JP6283983B2 - 電動車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、誘導モータによって駆動する電動車両の制御装置に関し、詳しくは、誘導モータのすべりを制御することで、車両旋回時において旋回アシストを行うように構成された電動車両の制御装置に関する。
車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収する差動機構として、一般的にデファレンシャルギアが用いられる。しかしながら、デファレンシャルギアは、複数の歯車を組み合わせて構成される装置であり、装置重量が重い。このため、モータを駆動源とする電動車両にあっては、モータの回転数を制御することによって、車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収することが行われる場合がある。
例えば、特許文献1には、誘導モータによって駆動する電動車両において、左右の車輪に対応して、誘導モータ及びインバータが2台ずつ設けられた電動車両の制御装置が開示されている。そして、車両旋回時においては、各インバータから各誘導モータへと供給される交流電圧の周波数を夫々制御することで、車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収している。
また特許文献2には、誘導モータによって駆動する電動車両において、2個の回転子を備える1台の誘導モータと、該誘導モータに交流電圧を供給する1台のインバータとを備えた電動車両の制御装置が開示されている。そして、車両旋回時においては、インバータから誘導モータへと供給される交流電圧の周波数を制御することで、車両旋回時において外輪トルクが内輪トルクよりも大となるようなすべりを選択し、これにより車両旋回時における外輪と内輪との回転数差に起因する車両の不安定な挙動を緩和している。
特開昭63−195033号公報 特開平4−183204号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、2台の誘導モータに対してそれぞれインバータを備える必要があるため、装置重量の増加要因となる。
これに対して特許文献2の発明は、1台のインバータで2個の回転子を制御するものであり、特許文献1の発明のものよりも装置重量を小さくすることが出来る。しかしながら車両旋回時において、車両の挙動に関わらず常に外輪トルクの方が内輪トルクよりも大となるようなすべりを選択するように構成されているため、例えば車両旋回時に車両がオーバーステア状態となった場合に、これを立て直すのが難しいとの問題がある。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、上述したような従来技術の問題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、装置重量の小さい構成で車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収することが出来るとともに、車両旋回時に車両の挙動に応じた所望の旋回アシストを選択することが出来る、電動車両の制御装置を提供することにある。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、上述した目的を達成するために、
誘導モータ群によって駆動する電動車両の制御装置において、
前記電動車両の左右輪をそれぞれ駆動させる前記誘導モータ群の第1回転子及び第2回転子と、
前記第1回転子及び前記第2回転子の外周にそれぞれ配置され、回転磁界を発生させる第1固定子及び第2固定子と、
前記第1回転子及び前記第2回転子のモータトルクを制御するモータ制御ユニットと、を備え、
前記モータ制御ユニットは、
前記電動車両の旋回時において前記第1回転子の前記モータトルクが前記第2回転子の前記モータトルクよりも大となる第1旋回アシストモード、及び前記電動車両の旋回時において前記第2回転子の前記モータトルクが前記第1回転子の前記モータトルクよりも大となる第2旋回アシストモード、のいずれか一方を選択するアシストモード選択部と、
選択された旋回アシストモードに対応するように前記第1回転子の回転速度と前記第1固定子の回転磁界速度との差により決定される第1のすべり及び前記第2回転子の回転速度と前記第2固定子の回転磁界速度との差により決定される第2のすべりを設定するすべり設定部と、
を有している。
このように構成される電動車両の制御装置は、第1回転子及び第2回転子のモータトルクを制御するモータ制御ユニットを備えるとともに、このモータ制御ユニットは、電動車両の旋回時において第1回転子のモータトルクが第2回転子のモータトルクよりも大となる第1旋回アシストモード、及び電動車両の旋回時において第2回転子のモータトルクが第1回転子のモータトルクよりも大となる第2旋回アシストモード、のいずれか一方を選択するアシストモード選択部と、選択された旋回アシストモードに対応するように第1回転子及び第2回転子のすべりを選択するすべり設定部と、を有している。このため、車両旋回時における車両の挙動に応じて、第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択することが可能となっている。
しかも、上記モータ制御ユニットが、単一のインバータから供給される交流電流の周波数を制御することによって第1回転子及び第2回転子のモータトルクを制御するように構成されていれば、デファレンシャルギアや2台のインバータを備える必要がなく、装置重量の小さい構成で車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収することが出来る。
上記アシストモード選択部における旋回アシストモードの選択方法としては、センサ類で車両の挙動を検知して旋回アシストモードを自動選択する場合の他に、運転手によるマニュアル操作によって人為的に選択される場合や、その両者を組み合わせる場合も含んでいる。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、
前記電動車両の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
前記電動車両の実旋回状態を検出する実旋回状態検出手段と、
検出された前記操舵角に基づく目標旋回状態と前記実旋回状態検出手段で検出された実旋回状態とを比較して、前記電動車両がアンダーステア状態にあるか又はオーバーステア状態にあるかを判定するステア状態判定部と、をさらに備え、
前記アシストモード選択部が、
前記電動車両がアンダーステア状態にあると判定された場合には、旋回外輪の方が旋回内輪よりも前記モータトルクが大となるように、前記第1旋回アシストモード又は前記第2旋回アシストモードを選択し、
前記電動車両がオーバーステア状態にあると判定された場合には、旋回内輪の方が旋回外輪よりも前記モータトルクが大となるように、前記第1旋回アシストモード又は前記第2旋回アシストモードを選択するように構成されている。
このような実施形態によれば、電動車両がアンダーステア状態にあるか又はオーバーステア状態にあるかを判定するステア状態判定部を備えるとともに、上記アシストモード選択部が、判定されたステア状態すなわち車両旋回時における車両の挙動に応じて、自動的に旋回アシストモードを選択するように構成されているため、車両旋回時に車両の挙動に応じた所望の旋回アシストが自動的に選択されるようになっている。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、上記実旋回状態検出手段が、電動車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサからなる。
このような実施形態によれば、ヨーレイトセンサからなる簡単な構成で実旋回状態検出手段を構成することができる。
また、左右輪の回転数差から電動車両の実旋回状態を検出する場合と比べて、路面状況に影響されずに、電動車両の実旋回状態を正確に把握することが可能となる。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、上記すべり設定部が、電動車両の旋回時において第1回転子又は第2回転子の前記モータトルクが最大となる第1のすべり又は第2のすべりを設定するように構成されている。
モータトルクとすべりとの関係を示すトルク−すべり曲線において、すべりSが最大値(S=1)から0に近づくにつれてモータトルクが増大し、すべりSがある値でモータトルクがピークになる。そして、それ以後は0に近づくにつれてモータトルクは減少していく。すなわちトルク−すべり曲線は、すべり1から0に向かって1つのピークを有する山型をなしている。
したがって、すべり設定部を上記の通り構成することで、すべりを僅かに変化させるだけで第1旋回アシストモードと第2旋回アシストモードとが切り替わるため、旋回時における第1旋回アシストモードと第2旋回アシストモードとの切り替えを迅速に行うことが出来る。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、
前記すべり設定部が、
操舵角が閾値未満の場合に、前記第1のすべり及び前記第2のすべりを0.1未満に設定し、
操舵角が前記閾値以上の場合に、前記第1のすべり及び前記第2のすべりが0.1以上、且つ前記第1回転子又は前記第2回転子の前記モータトルクが最大となる前記第1のすべり又は前記第2のすべりを設定するように構成されている。
このような実施形態によれば、車両直進時にはすべりが0.1未満となる効率の良い領域のすべりSを設定し、車両旋回時には上述したモータトルクが最大となるすべりS(S≧0.1)を設定することで、車両直進時にはモータの効率性を優先し、車両旋回時には2つの旋回アシストモード間の切り替え性を重視した構成とすることが出来る。
さらに、操舵角が小さい場合に旋回時のすべりが設定されることがなく、僅かなステアリング操作によっても旋回時のすべりが設定されて徒にモータ効率が低下してしまうのを防ぐことができる。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、上記左右輪の空転状態を検出する空転状態検出部をさらに備え、空転状態検出部によって左右輪の一方が空転状態にあると検出された場合には、上記アシストモード選択部が、左右輪の他方が左右輪の一方よりもモータトルクが大となるように、第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択するように構成されている。
このような実施形態によれば、左右輪の一方が空転状態になったとしても、空転していない左右輪の他方の車輪に十分にモータトルクが伝達されるので、車両の駆動力を維持することが出来る。
また、本発明の一実施形態の電動車両の制御装置では、上記誘導モータ群は、第1回転子を有する第1誘導モータ、及び第2回転子を有する第2誘導モータからなる。
このような実施形態によれば、2つの回転子を有する1つの誘導モータを使用する場合と比べてモータを小型化できるため、モータ配置のレイアウト性に優れている。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、装置重量の小さい構成で車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収することが出来るとともに、車両旋回時に車両の挙動に応じた所望の旋回アシストを選択することが出来る、電動車両の制御装置を提供することが出来る。
本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置を示した構成図である。 本発明の一実施形態にかかるモータ制御ユニットの構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる誘導モータにおけるトルク−すべり曲線を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる誘導モータを示した概略断面図である。 本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置における作動フローを示したフロー図である。 本発明の他の実施形態にかかるモータ制御ユニットの構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。例えば以下の実施形態の説明では、左輪を回転させる回転子を第1回転子、右輪を回転させる回転子を第2回転子としているが、右輪を回転させる回転子を第1回転子、左輪を回転させる回転子を第2回転子として構成してもよい。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置を示した構成図である。図2は、本発明の一実施形態にかかるモータ制御ユニットの構成を示したブロック図である。
図1に示したように、本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置2は、電動車両1の車体1aに搭載される。
制御装置2は、第1誘導モータ10L及び第2誘導モータ10Rからなる誘導モータ群10を備えている。誘導モータ10Lは、例えば後輪側の左輪5Lと直接又は間接的に連結された第1回転子12Lを有しており、この第1回転子12Lが回転することで左輪5Lが回転するように構成されている。また誘導モータ10Rは、例えば後輪側の右輪5Rと直接又は間接的に連結された第2回転子12Rを有しており、この第2回転子12Rが回転することで右輪5Rが回転するように構成されている。
また、第1回転子12Lの回転数は、第1誘導モータ10Lに取り付けられた第1回転数センサ14Lによって計測される。同様に、第2回転子12Rの回転数は、第2誘導モータ10Rに取り付けられた第2回転数センサ14Rのよって計測される。計測された第1回転子12L及び第2回転子12Rのそれぞれの回転数は、後述するモータ制御ユニット8にリアルタイムで送信される。
また制御装置2は、誘導モータ10L,10Rに対して交流電流を供給する単一のインバータ6を備えている。インバータ6は、バッテリ4から供給される直流電流を所定周波数の交流電流に変換し、この変換した所定周波数の交流電流を2つの誘導モータ10L,10Rのそれぞれに供給する。
また制御装置2は、第1回転子12L及び第2回転子12Rのモータトルクを制御するモータ制御ユニット(MCU)8を備えている。ここで、モータ制御ユニット8は、インバータ6とは別に設けられる構成としても良いし、インバータ6がモータ制御ユニット8の役割を担うことでインバータ6とモータ制御ユニット8とが一体的に設けられる構成としても良い。
モータ制御ユニット8は、図2に示したように、アシストモード選択部8aと、すべり設定部8bと、周波数制御部8cと、を有している。
アシストモード選択部8aは、第1旋回アシストモード及び第2旋回アシストモードの2つの旋回アシストモードから一方を選択するように構成されている。
ここで第1旋回アシストモードとは、電動車両1の旋回時において第1回転子のモータトルクが第2回転子のモータトルクよりも大となる旋回アシストモードを指す。図1に示した右旋回状態を例に説明すると、旋回外輪に当る左輪5Lを回転させる第1回転子12Lのモータトルク(ML)が、旋回内輪に当る右輪5Rを回転させる第2回転子12Rのモータトルク(MR)よりも大となる状態を意味する。
一方、第2旋回アシストモードとは、電動車両1の旋回時において第2回転子のモータトルクが第1回転子のモータトルクよりも大となる旋回アシストモードを指す。図1に示した右旋回状態を例に説明すると、旋回内輪に当る右輪5Rを回転させる第2回転子12Rのモータトルク(MR)が、旋回外輪に当る左輪5Lを回転させる第1回転子12Lのモータトルク(ML)よりも大となる状態を意味する。
アシストモード選択部8aにおける旋回アシストモードの選択方法としては、後述するように、センサ類で車両の挙動を検知して旋回アシストモードを自動選択する場合の他に、運転手によるマニュアル操作によって人為的に選択される場合や、その両者を組み合わせる場合も含む。
また、アシストモード選択部8aは、左右輪のモータトルクを等しくする通常モードを備え、第1旋回アシストモード、第2旋回アシストモード、通常モードの3つの中から一つのモードを選択するように構成されても良い。通常モードは、直進時に選択されるだけでなく、左右輪のモータトルクが等しい状態で適切に旋回できる場合に選択される。
すべり設定部8bは、上記アシストモード選択部8aにおいて選択された旋回アシストモードに対応するように回転子の回転速度が固定子の回転磁界速度より遅れる割合であるすべりSを設定するように構成されている。
図3は、本発明の一実施形態にかかる誘導モータにおけるトルク−すべり曲線を示した図である。
車両旋回時では、旋回外輪の回転数は旋回内輪の回転数よりも大きくなる。このため、単一のインバータ6から所定周波数(f)の交流電流が第1誘導モータ10L及び第2誘導モータ10Rにそれぞれ供給される場合において、車両旋回時における第1誘導モータ10Lのすべりと第2誘導モータ10Rのすべりとは異なる値となる。
このためすべり設定部8bは、上記アシストモード選択部8aにおいて第1旋回アシストモードが選択された場合には、第1回転子12Lのモータトルク(ML)が第2回転子12Rのモータトルク(MR)よりも大となるように、図3(a)に示したように、第1回転子12Lのすべり(第1のすべり)としてS1を、第2回転子12Rのすべり(第2のすべり)としてS2を、それぞれ設定する。またすべり設定部8bは、上記アシストモード選択部8aにおいて第2旋回アシストモードが選択された場合には、第2回転子12Rのモータトルク(MR)が第1回転子12Lのモータトルク(ML)よりも大となるように、図3(b)に示したように、第1回転子12LのすべりとしてS4を、第2回転子12RのすべりとしてS3を、それぞれ設定する。
周波数制御部8cは、すべり設定部8bにおいて設定されたすべりSに基づいて、単一のインバータ6から供給される交流電流の周波数(f)を制御するように構成されている。
図4は、本発明の一実施形態にかかる誘導モータを示した概略断面図である。なお、図4は第1誘導モータ10Lを例示しているが、第2誘導モータ10Rも同様に構成されている。
第1誘導モータ10Lは、環状の第1固定子13Lの内周側に第1回転子12Lが回転可能に配置されている。また、第1固定子12Lには複数の巻線15Lが巻回されている。そして、第1固定子13Lに交流電流が流されることで回転磁界が発生し、巻線15Lに誘導電流が流れることで、第1回転子12Lが回転するように構成されている。
ここに、回転磁界の回転速度(rpm)をNs、回転子の回転速度(rpm)をNrとした場合に、回転子のすべりSは、下記式(1)のとおり表される。
S=(Ns−Nr)/Ns ・・・(1)
また、Nsは下記式(2)から求められる。
Ns=120f/P ・・・(2)
[ここに、fは交流電流の周波数(Hz)、Pは極数である。]
すなわち、周波数制御部8cは、図3(a)に示したように、第1回転子12LのすべりとしてS1、第2回転子12RのすべりとしてS2、がそれぞれ設定された場合には、上式(1),(2)、並びに第1回転数センサ14L及び第2回転数センサ14Rからリアルタイムで送信される第1回転子12L及び第2回転子12Rの回転数(Nr)から、第1回転子12LのすべりがS1となり且つ第2回転子12RのすべりがS2となる周波数(fa)を算出する。そして、単一のインバータ6から供給される交流電流が算出された周波数(fa)となるように、インバータ6を制御する。
同様に、周波数制御部8cは、図3(b)に示したように、第1回転子12LのすべりとしてS4、第2回転子12RのすべりとしてS3、がそれぞれ設定された場合には、上式(1),(2)、並びに第1回転数センサ14L及び第2回転数センサ14Rからリアルタイムで送信される第1回転子12L及び第2回転子12Rの回転数(Nr)から、第1回転子12LのすべりがS4となり且つ第2回転子12RのすべりがS3となる周波数(fb)を算出する。そして、単一のインバータ6から供給される交流電流が算出された周波数(fb)となるように、インバータ6を制御する。
このように構成される本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置2は、第1回転子12L及び第2回転子12Rのモータトルク(ML,MR)を制御するモータ制御ユニット8を備えるとともに、このモータ制御ユニット8は、電動車両1の旋回時において第1回転子12Lのモータトルク(ML)が第2回転子12Rのモータトルク(MR)よりも大となる第1旋回アシストモード、及び電動車両1の旋回時において第2回転子12Rのモータトルク(MR)が第1回転子12Lのモータトルク(ML)よりも大となる第2旋回アシストモード、のいずれか一方を選択するアシストモード選択部8aと、選択された旋回アシストモードに対応するように第1回転子12L及び第2回転子12Rのすべりを選択するすべり設定部8bと、を有している。このため、車両旋回時における車両の挙動に応じて、第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択することが可能となっている。
しかも、上記モータ制御ユニット8が、単一のインバータ6から供給される交流電流の周波数(f)を制御することによって第1回転子12L及び第2回転子12Rのモータトルク(ML,MR)を制御するように構成されているため、デファレンシャルギアや2台のインバータを備える必要がなく、装置重量の小さい構成で車両旋回時における内外輪の回転数差を吸収することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記電動車両の制御装置2は、図1に示したように、電動車両1の操舵角を検出する操舵角検出手段と、電動車両1の実旋回状態を検出する実旋回状態検出手段と、を備えている。また、上記モータ制御ユニット8は、図2に示したように、操舵角検出手段によって検出された操舵角に基づく目標旋回状態と実旋回状態検出手段で検出された実旋回状態とを比較して、電動車両1がアンダーステア状態にあるか又はオーバーステア状態にあるかを判定するステア状態判定部8d、をさらに備えている。なお、本実施形態においてはモータ制御ユニット8がステア状態判定部8dを備える構成としたが、この構成に限らず、ステア状態判定部8dは電動車両の制御装置2に備わっていればどのような構成を取っても良い。
図1に示した実施形態では、操舵角検出手段はステアリング3の操舵角を検出する舵角センサ18からなる。また、実旋回状態検出手段は車体1aに取り付けられ、車体1aのヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ16からなる。そして、舵角センサ18で検出された操舵角、及びヨーレイトセンサ16で検出されたヨーレイトは上述したモータ制御ユニット8に送信される。そして、ステア状態判定部8dにおいて、操舵角に基づく目標旋回状態(例えば目標ヨーレイト)と実際に検出された実ヨーレイトとを比較し、目標ヨーレイト>実ヨーレイトの場合はアンダーステア状態、目標ヨーレイト<実ヨーレイトの場合はオーバーステア状態と判断する。
また、本発明の他の実施形態における実旋回状態検出手段として、旋回時において旋回外輪と旋回内輪との間に回転数差が生じることを利用して、第1回転子12L及び第2回転子12Rの回転数差から電動車両1の実旋回状態を検出するように構成してもよい。
そして、上記アシストモード選択部8aが、ステア状態判定部8dにおいて電動車両1がアンダーステア状態にあると判定された場合には、旋回内輪の方が旋回外輪よりもモータトルクが大となるように、上記第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択し、ステア状態判定部8dにおいて電動車両1がオーバーステア状態にあると判定された場合には、旋回外輪の方が旋回内輪よりもモータトルクが大となるように、上記第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択するように構成されている。
すなわち、図1に示した右旋回状態の場合を例に説明すると、ステア状態判定部8dにおいて電動車両1がアンダーステア状態にあると判定された場合には、アシストモード選択部8aは、旋回外輪である左輪5Lのモータトルク(ML)の方が旋回内輪である右輪5Rのモータトルク(MR)よりも大きくなるように、上述した実施形態で言うところの第1旋回アシストモードを選択するように構成されている。また、ステア状態判定部8dにおいて電動車両1がオーバーステア状態にあると判定された場合には、アシストモード選択部8aは、旋回内輪である右輪5Rのモータトルク(MR)の方が旋回外輪である左輪5Lのモータトルク(ML)よりも大きくなるように、上述した実施形態で言うところの第2旋回アシストモードを選択するように構成されている。
車両旋回時において、旋回外輪のモータトルクが旋回内輪のモータトルクよりも大となる(第1旋回アシストモード)と、旋回中の車両は旋回方向内側により曲がり易くなる。したがって、旋回中の車両が遠心力で旋回方向外側に膨らむように挙動する所謂アンダーステア状態にて第1旋回アシストモードが選択されることで、アンダーステア状態が矯正され、旋回中の車両のコーナリング特性が向上する。
また車両旋回時において、旋回内輪のモータトルクが旋回外輪のモータトルクよりも大となる(第2旋回アシストモード)と、旋回中の車両は旋回方向外側により直進し易くなる。したがって、旋回中の車両が旋回方向内側に巻き込まれるように挙動する所謂オーバーステア状態にて第2旋回アシストモードが選択されることで、オーバーステア状態が矯正され、旋回中の車両のコーナリング特性が向上する。
このような実施形態によれば、車両旋回時に車両の挙動に応じた所望の旋回アシストが自動的に選択されるようになっている。
また、幾つかの実施形態では、上記すべり設定部8bが、電動車両1の旋回時において第1回転子12L又は第2回転子12Rのモータトルク(ML,MR)が最大となるすべりSを設定するように構成されている。
すなわち、図3(a),(b)に示したように、モータトルクとすべりとの関係を示すトルク−すべり曲線において、上記式(1)で定義されるすべりSが最大値(S=1)から0に近づくにつれてモータトルクが増大し、すべりSがある値(S>0.1)でモータトルクがピークになる。そして、それ以後は0に近づくにつれてモータトルクは減少していく。すなわちトルク−すべり曲線は、すべり1から0に向かって1つのピークを有する山型をなしている。
したがって、すべり設定部8bを上記の通り構成することで、図3(a),(b)に示したように、すべりを僅かに変化させるだけで第1旋回アシストモード(例えば図3(a))と第2旋回アシストモード(例えば図3(b))とが切り替わるため、旋回時における第1旋回アシストモードと第2旋回アシストモードとの切り替えを迅速に行うことが出来る。
また、幾つかの実施形態では、上記すべり設定部8bが、電動車両1の直進時において、第1回転子12L及び第2回転子12RのすべりSが0.1未満となるすべりを設定し、電動車両1の旋回時において、第1回転子12L及び第2回転子12RのすべりSが0.1以上、且つ第1回転子12L又は第2回転子12Rのモータトルク(ML,MR)が最大となるすべりSを設定するように構成されている。
このような実施形態によれば、車両直進時にはすべりが0.1未満となる効率の良い領域(図3(a),(b)において斜線で示した領域)のすべりSを設定し、車両旋回時には上述したモータトルク(ML,MR)が最大となるすべりS(≧0.1)を設定することで、車両直進時にはモータの効率性を優先し、車両旋回時には2つの旋回アシストモード間の切り替え性を重視した構成とすることが出来る。なお、本実施形態においてはすべりが0.1未満となる領域を効率の良いすべりの領域と設定したが、効率の良いすべりの領域はモータの形状によって異なるので、モータの形状に応じて効率の良いすべりの領域を適宜設定しても良い。
また、幾つかの実施形態では、上記すべり設定部8bが、操舵角検出手段で検出された操舵角が閾値未満の場合に、上述した電動車両1の直進時におけるすべりSを設定し、検出された操舵角が閾値以上の場合に、上述した電動車両1の旋回時におけるすべりSを設定するように構成されている。
このような実施形態によれば、操舵角が小さい場合に旋回時のすべりSが設定されることがなく、僅かなステアリング操作によっても旋回時のすべりSが設定されて徒にモータ効率が低下してしまうのを防ぐことができる。
また、幾つかの実施形態では、上述したように、上記実旋回状態検出手段が、電動車両1のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ16からなる。
このような実施形態によれば、ヨーレイトセンサ16からなる簡単な構成で実旋回状態検出手段を構成することができる。
また、左右輪の回転数差から電動車両1の実旋回状態を検出する場合と比べて、路面状況に影響されずに、電動車両1の実旋回状態を正確に把握することが可能となる。
また、幾つかの実施形態では、上述したように、上記誘導モータ群10は、第1回転子12Lを有する第1誘導モータ10L、及び第2回転子12Rを有する第2誘導モータ10Rからなる。
このような実施形態によれば、2つの回転子を有する1つの誘導モータを使用する場合(特許文献2のモータ)と比べてモータを小型化できるため、モータ配置のレイアウト性に優れている。
図5は、本発明の一実施形態にかかる電動車両の制御装置における作動フローを示したフロー図である。図5に基づいて、上述した構成における制御装置2の作動フローを説明する。
先ず、運転手がステアリング3を操作すると、ステップ1において舵角センサ18で検出された操舵角が閾値以上か否かが判定される。そして、操舵角が閾値以上の場合は、ステップ2において左旋回か右旋回かが判定される。
右旋回の場合、ステップ3においてアンダーステア状態かオーバーステア状態かが判定される。そして、アンダーステア状態と判定された場合は、第1回転子12Lのモータトルク(ML)が第2回転子12Rのモータトルク(MR)よりも大となるように、すなわち上述した実施形態で言うところの第1旋回アシストモードが選択されるように、すべりSが制御される(ステップ5)。一方、オーバーステア状態と判定された場合は、第2回転子12Rのモータトルク(MR)が第1回転子12Lのモータトルク(ML)よりも大となるように、すなわち上述した実施形態で言うところの第2旋回アシストモードが選択されるように、すべりSが制御される(ステップ6)。
左旋回の場合、ステップ4においてアンダーステア状態かオーバーステア状態かが判定される。そして、オーバーステア状態と判定された場合は、第1回転子12Lのモータトルク(ML)が第2回転子12Rのモータトルク(MR)よりも大となるように、すなわち上述した実施形態で言うところの第1旋回アシストモードが選択されるように、すべりSが制御される(ステップ7)。一方、アンダーステア状態と判定された場合は、第2回転子12Rのモータトルク(MR)が第1回転子12Lのモータトルク(ML)よりも大となるように、すなわち上述した実施形態で言うところの第2旋回アシストモードが選択されるように、すべりSが制御される(ステップ8)。
上述した一連のすべりSの制御は、車両旋回時において継続的に行われる。したがって、例えば右旋回時において旋回当初はアンダーステア状態にあって第1旋回アシストモードが選択された場合であっても、その後にオーバーステア状態となった場合は速やかに第2旋回アシストモードが選択されるようになっている。
図6は、本発明の他の実施形態にかかるモータ制御ユニットの構成を示したブロック図である。
幾つかの実施形態では、図6に示したように、モータ制御ユニット8は、左右輪の空転状態を検出する空転状態検出部8eをさらに備えている。空転状態検出部8eでは、例えば車速センサ(不図示)や加速度センサ(不図示)の計測値と、上述した第1回転数センサ14Lおよび第2回転数センサ14Rで計測される左右輪それぞれの回転数とから、左右輪の何れか一方又は両方が空転状態にあるか否かを検出する。そして、空転状態検出部8eによって左右輪の一方が空転状態にあると検出された場合には、空転状態にない左右輪の他方が空転状態にある左右輪の一方よりもモータトルクが大となるように、上述したアシストモード選択部8aが、第1旋回アシストモード又は第2旋回アシストモードを選択するように構成されている。なお、本実施形態においてはモータ制御ユニット8が空転状態検出部8eを備える構成としたが、この構成に限らず、空転状態検出部8eは電動車両の制御装置2に備わっていればどのような構成を取っても良い。
このような実施形態によれば、左右輪の一方が空転状態になったとしても、空転していない左右輪の他方の車輪に十分にモータトルクが伝達されるので、電動車両1の駆動力を維持することが出来る。
また上記実施形態において、上述したステア状態判定部8dにおいて電動車両1がオーバーステア状態と判定され、且つ上述した空転状態検出部8eにおいて内輪が空転状態であると検出された場合には、内輪が空転状態であることを優先して、外輪のモータトルクを大きくする制御が行われるように構成するのが好ましい。このような実施形態によれば、内輪が空転状態にある場合にわざわざ内輪のモータトルクが大きくするような意味のない制御がなされるのを防ぐことが出来る。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、誘導モータによって駆動する電動車両の制御装置として好適に用いることが出来る。
1 電動車両
1a 車体
2 制御装置
3 ステアリング
4 バッテリ
5L 左輪
5R 右輪
6 インバータ
8 モータ制御ユニット(MCU)
8a アシストモード選択部
8b すべり設定部
8c 周波数制御部
8d ステア状態判定部
10 誘導モータ群
10L 第1誘導モータ
10R 第2誘導モータ
12L 第1回転子
13L 第1固定子
14L 第1回転数センサ
14R 第2回転数センサ
16 ヨーレイトセンサ(実旋回状態検出手段)
18 舵角センサ(操舵角検出手段)

Claims (7)

  1. 誘導モータ群によって駆動する電動車両の制御装置において、
    前記電動車両の左右輪をそれぞれ駆動させる前記誘導モータ群の第1回転子及び第2回転子と、
    前記第1回転子及び前記第2回転子の外周にそれぞれ配置され、回転磁界を発生させる第1固定子及び第2固定子と、
    前記第1回転子及び前記第2回転子のモータトルクを制御するモータ制御ユニットと、を備え、
    前記モータ制御ユニットは、
    前記電動車両の旋回時において前記第1回転子の前記モータトルクが前記第2回転子の前記モータトルクよりも大となる第1旋回アシストモード、及び前記電動車両の旋回時において前記第2回転子の前記モータトルクが前記第1回転子の前記モータトルクよりも大となる第2旋回アシストモード、のいずれか一方を選択するアシストモード選択部と、
    選択された旋回アシストモードに対応するように前記第1回転子の回転速度と前記第1固定子の回転磁界速度との差により決定される第1のすべり及び前記第2回転子の回転速度と前記第2固定子の回転磁界速度との差により決定される第2のすべりを設定するすべり設定部と、
    を有する電動車両の制御装置。
  2. 前記電動車両の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    前記電動車両の実旋回状態を検出する実旋回状態検出手段と、
    検出された前記操舵角に基づく目標旋回状態と前記実旋回状態検出手段で検出された実旋回状態とを比較して、前記電動車両がアンダーステア状態にあるか又はオーバーステア状態にあるかを判定するステア状態判定部と、をさらに備え、
    前記アシストモード選択部が、
    前記電動車両がアンダーステア状態にあると判定された場合には、旋回外輪の方が旋回内輪よりも前記モータトルクが大となるように、前記第1旋回アシストモード又は前記第2旋回アシストモードを選択し、
    前記電動車両がオーバーステア状態にあると判定された場合には、旋回内輪の方が旋回外輪よりも前記モータトルクが大となるように、前記第1旋回アシストモード又は前記第2旋回アシストモードを選択するように構成されている、
    請求項1に記載の電動車両の制御装置。
  3. 前記実旋回状態検出手段が、前記電動車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサからなる、
    請求項2に記載の電動車両の制御装置。
  4. 前記すべり設定部が、前記電動車両の旋回時において前記第1回転子又は前記第2回転子の前記モータトルクが最大となる前記第1のすべり又は前記第2のすべりを設定するように構成されている、
    請求項1から3の何れか1項に記載の電動車両の制御装置。
  5. 前記すべり設定部が、
    操舵角が閾値未満の場合に、前記第1のすべり及び前記第2のすべりを0.1未満に設定し、
    操舵角が前記閾値以上の場合に、前記第1のすべり及び前記第2のすべりが0.1以上、且つ前記第1回転子又は前記第2回転子の前記モータトルクが最大となる前記第1のすべり又は前記第2のすべりを設定するように構成されている、
    請求項4に記載の電動車両の制御装置。
  6. 前記左右輪の空転状態を検出する空転状態検出部をさらに備え、
    前記アシストモード選択部が、
    前記空転状態検出部によって前記左右輪の一方が空転状態にあると検出された場合には、前記左右輪の他方が前記左右輪の前記一方よりも前記モータトルクが大となるように、前記第1旋回アシストモード又は前記第2旋回アシストモードを選択するように構成されている、
    請求項1に記載の電動車両の制御装置。
  7. 前記誘導モータ群は、前記第1回転子を有する第1誘導モータ、及び前記第2回転子を有する第2誘導モータからなる、
    請求項1から6の何れか一項に記載の電動車両の制御装置。
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