JP6285646B2 - 建物の排水構造 - Google Patents

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本発明は、建物の排水構造に関する。
住宅等の建物では、共通の空調装置を用いて複数の部屋の空調(冷暖房)を行う全館空調システムが導入されている場合がある(例えば特許文献1参照)。二階建ての建物にかかる空調システムが導入される場合、空調装置は、例えば二階部分の天井裏(換言すると屋根裏空間)に設置される。
空調装置には、その冷房運転の際に結露が発生するため、通常、空調装置にはその発生した結露水を屋外へ排出するためのドレン管が接続されている。ここで、空調装置が二階部分の屋根裏空間に設置される上述の構成では、ドレン管が、例えば屋根裏空間から二階部分(二階空間部)及び一階部分(一階空間部)を経由して床下空間まで下方に延びるように設けられ、さらに同床下空間において屋外まで横向きに延びるように設けられることが考えられる。
特開平10−267320号公報
ここで、上述したように、二階部分(二階空間部)から一階部分(一階空間部)へと下方に延びるようにドレン管を配設する場合、一階部分又は二階部分の間取りの関係で、平面視におけるドレン管の配設位置を一階部分と二階部分とで異ならせたい場合があると考えられる。その場合、一階部分と二階部分との間の階間部分において、詳しくは一階部分の天井面材と二階部分の床面材との間の階間空間においてドレン管を横引きする必要が生じうる。
しかしながら、ドレン管の横引き部分は、縦引き部分と比べて、管に破損が生じる等した場合に水漏れが起こりやすい。しかも、階間空間はいわゆる隠蔽空間であるため、階間空間にてドレン管から水漏れが生じても、その確認をするのが困難である。そのため、ドレン管を階間空間にて横引きする場合には、天井下(一階空間部)への水漏れが生じることが懸念される。
その一方で、ドレン管を階間空間で横引きするのをやめれば、上述の水漏れの問題は解消されるものの、そうするとドレン管の配設位置を一階部分と二階部分とで同位置に設定せざるをえなくなり、一階部分及び二階部分の間取りに制約が生じるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、間取りの制約を緩和しつつ、階間空間での水漏れを防止することができる建物の排水構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の排水構造は、上下に隣接して設けられた下階部及び上階部を有し、前記下階部の天井面材と前記上階部の床面材との間に階間空間が形成された建物に適用され、前記上階部から前記下階部へと前記階間空間を通じて下方に延びる排水管が設けられた建物の排水構造であって、前記排水管は、前記階間空間において横引きされており、前記排水管のうち少なくとも前記階間空間に設けられた階間管部を内側に収容する収容管を備えることを特徴とする。
本発明によれば、排水管が階間空間において横引きされているため、排水管において上階部に配設される部分と、下階部に配設される部分とをそれぞれ平面視で異なる位置に配置することができる。これにより、上階部及び下階部における排水管の配置に関し自由度を確保することができ、上階部及び下階部での間取りの制約を緩和することができる。また、排水管のうち階間空間に設けられた階間管部については収容管に収容されているため、階間空間では、排水管と収容管との二重管構造が構築されている。このため、仮に階間管部に破損が生じる等して階間管部から水漏れが生じたとしても、その漏れた水を外側の収容管で受け止めることができ、階間空間での水漏れを防止することができる。よって、この場合、間取りの制約を緩和しつつ、階間空間での水漏れを防止することができる。
第2の発明の建物の排水構造は、第1の発明において、前記上階部における前記床面材の上方空間には、前記排水管を配設するための上階配設スペースが設けられており、前記下階部における前記天井面材の下方空間には、前記排水管を配設するための下階配設スペースが設けられており、前記上階配設スペースと前記下階配設スペースとはそれぞれ上下方向に延びる縦長のスペースとされており、平面視において互いに異なる位置に配置されており、前記収容管は、前記上階配設スペースと前記下階配設スペースとに跨がって延びていることを特徴とする。
本発明によれば、上階部における床面材の上方空間と、下階部における天井面材の下方空間とにそれぞれ排水管を配設するための配設スペースが設けられており、それら各配設スペースが平面視において互いに異なる位置に配置されている。この場合、上階配設スペースと下階配設スペースとの配置に関し自由度を確保することができ、上階部及び下階部での間取りの制約を緩和することができる。また、収容管がこれら各配設スペースに跨がって延びているため、排水管において階間空間に配設されている部分の全域を収容管に収容することができる。そのため、階間空間での水漏れをより確実に防止することができる。
第3の発明の建物の排水構造は、第1又は第2の発明において、前記排水管は、前記上階部における前記床面材の上方空間に設けられた上階管部と、前記下階部における前記天井面材の下方空間に設けられた下階管部とを有しており、前記収容管は、前記階間管部、前記上階管部及び前記下階管部に跨って延びており、それら各管部をそれぞれ内側に収容していることを特徴とする。
本発明によれば、排水管において上階管部及び下階管部についても収容管に収容されているため、上階管部又は下階管部で破損等が生じ水漏れが発生した場合にも、その漏れた水を収容管にて受け止めることができる。これにより、階間空間のみならず、上階部における床上空間、及び下階部における天井下空間での水漏れも防止することができる。
第4の発明の建物の排水構造は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記排水管は、少なくとも前記収容管に収容された部分が可撓性を有するフレキシブルチューブにより形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、排水管において少なくとも収容管に収容された部分がフレキシブルチューブにより形成されているため、収容管から排水管(被収容部分)を引き抜いて排水管のメンテナンスや点検をすることが可能となる。これにより、排水管のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
第5の発明の建物の排水構造は、第4の発明において、前記上階部の天井面材の上方空間である屋根裏空間には冷房装置が設置されており、前記冷房装置には、その運転時に発生する結露水を屋外へ排出するためのドレン管が前記排水管として接続されており、前記ドレン管は、その長さ方向全域が前記フレキシブルチューブにより形成され、前記屋根裏空間から前記階間空間を経由して下方に延びているとともに屋外へと通じており、前記収容管は、前記ドレン管に沿って前記屋根裏空間から当該ドレン管の下流側端部又はその付近まで延びるように設けられていることを特徴とする。
住宅等の建物においては、屋根裏空間に冷房装置が設置されることがある。その場合、冷房装置の運転時に発生する結露水を排出するためのドレン管が屋根裏空間から階間空間を経由して下方に延びるように設けられる場合がある。そこで本発明では、かかる構成において、収容管をドレン管に沿って屋根裏空間から当該ドレン管の下流側端部又はその付近まで延在させている。この場合、屋根裏空間からドレン管を収容管の上端開口を通じて当該収容管へ出し入れすることが可能となり、冷房装置が屋根裏空間に設置される構成にあって、ドレン管のメンテナンス作業を好適に行うことが可能となる。
また、収容管が上記のように延在されていることで、上記第3の発明と同様の効果、すなわち階間空間のみならず、上階部における床上空間、及び下階部における天井下空間での水漏れを防止するという効果を得ることもできる。
第6の発明の建物の排水構造は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記収容管は、前記階間管部のうち横引きされた横引き部分を収容する横引き管部を有しており、前記下階部の前記天井面材上には、前記横引き管部を支持する支持部材が当該管部に沿って複数箇所に設けられており、前記各支持部材は、前記横引き管部を所定の勾配を有した状態で支持すべく、その支持高さが互いに異なる高さに設定されており、前記横引き部分は、その上流側を勾配上側、その下流側を勾配下側として、前記横引き管部に収容されていることを特徴とする。
本発明によれば、収容管の横引き管部が所定の勾配を有した状態で支持部材により支持されているため、その内部に収容される排水管の横引き部分についても所定の勾配を有した状態で配設することができる。これにより、排水管を流れる水が横引き部分において滞留してしまうのを抑制することができ、その結果滞留に伴う横引き部分からの水漏れの可能性を低減させることができる。
第7の発明の建物の排水構造は、第6の発明において、梁及び柱を有してなる複数の建物ユニットが互いに結合されてなり、前記建物ユニットとして前記上階部には上階ユニットが設けられ、前記下階部には下階ユニットが設けられたユニット式の建物に適用され、前記下階ユニットの天井部には、前記天井面材をその上方から支持する複数の天井小梁が横並びで設けられており、前記各支持部材はそれぞれ前記天井小梁上に設けられているとともに、前記天井小梁に対して所定の向きで取り付けられる取付部と、前記横引き管部を挿通させる挿通部とを有しており、前記挿通部は、前記取付部に対して水平方向に回動可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、各支持部材が下階ユニットの天井小梁上に取付部にて所定の向きで取り付けられており、それら各支持部材の挿通部に横引き管部がそれぞれ挿通されている。この場合、製造工場にて予め支持部材を天井小梁に取り付けておけば、施工現場では横引き管部を挿通部に挿通するといった簡易な作業をするだけで横引き管部を下階ユニット上に取り付けることができる。そのため、施工現場にて収容管を配設する上で工数低減が図れる。
また、挿通部は取付部に対して水平方向に回動可能とされているため、下階ユニット上における横引き管部の配設向きに応じて挿通部の向きを調整することができる。これにより、横引き管部の配設向きにかかわらず、横引き管部を挿通部に挿通支持させることができるため、横引き管部を支持部材により支持する構成にあって実用上好ましい構成といえる。
結露水の排水構造を示す概要図。 配設スペース形成部を示す斜視図。 (a)が下階ユニット上における収容管の支持構造を示す平面図であり、(b)が同支持構造を示す縦断面図である。 支持部材が天井小梁に取り付けられた状態を示す縦断面図。 ユニット式建物の概要を示す斜視図。 建物ユニットの斜視図。 (a)が二階部分の間取りを示す間取り図であり、(b)が一階部分の間取りを示す間取り図である。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図5は、ユニット式建物の概要を示す斜視図である。
図5に示すように、建物10は、基礎11上に設けられた建物本体12と、その上方に設けられた屋根部13とを備える。建物本体12は、下階部としての一階部分14と、上階部としての二階部分15とを有する二階建てであり、複数の建物ユニット20が互いに連結されることにより構成されている。建物ユニット20は製造工場においてあらかじめ製造され、その後施工現場にトラック等により運搬されるものとなっている。なお、以下においては便宜上、場合によって一階部分14の建物ユニット20を下階ユニット20a、二階部分15の建物ユニット20を上階ユニット20bという。
図6には建物ユニット20の斜視図を示す。図6に示すように、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備えている。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25と床小梁26とはそれぞれ同間隔でかつ各々上下に対応する位置に設けられている。例えば、天井小梁25はリップ溝形鋼よりなり、床小梁26は角形鋼よりなる。天井小梁25によって天井面材27が支持され、床小梁26によって床面材28が支持されている。
本建物10には、いわゆる全館空調システムが導入されている。全館空調システムでは、共通の空調装置より通気ダクト(図示略)を通じて空調空気(冷房空気又は暖房空気)を各部屋へ供給することでそれら各部屋の冷暖房を行うようにしている。ここで、夏場等に本空調システムを用いて建物内の冷房を行う際には空調装置に結露が発生する。そのため、その発生した結露水をドレン管を通じて屋外へ排出する必要がある。本実施形態では、この結露水を屋外へ排出するための排水構造に特徴を有しており、以下かかる排水構造について図1に基づいて説明する。なお、図1は結露水の排水構造を示す概要図である。
図1に示すように、建物10の一階部分14には、下階空間部としての一階空間部31,32が設けられており、二階部分15には、上階空間部としての二階空間部33,34が設けられている。これら各空間部31〜34はそれぞれ建物ユニット20ごとに形成されたユニット内空間となっている。なお、一階空間部31,32が、「下階部における天井面材の下方空間」に相当し、二階空間部33,34が、「上階部における床面材の上方空間」に相当する。
一階空間部31,32は、同空間部31,32の床面材28によって床下空間35と仕切られており、二階空間部33,34は、同空間部33,34の天井面材27によって屋根裏空間36(換言すると小屋裏空間)と仕切られている。なお、床下空間35は、基礎11によって囲まれた内側空間となっている。
一階空間部31,32と二階空間部33,34とは階間部分16によって仕切られている。階間部分16は、一階空間部31,32の天井面材27及び二階空間部33,34の床面材28、それら各面材27,28の間にある各種部材によって構成されており、天井面材27及び床面材28の間のスペースが階間空間38となっている。
屋根裏空間36には、空調装置40が設置されている。空調装置40は、冷房機能及び暖房機能を有する室内機として構成されており、上階ユニット20bの天井面材27上に設置されている。なお、空調装置40は冷房機能のみを有するものであってもよい。
空調装置40には、同装置40で発生した結露水を屋外へ排出するためのドレン管41が接続されている。ドレン管41は、可撓性を有する合成樹脂製又は金属製のフレキシブルチューブにより構成されている。ドレン管41は、屋根裏空間36から二階空間部33、階間空間38及び一階空間部31を経由して床下空間35へと下方に延びており、さらに床下空間35において横向きに屋外まで延びている。なお、ドレン管41が排水管に相当する。
ドレン管41の外側には、当該ドレン管41を収容する収容管42が設けられている。収容管42は、直線状をなす複数の管部43〜46がエルボ47〜49を介して互いに接続されることにより構成されている。収容管42は、二階空間部33において上下方向(鉛直方向)に延びるように設けられた(換言すると縦引きされた)二階立て管部43と、階間空間38において横方向に延びるように設けられた(換言すると横引きされた)階間横引き管部44と、一階空間部31において上下方向(鉛直方向)に延びるように設けられた一階立て管部45と、床下空間35において横方向に延びるように設けられた床下横引き管部46とを有している。これら各管部43〜46はいずれも合成樹脂により形成されており、例えば塩化ビニル樹脂により形成されている。但し、各管部43〜46は、塩化ビニル樹脂以外の樹脂材料で形成されてもよいし、金属材料等、樹脂材料以外の材料で形成されてもよい。
二階立て管部43は、二階空間部33において天井面材27から床面材28付近に亘って上下に延びている。二階立て管部43は、その上端部が天井面材27に形成された貫通孔51に挿通されている。これにより、二階立て管部43の上端開口つまりは収容管42の上端開口(上流側開口)が屋根裏空間36にて開口されている。
二階立て管部43の下端部は、エルボ47を介して階間横引き管部44の一端部と接続されている。階間横引き管部44は、一端部側(二階立て管部43側)から他端部側(一階立て管部45側)に向かって若干下方傾斜しており、本実施形態ではその勾配(傾斜角度)が1/100以上に設定されている。なお、この階間横引き管部44が横引き管部に相当する。
エルボ47は、L字状に形成された配管継ぎ手である(エルボ48,49も同様)。エルボ47は、概ね階間空間38に配置されており、その上端側が下階ユニット20aの床面材28に形成された貫通孔52に挿通されている。そのため、エルボ47と二階立て管部43との接続部分は二階空間部33に位置している。
階間横引き管部44の他端部は、エルボ48を介して一階立て管部45の上端部と接続されている。一階立て管部45は、一階空間部31において天井面材27付近から床面材28に亘って上下に延びている。エルボ48は、概ね階間空間38に配置されており、その下端側が下階ユニット20aの天井面材27に形成された貫通孔53に挿通されている。このため、エルボ48と一階立て管部45との接続部分は一階空間部31に位置している。
一階立て管部45の下端部は、エルボ49を介して床下横引き管部46の一端部と接続されている。一階立て管部45の下端部は、下階ユニット20aの床面材28に形成された貫通孔54に挿通されており、そのため一階立て管部45とエルボ49との接続部分は床下空間35に位置している。
床下横引き管部46は、その他端部が基礎11に至るまで延びている。基礎11(詳しくはその立ち上がり部)には、床下空間35と屋外とを連通する貫通孔55が形成されており、その貫通孔55に床下横引き管部46の他端部が挿し入れられている。これにより、床下横引き管部46の他端開口ひいては収容管42の下端開口が屋外に向けて開口されている。また、床下横引き管部46は、その一端部側(エルボ49との接続側)から他端部側(屋外側)に向かって若干下方傾斜した状態で設けられており、本実施形態ではその勾配(傾斜角度)が1/100以上に設定されている。
上記のように、収容管42は、屋根裏空間36から二階空間部33、階間空間38、一階空間部31及び床下空間35を経由して屋外(近傍)まで延びている。そして、その収容管42の内部にドレン管41が挿通された状態で収容されている。したがって、本排水構造では、ドレン管41と収容管42との二重管構造が構築されている。また、ドレン管41は、かかる収容状態において、その下流側端部が収容管42の屋外側端部とほぼ同位置に位置しており、詳しくは収容管42の屋外側端部よりも若干屋外側に位置している。
なお、ドレン管41において階間空間38に配設されている部分が階間管部に相当する。また、収容管42において二階空間部33に配設されている部分(主に二階立て管部43)が上階管部に相当し、一階空間部31に配設されている部分(主に一階立て管部45)が下階管部に相当する。
一階空間部31と二階空間部33とにはそれぞれ収容管42を配設する配設スペースSP1,SP2が形成されている。これらの配設スペースSP1,SP2は、上下方向に延びる縦長のスペースとされており、各々の空間部31,32においてそれぞれ床面材28から天井面材27に亘って上下に延びている。なお、配設スペースSP1が下階配設スペースに相当し、配設スペースSP2が上階配設スペースに相当する。
各配設スペースSP1,SP2はそれぞれ、上下方向に延びる筒状(四角筒状)の配設スペース形成部56によって区画形成されている。図2には、一階空間部31における配設スペース形成部56の斜視図を示す。同図2に示すように、配設スペース形成部56は、収容管42の外径に対応した内寸(幅寸法)を有して形成されており、その内側の配設スペースSP1に収容管42(一階立て管部45)が上下に延びる向きで収容されている。一階立て管部45は、配設スペース形成部56の内側面にもたれかけた状態で収容されており、それによって配設スペースSP1において自立している。また、図示は省略するが、二階空間部33においても、これと同様に、収容管42の二階立て管部43が配設スペースSP2において自立した状態で配設されている。
続いて、階間空間38における収容管42の支持構造について図3に基づいて説明する。図3は、(a)が下階ユニット20a上における収容管42の支持構造を示す平面図であり、(b)が同支持構造を示す縦断面図である。なお、図3(b)中の符号54は天井面材27を支持する天井支持部材としての野縁である。
図3(a)及び(b)に示すように、階間空間38では、収容管42の階間横引き管部44が下階ユニット20aにおける複数の天井小梁25上に跨がって設けられている。図3に示す例では、階間横引き管部44が平面視において天井小梁25と斜めに交差する向きで配設されている。
下階ユニット20aの天井小梁25上には、階間横引き管部44を支持する複数(本実施形態では3つ)の支持部材60が設けられている。それら各支持部材60は、階間横引き管部44の下方に位置する各天井小梁25上にそれぞれ設けられ、それら各天井小梁25において階間横引き管部44と交差する交差部に配置されている。
支持部材60は、天井小梁25に取り付けられた取付部61と、その取付部61から上方に延びる軸部62と、その軸部62の上端部に設けられ階間横引き管部44を挿通可能な挿通部63とを有する。取付部61は、断面コ字状の鋼板よりなり、天井小梁25の上面に載置されたウェブ61cと、そのウェブ61cの両端部からそれぞれ下方に延びて天井小梁25を挟んで互いに対向する一対のフランジ部61a,61bとを有する。
各フランジ部61a,61bのうち、天井小梁25のウェブ25aと対向するフランジ部61aには、取付部61を天井小梁25に固定するための固定具66が設けられている。固定具66は、フランジ部61aに形成されためねじ孔(図示略)に挿通された蝶ボルト66aと、蝶ボルト66aの先端に設けられ天井小梁25のウェブ25aの外側面と対向する押し付け部66bとを有する。押し付け部66bは、例えば円板状に形成されたゴム材よりなり、蝶ボルト66aが締め込まれることによりウェブ25aの外側面に押し付けられている。これにより、取付部61が天井小梁25に対して取り付けられている。
但し、天井小梁25に対する取付部61の取付構成は必ずしもかかる構成に限定されることなく、例えば取付部61を天井小梁25にボルトやビス等の締結具を用いて取り付けるようにしてもよい。
軸部62は、上下方向に延びる円管状に形成されている。軸部62は、その上下長さが各支持部材60ごとに相違しており、具体的には、その上下長さが各支持部材60のうち階間横引き管部44における一端部側(二階立て管部43側)に配置されたものから他端部側(一階立て管部45側)に配置されたものに向かって短くなっている。これにより、支持部材60における取付部61(換言すると天井小梁25)に対する挿通部63の高さ位置は、各支持部材60のうち階間横引き管部44における一端部側に配置されたものから他端部側に配置されたものに向かって低くなっている。
挿通部63は、環状(円環状)に形成されており、その内径が階間横引き管部44の外径とほぼ同じ大きさに設定されている。各支持部材60の挿通部63にはそれぞれ階間横引き管部44が挿通されている。これにより、階間横引き管部44は、かかる挿通状態で各支持部材60に支持されている。また、上述したように、取付部61に対する挿通部63の高さ位置が各支持部材60のうち階間横引き管部44における一端部側(一階立て管部45側)に配置されたものから他端部側(二階立て管部43側)に配置されたものに向かって低くなっているため、それら挿通部63に挿通されている階間横引き管部44は一端部側から他端部側に向けて若干下方傾斜した状態で配設されている。
挿通部63は、図4に示すように、軸部62に対して当該軸部62を中心に回動可能に取り付けられている。なお、図4では、挿通部63に階間横引き管部44が挿通されていない状態を示している。挿通部63には、当該挿通部63から下方に延びるヒンジピン68が固定されている。ヒンジピン68は、軸部62の内側に上方から挿通されており、その挿通状態において軸部62に対し回転可能とされている。これによって、挿通部63が軸部62に対して回動可能とされている。
次に、建物10に、上述した結露水の排水構造を構築した場合におけるドレン管41(及び収容管42)の配設経路について実際の建物10の間取りとの関係で説明する。なお、図7において、(a)が建物10の二階部分15の間取りを示す間取り図であり、(b)が一階部分14の間取りを示す間取り図である。
図7(a)に示すように、建物10の二階部分15には、屋内スペースとして、居室71やトイレ72等が設けられている。トイレ72には、その内壁面に長尺状のパイプカバー74が上下方向に延びる向きで取り付けられている。この場合、パイプカバー74とトイレ72の内壁とにより囲まれた内側に配設スペースSP2が形成され、これらパイプカバー74とトイレ72の内壁とによって配設スペース形成部56が構成されている。そして、配設スペースSP2に収容管42(詳しくは二階立て管部43)が収容されている。
一方、図7(b)に示すように、建物10の一階部分14には、屋内スペースとして、和室77やトイレ78等が設けられているとともに、物品を収納するための収納室79が設けられている。収納室79は、二階部分15に通じる階段80の下方に設けられた階段下収納となっている。収納室79は和室77と隣接しており、和室77側から開閉可能な開閉扉81が設けられている。収納室79における開閉扉81による開閉部分近くは二階部分15のトイレ72に設けられたパイプカバー74(配設スペース形成部56)の真下位置に位置している。したがって、ドレン管41を二階部分15から一階部分14へ鉛直下向きに延ばすことは、間取り上困難となっている。
そこで、一階部分14では、収納室79の横隣りに配設スペースSP1が設けられている。この場合、配設スペースSP1は、平面視において配設スペースSP2と異なる位置に配置されており、両スペースSP1,SP2が平面視にて互いに離間する位置関係となっている。配設スペースSP1は、四方が内壁83により囲まれた内側空間として形成されており、これらの内壁83によって配設スペース形成部56が構成されている。そして、配設スペースSP1に収容管42(詳しくは一階立て管部45)が収容されている。
次に、上述した結露水の排水構造を構築する際の作業手順について説明する。
まず、ユニット工場では、建物10を構成する各建物ユニット20を製造する。このユニット製造の際、下階ユニット20aには、一階立て管部45とエルボ48とを予め接続したものを組み付けるとともに、各支持部材60をそれぞれ天井小梁25に取り付ける。また、上階ユニット20bには、その天井面材27上に空調装置40を設置する。
各建物ユニット20を製造後、それら各建物ユニット20をトラック等により施工現場へと搬送する。
施工現場では、まず下階ユニット20aを基礎11上に設置する。下階ユニット20aの設置状態では、一階立て管部45の下端部が床下空間35に突出している。下階ユニット20aの設置後、床下空間35へ入って、床下横引き管部46をその一端部を基礎11の貫通孔55に挿し入れて配設するとともに、床下横引き管部46の他端部を一階立て管部45の下端部にエルボ49を介して接続する。
続いて、下階ユニット20aの天井部において各支持部材60の挿通部63に階間横引き管部44を挿通する。そして、階間横引き管部44の一端部をエルボ48に対して接続するとともに、階間横引き管部44の他端部にエルボ47を接続する。
次に、下階ユニット20aの上方に上階ユニット20bを設置する。この上階ユニット20bの設置の際、下階ユニット20a上に設けられたエルボ47の上端部を上階ユニット20bの床面材28の貫通孔52に挿通させる。その後、二階空間部33においてエルボ47の上端部に二階立て管部43を接続するとともに、その二階立て管部43の上端部を天井面材27の貫通孔51に挿通させる。以上により、収容管42の配設が完了する。
次に、上階ユニット20bの天井面材27上からドレン管41を収容管42内に導入する作業を行う。この際、ドレン管41を収容管42の上端開口を通じて収容管42内における所定位置まで導入する。その後、ドレン管41の上端部を空調装置40に接続する。以上より、一連の作業が終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
ドレン管41を階間空間38にて横引きしたため、ドレン管41において二階部分15(二階空間部33)に配設される部分と、一階部分14(一階空間部31)に配設される部分とをそれぞれ平面視で異なる位置に配置することができる。これにより、二階部分15及び一階部分14におけるドレン管41の配置に関し自由度を確保することができ、二階部分15及び一階部分14での間取りの制約を緩和することができる。
また、ドレン管41において階間空間38に設けられた部分(階間管部に相当)を収容管42に収容したため、仮にドレン管41の当該部分に破損が生じる等して当該部分から水漏れが生じたとしても、その漏れた水を外側の収容管42で受け止めることができ、階間空間38での水漏れを防止することができる。よって、以上より、間取りの制約を緩和しつつ、階間空間38での水漏れを防止することができる。
ドレン管41において階間空間38に設けられた部分に加え、一階空間部31及び二階空間部33に設けられた各部分についても収容管42に収容したため、一階空間部31又は二階空間部33で破損等が生じ水漏れが発生した場合にも、その漏れた水を収容管42にて受け止めることができる。これにより、階間空間38のみならず、一階空間部31及び二階空間部33での水漏れも防止することができる。
ドレン管41を、可撓性を有するフレキシブルチューブにより形成したため、ドレン管41を収容管42から引き抜いてメンテナンスや点検をすることが可能となる。これにより、ドレン管41のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
収容管42を、ドレン管41に沿って屋根裏空間36から当該ドレン管41の下流側端部(屋外側端部)に亘って設けたため、屋根裏空間36かたドレン管41を収容管42の上端開口を通じて当該収容管42に出し入れすることが可能となる。このため、空調装置40が屋根裏空間36に設置される構成にあって、ドレン管41のメンテナンス作業を好適に行うことが可能となる。
下階ユニット20aの天井小梁25に、階間横引き管部44を支持する複数の支持部材60を設けるとともに、階間横引き管部44を所定の勾配を有した状態で支持すべく、それら各支持部材60による階間横引き管部44の支持高さを互いに異ならせた。そして、階間横引き管部44の内側に、ドレン管41(詳しくはその横引き部分)を、その上流側を勾配上側、その下流側を勾配下側として収容したため、上記横引き部分についても所定の勾配を有した状態で配設することができる。これにより、ドレン管41を流れる水が上記横引き部分において滞留してしまうのを抑制することができ、その結果滞留に伴う上記横引き部分からの水漏れの可能性を低減させることができる。
挿通部63を取付部61に対して水平方向に回動可能に設けたため、下階ユニット20a上における階間横引き管部44の配設向きに応じて挿通部63の向きを調整することができる。これにより、階間横引き管部44の配設向きにかかわらず、階間横引き管部44を挿通部63に挿通支持させることができるため、階間横引き管部44を支持部材60により支持する構成にあって実用上好ましい構成といえる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、収容管42を、二階立て管部43と階間横引き管部44と一階立て管部45と床下横引き管部46とを有して構成したが、これら各管部43〜46のうち、床下横引き管部46を不具備としてもよい。その場合にも、階間空間38、一階空間部31及び二階空間部33での水漏れを防止することができる。
また、二階立て管部43と一階立て管部45とのうち、いずれか一方を不具備としてもよいし、両方を不具備としてもよい。これらの場合であっても、階間空間38での水漏れを防止することができる。なお、両方を不具備とする場合には、収容管は、階間横引き管部44と、その両端のエルボ47,48とを備えて構成される。
(2)例えば、上記(1)で説明したように、収容管を、二階立て管部43と一階立て管部45とのうちいずれか一方又は両方を不具備として構成する場合に、ドレン管41において収容管に収容される部分だけを可撓性を有するフレキシブルチューブにより構成してもよい。すなわち、ドレン管41において、上記収容される部分をフレキシブルチューブにより構成する一方、収容管に収容されない部分を可撓性を有しない合成樹脂管(樹脂チューブ)又は金属管(金属チューブ)により構成し、そしてそれら各チューブを互いに接続することによりドレン管41を形成してもよい。その場合でも、ドレン管41において収容管に収容されている部分、すなわちフレキシブルチューブについては収容管から引き抜いてメンテナンスを行うことができるため、ドレン管41のメンテナンス作業を好適に行うことができる。
(3)上記の実施形態において、ドレン管41を、可撓性を有しない合成樹脂管や金属管により構成してもよい。この場合、ドレン管41と収容管42とからなる二重管を予め製造しておき、その二重管を施工現場にて建物10に配設していくことが考えられる。ただ、ドレン管41のメンテナンス作業性を考慮すると、ドレン管41はフレキシブルチューブにより構成することが望ましい。
(4)上記実施形態では、空調装置40が屋根裏空間36に設置されている場合を例に本発明の排水構造を説明したが、空調装置40が例えば二階空間部33に設置されている場合にも本発明を適用することができる。要するに、空調装置40のドレン管41が二階空間部33から一階空間部31へと階間空間38を通じて延びている構成であれば、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、空調装置40(排水源)の結露水を排出する排水構造に本発明を適用したが、二階空間部33に設けられたトイレや浴槽から出る水等、その他の水を排出する排出構造に本発明を適用してもよい。
(5)上記実施形態では、二階建ての建物10への適用例を説明したが、三階建て以上の建物に本発明を適用してもよい。例えば三階建ての建物において、二階部分と三階部分との間に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、ユニット式建物への適用例を説明したが、鉄骨軸組工法により構築される建物や、在来木造工法により構築される建物等、他の構造の建物に本発明を適用してもよい。
10…建物、14…下階部としての一階部分、15…上階部としての二階部分、20…建物ユニット、20a…下階ユニット、20b…上階ユニット、25…天井小梁、27…天井面材、28…床面材、36…屋根裏空間、38…階間空間、40…冷房装置としての空調装置、41…排水管としてのドレン管、42…収容管、44…横引き管部としての階間横引き管部、60…支持部材、61…取付部、63…挿通部、SP1…下階配設スペースとしての配設スペース、SP2…上階配設スペースとしての配設スペース。

Claims (4)

  1. 上下に隣接して設けられた下階部及び上階部を有し、前記下階部の天井面材と前記上階部の床面材との間に階間空間が形成された建物に適用され、
    前記上階部の天井面材の上方空間である屋根裏空間には冷房装置が設置されており、
    前記冷房装置には、その運転時に発生する結露水を屋外へ排出するためのドレン管が接続されており、
    前記ドレン管は、前記屋根裏空間から前記上階部へと下方に延び、さらに前記上階部から前記下階部へと前記階間空間を通じて下方に延びているとともに屋外へと通じており、
    前記ドレン管は、前記階間空間において横引きされており、
    前記ドレン管を内側に収容する収容管を備え、
    前記収容管は、前記ドレン管に沿って前記屋根裏空間から当該ドレン管の下流側端部又はその付近まで延びるように設けられ、
    前記ドレン管は、その長さ方向全域が可撓性を有するフレキシブルチューブにより形成されており、
    前記上階部における前記床面材の上方空間には、前記ドレン管及び前記収容管を配設するための上階配設スペースが設けられており、
    前記下階部における前記天井面材の下方空間には、前記ドレン管及び前記収容管を配設するための下階配設スペースが設けられており、
    前記上階配設スペースと前記下階配設スペースとはそれぞれ上下方向に延びる四角筒状の配設スペース形成部により区画形成されることで上下方向に延びる縦長のスペースとされており、かつ平面視において互いに異なる位置に配置されており、
    前記収容管は、前記上階配設スペースと前記下階配設スペースとに跨がって延びており、
    前記収容管は、その上端開口が前記屋根裏空間にて開口されており、
    前記収容管は、前記上階部における床面材の上方空間において上下方向に延びかつ上端部が前記上階部の天井面材に形成された貫通孔に挿通されている上階立て管部を備え、
    前記上端開口は、前記上階立て管部の上端開口とされていることを特徴とする建物の排水構造。
  2. 前記ドレン管において前記階間空間に設けられた部分は階間管部であり、
    前記収容管は、前記階間管部のうち横引きされた横引き部分を収容する横引き管部を有しており、
    前記下階部の前記天井面材上には、前記横引き管部を支持する支持部材が当該管部に沿って複数箇所に設けられており、
    前記各支持部材は、前記横引き管部を所定の勾配を有した状態で支持すべく、その支持高さが互いに異なる高さに設定されており、
    前記横引き部分は、その上流側を勾配上側、その下流側を勾配下側として、前記横引き管部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の建物の排水構造。
  3. 梁及び柱を有してなる複数の建物ユニットが互いに結合されてなり、前記建物ユニットとして前記上階部には上階ユニットが設けられ、前記下階部には下階ユニットが設けられたユニット式の建物に適用され、
    前記下階ユニットの天井部には、前記天井面材をその上方から支持する複数の天井小梁が横並びで設けられており、
    前記各支持部材はそれぞれ前記天井小梁上に設けられているとともに、前記天井小梁に対して所定の向きで取り付けられる取付部と、前記横引き管部を挿通させる挿通部とを有しており、
    前記挿通部は、前記取付部に対して水平方向に回動可能とされていることを特徴とする請求項に記載の建物の排水構造。
  4. 前記下階部の床面材の下方には、基礎により囲まれた床下空間が形成されており、
    前記ドレン管は、前記下階部から前記床下空間へと下方に延びており、さらに当該床下空間において横向きに屋外まで延びており、
    前記収容管は、前記上階立て管部と、前記階間空間において横方向に延びるように設けられた階間横引き管部と、前記下階部における天井面材の下方空間において上下方向に延びるように設けられた下階立て管部と、前記床下空間において横方向に延びるように設けられた床下横引き管部とを備え、
    前記上階立て管部は、その上端部が前記屋根裏空間に達しており、その上階立て管部により前記収容管の前記上端開口が形成されており、
    前記床下横引き管部は、その端部が前記基礎に至るまで延びており、その床下横引き管部により前記収容管における前記上端開口とは反対側の開口である下端開口が形成されており、
    前記基礎には、屋外と前記床下空間とを連通する貫通孔が形成され、
    その貫通孔に前記床下横引き管部の端部が挿し入れられることで、前記下端開口が屋外に向けて開口されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の建物の排水構造。
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