JP6279889B2 - 穴形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、成形品に貫通穴を形成する穴形成方法に関する。
鍛造は、熱間、温間又は冷間温度下で、素材を塑性加工することで所望の形状の成形品を得る加工方法である。
さらに、鍛造された板状の成形品に貫通穴を形成する穴形成方法が知られている(例えば、特許文献1(第3図(c)及び(d))参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の穴形成方法を説明する図であり、予備成形体100は、予備成形工程により、一方の面101に陥没部102を有し、他方の面103に下へ突出する突出部104を有する。陥没部102の径d1より、突出部104の径d2が大きい。
次に、パンチ105を陥没部102に進入させて穴を打ち抜き形成する。この際に、パンチ105の径d3が陥没部102の径d1より小さいと、打ち抜き時の剪断面の長さは、tとなる。剪断抵抗は剪断面積に比例するため、長さtが大きいほど打ち抜き力が大きくなる。結果、パンチ105に大きな負荷が掛かり、パンチ105の消耗が激しくなる。
さらに、パンチ105が金型106に一体形成されると、パンチ105の消耗により金型106ごと交換する必要があり、金型の交換費用が嵩む。
金型は高価であるため、寿命を延ばし、金型の交換費用の低減が望まれる。
また、陥没部102の径d1より、突出部104の径d2が大きいため、パンチ105で突出部104を打ち抜くと、予備成形体100から突出部104が強引に切り離され、破断面が大きくなると共に貫通穴の内面精度が悪くなる。
破断面を小さくすると共に貫通穴の内面の精度を高めることが求められる。
特開昭58−122133号公報
本発明は、成形品に貫通穴を形成する穴形成方法において、金型の寿命を延ばすと共に貫通穴の内面精度を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、所定の径の凸部を有する第1金型と、前記凸部より小径の凹部を有する第2金型を準備する工程と、前記凸部の中心に前記凹部の中心が一致するようにセットした前記第1金型と前記第2金型により素材を鍛造加工することで、一方の面に前記凸部で形成される陥没部を有し、他方の面に前記凹部で形成される突出部を有する予備成形品を得る予備成形工程と、先端部の径が前記凹部の径より大きく且つ前記凸部の径より小さなパンチを前記陥没部に進入させ前記陥没部の内周面と前記突出部の外周面との間となる部位に存在する薄肉部を破断することで貫通穴を形成する穴開け工程とを有し、前記第1金型の前記凸部は、先端中央部が膨らむ凸状に形成され、前記予備成形工程では、前記予備成形品の前記陥没部を、底部の中央部がへこむ凹状に形成することを特徴とする穴形成方法である。
請求項1に係る発明では、予備成形工程で、予備成形品に陥没部と突出部を形成すると共に、陥没部の内周面と突出部の外周面との間に薄肉部を形成し、この薄肉部を穴開け工程で、パンチにより破断する。薄肉部は剪断に係る厚さが小さいため剪断抵抗が小さくなり、打ち抜き力が小さくなる。パンチに係る負荷が小さくなり、パンチの寿命が延びる。結果、金型の寿命を延ばすことができる。併せて、破断面が小さくなるため、貫通穴の内面の精度を高めることができる。
さらに、パンチの径を陥没部の径より小さくしたため、陥没部へのパンチの位置決めが容易になり、貫通穴の位置精度が良好になる。
成形品の平面図である。 成形品の断面図である。 本発明の準備工程を説明する図である。 本発明の予備成形工程を説明する図である。 得られた予備成形品の断面図である。 本発明の穴開け工程を説明する図である。 従来の穴形成方法を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1及び図2に示すように、成形品10は、中央にボス部11を有し、このボス部11を囲うように周辺部に複数の貫通穴12が形成されている、全体的に板状を呈するワークである。
成形品10は主として鍛造法により製造される。この製造法を以下、詳しく説明する。
図3に示すように、所定の径Daである凸部16、16を有する第1金型15と、凸部16より小さい径Dbである凹部19、19を有する第2金型18を準備する(準備工程)。
凸部16の中心16aに、凹部19の中心19aが合致するように、第2金型18は位置決めされている。
凸部16、16に載せるようにして、第1金型15に素材21をセットする。第1金型15を上昇する又は第2金型18を下降する、又は第1金型15と第2金型18を互いに接近させる。
結果、図4(a)に示すように、一方の面に凸部16で形成される陥没部26を有し、他方の面に凹部19で形成される突出部27を有する予備成形品25が得られる(予備成形工程)。
必要であれば、図4(b)に示すように、ピアスパンチ28で、中心穴29を打ち抜き形成する。
得られた予備成形品25は、図5に示すように、中央にボス部11を有し、このボス部11を囲うように一方の面に陥没部26を有し、他方の面に突出部27を有する。陥没部26の内周面と突出部27の外周面との間となる部位に、薄肉部31が形成されている。
陥没部26は図3の凸部16で形成される。凸部16の径(外径)がDaであるため、陥没部26の径(内径)Da*は、Daとほぼ同一になる。よって、以降、陥没部26の径もDaと記す。
突出部27は図3の凹部22で形成される。凹部22の径(内径)がDbであるため、突出部27の径(外径)Db*は、Dbとほぼ同一になる。よって、以降、突出部27の径もDbと記す。
なお、Dbは、Daの65〜75%に設定することが望ましい。75%を超えると、薄肉部31の確保が難しくなり、打ち抜き力が増大する。また、65%未満では薄肉部31が長くなり過ぎ、曲げが加わる。曲げが加わると薄肉部31を剪断させ難くなる。打ち抜き力を高めることなく、薄肉部を剪断させるには、Db=(65〜75%)×Daとすることが有効である。
また、陥没部26の深さは、予備成形品の一般厚さ(陥没部26の周囲の厚さ)の70〜80%に設定することが望ましい。80%を超えると予備成形時の成形荷重が増大し、凸部(図3、符号16)への負荷が増大し、第1金型15の寿命が短くなる。また、70%未満では薄肉部31が厚くなりすぎて打ち抜き力が増大する。打ち抜き力を高めることなく、第1金型15の寿命を延ばすには、陥没部26の深さを、予備成形品の一般厚さの70〜80%とすることが有効である。
図6(a)に示すように、パンチ34を有する第3金型33と、ダイ穴37を有する第4金型36を準備し、第3金型33に予備成形品25をセットする。第4金型36を下げる又は第3金型を上げる、又は第3金型33と第4金型36を接近させる。
すると、図6(b)に示すように、パンチ34が相対的に陥没部26に進入する。なお、パンチ34は、径Dcの先端部38と、この先端部38に続き径Dcより大径の仕上げ部39とを有している。先端部38の径Dcは、突出部27の径Dbより大きく且つ陥没部26の径Daより小さく設定されている。また、仕上げ部39の径Ddは、陥没部26の径Daより大きく設定されている。よって、Db<Dc<Da<Ddとなっている。
Dc<Daであるため、陥没部27にパンチ34が容易に嵌る。結果、パンチ34の位置決めが容易になる。
パンチ34が更に進入すると、厚さがTの薄肉部31に剪断力が加わり、結果、図6(c)に示すように、貫通穴12が打ち抜き形成される。
薄肉部31は剪断に係る厚さTが小さいため剪断抵抗が小さくなり、打ち抜き力が小さくなる。パンチ34に係る負荷が小さくなり、パンチ34の寿命が延びる。結果、第3金型33の寿命を延ばすことができる。併せて、破断面が小さくなるため、貫通穴12の内面の精度を高めることができる。
このままでも貫通穴12の内面精度は良好であるが、好ましくは、次に述べる仕上げを付加することが推奨される。
すなわち、仕上げ部39による仕上げを加える。具体的には、Da<Ddであるため、貫通穴12は、仕上げ部39で押し広げられる。すなわち、貫通穴12の内周面が、仕上げ部39で圧縮され平滑に仕上げられる(バーニッシュ(burnishing)仕上げ)。
結果、図6(d)に示すように、穴開け工程が完了し、成形品10が得られる。
尚、特許請求の範囲に記載の貫通穴に相当する貫通穴12は、正円穴の他、長円や楕円穴や矩形穴であってもよい。
径は、正円穴の場合は直径、長円や楕円穴の場合は長径・短径、矩形穴の場合は長辺・短辺の長さを指す。よって、特許請求の範囲に記載の径は直径に限定されるものではない
本発明は、板状の成形品に貫通穴を形成する穴形成方法に適用である。
10…成形品、12…貫通穴、15…第1金型、16…凸部、18…第2金型、19…凹部、21…素材、25…予備成形品、26…陥没部、27…突出部、31…薄肉部、34…パンチ、38…パンチの先端部、39…パンチに設けた仕上げ部、Da…凸部の径、Db…凹部の径、Dc…パンチ先端部の径、Dd…パンチ仕上げ部の径。

Claims (1)

  1. 定の径の凸部を有する第1金型と、前記凸部より小径の凹部を有する第2金型を準備する工程と、
    前記凸部の中心に前記凹部の中心が一致するようにセットした前記第1金型と前記第2金型により素材を鍛造加工することで、一方の面に前記凸部で形成される陥没部を有し、他方の面に前記凹部で形成される突出部を有する予備成形品を得る予備成形工程と、
    先端部の径が前記凹部の径より大きく且つ前記凸部の径より小さなパンチを前記陥没部に進入させ前記陥没部の内周面と前記突出部の外周面との間となる部位に存在する薄肉部を破断することで貫通穴を形成する穴開け工程とを有し、
    前記第1金型の前記凸部は、先端中央部が膨らむ凸状に形成され、
    前記予備成形工程では、前記予備成形品の前記陥没部を、底部の中央部がへこむ凹状に形成する、
    ことを特徴とする穴形成方法。
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