JP6281769B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の加熱コイルを有する加熱調理器に関する。
従来より、例えば特許文献1に記載するように、スープなどの調理対象を収容してトッププレート上に載置された容器を誘導加熱する複数のトッププレート用加熱コイルと、肉などが載置されて調理庫内に投入された容器(調理皿)を誘導加熱する調理庫用加熱コイルとを有する加熱調理器が知られている。
特許文献1に記載された加熱調理器の場合、1つのトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルに対して電流を供給する共通の電流供給源(インバータ回路)が設けられている。これにより、製造コストを低減するとともに他の部品を配置するスペースを確保している。
特開2012−104261号公報
ところで、特許文献1に記載された加熱調理器の場合、共通のインバータ回路に接続されている1つのトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルとがユーザによって同時に使用されると、調理庫用加熱コイルのみが使用される場合に比べて、調理庫内での加熱調理に時間がかかる。特に、調理庫内の容器の予熱に時間がかかる。
その結果、共通のインバータ回路に接続されている1つのトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルとが同時に使用される場合と調理庫用加熱コイルのみが使用される場合との間に、調理庫内での加熱調理の完了時間に違いが生じる。そのため、加熱調理の完了を確認するために、ユーザは調理庫内を確認する必要がある。このような調理庫は、ユーザにとって使い勝手が悪い。
そこで、本発明は、トッププレート上の容器を誘導加熱するトッププレート用加熱コイルと調理庫内の容器を誘導加熱する調理庫用加熱コイルとが共通の電流供給源に接続されている構成の加熱調理器において、調理庫内での加熱調理の長期化を抑制し、調理庫の使い勝手を向上させることを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
筐体と、
前記筐体の上部に取り付けられたトッププレートと、
前記トッププレートの下面に対向するように筐体内に配置され、トッププレート上に載置された容器を誘導加熱する複数のトッププレート用加熱コイルと、
前記筐体内に配置され、容器が投入される調理庫と、
前記調理庫内に投入された容器を誘導加熱する調理庫用加熱コイルと、
前記複数のトッププレート用加熱コイルの1つと前記調理庫用加熱コイルとに対して電流を供給する共通の電流供給源と、
前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルを選択的に前記共通の電流供給源に接続するスイッチング装置と、を有し、
前記調理庫内の容器の温度を検出する温度センサをさらに有しており、
前記共通の電流供給源から電力の供給を受ける前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、前記スイッチング装置は、前記温度センサの検出した温度が所定の温度に達する、前記調理庫内の容器の予熱が完了するまで、前記トッププレート用加熱コイルに比べて優先的に前記調理庫用加熱コイルを前記共通の電流供給源に接続する、加熱調理器が提供される。
本発明によれば、トッププレート上の容器を誘導加熱するトッププレート用加熱コイルと調理庫内の容器を誘導加熱する調理庫用加熱コイルとが共通の電流供給源に接続されている構成の加熱調理器において、調理庫内での加熱調理の長期化を抑制し、調理庫の使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る加熱調理器を概略的に示す上方斜視図 図1に示す加熱調理器の分解図 図1に示す加熱調理器の概略的な断面図 複数の加熱コイルに対して電流を供給する電流供給系を示すブロック図
本発明の一態様によれば、
筐体と、
筐体の上部に取り付けられたトッププレートと、
トッププレートの下面に対向するように筐体内に配置され、トッププレート上に載置された容器を誘導加熱する複数のトッププレート用加熱コイルと、
筐体内に配置され、容器が投入される調理庫と、
調理庫内に投入された容器を誘導加熱する調理庫用加熱コイルと、
複数のトッププレート用加熱コイルの1つと調理庫用加熱コイルとに対して電流を供給する共通の電流供給源と、
トッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルを選択的に共通の電流供給源に接続するスイッチング装置と、を有し、
共通の電流供給源から電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、スイッチング装置は、調理庫内の容器の予熱が完了するまで、トッププレート用加熱コイルに比べて優先的に調理庫用加熱コイルを共通の電流供給源に接続する、加熱調理器が提供される。
本発明の一態様によれば、共通の電流供給源から電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、スイッチング装置は、調理庫内の容器の予熱が完了するまで、トッププレート用加熱コイルに比べて優先的に調理庫用加熱コイルを共通の電流供給源に接続する。これにより、調理庫内の容器の予熱時間の長期化が抑制され、調理庫の使い勝手が向上する。
共通の電流供給源から電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、スイッチング装置は、調理庫内の容器の予熱が完了するまで、調理庫用加熱コイルへの電力供給時間がトッププレート用加熱コイルへの電力供給時間に比べて長くなるように、調理庫用加熱コイルとトッププレート用加熱コイルを選択的に共通の電流供給源に接続してもよい。これにより、調理庫内の容器の予熱時間の長期化が抑制される。
共通の電流供給源から電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、スイッチング装置は、調理庫内の容器の予熱が完了するまで、トッププレート用加熱コイルと共通の電流源との接続を制限してもよい。これにより、調理庫内の容器の予熱時間の長期化が抑制される。
加熱調理器は、調理庫内の容器の予熱の完了を検出するために該容器の温度を検出する温度センサをさらに有してもよい。温度センサにより、調理庫内の容器の予熱の完了を検出することができる。
共通の電流供給源が、筐体の後側に配置された1つのトッププレート用加熱コイルに対して電流を供給してもよい。筐体の後側に配置されたトッププレート用加熱コイルは、ユーザによって使用される可能性が低い。そのため、そのトッププレート用加熱コイルが共通の電流供給源から高周波電流の供給を受けることによってユーザに与える、例えば容器の加熱に時間がかかるなどの影響は、他のトッププレート用加熱コイルに比べて小さい。
複数のトッププレート用加熱コイルの加熱能力が異なり、共通の電流供給源が、他のトッププレート用加熱コイルに比べて加熱能力が低い1つのトッププレート用加熱コイルに対して電流を供給してもよい。出力が低いトッププレート用加熱コイルは、ユーザによって使用される可能性が低い。そのため、そのトッププレート用加熱コイルが共通の電流供給源から高周波電流の供給を受けることによってユーザに与える、例えば容器の加熱に時間がかかるなどの影響は、他のトッププレート用加熱コイルに比べて小さい。
また、加熱調理器は、調理庫内を加熱するヒータをさらに有してもよい。共通の電流供給源から電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用される場合において、すなわちスイッチング装置がトッププレート用加熱コイルと調理庫用加熱コイルを選択的に共通の電流供給源に接続する場合において、調理庫用加熱コイルへの電流の供給が断続的に停止することによって生じる調理庫内の容器の温度低下を、ヒータによって抑制することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る加熱調理器を概略的に示す上方斜視図である。図2は、図1に示す加熱調理器の分解図である。図3は、図1に示す加熱調理器の概略的な断面図である。
図1〜図3に示すように、加熱調理器10は、加熱調理器10の複数の構成要素(詳細は後述する)を収容する筐体12と、筐体12の上部に取り付けられるトッププレート14とを有する。なお、図において、X軸方向は加熱調理器10の奥行き方向(前後方向)を示し、Y軸方向は幅方向(左右方向)を示し、Z軸方向は高さ方向(上下方向)を示す。また、符号「F」は加熱調理器10の前側を、「B」は後側、「R」は右側、そして「L」は左側を示している。
筐体12は、図2に示すように、上方が開いた箱状であって、例えば金属材料から作製されている。
トッププレート14は、磁束が通過可能な耐熱性に優れた絶縁材料、例えばガラスから作製されている。トッププレート14また、筐体12の上部の開口を覆うように該筐体12に取り付けられる。トッププレート14上には、スープなどの加熱対象W1を収容した鍋などの容器16が載置される。
トッププレート14はさらに、複数の容器16が載置可能に構成されている。本実施の形態の場合、容器16が載置される領域である3つの容器載置領域14a、14b、14cが定義されている。容器載置領域14a、14bは、加熱調理器10の前側に加熱調理器10の幅方向(Y軸方向)に並んで位置する。容器載置領域14cは、加熱調理器10の後側に位置する。
トッププレート14の容器載置領域14a、14b、14cそれぞれに載置された容器16を誘導加熱するために、複数のトッププレート用加熱コイル18A〜18Cがトッププレート14の下面に対向するように筐体12内に配置されている。
具体的には、トッププレート14の容器載置領域14aの下方にトッププレート用加熱コイル18Aが位置し、容器載置領域14bの下方にトッププレート用加熱コイル18Bが位置し、容器載置領域14cの下方にトッププレート用加熱コイル18Cが位置する。
本実施の形態の場合、加熱調理器10の前側に位置する2つのトッププレート用加熱コイル18A、18Bは、加熱能力が相対的に高い、例えば3kWを出力する加熱コイルである。一方、加熱調理器10の後側に位置するトッププレート用加熱コイル18Cは、加熱能力が相対的に低い、例えば1.5kWを出力する加熱コイルである。
トッププレート用加熱コイル18A〜18Cの下方には、肉や魚などの加熱対象W2を収容して加熱する調理庫20が配置されている。本実施の形態の場合、調理庫20は、加熱調理器10の筐体12の内部空間の左側に配置されている。
調理庫20は、箱状であって、例えば金属材料から作製されている。また、加熱対象W2が通過する開口である投入口20aを、加熱調理器10の前側に備える。
具体的には、容器22に収容された状態(例えば調理皿に載置された状態)で加熱対象W2は、調理庫20内に投入される。投入された容器22は、図3に示すように調理庫20内の内底上に載置される。
また、容器22が投入された調理庫20の投入口20aを閉じる扉カバー24が設けられている。扉カバー24は、加熱調理器10の奥行方向(X軸方向)に筐体12に対して進退するレール26に取り付けられている。
調理庫20内に投入された容器22は、図3に示すように調理庫20の下方に配置された調理庫用加熱コイル28によって誘導加熱される。そのために、調理庫20の底部は、調理庫用加熱コイル28によって発生した磁束が通過可能な耐熱性に優れた絶縁材料から作製されている。
なお、図3に示すように、調理庫20内の上側には、その内部空間を加熱することによって容器22上の加熱対象W2を加熱するヒータ30が設けられている。
トッププレート用加熱コイル18A〜18Cおよび調理庫用加熱コイル28に高周波電流を供給するための複数のインバータ制御基板32A〜32Cが、加熱調理器10の筐体12内に収容されている。
本実施の形態の場合、複数のインバータ制御基板32A〜32Cは、加熱調理器10の筐体12の内部空間の左側に、加熱調理器10の高さ方向(Z軸方向)に並んだ状態で配置されている。
図4は、トッププレート用加熱コイル18A〜18Cおよび調理庫用加熱コイル28それぞれに対して高周波電流を供給する電流供給系を示すブロック図である。
図4に示すように、インバータ制御基板32A〜32Cには、トッププレート用加熱コイル18A〜18Cおよび調理庫用加熱コイル28に対して高周波電流を供給する電流供給源として、インバータ回路34A〜34Cが搭載されている。
インバータ回路34A〜34Cは、商用電源によって供給された電流から高周波電流を生成する回路である。インバータ回路34A〜34Cは、例えば15〜100kHzの高周波電流を生成する。
インバータ回路34Aはトッププレート用加熱コイル18Aに高周波電流を供給し、インバータ回路34Bはトッププレート用加熱コイル18Bに高周波電流を供給する。これに対して、インバータ回路34Cは、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とに高周波電流を供給する。すなわち、インバータ回路34Cは、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とに対して高周波電流を供給する共通の電流供給源として機能する。
トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とに対して共通のインバータ回路34Cが設けられている理由について説明する。
本実施の形態と異なり、トッププレート用加熱コイル18A〜18Cおよび調理庫用加熱コイル28それぞれに対して1つずつインバータ回路を設ける場合、すなわち4つのインバータ制御基板を設ける場合を考える。
この場合、サイズが慣例的に決められている加熱調理器の筐体内、具体的には調理庫が配置された部分を除く筐体の内部空間の部分に、4つのインバータ制御基板を組み込む必要がある。当然ながら、その組み込み作業は、本実施の形態のように3つのインバータ制御基板32A〜32Cを組み込む場合に比べて複雑になる。
また、インバータ制御基板は、高周波電流の供給中に発熱する。そのため、インバータ制御基板の数が多いほど、その複数のインバータ制御基板を冷却するための大型の冷却装置、例えば大型のファンを筐体内に組み込む必要がある。
その結果、トッププレート用加熱コイル18A〜18Cおよび調理庫用加熱コイル28それぞれに対して1つずつインバータ回路(インバータ制御基板)を設ける場合、本実施の形態に比べて、筐体12への組み込み作業、すなわち加熱調理器10の製造作業が複雑化し、その製造時間が長くなる。
この対処として、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とに対して共通のインバータ回路34Cが設けられている。
トッププレート用加熱コイルの1つと調理庫用加熱コイル28とに対して共通のインバータ回路34Cを設けることによってユーザに与える影響を低減するために、その共通のインバータ回路34Cから高周波電流の供給を受けるトッププレート用加熱コイルとして、トッププレート用加熱コイル18A、18Bではなく、トッププレート用加熱コイル18Cが選ばれている。その理由について説明する。
まず、共通のインバータ回路34Cから高周波電流の供給を受けるトッププレート用加熱コイル18Cに対応する容器載置領域14cは、図2に示すように、他のトッププレート用加熱コイル18A、18Bに対応する容器載置領域14a、14bに比べて加熱調理器10の後側に位置する。すなわち、容器載置領域14cは、他の容器載置領域14a、14bに比べて、加熱調理器10の前方にいるユーザから遠い。
また、トッププレート用加熱コイル18Cは、上述したように、他のトッププレート用加熱コイル18A、18Bに比べて加熱能力が低い。
そのため、加熱調理器10の後側の容器載置領域14cに容器16が載置される頻度は、加熱調理器10の前側の容器載置領域14a、14bに容器16が載置される頻度に比べて低い。すなわち、トッププレート用加熱コイル18Cは、他のトッププレート用加熱コイル18A、18Bに比べて使用される可能性が低い。
したがって、トッププレート用加熱コイル18Cが共通のインバータ回路34Cから高周波電流の供給を受けることによってユーザに与える、例えば容器16の加熱に時間がかかるなどの影響は、他のトッププレート用加熱コイル18A、18Bに比べて小さい。
これらの理由から、トッププレート用加熱コイル18Cが、共通のインバータ回路34Cから高周波電流の供給を受けるトッププレート用加熱コイルとして選ばれている。
なお、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とがユーザによって同時に使用される場合がある。すなわち、容器載置領域14cに載置された容器16内の加熱対象W1に対する加熱調理と調理庫20内に投入された容器22上の加熱対象W2に対する加熱調理が同時に行われる場合がある。
このような場合を想定して、共通のインバータ回路34Cが搭載されたインバータ制御基板32Cには、スイッチング回路36(スイッチング装置)が搭載されている。スイッチング回路36は、共通のインバータ回路34Cからの高周波電流をトッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28に選択的に供給するために、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28を選択的に共通のインバータ回路34Cに接続するように構成されている。スイッチング回路36により、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28は、例えば交互に共通のインバータ回路34Cに接続される。
このスイッチング回路36により、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とを同時に使用することができ、その結果として、容器載置領域14cに載置された容器16内の加熱対象W1に対する加熱調理と調理庫20内に投入された容器22上の加熱対象W2に対する加熱調理が同時に行うことができる。
トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28の両方が同時にユーザによって使用されるとき、調理庫20内の容器22の予熱に時間がかかり、その結果として、調理庫20内での加熱調理の完了に時間がかかる可能性がある。
調理庫20内での調理加熱は、容器22上の加熱対象W2にもよるが、容器22の温度がある程度高い必要がある。すなわち、容器22が最大量の熱量を保持する必要がある。トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28の両方が同時にユーザによって使用されるとき、調理庫用加熱コイル28のみが使用される場合に比べて、調理庫20内の容器22が最大量の熱量を保持するまでに、すなわち容器22の予熱が完了するまでに時間がかかる可能性がある。
そこで、調理庫20内の容器22の予熱が完了するまで、スイッチング回路36は、トッププレート用加熱コイル18Cに比べて優先的に調理庫用加熱コイル28を共通のインバータ回路34Cに接続するように構成されている。
調理庫20内の容器22の予熱の完了を検出するために、すなわち調理庫20内の容器22の温度を検出するために、例えば、図3に示すように、容器22に対向する調理庫20の外底部に温度センサ38が取り付けられている。温度センサ38は、調理庫20の外底部の温度を検出することによって間接的に容器22の温度を検出する。
この温度センサ38の検出温度が所定の温度に達するまで、スイッチング回路36は、トッププレート用加熱コイル18Cに比べて優先的に調理庫用加熱コイル28を共通のインバータ回路34Cに接続する。
例えば、温度センサ38の検出温度が所定の温度に達するまで、スイッチング回路36は、調理庫用加熱コイル28への電力供給時間がトッププレート用加熱コイル18Cへの電力供給時間に比べて長くなるように、調理庫用加熱コイル28とトッププレート用加熱コイル18Cを選択的に共通のインバータ回路34Cに接続するように構成されている。
また例えば、温度センサ38の検出温度が所定の温度に達するまで、スイッチング回路36は、トッププレート用加熱コイルと共通の電流源との接続を制限するように構成されている。
このようなスイッチング回路36の動作により、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28の両方が同時にユーザによって使用される場合、調理庫20内の容器22の予熱時間の長期化が抑制される。
調理庫20内の容器22の予熱完了後、スイッチング回路36は、容器22の温度を一定に維持するように、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28を選択的に、例えば交互に共通のインバータ回路34Cに接続する。これにより、調理庫20内での加熱調理を長期化することなく、トッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28とを同時に使用することができる。
なお、本実施の形態の場合、図3に示すように、調理庫20内を加熱するヒータ30が該調理庫20内に設けられている。そのため、共通のインバータ回路34Cから電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28の両方が同時にユーザによって使用される場合において、すなわちスイッチング回路36がトッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28を選択的に共通のインバータ回路34Cに接続する場合において、調理庫用加熱コイル28への電流の供給が断続的に停止することによって生じる調理庫20内の容器22の温度低下を、ヒータ30によって抑制することができる。
以上、本実施の形態によれば、共通のインバータ回路34Cから電力の供給を受けるトッププレート用加熱コイル18Cと調理庫用加熱コイル28の両方が同時にユーザによって使用されるとき、スイッチング回路36は、調理庫20内の容器22の予熱が完了するまで、トッププレート用加熱コイル18Cに比べて優先的に調理庫用加熱コイル28を共通のインバータ回路34Cに接続する。これにより、調理庫20内の容器22の予熱時間の長期化が抑制され、調理庫20の使い勝手が向上する。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、図2に示すように、トータルで3つのトッププレート用加熱コイル18A〜18Cがあって、また、加熱調理器10の前側にトッププレート用加熱コイル18A、18Bが、後側にトッププレート用加熱コイル18Cが配置されている。複数のトッププレート用加熱コイルの数および配列は、これに限らない。例えば、3つ以上のトッププレート用加熱コイルが、加熱調理器の幅方向に一列に並んでもよい。広義には、少なくとも2つのトッププレート用加熱コイルがあればよい。
また、上述の実施の形態の場合、共通のインバータ回路34Cから高周波電流の供給を受けるトッププレート用加熱コイルは、他のトッププレート用加熱コイル18A、18Bに比べて加熱調理器10の後側にあって且つ加熱能力が低いトッププレート用加熱コイル18Cであるが、これに限らない。共通の電流供給源から電流の供給を受けるトッププレート用加熱コイルは、他のトッププレート用加熱コイルに比べてユーザに使用される可能性が低ければよい。
例えば、複数のトッププレート用加熱コイルそれぞれの上方に位置するトッププレートの容器載置領域に異なる数字をナンバリングする。複数の容器載置領域をナンバリングされている数字の順に使用する旨をトッププレートに記載する。これにより、最も大きい数字がナンバリングされている容器載置領域に対応するトッププレート用加熱コイルは、他のトッププレート用加熱コイルに比べて、使用される可能性が低くなる。そのようなトッププレート用加熱コイルに対して、共通の電流供給源が電流を供給する。
さらに、上述の実施の形態の場合、調理庫20内の容器22の予熱の完了は、温度センサ38の検出温度に基づいて、その検出温度が予め設定した予熱温度に達しているか否かによって判定されているが、容器22の予熱完了の判定はこれに限らない。例えば、ひとたび調理庫用加熱コイル28による誘導加熱が開始されて所定の予熱時間が経過した後に、調理庫20内の容器22の予熱完了と判定することも可能である。
また、調理庫20内の容器22の温度を検出する温度センサ38は、図3に示すように調理庫20の外底部の温度を検出することによって間接的に容器22の温度を検出する温度センサであるが、これに限らない。例えば、調理庫20の内部空間の温度を検出する温度センサによって調理庫20内の容器22の温度を間接的に検出してもよい。
本発明は、複数の加熱コイルを有し、その複数の加熱コイルの中に調理庫内の容器を誘導加熱する加熱コイルが含まれている加熱調理器であれば適用可能である。
10 加熱調理器
12 筐体
14 トッププレート
16 容器
18A トッププレート用加熱コイル
18B トッププレート用加熱コイル
18C トッププレート用加熱コイル
20 調理庫
22 容器
28 調理庫用加熱コイル
34A 電流供給源(インバータ回路)
34B 電流供給源(インバータ回路)
34C 電流供給源(インバータ回路)

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の上部に取り付けられたトッププレートと、
    前記トッププレートの下面に対向するように筐体内に配置され、トッププレート上に載置された容器を誘導加熱する複数のトッププレート用加熱コイルと、
    前記筐体内に配置され、容器が投入される調理庫と、
    前記調理庫内に投入された容器を誘導加熱する調理庫用加熱コイルと、
    前記複数のトッププレート用加熱コイルの1つと前記調理庫用加熱コイルとに対して電流を供給する共通の電流供給源と、
    前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルを選択的に前記共通の電流供給源に接続するスイッチング装置と、を有し、
    前記調理庫内の容器の温度を検出する温度センサをさらに有しており、
    前記共通の電流供給源から電力の供給を受ける前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、前記スイッチング装置は、前記温度センサの検出した温度が所定の温度に達する、前記調理庫内の容器の予熱が完了するまで、前記トッププレート用加熱コイルに比べて優先的に前記調理庫用加熱コイルを前記共通の電流供給源に接続する、加熱調理器。
  2. 前記共通の電流供給源から電力の供給を受ける前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、前記スイッチング装置は、前記調理庫内の容器の予熱が完了するまで、前記調理庫用加熱コイルへの電力供給時間が前記トッププレート用加熱コイルへの電力供給時間に比べて長くなるように、前記調理庫用加熱コイルと前記トッププレート用加熱コイルを選択的に前記共通の電流供給源に接続する、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記共通の電流供給源から電力の供給を受ける前記トッププレート用加熱コイルと前記調理庫用加熱コイルの両方が同時にユーザによって使用されるとき、前記スイッチング装置は、前記調理庫内の容器の予熱が完了するまで、前記トッププレート用加熱コイルと前記共通の電流供給源との接続を制限する、請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記共通の電流供給源が、前記筐体の後側に配置された1つの前記トッププレート用加熱コイルに対して電流を選択的に供給する、請求項1からのいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記複数のトッププレート用加熱コイルの加熱能力が異なり、
    前記共通の電流供給源が、他の前記トッププレート用加熱コイルに比べて加熱能力が低い1つの前記トッププレート用加熱コイルに対して電流を選択的に供給する、請求項1からのいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記調理庫内を加熱するヒータをさらに有する、請求項1からのいずれか一項に記載の加熱調理器。
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