JP6282782B2 - スプレッドレンズ及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、スポットライトやダウンライト等の照明器具に装着されて使用されるスプレッドレンズ、及びこれを備えた照明器具に関する。
図10に示すように、照明器具から出射された光による照射領域Sは、例えば、スポットライトの場合は円形となる。この円形の照射領域Sを、一方向(短軸方向)はほぼそのままで、この一方向に直交する他方向(長軸方向))に広げれば、いわゆる楕円形の照射領域S0を得ることができる。この際、スプレッドレンズが使用される(例えば、特許文献1の図1、図3の溝12を参照)。
一般に、スプレッドレンズは、入射面に、相互に平行な多数の凹状溝が形成されている。多数の凹状溝は、最内側に位置するものが最長で、外側に位置するものほど長さが短くなっている。また、各凹状溝は、幅が同じで、かつ長手方向に直交する断面形状が同じ曲率半径の円弧状となっている。
多数の凹状溝は、その一つ一つが凹型のシリンドリカルレンズとして作用する。つまり、入射された光を、幅方向の配光角を広げて出射する。多数の凹状溝の向きと、楕円形の照射領域S0の形状との対応関係は、凹状溝の長手方向及び幅方向が、それぞれ楕円形の短軸方向(y軸に沿った方向)及び長軸方向(x軸に沿った方向)に対応している。
ここで、例えば、図13に示すように、回転放物面状のリフレクター101を備えた照明器具に、上述のスプレッドレンズ100を装着した場合を考える。このスプレッドレンズ100は、凹状溝の長さ方向が図13中の表裏方向と一致し、また、凹状溝の幅方向が図13中の軸心C0に直交する方向(矢印w方向)と一致している。つまり、凹状溝は、図13中の表裏方向に長さ方向を向けた状態で、図13中の幅方向(矢印w方向)に沿って多数並べられている。
光源102から出射された光は、直接光(直射光)として、あるいはリフレクター101によって反射されて軸心C0と平行な間接光(反射光)として、スプレッドレンズ100の入射面に入射される。
入射面に入射された光は、凹状溝の曲率半径に基づく配光角で、幅方向(矢印w方向)に広げられて出射され、照射面(不図示)を照射する。そして、スプレッドレンズ100は、各凹状溝から出射された光が合成されて、全体として幅方向に長い楕円形の照射領域S0(図10参照)を形成する。
特開2008−98068号公報
ところで、スプレッドレンズの配光について、さらに幅の広い配光、すなわち、長軸方向をさらに広げた細長い楕円形の照射領域S1(図10参照)が求められることがある。
このような要求に対し、上述の従来のような構成のスプレッドレンズ100では、各凹状溝の配光角が同じであるため、好適に対応することが難しいという問題があった。
ここで、上述のスプレッドレンズ100においては、各凹状溝の曲率半径を小さくして、配光角を大きくとることにより、比較的、簡単に対応することができる。
しかしながら、この場合には、図10に示す拡大後の楕円の照射領域S1における中心部が、拡大前の楕円の照射領域S0における中心部と比較して、照度が低下しがちであるという問題がある。
すなわち、図13に示すように、スプレッドレンズ100全体に入射される入射光量Foのうち、レンズ中心部100a側の入射光量Faは、光源102から出た光のうちの、直接光しか入射されないため少ない。これに対し、レンズ周辺部100b側の入射光量Fbは、直接光に加えリフレクター101で反射された間接光も入射されるため多い。
このため、各凹状溝の曲率半径を小さくして配光角を大きくすることにより照射領域S1を拡大した場合、入射光量Faの少ない中心部の光がさらに大きく拡散されるため、拡大前の照射領域S0と比較して、照射領域S1の中心部の照度が低下するおそれがある。
また、従来のスプレッドレンズでは、各凹状溝の配光角が同じであるため、照射領域Sに、凹状溝が光の明暗(縞模様)として映り込んでしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、照射領域の拡大部分については主に、光量が多いレンズ周辺部の光を活用することにより、拡大後の照射領域の中心部の照度低下を抑制しつつ、均斉性に優れた照射領域を確保することができ、さらに縞模様を低減することができるスプレッドレンズ、及びこれを備えた照明器具を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、スプレッドレンズにおいて、光源からの光が直接的及び間接的に入射される入射面と、前記入射面からの光が出射される出射面とを有する円盤状に形成されるとともに、前記入射面と前記出射面とのうちの一方に、相互に平行で長手方向に延びる多数の凹状溝が形成され、前記多数の凹状溝は、前記長手方向に直交する平面で切った第1断面において、連続する円弧状に形成されるとともに、円弧状に形成された部分の円弧のそれぞれの両端と円弧の中心とを結ぶ2本の直線のなす角度を、配光角と比例関係にある円弧対応角としたときに、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、前記円弧対応角が同じ又はこれよりも大きく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも前記円弧対応角が大きい、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るスプレッドレンズにおいて、前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、曲率半径が同じ又はこれよりも小さく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも曲率半径が小さい、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係るスプレッドレンズにおいて、前記多数の凹状溝は、深さが同じである、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に係るスプレッドレンズにおいて、前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも浅く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが浅い、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に係るスプレッドレンズにおいて、前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、曲率半径が同じで、かつ、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも深く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが深い、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に係るスプレッドレンズにおいて、前記入射面と前記出射面とのうちの前記多数の凹状溝が形成された面は、前記多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、前記多数の凹状溝の前記長手方向の中央部側が両端部側に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第1湾曲部となっている、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に係るスプレッドレンズにおいて、前記第1湾曲部は、前記第2断面において、前記凹状溝の前記長手方向に沿っての両端部に対応する部分が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に係るスプレッドレンズにおいて、前記入射面と前記出射面とのうちの前記多数の凹状溝が形成されていない面は、前記多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、前記多数の凹状の前記長手方向の中央部側に対応する部分が両端部側に対応する部分に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第2湾曲部となっている、ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に係るスプレッドレンズにおいて、前記第2湾曲部は、前記第2断面において、前記凹状溝の前記長手方向に沿っての両端部に対応する部分が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている、ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、照明器具において、光源と、前記光源からの光を反射するリフレクターと、前記光源及び前記リフレクターからの光が入射されるスプレッドレンズと、を備え、前記スプレッドレンズが、請求項1ないし9のいずれか1項に係るスプレッドレンズである、ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10に係る照明器具において、前記光源は、面状の発光面を有する光源である、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、照射領域の中心部の照度低下を防止しつつ、周辺部の照度を十分に確保して、全体として均斉性の高い照射領域を得ることができ、さらに、照射領域における縞模様の発生を抑制することができる、という効果(以下適宜、効果Aという。)をあげることができる。
請求項1の発明によれば、スプレッドレンズにおいて、多数の凹状溝は、円弧状に形成された部分に対応する角度を円弧対応角としたときに、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、円弧対応角が同じ又はこれよりも大きく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも円弧対応角が大きい。
これにより、円弧対応角と配光角とが比例関係にあることに基づき、外側の凹状溝ほど配光角を大きくすることができる。
請求項2の発明によれば、スプレッドレンズにおいて、多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、曲率半径が同じ又はこれよりも小さく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも曲率半径が小さい。
これにより、請求項1と同様の効果Aに加え、さらに、入射光量が比較的多いレンズ周辺部に、より多くの凹状溝を配置することができるため、照射領域の均斉性及び照射領域の長軸方向の距離の設定についてコントロール性を高めることができる、という効果(以下適宜、効果Bという。)をあげることができる。
請求項3の発明によれば、スプレッドレンズにおいて、多数の凹状溝は、深さが同じである。
これにより、請求項2の効果A及び効果Bに加え、さらに、スプレッドレンズの厚さをほぼ均等にして、スプレッドレンズ1全体における強度のバラつきを低減することができる、という効果(以下適宜、効果Cという。)をあげることができる。
請求項4の発明によれば、スプレッドレンズにおいて、多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、請求項3に加え、さらに外側に位置する凹状外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも浅く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが浅い。
これにより、請求項2の効果A及び効果Bに加え、入射光量が比較的多いレンズ周辺部に、より一層多くの凹状溝を配置することができるため、効果Bを一層高めることができる。
請求項5の発明によれば、多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、曲率半径が同じで、かつ、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも深く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが深い。
これにより、請求項1の効果Aに加え、さらに、スプレッドレンズの厚さを、中心に近いほど厚くすることができるため、集光効果が生じて、照射領域の均斉性についての補正効果(以下適宜、効果Dという。)がある。
請求項6の発明によれば、入射面と出射面とのうちの多数の凹状溝が形成された面は、多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、多数の凹状溝の長手方向の中央部側が両端部側に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第1湾曲部となっている。
これにより、楕円形の照射領域を短軸方向に狭める(短縮)することができる。
請求項7の発明によれば、第1湾曲部は、第2断面において、凹状溝の長手方向に沿っての両端部近傍が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている。
上述の、請求項6の発明のように第1湾曲部を設けて、楕円形の照射領域を短軸方向に狭めた場合、いわゆる糸巻き型の歪曲収差が発生するおそれがある。この歪曲収差は、第1湾曲部の曲率半径を小さくして照射領域の短軸方向を狭めれば狭めるほど極端な糸巻き型となる。極端な糸巻き型とは、楕円の長軸に沿った中心において、短軸方向に短く、また、長軸に沿った両端にできる端縁が短軸方向に長いということである。このような場合には、それまで目立たなかった色収差が、端縁において目立ってしまうことがある。
そこで、請求項7の発明では、上述のように、第1湾曲部の長手方向の両端部に矯正部を設けることにより、歪曲収差を低減して端縁の長さを短くすることによって、その分、色収差が目立たないようにすることができる。
請求項8の発明によれば、入射面と出射面とのうちの多数の凹状溝が形成されていない面は、多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、多数の凹状溝の長手方向の中央部側に対応する部分が両端部側に対応する部分に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第2湾曲部となっている。
これにより、楕円形の照射領域を短軸方向に狭める(短縮)ことができる。
請求項9の発明によれば、第2湾曲部は、第2断面において、凹状溝の長手方向に沿っての両端部に対応する部分が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている。
上述の、請求項8の発明のように第2湾曲部を設けて、楕円形の照射領域を短軸方向に狭めた場合、いわゆる糸巻き型の歪曲収差が発生するおそれがある。この歪曲収差は、第1湾曲部の曲率半径を小さくして照射領域を短軸方向に狭めれば狭めるほど極端な糸巻き型となる。極端な糸巻き型とは、楕円の長軸に沿った中心において、短軸方向に短く、また、長軸に沿った両端にできる端縁が短軸方向に長いということである。このような場合には、それまで目立たなかった色収差が、端縁において目立ってしまうことがある。
そこで、請求項9の発明では、上述のように、第2湾曲部の長手方向の両端部に矯正部を設けることにより、歪曲収差を低減して端縁の長さを短くすることによって、その分、色収差が目立たないようにすることができる。
請求項10の発明によれば、照明器具は、光源と、光源からの光を反射するリフレクターと、光源及びリフレクターからの光が入射されるスプレッドレンズとを備え、スプレッドレンズが請求項1ないし9のいずれか1項に係るスプレッドレンズである。
これにより、上述のスプレッドレンズの効果を、照明器具として奏することができる。
請求項11の発明によれば、照明器具において、光源は、面状の発光面を有する光源である。





これにより、面状の発光面を有する光源を使用する照明器具において、上述のスプレッドレンズの効果を奏することができる。
図1〜図3は実施形態1のスプレッドレンズ1を説明する図であり、図1(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。 (A)は図1(A)中のB−B線矢視拡大図であり、(B)は円弧対応角αを説明する図である。 (A)はスプレッドレンズ1の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。 図4、図5は実施形態2のスプレッドレンズ2を説明する図であり、図1(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。 (A)はスプレッドレンズ2の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。 図6〜図8は実施形態3のスプレッドレンズ3を説明する図であり、図6(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。 (A)はスプレッドレンズ3の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。 (A)はスプレッドレンズ3を入射面31側から見た斜視図、(B)はスプレッドレンズ3を出射面32側から見た斜視図である。 スプレッドレンズ1(又はスプレッドレンズ2,3)を装着した照明器具50の、軸心C0を含む平面で切った断面図である。 実施形態1,2,3のスプレッドレンズ1,2,3による照射領域S1,S2,S3、及び色収差、歪曲収差を説明する模式図である。 (A),(B)は実施形態1の凹状溝Mの長さ方向に直交する断面形状を模式的に示す図である。 (A),(B)は凹状溝Mがそれぞれ入射面21,31、出射面22,32に形成されている場合の光路を説明する模式図である。 スプレッドレンズ100のレンズ中心部100aの入射光量Faと、レンズ周辺部100bの入射光量Fbとを説明する図である。
以下、本発明を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
本発明に係る発明を適用した実施形態1のスプレッドレンズ1について説明する。
ここで、多数の凹状溝Mについて、内側から順に、M1,M2,M3,…,Mnとする(ただしnは2以上の自然数)。また、凹状溝Mについて、長さG、幅W、深さD、配光角θ、円弧対応角α、曲率半径Rとし、各凹状溝M1,M2,M3,…,Mnに対応するこれらを、例えば、配光角θ1,θ2,θ3,…,θnのように記す。
以下、スプレッドレンズ1について、多数の凹状溝Mの配光角θ、円弧対向角α、曲率半径R、深さDに着目して、
[実施形態1−1]配光角θは外側の凹状溝Mほど大きい、
[実施形態1−2]円弧対向角αは外側の凹状溝Mほど大きい、
[実施形態1−3]曲率半径Rは外側の凹状溝Mほど小さい、
[実施形態1−4]深さDは同じ、
[実施形態1−5]深さDは外側の凹状溝Mほど浅い、
[実施形態1−6]曲率半径Rは同じで、深さDは外側の凹状溝ほど深い、
の順に説明する。
[実施形態1−1]配光角θは外側の凹状溝Mほど大きい
実施形態1−1のスプレッドレンズ1は、配光角θが外側の凹状溝Mほど大きくなるように構成されている。
図1〜図3、図9〜図11を参照して、このスプレッドレンズ1について説明する。
ここで、図1(A)は、スプレッドレンズ1の正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。
また、図2(A)は、図1(A)中のB−B線矢視拡大図であり、(B)は円弧対応角αを説明する図である。
また、図3(A)は、スプレッドレンズ1の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。
また、図9は、スプレッドレンズ1(又はスプレッドレンズ2,3)を装着した照明器具50の、軸心C0を含む平面で切った断面図である。
また、図10は、実施形態1,2,3のスプレッドレンズ1,2,3による照射領域S1,S2,S3、及び色収差、歪曲収差を説明する模式図である。同図においては、スプレッドレンズ1,2,3は、その中心Cをxy座標の原点Oに合わせ、さらに、多数の凹状溝Mの長さ方向(図1(A)中の矢印g方向)をy軸方向に、また幅方向(図1(A)中の矢印w方向)をx方向に向けている。同図中の楕円の照射領域S0は、従来のスプレッドレンズ100による照射領域Sである。照射領域S0は、長軸A0がx軸上に載り、また、短軸B0がy軸状に載った横長の楕円となる。つまり、凹状溝Mの長さ方向、幅方向が、それぞれ照射領域Sにおける短軸方向、長軸方向と一致している。
また、図11(A),(B)はスプレッドレンズ1の凹状溝Mの長さ方向に直交する断面形状を模式的に示す図である。
図1〜図3に示すように、スプレッドレンズ1は、ほぼ円盤状に形成されていて、光源52(図9参照)からの光が直接的及び間接的に入射される入射面11と、この入射面11に対向し、入射面11からの光が出射される出射面12とを備えている。直接的に入射される光を直接光(直射光)、また、間接的に入射される光を間接光(反射光)とする。
ここで、以下の説明では、入射面11が円形の平面状であるものと仮定して説明する。また、入射面11の中心をC、この中心Cを通って入射面11に直交する線を軸心C0、中心Cを通って軸心C0に直交する1本の直線を中心線C1、そして、中心Cを通って入射面11上で中心線C1に直交する直線を中心線C2とする。
本実施形態では、出射面12は、入射面11と平行な平面状に形成されていて、入射面11と出射面12との間の距離が、スプレッドレンズ1の厚さtとなる。
入射面11には、その全周にわたって環状凸部13が突設されている。
環状凸部13は、土手状に形成されており、上面13aは、平面状に形成されていて、入射面11上に位置している。このため、出射面12から上面13aまでの距離は、厚さtと同じになる。
入射面11には、上述の環状凸部13の内側に、多数の凹状溝Mが形成されている。
各凹状溝Mは、幅Wに対して長さGが長くに形成されている。本実施形態では、多数の凹状溝Mは、長さ方向(矢印g方向)にはそれぞれ直線状に形成されていて、長さ方向を中心線C1に沿った方向に向けた姿勢で、相互に平行となるように配列されている。
多数の凹状溝Mのうち、最内側に位置する凹状溝M1は、中心線C1上に配置されている。凹状溝M1における、中心線C2に沿った方向の両外側には、凹状溝M2が隣接して配設されている。さらに、これら凹状溝M2に外側には、凹状溝M3が隣接して配設されている。そして、最外側には、凹状溝Mn(ただし、nは自然数)が配設されている。
凹状溝Mの長さGは、図1(A)に示すように、多数の凹状溝Mが環状凸部13の内側に形成されているため、外側に位置する凹状溝Mほど短くなっている。つまり、
G1>G2>G3>…>Gn、
となっている。
図2(A)に示す断面は、多数の前記凹状溝Mを、その長さ方向に直交する平面で切った第1断面K1のうちの、中心Cを通るものである。
凹状溝Mの形状は、図2に示すように、底部11cを有する円弧状(凹レンズ状)となっている。多数の凹状溝Mは、これらの円弧状の部分(円弧11d)が幅方向(矢印w方向)に連続して構成されている。多数の凹状溝Mのうちの、最外側の凹状溝Mnを除いた任意の1本の凹状溝Mに着目すると、この1本の凹状溝Mは、全長にわたって直線状に延び、また、長さ方向に直交する断面形状は、長さ方向の任意の位置において同じとなっている。つまり、凹状溝Mは、図3に示すように、長さ方向に沿っての中央部Ma側と、図3(A)中に斜線で示す両端部Mb側とは、連続して真っ直ぐに延びる直線状に形成されている。なお、後述するように、この両端部Mb側は、実施形態2のスプレッドレンズ2では中央部Ma側と同様に凸状の円弧状に形成され、また、実施形態3のスプレッドレンズ3では、直線状又は凹状の矯正部Sdとなっている。
図2に示すように、相互に隣接する2本の凹状溝Mの間には、断面形状が山状の境界壁11aが形成されている。境界壁11aは、相互に隣接する凹状溝Mの円弧状の部分(円弧)が交差することによって形成されていて、凹状溝Mの長さ方向に沿って直線状に形成されている。境界壁11aの頂部11bは、例えば、0.2〜0.3mm程度のR加工が施されている。
ここで、配光角θを、凹状溝Mによって幅方向(矢印w方向)に拡散される出射光の出射角度とする。
本実施形態1のスプレッドレンズ1は、各凹状溝Mが、それぞれ独立した凹型のシリンドリカルレンズとして作用し、また、外側の凹状溝Mほど配光角θが大きくなるように構成されている。
すなわち、任意の隣接する2本の凹状溝Mについて、外側に位置する凹状溝Mは、内側に位置する凹状溝Mに対し、配光角θが同じ又はこれよりも大きく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝Mnは、最内側に位置する凹状溝M1よりも配光角θが大きくなっている。つまり、配光角θについて、
θ1≦θ2≦θ3≦…≦θn、ただしθ1≠θn……(1)式
が成り立つように、凹状溝Mが構成されている。
なお、このような凹状溝Mを備えたスプレッドレンズ1の作用、効果については、次の照明器具50の説明の後に述べる。
図9は、上述構成のスプレッドレンズ1を装着した照明器具の一例として、リフレクター54を有する照明器具50の、軸心C0を含む平面で切った断面図である。
図9に示すように、照明器具50は、ソケット51、光源52、ボディ53、リフレクター54、フード55、及びスプレッドレンズ1(又は後述するスプレッドレンズ2,3)を備えている。
ソケット51は、ヒートシンク51a、放熱フィン51b等を有している。
光源52は、面状の発光面52aを有しており、ヒートシンク51aに固定されている。
ボディ53は、ソケット51の端部に固定されており、内側にリフレクター54を収納している。
リフレクター54は、回転放物面状の反射面54a、光源52に近い側に光入射口54b、及び遠い側に光出射口54cを有している。
フード55は、円筒状に形成されていて、スプレッドレンズ1を保持している。なお、スプレッドレンズ1の多数の凹状溝Mは、その長さ方向を図9中の表裏方向を向け、幅方向(矢印w方向)を図9中における軸心C0に直交する方向に向けた姿勢で、幅方向に多数、並べられている。なお、スプレッドレンズ1は、他のオプションレンズ(不図示)と厚さ方向に重ねられて装着される場合もある。
スプレッドレンズ1の最内側の凹状溝M1から出射される光の配光角をθ1、この凹状溝M1よりも外側にある凹状溝Mm(ただし、mは、1<m≦nを満たす自然数)から出射される光の配光角をθmとする。
スプレッドレンズ1は、以下のような作用、効果を奏する。
スプレッドレンズ1は、凹状溝Mが上述の(1)式を満たすことにより、照射領域Sを図10に示す照射領域S0から照射領域S1に拡大した場合であっても、照射領域S1の中心部の照度が、照射領域S0の中心部の照度よりも低下することを防止しつつ、照射領域Sの拡大部分の照度を確保して、全体としての均斉性を高めることができる。
図13を参照して上述したように、従来のスプレッドレンズ100のレンズ中心部100a側には、光源102からの直接光のみが入力され、これに対し、レンズ周辺部100b側には、光源102からの直接光とリフレクター101からの間接光(反射光)とが入射される。このため、スプレッドレンズ100に入射される全体の入射光量Foのうち、レンズ中心部100a側の入射光量Faが少なく、レンズ周辺部100b側の入射光量Fbが多くなる。このため、スプレッドレンズ100からの出射光量も同様な傾向となる。なお、このような傾向は、スプレッドレンズ100に代えてスプレッドレンズ1を装着した場合も同様である。
このため、照射領域Sを拡大すべく、従来のスプレッドレンズ100の各凹状溝の曲率半径Rを一律に小さくして配光角θを大きくした場合には、入射光量Faの少ない中心部の光がさらに大きく拡散されるため、拡大前の照射領域S0の中心部側と比較して拡大後の照射領域S1の中心部側の照度が低下するおそれがある。
そこで、上述のスプレッドレンズ1では、凹状溝Mが(1)式を満たすように、すなわち、外側の凹状溝Mほど配光角θが大きくなるように構成されている。
実施形態1−1のスプレッドレンズは、(1)式を満たすことにより、照射領域Sを照射領域S0から照射領域S1に拡大する場合であっても、入射光量Faが比較的少ないレンズ中心部側に位置する凹状溝Mでは配光角θ(図9の配光角θ1参照)が比較的小さく光の分散が抑制されるため、照度低下が抑制される。これに対し、入射光量Fbが比較的多いレンズ周辺部側に位置する凹状溝Mでは配光角θ(図9の配光角θm参照)が比較的大きいため拡大領域を含む、照射領域S1の周辺部の照度を十分に確保することができる。
さらに、外側に位置する凹状溝Mほど配光角θが大きいことにより、配光角θが同じである従来のスプレッドレンズ100と比較して、各凹状溝Mによる照射領域Sの重合部分が多くなり、それぞれの光が混合されるため、照射領域S1全体における縞模様の発生を抑制することができる。
すなわち、上述の実施形態1−1のスプレッドレンズ1は、(1)式を満たすことにより、拡大後の照射領域S1の中心部の照度低下を防止しつつ、拡大領域を含む周辺部の照度を十分に確保して均斉性の高い照射領域S1を確保することができ、さらに、照射領域S1における縞模様の発生を抑制することができるという効果(効果A)を奏する。
[実施形態1−2]円弧対応角αは外側の凹状溝Mほど大きい
実施形態1−2のスプレッドレンズ1は、上述の(1)式を満たすために、円弧対応角αが外側の凹状溝Mほど大きくなるように構成されている。
ここで、凹状溝Mの円弧対応角αとは、図2(B)に、凹状溝M1の円弧対応角α1を例示するように、第1断面K1において、円弧状の部分(円弧11d)の両端M1a,M1bのそれぞれと円弧11dの中心Caとを結ぶ2本の直線L1,L2のなす角度とする。なお、他の凹状溝Mの円弧対応角αについても同様である。
スプレッドレンズ1は、円弧対応角αが以下のように構成されている。
任意の隣接する2本の凹状溝Mについて、外側に位置する凹状溝Mは、内側に位置する凹状溝Mに対し、円弧対応角αが同じ又はこれよりも大きく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝Mnは、最内側に位置する凹状溝M1よりも円弧対応角αが大きくなるように構成した。つまり、円弧対向角αについて、
α1≦α2≦α3≦…≦αn、ただし、α1≠αn……(2)式
が成り立つように、凹状溝Mが構成されている。
(2)式を満たすことにより、(1)式を満たすことができる。
このように(2)式を満たすことにより、実施形態1−1と同様の効果Aを奏することができる。
すなわち、実施形態1−2のスプレッドレンズ1によれば、拡大後の照射領域S1の中心部側の照度低下を防止しつつ、拡大領域を含む周辺部側の照度を十分に確保して均斉性の高い照射領域S1を確保することができ、さらに、照射領域S1における縞模様の発生を抑制することができるという効果(効果A)を奏することができる。
[実施形態1−3]曲率半径Rは外側の凹状溝Mほど小さい
実施形態1−3のスプレッドレンズ1は、上述の実施形態1−2の構成に加え、さらに、図11(A)に示すように、曲率半径Rが外側の凹状溝Mほど小さくなるように構成されている。
すなわち、任意の隣接する2本の凹状溝Mについて、外側に位置する凹状溝Mは、内側に位置する凹状溝Mに対し、曲率半径Rが同じ又はこれよりも小さく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝Mnは、最内側に位置する凹状溝M1よりも曲率半径Rが小さくなっている。つまり、曲率半径Rについて、
R1≧R2≧R3≧…≧Rn、ただし、R1≠Rn……(3)式
が成り立つように、凹状溝Mが構成されている。
実施形態1−3のスプレッドレンズ1によれば、式(2)に加え、式(3)を満たすことにより、上述の効果Aに加え、さらに、入射光量が比較的多いレンズ周辺部側に、より多くの凹状溝Mを配置することができるため、照射領域S1の均斉性及び照射領域S1の長軸方向の距離の設定についてコントロール性を高めることができる、という効果(効果B)を奏することができる。
[実施形態1−4]深さDは同じ
実施形態1−4のスプレッドレンズ1は、上述の実施形態1−3の構成に加え、さらに、凹状溝Mの深さDが同じになるように構成されている。
ここで、図11(A)に示す、中心Cを通って軸心C0に直交する平面(入射面11と同じ)を基準面Hとすると、各凹状溝Mの幅方向の両側の境界壁11aの頂部11bは、この基準面H上に並び、また、各凹状溝Mの底部11cは、基準面Hと平行な別の基準面T上に並ぶ。この場合、凹状溝Mの深さDは、
D1=D2=D3=…=Dn……(4)式
となり、基準面H,T間の距離と等しくなる。
この場合、多数の凹状溝Mは、図2に示すように、相互に隣接する2本の凹状溝Mの底部11c間の距離を溝間ピッチPとすると、凹状溝M1,M2,M3,…,M(n−1)に対応する溝間ピッチPは、この順に、溝間ピッチP1,P2,P3,…,P(n−1)となる。
これら溝間ピッチPの間には、
P1≧P2≧P3≧…≧P(n−1)、ただしP1>P(n−1)、
が成立する。
実施形態1−4のスプレッドレンズ1によれば、上述の(2)式、及び(3)式に加え、(4)式を満たすことにより、上述の効果A及び効果Bに加え、さらに、スプレッドレンズ1の厚さtのバラツキを低減して、スプレッドレンズ1全体における強度のバラツキを低減することができる、という効果(効果C)をあげることができる。
[実施形態1−5]深さDは外側の凹状溝Mほど浅い
実施形態1−5のスプレッドレンズ1は、上述の実施形態1−3の構成に加え、さらに、深さDが外側の凹状溝Mほど浅くなるように構成されている。
すなわち、任意の隣接する2本の凹状溝Mについて、外側に位置する凹状溝Mは、内側に位置する凹状溝Mに対し、深さDが同じ又はこれよりも浅く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝Mnは、最内側に位置する凹状溝M1よりも深さDが浅い。つまり、深さDについて、
D1≧D2≧D3≧…≧Dn、ただしD1≠Dn……(5)式
が成り立つように、凹状溝Mが構成されている。
この場合、図11(A)に示すように、
(1−5a)それぞれの頂部11bを基準面Hに合わせる場合と、
(1−5b)それぞれの底部11cを基準面Tに合わせる場合と、
がある。
前者の、それぞれの頂部11bを基準面Hに合わせる場合には、それぞれの底部11cは、外側ほど上がるように傾斜する基準面H1上に並ぶことになる。
一方、後者の、それぞれの底部11cを基準面Tに合わせる場合には、それぞれの頂部11bは、外側ほど下がるように傾斜する基準面H2上に並ぶことになる。
実施形態1−5のスプレッドレンズ1によれば、上述の(2)式、及び(3)式に加え、(5)式を満たすことにより、上述と同様の効果A及び効果Bに加え、入射光量が比較的多いレンズ周辺部側に、より一層多くの凹状溝Mを配置することができるため、効果Bを一層高めることができる。
ここで、スプレッドレンズ1及び凹状溝Mの各寸法の具体的な数値の一例を示す。なお、以下には、多数の凹状溝Mは、外側の凹状溝Mほど曲率半径Rが小さく(実施形態1−3の構成)、また、外側の凹状溝Mほど深さDが浅く(実施形態1−5の構成)、さらに、それぞれの凹状溝Mの底部11cが基準面Tに合わされた(1−5b)場合の一例を示す。
スプレッドレンズ1の直径 :50〜60mm程度
スプレッドレンズ1の厚さt:3mm程度
凹状溝M1の曲率半径R1 :1.5mm程度
凹状溝Mnの曲率半径Rn :1.0mm程度
凹状溝M1の深さD1 :0.6〜0.8mm程度
凹状溝Mの本数 ;23本程度(n=12)程度
本発明は、上述の数値に限定されるものではない。例えば、スプレッドレンズ1の直径や厚さtが異なる場合には、これらに対応して、他の数値も適宜に設定されるものとする。
ただし、凹状溝Mの本数については、スプレッドレンズ1が、図9に示すような一般的な照明器具50に装着される点、また、他のオプションレンズ等と重ねた状態で使用されるため厚さDが適度に薄いことが求められる点、等を考慮すると、本数は例えば、9本以上(n≧5)であることが好ましい。なお、凹状溝Mの本数は、スプレッドレンズ1の直径が小さい場合(例えば、60mm程度)には、9本未満であってもよい。
[実施形態1−6]曲率半径Rは同じで、深さDは外側の凹状溝Mほど深い、
実施形態1−6のスプレッドレンズ1は、上述の実施形態1−2の構成に加え、さらに、凹状溝Mの曲率半径Rが同じで、深さDが外側の凹状溝Mほど深くなるように構成されている。
すなわち、図11(B)に示すように、任意の隣接する2本の凹状溝Mについて、曲率半径Rが同じで、かつ、外側に位置する凹状溝Mは、内側に位置する凹状溝Mに対し、深さDが同じ又はこれよりも深く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝Mnは、最内側に位置する凹状溝M1よりも深さDが深い。つまり、
R1=R2=R3=…=Rn、かつD1≦D2≦D3≦…≦Dn、ただしD1≠Dn……(6)式
が成り立つように、凹状溝Mが構成されている。
実施形態1−6のスプレッドレンズ1によれば、上述の(2)式に加え、さらに(6)式を満たすことにより、上述の効果Aに加え、さらに、スプレッドレンズ1の厚さtを、内側に位置する凹状溝Mに対応する部分ほど厚くすることができるため、集光効果が生じて、照射領域S1の均斉性についての補正効果(効果D)をあげることができる。さらに、凹状溝Mの曲率半径Rが同じであるため、例えば、スプレッドレンズ1を射出成形する場合、その射出成形に使用する金型の作製時に凹状溝Mを切削するための工具のサイズを変更することが不要なため、金型の作製が容易となる。
<実施形態2>
図4、図5、図10を参照して、実施形態2のスプレッドレンズ2について説明する。
ここで、図4は、スプレッドレンズ2を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。なお、スプレッドレンズ2における図4(A)中のB−B線矢印拡大図は、図2に示すスプレッドレンズ1のそれと同様である。
また、図5(A)はスプレッドレンズ2の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。
上述の実施形態1のスプレッドレンズ1によると、図10に示すように、照射領域Sを従来の照射領域S0から照射領域S1に拡大することができる。なお、照射領域S0は、長軸A0、短軸B0の楕円形であり、拡大後の照射領域S1は、長軸A1、短軸B1の楕円形である。
ここで、短軸B1に着目すると、この短軸B1は、従来の照射領域S0の短軸B0よりは短くなるものの、依然として、スプレッドレンズ1の直径(半径Rs×2)よりは長くなっている。
そこで、本実施形態では、照射領域S1における短軸B1方向の長さについて、余剰長さDaをなくして、スプレッドレンズ1の直径と同じに制御すべく、上述の実施形態1のスプレッドレンズ1に第1湾曲部U1を設けて、スプレッドレンズ2を構成した。
図4、図5に示すスプレッドレンズ2は、図1〜図3に示すスプレッドレンズ1に対し、その入射面21の凹状溝M1を緩やかに湾曲させて全体として第1湾曲部U1を構成した。スプレッドレンズ2は、スプレッドレンズ1に対して、第1湾曲部U1を設けた点が相違点であり、その他の構成については同様である。以下では、相違点を主に説明する。
スプレッドレンズ2は、入射面21と出射面22とを有する円盤状に形成されており、入射面21には全周にわたって上面23aを有する環状凸部23が形成されている。これら入射面21、出射面22、上面23a、環状凸部23は、この順に、スプレッドレンズ1の入射面11、出射面12、上面13a、環状凸部13と同様である。
多数の凹状溝Mは、全体が第1湾曲部U1を構成している。
すなわち、凹状溝Mは、第2断面K2において、長さ方向の中央部Ma側が両端部Mb側に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第1湾曲部U1となっている。第1湾曲部U1は、例えば、厚さtの1/2の中で全体が収まる程度の大きい曲率半径Raとなっている。図4(D)、図5(B)では、第1湾曲部U1の断面として、凹状溝M1の曲率半径Raの円弧状の断面を示しているが、これ以外の凹状溝M2,M3,…,Mnにおける第2断面K2と平行な断面形状も同様に、曲率半径Raの円弧状となっている。ただし、各凹状溝Mにおける、曲率半径Raの円弧状の部分(円弧)の、カーブに沿った長さは、外側の凹状溝Mほど短くなる。
上述構成のスプレッドレンズ2は、第1湾曲部U1を有することにより、例えば、図10中の照射領域S2となる。
すなわち、スプレッドレンズ2によれば、第1湾曲部U1が凸型のシリンドリカルレンズとほぼ同様に作用して、照射領域S2を構成するため、照射領域S1における短軸B1方向を短縮することができる。例えば、照射領域S1の短軸B1の長さとスプレッドレンズ1の直径との差を余剰長さDaとすると、スプレッドレンズ2は、照射領域S1の短軸B1方向の長さをスプレッドレンズの直径と同程度に短縮して、余剰長さDaを割愛することができる、という効果をあげることができる。
なお、スプレッドレンズ2による照射領域S2の形状は、いわゆる糸巻き型となる。糸巻き型とは、図10に示すように、長方形の長辺に相当する辺を緩やかに凹状に変形させた形状である。つまり、長方形の一対の長辺を凹状に湾曲させて、長辺間の距離を、長辺の中心で狭く、長辺の両端で長くした形状である。
<実施形態3>
図6〜図8、図10を参照して、実施形態3のスプレッドレンズ3について説明する。
ここで、図6は、スプレッドレンズ3を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は底面図、(D)は(A)中のA−A線矢視図である。なお、スプレッドレンズ3における図6(A)中のB−B線矢印拡大図は、図2に示すスプレッドレンズ1のそれと同様である。また、図7(A)はスプレッドレンズ3の正面図、(B)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。また、図8(A)はスプレッドレンズ3を入射面31側から見た斜視図、(B)はスプレッドレンズ3を出射面32側から見た斜視図である。
上述の実施形態2のスプレッドレンズ2によると、余剰長さDaをなくすことができるものの、楕円形であった照射領域S1が糸巻き状の照射領域S2に変形される。すなわち、照射領域S1では、x軸に沿って原点Oから離れるほどy軸方向の長さ漸減したいのに対し、照射領域S2では、長軸A1の両端部近傍がy軸に沿って(上下方向)に引き延ばされて、ライン状の端縁Scを構成する。これに伴い、それまで目立たなかった色収差の発生領域Eaが延長されて、端縁Scの近傍で目立つようになる。
そこで、本実施形態では、スプレッドレンズ3として、色収差を目立たなくすべく、図7(A),(B)に示すように、第1湾曲部U1のうちの、凹状溝Mの長さ方向に沿っての両端部Mb側に矯正部Sdを設けるようにした。矯正部Sdは、図7(A),(B)に図示する例では、最内側の凹状溝M1を中心とする15本の凹状溝M(M1〜M8)における長さ方向の両端部Mbに設けた。
図6〜図8に示すスプレッドレンズ3は、図4、図5に示すスプレッドレンズ2に対し、第1湾曲部U1の長さ方向に両端部に矯正部Sdを設けた点が相違点であり、その他の構成については同様である。以下では、相違点を主に説明する。
スプレッドレンズ3は、入射面31と出射面32とを有する円盤状に形成されており、入射面31には全周にわたって上面33aを有する環状凸部33が形成されている。さらに、入射面31には、第1湾曲部U1が形成されている。これら入射面31、出射面32、上面33a、環状凸部33、第1湾曲部U1は、この順に、スプレッドレンズ2の入射面21、出射面22、上面23a、環状凸部23、第1湾曲部U1と同様である。
スプレッドレンズ3は、この構成に加え、第1湾曲部U1における長さ方向の両端部Mb側(図7における斜線部参照)に直線状又は緩やかな凹状の矯正部Sdを設けた。なお、図7では、中央部Ma側が曲率半径Raの凸条であるのに対し、両端部Mb側の矯正部Sdが曲率半径Rbの凹状である場合を図示している。図6、図7では、矯正部Sdとして、凹状溝M1の曲率半径Rbの円弧状の断面を示しているが、これ以外の、凹状溝M1近傍の凹状溝M2,M3,…における第2断面K2と平行な断面形状も同様に、曲率半径Rbの円弧状となっている。ただし、各凹状溝Mにおける、凸状の曲率半径Ra及び凹状の曲率半径Rbの部分(合成された円弧)の、カーブに沿った長さは、外側の凹状溝Mほど短くなる。
本実施形態3のスプレッドレンズ3によれば、上述のスプレッドレンズ2の構成に、さらに矯正部Sdを付加することにより、スプレッドレンズ2では糸巻き型であった照射領域S2を、長方形の照射領域S3に近づけることができる。これに伴い、端縁Scを短縮して、その分、色収差の発生領域を、発生領域Eaから発生領域Ebに短縮して、色収差を目立たなくすることができる、という効果を奏する。
なお、上述のように第1湾曲部U1の両端部Mb側に矯正部Sdを設けた場合であっても、中央部Ma側には、第1湾曲部U1の形状がそのまま残るので、第1湾曲部U1による凸レンズとしての作用には、ほとんど影響を及ぼさない。
以上の実施形態2,3では、スプレッドレンズ2,3は、いずれも、入射面21,31に多数の凹状溝M及び第1湾曲部U1が形成されている場合を例に説明した。
本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上述の実施形態2,3のスプレッドレンズ2,3の入射面21,31に形成した第1湾曲部U1とほぼ同形の第2湾曲部U2(不図示)を仮定する。ここでほぼ同形とは、第1湾曲部U1は、多数の凹状溝Mを上述のように湾曲させて構成したが、第2湾曲部U2は、平面を同様に湾曲させて構成するものとする。また、これら第1湾曲部U1と第2湾曲部U2の凸レンズとしての集光作用は、ほぼ同様であるため、これらをまとめて湾曲部U(不図示)とする。これによると、上述の実施形態2,3のスプレッドレンズ2,3は、入射面21,31に凹状溝M及び湾曲部Uを設けたものといえる。
これに代えて、入射面21,31にではなく、出射面22,32に凹状溝M及び湾曲部Uを設けることも可能である。
さらには、凹状溝Mと湾曲部Uとを設ける面を分けて、入射面21,31と出射面22,32とのうちの一方に凹状溝Mを設け、他方に湾曲部Uを設けることも可能である。
すなわち、次の4通りが考えられる。
(1)入射面21,31に、凹状溝Mと湾曲部Uの双方を設ける。これは、上述の実施形態2,3と同様である。
(2)出射面22,32に、凹状溝Mと湾曲部Uの双方を設ける。これは、(1)のスプレッドレンズを表裏反転して使用する場合と同様である。
(3)入射面21,31に凹状溝Mを設け、出射面22,32に湾曲部Uを設ける。
(4)出射面22,32に凹状溝Mを設け、入射面21,31に湾曲部Uを設ける。
以上の(1)〜(4)のいずれにおいても、凹状溝Mの凹レンズとしての基本的な作用、及び湾曲部Uの凸レンズとしての基本的な作用をなすことができ、したがって、上述の実施形態2,3の効果を奏することができる。
ここで、図12(A),(B)は凹状溝Mがそれぞれ入射面21,31、出射面22,32に形成されている場合の光路を説明する模式図である。
ところで、図12(A)に示すように、凹状溝Mが入射面21,31に形成されている場合は、入射面21,31に入射された光は、出射面22,32から良好に出射される。
これに対し、図12(B)に示すように、凹状溝Mが出射面22,32に形成されている場合には、入射面11に入射された光Laは、その一部Lbが、凹状溝M、さらに隣接する凹状溝Mで全反射して、入射方向とは逆の方向に戻るおそれがある。
以上の観点から、凹状溝Mは、入射面21,31に形成されることが好ましい。つまり、上述の(1)〜(4)では、(1),(3)が好ましい。なお、この点については、実施形態1のスプレッドレンズ1についても同様である。すなわち、実施形態1のスプレッドレンズ1においても、凹状溝Mは、入射面11と出射面12のいずれに形成することも可能ではあるが、上述と同様の理由で、入射面11に形成することが好ましい。
さらに、凹状溝Mと湾曲部Uとが異なる面に形成されている場合には、湾曲部Uが凸状に出っ張ることになり、スプレッドレンズを重ねた際に不安定となる。
この観点からは、凹状溝Mと湾曲部Uとが同じ面に形成されていることが好ましい。つまり、上述の(1)〜(4)では、(1),(2)が好ましい。
さらに、スプレッドレンズを例えば、金型を使用してプラスチックによって成形する場合、成形する複雑な形状が一方の面に集中して、他方の面には何もない方が有利であり、この点からは、(1),(2)が好ましい。
以上から、(1)が最適であるといえる。
1 実施形態1のスプレッドレンズ
2 実施形態2のスプレッドレンズ
3 実施形態3のスプレッドレンズ
11,21,31 入射面
12,22,32 出射面
50 照明器具
52 光源
52a 発光面
54 リフレクター
Ca 円弧の中心
D、D1,D2,D3,…,Dn 凹状溝の深さ
G 凹状溝の長さ
g 長さ方向
K1 第1断面
K2 第2断面
L1,L2 円弧の両端部のそれぞれと円弧の中心とを結ぶ直線
M、M1,M2,M3,…,Mn 凹状溝
M1 最内側の凹状溝
Mn 最外側の凹状溝
Ma 第1湾曲部の中央部(凹状溝の中央部)
Mb 第1湾曲部の両端部(凹状溝の両端部)
R、R1,R2,R3,…,Rn 曲率半径
Sd 矯正部
U1 第1湾曲部
U2 第2湾曲部
W 凹状溝の幅
w 幅方向
α、α1,α2,α3,…,αn 円弧対応角
θ、θ1,θ2,θ3,…,θm,…,θn 配光角

Claims (11)

  1. 光源からの光が直接的及び間接的に入射される入射面と、前記入射面からの光が出射される出射面とを有する円盤状に形成されるとともに、前記入射面と前記出射面とのうちの一方に、相互に平行で長手方向に延びる多数の凹状溝が形成され、
    前記多数の凹状溝は、前記長手方向に直交する平面で切った第1断面において、連続する円弧状に形成されるとともに、円弧状に形成された部分の円弧のそれぞれの両端と円弧の中心とを結ぶ2本の直線のなす角度を、配光角と比例関係にある円弧対応角としたときに、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、前記円弧対応角が同じ又はこれよりも大きく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも前記円弧対応角が大きい、
    ことを特徴とするスプレッドレンズ。
  2. 前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、曲率半径が同じ又はこれよりも小さく、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも曲率半径が小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスプレッドレンズ。
  3. 前記多数の凹状溝は、深さが同じである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスプレッドレンズ。
  4. 前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも浅く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが浅い、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスプレッドレンズ。
  5. 前記多数の凹状溝は、任意の隣接する2本の凹状溝について、曲率半径が同じで、かつ、外側に位置する凹状溝は、内側に位置する凹状溝に対し、深さが同じ又はこれよりも深く、かつ、少なくとも最外側に位置する凹状溝は、最内側に位置する凹状溝よりも深さが深い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスプレッドレンズ。
  6. 前記入射面と前記出射面とのうちの前記多数の凹状溝が形成された面は、前記多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、前記多数の凹状溝の前記長手方向の中央部側が両端部側に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第1湾曲部となっている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスプレッドレンズ。
  7. 前記第1湾曲部は、前記第2断面において、前記凹状溝の前記長手方向に沿っての両端部近傍が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のスプレッドレンズ。
  8. 前記入射面と前記出射面とのうちの前記多数の凹状溝が形成されていない面は、前記多数の凹状溝に直交する平面で切った第2断面において、前記多数の凹状の前記長手方向の中央部側に対応する部分が両端部側に対応する部分に対して凸状となる向きに緩やかに円弧状に湾曲する第2湾曲部となっている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスプレッドレンズ。
  9. 前記第2湾曲部は、前記第2断面において、前記凹状溝の前記長手方向に沿っての両端部に対応する部分が直線状又は緩やかな凹状に形成された矯正部となっている、
    ことを特徴とする請求項8に記載のスプレッドレンズ。
  10. 光源と、
    前記光源からの光を反射するリフレクターと、
    前記光源及び前記リフレクターからの光が入射されるスプレッドレンズと、を備え、
    前記スプレッドレンズが、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のスプレッドレンズである、
    ことを特徴とする照明器具。
  11. 前記光源は、面状の発光面を有する光源である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の照明器具。
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