JP6280906B2 - シート用テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明はシート用テーブル装置に関する。
自動車などの乗物に搭載されるシートの側部や背部に設けられるテーブル装置として、テーブル板が硬質合成樹脂製の上テーブルプレートと下テーブルプレートとを結合した最中構造によって構成され、テーブル板がヒンジ軸によってシートに、略水平に延在する使用位置と略鉛直に延在する収納位置との間で、回動可能に取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、他のテーブル装置として、テーブル板が合成樹脂製のアッパーカバーとロアーカバーとの結合した最中構造によって構成され、アッパーカバーとロアーカバーとに間に金属製のテーブルフレームが挟み込まれ、テーブルフレームに取り付けられたヒンジ軸によってシートに、略水平に延在する使用位置と略鉛直に延在する収納位置との間に、回動可能に取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2000−177467号公報 特開2011−79436号公報
シート用テーブル装置のテーブル板は、家具のテーブルトップ(天板)とは異なって、軽量化および占有スペースの削減のために比較的に薄いものが用いられる。このため、シート用テーブル装置のテーブル板は曲げや捩れによる歪みを生じ易く、テーブル板の上面の平坦性(平面性)を担保することが難しい。特に、テーブル板が合成樹脂製は、成形時の歪みによってテーブル板の平坦性が損ねられることもある。
本発明が解決しようとする課題は、テーブル板の歪みの発生を抑制あるいは加工時の歪みをなくしてテーブル板の平坦性を担保することである。
本発明によるシート用テーブル装置は、シート(S)に設けられるテーブル装置(10)であって、テーブル主板(14)および前記テーブル主板(14)の外周縁部に設けられて前記テーブル主板(14)よりも可撓性が高い軟質材による外縁部材(30)を含むテーブル板(12)と、前記テーブル主板(12)より高い曲げ剛性を備え、前記テーブル主板(12)および前記外縁部材(30)の少なくとも何れか一方に装着された変形抑制部材(26、28)とを有する。
この構成によれば、変形抑制部材(26、28)によって、テーブル主板(14)の歪みの発生が抑制され、テーブル主板(14)の加工時の歪みをなくす作用も得られ、テーブル主板(14)の平坦性が担保される。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記変形抑制部材(26、28)は線状材により構成されている。
この構成によれば、変形抑制部材(26、28)のテーブル主板(14)に対する配置の自由度が高い。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記テーブル主板(14)は略長方形をなしており、前記変形抑制部材(26、28)は少なくとも前記テーブル主板(14)の長辺に沿って設けられている。
この構成によれば、テーブル主板(14)に歪みが生じ易い部分に変形抑制部材(26、28)が効果的に配置され、テーブル主板(14)の歪みの発生を抑制したり、テーブル主板(14)の成形時の歪みをなくしたりする作用が顕著に得られる。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記変形抑制部材(26、28)は前記テーブル主板(14)の外周縁部に沿って設けられて枠状をなしている。
この構成によれば、変形抑制部材(26、28)の大型化を招くことなくテーブル主板14の歪みの発生を抑制し、成形時の歪みをなくす効果がより一層顕著に得られる。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記テーブル主板(14)は互い結合された上板(16)と下板(18)とを含み、前記変形抑制部材(26、28)は前記上板(16)と前記下板(18)とに挟まれて前記テーブル主板(14)に装着されている。
この構成によれば、変形抑制部材(26、28)がテーブル主板(14)に内蔵され、変形抑制部材(26、28)がシート用テーブル装置の意匠性を阻害することがない。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記変形抑制部材(26)がヒンジ軸を兼ねる部分(26D、26E)を含んでおり、当該部分(26D、26E)が前記シート(S)に回動可能に支持され、略水平に延在する使用位置と略鉛直に延在する収納位置との間を回動可能である。
この構成によれば、変形抑制部材(26)の一部(26D、26E)がヒンジ軸を兼ねているので、テーブル板(12)を回動可能に支持するためのヒンジ軸を別途必要としない。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記変形抑制部材(26)の前記ヒンジ軸を兼ねる部分(26D、26E)は円形の横断面形状を有し、前記シート(S)には、前記ヒンジ軸を兼ねる部分(26D、26E)が回動可能に貫通する軸受孔(44)を有する軸支持部材(40)が設けられている。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記外縁部材(30)の少なくとも一部は前記テーブル主板(14)との間に空間(34)を画成する変形容易部(32)をなしている。
この構成によれば、変形容易部(32)において良好な緩衝性が得られる。
本発明によるシート用テーブル装置は、好ましくは、前記変形容易部(32)には前記空間(34)において当該変形容易部(32)から前記テーブル主板(14)の外周縁部に向って延びるリブ(36)が一体形成されている。
この構成によれば、リブ(36)の追加により、変形容易部(32)の柔軟性の設定の自由度が高くなる。
本発明によるシート用テーブル装置によれば、テーブル板の外周縁部がテーブル主板よりも可撓性が高い軟質材による外縁部材によって構成されていても、変形抑制部材が、テーブル主板の歪みの発生を抑制し、且つテーブル主板の加工時の歪みをなくす作用をし、テーブル主板の平坦性が担保される。
本発明によるシート用テーブル装置が適用された自動車の後部座席の一つの実施形態を前側から見た斜視図 同後部座席を後側から見た斜視図 本発明によるシート用テーブル装置の一つの実施形態の平面図 同実施形態によるシート用テーブル装置の底面図 図3の線V−Vに沿った拡大断面図 同実施形態によるシート用テーブル装置の支持ロッド配置部の拡大部分断面斜視図
以下、図面を参照して、本発明に係るシート用テーブル装置を自動車の後部座席(2列目及び3列目を含む)に適用した一実施形態を説明する。以下の説明では、シートSに着座した乗員を基準にして左右を定める。左右一対に設けられる同一構成については、共通の番号を付し、説明を省略する。
(全体構成)
図1及び図2に示すように、シートSは、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3と、オットマンS4と、スライダS5とを有する。スライダS5は、前後に延びるレールを介して自動車のフロアに前後にスライド移動可能に設けられている。シートクッションは、左右に延びるレール(不図示)を介してスライダS5に左右にスライド移動可能に設けられている。
シートバックS2は、シートクッションS1に対して回動(傾倒)可能に設けられた下部シートバックS2Aと、下部シートバックS2Aに対して回動(傾倒)可能に設けられた上部シートバックS2Bとを有する。ヘッドレストS3は上部シートバックS2Bの上部に設けられている。下部シートバックS2Aの後側面は、板状のバックカバーCによって覆われている。バックカバーCは、下部シートバックS2Aの上縁よりも上方に延出し、上部シートバックS2Bの後側面と対向している。上部シートバックS2Bは、バックカバーCの前側面に沿った位置と、バックカバーCの前側面から前方に離れた位置との間で、下部シートバックS2Aに対して傾倒することができる。
シートクッションS1の右側部には右側シールド2が装着され、左側部には左側シールド3が装着され、後側部に後側シールド4が装着されている。各シールド2、3、4は、例えば樹脂材から形成されている。右側シールド2は、前後に延び、シートクッションS1の右側部の下部を覆っている。左側シールド3は、前後に延びてシートクッションS1の左側部を覆うと共に、シートクッションS1の座面よりも上方に延出して壁部3Aを形成している。壁部3Aの上端部は、左右に拡幅されて上方を向く上端面を形成し、乗員の左腕を支持するアームレストや小物を置くための台として機能する。後側シールド4は、左右に延び、シートクッションS1の後側部を覆っている。後側シールド4の左端部は左側シールド3の後端部まで延び、後側シールド4の右端部は右側シールド2の後端部まで延びている。本実施形態では、後側シールド4の左端部は左側シールド3の後端部と結合されている。
なお、左側シールド3は、図5、図6に示されているように、板金部材5と、板金部材5の外側に取り付けられた樹脂成形品による外側パネル6と、板金部材5の内側に取り付けられた樹脂成形品による内側パネル7とを有する。
(シート用テーブル装置の構成)
左側シールド3の外壁側にはシート用テーブル装置10が設けられている。以下に、図3〜図6を参照してシート用テーブル装置10を詳細に説明する。
シート用テーブル装置10は、前後方向に長い略長方形のテーブル板12を有する。テーブル板12は、テーブル主板14および外縁部材30を含んでいる。
テーブル主板14は、樹脂ファスナ等による複数個の締結部材15(図4参照)によって互いに結合された上板16、下板(底板)18および上板16の上部に固定されてテーブル上面20Aをなす化粧板20を含む。上板16、下板18および化粧板20は合成樹脂の成形品である。
上板16には下方に凸のカップホルダ部16Aが一体成形されている。化粧板20にはカップホルダ部16Aの開口が形成されており、当該開口は、上板16と化粧板20とに挟まれるようにして取り付けられた加飾部材22によって縁取りされている。上板16には、カップホルダ部16Aの開口近傍に突出するゴム材による複数個の緩衝部材24が加飾部材22によって挟むようにして取り付けられている。
テーブル主板14には変形抑制ロッド26および28が装着されている。変形抑制ロッド26は、円形の横断面形状を有する金属製の1本の丸棒(線状材)を折曲したものであり、図3、図4に示されているように、テーブル主板14の外側(後述する使用位置で外側)、前側および後側の各辺部の全域に沿って延在する部分26A、26B、26Cとテーブル主板14の内側(後述する使用位置で内側)の辺部の前側部分および後側部分に沿って延在する部分26D、26Eとを一体に有する。なお、部分26Bと部分26Dとの間にはテーブル主板14の前側の隅角部の形状に倣って鉤形に折曲した部分26Fがあり、部分26Fによって部分26Bと部分26Dとが接続されている。変形抑制ロッド28は、金属製の1本の直線状の丸棒(線状材)であり、テーブル主板14の内側の辺部の前側部分と後側部分との間(変形抑制ロッド26が存在しない部分)をテーブル主板14の内側の辺部に沿って延在している。なお、テーブル主板14の外側および内側の辺部は、テーブル主板14の長辺である。
このように、変形抑制ロッド26および28は、テーブル主板14の外周縁部に沿って設けられ、互いに協働して平面視でテーブル主板14を取り囲む略枠状をなし、各々、上板16、下板18および化粧板20より高い曲げ剛性を備えている。変形抑制ロッド26および28は線状材によるものであるから、上述のようにテーブル主板14に対する配置の自由度が高い。
変形抑制ロッド26および28は、図5、図6に示されているように、全体を上板16と下板18とに挟まれてテーブル主板14に固定されている。変形抑制ロッド26および28が上板16と下板18とに挟まれてテーブル主板14に固定されていることにより、変形抑制ロッド26および28がテーブル主板14に内蔵され、変形抑制ロッド26および28がシート用テーブル装置10の意匠性を阻害することがない。また、テーブル主板14に対する変形抑制ロッド26および28の取り付けに別途取付部品を必要とすることがない。
外縁部材30は、クッション部材をなすものであり、テーブル主板14の外周縁部に当該外周縁部を取り囲むように設けられており、全体をエラストマー等の軟質材により構成され、テーブル主板14よりも可撓性が高い。外縁部材30は、上板16にインサート成形あるいは上板16と2種樹脂成形されていてもよい。外縁部材30の上面30Aは、図5、図6に示されているように、化粧板20上に載置された物品の落下を防止するために、化粧板20の上面より高位にある。
外縁部材30がテーブル主板14の前辺および後辺に沿う部分は変形容易部32をなしている。変形容易部32は、図4に示されているように、変形容易部32の他の部分より薄肉で、断面形状が略1/4円形にテーブル主板14の上側から下側に向かって湾曲して延在し、下端縁が自由端のリップ状をなしており、テーブル主板14の前辺あるいは後辺との間に空間34を画成している。
変形容易部32には空間34をテーブル主板14の前辺あるいは後辺に離接する方向(前後方向)に延在して変形容易部32をテーブル主板14の前辺あるいは後辺に向かって延びるリブ36が一体成形されている。リブ36はテーブル主板14の前辺あるいは後辺の延在方向に所定の間隔をおいて互いに平行に複数個設けられている。
変形抑制ロッド26がテーブル主板14の内側の辺部の前側部分および後側部分に沿って延在する部分26D、26Eは、図3、図4に示されているように、同一軸線上を前後方向に延在しており、テーブル主板14に形成された切欠部14に位置して外部に露呈し、テーブル主板14を左側シールド3に折り畳み可能に装着するためのヒンジ軸を兼ねている。以降、部分26D、26Eをヒンジ軸部26D、26Eと呼ぶ。
左側シールド3の板金部材5には、図5に示されているように、前後2箇所に軸支持ブラケット40がボルト42によって固定されている。軸支持ブラケット40には前後方向に水平に延在する円形横断面の軸受孔44が貫通されている。前側の軸支持ブラケット40の軸受孔44にはヒンジ軸部26Dが回動可能に貫挿されており、後側の軸支持ブラケット40の軸受孔44にはヒンジ軸部26Eが回動可能に貫挿されている。
これにより、ヒンジ軸部26D、26Eが軸支持ブラケット40によって回動可能に支持され、テーブル主板14は、略水平に延在する使用位置と略鉛直に延在する収納位置との間を回動可能である。テーブル主板14の収納位置は、テーブル主板14がヒンジ軸部26D、26Eより垂下して外側パネル6の外面に沿う位置である。
下板18の中央部の下底面には、図4に示されているように、ロッド支持部材46が固定されている。ロッド支持部材46は丸棒製の支持ロッド48の連結部48Aをヒンジ軸部26D、26Eに対して離接方向にスライド可能に且つ回動可能に支持している。支持ロッド48は、連結部48Aの両端より各々略90度折曲されて延在する脚部48B、48Cおよび脚部48B、48Cの先端より互いに離れる方向に略90度折曲されて連結部48Aと平行な方向に延在する係合部48D、48Eを有して略ステープル状をなしており、両脚部48B、脚部48Cが互いに離接方向(前後方向)に弾性変形するばね性を有している。
板金部材5には、図6に示されているように、カム部材50がボルト52によって固定されている。カム部材50には開口50Aが形成されており、開口50Aを画定する前後の端面がカム面50B、50Cになっている。カム面50B、50Cは、係合部48D、48Eの回動中心と同心の円弧状に上下方向に延在しており、上端および下端が各々前後方向に凹んだ凹部50D、50Eになっている。ロッド支持部材46の脚部48B、48Cは開口50Aに挿入され、係合部48D、48Eはカム部材50の内側に形成された支持部(不図示)に回動可能に係合している。これにより、ロッド支持部材46は係合部48D、48Eを中心として水平軸線周りに回動可能である。
脚部48B、48Cは、テーブル主板14の使用位置と収納位置との間の回動においてカム面50B、50Cに対して摺動する部分(係合部48D、48Eに近い部分)を有し、テーブル主板14の使用位置があるときには凹部50Dに係合して自身のばね力によってテーブル主板14が使用位置にあることを、所定値以上の外力がテーブル主板14に作用しない限り維持し、テーブル主板14の収納位置があるときには凹部50Eに係合して自身のばね力によってテーブル主板14が収納位置にあることを所定値以上の外力がテーブル主板14に作用しない限り維持する。これにより、テーブル主板14は、回動操作だけで、他の操作を要することなく、使用位置あるいは収納位置の何れかに選択的に安定して位置する。
テーブル板12の外周縁がテーブル主板14よりも可撓性が高い材質による外縁部材30によって構成され、外縁部材30にテーブル主板14の歪みの発生を抑制したり、テーブル主板14の成形時の歪みをなくしたりする作用がなくても、変形抑制ロッド26、28がその作用をし、テーブル主板14および化粧板20の上面の平坦性が担保される。
テーブル主板14の歪みはテーブル主板14の長辺を湾曲させる方向に生じ易いので、変形抑制ロッド26の部分26Aおよび変形抑制ロッド28がテーブル主板14の長辺をなす外側あるいは内側の辺部に沿って設けられていることにより、テーブル主板14の歪みの発生を抑制したり、テーブル主板14の成形時の歪みをなくしたりする作用が顕著に得られ、テーブル主板14および化粧板20の上面の平坦性が確実に担保される。更には、変形抑制ロッド26、28がテーブル主板14の外周縁部に沿って設けられて枠状をなしていることにより、変形抑制ロッド26、28の大径化を招くことなくテーブル主板14の歪みの発生を抑制し、成形時の歪みをなくす作用がより一層顕著に得られ、テーブル主板14および化粧板20の上面の平坦性がより一層確実に担保される。
変形抑制ロッド26は、部分(ヒンジ軸部)26D、26Eにおいてテーブル板12を回動自在に支持するためのヒンジ軸を兼ねているから、テーブル板12を回動自在に支持するためのヒンジ軸を別途設ける必要がなく、構造の簡素化と部品点数の削減が図られる。ヒンジ軸部26D、26Eは、高い剛固性を要求される変形抑制ロッド26の一部によって構成されるので、必然的に高い剛固性が確保され、ヒンジ接続が高い強度をもって確実に行われる。
テーブル板12の支持は、左側シールド3に取り付けられた軸支持ブラケット40の軸受孔44にヒンジ軸部26E、26Eが回動可能に貫通するだけで行われるので、当該支持が少ない部品点数をもって簡素に且つ確実に行われ、支持構造を複雑なものにすることがない。
外縁部材30は、全体をエラストマー等の軟質材により構成されているので、良好な緩衝性が得られ、併せてテーブル板12を使用位置や収納位置に回動させる際のテーブル板12の手触りがよいものになる。
外縁部材30がテーブル主板14の前辺および後辺に沿う部分が変形容易部32になっていることにより、テーブル主板14の前辺および後辺に対応する部分において、より良好な緩衝性が得られ、テーブル板12の前部あるいは後部に物が当たっても大きな異音を生じることがない。変形容易部32の柔軟性は、変形容易部32の肉厚および形状に加えてリブ36によって適性なものに、高い自由度をもって設定することができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、変形抑制ロッド26、28は、必ずしもテーブル主板14に装着されている必要はなく、外縁部材30に固定されていたり、外縁部材30にインサート成形されていてもよい。また、変形抑制ロッド26、28はテーブル主板14および外縁部材30の双方に装着されていても、テーブル主板14あるいは外縁部材30にインサート成形されていてもよい。変形抑制部材は、変形抑制ロッド26および28が一体になっていてテーブル主板14を取り囲む閉ループ構造のものであってもよい。変形抑制部材は、ロッドによるものに限られることはなく、板状のものや鉤形断面形状や溝形断面形状のもの等であってもよい。変形抑制部材は、テーブル主板14より高い曲げ剛性を有していれば、金属製に限られることなく、合成樹脂の成形品であってもよい。
上記実施形態では、本発明を車両用シートに適用した例を説明したが、本発明に係るシートは航空機用や鉄道用等の様々なシートに適用することもできる。また、上記実施形態に示したシートSの各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
C バックカバー
S シート
2 右側シールド
3 左側シールド
4 後側シールド
5 板金部材
6 外側パネル
7 内側パネル
10 シート用テーブル装置
12 テーブル板
14 テーブル主板
16 上板
18 下板
20 化粧板
26 変形抑制ロッド
26D 部分(ヒンジ軸部)
26E 部分(ヒンジ軸部)
28 変形抑制ロッド
30 外縁部材
32 変形容易部
34 空間
36 リブ
40 軸支持ブラケット(軸支持部材)
44 軸受孔
46 ロッド支持部材
48 支持ロッド
50 カム部材

Claims (8)

  1. シートに設けられるテーブル装置であって、
    テーブル主板および前記テーブル主板の外周縁部に設けられて前記テーブル主板よりも可撓性が高い軟質材による外縁部材を含むテーブル板と、
    前記テーブル主板より高い曲げ剛性を備え、前記テーブル主板および前記外縁部材の少なくとも何れか一方に装着された変形抑制部材とを有し、
    前記外縁部材の少なくとも一部は前記テーブル主板との間に空間を画成する変形容易部をなしていることを特徴とするシート用テーブル装置。
  2. 前記変形抑制部材は線状材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート用テーブル装置。
  3. 前記テーブル主板は略長方形をなしており、前記変形抑制部材は少なくとも前記テーブル主板の長辺に沿って設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート用テーブル装置。
  4. 前記変形抑制部材は前記テーブル主板の外周縁部に沿って設けられて枠状をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート用テーブル装置。
  5. 前記テーブル主板は互い結合された上板と下板とを含み、前記変形抑制部材は前記上板と前記下板とに挟まれて前記テーブル主板に装着されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つの項に記載のシート用テーブル装置。
  6. 前記変形抑制部材はヒンジ軸を兼ねる部分を含んでおり、当該部分が前記シートに回動可能に支持され、略水平に延在する使用位置と略鉛直に延在する収納位置との間を回動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一つの項に記載のシート用テーブル装置。
  7. 前記変形抑制部材の前記ヒンジ軸を兼ねる部分は円形の横断面形状を有し、
    前記シートには、前記ヒンジ軸を兼ねる部分が回動可能に貫通する軸受孔を有する軸支持部材が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のシート用テーブル装置。
  8. 前記変形容易部には前記空間において当該変形容易部から前記テーブル主板の外周縁部に向かって延びるリブが一体形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つの項に記載のシート用テーブル装置。
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