JP6284841B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数本のセルの電力を電動作業機に供給可能な電源装置に関する。
セルに充電された電力を剪定バサミや生垣バリカン等の電動作業機に供給する電源装置が特許文献1に記載されている。特許文献1の電源装置は、図31に示すように、背負い式の布製の電源バック100を備えている。そして、電源バック100内にセルを備えるバッテリパック102と、前記バッテリパック102がスライド装着可能なように構成された装着ユニット104、及びコントローラ105とが収納されている。そして、コントローラ105に剪定バサミ等の中継コード(図示省略)が接続される出力コネクタ106が設けられている。上記構成により、剪定バサミ等の中継コードをコントローラ105の出力コネクタ106に接続した状態で、バッテリパック102の電力を剪定バサミ等に供給できるようになる。
特開2011−216304号公報
上記した電源装置では、バッテリパック102等を布製の電源バック100に収納する構成である。このため、例えば、電源装置を誤って落下させたときなどに、布製の電源バック100では衝撃を十分に吸収できず、バッテリパック102、及びセルに大きな衝撃が加わるようになる。特に、セルを多数本収納しているバッテリパック102の場合、重量が大きくなってバッテリパック102に加わる衝撃も大きくなり、故障の原因となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、電源装置が落下したときの衝撃を効果的に吸収できるようにして内部のセルに加わる衝撃を減少させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、複数本のセルの電力を電動作業機に供給可能な電源装置であって、前記複数本のセルを収納する箱形の内ケースと、前記内ケースを収納する箱形の外ケースとを備えており、前記内ケースは、内ケース本体部と、その内ケース本体部の開口を塞ぐ内ケース蓋とから構成されており、前記外ケースは、外ケース本体部と、その外ケース本体部の開口を塞ぐ外ケース蓋とから構成されており、前記内ケースを支える前記外ケースの支持部は、前記外ケース本体部と外ケース蓋との合わせ位置がある前記外ケースの側壁以外の位置で、前記外ケースの角部以外の位置に設けられている。
本発明によると、セルを収納する内ケースを支える外ケースの支持部は少なくとも外ケースの角部以外の位置に設けられている。このため、外ケースの角部の内側には、内ケースを支える支持部、及びリブ等が設けられておらず、空間となっている。したがって、電源装置が落下して外ケースの角部が床面に衝突すると、外ケースの角部が撓むことで衝撃がある程度吸収される。さらに、外ケースの角部の撓みが空間で吸収されるため、外ケースの角部に加わった衝撃が直接的に内ケースに加わらなくなる。このため、内ケースに収納されたセルに加わる衝撃を抑えることができる。
また、外ケースの側壁と内ケースの側壁とは連結されておらず、外ケースの側壁と内ケースの側壁間は空間となっている。したがって、電源装置が落下して外ケースの側壁が衝撃により撓んでも、その撓みが空間で吸収されて内ケースに直接的な衝撃が加わらなくなる。
請求項2の発明は、複数本のセルの電力を電動作業機に供給可能な電源装置であって、前記複数本のセルを収納する箱形の内ケースと、前記内ケースを収納する箱形の外ケースとを備えており、前記内ケースは、内ケース本体部と、その内ケース本体部の開口を塞ぐ内ケース蓋とから構成されており、前記外ケースは、外ケース本体部と、その外ケース本体部の開口を塞ぐ外ケース蓋とから構成されており、前記内ケースを支える前記外ケースの支持部は、前記外ケース本体部と外ケース蓋との合わせ位置がある前記外ケースの側壁以外の位置に設けられている。
請求項3の発明によると、外ケースの外ケース蓋と内ケースの内ケース蓋とは互いの天板部分が接続された状態で一体化されていることを特徴とする。このため、外ケース蓋の天板部分で内ケース蓋の天板部分が支持されるようになる。
請求項4の発明によると、外ケースの側壁と内ケースの側壁とは、前記外ケースの角部以外の位置で平行に設けられており、前記外ケースの角部の位置では前記外ケースの側壁が前記内ケースの側壁からさらに離れて非平行になる。即ち、外ケースの角部の空間が角部以外の空間よりも広くなるため、外ケースの角部の衝撃吸収性能が角部以外の衝撃吸収性能よりも高くなる。
請求項5の発明によると、外ケースの側壁と内ケースの側壁間の隙間寸法は、前記外ケースの角部の位置で前記外ケースの角部以外の位置よりも大きな値に設定されている。このため、外ケースの角部の衝撃吸収性能が向上する。
請求項6の発明によると、内ケースの角部を構成する側壁は平面円弧形に形成されており、前記平面円弧形の内ケースの側壁と前記外ケースの側壁間の隙間寸法は、前記内ケースの角部以外の側壁と前記外ケースの側壁間の隙間寸法よりも大きな値に設定されている。
請求項7の発明によると、内ケース内には、内ケース蓋側に広い空間が設けられるように、前記セルが収納されていることを特徴とする。このため、内ケースの内ケース蓋が衝撃で撓んでも、内ケース内のセルが内ケース蓋の撓みの影響を受け難くなる。
請求項8の発明によると、内ケース内には、セルと共に、セルの電圧を監視する保護回路の基板と、基板上の電気部品の放熱を行う放熱板とが収納されており、放熱板が内ケース蓋側に設けられていることを特徴とする。このため、内ケースの内ケース蓋が衝撃で撓んでも、その内ケース蓋が放熱板に当たることで、前記放熱板により衝撃をある程度吸収できるようになる。
本発明によると、電源装置が落下したときの衝撃を効果的に吸収できるようになり、内部のセルに加わる衝撃を小さくできる。
本発明の実施形態1に係る電源装置の全体斜視図である。 前記電源装置の電気回路を表す概略図である。 前記電源装置の装置本体部とアダプタ等とを表す斜視図である。 前記装置本体部の側面図である。 前記装置本体部の外ケース蓋を外した状態を表す斜視図である。 前記装置本体部の分解斜視図である。 前記装置本体部の脚部を表す斜視図である。 図7のVIII-VIII矢視断面図である。 図7のIX-IX矢視断面図である。 前記装置本体部のスタビライザーフックが掛かる部分の斜視図である。 前記装置本体部のスタビライザーフックが掛かる受け棒の斜視図である。 前記装置本体部の分解縦断面図(図6のXII-XII矢視断面図)である。 前記装置本体部の縦断面図である。 図13のXIV拡大図である。 前記装置本体部の外ケース蓋、内ケース蓋を内側から見た平面図である。 前記内ケース蓋に取付けられる残容量表示レンズと押ボタンとを表す斜視図である。 前記内ケース蓋に内ケース本体部がネジ止めされた状態で、外ケース蓋の内側を見た斜視図である。 前記外ケース本体部と内ケース本体部とのネジ止め構造等を表す斜視図である。 前記外ケース本体部と外ケース蓋とのネジ止め構造を表す斜視図である。 メインスイッチの取付け構造を表す縦断面図である。 コネクタの取付け構造を表す縦断面図である。 防水クランプを表す縦断面図である。 セルの電気的な接続と平面配置とを表す模式図である。 セルホルダの分解斜視図である。 セルホルダの分解斜視図である。 前記外ケース本体部に収納された内ケース本体部と、その内ケース本体部に収納されたセルホルダ、及び補助基板の配置を表す斜視図である。 セルホルダのリード板と補助基板、本体基板との連結構造を表す詳細図である。 セルホルダと内ケース本体部(セル収納部)の内側壁との嵌合状態を表す側面図である。 前記外ケース本体部に収納された内ケース本体部と、その内ケース本体部のセル収納部に収納された本体基板を表す斜視図である。 セルホルダ、補助基板、及び本体基板等との関係を表す斜視断面図である。 従来の電源装置を表す側面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図30に基づいて、本発明の実施形態1に係る電源装置10の説明を行う。本実施形態に係る電源装置10は、セルの電力を電動作業機である電動ブロア3に供給する装置であり、作業者が背負って持ち運べるように構成されている。
ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、電源装置10の装置本体部20を起立させた状態(背負った状態)における前後左右、及び上下に対応している。
<電源装置10の概要について>
電源装置10は、図1に示すように、装置本体部20と、その装置本体部20を背負うための肩ベルト12、腰ベルト13、及び背面プレート部14からなるハーネス11と、装置本体部20の出力ケーブル21を電動ブロア3に接続するためのアダプタ16とから構成されている。装置本体部20は、その装置本体部20の前面側がハーネス11の背面プレート部14にネジ止め可能に構成されている。アダプタ16は、電動ブロア3のバッテリ接続部3bにスライド接続可能なように、電動ブロア3用のバッテリパック(図示省略)と等しい形状、及び等しい端子構造で製作されている。また、アダプタ16には、装置本体部20の出力ケーブル21のコネクタ21cと接続可能なコネクタ16cを備えるリードケーブル16rが設けられている。
<装置本体部20の電気回路の概要について>
装置本体部20の電気回路は、図2に示すように、並列に接続された二組のセル接続回路50と保護回路60等とを備えている。一組のセル接続回路50は、並列に接続された3本のセル52からなるセル集合体520を直列に10セット接続することにより構成されている。即ち、一組のセル接続回路50は、3本×10セット=30本のセル52から構成されている。保護回路60は、セル接続回路50の各セル52の電圧信号、及び温度信号を制御マイコン70に送信するとともに、制御マイコン70からの出力信号に基づいてセル52の放電を制御する。二組のセル接続回路50は、図2に示すように、電源線21p,21nに接続されており、それらの電源線21p,21nが雑音防止用のフェライトコア21fに通された後、出力ケーブル21に接続されている。ここで、前記フェライトコア21fは、図5等に示すように、後記する内ケース40のケース本体部45における左右の下端部の収納スペースに設けられている。また、二組のセル接続回路50は電源線21p,21nを介して充電回路80に接続されている。充電回路80は、外部電源(図示省略)と接続可能に構成されたコネクタ82を備えている。
制御マイコン70は、各セル52の電圧信号、及び温度信号に基づいて、保護回路60、及び充電回路80に対してセル52の放電、あるいは充電を制御する信号を出力できるように構成されている。制御マイコン70には、図2に示すように、メインスイッチ72と残容量表示スイッチ74とが接続されている。メインスイッチ72がオンされると、制御マイコン70は保護回路60に対して放電許可信号を出力する。これにより、保護回路60は放電許可信号を受けてFET62pをオンする。この結果、セル52の放電が可能になる。また、メインスイッチ72がオフされると、制御マイコン70は保護回路60に対して放電禁止信号を出力し、保護回路60はFET62pをオフしてセル52の放電を禁止する。残容量表示スイッチ74が押ボタン74hを介してオンされると、制御マイコン70はLED表示部76に対して信号を出力する。これにより、LED表示部76はLEDによりセル52の残容量を表示する。
<装置本体部20の外ケース30について>
装置本体部20は、二組のセル接続回路50及び保護回路60と充電回路80と制御マイコン70等とを収納する樹脂製の内ケース40と、その内ケース40を収納する樹脂製の外ケース30とを備えている。外ケース30は、図3、図4等に示すように、前後方向を厚み方向、左右方向を幅方向、及び上下方向を縦方向とした略直方体の箱状に形成されており、厚み寸法よりも幅寸法が大きく、幅寸法よりも縦寸法が大きく設定されている。外ケース30の上部の左右両側には、上方に張出す張出し部30sが形成されており、左右の張出し部30sの間に軸状のグリップ部30tが渡されている。このため、グリップ部30tを握って外ケース30を持つことも可能になる。また、外ケース30の下部の左右両側には、下方に張出してその外ケース30を起立保持可能に構成された脚部30kが設けられている。
外ケース30は、図5、図6等に示すように、外ケース本体部35と外ケース蓋31とを備えている。外ケース本体部35は後方(図5の紙面視上方)に向けて開放された角形の開放容器状に形成されており、外ケース蓋31は前方(図5の紙面視下方)に向けて開放された角形の開放容器状に形成されている。そして、外ケース本体部35と外ケース蓋31とが前後から相互に合わせられるように構成されている。そして、外ケース本体部35と外ケース蓋31との合わせ位置35a,31aには、図5〜図7等に示すように、左右の脚部30kの間にスイッチ用開口35s,31sとコネクタ用開口35c,31cとが間隔をおいて形成されている。即ち、スイッチ用開口35s,31sとコネクタ用開口35c,31cとは、脚部30kの接地面30zより高い位置に形成されている。スイッチ用開口35s,31sは、メインスイッチ72(図2参照)の操作部を通すための開口であり、外ケース本体部35側の半円開口部35sと外ケース蓋31側の半円開口部31sとが合わせられることにより構成される。コネクタ用開口35c,31cは、充電回路80のコネクタ82を通すための開口であり、外ケース本体部35側の半円開口部35cと外ケース蓋31側の半円開口部31cとが合わせられることにより構成される。
外ケース30の脚部30kは、図7等に示すように、外ケース本体部35のケース側脚部35kと外ケース蓋31の蓋側脚部31kとが合わせ位置35a,31aで合わせられることにより構成されている。そして、ケース側脚部35kと蓋側脚部31kとの合わせ位置35a,31aであって脚部30kの接地面30zには、図9に示すように、外ケース30の外部と内部とを連通させる排水穴32が形成されている。なお、脚部30kの接地面30z以外では、外ケース本体部35と外ケース蓋31との合わせ位置35a,31aは、図8に示すように、水が入り難いように嵌め合わされている。排水穴32は、図9に示すように、ケース内側開口32nと、ケース外側開口32eと、両開口32n,32eをつなぐ断面略Z字形に折り曲げられた排水通路32tとから構成されている。このように、脚部30kの接地面30zに排水穴32が形成されているため、外ケース30内に浸入して脚部30k内に溜った水を効果的に排水できるようになる。また、排水穴32の排水通路32tが断面略Z字形に折り曲げられているため、外から埃等が排水穴32から外ケース30内に入り難くなる。
外ケース30の上部に設けられた左右の張出し部30sには、図10に示すように、ハーネス11のスタビライザーフック(図示省略)が掛けられる受け棒36が設けられている。受け棒36は、図11に示すように、左右方向に延びる直線部36yと、その直線部36yの両端部で下方に約90°折り曲げられた後、さらにその先端が前方に約90°折り曲げられた屈曲部36sとを備えている。そして、受け棒36における左右の屈曲部36sの先端が、図10に示すように、それぞれ外ケース30の外ケース本体部35の内側に形成された円筒支持部35tに嵌め込まれている。このため、仮に外ケース30の張出し部30sに衝撃等が加わっても、受け棒36が前後左右、及び上下に動き難くなる。
外ケース30の外ケース本体部35の底板35b(装置本体部20の前面側)は、図1に示すように、ハーネス11の背面プレート部14にネジ止め可能に構成されている。図6に示すように、外ケース本体部35の底板35bは、ハーネス11の背面プレート部14に対して周縁部分がネジ止めされるように構成されており、その周縁部分よりも内周側が背面プレート部14に対して若干凹面形状となるように構成されている。外ケース本体部35の底板35bの凹面形状となる部分は薄肉化されている。そして、外ケース本体部35の内側には、底板35bの薄肉部分に補強用の格子状リブ35rが形成されている。
また、外ケース本体部35の内側には、図6に示すように、下端中央位置に漏斗状に形成された電線用開口35jが形成されている。電線用開口35jは、後記する内ケース40の内ケース本体部45から引き出された出力ケーブル21が通される開口である。電線用開口35jは、外ケース本体部35の内側の開口が小径であり、図22に示すように、外ケース本体部35の外側の開口が拡開するように構成されている。電線用開口35jの外側の開口は、図4、及び図22に示すように、外ケース本体部35の下部外側に形成された段差状凹部35dの位置に設けられている。このため、電線用開口35jを通って外ケース本体部35の外部に引き出された出力ケーブル21は、図4に示すように、外ケース本体部35の段差状凹部35dに収められ、邪魔にならなくなる。ここで、出力ケーブル21の長さ寸法は、図3に示すように、外ケース本体部35の電線用開口35jからその外ケース本体部35の周囲に沿って張出し部30sを超える位置まで到達できる長さ寸法に設定されている。
<装置本体部20の内ケース40について>
内ケース40は、図12、図13等に示すように、外ケース30の内側で二組のセル接続回路50(セルホルダ54)及び保護回路60と充電回路80と制御マイコン70等とを収納する防水性のケースである。内ケース40は、周囲、及び底側に空間Sを設けた状態で外ケース30に収納されるように構成されており、内ケース本体部45と内ケース蓋41とを備えている。内ケース本体部45は、後方(図12の紙面視上方)に向けて開放された角形の開放容器状に形成されている。内ケース蓋41は、内ケース本体部45に後方(図12の上方)から合わせられる角形の開放容器状に形成されており、図12に示すように、外ケース30の外ケース蓋31と天井部分を共通化した状態で、その外ケース蓋31と一体成形されている。即ち、外ケース蓋31の天井部分が本発明の外ケースの支持部に相当する。そして、内ケース本体部45に対する内ケース蓋41の合わせ位置には、図14に示すように、周方向に連続して延びる突条41aが形成されている。また、内ケース蓋41に対する内ケース本体部45の合わせ位置には、内ケース蓋41の突条41aが嵌合する溝部45aが周方向に連続して形成されている。そして、図13に示すように、内ケース蓋41が内ケース本体部45に合わせられ、図14に示すように、内ケース蓋41の突条41aが内ケース本体部45の溝部45aと嵌合することで、内ケース40の防水性能が向上する。
内ケース蓋41は、図15に示すように、外ケース30の外ケース蓋31の張出し部30s、及び蓋側脚部31kに対して中央寄りの位置に配置されている。そして、内ケース蓋41の側壁41wと外ケース蓋31の側壁31wとの間に空間Sが形成されている。上記したように、内ケース蓋41は、外ケース30の外ケース蓋31の中央寄りの位置に配置されているため、内ケース蓋41の側壁41wと外ケース蓋31の側壁31w間の空間Sは外ケース蓋31の角部の内側、即ち、左右の張出し部30s、脚部30kの内側で大きくなる。また、内ケース蓋41の側壁41wの高さ寸法は、図12等に示すように、外ケース蓋31の側壁31wの高さ寸法よりも十分小さな値に設定されている。このため、内ケース蓋41の合わせ位置に形成された突条41aは、外ケース蓋31の合わせ位置31aに対して外ケース蓋31の深さ方向内側に入り込んでいる。このため、図13に示すように、内ケース蓋41と内ケース本体部45とが合わせられた状態で、内ケース40の合わせ位置41a,45aは外ケース30の外ケース蓋31の深さ方向内側に入り込むようになる。したがって、外ケース30の合わせ位置31a,35aから仮に水が浸入しても、その水が内ケース40の合わせ位置41a,45aに掛かり難くなる。
内ケース蓋41の合わせ位置、即ち、突条41aの部分には、図15に示すように、平面円筒形のネジ穴41nが、例えば、12個、周方向に等間隔で形成されている。そして、内ケース蓋41の各々のネジ穴41nに対して、図17に示すように、内ケース本体部45の合わせ位置、即ち、溝部45aの部分に設けられた各々のネジ45n(図6参照)がネジ止めされるように構成されている。そして、各々のネジ45nがネジ穴41nに対してネジ止めされた状態で、内ケース蓋41の突条41aが内ケース本体部45の溝部45aと嵌合して防水性の内ケース40が構成される。また、この状態で、内ケース40は、図17に示すように、外ケース30の外ケース蓋31に固定される。
内ケース本体部45は、図6、図12等に示すように、角形の開放容器状に形成されたセル収納部450と、セル収納部450の開口周縁に形成された枠状部452とから構成されている。内ケース本体部45の枠状部452は、図12に示すように、横壁452yと縦壁452wとにより断面略L字形に形成されている。そして、内ケース本体部45の枠状部452の縦壁452wには、その上端位置に内ケース蓋41の突条41aが嵌合する溝部45aが形成されている。また、内ケース本体部45の枠状部452の縦壁452wには、図6に示すように、前記ネジ45nを溝部45aの所定位置に保持するネジ保持筒部452tが形成されている。
内ケース本体部45の枠状部452の横壁452yは、図12、及び図17に示すように、その横壁452yの位置からセル収納部450の底板450bの方向に延びる支持筒部453によって支持されている。支持筒部453は、図17に示すように、内ケース本体部45の枠状部452の左側に等間隔で3本、右側に等間隔で3本設けられている。そして、支持筒部453は、その支持筒部453の外周面がリブ等によりセル収納部450の外壁面に固定されている。外ケース30の外ケース本体部35には、図12、図13に示すように、内ケース本体部45の支持筒部453に対応する位置に6本の支柱部353が設けられている。6本の支柱部353は、外ケース本体部35内で底板35bに対して直角に立設されている。さらに、6本の支柱部353は、図6に示すように、外ケース本体部35の角部、即ち、左右の張出し部30s、脚部30k以外の位置に設けられている。
内ケース本体部45の支持筒部453が外ケース本体部35の支柱部353に支持された状態で、図13に示すように、内ケース本体部45の側壁と外ケース本体部35の側壁との間には空間Sが形成される。また、内ケース本体部45の底板450bと外ケース本体部35の底板35bとの間にも空間が形成されるようになる。外ケース本体部35の支柱部353内には、図18に示すように、外ケース本体部35の支柱部353を内ケース本体部45の支持筒部453にネジ止めするためのネジ353nが収納されている。これにより、外ケース本体部35の支柱部353を内ケース本体部45の支持筒部453にネジ止めすることで、外ケース本体部35を内ケース本体部45に連結できる。即ち、外ケース本体部35を内ケース本体部45、内ケース蓋41(内ケース40)を介して外ケース蓋31(外ケース30)に連結できるようになる。また、外ケース30の外ケース蓋31と外ケース本体部35とは、図19に示すように、外ケース30の角部、即ち、左右の張出し部30sと脚部30kとの位置において、連結筒部31z,35zを利用して直接的にネジ止めされるように構成されている。即ち、外ケース本体部35の6本の支柱部353が本発明における外ケースの支持部に相当する。
内ケース40の内ケース本体部45(セル収納部450)には、図17に示すように、外ケース30のスイッチ用開口35s,31sとコネクタ用開口35c,31cとに対応する位置にスイッチ用開口455とコネクタ用開口456とが形成されている。また、内ケース本体部45のセル収納部450には、外ケース本体部35の電線用開口35jに対応する位置に電線用開口457が形成されている。
内ケース本体部45(セル収納部450)のスイッチ用開口455は、図20に示すように、メインスイッチ72の本体軸部72jが通される開口である。メインスイッチ72は、図2に示すように、セル52の放電、及び放電停止を行う防水スイッチであり、本体軸部72jの先端側に大径のフランジ部72fが設けられている。そして、フランジ部72fの半径方向内側に、そのフランジ部72f、及び本体軸部72jに対して相対移動可能に構成された操作部72pが設けられている。メインスイッチ72の本体軸部72jには外周面に雄ネジが形成されており、その雄ネジに押さえナット72nが螺合されるように構成されている。また、メインスイッチ72の本体軸部72jの周囲にはリング状のシール材(弾性体(図示省略))がセットされて、フランジ部72fに重ねられている。このため、メインスイッチ72の本体軸部72jをセル収納部450のスイッチ用開口455に通し、本体軸部72jの雄ネジに押さえナット72nを螺合させることで、水密な状態でメインスイッチ72をスイッチ用開口455に取付けることができる。そして、この状態で、メインスイッチ72の操作部72pを外ケース30のスイッチ用開口35s,31sの位置で操作できるようになる。
内ケース本体部45のセル収納部450のコネクタ用開口456は、図21に示すように、充電回路80のコネクタ82を通すための開口である。コネクタ82は、防水性の蓋付コネクタであり、蓋部82cと、コネクタ本体部82xとから構成されている。コネクタ本体部82xには、軸方向途中位置にリング状のフランジ部82fが形成されており、そのフランジ部82fより先端側がセル収納部450の内側からコネクタ用開口456に通されるようになっている。コネクタ用開口456から外部に突出したコネクタ本体部82xの先端部分には外周面に雄ネジが形成されている。そして、コネクタ本体部82xの先端部分にリング状のシール材(弾性体(図示省略))がセットされた後、雄ネジに押さえナット82nが螺合されるようになっている。これにより、コネクタ82(コネクタ本体部82x)を水密な状態でコネクタ用開口456に取付けることができる。なお、この状態で、コネクタ本体部82xの先端部分は外ケース30のコネクタ用開口35c,31cから外部に突出するようになる。
内ケース本体部45のセル収納部450の電線用開口457は、図22に示すように、出力ケーブル21を通すための開口である。電線用開口457には、その電線用開口457と出力ケーブル21間をシールするための防水クランプ25がセットされる。防水クランプ25は、出力ケーブル21が挿入された状態で電線用開口457に通される円筒状部材であり、外周面に雄ネジが形成された円筒部25jと、円筒部25jの一端に同軸に形成されたフランジ部25fを備えている。そして、防水クランプ25の円筒部25jが出力ケーブル21と共にセル収納部450の電線用開口457に通された状態で、円筒部25jの雄ネジに押さえナット25nが螺合される。そして、押さえナット25nを締め付けることで防水クランプ25のフランジ部25fが電線用開口457の周縁に圧接されて、防水クランプ25と電線用開口457間がシールされる。
<内ケース本体部45に対するセル接続回路50等の収納について>
図23は、二組のセル接続回路50をセル52の配置に合わせて模式的に表した回路図である。ここで、一つのセル記号は並列に接続された3本のセル52からなるセル集合体520を表している。前述のように、一組のセル接続回路50は、並列に接続された3本のセル52からなるセル集合体520を直列に10セット接続することにより構成されている。そして、各々のセル52の+電極、−電極の電圧信号、即ち、No.1〜No.11部分の電圧信号が保護回路60の基板62,64に入力されるようになっている。一組のセル接続回路50を構成するセル52は、図24、図25に示すように、一つのセルホルダ54に収納されている。セルホルダ54は、左右両側が開放された筒枠状に形成されており、セルホルダ54の左右寸法がセル52の軸長寸法(+、−電極間寸法)にほぼ等しい値に設定されている。
セルホルダ54には、セル52が前後方向(図24等の紙面視上下方向)に3段積された状態で、その3段積されたセル集合体520が上下方向(長手方向)に10列並べられた状態で収納されている。そして、セルホルダ54の左右両側にリード板55が設けられている。リード板55は、各セル52の+電極、−電極の電圧信号を保護回路60の基板62,64に入力するための導体製の平板である。リード板55は、セル52の+電極、−電極に溶接されるリード板本体部55eと、そのリード板本体部55eから後方(図24等の紙面視上方)に突出して本体基板62、あるいは補助基板64に接続されるターミナル部55cとから構成されている。例えば、No.2〜No10部分のリード板55の場合、図23、図24等に示すように、3本のセル52の+電極と、別の3本のセル52の−電極とが溶接により接続されるように構成されている。また、No.1部分のリード板55の場合、図23、図25に示すように、3本のセル52の+電極が溶接により接続されるように構成されている。さらに、No.11部分のリード板55の場合、図23、図25に示すように、3本のセル52の−電極が溶接により接続されるように構成されている。
セルホルダ54にセル52が収納され、No.1〜No.11部分のリード板55がそれぞれセル52の+電極、−電極に接続されると、図24、図25に示すように、セルホルダ54の左右の開口部が側面蓋57によって塞がれる。左右の側面蓋57の表面には、所定位置に前後方向(図24等の紙面視上下方向)に延びる複数本の突条57rが設けられている。そして、二組のセルホルダ54が、図26に示すように、内ケース本体部45のセル収納部450に収納される際に、左側のセルホルダ54における右側の側面蓋57の突条57rと、右側のセルホルダ54における左側の側面蓋57の突条57rとが嵌合するようになる。これにより、左右のセルホルダ54が長手方向(上下方向)に相対移動不能となる。また、内ケース本体部45のセル収納部450には、左右の内側壁に、図28に示すように、各々のセルホルダ54の側面蓋57の突条57rと嵌合できるように構成された縦リブ450rが形成されている。これにより、内ケース本体部45のセル収納部450に収納された左右のセルホルダ54はセル収納部450に対して長手方向(上下方向)、及び前後方向に相対移動不能となる。
内ケース本体部45のセル収納部450に左右のセルホルダ54が収納されると、図23の配線模式図に示すように、左側のセルホルダ54のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55と、右側のセルホルダ54のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55とがセル収納部450の左右方向中央部に配置される。また、左側のセルホルダ54のNo.1、No.3、No.5、No.7、No.9、No.11部分のリード板55がセル収納部450の左側に配置される。さらに、右側のセルホルダ54のNo.1、No.3、No.5、No.7、No.9、No.11部分のリード板55がセル収納部450の右側に配置される。
そして、セル収納部450の中央部に配置された左右のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55上には、図26に示すように、保護回路60の補助基板64が配置される。補助基板64は、中央部に配置されたリード板55により導かれたセル52の電圧信号、及びセル温度信号等を保護回路60の本体基板62に伝送するための基板である。補助基板64は、図26に示すように、帯板状に形成されており、左右のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10のリード板55の配置に合わせて幅寸法が設定されている。また、補助基板64の表面中央には、本体基板62の裏面中央に設けられた信号コネクタ62zに接続される信号コネクタ64zが設けられている。セル収納部450の左右端部に配置されたNo.1、No.3、No.5、No.7、No.9、No.11部分のリード板55上には、図29、図30に示すように、保護回路60の本体基板62が配置される。本体基板62は、セル収納部450の平面サイズにほぼ等しいサイズで形成されている。
左右のセルホルダ54には、図24、図25に示すように、各リード板55のターミナル部55cに対応する位置に柱状の基板支持部54pが形成されている。セルホルダ54の基板支持部54pは、図27に示すように、先端面54sでリード板55のターミナル部55cと、本体基板62、あるいは補助基板64の裏面を支えられるように構成されている。ここで、補助基板64を支える中央部のセルホルダ54の基板支持部54pは、本体基板62を支える左右端のセルホルダ54の基板支持部54pよりも高さ寸法が一定寸法だけ小さく設定されている。また、セルホルダ54の基板支持部54pの内部には、前記基板62,64を固定するネジ63が螺合されるナット54nがインサートされている。さらに、本体基板62、あるいは補助基板64の裏面には、セルホルダ54の基板支持部54pに支えられる部分に回路の導体部分62d,64dが設けられている。
このため、左右のセルホルダ54のNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55上に補助基板64をセットすると、図27に示すように、それらのリード板55のターミナル部55cがセルホルダ54の基板支持部54pと補助基板64との間に挟まれるようになる。この状態で、補助基板64をセルホルダ54の基板支持部54pにネジ止めすることで、前記リード板55のターミナル部55cが補助基板64の導体部分64dに電気的に接続される。即ち、前記ネジ63と、セルホルダ54の基板支持部54pにインサートされたナット54nとが本発明の機械的な連結機構に相当する。
上記したように、補助基板64を支える中央部のセルホルダ54の基板支持部54pは、本体基板62を支える左右端のセルホルダ54の基板支持部54pよりも高さ寸法が一定寸法だけ小さく設定されている。このため、図30に示すように、補助基板64がセルホルダ54にセットされた後で、その補助基板64の外側から本体基板62を補助基板64と平行に左右のセルホルダ54にセットできるようになる。ここで、補助基板64の外側から本体基板62をセットする際に、補助基板64の信号コネクタ64zに対して本体基板62の信号コネクタ62zが、図12、図13に示すように、接続される。
そして、左右のセルホルダ54のNo.1、No.3、No.5、No.7、No.9、No.11部分のリード板55上に本体基板62がセットされることで、図27に示すように、それらのリード板55のターミナル部55cがセルホルダ54の基板支持部54pと本体基板62との間に挟まれるようになる。この状態で、本体基板62をセルホルダ54の基板支持部54pにネジ止めすることで、前記リード板55のターミナル部55cが本体基板62の導体部分62dと電気的に接続されるようになる。ここで、上記したように、セル収納部450の中央部に配置されたNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55の電圧信号は、補助基板64を介して本体基板62に伝送される。このため、本体基板62の中央部にNo.2、No.4、No.6、No.8、No.10部分のリード板55の接続部を設ける必要がなくなる。これにより、本体基板62の回路設計を簡単化できる。
本体基板62には、図2に示すように、二組の保護回路60が設けられており、さらに前記保護回路60を制御するための制御マイコン70が装着されている。また、本体基板62には、図29、図30に示すように、残容量表示スイッチ74とLED表示部76とが設けられている。残容量表示スイッチ74とLED表示部76とは、本体基板62の上部中央に設けられている。そして、図15に示すように、内ケース40の内ケース蓋41(外ケース蓋31)の天井部分には、残容量表示スイッチ74に対応する位置に押ボタン74hが設けられており、LED表示部76のLEDに対応する位置に残容量表示レンズ76eが設けられている。押ボタン74hと残容量表示レンズ76eとは、図16に示すように、可撓性を有する樹脂により一体成形されて、内ケース40の内ケース蓋41(外ケース蓋31)の天井部分に設けられた開口部分に嵌め込まれている。また、本体基板62の左右端には、図29等に示すように、保護回路60を構成する複数のFET62pが設けられている。そして、前記FET62pを冷却する放熱板62yが、図12、図13等に示すように、FET62pの表面に接触した状態で空間を介して本体基板62を覆うように設けられている。即ち、FET62pは、本体基板62と放熱板62yとの間に挟み込まれている。
<本実施形態に係る電源装置10の長所について>
本実施形態に係る電源装置10によると、外ケース30は樹脂製で可撓性を有している。さらに、セル52を収納する内ケース40を支える外ケース30の支持部、即ち、外ケース蓋31の天井部分、外ケース本体部35の6本の支柱部353は少なくとも外ケース30の角部以外の位置に設けられている。このため、外ケース30の角部の内側には、内ケース40を支える支持部、及びリブ等が設けられておらず、空間Sとなっている。したがって、電源装置10が落下して外ケース30の角部が床面に衝突すると、外ケース30の角部が撓むことで衝撃がある程度吸収される。さらに、外ケース30の角部の撓みが空間Sで吸収されるため、外ケース30の角部に加わった衝撃が直接的に内ケース40に加わらなくなる。このため、内ケース40に収納されたセル52に加わる衝撃を抑えることができる。
また、内ケース40を支える外ケース30の支持部は、外ケース本体部35と外ケース蓋31との合わせ位置31a,35aがある外ケース30の側壁以外の位置に設けられている。このため、外ケース30の側壁と内ケース40の側壁とは連結されておらず、外ケース30の側壁と内ケース40の側壁間は空間Sとなっている。したがって、電源装置10が落下して外ケース30の側壁が衝撃により撓んでも、その撓みが空間Sで吸収されて内ケース40に直接的な衝撃が加わらなくなる。また、内ケース40内には、内ケース蓋41側に広い空間が設けられるように、セル52が収納されている。このため、内ケース40の内ケース蓋41が衝撃で撓んでも、内ケース40内のセル52が内ケース蓋41の撓みの影響を受け難くなる。また、内ケース40内には、セル52と共に、セル52の電圧を監視する保護回路60の本体基板62、補助基板64と、本体基板62上のFET62pの放熱を行う放熱板62yとが収納されている。そして、放熱板62yが内ケース蓋41側に設けられている。このため、内ケース40の内ケース蓋41が衝撃で撓んでも、その内ケース蓋41が放熱板62yに当たることで、前記放熱板62yにより衝撃をある程度吸収できるようになる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態では、内ケース40の内ケース蓋41の天井部分と外ケース30の外ケース蓋31の天井部分とが共通となるように内ケース蓋41と外ケース蓋31とを一体成形する例を示した。しかし、内ケース蓋41の天井部分と外ケース30の外ケース蓋31の天井部分と間に空間を形成し、外ケース蓋31の内側に形成した複数本の支柱部により内ケース蓋41を支える構成でも可能である。また、本実施形態では、内ケース40の内ケース本体部45を外ケース30の外ケース本体部35に設けられた6本の支柱部353で支える例を示した。しかし、外ケース本体部35に支柱部353を設ける代わりに、外ケース本体部の底板と内ケース本体部45の底板とを連結する構成でも可能である。また、外ケース本体部の底板と内ケース本体部45の底板とを一体化する構成でも可能である。さらに、本実施形態では、電動作業機の一例として電動ブロア3を例示したが、前記電動作業機には、電動ヘッジトリマ、電動刈り払い機、電動芝刈り機、電動チェーンソー、電動レシプロソー、電動グラインダのみならず、電動マルノコ、電動ドリル、電動ドライバ等の電動工具も含むものとする。
3・・・・・電動ブロア(電動作業機)
10・・・・電源装置
30・・・・外ケース
31w・・・側壁
31・・・・外ケース蓋
35・・・・外ケース本体部
35b・・・底板
353・・・支柱部(外ケースの支持部)
40・・・・内ケース
41・・・・内ケース蓋
45・・・・内ケース本体部
52・・・・セル
60・・・・保護回路
62y・・・前記放熱板
62・・・・本体基板
64・・・・補助基板

Claims (8)

  1. 複数本のセルの電力を電動作業機に供給可能な電源装置であって、
    前記複数本のセルを収納する箱形の内ケースと、
    前記内ケースを収納する箱形の外ケースとを備えており、
    前記内ケースは、内ケース本体部と、その内ケース本体部の開口を塞ぐ内ケース蓋とから構成されており、
    前記外ケースは、外ケース本体部と、その外ケース本体部の開口を塞ぐ外ケース蓋とから構成されており、
    前記内ケースを支える前記外ケースの支持部は、前記外ケース本体部と外ケース蓋との合わせ位置がある前記外ケースの側壁以外の位置で、前記外ケースの角部以外の位置に設けられている電源装置。
  2. 複数本のセルの電力を電動作業機に供給可能な電源装置であって、
    前記複数本のセルを収納する箱形の内ケースと、
    前記内ケースを収納する箱形の外ケースとを備えており、
    前記内ケースは、内ケース本体部と、その内ケース本体部の開口を塞ぐ内ケース蓋とから構成されており、
    前記外ケースは、外ケース本体部と、その外ケース本体部の開口を塞ぐ外ケース蓋とから構成されており、
    前記内ケースを支える前記外ケースの支持部は、前記外ケース本体部と外ケース蓋との合わせ位置がある前記外ケースの側壁以外の位置に設けられている電源装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された電源装置であって、
    前記内ケースの内ケース蓋と前記外ケースの外ケース蓋とは互いの天板部分が接続された状態で一体化されている電源装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された電源装置であって、
    前記外ケースの側壁と前記内ケースの側壁とは、前記外ケースの角部以外の位置で平行に設けられており、前記外ケースの角部の位置では前記外ケースの側壁が前記内ケースの側壁からさらに離れて非平行になる電源装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された電源装置であって、
    前記外ケースの側壁と前記内ケースの側壁間の隙間寸法は、前記外ケースの角部の位置で前記外ケースの角部以外の位置よりも大きな値に設定されている電源装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された電源装置であって、
    前記内ケースの角部を構成する側壁は平面円弧形に形成されており、
    前記平面円弧形の内ケースの側壁と前記外ケースの側壁間の隙間寸法は、前記内ケースの角部以外の側壁と前記外ケースの側壁間の隙間寸法よりも大きな値に設定されている電源装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された電源装置であって、
    前記内ケース内には、内ケース蓋側に広い空間が設けられるように、前記セルが収納されていることを特徴とする電源装置。
  8. 請求項7に記載された電源装置であって、
    前記内ケース内には、前記セルと共に、前記セルの電圧を監視する保護回路の基板と、前記基板上の電気部品の放熱を行う放熱板とが収納されており、
    前記放熱板が内ケース蓋側に設けられていることを特徴とする電源装置。
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