JP6286753B2 - シート制御装置、シート制御方法 - Google Patents

シート制御装置、シート制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、シート制御装置、シート制御方法に関する。
車両への乗員の乗り降りを容易にするために、乗員を乗せたままの状態で、シートを車室内と車室外との間で移動させるシート制御装置がある。乗員がシートに着座している場合には、シート制御装置は、着座姿勢を崩したり、乗員の手足と車両とが干渉したりしないように、安全性に配慮した移動速度および駆動動作でシートを移動させる必要がある。一方、乗員がシートに着座していない場合には、シート制御装置は、シートの移動時間の短縮や消費電力削減のため、シートの移動速度を速くしたり、シートの駆動動作の一部を省略させたりすることがある。例えば、特許文献1に記載の車両のシート駆動装置は、一部の駆動動作を省略したり、シートの移動量を少なくしたりする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−18341号公報
しかしながら、従来技術では、シートが移動している間に乗員が着座しているか否かの状態が変化したことによって、シートの駆動動作を切り替える場合には、切り替え後の駆動動作に対応する位置までシートを移動させるための制御が必要になるため、駆動動作は複雑になり、設計コスト等が増大する場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、駆動動作を複雑にすることなくシートの駆動動作の切り替えを制御することができるシート制御装置、シート制御方法を提供する。
請求項1記載の発明は、車室内と車室外との間を移動可能なシート(40)に物体が載っているか否かを検知する物体検知部(1021)と、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させるモードを第1のモードに決定し、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合には、前記シートを移動させるモードを前記第1のモードによる前記シートの移動の速度よりも速い速度で前記シートを移動させる第2のモードに決定するモード決定部(103)と、前記モード決定部によって決定されたモードに基づいて前記シートの移動を制御する移動制御部(104)と、を備え、前記モード決定部は、前記シートが移動する区間のうち禁止区間においては、前記第1のモードと前記第2のモードとの切り替えを行わない、シート制御装置(10)である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のシート制御装置であって、前記移動制御部は、前記シートを前記第2のモードで前記禁止区間を移動させている状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていることが検知された場合に、前記シートの移動を停止させるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のシート制御装置であって、前記移動制御部は、前記シートが前記禁止区間に位置している場合に、前記第1のモードに対応付けられた前記シートの移動軌跡である第1の移動軌跡と、前記第2のモードに対応付けられた前記シートの移動軌跡である第2の移動軌跡との切り替えを行わないものである。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のシート制御装置であって、前記移動制御部は、前記シートを前記第1のモードで前記禁止区間以外の区間を移動させている状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合に、前記シートを移動させる移動軌跡を、前記第1の移動軌跡から前記第2の移動軌跡に切り替えるものである。
請求項5記載の発明は、請求項3または請求項4に記載のシート制御装置であって、前記移動制御部は、前記シートを前記第2のモードで前記禁止区間以外の区間を移動している状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させる移動軌跡を、前記第2の移動軌跡から前記第1の移動軌跡に切り替えるものである。
請求項6記載の発明は、コンピュータが、車室内と車室外との間を移動可能なシートに物体が載っているか否かを検知し、前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させるモードを第1のモードに決定し、前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合には、前記シートを移動させるモードを前記第1のモードによる前記シートの移動の速度よりも速い速度で前記シートを移動させる第2のモードに決定し、決定されたモードに基づいて前記シートの移動を制御し、前記シートが移動する区間のうち禁止区間においては、前記第1のモードと前記第2のモードとの切り替えを行わない、シート制御方法である。
請求項1および請求項6に記載の発明によれば、シートの駆動動作の切り替えを行うとシートの駆動動作が複雑になる区間である禁止区間では、駆動動作の切り替えを禁止することにより、駆動動作を複雑にすることなくシートの駆動動作の切り替えを制御することができる。
請求項2に記載の発明によれば、シートに乗員が着座していない場合のモードでシートが移動している際に乗員がシートに着座した場合にはシートの移動を停止させるため、安全にシートの移動を制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、シートの移動軌跡の切り替えを行うとシートの駆動動作が複雑になる区間である禁止区間では、シートの移動軌跡の切り替えを禁止することにより、駆動動作を複雑にすることなくシートの駆動動作の切り替えを制御することができる。
請求項4および請求項5に記載の発明によれば、シートの移動軌跡の切り替えを行うとシートの駆動動作が複雑になる区間である禁止区間以外の区間である許可区間では、シートの移動軌跡の切り替えを許可することにより、シートの移動制御における安全性を保ちつつ、シートの移動時間の短縮およびシートの移動における消費電力の削減を図ることができる。
本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動制御の概要を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動制御のタイミングを示す概略図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10によって移動制御されるシート40の移動を操作する部材の概要を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10による乗員の検知の概要を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動軌跡の概要を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動の移動軌跡を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るシート制御装置10の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明のシート制御装置の実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動制御の概要を示す概略図である。
車両1の前席左側である助手席側に設置されているシート40は、車両1の車室内と車室外の乗降位置とを移動可能である。図示するように、シート40は、図1(A)の状態から図1(E)までの状態を順に経ることにより、車両1の車室内から車室外の乗降位置へ振出される。また、シート40は、振出の場合の動作の順番とは逆に、図1(E)の状態から図1(A)までの状態を順に経ることにより、車両1の車室外の乗降位置から車室内へシート40が格納される。なお、図1においては、シート40には乗員が着座していない状態であるが、シート40に乗員が着座していてもよい。車両1のシート40が、車室内と車室外の乗降位置との間を移動することができることにより、例えば、体が不自由な高齢者や身体障害者等の車両1への乗り降りが容易になる。
なお、本実施形態においては、シート40は助手席側に設置されているシートであるものとしたが、これに限られない。シート40は、例えば、運転手席側に設置されているシート、または後部座席に設置されているシート等でもよい。
以下、シート40が振出される場合を例に、図1(A)の状態から図1(E)の状態までの各状態についてそれぞれ説明する。
まず、シート40の振出が開始する際の状態である図1(A)の状態から、シート40は、車両1の後方へ向かって所定の距離だけ移動する。これは、次の図1(B)の状態においてシート40が回転する際に、着座している乗員の足がフロントピラー等と干渉することを防止するためである。
次に、図1(B)に図示するように、シート40は左回りに回転を開始し、シート40に着座している乗員の足が車室外の方向へ向けられる。
次に、図1(C)に図示するように、シート40は左回りに回転を開始してから90度回転するまでの間に、シート40は再び前方へ向かって所定の距離だけ移動する。これは、シート40の後部が車室外へ移動することができるようにするための動作である。
次に、図1(D)に図示するように、シート40は背もたれをシート40の後方へ倒しながら、シート40はシート40の前方へ(車室外の方向へ)移動する。背もたれを後方へ倒すのは、着座している乗員の頭部が車両1のルーフ部分と干渉することを防止するためである。
次に、図1(E)に示すように、シート40の座面部分の全体が車室外へ移動したところで、シート40は背もたれをシート40の前方へ再び起こしながら、シート40は所定の高さだけ下降する。これは、シート40の地面からの高さを低くし、背もたれを起こすことによって、着座している乗員が車両1から降り易くするためである。
上述したように、乗員が車両1に乗車するためにシート40が車室外の乗降位置から車室内へ格納される場合には、上記とは逆に、図1(E)の状態で乗員がシート40に着座し、図1(D)、図1(C)、図1(B)の状態を経ることにより、車両1が走行する際のシート40の位置である図1(A)に示す位置へシート40が移動する。
図2は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動制御のタイミングを示す概略図である。図1に示したシート40の移動の一連の動作は、図2に示す「回転」、「前後スライド」、「外スライド」、および「昇降」の4種類の動作の組み合わせによって構成されている。シート40は、車両1の車室内の位置と車室外の乗降位置との間を移動する場合に、「前後スライド」、「外スライド」、および「昇降」の少なくとも1つの駆動により、位置PT1から位置PT7までの各位置に移動する。各位置は、3次元の位置情報だけでなく、角度情報も含む。
図1(A)に示した、シート40が車両1の後方へ向かって所定の距離だけ移動する動作は、「前後スライド」の動作である。「前後スライド」の動作により、シート40は、位置PT1から位置PT2まで移動する。
図1(B)、図1(C)、および図1(D)に示した、シート40が左回りに回転を開始し、90度回転してシート40に着座している乗員の足が車室外の方向へ向けられるまでの動作には、「回転」の動作が含まれる。当該動作は、図2においては、位置PT2から位置PT5までの区間において行われる「回転」の動作として示されている。
図1(C)、および図1(D)に示した、シート40が左回りに回転を開始してから90度回転するまでの間に、シート40が再び前方へ向かって所定の距離だけ移動する動作には、「前後スライド」の動作が含まれる。当該動作は、図2においては、位置PT3から位置PT5までの区間において行われる「前後スライド」の動作として示されている。
図1(D)に示した、シート40がシート40の前方へ(車室外の方向へ)移動する動作には、「外スライド」の動作が含まれる。当該動作は、図2においては、位置PT4から位置PT6までの区間において行われる「外スライド」の動作として示されている。
図1(E)に示した、シート40座面部分の全体が車室外へ移動したところで、シート40が所定の高さだけ下降する動作には、「昇降」の動作が含まれる。当該動作は、図2においては、位置PT5から位置PT7までの区間において行われる「昇降」の動作として示されている。図示するように、位置PT7は、シート40の振出のための移動の動作の終了位置である。
このように、シート制御装置10は、シート40の位置に応じて、「回転」、「前後スライド」、「外スライド」、および「昇降」の4種類の動作を適宜組み合わせて実行することよって、シート40を車室内と車室外との間で移動させることができる。なお、本実施形態においては、シート制御装置10は、シート40の位置に応じて、シート40の移動の動作を制御するものとしたが、これに限られない。例えば、シート制御装置10が、シート40の移動の動作を開始してからの累積の経過時間に応じて、シート40の移動の動作を制御するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、上述した位置PT1〜位置PT7のうち、位置PT2から位置PT5までの区間を、シート40の移動時のモードの切り替えを禁止する「禁止区間」とする。またそれ以外の区間をモードの切り替えを許可する「許可区間」とする。例えば、禁止区間は、シート40を回転駆動させる区間を含む。禁止区間、許可区間の詳細については、後述する。なお、許可区間は禁止区間の前の区間または後の区間の少なくとも一方の区間であってもよいし、許可区間はなく禁止区間のみであってもよい。
図3は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10によって移動制御されるシート40の移動を操作する部材の概要を示す概略図である。
シート40の移動は、リモコン(リモートコントローラ)50、またはシート40の側面に備えられている昇降操作スイッチ401を用いて行われる。なお、リモコン50および昇降操作スイッチ401の操作は、例えば、シート40に着座する高齢者や身体障害者等を介護する介護者等によって行われる。
図3(A)に示すリモコン50には、「電源」ボタン、「入」ボタン、および「出」ボタンが備えられている。リモコン50を用いて、シート40の振出または格納が行われる場合には、まず「電源」ボタンが押下される。その後、「入」ボタンが押下された場合には、当該「入」ボタンが押下されている間のみ、シート40は格納のための移動の動作を行う。また同様に、「出」ボタンが押下された場合には、「出」ボタンが押下されている間のみ、シート40は振出のための移動の動作を行う。
このように、「入」ボタンまたは「出」ボタンが押下されている間のみシート40の移動の動作が行われるため、例えば、リモコン50を操作する介護者等がシート40を移動させている間に何らかの異常が発生してシート40の移動を停止させなければならない場合であっても、「入」ボタンまたは「出」ボタンから手を放すことでシート40の移動をすぐに停止させることができる。
図3(B)は、シート40に昇降操作スイッチ401が備えられている様子を表す。図示するように、昇降操作スイッチ401には、上向きの三角と下向きの三角の図柄が描かれている。昇降操作スイッチ401の上向きの三角の図柄が描かれた部分が押下された場合には、当該部分が押下されている間のみ、シート40は格納のための移動の動作を行う。また同様に、昇降操作スイッチ401の下向きの三角の図柄が描かれた部分が押下された場合には、当該部分が押下されている間のみ、シート40は振出のための移動の動作を行う。
このように、昇降操作スイッチ401が押下されている間のみシート40の移動の動作が行われるため、例えば、昇降操作スイッチ401を操作する介護者がシート40を移動させている間に何らかの異常が発生してシート40の移動を停止させなければならない場合であっても、昇降操作スイッチ401から手を放すことでシート40の移動をすぐに停止させることができる。
本実施形態に係るシート制御装置10は、シート40に乗員が着座しているか否かを検知して、検知した結果に応じてシート40を移動させる際の移動速度を切り替えることができる。シート40は、乗員が着座していると検知された場合には通常モード(第1のモード)で移動し、乗員が着座していないと検知された場合には通常モードよりも速い速度で移動するモードである高速モード(第2のモード)で移動する。
また、本実施形態に係るシート制御装置10は、通常モードの場合には第1の移動軌跡でシート40を移動させ、高速モードの場合には第1の移動軌跡よりも短い移動軌跡である第2の移動軌跡でシート40を移動させる。
以下、シート40に乗員が着座しているか否かの検知における処理ついて、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10による乗員の検知の概要を示す概略図である。
図4(A)は、シート40を上方から見た様子を表したものである。図示するように、シート40の座面には、乗員検知センサー20が内蔵されている。乗員検知センサー20には、4箇所にスイッチ201が備えられている。乗員検知センサー20には、4箇所にスイッチ201−1〜201−4が備えられている。以下、スイッチ201−1〜201−4を区別せずに説明する場合には、「スイッチ201」と総称する。スイッチ201は、例えば、メンブレンスイッチである。乗員がシート40に着座すると、乗員の体重による圧力によってスイッチ201が押下され、スイッチ201がオフ(OFF)からオン(ON)に切り替わる。また、シート40に着座している乗員がシート40から離れると、乗員の体重による圧力が無くなることによってスイッチ201が引き上げられ、スイッチ201はオンからオフに切り替わる。
図4(B)は、シート制御装置10が、乗員の検知、および乗員検知機能の故障の検知を行うための回路を示す。図示するように、シート制御装置10と乗員検知センサー20とはワイヤーハーネス30によって接続されている。また、シート制御装置10は常時電源12とA/D(Analog/Digital;アナログ/デジタル)変換器14とを備えている。
当該回路により、スイッチ201がオンであるかオフであるかによって、A/D変換器14に流れる電流が変化する。すなわち、スイッチ201の少なくとも1つがオンの状態になった場合、図4(B)に示すように全てのスイッチ201がオフの状態である場合と比べて、A/D変換器14に流れる電流はより小さくなる。
また、乗員検知センサー20内の回路が断線したり、ワイヤーハーネス30が断線したりした場合、図4(B)に示すように全てのスイッチ201がオフの状態である場合と比べて、A/D変換器14に流れる電流はより大きくなる。
A/D変換器14は、流れる電流の電流値を、「Lo(low;低)」、「Mid(medium;中)」、「Hi(High;高)」の三段階の値に変換する。これにより、シート制御装置10は、A/D変換器に流れる電流が「Lo」ならばシート40に乗員が着座していると判定し、A/D変換器に流れる電流が「Mid」ならばシート40に乗員が着座していないと判定し、およびA/D変換器に流れる電流が「Hi」ならば乗員検知センサー20による乗員検知機能が故障していると判定することができる。このように、シート制御装置10は、乗員の検知、および乗員検知機能の故障の検知を行うことができる。
なお、乗員検知機能の故障を検知する構成は本発明において必須の構成ではないため、以下の説明においては、乗員検知機能が故障した場合についての説明は省略する。
シート制御装置10は、リモコン50または昇降操作スイッチ401からシート40の振出または格納の指示を示す情報を取得した場合、シート40に乗員が乗っていると検知したならば、通常モードでシート40を移動させる。また、シート制御装置10は、リモコン50または昇降操作スイッチ401からシート40の振出または格納の指示を示す情報を取得した場合、シート40に乗員が乗っていないと検知したならば、高速モードでシート40を移動させる。
また、シート制御装置10が、シート40を振出または格納するための移動をさせている間に、乗員の検知の検知結果に変化があった場合のシート制御装置10の動作は以下の通りとなる。
シート制御装置10が、通常モードでシート40を振出または格納するための移動をさせている間に、シート40に乗員が乗っていないと検知した場合、通常モードから高速モードへ切り替える。また、シート制御装置10が、高速モードでシート40を振出または格納するための移動をさせている間に、シート40に乗員が乗っていると検知した場合、高速モードから通常モードへ切り替える。
以下、モードの切り替えにおける移動軌跡の違いについて説明する。図5は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動軌跡の概要を示す概略図である。図5(A)は、シート40に乗員が着座している場合(通常モード)における、シート40の振出のための移動の移動軌跡を示す。また、図5(B)は、シート40に乗員が着座していない場合(高速モード)における、シート40の振出のための移動の移動軌跡を示す。
シート制御装置10は、乗員検知センサー20の検知結果によりシート40に乗員が着座していると判定された場合とシート40に乗員が着座していないと判定された場合とで、それぞれ異なる移動軌跡でシート40の振出および格納のための移動をさせる。
例えば、シート40に乗員が着座している場合には、シート制御装置10は、通常モードでのシート40の移動を行う。通常モードの場合、シート40は、図5(A)に示すように、インストルメントパネル60、乗降用ドア70、およびセンターピラー80とは常に一定以上の距離を保ちながら(クリアランスを十分に確保して)移動するような移動軌跡(第1の移動軌跡)で移動する。これにより、シート制御装置10は、シート40に着座している乗員の手足と車両1のいずれかの箇所とが干渉したりすることがないようにシート40の移動をさせることができる。
一方、シート40に乗員が着座していない場合には、シート制御装置10は、高速モードでのシート40の移動を行う。高速モードの場合、シート40に着座している乗員の手足と車両1のいずれかの箇所とが干渉したりすることを考慮せずに、シート40を移動させることができる。つまり、高速モードの場合、シート制御装置10は、図5(B)に示すように、図5(A)に示す第1の移動軌跡よりも、より短い移動軌跡(第2の移動軌跡)でシート40を移動させる。これにより、シート制御装置10は、シート40に乗員が着座していない場合には、シート40に乗員が着座している場合と比べて、より短い移動時間およびより少ない消費電力(例えば、シート40を移動させるためのモータ等が消費する消費電力)でシート40を移動させることができる。
このように、シート制御装置10は、シート40に乗員が着座している場合には上述した通常モードでシート40を移動させ、シート40に乗員が着座していない場合には上述した高速モードでシート40を移動させる。上述した通常モードおよび高速モード等の各モードには、速度情報または移動軌跡の少なくともの一方の情報が含まれる。これにより、シート制御装置10は、シート40に乗員が着座していない場合には、シート40に乗員が着座している場合と比べて、より短い移動時間およびより少ない消費電力でシート40を移動させることができる。
図6は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10によるシート40の移動の移動軌跡を示す図である。
図6は、図5(A)および図5(B)にそれぞれ示した、通常モードにおける第1の移動軌跡と高速モードにおける第2の移動軌跡とを重ね合わせた状態を示す。図示するように、第1の移動軌跡と第2の移動軌跡とは異なる移動軌跡となっている。すなわち、高速モードにおける第2の移動軌跡は、通常モードにおける第1の移動軌跡と比べてより移動距離の短い移動軌跡となっている。
シート制御装置10は、乗員がシート40に着座している状態でシート40を移動させている場合(すなわち、通常モードでシート40を移動させている場合)において、例えば、着座していた乗員がシート40から離れることによって、乗員がシート40に着座していない状態になったことを検知すると、シート40が許可区間に位置しているならば通常モードから高速モードへ切り替える。また、シート制御装置10は、乗員がシート40に着座していない状態でシート40を移動させている場合(すなわち、高速モードでシート40を移動させている)場合において、例えば、乗員がシート40に着座することによって、乗員がシート40に着座した状態になったことを検知すると、シート40が許可区間に位置しているならば高速モードから通常モードへ切り替える。
シート40が禁止区間に位置している場合、シート制御装置10は、上述した通常モードと高速モードとの切り替えは行わない。なぜならば、禁止区間においてモードを切り替える場合、禁止区間においては通常モードの場合の第1の移動軌跡と高速モードの場合の第2の移動軌跡とは異なっているため、シート40を、現在の移動軌跡上の位置から、モード切り替え後の移動軌跡上の位置へ移動させるための動作が必要になり、設計コスト等の増加が発生しうるからである。
なお、上述したように本実施形態においては、シート制御装置10は、シート40の位置に基づいてモードの切り替えを行うか否かを決定するが、これに限られない。例えば、シート制御装置10は、シート40の移動開始位置PT1(図2)からの移動の累積移動時間に基づいてモードの切り替えを行うか否かを決定してもよい。この場合、例えば、シート40が移動開始位置PT1から移動を開始してからの時間の累積値が、所定の値Aから所定の値Bまでの間の値である場合には、シート制御装置10は、モードの切り替えを行わないようにする。
[シート制御装置10の機能構成]
以下、シート制御装置10の機能構成について説明する。図7は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10の機能構成を示すブロック図である。
図示するように、シート制御装置10は、操作受付部101と、検知部102と、モード決定部103と、移動制御部104と、を含んで構成される。また、検知部102は、物体検知部1021と、位置検知部1022と、を含んで構成される。また、検知部102は、上述した常時電源12やA/D変換器14等の、電流値を測定して乗員検知センサー20の状態を判定するための構成を備える。
操作受付部101は、乗員等の操作によりリモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40を振出または格納させる指示を受け付ける。
物体検知部1021は、シート40に乗員が着座しているか(物体が載っているか)否かを検知する。物体とは、例えば、乗員、荷物、および動物等である。
位置検知部1022は、シート40が移動する移動軌跡に含まれる位置である位置PT2(第1の位置)と位置PT5(第2の位置)との間の区間である禁止区間にシート40が位置しているか否かを検知する。
モード決定部103は、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座している(物体が載っている)と検知された場合にはシート40を移動させるモードを通常モードに決定し、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座していない(物体が載っていない)と検知された場合には通常モードによるシート40の移動の速度よりも速い速度でシート40を移動させるモードである高速モードに決定する。
また、モード決定部103は、移動制御部104によりシート40の移動が開始した後、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座しているか否か(物体が載っているか否か)の判定が切り替わった場合において、禁止区間にシート40が位置している場合には、通常モードと高速モードとの間のモードの切り替えを禁止する。
また、モード決定部103は、シート40が高速モードで移動しており、シート40が禁止区間に位置している場合であって、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座している(物体が載っている)ことが検知された場合には、シート40の移動を停止させる。
移動制御部104は、モード決定部103によって決定されたモードに基づいてシート40の移動を制御する。また、移動制御部104は、シート40が通常モードで移動しており、シート40が禁止区間に位置していない場合であって、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座していない(物体が載っていない)と検知された場合には、シート40を移動させる移動軌跡を第1の移動軌跡から第2の移動軌跡に切り替える。
また、移動制御部104は、シート40が高速モードで移動しており、シート40が禁止区間に位置していない場合であって、物体検知部1021によりシート40に乗員が着座している(物体が載っている)と検知された場合には、シート40を移動させる移動軌跡を第2の移動軌跡から第1の移動軌跡に切り替える。また、移動制御部104は、シート40が禁止区間に位置している場合には、第1の移動軌跡と第2の移動軌跡との間の切り替えを行わない。
(シート制御装置10の動作)
以下、シート制御装置10の動作について説明する。図8乃至図10は、本発明の実施形態に係るシート制御装置10の動作を示すフローチャートである。図8乃至図10のフローチャートが示す動作は、定期的に(例えば、0.5秒毎に)開始する。
まず、位置検知部1022は、禁止区間にシート40が位置しているか否かを判定する(ステップS001)。
禁止区間にシート40が位置していないと判定した場合、位置検知部1022は、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の格納を要求する格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS002)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の振出を要求する振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS003)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、移動制御部104は、シート40の動作を停止させるように制御する。(ステップS004)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、物体検知部1021は、シート40に乗員がいるか(乗員が着座しているか)否かを判定する(ステップS005)。
シート40に乗員がいない(乗員が着座してない)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に高速モードでの振出動作をさせるように制御する(ステップS006)。
シート40に乗員がいる(乗員が着座している)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に通常モードでの振出動作をさせるように制御する(ステップS007)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、物体検知部1021は、シート40に乗員がいるか(乗員が着座しているか)否かを判定する(ステップS008)。
シート40に乗員がいない(乗員が着座してない)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に高速モードでの格納動作をさせるように制御する(ステップS009)。
シート40に乗員がいる(乗員が着座している)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に通常モードでの格納動作をさせるように制御する(ステップS010)。
禁止区間にシート40が位置していると判定した場合、位置検知部1022は、シート40が第2の移動軌跡上に位置しているか否かを判定する。(ステップS011)。
シート40が第2の移動軌跡上に位置していないと判定した場合、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の格納を要求する格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS012)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の振出を要求する振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS013)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、移動制御部104は、シート40の動作を停止させるように制御する。(ステップS014)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、移動制御部104は、シート40に通常モードでの振出動作をさせるように制御する(ステップS115)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、移動制御部104は、シート40に通常モードでの格納動作をさせるように制御する(ステップS116)。
シート40が第2の移動軌跡上に位置していると判定した場合、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の格納を要求する格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS017)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、操作受付部101は、リモコン50または昇降操作スイッチ401から、シート40の振出を要求する振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS018)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けていない場合、移動制御部104は、シート40の動作を停止させるように制御する。(ステップS019)。
振出ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、物体検知部1021は、シート40に乗員がいるか(乗員が着座しているか)否かを判定する(ステップS020)。
シート40に乗員がいない(乗員が着座してない)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に高速モードでの振出動作をさせるように制御する(ステップS021)。
シート40に乗員がいる(乗員が着座している)と判定した場合、移動制御部104は、シート40の動作を停止させるように制御する。(ステップS022)。
格納ボタンが押下されたことを示す情報を受け付けた場合、物体検知部1021は、シート40に乗員がいるか(乗員が着座しているか)否かを判定する(ステップS023)。
シート40に乗員がいない(乗員が着座してない)と判定した場合、移動制御部104は、シート40に高速モードでの格納動作をさせるように制御する(ステップS024)。
物体検知部1021が、シート40に乗員がいる(乗員が着座している)と判定した場合、移動制御部104は、シート40の動作を停止させるように制御する。(ステップS025)。以上で、本フローチャートの処理は終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係るシート制御装置10によれば、シート40の駆動動作の切り替えを行うとシート40の駆動動作が複雑になる区間である禁止区間では、駆動動作の切り替えを禁止することにより、駆動動作を複雑にすることなくシート40の駆動動作の切り替えを制御することができる。
また、本実施形態に係るシート制御装置10によれば、シート40に乗員が着座していない場合のモードでシート40が移動している際に乗員がシート40に着座した場合にはシート40の移動を停止させるため、安全にシート40の移動を制御することができる。
また、本実施形態に係るシート制御装置10によれば、シート40の移動軌跡の切り替えを行うとシート40の駆動動作が複雑になる区間である禁止区間では、シート40の移動軌跡の切り替えを禁止することにより、駆動動作を複雑にすることなくシート40の駆動動作の切り替えを制御することができる。
また、本実施形態に係るシート制御装置10によれば、シート40の移動軌跡の切り替えを行うとシート40の駆動動作が複雑になる区間である禁止区間以外の区間である許可区間では、シート40の移動軌跡の切り替えを許可することにより、シート40の移動制御における安全性を保ちつつ、シート40の移動時間の短縮およびシートの移動における消費電力の削減を図ることができる。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
なお、上述した実施形態におけるシート制御装置10の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、本実施形態に係るシート制御装置10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における本実施形態に係るシート制御装置10を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。本実施形態に係るシート制御装置10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1…車両、10…シート制御装置、20…乗員検知センサー、30…ワイヤーハーネス、40…シート、50…リモコン、60…インストルメントパネル、70…乗降用ドア、80…センターピラー、101…操作受付部、102…検知部、103…モード決定部、104…移動制御部、201…スイッチ、401…昇降操作スイッチ、1021…物体検知部、1022…位置検知部

Claims (6)

  1. 車室内と車室外との間を移動可能なシートに物体が載っているか否かを検知する物体検知部と、
    前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させるモードを第1のモードに決定し、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合には、前記シートを移動させるモードを前記第1のモードによる前記シートの移動の速度よりも速い速度で前記シートを移動させる第2のモードに決定するモード決定部と、
    前記モード決定部によって決定されたモードに基づいて前記シートの移動を制御する移動制御部と、
    を備え、
    前記モード決定部は、前記シートが移動する区間のうち禁止区間においては、前記第1のモードと前記第2のモードとの切り替えを行わない、
    シート制御装置。
  2. 前記移動制御部は、前記シートを前記第2のモードで前記禁止区間を移動させている状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていることが検知された場合に、前記シートの移動を停止させる、
    請求項1に記載のシート制御装置。
  3. 前記移動制御部は、前記シートが前記禁止区間に位置している場合に、前記第1のモードに対応付けられた前記シートの移動軌跡である第1の移動軌跡と、前記第2のモードに対応付けられた前記シートの移動軌跡である第2の移動軌跡との切り替えを行わない、
    請求項1または2に記載のシート制御装置。
  4. 前記移動制御部は、前記シートを前記第1のモードで前記禁止区間以外の区間を移動させている状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合に、前記シートを移動させる移動軌跡を、前記第1の移動軌跡から前記第2の移動軌跡に切り替える、
    請求項3に記載のシート制御装置。
  5. 前記移動制御部は、前記シートを前記第2のモードで前記禁止区間以外の区間を移動している状態で、前記物体検知部により前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させる移動軌跡を、前記第2の移動軌跡から前記第1の移動軌跡に切り替える、
    請求項3または4に記載のシート制御装置。
  6. コンピュータが、
    車室内と車室外との間を移動可能なシートに物体が載っているか否かを検知し、
    前記シートに前記物体が載っていると検知された場合に、前記シートを移動させるモードを第1のモードに決定し、前記シートに前記物体が載っていないと検知された場合には、前記シートを移動させるモードを前記第1のモードによる前記シートの移動の速度よりも速い速度で前記シートを移動させる第2のモードに決定し、
    決定されたモードに基づいて前記シートの移動を制御し、
    前記シートが移動する区間のうち禁止区間においては、前記第1のモードと前記第2のモードとの切り替えを行わない、
    シート制御方法。
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