JP6279389B2 - 測定システム - Google Patents

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Description

本発明は、pH測定などの電気化学測定で用いられる測定システムに関するものである。
pH測定装置をはじめとするガラス電極法を用いる電気化学測定装置には、測定電極と比較電極が備えられている。比較電極は測定対象となる測定液との接触によって内部液が希釈されるため、測定精度を維持するためには、内部液の補充が必要となる。ここで、電気化学測定装置を長期間、例えば6ヶ月間程度使用する場合、比較電極の測定精度を維持するためには、その期間において内部液を補充する必要があるが、できるだけ補充量を少なくすることができれば、装置保全の手間を省くことができる。
比較電極としては種々の構成があるが、例えば特許文献1の図2に示すものでは、比較電極の内極が、比較電極の下端から上方に延びるように配置されており、その比較電極の上部空間に測定液が流れるように構成され、上部空間と内部液との界面に液絡部を有し、内極の上端より上方に内部液補充口が設けられている。
この特許文献1に記載の比較電極の構成では、比較電極の上部にある液絡部を介して内部液が漏出するので、本発明が想定するような長期間の使用においては、測定精度の維持のために内部液を補充する補充機構が必要である。しかしながら、内部液を常時補充するようにすると、補充する内部液量が多くなってしまうという問題がある。
実用新案出願公開昭59−183655号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、この測定システムを用いた長期間の使用において、内部液の補充量を少なくすることができ、測定精度を維持しつつ、装置保全の手間を省くことをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る測定システムは、測定対象である測定液よりも比重の大きい内部液が充填される内部液室を有し、前記内部液室の上端部に設けられた液絡部を介して前記内部液がその上方を流れる前記測定液と接触するように構成されたボディと、前記内部液室において、前記内部液に接触するように配置された内部極とを備えた比較電極と、前記内部液室に内部液を補充する内部液補充機構とを具備し、前記内部液補充機構が、所定量の内部液を予め定められた期間を空けて間欠的に補充するものであることを特徴とする。
このような構成であれば、測定液より内部液の比重が大きいことから、内部液室の上端部に設けられた液絡部において、測定液が内部液側に流入してくるのは拡散によるものだけなので、拡散による流入は少なく、流出する内部液の量を少なくすることができる。
また、測定液より内部液の比重が大きいので、測定液の流入により内部液の濃度が薄まった部分は、内部液室内の上方に位置するようになる。ここで、内部極が内部液室の下端部から上方に延伸するように配置されているので、内部液補充機構によって内部液を間欠的に補充しても、その薄まった部分が内部極に到達する前に内部液への置換が間に合い、内部極の周りの濃度を維持することができる。このように、内部液が間欠的に補充されるので、内部液の量を少なくすることができ、電位測定の精度を維持することができる。
また、本発明に係る測定システムは、前記比較電極の内部液室が、前記内部極の上端より上方であって、前記液絡部から所定距離における前記内部液室の断面積が、その所定距離における位置より下方の断面積より小さくなるように前記内部液室が形成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、液絡部から所定距離における断面積が、その所定距離における位置より下方の断面積より小さくなっているので、断面積が同じ場合と比べて、その部分の容量を少なくすることができる。したがって、その部分の容量が少ない方が、拡散によって測定液が内部液側に流入してくる速度は同じなので、測定液が拡散して内部液が薄まった部分を置換する場合に、その量を少なくすることができる。したがって、置換すべき量が少なくなり、これにより内部液補充機構により補充する内部液の量をさらに少なくすることができる。
また、本発明に係る測定システムは、前記比較電極の液絡部から前記所定距離までの前記内部液室の容量が、前記内部液補充機構から補充される内部液の量よりも少なくなるように設定してあることを特徴とする。
このようなものであれば、液絡部から所定距離までの間で測定液が拡散して内部液が薄まった場合に、これに相当する量よりも多くの量の内部液が内部液補充機構によって補充されるので、確実にその薄まった部分を液絡部から押し出して、内部液に置換することができる。
このように構成した本発明によれば、測定液より内部液の比重が大きいことから、液絡部において、測定液が内部液側に流入してくるのは拡散によるものだけなので、拡散による流入は少なく、流出する内部液の量を少なくすることができる。また、内部極が内部液室の下端部から上方に延伸するように配置されているので、内部液補充機構によって内部液を間欠的に補充しても、内部極の周りの置換が間に合い、内部極の周りの濃度を維持することができる。このようにして補充する内部液の量を少なくすることができ、電位測定の精度を維持しつつ、装置保全の手間を省くことが可能となる。
本発明の一実施形態における測定システムの全体模式図。 同実施形態における電極装置の模式図。 本発明の一実施形態におけるpH測定シーケンスを示す模式図。 他の実施形態における電極装置の模式図。 他のさらなる実施形態における電極装置の部分拡大図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本実施形態に係る測定システム100を示す。
この測定システム100は、半導体製造プロセス、例えば、配線工程の洗浄、Cuメッキ液、CMP(化学機械研磨)などに用いられる薬液等(以下「測定液」ともいう。)の水素イオン濃度等を連続モニタするためのものであり、測定液9のpHを測定する電極装置7と、電極装置7に測定液9を流通させる測定液流通機構3と、電極装置7にKCl溶液等の内部液(請求項1に記載の比較電極の内部液のことであり、以下「第2内部液」という。)を補充する内部液補充機構5と、電極装置7、測定液流通機構3及び内部液補充機構5に接続され、これらとの間で測定データや指令信号を授受する情報処理・制御機構19とを具備している。なお、測定システム100は、水素イオン以外、例えば、ナトリウム、カリウム等のイオン濃度や、二酸化炭素や酸素等のガス濃度(pCO2、pO2等)も測定できるものである。
電極装置7は、図2に示すように、測定電極4及び比較電極6と、これらを収容する枠体23とを備えたものである。
前記測定電極4は、pH緩衝液等の所定の内部液(以下「第1内部液」という。)が充填される第1内部液室52を有した第1ボディ54と、該第1ボディ54の下部から第1内部液室52を上方に向かって延伸するように取り付けられた内部極Mとを具備したものである。
前記第1ボディ54は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の材質から形成されたものであり、上下に延伸し上面が閉塞されているとともに下面が開口する四角筒状のメイン部材54aと、該メイン部材の下面開口を閉塞する蓋体54bとからなる。この第1ボディ54の内部に形成された前記第1内部液室52は、例えば下端から所定高さまでは一定断面形状(例えば円柱形状)であり、その上端部のみが上方に行くほど断面形が縮小する錐形状にしてある。
前記内部極Mは、例えば、銀/塩化銀電極から構成されるものであり、蓋体54bにその下端部が貫通するように取り付けられ、該蓋体54bから前記第1内部液室52を上方に延伸するように起立するものである。また、内部極Mの下端には、接点が設けられてその電流(電圧)信号を外部に取り出せるように構成してある。なお、内部電極Mは、その下端部が、蓋体54bから延伸するものに限らず、メイン部材54aの側面から第1内部液室52を上方に延伸するように斜め、あるいは、例えばL字状に構成されたものでもよい。
さらにこの実施形態では、この電極装置7が、前記測定液9の流れる管体58を具備するようにしている。
この管体58は、その全体が、水素イオンに応答する応答ガラスから形成されており、測定液が流れる第1流路62を形成する。この応答ガラスは、スカンジウムが所定量含有されたものである。管体58の形状はキャピラリー状、即ち、内径に対してその長さが十分長くなるようにしてあり、例えば、その内径は0.1mmから2mm程度、好ましくは0.5mmから1mm程度の非常に細いものである。また、管体58の肉厚は、0.1mmから1mm程度、好ましくは0.2mm程度であり、このような肉厚であれば、応答性がよい応答ガラスとなる。また、その外径は、0.3mmから4mm程度、好ましくは1mmから2mm程度のものがよい。
かかる管体58は、第1ボディ54の上端部に水平に貫通させてあり、第1内部液室52の第1内部液50に浸漬するように配置されている。より具体的に言えば、管体58は、内部極Mの上端部より上方であって、第1内部液室52の一定断面形状部分を通るように配置されている。
なお、管体58は、第1内部液50に浸漬する一部に応答ガラスが用いられていてもよい。
次に、図2を用いて、比較電極6について説明する。
比較電極6は、前記第2内部液15が充填される内部液室(請求項1に記載の比較電極の内部液室のことであり、以下「第2内部液室」という。)を有する第2ボディ42(請求項1に記載の比較電極のボディのことである。)と、該第2ボディ42の下部から第2内部液室36を上方に向かって延伸するように取り付けられた内部極Rと、該第2ボディ42に形成され、該第2内部液室36と連通して第2内部液15を補充する補充口17とを具備したものである。
前記第2ボディ42は、測定電極4の第1ボディ54と同様に、PVC等の材質から形成されたものであり、上下に延伸し上面が閉塞されているとともに下面が開口する四角筒状のメイン部材42aと、該メイン部材の下面開口を閉塞する蓋体42bとからなる。
前記第2ボディ42に形成された第2内部液室36は、内部極Rの上端部より上方であって、液絡部40から下方向への所定距離L1における断面積が、その所定距離L1における位置より下方の断面積より小さくなるように形成されている。さらに、液絡部40から所定距離L1までの第2内部液室36の容量が、補充口17から補充される第2内部液15の量よりも少なくなるように設定されている。
なお、所定距離L1の間においては、その断面積は、一定であってもよいし、変化するように構成されていてもよく、その所定距離L1における位置より下方の部分の断面積より小さくなるように形成されていればよい。所定距離L1における位置より下方の部分の断面積も同様に一定でもよいし、変化していてもよい。
さらにこの実施形態では、前記第2ボディ42に、前記測定液9が流れる第2流路64が形成されている。この第2流路64は、前記第2ボディ42の上端部に水平に形成されており、前記第2内部液室36の上端部に設けられた微細な孔等から形成される液絡部40を介して第2内部液15がこの第2流路64を流れる測定液9と接触するように構成されている。
前記内部極Rは、例えば、銀/塩化銀電極から構成されるものであり、蓋体42bにその下端部が貫通するように取り付けられ、該蓋体42bから前記第2内部液室36を上方に延伸するように起立するものである。また、内部極Rの下端には、接点が設けられてその電流(電圧)信号を外部に取り出せるように構成してある。なお、内部電極Rは、その下端部が、蓋体42bから延伸するものに限らず、メイン部材42aの側面から第2内部液室15を上方に延伸するように斜め、あるいは、例えばL字状に構成されたものでもよい。
前記補充口17は、本実施形態では、この内部極Rの上端部より少し下方の位置に設けられているが、適宜変更可能であり、さらに下方の、例えば第2内部液室36の底部のほうから第2内部液15を補充できるような場所に配置してもよいし、あるいは内部極Rの中央又は上方に位置するように配置してもよい。
次に、図2を用いて、枠体23について説明する。枠体23は、例えば上方が開口した四角箱状をなす樹脂、金属等から形成されたものであり、この枠体に上方から測定電極4及び比較電極6ががた無く嵌め込まれる。
この枠体23の底板には、内部極M及び内部極Rの各下端部がそれぞれ接触する接点部88、89が配置されている。
また、枠体23の測定電極4に接する一方の側板には、第1流路62を流れる管体58に測定液9を流入するための流入孔63が形成され、比較電極6に接する他方の側板には、第2流路64を流れる測定液9が流出するように流出孔65が形成されている。さらに、該他方の側板には、第2内部液15を補充口17に流入する流入孔67も形成されている。
以上のように、電極装置7は、測定電極4と比較電極6と枠体23とから構成されており、測定電極4及び比較電極6は、流入孔63、第1流路62、第2流路64及び流出孔65が連通し、さらに、補充口17及び流入孔67が連通するようにして枠体23に収容されている。ここで、測定電極4及び比較電極6は、例えば、図示しないネジ等によって互いに押圧するように固定されており、これによって、第1流路62と第2流路64とが密着して、その間から測定液4が漏れないように構成されている。第1流路62と第2流路64との間には、密着性をよくするために、Oリング等を設けるようにしてもよい。また、測定電極4の管体58が第1ボディ54を貫通している部分は、接着剤等によって、管体58が固定されるとともに、第1内部液50が第1内部液室52から漏れないようにシールされている。
次に、図1及び図2を用いて測定液流通機構3について説明する。
測定液流通機構3は、電極装置7に測定液9を流入させる流入管12a及び電極装置7を通って流出する測定液9が流通する流出管12bと、流入管12a又は流出管12bの所定の場所に配置され、測定液9を流入及び流出させる流通ポンプ10を備えている。
流入管12aは、その先端部が、枠体23の流入孔63に挿入されて測定電極4の管体58と接続されたものであり、その基端部から測定液9が注入されるように構成してある。流入管12aの先端部と測定電極4の管体58とは、測定液4が漏れずに測定電極4に流入するように、例えば、接着剤等によって密着するように接続されている。
流出管12bは、その基端部が、枠体23の流出孔65に挿入されて比較電極6の第2流路64と接続され、その先端部から測定液9が排出されるものである。流出管12bの基端部と比較電極6の第2流路64とは、測定液4が第2流路64から漏れずに排出されるように、例えば、接着剤等によって密着するように接続されている。
また、流通ポンプ10は、流入管12a又は流出管12bの所定の場所、例えば、流出管12bの基端部と先端部との間に配置されている。この流通ポンプ10の作動によって、測定液9が、流入管12a、測定電極4、比較電極6の順に流通し、流出管12bを流れて測定システム100外部に排出されるように構成されている。
次に、図1及び図2を用いて内部液補充機構5について説明する。内部液補充機構5は、第2内部液15が貯留される容器16と、この容器16と比較電極6を接続して比較電極6に第2内部液15を補充する補充管20と、補充管20の所定の場所に配置され、第2内部液15を流通させる補充ポンプ18を備えている。補充管20は、その基端部が容器16に接続されており、その先端部が枠体23の流入孔67に挿入され、補充口17と接続されているものである。補充管20の先端部と比較電極6の補充口17とは、第2内部液15が漏れずに第2内部液室36に流入されるように、例えば、接着剤等によって密着するように接続されている。なお、補充管20と補充口17との間には、密着性をよくするために、Oリング等を設けるようにしてもよい。
補充ポンプ18は、補充管20の基端部と先端部との間に配置されており、この補充ポンプ18の作動によって、第2内部液15が、容器16から補充管20を流通して補充口17を経由して比較電極6に補充されるように構成されている。
次に、図1及び図2を用いて、情報処理・制御機構19について説明する。情報処理・制御機構19は、例えば、電極装置7で測定された測定液9のpH値を算出する電位差計26と、流通ポンプ10及び補充ポンプ18を作動させる回路を備えたドライバ回路34と、電位差計26から得られた情報を処理し、またドライバ回路34に作動信号等を出力するコンピュータ及びディスプレイ等を備えた制御装置29を備えている。本実施形態では、制御装置29が、ケーシング2の外部に配置されるように構成されている。なお、情報処理・制御機構19自体が、ケーシング2の外部に配置されるようにしてもよい。
電位差計26は、電極装置7における測定電極4の内部極M及び比較電極6の内部極Rと、上述した接点部88、89を介して内部極M配線22及び内部極R配線24によって電気的に接続されている。これにより、内部極M及び内部極Rで検知した各電位に基づき、電位差計26により電極間の電位差が測定される。電位差計26は、外部接続端子28を介して制御装置29に電気的に接続されており、制御装置29は、そのコンピュータによって電位差計26の出力値から測定液9のpH値を算出し、その値をディスプレイに表示するものである。算出されたpH値は、コンピュータの記憶媒体に記憶され、必要な時に表示できるようにされている。
ドライバ回路34は、配線30、32を介して流通ポンプ10及び補充ポンプ18に電気的に接続されており、ドライバ回路34は、外部接続端子28を介して制御装置29に電気的に接続されている。ドライバ回路34は、制御装置29のコンピュータからの信号に基づき、流通ポンプ10及び補充ポンプ18の作動、停止を制御し、測定液9が電極装置7を流れるタイミング、量等を調整する。また、測定システム100が数ヶ月間、例えば4ヵ月から8ヵ月程度、連続稼働できるように、第2内部液15の補充量や補充するタイミング等を制御する。
次に、図3を用いて、この測定システム100を用いた測定液9のpH測定の測定シーケンスについて説明する。P1のラインは流通ポンプ10の作動のオン、オフを示し、凸部がオン、凹部がオフを示している。P2は、補充ポンプ18の作動のオン、オフを同様に示している。pHは、凸部がpH測定を行っている状態を、凸部は行っていない状態を示している。
最初に、測定電極4及び比較電極6の校正が行われた後(図示せず)、測定が開始される。まず、測定1について説明する。測定1では、情報処理・制御機構19によって、内部液補充機構5の流通ポンプ10(P1)を所定時間作動させ、流入管12a及び流出管12bに測定液9が流れるようにし、測定液9を測定電極4及び比較電極6に流入する。このときの測定液9の導入量は、例えば、数百μL程度である。測定電極4及び比較電極6に測定液9を流入後、流通ポンプ10を一旦止める。このときpH測定が行われる。
このように測定1における流通ポンプ10の作動、停止、pH測定という工程を1回の測定としてn回の測定、例えば、連続50〜200回程度繰り返してpH測定が行われる。pH測定後、情報処理・制御機構19によって流通ポンプ10を止め、補充ポンプ18(P2)を所定時間作動させて、容器16からKCl溶液等の第2内部液15を比較電極6の第2内部液室36に所定量補充する。このときの補充量は、比較電極6において、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15の濃度が薄まった部分を置換できる量が補充され、例えば、数十μL程度の内部液が補充される。
このようなn回の測定及び第2内部液15の補充を1回の測定ルーチンとし、その測定ルーチンが繰り返されることによって、周期的に第2内部液15の補充が行われ、所望回数の測定ルーチンが終了後、pH測定を終了する。
測定電極4が上述したように構成されているので、測定液9をキャピラリー状の管体58に流すことによって電位測定を行うことができ、測定に使用する測定液9の使用量を少なくすることができる。これにより、測定後に廃棄される薬液の量を減らすことができる。特に、流通ポンプ10を停止して測定液9の流通を止めて電位測定を行う場合は、使用する薬液の量を更に少なくすることができる。
また、測定液9の温度が、例えば、50℃程度の高い場合であっても、管体58内を流れる間に測定液9の温度が下がるため、流通ポンプ10を止めても管体内での対流が起きなくなるので、対流による測定電位のばらつきが防止でき、電位測定の精度を向上させることができる。また、流通ポンプ10を止めるので、測定液の流れが止まった状態で測定電極4及び比較電極6においてpH測定が行われ、これにより測定液の流動によるpH値への影響をなくすことができる。
また、本実施形態では、管体58は、内部極Mの上端部より上方であって、第1内部液室52の一定断面形状部分を通るように配置されているので、pH測定によって管体58の周囲に発生した気泡が、管体58に付着しないで、第1内部液室52の上方部分に溜まるようになる。これにより、気泡による測定精度の低下を防止することができる。なお、本実施形態では、第1内部液室52の上端部が上方に行くほど断面形が縮小する錐形状に形成されているが、これに限らず、第1内部液室52の上面は平面状、半球状等でもよく、管体58より上方に気泡が溜まる空間が形成されていればよい。
また、管体58の応答ガラスは、スカンジウムが所定量含有されたものであるので、フッ酸耐性を有し、測定する薬液がフッ酸を含む強酸性のものであっても浸食されにくく、長期間使用することができるようになる。
また、比較電極6が上述したように構成されているので、内部極Rの上端部より下方にある補充口17から第2内部液15を補充して内部極Rの周りの液体を第2内部液15に置換することができ、測定精度を維持することができる。この場合、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まった部分を押し上げるようにして置換するので、その薄まった部分に相当する量の第2内部液15を補充すればよく、補充する量を節約して少なくすることができる。
補充口17の位置は適宜変更できるが、補充口17がさらに下方、即ち第2内部液室36の下端部に位置するような場合でもよく、この場合、第2内部液15の比重が測定液9より小さい場合であっても、液絡部40から最も遠い位置に位置するので、補充した第2内部液15が液絡部40から流出することがなく、測定液9の流入により薄まった部分に相当する量で、確実に液絡部40内部極Rの周りの液を置換することができ、補充する第2内部液15の量を節約することができる。
また、第2内部液15の比重が測定液9より大きい場合は、補充口17は、内部極Rの上端部より上方にあってもよい。この場合、第2内部液15は、測定液9より比重が大きいので、第2内部液15が補充された直後、液絡部40から測定液9側に流出することが少なく、その自重により内部極Rの周りに留まるようになり、内部極Rの周りの第2内部液15の濃度を維持することができる。さらに測定液9より比重の大きい第2内部液15が補充されるので、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まった部分をより確実に押し上げるようにして内部極Rの周りの液体を第2内部液15に置換することができる。補充する第2内部液15の量は、測定液9が流入して薄まった部分に相当する量にすることができるので、第2内部液15の補充量を節約して少なくすることができる。
また、内部極Rが第2内部液室36の下端部から上方に延伸するように配置されているので、上述した測定シーケンスのように、内部液補充機構5の補充ポンプ18によって第2内部液15を間欠的に補充しても、第2内部液室36の上方の薄まった部分が内部極Rに到達する前に第2内部液15への置換が間に合うようにして、内部極Rの周りの濃度を維持することができる。このように、第2内部液15を間欠的に補充することができるので、pH測定中連続して補充する場合と比べて、補充する第2内部液15の量を少なくすることができ、長期間、例えば、4ヵ月から8ヵ月間程度、第2内部液15を補充することなく、連続してこの測定システム100を稼動させるようにすることができる。
なお、補充ポンプ18を完全に止めずに、第2内部液15が極微量流れるように作動させ、所定の間隔をあけて、測定液9が流入して薄まった部分に相当する量の第2内部液15を補充するように補充ポンプ18を作動させることもできるが、上述したように、補充ポンプ18はpH測定中は、止めるほうが好ましい。
さらに、液絡部40から所定距離L1における断面積が、その所定距離L1における位置より下方の断面積より小さくなっているので、この部分が内部極Rが位置する部分よりも細くなり、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まる部分の量をより少なくすることができる。したがって、第2内部液15を置換すべき部分の量が少なくなり、これにより補充する第2内部液15の量をさらに少なくすることができる。
また、所定距離L1とは、測定条件によって種々変更されるものである。例えば、所定時間pH測定を行った後、測定液9が液絡部40から流入して第2内部液15が薄まった部分において、その容量をV2、液絡部40からの距離をL2とする。そして、第2内部液室36の所定距離L1までの容量V1としたときに、V1及びL1は、V2<V1及びL2<L1の関係が成立するように構成されている。
このようにして定められた所定距離L1及びその容量V1に基づき、補充する第2内部液15の補充量が定められ、この場合、補充量をV3、液絡部40からの距離をL3としたとき、V2<V3<V1の関係が成立されるような量とすれば、L2<L3<L1となり、測定液9で薄まった部分を第2内部液15に置換できるようになる。
さらに、補充量V3を、V2<V1<V3の関係が成立されるような量とすれば、L2<L1<L3となり、測定液9で薄まった部分を第2内部液15に十分に置換できるようになる。即ち、液絡部40から所定距離L1までの間で測定液9が拡散して第2内部液15が薄まった場合に、これに相当する量よりも多くの量の第2内部液15が補充されるので、確実にその薄まった部分を液絡部40から押し出して、第2内部液15に置換することができる。
なお、薄まった部分の容量V2と第2内部液15の補充量V3は、少なくともV2<V3の関係が成り立つようにされていればよい。
次に、図4を用いて、前記電極装置7の他の実施形態として電極装置307について説明する。なお、図4に付している符号が図2と同じものは、前記実施形態と同じ又は対応する構成を示す。
電極装置307は、図4に示すように、測定電極304及び比較電極306とを備えたものである。
前記測定電極304は、第1内部液350が充填される第1内部液室352を有した第1ボディ354aと、第1ボディ354aから離間して配置されたサブボディ354bと、第1ボディ354aとサブボディ354bとを連結する連結ボディ354cとを備えている。さらに、測定電極304は、該第1ボディ354aの下部から第1内部液室352を上方に向かって延伸するように取り付けられた内部極Mとを具備したものである。これら第1ボディ354a、サブボディ354b及び連結ボディ354cから測定電極304のボディ354が形成されている。これらボディの材質は前記第1ボディ54と同様のものから形成されている。また、第1ボディ354aは、前記第1ボディ54と同様に、メイン部材354dと蓋体354eとから構成されており、メイン部材354dの内部に第1内部液室352が形成されている。
前記サブボディ354bは略直方体状のブロック体であり、前記第1ボディ354aの一方側面の上端部と、前記サブボディ354bの一方側面の上端部とが、略直方体状の連結ボディ354cによって一体に連結されることによって、前記第1ボディ354aから所定の距離をもって離間配置されている。この離間された第1ボディ354aとサブボディ354bとの間に空間S1が、その下方を開放して形成されている。本実施形態では、さらに前記第1ボディ354aの他方側面にも、同様に、サブボディ354bが連結ボディ354cに連結されて、第1ボディ354aから離間して配置されている。このように各ボディが連結されて構成されているので、測定電極304は、第1ボディ354aを中心に両側に連結ボディ354cを介してサブボディ354bを有しており、正面視において略T字状に形成されている。
さらに、前記サブボディ354bには、前記比較電極306との接続ポートとして雌ねじ孔388が形成されており、この雌ねじ孔388に進退可能に螺合して嵌合する嵌合部材である雄ねじ部材386が配置される。さらに、この雌ねじ孔388と空間S1とが連通孔380によって連通されている。
さらにこの実施形態では、この測定電極304が、前記測定液9の流れる管体358を具備するようにしている。
この管体358は、その全体が、水素イオンに応答する応答ガラスから形成されており、測定液9が流れる第1流路362を形成する。第1流路362の下流側が管体358の出力端側となり、第1流路362の上流側が管体358の入力端側となる。管体358の材質、形状は前記管体58と同様のものである。また、前記管体58が前記第1ボディ54に配置されるのと同様に、管体358が第1ボディ354aに配置されている。
さらに、前記管体358の出力端側がこの第1ボディ354aから突出して、前記サブボディ354bの連通孔380に挿入されるように構成されている。これにより、第1ボディ354aとサブボディ354bとの間に設けられた空間S1に、管体358の一部が架け渡された状態となり、管体358のこの部分が空間S1に露出されるようになる。
また、本実施形態では、前記管体358の前記入力端側も第1ボディ354aから突出しており、この入力端側が上述した第1ボディ354aの他方側面に離間して配置されたサブボディ354bに形成された前記連通孔380に挿入されている。
なお、前記管体358は、前記第1内部液350に浸漬する一部に応答ガラスが用いられていてもよい。
前記比較電極306の構成は、前記実施形態における比較電極6と同様のものである。
次に、電極装置307の具体的構成について説明する。この電極装置307は、上述した、管体358と、比較電極306の第2流路64とが、接続管382によって接続されて、測定液9が測定電極304から比較電極306に供給されるように構成されている。
具体的には、管体358の出力端側に、接続管382の他端側が外嵌し、接続管382の一端側が第2流路64に接着剤等により密着して接続されて、測定液9が流れる流路が形成されている。さらに、接続管382の外嵌部分に、その周囲を押さえ付けるための環状部材390が設けられている。より具体的には、この環状部材390は、テーパー面を有するフェルールのような環状部材であり、雄ねじ部材386を雌ねじ孔388に螺合することによって、この雄ねじ部材386がこのテーパー面に当接し、これにより接続管382の外嵌部分がフェルールによって押圧され、接続管382が管体358から外れないように固定される。
管体358の入力端側には、前記流入管12aの先端部が接続され、流入管12aから測定液9が管体358に流入するように構成されている。例えば、流入管12aの先端部が管体358の入力端側に外嵌し、その部分に前記と同様に締付部材を設けて、流入管12aが管体358から外れないように固定されている。
また、前記管体358が前記第1ボディ354aを貫通している部分は、接着剤等によって、管体358が固定されるとともに、第1内部液350が第1内部液室352から漏れないようにシールされている。
電極装置307が上述したように構成されているので、管体358が第1ボディ354aを貫通している部分から経年劣化等により第1内部液350が漏れたとしても、管体358の出力端側に設けられた空間露出領域において、第1内部液350の比較電極306への伝達が遮断されるので、比較電極306における測定液9の流れる第2流路64に測定電極304の第1内部液350が混入することを確実に防止できる。この空間露出領域が大きいほうが、第1内部液350の比較電極306への伝達をより確実に遮断することができるので、突出部分の所定長さはより長いほうが好ましい。
また、測定電極304が、第1ボディ354aにさらにサブボディ354bを具備しているので、管体358の突出部分をサブボディ354bで保持することができる。
さらに、サブボディ354bが、連結ボディ354cによって第1ボディ354aに連結されている場合は、第1ボディ354a、サブボディ354b及び連結ボディ354cが一体のものとなっている。したがって、管体358の突出部分をサブボディ354bでより安定して保持することができ、管体358に不測の曲げ力が作用することによって折れたり割れたりすることを防止することができる。
また、第1ボディ354aとサブボディ354bとの距離は、これらを連結する連結ボディ354cの幅によって定まるが、連結ボディ354cの幅を広げることによって、その距離を長くすることができ、これにより、第1内部液350の比較電極306への遮断をより確実にすることができる。例えば、第1内部液350の漏れが多くなることが想定されるような場合には、このようにすることが好ましい。
また、サブボディ354bの比較電極306に接触する側には、比較電極306の第2流路64との接続ポートとしての雌ねじ孔388が設けられているので、上述した構成によって、管体385と接続管382とを強固に接続し、第2流路64に測定液9を確実に供給することができる。
また、比較電極306に、第2サブボディ及び第2連結ボディを備えるようにして管体358の突出部分を保持できるようにしてもよい。具体的には、比較電極306の測定電極304側の側面に、ブロック体の第2サブボディが、第2連結ボディを介して形成されている。このように第2サブボディを前記第2ボディ42から離間して配置することによって前記空間S1と同様の空間が形成されている。この第2サブボディによって、第1ボディ354aから突出した管体358が保持され、管体358の一部が、この空間に架け渡されるように構成されている。
このようなものであれば、比較電極306の第2ボディ42に第2連結ボディを介して第2サブボディが形成されているので、管体358を破損することなく、保持することができる。また、第2ボディ42と第2連結ボディによって形成された空間に、管体358の一部が架け渡されるように構成されているので、管体358に空間露出領域が設けられ、第1内部液350の比較電極306への伝達を遮断することができる。
次に、図5を用いて、前記電極装置7の他のさらなる実施形態として電極装置407について説明する。
電極装置407は、図5に示すように、測定電極404及び比較電極406とを備えたものである。
上述した電極装置307の管体358は、その全部が応答ガラスから形成されたものであるが、この電極装置407の管体458は、複数の管体要素が接続して形成されたものであり、全部が応答ガラスから形成された応答ガラス管458aと、樹脂製の弾性チューブ458bとが管体要素として構成されている。即ち、管体458の一部が応答ガラスで構成されたものである。この管体458の出力端側(弾性チューブ458bの一端側)が、比較電極406の第2流路464に接続されて、測定液9が測定電極404から比較電極406に供給されるように構成されている。また、この比較電極406は、その第2ボディ442に第2内部液415が充填される第2内部液室436が形成され、この第2内部液415が、液絡部440を介して第2流路464を流れる前記測定液9と接触するように構成されている。
具体的には、前記応答ガラス管458aの一端部に前記弾性チューブ458bの他端部が外嵌し、その外嵌部分に、その周囲から押さえ付ける環状の締付部材490が設けられている。より具体的には、この締付部材490は、例えば、テーパー面を有する円錐状のフェルールであり、このテーパー面に当接するように雄ねじ部材486が、第1ボディ454aに形成された雌ねじ孔488に螺合される。これにより雄ねじ部材488がフェルールを押圧して嵌合した状態となり、弾性チューブ458bの外嵌部分がフェルールに押圧され、応答ガラス管458aと弾性チューブ458bとが接続されている。
この弾性チューブ458bは弾性力を有するので、前記フェルールによって押圧されたときに、硬い応答ガラスで形成されている応答ガラス管458aに密着するようになり、これにより、応答ガラス管458aと弾性チューブ458bとが液密に接続されるようになる。
また、管体458の出力端側(弾性チューブ458bの一端側)も前記締付部材490等を用いて同様に第2流路464に接続されている。
また、測定電極404と比較電極406とが離れて空間S2が形成されているが、弾性チューブ458bが柔らかいため、測定電極404と比較電極406を測定システム300に設置するときに、それらの位置がずれたとしても弾性チューブ458bがそのずれを吸収することができるので、電極装置407の組み立てが容易となる。
このように電極装置407が構成されているので、電極装置307と同様に、第1内部液室452に充填されている第1内部液450が測定液9の流路である第1流路462に混入することを防止することができ、電位測定の精度を維持することができる。
なお、前記締付部材490を用いなくても、例えば、第1ボディ454aから突出した応答ガラス管458aの一端部と、弾性チューブ458bの他端部とが接着剤等により密着して接続されるようにしてもよい。さらに、管体458の出力端側も接着剤等により、第2流路464に密着して接続されるようにしてもよい。
なお、弾性チューブ458bに代えて、硬いパイプ状のものを応答ガラス管458aに接続するようにして管体458を構成して、空間S2を形成するようにしてもよい。
さらに、測定電極404又は比較電極406に、前記測定電極304と同様な、サブボディ及び連結ボディを備えて、空間S2を形成し、管体458を保持するようにしてもよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば、水素イオン濃度だけでなく、例えば、ナトリウムイオンやカリウムイオン等の濃度を同時に測定したい場合には、上述した測定電極を測定したいイオン等の種類に応じて複数の測定電極を並列に設けるようにし、測定電極から流出した測定液を合流させて、比較電極は共通にするように構成すればよい。あるいは、水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等を順に測定するように複数の測定電極を直列に設けるようにし、さらに比較電極もこれに続けて直列に設けて、比較電極を共通にするようにしてもよい。このようなものであれば、測定システムをコンパクトにして、複数のイオン等の濃度を同時に測定することができる。
100・・・測定システム
4、304、404・・・測定電極
6、306、406・・・比較電極
7、307、407・・・電極装置
10・・・流通ポンプ
17・・・補充口
18・・・補充ポンプ
36・・・第2内部液室
40・・・液絡部
42・・・第2ボディ
52・・・第1内部液室
54・・・第1ボディ

Claims (3)

  1. 測定対象である測定液よりも比重の大きい内部液が充填される内部液室を有し、前記内部液室の上端部に設けられた液絡部を介して前記内部液がその上方を流れる前記測定液と接触するように構成されたボディと、
    前記内部液室において、前記内部液に接触するように配置された内部極と、を備えた比較電極と、
    前記内部液室に内部液を補充する内部液補充機構と、を具備し、
    前記内部液補充機構が、所定量の内部液を予め定められた周期で補充するものであることを特徴とする測定システム。
  2. 前記内部極の上端より上方であって、前記液絡部から所定距離における前記内部液室の断面積が、その所定距離における位置より下方の断面積より小さくなるように前記内部液室が形成されていることを特徴とする請求項1記載の測定システム。
  3. 前記液絡部から前記所定距離までの前記内部液室の容量が、前記内部液補充機構から補充される内部液の量よりも少なくなるように設定してある請求項記載の測定システム。
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