JP6279955B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents
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Description
シリンダヘッドに設けられた作動油供給通路を流通する作動油は、ハウジングとプランジャとに設けられた供給孔を通して第1油室に供給され、さらに連通孔を介して第2油室に供給された後、弁孔を介して圧力室に供給される。この場合に、第1チェック弁は、第2油室から圧力室への作動油の流通を許容するが、圧力室から第2油室への作動油の流通を規制するものである。一方、第2チェック弁は、第1油室から第2油室への作動油の流通を許容するが、第2油室から第1油室への作動油の流通を規制するものである。
前記押圧部が前記第2チェック弁に一体に設けられている。これによれば、押圧部と第2チェック弁とが別々に設けられるよりも、部品点数を削減することができ、組み付け時の作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。実施例に係るラッシュアジャスタ10は、シリンダヘッド90に組み込まれる油圧式のラッシュアジャスタであって、図6に示す自動車の動弁装置80に設けられる。なお、以下の説明において、上下方向は、図3を除く各図を基準とするものであるが、必ずしも使用時における上下方向と一致するとは限らない。
ボディ11の内部に、プランジャ12、隔壁部13、第1チェック弁26、リテーナ28、第1スプリング29、第2スプリング31、第2チェック弁40及びばね部41を組み付ける。そして、この組み付け状態のラッシュアジャスタ10を、作動油(以下において、エンジンオイル51と言うこともある)が貯留された容器50内に入れる(図7を参照)。次いで、貫通孔23を通してプランジャ12内に棒状のエア抜き用の治具Jを挿入する(図5を参照)。すると、治具Jの先端がチェック弁体39の上端平坦面42に当接し、ばね部41全体(第1ばね部45と第2ばね部46の両方)の付勢力に抗してチェック弁体39が下方へ強制的に押し込まれる。このとき、ばね部41は、第2ばね部46に加えて第1ばね部45も縮むことになる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)押圧部と第2チェック弁とが別々に設けられ、第2チェック弁が押されたときに、押圧部が第2チェック弁と当接して押圧されるように構成してもよい。
(2)隔壁部の下端がプランジャの底壁に当接し、第1油室がプランジャの周壁とともに底壁によっても区画される構成であってもよい。
(3)プランジャは、底壁と周壁とが一体に形成され、上方から隔壁部が挿入された後、上端部が縮径変形させられるものであってもよい。
(4)ばね部は、一本のばね材によって、ばね定数が大きい部分とばね定数が小さい部分とが一体に連続して設けられる構成であってもよい。
(5)ばね部は、線径を異にする複数の部分によってばね定数が調整されるものであってもよい。
(6)ばね部は、ばね定数が3段階以上に亘って変化する構成であってもよい。
(7)ばね部は、ばね定数を異にする部分が明確に区別されずに、漸次変化する構成であってもよい。
(8)押圧部の下端に、径方向外側に張り出す傘状の拡張部を設け、拡張部が第1チェック弁のチェックボールを押圧する構成であってもよい。こうすると、チェックボールが拡張部に安定して押動させられる。
(9)第2チェック弁は、任意の形状をとり得るものであり、例えば、チェックボールと同様、球形の形態であってもよい。
11…ボディ
12…プランジャ
13…隔壁部
17…底壁
18…周壁
24…弁孔
25…圧力室
26…第1チェック弁
37…第1油室
38…第2油室
40…第2チェック弁
41…ばね部
45…第1ばね部
46…第2ばね部
47…押圧部
48…軸芯部
49…位置決め部
90…シリンダヘッド
Claims (5)
- 有底筒状のボディと、前記ボディ内に挿入され、前記ボディ内を往復移動可能な有底筒状のプランジャと、前記プランジャ内に挿入されて固定される隔壁部とを備え、
前記ボディ内の底部には、このボディと前記プランジャの底壁との間に、圧力室が設けられ、前記プランジャの周壁と前記隔壁部との間には、第1油室が設けられ、前記隔壁部内には、第2油室が設けられ、前記圧力室、前記第1油室及び前記第2油室には作動油が供給され、前記プランジャの底壁には、前記第2油室から前記圧力室への作動油の流通を許容するが、前記圧力室から前記第2油室への作動油の流通を規制する第1チェック弁が設けられ、前記隔壁部には、前記第1チェック弁と対向する頂部に、前記第1油室から前記第2油室への作動油の流通を許容するが、前記第2油室から前記第1油室への作動油の流通を規制する第2チェック弁が設けられているラッシュアジャスタであって、
前記第2チェック弁側から前記第1チェック弁側に向けて延びる形態をなし、前記第2チェック弁が押されたときに、延び方向の先端部が前記第1チェック弁を押動して開弁させる押圧部を備え、
前記押圧部には、前記第2チェック弁側から前記第1チェック弁側に向けて延びる軸芯部の芯ずれを規制する位置決め部が設けられ、
前記位置決め部は、前記軸芯部における前記第1チェック弁寄りの下部から放射状に延びる複数の羽根部によって構成され、各羽根部の先端が前記隔壁部の内周面に近接する位置に配置されることを特徴とするラッシュアジャスタ。 - 前記押圧部が前記第2チェック弁に一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載のラッシュアジャスタ。
- 前記第2チェック弁を流通する作動油の油圧に抗する方向に付勢するものであって、休止状態では、前記第2チェック弁を閉弁状態となし、駆動状態では、前記第2チェック弁を開弁状態となし、且つ前記押圧部が前記第1チェック弁を押圧しない状態となし、さらに、前記第2チェック弁への強制的な押し込みより、前記1チェック弁を開弁状態に至らすように、付勢力が調整されたばね部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のラッシュアジャスタ。
- 前記ばね部は、ばね定数が異なる複数の部分で構成されていることを特徴とする請求項3記載のラッシュアジャスタ。
- 前記ばね定数が異なる複数の部分が前記押圧部の延び方向に直列に配置されていることを特徴とする請求項4記載のラッシュアジャスタ。
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2014
- 2014-03-31 JP JP2014071600A patent/JP6279955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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