JP6286743B2 - 車両のフロア支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロア支持構造に関する。
従来、車両のフロア支持構造において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、車体フレームから支持部材を延出し、支持部材の先端部から線材製の第一フレームを車体フレームに渡し、車体フレームに線材製の第二フレームで第一フレームを吊り下げ、第一フレーム及び支持部材にフートボードを被せたものである。このように、線材製の第一フレーム及び支持部材にフートボードを被せ、これらの部材に荷重を分散させることで、地上からの荷重に対して各部材が塑性変形することを抑制し、柔軟性を備えることができる。
特許第4132746号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、第一フレーム及び第二フレームの車幅方向への変位を規制することはできない。
又、第一フレームの中間部に鉄板製のステイを追加し、第二フレームの両端をそれぞれ車体フレームと第一フレームとに締結しなければならない。しかし、これは、製造や組立てが複雑となるため、好ましくない。
そのため、各部材の車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することができる構造が求められていた。
そこで本発明は、車両のフロア支持構造において、各部材の車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車幅方向に並ぶ乗員(Dr,Fp1,Fp2)のそれぞれが足を置けるように車幅方向に延びると共に、平面部を含んで車外(EX)と車内(IN)とを隔てるフロア(50)と、前記フロア(50)の車両前後方向前後端部及び前記フロア(50)の車幅方向左右端部のそれぞれを支持するボディ(2)と、を備える車両(1)のフロア支持構造において、前記フロア(50)の車幅方向中央又はその近傍の下面に接して前記フロア(50)を支持するフロアステイ(80)を更に備え、前記フロアステイ(80)は、前記ボディ(2)のうち前記フロア(50)の車両前後方向前端部寄りに位置する第一部分(21a)と、前記ボディ(2)のうち前記フロア(50)の車両前後方向後端部寄りに位置する第二部分(33a)との間を渡して、前記フロア(50)への上方からの荷重を受ける複数のメインステイ(81)と、前記複数のメインステイ(81)の車幅方向左右間を渡して、前記複数のメインステイ(81)のそれぞれの車幅方向への変位を規制するサブステイ(82)と、を有し、前記複数のメインステイ(81)及び前記サブステイ(82)のそれぞれは、断面円形状の線材からなり、前記サブステイ(82)には、前記複数のメインステイ(81)のそれぞれの直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす複数の係合部(84)が形成され、前記フロアステイ(80)は、前記サブステイ(82)の前記複数の係合部(84)のそれぞれが前記複数のメインステイ(81)のそれぞれに係合することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記フロアステイ(80)は、前記サブステイ(82)に設けられた少なくとも一つの取付部(83)を介して前記フロア(50)に締結されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記フロア(50)は、車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に上方に凸のトンネル部(51)を有し、前記フロアステイ(80)は、前記トンネル部(51)に配置されることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、前記フロア(50)は、車両前後方向の前後中間位置で前側の第一カバー(60)と後側の第二カバー(70)とに分割されると共に、前記第一カバー(60)及び前記第二カバー(70)のそれぞれが前記フロア(50)における車両前後方向の前後中間位置の分割部(62,72)で重なり合い、且つ、前記第一カバー(60)と前記第二カバー(70)のうち何れか一方(70)を取り外した状態で、前記第一カバー(60)と前記第二カバー(70)のうち何れか他方(60)における前記分割部(62)には、前記サブステイ(82)を締結する締結部(63)が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、複数のメインステイが車両前後方向に渡されると共に、車幅方向に間隔を空けて配置されるので、車幅方向に延びるフロアへの上方からの荷重を分散させて支持すると共に、複数のメインステイのそれぞれの車両前後方向への変位を規制することができる。又、サブステイが複数のメインステイの車幅方向左右間に渡されることで複数のメインステイのそれぞれの車幅方向への変位を規制することができるので、サブステイを別体の支持部材等によりボディに支持させる必要がない。又、フロアは平面部を含む部材であり、その車両前後方向前後端部及び車幅方向左右端部のそれぞれがボディに支持されるので、車両前後方向及び車幅方向の各方向へ変位しにくい。よって、各部材の車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することができる。加えて、サブステイの複数の係合部が複数のメインステイのそれぞれに係合されるのみで済むので、特別な加工や締結が不要となる。
請求項2に記載した発明によれば、フロアステイとフロアとが車幅方向中央位置で少なくとも一か所締結されるので、フロアステイ及びフロアのそれぞれの車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することができる。
請求項3に記載した発明によれば、フロアステイがトンネル部に配置されるので、フロアステイ及びフロアのそれぞれの車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に効果的に抑制することができる。
請求項に記載した発明によれば、第一カバーと第二カバーのうち何れか一方を取り外した状態で、サブステイを目視しながら他方の分割部の締結部に容易に取り付けることができる。又、フロアが第一カバーと第二カバーとに分割されても、第一カバー及び第二カバーのそれぞれが分割部で重なり合うので、別体の接続部材等を設ける必要がなく、部品点数は増加しない。
本発明の実施形態における車両の斜視図である。 上記車両の左側面図である。 上記車両の上面図である。 上記車両のフロア支持構造においてフロアを取り外した状態の斜視図(上面視寄りの斜視図)である。 上記車両のフロア支持構造において第二カバーを取り外した状態の斜視図(上面視寄りの斜視図)である。 上記車両のフロア支持構造においてフロアを取り付けた状態の斜視図(上面視寄りの斜視図)である。 図6のI−I線に沿った断面図である。 (a)、(b) 上記車両のフロア支持構造におけるサブステイの模式図であり、図8(a)は前記サブステイの側面図、図8(b)は前記サブステイの前面図である。 上記車両のフロア支持構造における第一カバーの前面図である。 上記車両のフロア支持構造における第二カバーの前面図である。 上記車両のフロア支持構造におけるメインステイの前端部が係合した状態を右上後方から見た斜視図である。 上記車両のフロア支持構造におけるメインステイの後端部が係合した状態を右上前方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。又、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。又、図中線CLは車体左右中心線を示す。
図1に示す四輪車両1(以下、単に車両1ということがある。)は、前席のシートにおいて乗員Dr,Fp1,Fp2が車幅方向に三人並んで乗車するいわゆるサイドバイサイド型のMUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)である。車両1は、車体前部の左右両側に左右一対の操舵輪としての前輪FWを備えると共に、車体後部の左右両側に左右一対の駆動輪としての後輪RWを備える。
車両1は、乗車空間Rを画定するボディ2を有する。ボディ2は、ロールバー3、ドア4、インスツルメントパネル9、車体フレーム20等を含む。
ロールバー3は、ボディ2の上部に位置する。ロールバー3は、鋼管、鋼板又は合成樹脂で形成され、車両空間Rを囲む。
ドア4は、ボディ2の車幅方向左右側端部に位置する。ドア4は、乗車空間Rの左右両側を覆う。
インスツルメントパネル9は、ボディ2の前部に位置する。
車体フレーム20は、ボディ2の下部に位置する。
乗車空間Rには、シート5が配置される。乗車空間Rの前部であってシート5の前方には、ステアリングホイール8及びインスツルメントパネル9が配置される。インスツルメントパネル9の前方には、インスツルメントパネル9の前部に連続してフロントフード10が配置される。フロントフード10の左右側方には、フロントフード10の左右側部に連続してフロントフェンダ11が配置される。
乗車空間Rの後部であってシート5の後方には、荷室又は後部乗車空間としての後部空間RRが形成される。図1では、荷物を載置する床板12を開くことで露出する座席(図示略)に後部乗員が車幅方向に二人並んで乗車している状態を示す。
図2及び図3を併せて参照し、シート5の後下方には、車体フレーム20に支持された走行用の駆動装置13が配置される。駆動装置13は、内燃機関及び電気モータの少なくとも一つを原動機として有する。駆動装置13は、その駆動力を前側プロペラシャフト14f及び後側プロペラシャフト14rのそれぞれに出力する。
前側プロペラシャフト14fは、車体フレーム20の前部に支持された前側差動機構15fに接続される。後側プロペラシャフト14rは、車体フレーム20の後部に支持された後側差動機構15rに接続される。前側差動機構15fからは、前側ドライブシャフト16f(図3参照)が延び、これが左右前輪FWに接続される。後側差動機構15rからは、後側ドライブシャフト16r(図3参照)が延び、これが左右後輪RWに接続される。
車体フレーム20は、フレーム本体21、サブフレーム30、センタークロスフレーム27(図3参照)、シートクッションフレーム28(図3参照)及びシートバックフレーム29(図3参照)、を有する。車体フレーム20は、左右一対のサイドフレーム22を含むフレーム本体21の前後中央部に、別体のサブフレーム30、センタークロスフレーム27、シートクッションフレーム28及びシートバックフレーム29、をボルト等により一体に連結して構成される。
フレーム本体21は、複数種の角鋼管を溶接等により一体に接合して構成される。左右サイドフレーム22は、ボディ2を構成する左右一対のサイドロールバー40よりも車幅方向内側で前後方向に延びる。左右サイドフレーム22は、上面視で直線状に延びる。
左右サイドフレーム22は、センター部22aと、リヤ部22bと、段差部22cと、を有する。
センター部22aは、左右サイドロールバー40の車幅方向内側に並列に配置されて前後に延びる。
リヤ部22bは、センター部22aの後方に位置すると共に後部空間RRの下方でセンター部22aよりも上方に変位して前後に延びる。
段差部22cは、センター部22aの後部における前後中央部とリヤ部22bの前端とを繋ぐ。
センター部22aの後部における前後中央部と、段差部22cと、リヤ部22bの前端部と、に跨るように、左右一対のガセット22d(図2参照)が固設される。
左右サイドフレーム22の段差部22cの前下端部間には、断面矩形状をなして左右に延びるリヤロアクロスフレーム23(図3参照)が渡設される。左右サイドフレーム22のリヤ部22bの前端部間には、断面矩形状をなして左右に延びる第一リヤアッパークロスフレーム24が渡設される。左右サイドフレーム22のリヤ部22bの後端部間には、断面矩形状をなして左右に延びる第二リヤアッパークロスフレーム25が渡設される。左右サイドフレーム22のセンター部22aの後端部間には、断面矩形状をなして左右に延びるリアエンドクロスフレーム(図示略)が渡設される。
サブフレーム30は、複数種の角鋼管を溶接等により一体に接合して構成される。サブフレーム30は、左右一対のロアサブサイドフレーム31と、左右一対のアッパーサブサイドフレーム32と、第一アッパークロスフレーム33と、第二アッパークロスフレーム34と、を有する。
左右ロアサブサイドフレーム31は、左右サイドフレーム22のセンター部22aの前部における前後中間部から上方に略垂直に延びる。
左右アッパーサブサイドフレーム32は、センター部32aと、リヤ部32bと、段差部32cと、を有する。
センター部32aは、上面視で左右サイドフレーム22のセンター部22aの前後中央部と重なる位置に配置されて前後に延びる。
リヤ部32bは、上面視で左右サイドフレーム22のセンター部22aの後部における前後中央部と重なる位置に配置されると共にセンター部32aよりも下方に変位して前後に延びる。リヤ部32bの後端部は、左右サイドフレーム22の段差部22cの上下中央部に連結される。
段差部32cは、センター部32aの後端とリヤ部32bの前端とを繋ぐ。
第一アッパークロスフレーム33は、U字状断面に成形した鉄板が左右に延び、左右アッパーサブサイドフレーム32の前端部間を渡設する。
第二アッパークロスフレーム34は、断面矩形状をなして左右に延び、左右アッパーサブサイドフレーム32の後端部間を渡設する。
左右サイドフレーム22のセンター部22aと、左右ロアサブサイドフレーム31と、左右アッパーサブサイドフレーム32と、第一アッパークロスフレーム33と、第二アッパークロスフレーム34と、により、全体としてボックス構造35が形成される。このボックス構造35の内側には、駆動装置13が搭載可能とされる。
センタークロスフレーム27は、左右アッパーサブサイドフレーム32の上側に位置すると共に、断面矩形状をなして左右に延び、後述する左右センターサイドロールバー44の上下中央部間を渡設する。センタークロスフレーム27の車幅方向中央部は、上面視で車幅方向に直線状に延びる。センタークロスフレーム27の車幅方向外側部は、車幅方向外側ほど車両前後方向後側に位置するように上面視で傾斜する。
センタークロスフレーム27の車幅方向外側部と、左右アッパーサブサイドフレーム32のセンター部32aと、に跨るように、左右一対のガセット27a(図3参照)が固設される。
シートクッションフレーム28は、本体部28aと、連結部28bと、を有する。
本体部28aは、左右アッパーサブサイドフレーム32の上側に位置すると共に、断面矩形状をなして左右に延び、センタークロスフレーム27における左右の車幅方向外側部を繋ぐ。本体部28aは、上面視でU字状をなす。
連結部28bは、本体部28aの車幅方向中央部と、センタークロスフレーム27の車幅方向中央部と、を連結する。連結部28bは、上面視で車両前後方向に直線状に延びる。
シートバックフレーム29は、クロス部29aと、支持部29bと、左右一対の連結部29cと、左右一対の接続部29dと、を有する。
クロス部29aは、断面矩形状をなして左右に延び、後述する左右センターサイドロールバー44の上下中央部間を渡設する。クロス部29aの車幅方向中央部は、後述するセンタークロスロールバー46のクロス部46aの車幅方向中央部に近接する。
支持部29bは、クロス部29aの車幅方向中央部から前下方に向けて突出するU字状をなす。
左右連結部29cは、断面矩形状をなして上下に延び、クロス部29aとセンタークロスフレーム27の車幅方向外側部間を渡設する。
左右連結部29cの下端部と、センタークロスフレーム27の車幅方向外側部と、に跨るように、左右一対のガセット27b(図3参照)が固設される。
左右接続部29dは、クロス部29aの車幅方向中央部から後述するセンタークロスロールバー46のクロス部46aに向けて上方に突出する。
車体フレーム20の前部には、独立懸架式(ダブルウィッシュボーン式)のフロントサスペンション17を介して左右前輪FWが懸架される。車体フレーム20の後部には、独立懸架式(ダブルウィッシュボーン式)のリヤサスペンション18を介して左右後輪RWが懸架される。
ロールバー3は、複数種の丸形鋼管を溶接等により一体に接合して構成される。ロールバー3は、左右一対のサイドロールバー40と、フロントトップロールバー41と、フロントアッパーロールバー42と、センターアッパーロールバー43と、左右一対のセンターサイドロールバー44と、ロアロールバー45と、センタークロスロールバー46と、左右一対のリアサイドロールバー47と、リアクロスロールバー48と、を有する。
左右サイドロールバー40は、上面視で車両前後方向に直線状に延びる。左右サイドロールバー40は、左右一対のロア部40aと、左右一対のフロント部40bと、を有する。
左右ロア部40aは、左右ドア4の下方に配置されると共に、側面視で左右サイドフレーム22のセンター部22aの前後中央部と重なる位置に配置されて前後に延びる。
左右フロント部40bは、左右ロア部40aの前端に繋がると共に、上側ほど車両前後方向前側に位置するように側面視で傾斜する。
フロントトップロールバー41は、左右一対のトップサイド部41aと、アッパークロス部41bと、ロアクロス部41cと、を有する。
左右トップサイド部41aは、左右サイドロールバー40のフロント部40bの上端部とフロントアッパーロールバー42の左右アッパーサイド部42aの前部の下端部とを繋ぐ。左右トップサイド部41aの下部は、側面視で上下に略垂直に延びる。左右トップサイド部41aの上部は、上側ほど車両前後方向後側に位置するように側面視で傾斜する。
左右トップサイド部41aの下端部と、左右サイドロールバー40のフロント部40bの上端部と、に跨るように、左右一対のガセット41d(図2参照)が固設される。
アッパークロス部41bは、断面円形状をなして左右に延び、左右トップサイド部41aの上端部間を渡設する。
ロアクロス部41cは、断面円形状をなして左右に延び、左右トップサイド部41aの下端部間を渡設する。
フロントアッパーロールバー42は、左右一対のアッパーサイド部42aと、クロス部42bと、を有する。
左右アッパーサイド部42aは、乗車空間Rの車幅方向左右側部に配置される。左右アッパーサイド部42aの前部は、下側ほど車両前後方向前側に位置するように側面視で傾斜する。左右アッパーサイド部42aの後部は、左右アッパーサイド部42aの前部の後端に繋がると共に、側面視で前後に略水平に延びる。
左右アッパーサイド部42aの前部の後端部と、左右アッパーサイド部42aの後部の前端部と、に跨るように、左右一対のガセット42c(図2参照)が固設される。
左右アッパーサイド部42aは、上面視において、左右トップサイド部41aとの接続部を起点として車両前後方向に直線状に延びた後、クロス部42bとの接続部の手前から車幅方向外側に向けて屈曲して後外方に傾斜し、その後、センターアッパーロールバー43のクロス部43bとの接続部寄りで車両前後方向に直線状に延びる。
クロス部42bは、断面円形状をなして左右に延び、左右アッパーサイド部42aの前後中間部間を渡設する。クロス部42bの車幅方向中央部は、上面視で車幅方向に略水平に延びる。クロス部42bの車幅方向左右外側部は、車幅方向外側ほど車両前後方向後側に位置するように上面視で傾斜する。
センターアッパーロールバー43は、左右一対のセンターサイド部43aと、クロス部43bと、を有する。
左右センターサイド部43aは、側面視でL字状をなし上下に延びる。左右センターサイド部43aの上部の前端は、フロントアッパーロールバー42の左右アッパーサイド部42aの後部の後端に繋がる。左右センターサイド部43aの下部は、その下端部が下側ほど車両前後方向前側に位置するように側面視で傾斜して直線状に延びる。
クロス部43bは、断面円形状をなして左右に延び、左右センターサイド部43aの上部の前部間を渡設する。クロス部43bの車幅方向中央部は、上面視で車幅方向に直線状に延びる。クロス部43bの車幅方向左右外側部は、車幅方向外側ほど車両前後方向前側に位置するように上面視で傾斜する。
左右センターサイドロールバー44は、その上端がセンターアッパーロールバー43の左右センターサイド部43aの下端に繋がると共に、その下端がロアロールバー45のクロス部45bの車幅方向左右端部に繋がる。左右センターサイドロールバー44は、下側ほど車両前後方向前側に位置するように側面視で傾斜して、左右センターサイド部43aと連続して直線状に延びる。左右センターサイドロールバー44の上部には、左右ドア4(図1参照)の支持用のブラケット44a(図2参照)が前方に突出して設けられる。
ロアロールバー45は、左右一対のサポート部45aと、クロス部45bと、左右一対の連結部45cと、を有する。
左右サポート部45aは、断面円形状をなして左右に延び、左右サイドロールバー40の左右ロア部40aと左右サイドフレーム22のセンター部22aの前部間を渡設する。左右サポート部45aの車幅方向左右端部は、車幅方向外側ほど車両前後方向後側に位置するように上面視で傾斜する。
左右サポート部45aの車幅方向内側端部と、左右サイドフレーム22のセンター部22aの前部と、に跨るように、左右一対のガセット22e(図4参照)が固設される。
クロス部45bは、断面円形状をなして左右に延び、左右サイドロールバー40の左右ロア部40aの後部間を渡設する。クロス部45bは、車幅方向に直線状に延びる。クロス部45bの車幅方向中央部は、ボルト等により車体フレーム20のフレーム本体21と一体に連結される。
左右連結部45cは、断面円形状をなして前後に延び、左右サポート部45aとクロス部45bの車幅方向外側端部間を渡設する。左右連結部45cは、車両前後方向に直線状に延びる。
クロス部45bの右側端部と、右側連結部45cの後部と、に跨るように、ガセット45d(図3参照)が固設される。
センタークロスロールバー46は、クロス部46aと、左右一対の接続部46bと、を有する。
クロス部46aは、断面円形状をなして左右に延び、センターアッパーロールバー43の左右センターサイド部43aの上下中央部間を渡設する。クロス部46aの車幅方向中央部は、下方に凸の湾曲形状をなす。
クロス部46aの車幅方向左側部の車幅方向中央には、運転者Dr用のヘッドレスト(図1参照)を支持する第一ブラケット61aが上方に突出して設けられる。クロス部46aの車幅方向右側部の車幅方向中央には、第二同乗者Fp2用のヘッドレスト(図1参照)を支持する第二ブラケット61bが上方に突出して設けられる。
クロス部46aの車幅方向外側部と、センターアッパーロールバー43の左右センターサイド部43aの上下中央部と、に跨るように、左右一対のガセット46cが固設される。
左右接続部46bは、クロス部46aの車幅方向中央部からシートバックフレーム29のクロス部29aに向けて下方に突出する。センタークロスロールバー46の左右接続部46bとシートバックフレーム29の左右接続部29dとが接続されることにより、センタークロスロールバー46のクロス部46aとシートバックフレーム29のクロス部29aの車幅方向中央部間が渡設される。
左右リアサイドロールバー47は、後部空間RRの車幅方向左右側部に配置される。左右リアサイドロールバー47は、左右一対のアッパー部47aと、左右一対のリア部47bと、左右一対のロア部47cと、左右一対のリアエンド部47dと、を有する。
左右アッパー部47aは、センターアッパーロールバー43の左右センターサイド部43aとボルト等により連結されると共に、上面視で車両前後方向に直線状に延びる。
左右アッパー部47aの前端部と、センターアッパーロールバー43の左右センターサイド部43aと、に跨るように、左右一対のガセット47eが固設される。
左右リア部47bは、左右アッパー部47aの後端に繋がると共に、下側ほど車両前後方向前側に位置するように側面視で緩やかに傾斜する。
左右ロア部47cは、左右リア部47bの下端に繋がると共に、車幅方向内側に延びる。
左右リアエンド部47dは、左右ロア部47cの車幅方向中央部に繋がると共に、前側ほど車幅方向内側に位置するように上面視で傾斜する。
リアクロスロールバー48は、断面円形状をなして左右に延び、左右リアサイドロールバー47の屈曲部間(左右アッパー部47aと左右リア部47bとを連結する部分)を渡設する。リアクロスロールバー48の車幅方向外側端部と、左右リアサイドロールバー47の屈曲部と、に跨るように、左右一対のガセット48aが固設される。
図1及び図4を併せて参照し、シート5は、シートクッション6と、シートバック(図示略)と、を有する。
シートクッション6は、車幅方向に隣り合う複数(例えば本実施形態では三つ)の座体(第一座体6a、第二座体6b及び第三座体6c)を有する。
第一座体6aは、運転者Dr(図1参照)が座る座体であり、車幅方向左側に位置する。
第二座体6bは、第一同乗者Fp1(図1参照)が座る座体であり、車幅方向中央に位置する。
第三座体6cは、第二同乗者Fp2(図1参照)が座る座体であり、車幅方向右側に位置する。
尚、図4において、符号91は内燃機関の燃焼室に空気を導入するための吸気管である。符号92は、各種電装部品に接続されるワイヤーハーネスである。
図7に示すように、シートクッション6は、車体フレーム20を構成するシートクッションフレーム28に支持固定される。
シートバック(図示略)は、車体フレーム20を構成するシートバックフレーム29(図3参照)におけるクロス部29a、支持部29b及び左右一対の連結部29cにより支持固定される。
(車両のフロア支持構造)
図6に示すように、フロントフロア50(以下、単にフロア50ということがある。)は、車幅方向に並ぶ乗員Dr,Fp1,Fp2(図1に示す運転者Dr、第一同乗者Fp1及び第二同乗者Fp2)のそれぞれが足を置けるように車幅方向に延びる。図7に示すように、フロア50は、平面部を含んで形成され、車外EXと車内INとを隔てる。
フロア50の車両前後方向前後端部及び車幅方向左右端部のそれぞれは、ボディ2(図1参照)によって支持される。
図4及び図7を併せて参照し、フロア50の車幅方向中央位置には、フロアステイ80が配置される。フロアステイ80は、フロア50の車幅方向中央下面に接して、フロア50を支持する。フロアステイ80は、複数(例えば本実施形態では二つ)のメインステイ81と、一つのサブステイ82と、を有する。
尚、フロアステイ80は、フロア50の車幅方向中央下面に接することに限らず、フロア50の車幅方向中央近傍下面に接していてもよい。
複数のメインステイ81は、車体左右中心線CLを挟んで左右一対に配置される。左右メインステイ81は、断面円形状の線材からなる。左右メインステイ81は、図4において、前側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜して直線状に延びる。
左右メインステイ81は、フロア50の車幅方向中央又はその近傍の下面の形状に沿うように延びる。
具体的に、左右メインステイ81は、図7において、その前端部81aを起点として車両前後方向に延びた後、斜め後下方に屈曲して直線状に延び、その後、前側よりも緩やかに斜め後下方に屈曲して直線状に延び、その後、後方に屈曲して車両前後方向に直線状に延び、その後、斜め後上方に屈曲して直線状に延び、その後、後方に屈曲して前端部81aの上下高さよりも高い位置で車両前後方向に延びることでその後端部81bに至る。
左右メインステイ81の前端部81aは、フレーム本体21の車幅方向中央又はその近傍の部分21a(第一部分)に係合する。左右メインステイ81の後端部81bは、第一アッパークロスフレーム33の車幅方向中央又はその近傍の部分33a(第二部分)に係合する。
図3、図7、図11を併せて参照し、左右サイドフレーム22のセンター部22aの前方には、上方ほど車幅方向外側に傾斜して上下に延びる左右一対のフロントサイドフレーム21d(左側フロントサイドフレーム21dは図示略)が設けられる。左右フロントサイドフレーム21dは、ステアリングホイール8やフロントサスペンション17を支持すべく上方に立ち上がる。左右フロントサイドフレーム21dの上下端は、車体フレーム20(図2参照)に溶接等により一体に接合される。
フレーム本体21の第一部分としてのフロントクロスフレーム21aは、ハット形状断面に成形した鉄板が左右に延び、左右フロントサイドフレーム21dの上部間を渡設する。フロントクロスフレーム21aをハット形状断面とすることで、フロントクロスフレーム21a(フレーム本体21)の強度剛性を高めることができる。フロントクロスフレーム21aの車幅方向両側には、車幅方向外側に延びる左右一対の延出部21b(左側延出部21bは図示略)が形成される。左右延出部21bは、左右フロントサイドフレーム21dに溶接等により一体に接合される。フロントクロスフレーム21aの車幅方向中央下部には、斜め後下方に延びる取付部21cが形成される。尚、図示はしないが、取付部21cにはクリップ等を介して配管等が取り付けられる。
フロントクロスフレーム21aには、その前後に開口する複数(例えば図11では四つ)の差込孔21hが車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。フロントクロスフレーム21aの各差込孔21hを通じて、左右メインステイ81の前端部81aを差し込むことで、左右メインステイ81の前端部81aがフロントクロスフレーム21aに係合される。左右メインステイ81の前端部81aは、その係合状態で、フロントクロスフレーム21aの内壁に接して車幅方向右方に略90°曲がり延びる。
図12を併せて参照し、第一アッパークロスフレーム33の第二部分33aの下部には、下方に延びる複数(例えば図12では二つ)の取付部33b,33cが所定の間隔を空けて形成される。尚、図示はしないが、各取付部33b,33cには、クリップ等を介して配管等が取り付けられる。
第一アッパークロスフレーム33の第二部分33aには、その前後に開口する複数(例えば本実施形態では二つ)の差込孔33hが車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。第一アッパークロスフレーム33の第二部分33aの各差込孔33hを通じて、左右メインステイ81の後端部81bを差し込むことで、左右メインステイ81の後端部81bが第一アッパークロスフレーム33の第二部分33aに係合される。左右メインステイ81の後端部81bは、その係合状態で、第一アッパークロスフレーム33の第二部分33aの内壁に接して車幅方向右方に略90°曲がり延びる。
左右メインステイ81は、フレーム本体21の車幅方向中央又はその近傍の部分21aと、第一アッパークロスフレーム33の車幅方向中央又はその近傍の部分33aとの間を渡して、フロア50への上方からの荷重を受ける。
左右メインステイ81の前後両端部81a,81bは、それぞれ車体フレーム21の壁面に設けられた各差込孔21h,33hに差し込まれた状態で、前記壁面の内側で車幅方向右方に略90°曲がり延びる。左右メインステイ81は、フロア50からの荷重を受けることにより、締結されなくても車体フレーム21に係合される。
尚、左右メインステイ81が渡す部分はこれに限らない。左右メインステイ81は、ボディ2のうちフロア50の車両前後方向前端部寄りに位置する第一部分21aと、ボディ2のうちフロア50の車両前後方向後端部寄りに位置する第二部分33aとの間を渡していればよい。
サブステイ82は、図4において、車体左右中心線CLと交わると共に車幅方向左右に直線状に延びる。サブステイ82は、断面円形状の線材からなる。サブステイ82は、左右メインステイ81の車幅方向左右間を渡して、左右メインステイ81の車幅方向への変位を規制する。
図8(a)、(b)に示すように、サブステイ82の車幅方向左右端部には、左右メインステイ81の直径以上の大きさの間隔Isを空けて巻回されてコイル状をなす係合部84が形成される。係合部84は、車両前後方向に沿う仮想線の周りを概ね一回転させることにより形成される。係合部84の内部空間84aは、図8(b)において円形状をなす。サブステイ82の車幅方向左右端部の係合部84のそれぞれが、左右メインステイ81に係合する。
尚、図8(a)、(b)においては、便宜上、サブステイ82のうち車幅方向中央部及び車幅方向一方側部を示し、サブステイ82の車幅方向他方側部は、前記車幅方向一方側部と車幅方向中心を基準に左右対称形状を有するため、図示を省略する。
サブステイ82の車幅方向中央には、一つの取付部83が設けられる。取付部83には、その上下に開口する挿通孔83aが形成される。取付部83は、サブステイ82の車幅方向中央部の軸線(車幅方向に沿う軸線)周りに回動可能に取り付けられる。
図7を併せて参照し、フロアステイ80は、サブステイ82に設けられた一つの取付部83を介してフロア50に締結される。図5を併せて参照し、具体的に、フロアステイ80は、サブステイ82の取付部83がその挿通孔83aを通じて、ボルト95にナット96を螺着し締め込むことで、後述する第一カバー60の分割部62の車幅方向中央部における締結部63に締結固定される。
図7、図9及び図10を併せて参照し、フロア50は、車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に、上方に凸のトンネル部51を有する。フロアステイ80は、トンネル部51に配置される。
トンネル部51は、第一トンネル部61と第二トンネル部71とが連通して形成される。第一トンネル部61(図9参照)は、第一カバー60の車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に、上方に凸をなす。第二トンネル部71(図10参照)は、第二カバー70の車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に、上方に凸をなす。
図6に示すように、フロア50には、運転者Drの足置き部と第一同乗者Fp1の足置き部とを仕切る仕切り部56が上方に突出して形成される。仕切り部56は、第一仕切り部66と第二仕切り部76とが連通して形成される。
第一仕切り部66(図9参照)は、第一カバー60の車幅方向中央左側寄りで上方に突出して形成される。第一仕切り部66の下方には、第一トンネル部61の左上側で上方に凸の第一仕切り空間61sが形成される。
第二仕切り部76(図10参照)は、第二カバー70車幅方向中央左側寄りで上方に突出して形成される。第二仕切り部76の下方には、第二トンネル部71の左上側で上方に凸の第二仕切り空間71sが形成される。
図6に示すように、フロア50は、車両前後方向の前後中間位置で前側の第一カバー60と後側の第二カバー70とに分割される。第一カバー60及び第二カバー70のそれぞれは、フロア50における車両前後方向の前後中間位置の分割部62,72で重なり合う。
以下、第一カバー60の分割部62を第一分割部62といい、第二カバー70の分割部72を第二分割部72ということがある。
尚、第一分割部62は、第一カバー60の下部後端部に位置する。第二分割部72は、第二カバー70の下部前端部に位置する。
図5に示すように、第二カバー70を取り外した状態で、第一カバー60の第一分割部62における車幅方向中央には、サブステイ82を締結する締結部63が形成される。
図7及び図9を併せて参照し、第一カバー60は、第一分割部62と、本体部64と、接続部65と、を有する。
第一カバー60は、その上下中央部が車両前後方向前方に突出する湾曲形状をなす。具体的に、第一カバー60は、図7において、その本体部64の上端部を起点として斜め前下方に延びた後、後側よりも緩やかに斜め前下方に屈曲して直線状に延び、その後、下方に屈曲して後側に凸の曲線状に延び、その後、斜め前下方に屈曲して直線状に延び、その後、下方に屈曲して直線状に延びることで第一仕切り部66の前端に至り、その後、斜め後下方に屈曲して直線状に延び、その後、第二カバー70の第二分割部72の上下厚み分程度下方に屈曲し、その後、斜め後下方に屈曲して延びることで第一分割部62の後端に至る。
図5及び図9に示すように、第一分割部62は、第一カバー60の下部後端部において車幅方向左右に延びる。第一分割部62には、一つの締結部63と、複数(例えば本実施形態では七つ)の第一締結部62aと、複数(例えば本実施形態では二つ)の第二締結部62bと、が車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。第一分割部62は、サブステイ82、第二分割部72及びボディ2に固定される。各締結部63,62a,62bには、その上下に開口する挿通孔が形成される。
図7に示すように、第一分割部62の締結部63の挿通孔及びサブステイ82の取付部83の挿通孔83aを通じて、ボルト95(図5参照)にナット96を螺着し締め込むことで、第一分割部62の締結部63がサブステイ82の取付部83に締結固定される。
図9に示すように、本体部64は、第一カバー60の大部分(上下中央部及び上部)を占め、車幅方向左右に延びる長方形状をなす。本体部64の上端部には、複数(例えば本実施形態では七つ)の締結部64aと、一つの位置規制部64bと、が車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。本体部64の上端部は、インスツルメントパネル9(図7参照)の下部に固定される。各締結部64aには、その前後に開口する挿通孔が形成される。位置規制部64bは、本体部64の上端部をインスツルメントパネル9(図7参照)の下部に固定する際に、本体部64の上端部の車幅方向左右位置を規制する。図7に示すように、各締結部64aの挿通孔を通じて、トリムクリップ97aを差し込むことで、本体部64の上端部がインスツルメントパネル9の下部の取付部9aに固定される。
図9に示すように、本体部64の車幅方向左右端部には、複数(例えば本実施形態では左右それぞれ三つずつで左右合計六つ)の締結部64cが上下に所定の間隔を空けて形成される。本体部64の車幅方向左右端部は、左右フロントフェンダ11の後端部(図7参照)に固定される。各締結部64cは、その前後に開口する挿通孔が形成される。各締結部64cの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、本体部64の車幅方向左右端部が左右フロントフェンダ11の後端部(図7参照)に固定される。
本体部64の車幅方向左右側部には、複数(例えば本実施形態では左右それぞれ二つずつで左右合計四つ)の締結部64dが上下に所定の間隔を空けて形成される。本体部64の車幅方向左右側部は、左右フロントフェンダ11の後部(図7参照)に固定される。各締結部64dには、その左右に開口する挿通孔が形成される。図7に示すように、各締結部64dの挿通孔を通じて、トリムクリップ97bを差し込むことで、本体部64の車幅方向左右側部が左右フロントフェンダ11の後部に固定される。
図9に示すように、本体部64の上下左右中央部には、複数(例えば本実施形態では二つ)の締結部64eが上下に所定の間隔を空けて形成される。各締結部64eには、その前後に開口する挿通孔が形成される。
本体部64の車幅方向左側部の上下中央には、複数(例えば本実施形態では二つ)の締結部64fが車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。各締結部64fには、その前後に開口する挿通孔が形成される。
各締結部64e,64fには、各挿通孔を通じて、所定の機能部品等が取り付けられる。
本体部64の上部の車幅方向中央には、一つの締結部64gが形成される。締結部64gには、その前後に開口する挿通孔が形成される。図7に示すように、締結部64gには、その挿通孔を通じて、シガーソケット93が取り付けられる。
図9に示すように、本体部64の車幅方向左右側部の上下中央には、左右一対の滑り止め部64hが形成される。
接続部65は、第一カバー60の下部に位置し、車幅方向左右に延びて本体部64と第一分割部62とを繋ぐ。接続部65には、複数(例えば本実施形態では二つ)の滑り止め部65hが車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。
接続部65の第一トンネル部61に臨む下面には、下方に突出する左右一対の凸部65aが形成される。左右凸部65aの車幅方向外側には、左右メインステイ81(破線部)が配置される。
図7及び図10を併せて参照し、第二カバー70は、第二分割部72と、後壁部74と、接続部75と、を有する。
第二カバー70は、その前後中央部が車両前後方向下方に突出する湾曲形状をなす。具体的に、第二カバー70は、図7において、その後壁部74の上端部を起点として下方に延びた後、前方に屈曲して直線状に延び、その後、下方に屈曲して直線状に延び、その後、斜め前下方に屈曲して延びて接続部75の後端に至り、その後、前方に屈曲して直線状に延びることで第二仕切り部76の後端に至り、その後、斜め前上方に屈曲して直線状に延び、その後、後側よりも緩やかに斜め前上方に屈曲して延びることで第二分割部72の前端に至る。
第二分割部72は、第二カバー70の下部前端部において車幅方向左右に延びる。図6及び図10に示すように、第二分割部72には、複数(例えば本実施形態では七つ)の第一締結部72aと、複数(例えば本実施形態では二つ)の第二締結部72bと、複数(例えば本実施形態では二つ)の第三締結部72cと、が車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。第二分割部72は、第一分割部62及びボディ2に固定される。各締結部72a,72b,72cには、その上下に開口する挿通孔が形成される。
図5を併せて参照し、第二分割部72の第一締結部72aの挿通孔及び第一分割部62の第一締結部62aの挿通孔を通じて、トリムクリップ98を差し込むことで、第二分割部72の第一締結部72aが第一分割部62の第一締結部62aに固定される。
又、第二分割部72の第二締結部72bの挿通孔及び第一分割部62の第二締結部62bの挿通孔を通じて、ボルト99aにナット(図示略)を螺着し締め込むことで、第二分割部72の第二締結部72b及び第一分割部62の第二締結部62bの双方が左右サイドフレーム22のセンター部22aの前部における取付部(図示略)に締結固定される。
又、第二分割部72の第三締結部72cの挿通孔を通じて、ボルト99bにナット(図示略)を螺着し締め込むことで、第二分割部72の第三締結部72cが左右フロントフェンダ11の後下部の取付部11aに締結固定される。
図10に示すように、後壁部74は、第二カバー70の大部分(上下中央部及び上部)を占め、車幅方向左右に延びる長方形状をなす。後壁部74の上端部には、複数(例えば本実施形態では五つ)の締結部74aが車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。後壁部74の上端部は、シートクッションフレーム28の本体部28a(図7参照)に固定される。各締結部74aには、その前後に開口する挿通孔が形成される。各締結部74aの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、後壁部74の上端部がシートクッションフレーム28の本体部28a(図7参照)に固定される。
後壁部74の車幅方向左右端部には、複数(例えば本実施形態では左右それぞれ三つずつで左右合計六つ)の締結部74bが上下に所定の間隔を空けて形成される。後壁部74の車幅方向左右端部は、シートクッションフレーム28の本体部28a(図3参照)とロアロールバー45の左右連結部45c(図3参照)とを結ぶ上下延在部(図示略)に固定される。各締結部74bは、その前後に開口する挿通孔が形成される。各締結部74bの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、後壁部74の車幅方向左右端部が前記上下延在部に固定される。
後壁部74の上下中央部には、左右一対の締結部74cが形成される。後壁部74の上下中央部は、左右ロアサブサイドフレーム31(図2参照)に固定される。各締結部74cには、その前後に開口する挿通孔が形成される。各締結部74cの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、後壁部74の上下中央部が左右ロアサブサイドフレーム31に固定される。
図7に示すように、接続部75は、第二カバー70の前後中央下部に位置し、車幅方向左右に延びて後壁部74と第二分割部72とを繋ぐ。図6に示すように、接続部75には、複数(例えば本実施形態では六つ)の滑り止め部75hが前後に並んで車幅方向に所定の間隔を空けて形成される。
図10に示すように、接続部75の車幅方向左右端部には、左右一対の係合部75aが形成される。接続部75の車幅方向左右端部は、左右サイドロールバー40の左右ロア部40a(図2参照)に支持される。係合部75aは、左右ロア部40の直径以上の大きさの間隔を有する円弧状をなす。接続部75の左右係合部75aが左右ロア部40に係合することで、接続部75の車幅方向左右端部が左右ロア部40a(図2参照)に支持される。
図7に示すように、接続部75の下面には、複数(例えば本実施形態では六つ)のリブ75rが車両前後方向に所定の間隔を空けて形成されている。各リブ75rは、接続部75の下面から斜め後下方に延びる。
尚、図7において、符号90はアンダーカバーである。
以下、フロア50の取付方法の一例について説明する。
先ず、左右メインステイ81にサブステイ82を渡し、互いに自由に動くH字形に組んでおく。
次に、フロアステイ80(図4参照)をボディ2(図2参照)に係合する。
具体的に、図7に示すように、左右メインステイ81の前端部81aをフレーム本体21の車幅方向中央又はその近傍の部分21a(第一部分)に係合すると共に、左右メインステイ81の後端部81bを第一アッパークロスフレーム33の車幅方向中央又はその近傍の部分33a(第二部分)に係合し、左右メインステイ81を第一部分21aと第二部分33aとの間に渡す。
左右メインステイ81をボディ2に係合することにより、サブステイ82は前後にしか動けない状態になる。
次に、図5、図7及び図9に示すように、第一カバー60をボディ2に固定する。
具体的に、図7に示すように、第一カバー60の本体部64の上端部を、その各締結部64aの挿通孔を通じて、トリムクリップ97aを差し込むことで、インスツルメントパネル9の下部の取付部9aに固定する。
又、第一カバー60の本体部64の車幅方向左右端部を、その各締結部64cの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、左右フロントフェンダ11の後端部に固定する。
又、第一カバー60の本体部64の車幅方向左右側部を、その各締結部64dの挿通孔を通じて、トリムクリップ97bを差し込むことで、左右フロントフェンダ11の後部に固定する。
次に、図5及び図7に示すように、第一カバー60をフロアステイ80に固定する。
具体的に、第一カバー60の第一分割部62の締結部63を、その挿通孔及びサブステイ82の取付部83の挿通孔83aを通じて、ボルト95(図5参照)にナット96(図7参照)を螺着し締め込むことで、サブステイ82の取付部83に締結固定する。
次に、図6、図7及び図10に示すように、第二カバー70をボディ2に固定する。
具体的に、図6及び図7に示すように、第二カバー70の第二分割部72を、第一カバー60の第一分割部62に重ね合わせる。
又、図2及び図10に示すように、第二カバー70の接続部75の車幅方向左右端部を、その左右係合部75aにより左右ロア部40に係合することで、左右サイドロールバー40の左右ロア部40aに支持する。
又、図7及び図10に示すように、第二カバー70の後壁部74の上端部を、その各締結部74aの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、シートクッションフレーム28の本体部28aに固定する。
又、図3及び図10に示すように、第二カバー70の後壁部74の車幅方向左右端部を、その各締結部74bの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、シートクッションフレーム28の本体部28aとロアロールバー45の左右連結部45cとを結ぶ上下延在部(図示略)に固定する。
又、図2及び図10に示すように、第二カバー70の後壁部74の上下中央部を、その各締結部74cの挿通孔を通じて、トリムクリップ(図示略)を差し込むことで、左右ロアサブサイドフレーム31に固定する。
又、図5、図6及び図10に示すように、第二カバー70の第二分割部72の第三締結部72cを、その挿通孔を通じてボルト99bにナット(図示略)を螺着し締め込むことで、左右フロントフェンダ11の後下部の取付部11aに締結固定する。
次に、図6に示すように、第二カバー70を第一カバー60等に固定する。
具体的に、図5及び図6に示すように、第二カバー70の第二分割部72の第一締結部72aを、その挿通孔及び第一カバー60の第一分割部62の第一締結部62aの挿通孔を通じて、トリムクリップ98を差し込むことで、第一分割部62の第一締結部62aに固定する。
又、第二カバー70の第二分割部72の第二締結部72bを、その挿通孔及び第一カバー60の第一分割部62の第二締結部62bの挿通孔を通じて、ボルト99aにナット(図示略)を螺着し締め込むことで、第二分割部72の第二締結部72b及び第一分割部62の第二締結部62bの双方を左右サイドフレーム22のセンター部22aの前部における取付部(図示略)に締結固定する。
以上の工程により、フロア50の取付が完了する。
以上説明したように、上記実施形態は、車幅方向に並ぶ乗員Dr,Fp1,Fp2のそれぞれが足を置けるように車幅方向に延びると共に、平面部を含んで車外EXと車内INとを隔てるフロア50と、フロア50の車両前後方向前後端部及びフロア50の車幅方向左右端部のそれぞれを支持するボディ2と、を備える車両1のフロア支持構造において、フロア50の車幅方向中央又はその近傍の下面に接してフロア50を支持するフロアステイ80を更に備え、フロアステイ80は、ボディ2のうちフロア50の車両前後方向前端部寄りに位置する第一部分21aと、ボディ2のうちフロア50の車両前後方向後端部寄りに位置する第二部分33aとの間を渡して、フロア50への上方からの荷重を受ける複数のメインステイ81と、複数のメインステイ81の車幅方向左右間を渡して、複数のメインステイ81のそれぞれの車幅方向への変位を規制するサブステイ82と、を有する。
これにより、複数のメインステイ81が車両前後方向に渡されると共に、車幅方向に間隔を空けて配置されるので、車幅方向に延びるフロア50への上方からの荷重を分散させて支持すると共に、複数のメインステイ81のそれぞれの車両前後方向への変位を規制することができる。又、サブステイ82が複数のメインステイ81の車幅方向左右間に渡されることで複数のメインステイ81のそれぞれの車幅方向への変位を規制することができるので、サブステイ82を別体の支持部材等によりボディ2に支持させる必要がない。又、フロア50は平面部を含む部材であり、その車両前後方向前後端部及び車幅方向左右端部のそれぞれがボディ2に支持されるので、車両前後方向及び車幅方向の各方向へ変位しにくい。よって、各部材の車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することができる。
また、上記実施形態では、フロアステイ80は、サブステイ82に設けられた少なくとも一つの取付部83を介してフロア50に締結される。
このように、フロアステイ80とフロア50とが車幅方向中央位置で少なくとも一か所締結されるので、フロアステイ80及びフロア50のそれぞれの車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に抑制することができる。
また、上記実施形態では、フロア50は、車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に上方に凸のトンネル部51を有し、フロアステイ80は、トンネル部51に配置される。
このように、フロアステイ80がトンネル部51に配置されるので、フロアステイ80及びフロア50のそれぞれの車両前後方向及び車幅方向の各方向への変位を簡便に効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態では、複数のメインステイ81及びサブステイ82のそれぞれは、断面円形状の線材からなり、サブステイ82には、複数のメインステイ81のそれぞれの直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす複数の係合部84が形成され、フロアステイ80は、サブステイ82の複数の係合部84のそれぞれが複数のメインステイ81のそれぞれに係合する。
このように、サブステイ82の複数の係合部84が複数のメインステイ81のそれぞれに係合されるのみで済むので、特別な加工や締結が不要となる。
また、上記実施形態では、フロア50は、車両前後方向の前後中間位置で前側の第一カバー60と後側の第二カバー70とに分割されると共に、第一カバー60及び第二カバー70のそれぞれがフロア50における車両前後方向の前後中間位置の分割部62,72で重なり合い、且つ、第一カバー60と第二カバー70のうち何れか一方70を取り外した状態で、第一カバー60と第二カバー70のうち何れか他方60における分割部62には、サブステイ82を締結する締結部63が形成される。
このように、第一カバー60と第二カバー70のうち何れか一方を取り外した状態で、サブステイ82を目視しながら他方の分割部62の締結部63に容易に取り付けることができる。又、フロア50が第一カバー60と第二カバー70とに分割されても、第一カバー60及び第二カバー70のそれぞれが分割部62,72で重なり合うので、別体の接続部材等を設ける必要がなく、部品点数は増加しない。
尚、上記実施形態では、フロア50が車両前後方向前部のフロントフロアである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、フロア50が車両前後方向後部のリアフロアであってもよいし、車両前後方向中央部のセンターフロアであってもよい。即ち、フロア50は、車幅方向に並ぶ乗員Dr,Fp1,Fp2のそれぞれが足を置けるように車幅方向に延びると共に、平面部を含んで車外EXと車内INとを隔てるフロアであればよい。
又、上記実施形態では、サブステイ82の車幅方向左右端部に二つのメインステイ81のそれぞれの直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす係合部84が形成され、フロアステイ80は、サブステイ82の車幅方向左右端部の係合部84のそれぞれが二つのメインステイ81のそれぞれに係合する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、サブステイ82の車幅方向左右端部に加えてサブステイ82の車幅方向中央部にメインステイ81の直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす係合部84が更に形成され、フロアステイ80は、サブステイ82の車幅方向左右端部及び車幅方向中央部の係合部84のそれぞれが三つのメインステイ81のそれぞれに係合していてもよい。即ち、サブステイ82には、複数のメインステイ81のそれぞれの直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす複数の係合部84が形成され、フロアステイ80は、サブステイ82の複数の係合部84のそれぞれが複数のメインステイ81のそれぞれに係合していればよい。
又、上記実施形態では、第一カバー60と第二カバー70のうち第二カバー70を取り外した状態で、第一カバー60の第一分割部62にサブステイ82を締結する締結部63が形成される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一カバー60と第二カバー70のうち第一カバー60を取り外した状態で、第二カバー70の第二分割部72にサブステイ82を締結する締結部が形成されていてもよい。即ち、第一カバー60と第二カバー70のうち何れか一方70を取り外した状態で、第一カバー60と第二カバー70のうち何れか他方における分割部にサブステイ82を締結する締結部が形成されていればよい。
又、上記実施形態におけるフロア50やボディ2、フロアステイ80等の締結部や取付部等の数、配置位置等は一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、上記のような四輪の車両に限らず、二輪又は三輪等の各種車両に適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 車両
2 ボディ
21a フレーム本体21の車幅方向中央又はその近傍の部分(第一部分)
33a 第一アッパークロスフレーム33の車幅方向中央又はその近傍の部分(第二部分)
50 フロントフロア(フロア)
51 トンネル部
60 第一カバー
62 第一分割部(分割部)
63 締結部
70 第二カバー
72 第二分割部(分割部)
80 フロアステイ
81 メインステイ
82 サブステイ
83 取付部
84 結合部
Dr 運転者(乗員)
Fp1 第一同乗者(乗員)
Fp2 第二同乗者(乗員)
EX 車外
IN 車内

Claims (4)

  1. 車幅方向に並ぶ乗員(Dr,Fp1,Fp2)のそれぞれが足を置けるように車幅方向に延びると共に、平面部を含んで車外(EX)と車内(IN)とを隔てるフロア(50)と、
    前記フロア(50)の車両前後方向前後端部及び前記フロア(50)の車幅方向左右端部のそれぞれを支持するボディ(2)と、を備える車両(1)のフロア支持構造において、
    前記フロア(50)の車幅方向中央又はその近傍の下面に接して前記フロア(50)を支持するフロアステイ(80)を更に備え、
    前記フロアステイ(80)は、前記ボディ(2)のうち前記フロア(50)の車両前後方向前端部寄りに位置する第一部分(21a)と、前記ボディ(2)のうち前記フロア(50)の車両前後方向後端部寄りに位置する第二部分(33a)との間を渡して、前記フロア(50)への上方からの荷重を受ける複数のメインステイ(81)と、
    前記複数のメインステイ(81)の車幅方向左右間を渡して、前記複数のメインステイ(81)のそれぞれの車幅方向への変位を規制するサブステイ(82)と、を有し、
    前記複数のメインステイ(81)及び前記サブステイ(82)のそれぞれは、断面円形状の線材からなり、
    前記サブステイ(82)には、前記複数のメインステイ(81)のそれぞれの直径以上の大きさの間隔を空けて巻回されてコイル状をなす複数の係合部(84)が形成され、
    前記フロアステイ(80)は、前記サブステイ(82)の前記複数の係合部(84)のそれぞれが前記複数のメインステイ(81)のそれぞれに係合することを特徴とする車両のフロア支持構造。
  2. 前記フロアステイ(80)は、前記サブステイ(82)に設けられた少なくとも一つの取付部(83)を介して前記フロア(50)に締結されることを特徴とする請求項1に記載の車両のフロア支持構造。
  3. 前記フロア(50)は、車幅方向中央又はその近傍で車両前後方向に延びると共に上方に凸のトンネル部(51)を有し、
    前記フロアステイ(80)は、前記トンネル部(51)に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のフロア支持構造。
  4. 前記フロア(50)は、車両前後方向の前後中間位置で前側の第一カバー(60)と後側の第二カバー(70)とに分割されると共に、前記第一カバー(60)及び前記第二カバー(70)のそれぞれが前記フロア(50)における車両前後方向の前後中間位置の分割部(62,72)で重なり合い、且つ、前記第一カバー(60)と前記第二カバー(70)のうち何れか一方(70)を取り外した状態で、前記第一カバー(60)と前記第二カバー(70)のうち何れか他方(60)における前記分割部(62)には、前記サブステイ(82)を締結する締結部(63)が形成されることを特徴とする請求項1からまでの何れか一項に記載の車両のフロア支持構造。
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