照して、磁性体22が当接面23から離れるように上昇移動することで(矢印AR14)、キャップ4が当接面23の側に引き付けられている状態は解除される。その後、ガイド部21が上昇移動することで(矢印AR16)、ガイド部21はキャップ4から離れる。磁性体4Bと磁性体22との間に作用する磁気吸着力を利用することで、搬送機構20は、キャップ4を迅速かつ容易に着脱できる。
図1、図10を参照して、キャップ4を注液孔3Cを塞ぐように配置した後、蓋材3に設けられた端子7(図1)と電極体6の正極集電部とが、正極集電体を用いて電気接続される。蓋材3に設けられた端子8(図1)と電極体6の負極集電部とが、負極集電体を用いて電気接続される。図10では蓋材3と電極体6とが離れて図示されているが、これらは正極集電体、負極集電体(いずれも不図示)を介して一体化されている。
(蓋材配置工程ST2)
図3、図10を参照して、蓋材配置工程ST2においては、電極体6と一体化された蓋材3が、開口部2Sを塞ぐように段差2C上に配置される。これに伴い、電極体6は開口部2Sを通して外装ケース2の中に挿入される(矢印AR18参照)。
(キャップ位置保持工程ST3)
図11は、キャップ位置保持工程ST3が行なわれている際のキャップ4等を示す平面図である。図12は、図11中のXII−XII線における断面図である。キャップ4が注液孔3Cを塞ぐように配置された状態では、キャップ4のつば部4Cは注液孔3Cの上方から注液孔3Cを覆うように配置されており、キャップ4の挿入部4Dは注液孔3Cの内側に挿入されている。
ガイド部材31,33は、磁性体32,34(第2磁性体)をそれぞれ内蔵している。キャップ4が注液孔3Cを塞ぐように配置された後、ガイド部材31,33が外装ケース2の両外側にそれぞれ配置される。磁性体32,34は、磁性体4Bと磁気吸着可能な磁石(ネオジウム等)から構成される。磁性体32,34は、いずれか一方のみが用いられてもよい。磁性体32,34は、電磁石であってもよい。
キャップ位置保持工程ST3においては、ガイド部材31,33の移動に伴い、磁性体4Bと、磁性体4Bに磁力(ここでは磁気吸着力)を付与する磁性体32,34とが近づく。ガイド部材31,33は、外装ケース2の両外側にそれぞれ配置される。磁性体32,34は、外装ケース2の側面2Aに対向するように配置される。
注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁性体32,34から側面2Aを介して磁性体4Bに付与される磁力(磁気吸着力)により高い精度で保持される。注液孔3Cを塞ぐように配置されたキャップ4の位置がずれたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりする可能性は低減される。
図13に示すように、ガイド部材31,33は、予め外装ケース2の両外側にそれぞれ配置されていてもよい。この場合、外装ケース2の両外側にそれぞれガイド部材31,33が配置された後に、蓋材配置工程ST2(図2,図10)が行なわれる(矢印AR22)。図示上の便宜のため、図13には電極体6、正極集電体、正極集電部などは図示していない。
蓋材3およびキャップ4の移動に伴い、磁性体4Bと、磁性体4Bに磁力(ここでは磁気吸着力)を付与する磁性体32,34とが近づく。電極体6と一体化された蓋材3が開口部2Sを塞ぐように段差2C上に配置されることで、注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁性体32,34から磁性体4Bに付与される磁力により保持される。当該順序によっても、注液孔3Cを塞ぐように配置されたキャップ4の位置がずれたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりする可能性は低減される。
(溶接工程ST4)
図3、図14を参照して、キャップ4の位置が磁力により保持されている状態で、レーザーLが外装ケース2と蓋材3との間に照射される。蓋材3は、外装ケース2に溶接される。蓋材3を外装ケース2に溶接する際、キャップ4は注液孔3Cを覆うように配置され、注液孔3Cを閉塞している。キャップ4は、溶接中に溶接スパッタ(アルミニウムなどの金属やアルミニウム酸化物などの金属化合物)が注液孔3Cを通して外装ケース2の中に入ることを防止している。
図14に示すように、キャップ4の位置が磁力により保持されている状態では、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)に、キャップ4のつば部4Cが対向するように配置されている。外装ケース2に蓋材3が溶接されている際には、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)とキャップ4のつば部4Cとの間に、外装ケース2の内部と外部とを連通可能な連通路Pが形成されている。
(電解液注入工程ST5)
図1および図3を再び参照して、蓋材3を外装ケース2に溶接した後、注液孔3Cを開放して注液孔3Cから外装ケース2内に電解液5(図1)が注入される。その後、初期充電およびガス抜き等が行なわれる。
(溶接工程ST6)
図1〜図3を参照して、注液孔3Cを塞ぐように、封止部材10が配置される。封止部材10を蓋材3に溶接することで、注液孔3Cが封止される。以上の各工程を実施することにより、図1、図2に示す二次電池1が得られる。
(作用および効果)
冒頭で述べたとおり、蓋材3を外装ケース2に溶接する際、キャップ4には振動や風圧等に起因した外力が作用しやすい。本実施の形態においては、注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁性体32,34から磁性体4Bに付与される磁力により高い精度で保持される。注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置がずれたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりすることはほとんどない。溶接スパッタ等の異物が注液孔3Cを通して外装ケース2の中に入ることもほとんどない。外装ケース2内に異物が混入したことに起因する短絡や出力の低下等が発生することは、効果的に抑制されている。
注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁性体4Bと、外装ケース2の側面Aに対向するように配置された磁性体32,34との磁気吸着により保持される。外装ケース2および蓋材3の上方に磁性体32,34が配置されていないため、外装ケース2および蓋材3の上方にレーザーヘッドなどを容易に配置することができる。
本実施の形態においては、外装ケース2を把持するガイド部材31,33(チャック)など、外装ケース2を位置決めしたり搬送したりする部材に磁性体32,34が組み込まれている。この構成によれば、外装ケース2を位置決めしたり搬送したりすることに伴って、側面2Aを介して磁性体32,34から磁性体4Bに容易に磁力を付与することができる。
冒頭で述べたとおり、キャップ4の位置ずれや脱落等が生じる可能性があるのは、蓋材3を外装ケース2に溶接する際に限られない。たとえば、蓋材配置工程ST2を行なう場所や、キャップ位置保持工程ST3を行なう場所から、溶接工程ST4を行なう場所までの距離が長い場合である。外装ケース2、蓋材3、キャップ4を、溶接工程ST4を行なう場所に搬送するまでの間に、キャップ4には振動等に起因した外力が作用する可能性がある。本実施の形態においては、この搬送の間においても、注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁性体32,34から磁性体4Bに付与される磁力により保持することができる。搬送の際にも、注液孔3Cを塞いでいるキャップ4の位置がずれたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりすることはほとんどない。
上述のとおり、外装ケース2に蓋材3が溶接されている際には、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)とキャップ4のつば部4Cとの間に、外装ケース2の内部と外部とを連通可能な連通路Pが形成されている。溶接の際、溶接熱により外装ケース2の内圧が上昇したとしても、外装ケース2内のガスは、注液孔3C(拡径部3C4、貫通部3C3、凹部3C2)とキャップ4との間の隙間S、連通路P、注液孔3C(凹部3C1)とキャップ4との間の隙間Eを通して外部に排出される。内部ガスが排出される際に、内部ガスは隙間S、連通路P、注液孔3Cを通して排出されることができるため、注液孔3Cを塞いでいるキャップ4に浮き(位置ずれ)が生じたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりすることはほとんどない。
本実施の形態では、キャップ4のつば部4C(底面4E)に凹溝4Fを設けることで、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)とキャップ4のつば部4Cとの間に連通路Pを形成している。この構成に限られず、キャップ4のつば部4C(底面4E)に凹溝4Fを設けずに、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)に凹溝を設けて連通路Pを形成してもよいし、キャップ4のつば部4C(底面4E)と、蓋材3のうちの注液孔3Cの周辺部分(底面3D)との双方に凹溝を設けて連通路Pを形成してもよい。
本実施の形態では、キャップ4が、樹脂部材4Aと、樹脂部材4Aに内蔵された磁性体4Bとから構成される。樹脂部材4A(PFA等)は、金属製の蓋材3(アルミニウム等)に比べて十分にやわらかいため、キャップ4を注液孔3Cに着脱する際に、キャップ4が注液孔3Cの内周面にキズを付けてしまうことはほとんどない。キャップ4を注液孔3Cを塞ぐように配置した際に、つば部4Cの底面4Eを底面3Dに密着させることも可能となる。
PFA等の樹脂材料は、一般的な二次電池の製造方法で発生し得る異物(溶接スパッタや樹脂片等)が付着しにくいような表面摩擦係数を有している。したがって、キャップ4の樹脂部材4AにPFA等の樹脂材料を用いることで、キャップ4そのものに異物が付着することを抑制可能となる。また、PFA等の樹脂材料は、樹脂材料の洗浄に用いることができる液系溶剤に対して高い耐性を有している。キャップ4の樹脂部材4AにPFA等の樹脂材料を用いることで、キャップ4を洗浄でき、キャップ4を繰り返し使用することも可能となる。
PFA等の樹脂材料は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)といった樹脂材料の場合とは異なり、溶接工程ST4に用いられるレーザーLを高い透過率で透過させることができる。溶接工程ST4の際には、反射の影響によりレーザーLの反射光がキャップ4に照射される可能性がある。溶接工程ST4が行なわれている際にキャップ4がレーザーLの反射光を受けたとしても、キャップ4の樹脂部材4AにPFA等の樹脂材料を用いることで、キャップ4が溶融したり焦げたりすることを抑制可能となる。
上述のとおり、ガイド部21および磁性体22を有する搬送機構20が用いられる。搬送機構20は、磁性体4Bと磁性体22との間に作用する磁気吸着力を利用して、キャップ4を保持する。ガイド部21から離れる方向に磁性体22が上昇移動することで、キャップ4が当接面23の側に引き付けられている状態が解除される。その後、ガイド部21が上昇移動することで、ガイド部21はキャップ4から離れる。ガイド部21がキャップ4を把持ないし挟持するといった構成を採用しなくても、磁性体4Bと磁性体22との間に作用する磁気吸着力を利用することで、搬送機構20は、キャップ4を迅速かつ容易に着脱できる。
本実施の形態では、外装ケース2に対して互いに反対側に位置するように、一対の磁性体32,34が配置される。磁性体32,34は、外装ケース2を挟んで対向しており、磁性体32,34間には磁束が形成される。磁性体4Bは、磁束線内に配置され、磁性体32の側と、磁性体34の側とに、均等に引き寄せる磁力を受けることができる。
図15を参照して、磁性体4Bを内蔵しているキャップ4は、磁性体4Bと磁気吸着可能な回転体40を使用することにより、容易に所定箇所に整列配置させることも可能である。整列用の治具41には、通路42が設けられている。回転体40は、磁気吸着によりキャップ4を拾い上げる。回転体40は、矢印AR40方向に回転することで、キャップ4を通路42に送り出すことができる。この構成は、準備工程ST1(図1)において活用することができる。
[実施の形態2]
図16を参照して、実施の形態2における二次電池の製造方法について説明する。実施の形態1と実施の形態2とは、以下の点において相違している。実施の形態2では、キャップ4の代わりにキャップ4Lが用いられる。キャップ4Lの挿入部4Dには、テーパー部4DTが設けられている。テーパー部4DTは、先細りの錐台形状を有している。
テーパー部4DTを設けることにより、キャップ4Lを注液孔3Cを塞ぐように配置する際に、キャップ4Lの挿入部4Dが注液孔3Cの内周面に衝突することを抑制できる。キャップ4Lを注液孔3Cに挿入する際に、キャップ4Lが注液孔3Cの内周面にキズを付けてしまうことを抑制できる。
[実施の形態3]
図17を参照して、実施の形態3における二次電池の製造方法について説明する。実施の形態1と実施の形態3とは、以下の点において相違している。実施の形態3では、キャップ4、搬送機構20の代わりに、キャップ4N、搬送機構20Aがそれぞれ用いられる。キャップ4Nのつば部4Cの上面側には、凹部4Pが設けられている。搬送機構20Aの当接面23には、凸部24が設けられている。
凹部4Pおよび凸部24は、互いに対応する形状を有している。磁気吸着力を利用して搬送機構20Aがキャップ4Nを保持する際、凹部4Pと凸部24とが互いに嵌合することで、ガイド部21に対するキャップ4Nの位置決め(センタリング)を、より高い精度で行なうことが可能となる。この構成に限られず、キャップ4Nの上面に凸部を設けて、搬送機構20Aの当接面23に、この凸部に対応する形状を有する凹部を設けてもよい。
[実施の形態4]
図18を参照して、実施の形態4における二次電池の製造方法について説明する。実施の形態1と実施の形態4とは、以下の点において相違している。実施の形態1では、ガイド部材31,33が、磁性体32,34(第2磁性体)をそれぞれ内蔵している。図18に示すように、ガイド部材31と磁性体32とは、互いに別体であっても構わない。ガイド部材33と磁性体34とについても同様である。
ガイド部材31,33(チャック)などと、磁性体32,34(第2磁性体)とが別体に構成されていれば、外装ケース2を把持したり、外装ケース2を位置決めしたり搬送したりするというガイド部材31,33の機能と、注液孔3Cを塞ぐキャップ4の位置を保持するという磁性体32,34の機能とを切り離すことが可能となる。
[実施の形態5]
図19を参照して、実施の形態5における二次電池の製造方法について説明する。実施の形態1と実施の形態5とは、以下の点において相違している。実施の形態1のキャップ位置保持工程ST3においては、磁性体32,34が外装ケース2の側面2Aに対向するように配置されることにより、磁性体4Bと磁性体32,34とが外装ケース2の側面2Aを介して互いに磁気吸着する。この場合には、磁力として、磁気吸着力が活用されている。
本実施の形態においては、磁力として、磁気反発力が活用される。蓋材配置工程ST2を行なう場所やキャップ位置保持工程ST3を行なう場所から、溶接工程ST4を行なう場所までの距離が長い場合がある。外装ケース2、蓋材3、キャップ4を、溶接工程ST4を行なう場所に搬送するまでの間に、キャップ4には振動等に起因した外力が作用する可能性がある。
本実施の形態においては、この搬送の間に、第2磁性体としての磁石50が用いられる。磁石50は、ネオジウムや電磁石などから構成される。たとえば、磁性体4Bのうちの磁石50に近い方の面にN極が形成されるように磁性体4Bが配置され、磁石50のうちのキャップ4に近い方の面にN極が形成されるように磁石50が構成される。磁性体4BのN極と磁石50のN極との間に、磁気反発力が形成される。
磁性体4Bのうちの磁石50に近い方の面にS極が形成されるように磁性体4Bが配置され、磁石50のうちのキャップ4に近い方の面にS極が形成されるように磁石50が構成されてもよい。注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置は、磁石50から磁性体4Bに付与される磁力(磁気反発力)により保持することができる。注液孔3Cを塞ぐように配置されているキャップ4の位置がずれたり、キャップ4が注液孔3Cから外れたりすることは、当該構成によっても抑制することが可能である。磁性体4Bに磁気反発力を付与する磁石50は、蓋材3を外装ケース2に溶接する溶接工程ST4においても使用可能である。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 二次電池、2 外装ケース、2A,A 側面、2B,3A 上面、2C 段差、2S 開口部、3 蓋材、3B 下面、3C1,3C2,4H,4J,4P 凹部、3C3 貫通部、3C4 拡径部、3C 液孔、3D,4E 底面、3E 内壁面、4,4L,4N キャップ、4A 樹脂部材、4B 磁性体(第1磁性体)、4C つば部、4D 挿入部、4DT テーパー部、4F 凹溝、4G 先端、4K シート、5 電解液、6 電極体、7,8 端子、9 防爆弁、10 封止部材、11,12 溶接部、20,20A 搬送機構、21 ガイド部、22 磁性体(第3磁性体)、23 当接面、24 凸部、31,33 ガイド部材、32,34 磁性体(第2磁性体)、40 回転体、41 治具、42 通路、50 磁石、AR10,AR12,AR14,AR16,AR18,AR22 矢印、E,S 隙間、L レーザー、P 連通路、ST1 準備工程、ST1A キャップ配置工程、ST2 蓋材配置工程、ST3 キャップ位置保持工程、ST4,ST6 溶接工程、ST5 電解液注入工程。

Claims (6)

  1. 蓋材に設けられた注液孔を塞ぐように、第1磁性体を含むキャップを配置するキャップ配置工程と、
    外装ケースの開口部を塞ぐように前記蓋材を配置する蓋材配置工程と、
    前記第1磁性体と前記第1磁性体に磁力を付与する第2磁性体とを近づけることで、前記注液孔を塞ぐように配置される前記キャップの位置を前記第2磁性体から前記第1磁性体に付与される前記磁力により保持するキャップ位置保持工程と、を備える、
    二次電池の製造方法。
  2. 前記キャップ位置保持工程においては、前記第2磁性体が前記外装ケースの側面に対向するように配置されることにより、前記第1磁性体と前記第2磁性体とが前記外装ケースの前記側面を介して互いに磁気吸着する、
    請求項1に記載の二次電池の製造方法。
  3. 前記外装ケースに前記蓋材を溶接する溶接工程をさらに備え、
    前記溶接工程においては、前記キャップの位置が前記磁力により保持されている状態で、前記蓋材が前記外装ケースに溶接される、
    請求項1または2に記載の二次電池の製造方法。
  4. 前記キャップは、
    前記注液孔を覆うように配置されるつば部と、
    前記注液孔の内側に挿入される挿入部と、を有し、
    前記キャップの位置が前記磁力により保持されている状態では、前記蓋材のうちの前記注液孔の周辺部分に前記キャップの前記つば部が対向するように配置されており、
    前記外装ケースに前記蓋材が溶接されている際には、前記周辺部分と前記つば部との間に、前記外装ケースの内部と外部とを連通可能な連通路が形成されている、
    請求項3に記載の二次電池の製造方法。
  5. 前記キャップは、前記第1磁性体と、前記第1磁性体を内蔵する樹脂部材とを含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
  6. 前記キャップ配置工程においては、第3磁性体を含む搬送機構によって前記キャップが搬送され、
    前記搬送機構が前記キャップを搬送している際には、前記第1磁性体と前記第3磁性体とが互いに磁気吸着している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
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