JP6210927B2 - 電極装置 - Google Patents

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Description

本発明は、pH測定装置などに用いられる電気化学測定装置に関するものである。
流通する測定液の一部を逐次または連続的に取得し、このpH等を測定するフローインジェクション分析では、特許文献1に示すような電気化学測定装置(ここではポーラログラフ装置)を用いたものが知られている。このポーラログラフ装置は、測定液の流れる流路を形成したブロック体と、このブロック体に一体に設けた指示極、対極及び参照極とを具備したものである。
ところで、このようなフローインジェクション分析において、ポーラログラフではなく、ガラス電極法によるpH測定等を行う場合、測定液と内部液とのコンタミが生じ、測定精度に影響を及ぼす場合がある。
具体的に説明する。例えば、図5に示した構成例は、ブロック体202に内部液と内部極を収容する内部液室を一対設けて、一方を測定電極204、他方を比較電極206としたものである。
測定電極204には、その内部液室204aを貫通するように、ブロック体202に応答ガラスで形成したパイプ208を嵌め入れる一方、比較電極206には、ブロック体202に前記パイプ208に連通する貫通孔210を設け、この貫通孔210を液絡部212を介して内部液室206aに連通させるようにしてある。
パイプ208及び貫通孔210によって形成された測定液流路214に測定液216を流し、当該測定液216のpH等を前記測定電極204及び比較電極206によって測定する。
そして、パイプ208と貫通孔210の接続部分は、接着剤やOリング等の接合部材218で周囲を覆い、パイプ208と貫通孔210とが液密に接続されるように構成する。
特開昭62−197758号公報
しかしながら、このような構成では、前記接合部材の経年変化による劣化や、初期組み立て時の不測の遺漏等によって、接合部分の拡大図の波線に示すように、パイプ208と接合部材218との隙間やブロック体と接合部材との隙間から、測定電極204の内部液204bが測定液流路214に入り込んで前記コンタミが生じ、比較電極206での測定誤差が生じるおそれがある。
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、電気化学測定装置によるpH測定等において、測定液が汚染されることを防止して測定精度を維持することをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る電極装置は、測定電極及び比較電極を具備し、前記測定電極が、第1内部液及び第1内部極を収容する第1内部液室が形成された第1ボディと、一部又は全部が応答ガラスから形成され、前記第1内部液室を通るように前記第1ボディに挿入された管体とを具備し、前記管体を流れた測定対象たる測定液が、前記比較電極に供給されるように構成したものであって、前記管体の比較電極に接続される出力端側が前記第1ボディから突出し、その突出部分の所定長さに亘る領域が空間に露出していることを特徴とする。
このようなものであれば、第1内部液が、第1ボディと管体の隙間から漏れたとしても、管体の出力端側に設けられた空間露出領域において、第1内部液の比較電極への伝達が遮断されるので、比較電極における測定液の流れる流路に測定電極の内部液(第1内部液)が混入することを確実に防止できる。
測定電極に前記空間を設ける一態様としては、管体の突出部分を無理なく保持するために、前記第1ボディから離間して配置されたサブボディをさらに具備し、前記第1ボディとサブボディとの間にこの空間を設けるようにしたものが挙げられる。この空間に、前記管体の一部が架け渡されているものが好ましい。
管体を確実に保持し、不測の曲げ力が作用することによって折れたり割れたりすることを防止するには、前記第1ボディと前記サブボディとを連結する連結ボディをさらに具備したものであることが望ましい。
このサブボディに、前記比較電極との接続ポートを形成しておけばなおよい。
コンパクト化や測定液消費量の低減に資する比較電極の具体的な実施態様としては、前記比較電極が、第2内部液が充填される第2内部液室と、前記測定液が流れる第2流路とを形成した第2ボディを具備し、前記第2流路内の測定液と前記第2内部液室内の前記第2内部液とが液絡部を介して接触するように構成したものを挙げることができる。
比較電極に前記空間を設ける一態様としては、前記管体の突出部分を無理なく保持するために、前記第2ボディから離間して配置された第2サブボディをさらに具備し、前記第2ボディと前記第2サブボディとの間にこの空間を設けるようにしたものが挙げられる。この空間に、前記管体の一部が架け渡されているものが好ましい。
さらに、前記管体を確実に保持し、不測の曲げ力が作用することによって折れたり割れたりすることを防止するには、前記比較電極が、前記第2ボディと前記第2サブボディとを連結する第2連結ボディを具備したものであることが望ましい。
また、前記管体が、複数の管体要素を接続して形成しているものであるものが好ましい。
前記複数の管体要素の接続の具体的な一態様としては、一の管体要素の端部に、他の管体要素の端部が外嵌し、この外嵌部分が、環状の締付部材によって締め付けられるようにするのが好ましい。
より具体的には、前記締付部材がフェルールであって、このフェルールに当接して前記第1ボディに嵌合するように設けられる嵌合部材によって、前記フェルールが前記外嵌部分を押圧して前記管体要素同士を接続するのが望ましい。
また、前記第1内部液が前記第1ボディと前記管体の隙間から漏れたとしても、前記第1内部液が溜まることなく、この空間から前記第1内部液を排出するには、前記空間の一部が開放されていることが好ましい。
このように構成した本発明によれば、測定電極の第1内部液が、第1ボディと管体の隙間から漏れたとしても、管体の出力端側に設けられた空間露出領域において、第1内部液の比較電極への伝達が遮断されるので、比較電極における測定液の流れる流路に測定電極の第1内部液が混入することを確実に防止でき、電位測定の精度を維持することができる。
本発明の一実施形態における測定システムの全体模式図。 同実施形態における電極装置の模式図。 本発明の一実施形態におけるpH測定シーケンスを示す模式図。 他の実施形態における電極装置の部分拡大図。 測定電極及び比較電極の構成例を示す参考図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本実施形態に係る測定システム300を示す。
この測定システム300は、半導体製造プロセス、例えば、配線工程の洗浄、Cuメッキ液、CMP(化学機械研磨)などに用いられる薬液等(以下「測定液」ともいう。)の水素イオン濃度等を連続モニタするためのものであり、測定液9のpHを測定する電極装置307と、電極装置307に測定液9を流通させる測定液流通機構3と、電極装置307にKCl溶液等の内部液(請求項2に記載の比較電極の内部液のことであり、以下「第2内部液」という。)を補充する内部液補充機構5と、電極装置307、測定液流通機構3及び内部液補充機構5に接続され、これらとの間で測定データや指令信号を授受する情報処理・制御機構19とを具備している。なお、測定システム300は、水素イオン以外、例えば、ナトリウム、カリウム等のイオン濃度や、二酸化炭素や酸素等のガス濃度(pCO2、pO2等)も測定できるものである。
電極装置307は、図2に示すように、測定電極304及び比較電極306とを備えたものである。
前記測定電極304は、pH緩衝液等の所定の内部液(請求項1記載の第1内部液のことである。)が充填される第1内部液室352を有した第1ボディ354aと、第1ボディ354aから離間して配置されたサブボディ354bと、第1ボディ354aとサブボディ354bとを連結する連結ボディ354cとを備えている。さらに、測定電極304は、該第1ボディ354aの下部から第1内部液室352を上方に向かって延伸するように取り付けられた内部極M(請求項1記載の第1内部極のことである。)とを具備したものである。これら第1ボディ354a、サブボディ354b及び連結ボディ354cから測定電極304のボディ354が形成されている。
前記第1ボディ354a、前記サブボディ354b及び前記連結ボディ354cは、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の材質から形成されたものである。
前記第1ボディ354aは、上下に延伸し上面が閉塞されているとともに下面が開口する四角筒状のメイン部材354dと、該メイン部材354dの下面開口を閉塞する蓋体354eとからなる。この第1ボディ354aの内部に形成された前記第1内部液室352は、例えば下端から所定高さまでは一定断面形状(例えば円柱形状)であり、その上端部のみが上方に行くほど断面形が縮小する錐形状にしてある。
前記サブボディ354bは略直方体状のブロック体であり、前記第1ボディ354aの一方側面の上端部と、前記サブボディ354bの一方側面の上端部とが、略直方体状の連結ボディ354cによって一体に連結されることによって、前記第1ボディ354aから所定の距離をもって離間配置されている。この離間された第1ボディ354aとサブボディ354bとの間に空間S1が、その下方を開放して形成されている。本実施形態では、さらに前記第1ボディ354aの他方側面にも、同様に、サブボディ354bが連結ボディ354cに連結されて、第1ボディ354aから離間して配置されている。このように各ボディが連結されて構成されているので、測定電極304は、第1ボディ354aを中心に両側に連結ボディ354cを介してサブボディ354bを有しており、正面視において略T字状に形成されている。
さらに、前記サブボディ354bには、前記比較電極306との接続ポートとして雌ねじ孔388が形成されており、この雌ねじ孔388に進退可能に螺合して嵌合する嵌合部材である雄ねじ部材386が配置される。さらに、この雌ねじ孔388と空間S1とが連通孔380によって連通されている。
前記内部極Mは、銀/塩化銀電極から構成されるものであり、例えば、その下端部が貫通するように取り付けられ、該蓋体354eから前記第1内部液室352を上方に延伸するように起立するものである。また、内部極Mの下端からは、その電流(電圧)信号を外部に取り出せるように構成してある。なお、内部電極Mは、その下端部が、蓋体354eから延伸するものに限らず、第1ボディ354aの側面から第1内部液室352を上方に延伸するように斜め、あるいは、例えばL字状に構成されたものでもよい。
さらにこの実施形態では、この測定電極304が、前記測定液9の流れる管体358を具備するようにしている。
この管体358は、その全体が、水素イオンに応答する応答ガラスから形成されており、測定液9が流れる第1流路362を形成する。第1流路362の下流側が管体358の出力端側となり、第1流路362の上流側が管体358の入力端側となる。この応答ガラスは、スカンジウムが所定量含有されたものである。管体358の形状はキャピラリー状、即ち、内径に対してその長さが十分長くなるようにしてあり、例えば、その内径は0.1mmから2mm程度、好ましくは0.5mmから1mm程度の非常に細いものである。また、管体358の肉厚は、0.1mmから1mm程度、好ましくは0.2mm程度であり、このような肉厚であれば、応答性がよい応答ガラスとなる。また、その外径は、0.3mmから4mm程度、好ましくは1mmから2mm程度のものがよい。
かかる管体358は、前記第1ボディ354aの上端部に水平に貫通させてあり、前記第1内部液室352の第1内部液350に浸漬するように配置されている。より具体的に言えば、管体358は、内部極Mの上端部より上方であって、第1内部液室352の一定断面形状部分を通るように配置されている。
さらに、前記管体358の出力端側がこの第1ボディ354aから突出して、前記サブボディ354bの連通孔380に挿入されるように構成されている。これにより、第1ボディ354aとサブボディ354bとの間に設けられた空間S1に、管体358の一部が架け渡された状態となり、管体358のこの部分が空間S1に露出されるようになる。
また、本実施形態では、前記管体358の前記入力端側も第1ボディ354aから突出しており、この入力端側が上述した第1ボディ354aの他方側面に離間して配置されたサブボディ354bに形成された前記連通孔380に挿入されている。
なお、前記管体358は、前記第1内部液350に浸漬する一部に応答ガラスが用いられていてもよい。
次に、図2を用いて、前記比較電極306について説明する。
この比較電極306は、前記第2内部液15が充填される内部液室(請求項2に記載の比較電極の内部液室のことであり、以下「第2内部液室」という。)を有する第2ボディ42と、該第2ボディ42の下部から第2内部液室36を上方に向かって延伸するように取り付けられた内部極Rと、該第2ボディ42に形成され、該第2内部液室36と連通して第2内部液15を補充する補充口17とを具備したものである。
前記第2ボディ42は、前記測定電極304のボディ354と同様に、PVC等の材質から形成されたものであり、上下に延伸し上面が閉塞されているとともに下面が開口する四角筒状のメイン部材42aと、該メイン部材の下面開口を閉塞する蓋体42bとからなる。
前記第2ボディ42に形成された第2内部液室36は、前記内部極Rの上端部より上方であって、前記液絡部40から下方向への所定距離L1における断面積が、その所定距離L1以下の断面積より小さくなるように形成されている。さらに、液絡部40から所定距離L1までの第2内部液室36の容量が、前記補充口17から補充される第2内部液15の量よりも少なくなるように設定されている。
なお、前記所定距離L1の間においては、その断面積は、一定であってもよいし、変化するように構成されていてもよく、その所定距離L1以下の部分の断面積より小さくなるように形成されていればよい。所定距離L1以下の部分の断面積も同様に一定でもよいし、変化していてもよい。
さらにこの実施形態では、前記第2ボディ42に、前記測定液9が流れる第2流路64が形成されている。この第2流路64は、前記第2ボディ42の上端部に水平に形成されており、前記第2内部液室36の上端部に設けられた微細な孔等から形成される液絡部40を介して第2内部液15がこの第2流路64を流れる測定液9と接触するように構成されている。
前記内部極Rは、例えば、銀/塩化銀電極から構成されるものであり、前記蓋体42bにその下端部が貫通するように取り付けられ、該蓋体42bから前記第2内部液室36を上方に延伸するように起立するものである。また、内部極Rの下端からは、その電流(電圧)信号を外部に取り出せるように構成してある。なお、内部電極Rは、その下端部が、蓋体42bから延伸するものに限らず、メイン部材42aの側面から第2内部液室15を上方に延伸するように斜め、あるいは、例えばL字状に構成されたものでもよい。
前記補充口17は、本実施形態では、この内部極Rの上端部より少し下方の位置に設けられているが、適宜変更可能であり、さらに下方の、例えば第2内部液室36の底部のほうから第2内部液15を補充できるような場所に配置してもよいし、あるいは内部極Rの中央又は上方に位置するように配置してもよい。
次に、図2を用いて、電極装置307の一実施形態について説明する。この電極装置307の管体358は、その全部が応答ガラスから形成されており、この管体358と、比較電極306の第2流路64とが、接続管382によって接続されて、測定液9が測定電極304から比較電極306に供給されるように構成されている。
具体的には、管体358の出力端側に、接続管382の他端側が外嵌し、接続管382の一端側が第2流路64に接着剤等により密着して接続されて、測定液9が流れる流路が形成されている。さらに、接続管382の外嵌部分に、その周囲を押さえ付けるための環状部材390が設けられている。より具体的には、この環状部材390は、テーパー面を有するフェルールのような環状部材であり、雄ねじ部材386を雌ねじ孔388に螺合することによって、この雄ねじ部材386がこのテーパー面に当接し、これにより接続管382の外嵌部分がフェルールによって押圧され、接続管382が管体358から外れないように固定される。
管体358の入力端側には、後述する流入管12aの先端部が接続され、流入管12aから測定液9が管体358に流入するように構成されている。例えば、流入管12aの先端部が管体358の入力端側に外嵌し、その部分に前記と同様に締付部材を設けて、流入管12aが管体358から外れないように固定されている。
また、前記管体358が前記第1ボディ354aを貫通している部分は、接着剤等によって、管体358が固定されるとともに、第1内部液350が第1内部液室352から漏れないようにシールされている。
次に、図1及び図2を用いて前記測定液流通機構3について説明する。
この測定液流通機構3は、前記電極装置307に測定液9を流入させる流入管12a及び電極装置307を通って流出する測定液9が流通する流出管12bと、流入管12a又は流出管12bの所定の場所に配置され、測定液9を流入及び流出させる流通ポンプ10を備えている。
前記流入管12aは、その先端部が、上述したように測定電極304の管体358の入力端側と接続されており、その基端部から測定液9が注入されるように構成してある。なお、流入管12aの先端部と管体358とは、前記環状部材390を設けずに、測定液4が漏れずに測定電極304に流入するように、例えば、接着剤等によって液密に接続するようにしてもよい。
前記流出管12bは、その基端部が、前記比較電極306の第2流路64における測定液9が流出する出力端側と接続され、その先端部から測定液9が排出されるものである。流出管12bの基端部と比較電極306の第2流路64の出力端側とは、測定液4が第2流路64から漏れずに排出されるように、例えば、接着剤等によって密着するように接続されている。
また、前記流通ポンプ10は、流入管12a又は流出管12bの所定の場所、例えば、流出管12bの基端部と先端部との間に配置されている。この流通ポンプ10の作動によって、測定液9が、流入管12a、測定電極304、比較電極306の順に流通し、流出管12bを流れて測定システム300外部に排出されるように構成されている。
次に、図1及び図2を用いて前記内部液補充機構5について説明する。この内部液補充機構5は、前記第2内部液15が貯留される容器16と、この容器16と比較電極306を接続して比較電極306に第2内部液15を補充する補充管20と、補充管20の所定の場所に配置され、第2内部液15を流通させる補充ポンプ18を備えている。補充管20は、その基端部が容器16に接続されており、その先端部が補充口17と接続されているものである。補充管20の先端部と比較電極306の補充口17とは、第2内部液15が漏れずに第2内部液室36に流入されるように、例えば、接着剤等によって密着するように接続されている。なお、補充管20と補充口17との間には、密着性をよくするために、Oリング等を設けるようにしてもよい。
前記補充ポンプ18は、補充管20の基端部と先端部との間に配置されており、この補充ポンプ18の作動によって、第2内部液15が、容器16から補充管20を流通して補充口17を経由して比較電極306に補充されるように構成されている。
次に、図1及び図2を用いて、前記情報処理・制御機構19について説明する。この情報処理・制御機構19は、例えば、電極装置307で測定された測定液9のpH値を算出する電位差計26と、流通ポンプ10及び補充ポンプ18を作動させる回路を備えたドライバ回路34と、電位差計26から得られた情報を処理し、またドライバ回路34に作動信号等を出力するコンピュータ及びディスプレイ等を備えた制御装置29を備えている。本実施形態では、制御装置29が、ケーシング2の外部に配置されるように構成されている。なお、情報処理・制御機構19自体が、ケーシング2の外部に配置されるようにしてもよい。
前記電位差計26は、電極装置307における測定電極304の内部極M及び比較電極306の内部極Rの下端と内部極M配線22及び内部極R配線24によって電気的に接続されている。これにより、内部極M及び内部極Rで検知した各電位に基づき、電位差計26により電極間の電位差が測定される。電位差計26は、外部接続端子28を介して制御装置29に電気的に接続されており、制御装置29は、そのコンピュータによって電位差計26の出力値から測定液9のpH値を算出し、その値をディスプレイに表示するものである。算出されたpH値は、コンピュータの記憶媒体に記憶され、必要な時に表示できるようにされている。
前記ドライバ回路34は、配線30、32を介して流通ポンプ10及び補充ポンプ18に電気的に接続されており、ドライバ回路34は、外部接続端子28を介して制御装置29に電気的に接続されている。ドライバ回路34は、制御装置29のコンピュータからの信号に基づき、流通ポンプ10及び補充ポンプ18の作動、停止を制御し、測定液9が電極装置307を流れるタイミング、量等を調整する。また、測定システム300が数ヶ月間、例えば4ヵ月から8ヵ月程度、連続稼働できるように、第2内部液15の補充量や補充するタイミング等を制御する。
次に、図3を用いて、この測定システム300を用いた測定液9のpH測定の測定シーケンスについて説明する。P1のラインは流通ポンプ10の作動のオン、オフを示し、凸部がオン、凹部がオフを示している。P2は、補充ポンプ18の作動のオン、オフを同様に示している。pHは、凸部がpH測定を行っている状態を、凸部は行っていない状態を示している。
最初に、測定電極304及び比較電極306の校正が行われた後(図示せず)、測定が開始される。まず、測定1について説明する。測定1では、情報処理・制御機構19によって、内部液補充機構5の流通ポンプ10(P1)を所定時間作動させ、流入管12a及び流出管12bに測定液9が流れるようにし、測定液9を測定電極304及び比較電極306に流入する。このときの測定液9の導入量は、例えば、数百μL程度である。測定電極304及び比較電極306に測定液9を流入後、流通ポンプ10を一旦止める。このときpH測定が行われる。
このように測定1における流通ポンプ10の作動、停止、pH測定という工程を1回の測定としてn回の測定、例えば、連続50〜200回程度繰り返してpH測定が行われる。pH測定後、情報処理・制御機構19によって流通ポンプ10を止め、補充ポンプ18(P2)を所定時間作動させて、容器16からKCl溶液等の第2内部液15を比較電極306の第2内部液室36に所定量補充する。このときの補充量は、比較電極306において、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15の濃度が薄まった部分を置換できる量が補充され、例えば、数十μL程度の内部液が補充される。
このようなn回の測定及び第2内部液15の補充を1回の測定ルーチンとし、その測定ルーチンが繰り返されることによって、周期的に第2内部液15の補充が行われ、所望回数の測定ルーチンが終了後、pH測定を終了する。
測定電極304が上述したように構成されているので、測定液9をキャピラリー状の管体358に流すことによって電位測定を行うことができ、測定に使用する測定液9の使用量を少なくすることができる。これにより、測定後に廃棄される薬液の量を減らすことができる。特に、流通ポンプ10を停止して測定液9の流通を止めて電位測定を行う場合は、使用する薬液の量を更に少なくすることができる。
また、測定液9の温度が、例えば、50℃程度の高い場合であっても、管体358内を流れる間に測定液9の温度が下がるため、流通ポンプ10を止めても管体内での対流が起きなくなるので、対流による測定電位のばらつきが防止でき、電位測定の精度を向上させることができる。また、流通ポンプ10を止めるので、測定液の流れが止まった状態で測定電極304及び比較電極306においてpH測定が行われ、これにより測定液の流動によるpH値への影響をなくすことができる。
また、本実施形態では、管体358は、内部極Mの上端部より上方であって、第1内部液室352の一定断面形状部分を通るように配置されているので、pH測定によって管体358の周囲に発生した気泡が、管体358に付着しないで、第1内部液室352の上方部分に溜まるようになる。これにより、気泡による測定精度の低下を防止することができる。なお、本実施形態では、第1内部液室352の上端部が上方に行くほど断面形が縮小する錐形状に形成されているが、これに限らず、第1内部液室352の上面は平面状、半球状等でもよく、管体358より上方に気泡が溜まる空間が形成されていればよい。
また、管体358の応答ガラスは、スカンジウムが所定量含有されたものであるので、フッ酸耐性を有し、測定する薬液がフッ酸を含む強酸性のものであっても浸食されにくく、長期間使用することができるようになる。
また、比較電極306が上述したように構成されているので、内部極Rの上端部より下方にある補充口17から第2内部液15を補充して内部極Rの周りの液体を第2内部液15に置換することができ、測定精度を維持することができる。この場合、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まった部分を押し上げるようにして置換するので、その薄まった部分に相当する量の第2内部液15を補充すればよく、補充する量を節約して少なくすることができる。
補充口17の位置は適宜変更できるが、補充口17がさらに下方、即ち第2内部液室36の下端部に位置するような場合でもよく、この場合、第2内部液15の比重が測定液9より小さい場合であっても、液絡部40から最も遠い位置に位置するので、補充した第2内部液15が液絡部40から流出することがなく、測定液9の流入により薄まった部分に相当する量で、確実に液絡部40内部極Rの周りの液を置換することができ、補充する第2内部液15の量を節約することができる。
また、第2内部液15の比重が測定液9より大きい場合は、補充口17は、内部極Rの上端部より上方にあってもよい。この場合、第2内部液15は、測定液9より比重が大きいので、第2内部液15が補充された直後、液絡部40から測定液9側に流出することが少なく、その自重により内部極Rの周りに留まるようになり、内部極Rの周りの第2内部液15の濃度を維持することができる。さらに測定液9より比重の大きい第2内部液15が補充されるので、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まった部分をより確実に押し上げるようにして内部極Rの周りの液体を第2内部液15に置換することができる。補充する第2内部液15の量は、測定液9が流入して薄まった部分に相当する量にすることができるので、第2内部液15の補充量を節約して少なくすることができる。
また、内部極Rが第2内部液室36の下端部から上方に延伸するように配置されているので、上述した測定シーケンスのように、内部液補充機構5の補充ポンプ18によって第2内部液15を間欠的に補充しても、第2内部液室36の上方の薄まった部分が内部極Rに到達する前に第2内部液15への置換が間に合うようにして、内部極Rの周りの濃度を維持することができる。このように、第2内部液15を間欠的に補充することができるので、pH測定中連続して補充する場合と比べて、補充する第2内部液15の量を少なくすることができ、長期間、例えば、4ヵ月から8ヵ月間程度、第2内部液15を補充することなく、連続してこの測定システム300を稼動させるようにすることができる。
なお、補充ポンプ18を完全に止めずに、第2内部液15が極微量流れるように作動させ、所定の間隔をあけて、測定液9が流入して薄まった部分に相当する量の第2内部液15を補充するように補充ポンプ18を作動させることもできるが、上述したように、補充ポンプ18はpH測定中は、止めるほうが好ましい。
さらに、液絡部40から所定距離L1における断面積が、その所定距離L1以下の断面積より小さくなっているので、この部分が内部極Rが位置する部分よりも細くなり、液絡部40から測定液9が流入して第2内部液15が薄まる部分の量をより少なくすることができる。したがって、第2内部液15を置換すべき部分の量が少なくなり、これにより補充する第2内部液15の量をさらに少なくすることができる。
また、所定距離L1とは、測定条件によって種々変更されるものである。例えば、所定時間pH測定を行った後、測定液9が液絡部40から流入して第2内部液15が薄まった部分において、その容量をV2、液絡部40からの距離をL2とする。そして、第2内部液室36の所定距離L1までの容量V1としたときに、V1及びL1は、V2<V1及びL2<L1の関係が成立するように構成されている。
このようにして定められた所定距離L1及びその容量V1に基づき、補充する第2内部液15の補充量が定められ、この場合、補充量をV3、液絡部40からの距離をL3としたとき、V2<V3<V1の関係が成立されるような量とすれば、L2<L3<L1となり、測定液9で薄まった部分を第2内部液15に置換できるようになる。
さらに、補充量V3を、V2<V1<V3の関係が成立されるような量とすれば、L2<L1<L3となり、測定液9で薄まった部分を第2内部液15に十分に置換できるようになる。即ち、液絡部40から所定距離L1までの間で測定液9が拡散して第2内部液15が薄まった場合に、これに相当する量よりも多くの量の第2内部液15が補充されるので、確実にその薄まった部分を液絡部40から押し出して、第2内部液15に置換することができる。
なお、薄まった部分の容量V2と第2内部液15の補充量V3は、少なくともV2<V3の関係が成り立つようにされていればよい。
また、電極装置307が上述したように構成されているので、管体358が第1ボディ354aを貫通している部分から経年劣化等により第1内部液350が漏れたとしても、管体358の出力端側に設けられた空間露出領域において、第1内部液350の比較電極306への伝達が遮断されるので、比較電極306における測定液9の流れる第2流路64に測定電極304の第1内部液350が混入することを確実に防止できる。この空間露出領域が大きいほうが、第1内部液350の比較電極306への伝達をより確実に遮断することができるので、突出部分の所定長さはより長いほうが好ましい。
また、測定電極304が、第1ボディ354aにさらにサブボディ354bを具備しているので、管体358の突出部分をサブボディ354bで保持することができる。
さらに、サブボディ354bが、連結ボディ354cによって第1ボディ354aに連結されている場合は、第1ボディ354a、サブボディ354b及び連結ボディ354cが一体のものとなっている。したがって、管体358の突出部分をサブボディ354bでより安定して保持することができ、管体358に不測の曲げ力が作用することによって折れたり割れたりすることを防止することができる。
また、第1ボディ354aとサブボディ354bとの距離は、これらを連結する連結ボディ354cの幅によって定まるが、連結ボディ354cの幅を広げることによって、その距離を長くすることができ、これにより、第1内部液350の比較電極306への遮断をより確実にすることができる。例えば、第1内部液350の漏れが多くなることが想定されるような場合には、このようにすることが好ましい。
また、サブボディ354bの比較電極306に接触する側には、比較電極306の第2流路64との接続ポートとしての雌ねじ孔388が設けられているので、上述した構成によって、管体385と接続管382とを強固に接続し、第2流路64に測定液9を確実に供給することができる。
また、比較電極306に、第2サブボディ及び第2連結ボディを備えるようにして管体358の突出部分を保持できるようにしてもよい。具体的には、比較電極306の測定電極304側の側面に、ブロック体の第2サブボディが、第2連結ボディを介して形成されている。このように第2サブボディを前記第2ボディ42から離間して配置することによって前記空間S1と同様の空間が形成されている。この第2サブボディによって、第1ボディ354aから突出した管体358が保持され、管体358の一部が、この空間に架け渡されるように構成されている。
このようなものであれば、比較電極306の第2ボディ42に第2連結ボディを介して第2サブボディが形成されているので、管体358を破損することなく、保持することができる。また、第2ボディ42と第2連結ボディによって形成された空間に、管体358の一部が架け渡されるように構成されているので、管体358に空間露出領域が設けられ、第1内部液350の比較電極306への伝達を遮断することができる。
次に、図4を用いて、前記電極装置307の他の実施形態として電極装置407について説明する。
上述した電極装置307の管体358は、その全部が応答ガラスから形成されたものであるが、この電極装置407の管体458は、複数の管体要素が接続して形成されたものであり、全部が応答ガラスから形成された応答ガラス管458aと、樹脂製の弾性チューブ458bとが管体要素として構成されている。即ち、管体458の一部が応答ガラスで構成されたものである。この管体458の出力端側(弾性チューブ458bの一端側)が、比較電極406の第2流路464に接続されて、測定液9が測定電極404から比較電極406に供給されるように構成されている。また、この比較電極406は、その第2ボディ442に第2内部液415が充填される第2内部液室436が形成され、この第2内部液415が、液絡部440を介して第2流路464を流れる前記測定液9と接触するように構成されている。
具体的には、前記応答ガラス管458aの一端部に前記弾性チューブ458bの他端部が外嵌し、その外嵌部分に、その周囲から押さえ付ける環状の締付部材490が設けられている。より具体的には、この締付部材490は、例えば、テーパー面を有する円錐状のフェルールであり、このテーパー面に当接するように雄ねじ部材486が、第1ボディ454aに形成された雌ねじ孔488に螺合される。これにより雄ねじ部材488がフェルールを押圧して嵌合した状態となり、弾性チューブ458bの外嵌部分がフェルールに押圧され、応答ガラス管458aと弾性チューブ458bとが接続されている。
この弾性チューブ458bは弾性力を有するので、前記フェルールによって押圧されたときに、硬い応答ガラスで形成されている応答ガラス管458aに密着するようになり、これにより、応答ガラス管458aと弾性チューブ458bとが液密に接続されるようになる。
また、管体458の出力端側(弾性チューブ458bの一端側)も前記締付部材490等を用いて同様に第2流路464に接続されている。
また、測定電極404と比較電極406とが離れて空間S2が形成されているが、弾性チューブ458bが柔らかいため、測定電極404と比較電極406を測定システム300に設置するときに、それらの位置がずれたとしても弾性チューブ458bがそのずれを吸収することができるので、電極装置407の組み立てが容易となる。
このように電極装置407が構成されているので、電極装置307と同様に、第1内部液室452に充填されている第1内部液450が測定液9の流路である第1流路462に混入することを防止することができ、電位測定の精度を維持することができる。
なお、前記締付部材490を用いなくても、例えば、第1ボディ454aから突出した応答ガラス管458aの一端部と、弾性チューブ458bの他端部とが接着剤等により密着して接続されるようにしてもよい。さらに、管体458の出力端側も接着剤等により、第2流路464に密着して接続されるようにしてもよい。
なお、弾性チューブ458bに代えて、硬いパイプ状のものを応答ガラス管458aに接続するようにして管体458を構成して、空間S2を形成するようにしてもよい。
さらに、測定電極404又は比較電極406に、前記測定電極304と同様な、サブボディ及び連結ボディを備えて、空間S2を形成し、管体458を保持するようにしてもよい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。例えば、水素イオン濃度だけでなく、ナトリウムイオンやカリウムイオン等の濃度を同時に測定したい場合には、上述した測定電極を測定したいイオン等の種類に応じて複数の測定電極を並列に設けるようにし、測定電極から流出した測定液を合流させて、比較電極は共通にするように構成すればよい。あるいは、水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等を順に測定するように複数の測定電極を直列に設けるようにし、さらに比較電極もこれに続けて直列に設けて、比較電極を共通にするようにしてもよい。このようなものであれば、測定システムをコンパクトにして、複数のイオン等の濃度を同時に測定することができる。
300・・・測定システム
304、404・・・測定電極
306、406・・・比較電極
307、407・・・電極装置
10・・・流通ポンプ
17・・・補充口
18・・・補充ポンプ
36・・・第2内部液室
40・・・液絡部
42・・・第2ボディ
352・・・第1内部液室
354a、454a・・・第1ボディ
354b・・・サブボディ
354c・・・連結ボディ
358、458・・・管体
486・・・雄ねじ部材
488・・・雌ねじ孔
490・・・締付部材

Claims (10)

  1. 測定電極及び比較電極を具備し、前記測定電極が、第1内部液及び第1内部極を収容する第1内部液室が形成された第1ボディと、一部又は全部が応答ガラスから形成され、前記第1内部液室を通るように前記第1ボディに挿入された管体とを具備し、前記管体を流れた測定対象たる測定液が、前記比較電極に供給されるように構成したものであって、
    前記第1ボディから離間して配置されたサブボディをさらに具備し、
    前記管体の比較電極に接続される出力端側が前記第1ボディから突出するとともに、前記第1ボディとサブボディとの間に設けられた空間に、前記管体の一部が架け渡されており、
    前記第1ボディと前記サブボディとを連結する連結ボディをさらに具備していることを特徴とする電極装置。
  2. 前記第1ボディ、前記サブボディ、及び前記連結ボディが一体であることを特徴とする請求項1記載の電極装置。
  3. 前記比較電極が、第2内部液が充填される第2内部液室と、前記測定液が流れる第2流路とを形成した第2ボディを具備し、前記第2流路内の測定液と前記第2内部液室内の前記第2内部液とが液絡部を介して接触するように構成したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の電極装置。
  4. 測定電極及び比較電極を具備し、前記測定電極が、第1内部液及び第1内部極を収容する第1内部液室が形成された第1ボディと、一部又は全部が応答ガラスから形成され、前記第1内部液室を通るように前記第1ボディに挿入された管体とを具備し、前記管体を流れた測定対象たる測定液が、前記比較電極に供給されるように構成したものであって、
    前記管体の比較電極に接続される出力端側が前記第1ボディから突出し、その突出部分の所定長さに亘る領域が空間に露出しており、
    前記比較電極が、第2内部液が充填される第2内部液室と、前記測定液が流れる第2流路とを形成した第2ボディを具備し、前記第2流路内の測定液と前記第2内部液室内の前記第2内部液とが液絡部を介して接触するように構成したものであり、
    前記第2ボディから離間して配置された第2サブボディをさらに具備し、前記第2ボディと前記第2サブボディとの間に設けられた空間に、前記管体の一部が架け渡されていることを特徴とする電極装置。
  5. 前記第2ボディと前記第2サブボディとを連結する第2連結ボディをさらに具備したものであることを特徴とする請求項記載の電極装置。
  6. 前記管体が、複数の管体要素を接続して形成したものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電極装置。
  7. 測定電極及び比較電極を具備し、前記測定電極が、第1内部液及び第1内部極を収容する第1内部液室が形成された第1ボディと、一部又は全部が応答ガラスから形成され、前記第1内部液室を通るように前記第1ボディに挿入された管体とを具備し、前記管体を流れた測定対象たる測定液が、前記比較電極に供給されるように構成したものであって、
    前記管体の比較電極に接続される出力端側が前記第1ボディから突出し、その突出部分の所定長さに亘る領域が空間に露出しており、
    前記管体が、複数の管体要素を接続して形成したものであり、
    前記複数の管体要素の接続が、一の管体要素の端部に他の管体要素の端部が外嵌したものであって、前記他の管体要素の外嵌部分を周囲から締め付ける環状の締付部材を具備していることを特徴とする電極装置。
  8. 前記環状の締付部材がフェルールであって、前記フェルールに当接して前記第1ボディに嵌合するように設けられる嵌合部材を備え、前記嵌合部材によって、前記フェルールが前記外嵌部分を押圧するように設けられていることを特徴とする請求項記載の電極装置。
  9. 前記空間の一部が開放状態であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電極装置。
  10. 第1内部液及び第1内部極を収容する第1内部液室が形成された第1ボディと、一部又は全部が応答ガラスから形成され、前記第1内部液室を通るように前記ボディに挿入された管体とを具備し、前記管体が形成する第1流路に測定対象である測定液が流れるように構成したものであって、
    前記第1ボディから離間して配置されたサブボディをさらに具備し、
    前記管体の出力端側が前記第1ボディから突出するとともに、前記第1ボディとサブボディとの間に設けられた空間に、前記管体の一部が架け渡されており、
    前記第1ボディと前記サブボディとを連結する連結ボディをさらに具備していることを特徴とする測定電極。
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