JP6285008B2 - 表面上のシリコンの量が低減されたシリコーン含有コンタクトレンズ - Google Patents
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Description
本出願は、米国特許出願第14/187,618号(2014年2月24日出願)、発明の名称「表面上のシリコンの量が低減されたシリコーン含有コンタクトレンズ」、及び米国仮出願第61/786,921号(2013年3月15日出願)、発明の名称「表面上のシリコンの量が低減されたシリコーン含有コンタクトレンズ」の利益を主張する。
本発明は、シリコーン含有レンズの表面からシリコンを取り除く方法に関する。
本明細書で用いる場合、用語「未コーティング」の意味は、コンタクトレンズの表面が、反応性混合物を硬化させてこのようなコンタクトレンズを形成した後に、コンタクトレンズの表面に付着した固体材料によって実質的にコーティングされてはいないということである。「実質的にコーティングされている」が意味するものは、固体材料が、コンタクトレンズ表面の少なくとも50%、例えば少なくとも75%、例えば少なくとも90%に付着しているということである。
シリコーン含有成分(又はシリコーン成分)は、少なくとも1つの[−Si−O−Si]基を、モノマー、マクロマー、又はプレポリマ中で含有するものである。一実施形態では、Si及び付着されたOは、シリコーン含有成分中に、シリコーン含有成分の総分子量の20重量パーセント超、例えば30重量パーセント超の量で存在する。有用なシリコーン含有成分には、重合性官能基、例えばアクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニル、N−ビニルラクタム、N−ビニルアミド、O−ビニルカルバメート、O−ビニルカルボナート、及びスチリル官能基が含まれる。本発明において有用なシリコーン含有成分の例は、米国特許第3,808,178号;同第4,120,570号;同第4,136,250号;同第4,139,513号;同第4,139,692号;同第4,153,641号;同第4,740,533号;同第5,034,461号;同第5,070,215号;同第5,260,000号;同第5,358,995号;同第5,760,100号;同第5,962,548号;同第5,998,498号;同第6,367,929号;同第6,849,671号;同第6,943,203号;同第7,052,131号;同第7,521,488号;同第7,825,170号;及び同第7,939,579号、並びに欧州特許第080539号に見出され得る。
R1は、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、カーボネート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基をいずれも更に含み得る、反応性基、一価アルキル基、又は一価アリール基、及び、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基を更に含み得る、1〜100のSi−O繰り返し単位を含む一価シロキサン鎖、から独立して選択され、
b=0〜500(0〜100、0〜20等)であり、bが0以外のときに、bは表示値と同等のモードを有する分配であると理解され、かつ
少なくとも1つのR1は反応性基を含み、いくつかの実施形態では、1〜3つのR1が反応性基を含む。
3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(「TRIS」)、3−メタクリルオキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、及び3−メタクリルオキシプロピルペンタメチルジシロキサンが挙げられる。
本発明のヒドロゲルが形成される反応混合物はまた、親水性モノマー、ポリマー、又はそれらの組み合わせを含む親水性成分を含んでもよい。親水性成分は当該技術分野で知られており、結果として得られるヒドロゲル及び眼科装置(コンタクトレンズを含む)に対して、含水量を与え、湿潤性(接触角を介して測定)を改善する。好適な親水性成分は、ヒドロゲルを調製するために用いられる、知られている親水性モノマーを含む。例えば、アクリル基(CH2=CROX、式中、Rは水素又はC1〜6アルキルであり、XはO又はNである)、又はビニル基(C=CH2)を含むモノマーを用いてもよい。親水性モノマーの例は、N,Nジメチルアクリルアミド、2−メタクリル酸ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、2−ヒドロキシプロピルメタクリルアミド、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルホルムアミド、N−ビニルホルムアミドである。また、反応性及び非反応性ポリマー及びそのコポリマーも用いてよい。
コンタクトレンズは、シリコーン成分を含む反応性混合物から製造され得る。本発明の反応性混合物は、回転成形及び静的成形を含む、コンタクトレンズの生産において反応性混合物を成形するための任意の知られたプロセスを介して硬化されてもよい。回転成形法は、米国特許第3,408,429号及び同第3,660,545号に開示され、静的成形法は、米国特許第4,113,224号及び同第4,197,266号に開示されている。一実施形態では、本発明のコンタクトレンズは、ヒドロゲルの直接成形により形成され、これは、経済的であり、水和コンタクトレンズの最終形状に対する正確な制御を可能にするものである。この方法では、反応性混合物を所望のヒドロゲルの最終形状を有する成形型中に定置し、反応性混合物をモノマーが重合する条件に供し、それにより、所望の最終製品のおおよその形状のポリマーを製造する。
上述したように、コンタクトレンズをフッ化物試薬と接触させる。「フッ化物試薬」は、フッ化物イオン、又はフッ化物イオンを離型することができる化合物であり、例えばフッ化物塩である。「フッ化物塩」は、カチオン及びフッ化物イオンを含むイオン化合物である。フッ化物塩は、1つ又は2つ以上のフッ化物イオンを含んでもよい。また、フッ化物塩は、ポリマー性フッ化物塩であってもよい(すなわち、カチオンはポリマーである)。ポリマー性フッ化物塩の例については以下に開示する。代替的に、フッ化物試薬は、非ポリマー性フッ化物塩である(すなわち、カチオンはポリマーではない)。一実施形態では、フッ化物塩は、1つ又は2つ以上のアンモニウムカチオン基が含まれる(すなわち、「フッ化アンモニウム塩」)。フッ化アンモニウム塩は、以下の組成を有していてもよい。
(NR2R3R4R5)+F−
式中、R2〜R5は、H、アリール基、C1〜C8アルキル基から独立して選択され、これはアリール基と置換されてもよいが、ただし、R2〜R5のうちのいずもアリール基を含んでいないときには、R2〜R5のうちの1つのみがHである。R2〜R5はまた、H、アリール基、C1〜C4アルキル基から独立して選択されてもよく、これはアリール基と置換されてもよいが、ただし、R2〜R5のうちのいずれもアリール基を含んでいないときには、R2〜R5のうちの1つのみがHである。フッ化アンモニウム塩の例には、トリアルキルアンモニウムフルオリド及びテトラアルキルアンモニウムフルオリド等のアリールアンモニウムフルオリド、アルキルアンモニウムフルオリドが挙げられるがこれらに限定されず、アルキル基は、1〜8個の炭素原子及びアリールアンモニウムフルオリドを有している。テトラブチルアンモニウムフルオリド及びテトラメチルアンモニウムフルオリド又はテトラアリールアンモニウムフルオリド等の、アルキル基が1〜8個の炭素原子を有するテトラアルキルアンモニウムフルオリドの例。アリールアンモニウムフルオリドの例には、ベンザルコニウムフルオリドが挙げられる。このようなフッ化物塩の他の例には、以下のものが含まれるが、これらに限定されない。フッ化セシウム、フッ化ナトリウム、フッ化アンモニウム、フッ化カリウム、及びトリス(ジメチルアミノ)スルホニウムジフルオロトリメチルシリケート。
可能な汚染源を減らすために、すべてのコンタクトレンズを取り扱う際に用いるは、イソプロパノール及びヘキサン中での一連の音波処理を用いて十分に洗浄されたもののみである。ポリエチレン及び綿手袋を、全体を通して用いた。コンタクトレンズをパッケージングから取り出して、脱イオン水(18.2Ω)中での洗い流し及び浸漬処置を施すことを、分析前に行なう。洗い流した後に最低15分間浸漬する1サイクルは、1つの「洗浄サイクル」に相当する。洗い流し及び浸漬をそれぞれ、別個の清浄なペトリ皿内で行なう。このような洗浄サイクルを2回、すべてのコンタクトレンズ上で用いる。
特別なドーム形状の試料マウント上に取り付ける前に、各コンタクトレンズ試料を超純粋水中で以下の方法で洗浄する。(1)迅速に洗い流す、(2)新しい水供給中に10分間浸漬する、及び(3)新しい水供給中で第2の迅速な洗い流しを行なう。水和状態コールドステージ分析の場合、脱イオン(「DI」)水の液滴を、凍結させる前に各試料の中央付近に置く。そして、最初のポンプダウンの前に、イントロチャンバ内で、液体窒素を用いて)試料の凍結を行なう。氷の昇華が、イントロチャンバをポンピングダウンする間に起こる。氷が昇華したらすぐに、試料を機器の分析チャンバ内に導入する。スペクトル取得を、試料ステージが常に液体窒素によって冷却されている間に行なう。
セシル滴接触角技術を用いて、KRUSS DSA−100(商標)機器を室温で用いて、及びDI水をプローブ液体として用いて、コンタクトレンズの表面湿潤性を測定することができる。試験すべきコンタクトレンズ(5枚/ロット)をホウ酸塩緩衝界面活性剤フリー包装用溶液中に浸漬して、当初のコンタクトレンズ包装用溶液からのキャリーオーバーを取り除く。各試験コンタクトレンズを、前曲線が外側に向かうように、適合したコンタクトレンズ保持器上に置いて、Whatman #1フィルタペーパで20秒間、拭き取る。拭き取った直後に、コンタクトレンズをコンタクトレンズ保持器とともにセシル滴機器試料ステージ内に置いて、針が正確に中心に置かれて水滴が送られることを確実にする。3マイクロリットルのDI水滴を、DSA 100−Drop Shape Analysisソフトウェアを用いて生成し、液滴がコンタクトレンズから垂れ下がっていることを確実にする。ステージを上方に上げることによって、液滴をコンタクトレンズ表面と接触させる。液滴をコンタクトレンズ表面上で1〜3秒間平衡化させてから、コンタクトレンズの接触角の測定を内蔵分析ソフトウェアを用いて行なう。接触角に対する値の減少は、コンタクトレンズの表面の湿潤性が高まったことを示す。
標準曲線を、検査中の各コンタクトレンズのタイプに対してセットアップする。タグ付きコレステロール(コレステロールをNBD([7−ニトロベンズ−2−オキサ−1,3−ジアゾール−4−イル]で標識したもの、CH−NBD;Avanti、Alabaster、AL))は、35℃でメタノール中に1mg/mLの脂質がある貯蔵液中に可溶性になる。アリコートをこの貯蔵から取って、pH 7.4におけるリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中の標準曲線を濃度範囲0〜100マイクログラム/mLにおいて作る。
ポリクオタニウム−1(PQ−1)の取り込みが、コンタクトレンズとの可能な根源刺激として示されている。取り込みは、コンタクトレンズを浸漬する前の試験溶液中のPQ−1防腐剤含有量と72時間後の試験液中の濃度との差として計算する。Optifree Replenish(0.001重量%のPQ−1、0.56%のクエン酸塩二水和物、及び0.021%のクエン酸塩一水和物(wt/wt)を含み、Alconから市販されている)有するポリプロピレンコンタクトレンズケース(1枚のレンズ/3mL)内に、コンタクトレンズを配置する。3mLの溶液を含むが、コンタクトレンズは含まない対照レンズ・ケースも用意する。コンタクトレンズ及び対照溶液を、室温で72時間置く。1mLの溶液を試料及び対照のそれぞれから取り出して、トリフルオロ酢酸(10μL)と混合する。HPLC/ELSD及びPhenomenex Luna C5(4.6mm×50mm;5μm粒径)カラムを使用し、以下の条件で分析を行なう。
機器:ELSD(又は同等物)を伴うAgilent 1200HPLC
ELSD:T=100℃、ゲイン=12、圧力=0.44MP(4.4バール)、フィルタ=3s(注:ELSDパラメータは機器ごとに変わる場合がある)
HPLCカラム:Phenomenex Luna C5(4.6mm×50mm;5μm粒径)
移動相A:H20(0.1% TFA)
移動相B:アセトニトリル(0.1% TFA)
カラム温度:40℃
注入容量:100μL
HPLC実行条件(表A):
Alcon Opti−Free Replenishを貯蔵液として用いる(PQ−1濃度=10mcg/mL)。一連の分析標準を以下に説明するように調製する。それらを、PQ−1を用いずに調製した汎用コンタクトレンズ溶液を用いて全量まで希釈し、良く混合する(表Cを参照)。
1ミリリットルのMPS試料(又は標準)と10マイクロリットルのトリフルオロ酢酸とをオートサンプラー用バイアル瓶に置いて、蓋をして十分に振盪する。
1.「標準D」の6回の注入を行なってシステム適合性を評価する。ピーク面積及び保持時間のRSD%は、システム適合性に合格するためには≦5%でなければならない。
2.作業標準A−Eを注入して較正曲線を形成する。相関係数の二乗(r2)は≧0.99でなければならない。
3.試料を注入した後にブラケット標準を注入する(標準D)。ブラケット標準のピーク面積は、システム適合性注入からの平均ピーク面積の±10%でなければならない。
吸光度対濃度のグラフは、各PQ−1標準溶液の濃度に対応するピーク面積値をプロットすることによって構成される。試料中のPQ−1の濃度を二次方程式を解くことによって計算する。この計算は、Chemstation又はEmpowerソフトウェアによって行なわなければならない。
Y=ax2+bx+c
Y=ピーク面積
X=調製された試料中のPQ−1の濃度
A及びB=方程式の定数
C=y−切片
リゾチームは、天然に存在する抗菌タンパク質である。取り込みは以下のように測定する。リゾチーム取り込み試験用に使用されたリゾチーム溶液は、1.37g/Lの炭酸水素ナトリウム及び0.1g/LのD−グルコースを補ったリン酸生食緩衝液に中に、濃度2mg/mLで可溶化させたニワトリ卵白(Sigma、L7651)から得たリゾチームを含んでいた。各実施例について、3枚のコンタクトレンズが、それぞれのタンパク質溶液を用いて試験され、3枚が、PBSを対照溶液として用いて試験される。試験コンタクトレンズを、殺菌したガーゼ上で包装用溶液を除去するために拭き取り、無菌鉗子を用いて、各ウェルが2mLのリゾチーム溶液を含む、殺菌した24のウェル細胞培養プレート(1枚のレンズ/ウェル)へ、無菌状態で移す)。各コンタクトレンズを溶液中に完全に浸漬する。対照として、コンタクトレンズを含まない1つのウェル内に2mLのリゾチーム溶液を入れる。
コンタクトレンズの含水量を以下のように測定する。3枚のコンタクトレンズを3組、包装用溶液中に24時間置く。各コンタクトレンズを、湿らせた布を用いて拭き取って、重量を計る。コンタクトレンズは、60℃で4時間、1キロパスカル(0.4インチHg)以下の圧力で乾燥させる。乾燥させたコンタクトレンズの重量を計る。含水量を以下のように計算する。
%含水量=(湿潤重量−乾燥重量)/湿潤重量×100
材料の引張特性は、初期ゲージ高さまで下げられている好適なロード・セルが備え付けられた、一定速度の移動型引張試験機を用いて測定する。好適な試験機には、インストロンモデル(Instron model)1122又は5542が挙げられる。1.33センチメートル(0.522インチ)の長さ、0.701センチメートル(0.276インチ)の「耳」幅、及び0.541センチメートル(0.213インチ)の「首」幅を有するドッグ・ボーン形状の試料を、グリップ内に載置して、一定の歪み速度5cm/min(2in/min)で、破断するまで引き伸ばす。試料の初期ゲージ長さ(Lo)及び破断時の試料長さ(Lf)を測定する。各組成の12の試料を測定して、平均値を報告する。伸び率(%)=[(Lf−Lo)/Lo]×100である。応力/歪み曲線の初期直線部分において、引張弾性率を測定する。靱性は、lb./in3で測定する。
Dkは以下のようにして測定する。4mm直径の金カソード及び銀リングアノードからなるポーラログラフ酸素センサ上にコンタクトレンズを配置して、上側をメッシュ支持体で覆う。コンタクトレンズを、2.1% O2に加湿された大気にさらす。コンタクトレンズを通って拡散する酸素を、センサによって測定する。コンタクトレンズを互いに積み重ねて厚さを増加させるか、又はより厚いコンタクトレンズを用いる。厚さ値が著しく異なる4つの試料のL/Dkを測定して、厚さに対してプロットする。回帰直線勾配の逆数が試料のDkである。参照値は、この方法を使用して市販のコンタクトレンズについて測定した値である。バラフィルコンAコンタクトレンズ(Bausch & Lombから入手可能)は、測定値がほぼ79バーラーである。エタフィルコンコンタクトレンズは、測定値が20〜25バーラーである。(1バーラー=10−10(cm3ガス×cm2)/(ポリマーのcm3×秒×cm Hg))。
反応性混合物を、46.9%(wt)トリス(Gelest SIM6487.6)、44.9% DMA、8.0% HEMA、及び0.3% Darocur 1173で生成した。ブレンドを、窒素雰囲気中に約30分間置いた後に、窒素雰囲気下でプラスチック・コンタクトレンズ金型(前面はZeonorで作られ、背面はポリプロピレンで作られている)内に配置し、30分間、Philips TL20W/09N UV蛍光灯を用いて照射した。型半分を分離し、乾燥したコンタクトレンズを、コンタクトレンズを含む型半分を曲げることによって取り出した。
実施例1の基本手順に従い、かつ表2の反応性混合物を用いて、15分間、Philips 20W/03T蛍光灯を3.2mW/cm2、60℃で用いて照射することにより硬化させて、コンタクトレンズを形成した。
反応性混合物を、47%(wt)トリス(Gelest SIM6487.6−06)、45% DMA、8.0% HEMA、及び0.13% Irgacure 819で作製した。ブレンドを真空を適用することによって脱酸素した後に、窒素で満たした。コンタクトレンズを、プラスチック・コンタクトレンズ金型(前面はZeonorで作られ、背面はポリプロピレンで作られている)を用いて形成して、30分間、Philips TL20W/03N UV蛍光灯を用いて照射した。型半分を分離し、乾燥したコンタクトレンズを、コンタクトレンズを含む型半分を曲げることによって取り出した。
セノフィルコンA(PVPを含む)から作られた市販のコンタクトレンズを脱イオン水で洗い流し、それらをカウンタートップ上に空気中で約3日間置くことによって乾燥させた。乾燥した試験コンタクトレンズを、TBAFの75%(wt)水溶液中に室温で約5分間、浸漬した。コンタクトレンズを取り出し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和した。
実施例1の基本手順に従い、表7の反応性混合物を用いて、コンタクトレンズを形成し、Philips 20W/03T蛍光灯を用いて、2〜2.5mW/cm2、60℃で、15分間照射をすることによって硬化させた。
実施例1の基本手順に従い、表9の反応性混合物を用いて、コンタクトレンズを形成し、Philips 20W/03T蛍光灯を用いて、2〜2.5mW/cm2、60℃で、15分間照射することによって硬化させた。
実施例3から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズを、TBAFの75%(wt)水溶液中に室温で0.5、1、又は3分間、浸漬した。コンタクトレンズを取り出し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和した。試験及び比較コンタクトレンズのセシル滴接触角を測定した。結果を表11に示す。反応時間を実施例3と比べて更に短縮できることを示している。
反応性混合物を、50%(wt)トリス(Gelest SIM6487.6−06)、42% DMA、8.0% HEMA、及び0.3% Darocur 1173で作製した。TBAFの75%水中を脱イオン水を用いて希釈して、ある範囲のTBAF濃度を伴う溶液を得た。実施例3から得た乾燥した未処理のコンタクトレンズを、これらのTBAF溶液中に3分間、浸漬した。コンタクトレンズを取り出し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和した。試験及び比較コンタクトレンズのセシル滴接触角を測定した。結果を表12に示す。TBAF濃度を75%未満に低減することができ、やはり接触角を低減していることを示している。
実施例8から得た未処理のコンタクトレンズを、83.5%(wt)TBAF・3H2O及び16.5%グリセロールの溶液に2分間浸漬し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。それらのセシル滴接触角は70±5°であり、グリセロールは許容できる溶媒であることを示している。
実施例3から得た乾燥したコンタクトレンズをTBAFの75%水を用いて種々の時間の長さ、処理して、それらの直径を測定した。結果を表13に示す。コンタクトレンズ直径に対する重大な変化がなかったことを示唆しし、これは、フッ化物試薬がコンタクトレンズのバルク中のシリコーンと反応していないことを示している。
コンタクトレンズをTBAF中に1分間、浸漬したことを除いて、実施例3と同様にコンタクトレンズを作り、TBAFを用いて処理した。結果として得られる水和コンタクトレンズの材料特性及び脂質取り込みを測定して、TBAF処理なしで作った未処理の対照コンタクトレンズのそれと比べた。結果を表14に示す。この表は、コンタクトレンズ特性(弾性率、伸長、引張強度、含水量、及びDk)に対する実質的な変化がないことを示しており、フッ化物試薬がコンタクトレンズのバルク中でシリコーンと反応していないことを示している。しかし、脂質取り込み、表面特性は低減した。
溶液を、2.0gのTBAF・3H2O及び6.0gのポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル(250MW、Aldrichより)で作った。実施例8から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズを、この溶液中に2分間浸漬してから、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。結果として得られるコンタクトレンズのセシル滴接触角は48.4±9°であった。処理された水和コンタクトレンズの直径は11.29±0.08mmであり、これと比較して、TBAFを用いる処理がされていない水和コンタクトレンズの場合は12.38±0.12mmであった。処理及び未処理のコンタクトレンズの特性を測定して、表15に示す。示しているのは、おそらく反応時間が長すぎたために、TBAFとコンタクトレンズのバルクとの反応が生じた可能性があるということである。
溶液を、1.0gのTBAF・3H2O及び3.0gのポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル(250MW、Aldrichより)で生成した。実施例8から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズをこの溶液中に30秒間浸漬し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。結果として得られるコンタクトレンズのセシル滴接触角は52±2°であった。処理された水和コンタクトレンズの直径は11.8±0.1mmであり、TBAFを用いた処理がなされていない水和コンタクトレンズの場合の12.4±0.1mmと比べると、おそらく反応時間が長すぎたために、TBAFとコンタクトレンズのバルクとの反応が生じた可能性があるということを示している。
溶液を、1.6gのTBAF三水和物(Aldrich)及び4.3gのテトラヒドロフラン(THF)で形成した。実施例3から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズは、コンタクトレンズをピンセットで把持し、コンタクトレンズを溶液中に大体半分まで注意深く下げることによって、溶液中に注意深く「半浸漬」した。これによって、同一のコンタクトレンズの処理部分と未処理部分との間で、15〜30秒間、直接の目視比較を行うことができる。コンタクトレンズを水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水を用いて水和した。これらのコンタクトレンズの目視検査が示すところによれば、処理された部分は湿潤性が増したが形も悪く、これはおそらく、THFによってコンタクトレンズが膨潤し、TBAFがコンタクトレンズのバルクに入ることが可能となった結果である。
溶液を、3.9gのTBAF・3H2O及び1.3gのプロピレングリコール(PG)で作った。実施例8から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズをこの溶液中に2分間浸漬し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。結果として得られたコンタクトレンズのセシル滴接触角は73.7±1.7°であり、コンタクトレンズの表面上で、PGを溶媒として用いた反応が生じたことを示している。
実施例8から得たコンタクトレンズをホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。コンタクトレンズを拭き取って表面水を除去した後に、個別に小型容器内に、固体の粉末状TBAF・3H2Oとともに配置して、それぞれ5分間振盪した。コンタクトレンズをこれらの容器から取り出し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水を用いて水和した。結果として得られるコンタクトレンズのセシル滴接触角は45.7±6.7°であり、溶媒が存在しない状態で表面の反応が生じたことを示している。
ロトラフィルコンBから作られた、プラズマ処理されたコンタクトレンズ(CIBA VISIONから名称Air Optix Aqua(登録商標)で販売)、コンフィルコンAから作られたコンタクトレンズ(CooperVisionから名称Biofinity(登録商標)で販売)、及びバラフィルコンから作られたコンタクトレンズ(Bausch & Lombから名称Purevision(登録商標)で販売)を、それらを脱イオン水中で洗い流し、カウンタートップに一晩中、室温で置くことによって乾燥させた。コンタクトレンズを次に、75% TBAF水溶液中に種々の時間浸漬して、水で洗い流し、ホウ酸塩緩衝食塩水で水和した。セシル滴接触角について、それらを試験した。結果を表16に示す。コンタクトレンズを1時間以上処理したら、脆くなり形が悪かった。
実施例3から得た未処理のコンタクトレンズを、ホウ酸塩緩衝食塩水中に約30分間浸漬することによって水和した。それを拭き取って表面水を除去した後に、TBAFの75%水中に1分間浸漬した。それを水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中に置いた。そのセシル滴接触角は99±4°であった。
NaF(Aldrich)の4%(wt)脱イオン水溶液を、加熱板上で攪拌しながら加熱した。実施例3から得た乾燥した未処理のコンタクトレンズを、この溶液中に種々の温度で種々の時間、浸漬した(表17に示す)。コンタクトレンズの一部を半浸漬することで、実施例1で説明した方法を用いて、同一のコンタクトレンズの処理部分と未処理部分との間の直接の目視比較を行なうことができた。湿潤性の改善がないことは、それほど水には溶けないNaFの濃度が低すぎる結果である場合がある。
溶液を、3gの75% TBAF及び27gのグリセロール(Fisher ACS Grade)で生成した。溶液を加熱板上で攪拌しながら加熱した。実施例3から得た未処理のコンタクトレンズを、表18に説明したようなTBAFを(対照として)伴ってはいないこの溶液又はグリセロール中に2分間浸漬した。コンタクトレンズを水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。
実施例8から得た未処理の乾燥したコンタクトレンズを、フッ化セシウム(CsF)の75%脱イオン水溶液中に2分間浸漬してから、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。結果として生じるセシル滴接触角は、98.8±2.3°であった。
実施例2から得た乾燥した未処理のコンタクトレンズを、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させて、XPS方法2を用いて試験した。結果を表19に示す。
実施例2から得た乾燥したコンタクトレンズを組織カプセル内に配置し、10モル% NaOH(477gのグリセリン中に23gのNaOH)を含むグリセリン試薬中で室温(約22℃)にて5分間撹拌した後に、洗い流してホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させることによって処理した。これは、米国特許第5,712,327号の実施例3(コンタクトレンズの表面上のシリコンの量を減らす方法も求めた)で報告されたものと同様のプロセスである。それらをXPS方法2を用いて試験し、結果を表19に示す。
実施例2から得た乾燥したコンタクトレンズを組織カプセル内に配置して、TBAFの75%(wt)水溶液中で室温(約22℃)にて5分間攪拌することによって処理した。コンタクトレンズを取り出し、水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和した。それらをXPS方法2を用いて試験し、結果を表19に示す。
実施例1の基本手順に従い、表20の反応性混合物を用いて、コンタクトレンズを形成し、Philips 20W/03T蛍光灯を用いて、3.2mW/cm2、60℃で15分間照射することによって硬化させた。
セノフィルコンAコンタクトレンズを、種々の濃度のTBAF・3H2Oをポリ(エチレングリコール)ジメチルエーテル(250MW、Aldrich)に入れた溶液を用いて、10分間、室温で処理した。レンズ表面及びバルク特性を表23に示す。
実施例8から得た乾燥した未処理のレンズを、TBAFの75%水中に2分間浸漬して、水中で洗い流し、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。実施例8から得た他の乾燥したレンズ未処理のレンズを、5℃で2時間優しく振盪しながら、23重量部のNaOHが477部のグリセリン中にある溶液中に浸漬した。それらを水で洗い流して、ホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。対照レンズを、実施例8から得た、乾燥した未処理のレンズをホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させることによって形成した。
対照レンズを、実施例3から得た未処理の乾燥したレンズをホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させることによって形成した。室温で攪拌しながら、TBAFの75%水中に1分間浸漬することによって、TBAF処理レンズを、実施例3から得た未処理の乾燥したレンズから形成した。これをホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させ、IPAの50%(wt)水中に30分間浸漬し、最後にホウ酸塩緩衝食塩水中で水和させた。
セノフィルコンAから作製されたHydraclear(登録商標)Plusを伴うACUVUE(登録商標)OASYS(登録商標)Brand Contact Lensesにもの()を、それらのパッケージから取り出して、凸レンズ保持器上に配置した。各レンズの一方の面上に、3μLの0.83g TBAFの75%水溶液及び5.0mLのD30を配置した。この溶液を、小さいブラシを用いてレンズの表面上に広げた。30分間、室温に置いた後、レンズをそれぞれ、IPA及び水の70/30溶液(vol/vol)で2回、水で2回洗浄し、ホウ酸塩緩衝食塩水溶液中に置いた。24時間以上経った後に、接触角及び他のバルク特性について、レンズを試験して。結果を表25に示す。
実施例1から得た未水和で未処理のレンズの直径を測定した。レンズを次に、表11に示すTBAF媒体内に室温で配置して、30分間にわたって完全に膨潤させた。各レンズの膨潤直径を測定して、膨潤直径対乾燥直径の比を計算した。結果を下表26に示す。
PQ−42(n水溶液、Polysicencesより)をアセトニトリル中で沈殿させて、真空中で乾燥させた。乾燥したらすぐに、ポリマーの重量をポリプロピレン容器内で計って、メタノールに溶解させた。NaFを添加して、溶液を一晩中撹拌した。使用した成分の量を下表27に示す。NaClが溶液から沈殿して、底に沈んだ。液体を別のポリプロピレン容器内に移した。メタノールが蒸発して、生成物が減圧下で更に乾燥して、白色粉末が生成された。
(1) コンタクトレンズの表面上のシリコンを低減する方法であって、少なくとも1つのシリコーン成分を含むコンタクトレンズの前記表面をフッ化物試薬と反応させることを含む、方法。
(2) 前記フッ化物試薬は、フッ化アンモニウム塩である、実施態様1に記載の方法。
(3) 前記フッ化アンモニウム塩は、非ポリマー性フッ化物試薬である、実施態様2に記載の方法。
(4) 前記非ポリマー性フッ化物試薬は、テトラ−n−ブチルフッ化アンモニウムである、実施態様3に記載の方法。
(5) 前記フッ化アンモニウム塩は、ポリマー性フッ化物試薬である、実施態様2に記載の方法。
(7) 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記非ポリマー性フッ化物試薬は前記溶媒中に約0.05〜約4モルの濃度で存在する、実施態様3に記載の方法。
(8) 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記テトラ−n−ブチルフッ化アンモニウムは前記溶媒中に約0.05〜約4モルの濃度で存在する、実施態様4に記載の方法。
(9) 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記ポリマー性フッ化物試薬は前記溶媒中に約0.05〜約4モルの濃度で存在し、前記tの前記濃度は0.05〜4モルである、実施態様5に記載の方法。
(10) 前記溶媒は、水を含む、実施態様6〜9のいずれかに記載の方法。
(12) 前記シリコーン成分は、式Iの化合物から選択され、
R1は、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、カーボネート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基をいずれも更に含み得る、反応性基、一価アルキル基、又は一価アリール基、及び、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基を更に含み得る、1〜100のSi−O繰り返し単位を含む一価シロキサン鎖、から独立して選択され、
b=0〜500であり、bが0以外のときに、bは、表示値と同等のモードを有する分配であると理解され、かつ
少なくとも1つのR1は、反応性基を含む、実施態様1に記載の方法。
(13) 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ(メタ)アクリルオキシプロピル末端、モノ−n−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;ビス−3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;(メタ)アクリルオキシプロピル末端ポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−(メタ)アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;モノメタクリルアミドプロピル末端、モノ−n−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;ビス−3−(メタ)アクリルアミド−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;(メタ)アクリルアミドプロピル末端ポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−(メタ)アクリルアミド−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;及びこれらの混合物からなる群から選択される、実施態様1に記載の方法。
(14) 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノメタクリレート末端ポリジメチルシロキサン;ビス−3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン;2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルオキシプロピル−トリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)プロピル−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、及び3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン;及びこれらの混合物から選択される、実施態様1に記載の方法。
(15) 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、実施態様1に記載の方法。
(17) 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、実施態様12に記載の方法。
(18) 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、実施態様12に記載の方法。
Claims (17)
- コンタクトレンズの表面上のシリコンを低減する方法であって、少なくとも1つのシリコーン成分を含むコンタクトレンズの前記表面をフッ化物試薬と反応させることを含む、方法。
- 前記フッ化物試薬は、フッ化アンモニウム塩である、請求項1に記載の方法。
- 前記フッ化アンモニウム塩は、非ポリマー性フッ化物試薬である、請求項2に記載の方法。
- 前記非ポリマー性フッ化物試薬は、テトラ−n−ブチルフッ化アンモニウムである、請求項3に記載の方法。
- 前記フッ化アンモニウム塩は、ポリマー性フッ化物試薬である、請求項2に記載の方法。
- 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記フッ化アンモニウム塩は前記溶媒中に0.05〜4モルの濃度で存在する、請求項2に記載の方法。
- 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記非ポリマー性フッ化物試薬は前記溶媒中に0.05〜4モルの濃度で存在する、請求項3に記載の方法。
- 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記テトラ−n−ブチルフッ化アンモニウムは前記溶媒中に0.05〜4モルの濃度で存在する、請求項4に記載の方法。
- 前記フッ化物試薬は溶媒を含み、前記ポリマー性フッ化物試薬は前記溶媒中に0.05〜4モルの濃度で存在する、請求項5に記載の方法。
- 前記溶媒は、水を含む、請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
- コンタクトレンズの表面上の前記シリコンは、前記反応前の前記コンタクトレンズの前記表面と比べて20%低減される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シリコーン成分は、式Iの化合物から選択され、
R1は、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、カーボネート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基をいずれも更に含み得る、反応性基、一価アルキル基、又は一価アリール基、及び、アルキル、ヒドロキシ、アミノ、オキサ、カルボキシ、アルキルカルボキシ、アルコキシ、アミド、カルバメート、ハロゲン、又はそれらの組み合わせから選択された官能基を更に含み得る、1〜100のSi−O繰り返し単位を含む一価シロキサン鎖、から独立して選択され、
b=0〜500であり、bが0以外のときに、bは、表示値と同等のモードを有する分配であると理解され、かつ
少なくとも1つのR1は、反応性基を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ(メタ)アクリルオキシプロピル末端、モノ−n−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;ビス−3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;(メタ)アクリルオキシプロピル末端ポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−(メタ)アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;モノメタクリルアミドプロピル末端、モノ−n−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;ビス−3−(メタ)アクリルアミド−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;(メタ)アクリルアミドプロピル末端ポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−(メタ)アクリルアミド−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−アルキル末端ポリジアルキルシロキサン;及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノメタクリレート末端ポリジメチルシロキサン;ビス−3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシプロピルポリジアルキルシロキサン;モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン;2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルオキシプロピル−トリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)プロピル−ビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、及び3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン;及びこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのシリコーン成分は、モノ−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)プロピル末端、モノ−ブチル末端ポリジアルキルシロキサン、及びモノメタクリルオキシプロピル末端モノ−n−ブチル末端ポリジメチルシロキサン、並びにこれらの混合物から選択される、請求項12に記載の方法。
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