JP6278829B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のステアリングシャフトの回転を制限するステアリングロック装置に関する。
この種の従来のステアリングロック装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。図13は、特許文献1に記載されたステアリングロック装置101の構成を示している。このステアリングロック装置101は、ステアリングシャフト(図示せず)の回転を禁止するためのロック部材150を備えている。また、ロック部材150は、ロック部材150の先端がフレーム110から突出するロック位置と、フレーム110内に収容されるロック解除位置との間を移動可能に配置されている。
また、ステアリングロック装置101は、係合位置と非係合位置との間を移動可能に配置される補助ロック部材161と、巻バネからなり、補助ロック部材161を非係合位置側から係合位置側に向かって付勢する補助ロック付勢手段162と、補助ロック部材161を非係合位置に保持するトリガー本体171と、によって構成される補助ロック手段160を備えている。そして、補助ロック手段160は、シリンダ筒部117aがフレーム110から脱落した際に、トリガー本体171がシリンダ筒部117aと一緒に抜け落ちることで、トリガー本体171と補助ロック部材161との係合が解除され、補助ロック部材161が補助ロック付勢手段162の付勢力によってロック部材150の補助ロック受部151fに係合するように構成されている。
このような補助ロック手段160を備えることによって、ステアリングロック装置101は、ロック部材150がロック位置に位置するロック状態において、不正行為によって、脆弱部117dで破断し、シリンダ筒部117aが脱落した際に、ロック部材150がロック位置に保持されるため、ステアリングロック状態が保持される。
特開2000−225922号公報
ところで、上述のような構成では、フレームカバー20を取外し、シリンダ錠103を引抜くような不正行為に対して、補助ロック手段160が作動しないという問題を有している。
本発明は、上記事情を考慮し、様々な不正行為に対して、ステアリングロック状態を保持することができるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、シリンダ錠が配置されるシリンダ筒部を少なくとも有するフレームと、前記フレームに組付けられて前記シリンダ筒部の開口端を閉塞するフレームカバーと、前記フレーム内に設けられたガイド孔内に、ロック位置とロック解除位置との間をスライド可能に配置されたロック部材と、前記フレーム内に変位可能に配設されたトリガー本体と、前記ロック部材がロック位置に位置した状態で、前記トリガー本体が変位することによって、前記ロック部材をロック位置に保持する補助ロック手段と、を備えたステアリングロック装置であって、前記トリガー本体は、複数の本体部材で構成され、前記補助ロック手段に連係する前記本体部材は、付勢力トリガー付勢手段によって付与され、前記本体部材の少なくとも1つが、前記フレームカバーに係合していることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記フレームに他の部位よりも強度の低い脆弱部を備え、前記脆弱部に前記トリガー本体の継ぎ目部分が重なるように、前記本体部材の寸法が設定されたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、前記本体部材の少なくとも1つが、平行な2本の丸棒状軸材をクランク状に連結した部材からなり、軸周りに回転可能に支持されたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のステアリングロック装置であって、枠形状を有し、前記枠形状内をクランク形状を有する前記本体部材が貫通可能なトリガー連係部を備えたトリガー連係手段が、前記フレーム内に配置されたことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、前記本体部材の少なくとも1つが、角棒状の軸材と、前記軸材の端部に形成された腕部と、を備えてL字形状に形成されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、トリガー本体が複数の本体部材からなり、先端側にトリガー付勢手段を備えることで、フレームが破断した際に、個々の本体部材に分離して、補助ロック手段がより確実に作動させることができる。
また、トリガー本体が複数の本体部材からなることで、フレームとフレームカバーとで形成される収容室が、ロック部材の延長上に設定できない場合等、様々なフレーム形状に対して、フレームカバーが脱落した際に、補助ロック手段を作動させることができる。
以上のことから、様々な不正行為に対して、ステアリングロック状態を保持することができる。
請求項2の発明によれば、トリガー本体の継ぎ目部分が、フレームの脆弱部に重なるようにトリガー本体の寸法を設定することで、不正行為等によって、フレームが脆弱部で破断した際に、トリガー本体の連係が確実に外れるため、補助ロック手段が確実に作動する。
請求項3の発明によれば、本体部品の少なくとも1つがクランク形状を有することによって、軸周りに回転することで、他の本体部材との連係が外れるため、フレームを叩く等の外力が加わった際に、慣性力によって本体部材間の連係が外れて、補助ロック手段が動作し、ロック部材をロック位置に保持することができる。
請求項4の発明によれば、ステアリングロック装置にフレームを叩く等の外力が掛かった際に、トリガー連係手段を介して、本体部材により大きな慣性力が掛かる。これによって、本体部材が軸周りに回転して、本体部材間の連係が外れるため、補助ロック手段をより確実に作動させることができる。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態を示し、ステアリングロック装置を示す分解斜視図である。 通常時のロック状態におけるトリガー、トリガー連係手段、補助ロック手段を示す側方側斜視図である。 通常時のロック状態におけるトリガー、トリガー連係手段、補助ロック手段を示す正面側斜視図である。 通常時のロック状態における内部構造(補助ロック手段を除く)を示す概要斜視図である。 ロック時に鍵を差込んだ状態における内部構造(補助ロック手段を除く)を示す概要斜視図である。 差込んだ鍵を回し、ロックを解除した状態における内部構造(補助ロック手段を除く)を示す概要斜視図である。 差込んだ鍵を回し戻した状態における内部構造(補助ロック手段を除く)を示す概要斜視図である。 通常時のロック状態における補助ロック手段を示す斜視図である。 通常時のロック状態からフレームカバーが外れた状態を示す斜視図である。 通常時のロック状態からケース部が脱落した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の別態様について、通常時のロック状態における補助ロック手段を示す斜視図である。 第2実施形態について、通常時のロック状態におけるトリガー、補助ロック手段を示す斜視図である。 従来技術のステアリングロック装置を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のステアリングロック装置は、機械式のステアリングロック装置1として、自動車のステアリングシャフト(図示せず)を収容するステアリングコラム装置(図示せず)に固定手段(図示せず)によって取付けられる。
ステアリングロック装置1は、図1〜10に示すように、フレーム10、フレームカバー20、シリンダ錠3、イグニッションスイッチ5、ロック部材50、補助ロック手段60、およびチェック機構80で主に構成されている。
フレーム10は、シリンダ筒部17a、ロック筒部17b、およびスイッチ筒部17cの3筒部によってY字形状に形成されている。なお、本実施形態では、装置全体の軽量化のために、シリンダ筒部17aとスイッチ筒部17cは樹脂材で一体に成形され、ロック筒部17bは金属材で成形されている。そして、樹脂材からなるシリンダ筒部17aと金属材からなるロック筒部17bとの境界部分が、フレーム10の他の部位よりも機械的強度の低い脆弱部17dに設定されている。また、本実施形態では、ロック筒部17bの筒孔がロック部材50をガイドするためのガイド孔14を構成している。
シリンダ筒部17a内にはシリンダ錠3とチェック機構80が、ロック筒部17b内にはロック部材50と補助ロック手段60が、スイッチ筒部17c内にはイグニッションスイッチ5が、それぞれ配置されている。また、3筒部17a,17b,17cが連結する部位の内部には連係部材36が配置され、連係部材36によって、シリンダ錠3、ロック部材50、およびイグニッションスイッチ5が連係されている。
シリンダ錠3は、その一端側に乗員が携行し、操作する鍵7が挿入される挿入部としての鍵穴3aと、その他端側に連結部3bが設けられている。また、シリンダ錠3は、略円筒形状のスリーブ3cに収納された状態で、鍵穴3aがシリンダ筒部17aの開口端側の先端部に位置するように、シリンダ筒部17a内に配置される。シリンダ錠3は、鍵穴3aに挿入された鍵7が正規の鍵7であった場合にのみ解錠し、解錠することで、鍵7が連結部3bとともにスリーブ3c内を軸周りに回転自在となるように構成されている。シリンダ錠3の連結部3bには、この連結部3bとともに動く連係部材36が設置されている。
フレームカバー20は、シリンダ筒部17aの開口端に組付けられ、シリンダ筒部17aとともに、内部に収容空間としての収容室を形成する。そして、収容室には、鍵穴3aに挿入した鍵7が回転可能に、シリンダ錠3が配置される。
連係部材36は、円盤形状を備えた厚板材からなり、一面側が連結部3bに連結され、シリンダ錠3と一体に、シリンダ錠3の軸周りに回転する。また、連係部材36の一面側の円周側部分には、カム部40が形成され、連係部材36の他面側には、かさ歯車部37が形成されている。
カム部40は、回転に応じて、軸方向の寸法が変化するカム面41が形成されている。
かさ歯車部37は、イグニッションスイッチ5に設けられた歯車部5aに噛合することで、イグニッションスイッチ5と連係している。そして、正規の鍵7を回転操作することによって、連係部材36と歯車部5aが回転し、イグニッションスイッチ5内に設定されたポジションが切替わる。
ロック部材50は、図1,2に示すように、進出側端部となる前端がステアリングシャフトの外周面に設けられた係合溝(図示せず)に係合するロック本体51と、ロック本体51の後退側端部となる後端側に係脱可能に連係するハンガー52と、ロック本体51を後退端側から進出端側へ付勢するロック付勢部材53とで構成されている。そして、ロック部材50を構成するロック本体51とハンガー52は、連係した状態で、ロック筒部17bのガイド孔14内に進退自在に配置される。つまり、ロック本体51とハンガー52との連係部分50aは、ロック本体51の後端に設けられる本体側連係部51b、およびハンガー52の前端に設けられるハンガー側連係部52bで構成されている。これにより、ロック部材50は、鍵操作によって進出端となるロック位置と、後退端となるロック解除位置との間を自在に変位する。なお、ロック位置では、ロック本体51の前端がロック筒部17bから突出して係合溝に係合し、ステアリングシャフトの回動を制限する。また、ロック解除位置では、ロック本体51の前端がロック筒部17b内に後退して係合溝から離間し、ステアリングシャフトの回動が可能となる。
ロック本体51は、板状の硬質な部材からなり、前端が係合溝に係合する係合部51aに設定され、後端が鉤形状を有し、ハンガー52と連係する本体側連係部51bに設定されている。
ハンガー52は、ロック本体51よりも耐荷重の低い部材で構成されている。ハンガー52は、ハンガー側連係部52b、追従突起52e、および係脱開口52fを備えている。
ハンガー側連係部52bは、ハンガー52Bの前端に形成され、枠内を本体側連係部51bが挿脱可能な矩形枠形状を備えている。
追従突起52eは、ハンガー52の後端に位置し、連係部材36に向かって突設されている。そして、ロック解除操作によって、連係部材36が回転すると、追従突起52eは、ロック付勢部材53の付勢力を受けて、カム面41に当接しつつ、追従する。
係脱開口52fは、ハンガー側連係部52bと反対側の端部に形成される矩形枠形状を有する開口部である。また、係脱開口52fは、チェック機構80を構成するチェック竿81の保持フック81cと係脱可能に構成されている。
また、ハンガー52は、ロック筒部17b内面にロック筒部17bの長手方向に沿って設けられた溝状のハンガー収納部(図示せず)に摺動自在に配設されている。そして、ハンガー52よりも外側のハンガー収納部には、トリガー連係手段としてのロックカバー74が、ハンガー52を三方から囲むように配置されている。
ロック付勢部材53は、巻バネからなり、ガイド孔14の後退端壁14aと、本体側連係部51bの背面側の後退端51eとの間に、圧縮された状態で配置される。そして、ロック付勢部材53の圧縮反力によって、ハンガー52とロック本体51は、互いに離間する方向に付勢されつつ、連係した状態が保持される。また、このような連係構造によって、ロック部材50は伸縮可能となっている。ロック本体51が、ロック付勢部材53によって、ロック解除位置側からロック位置側に向かって付勢保持されていることで、連係部材36が正転方向に回転すると追従突起52eがカム面41の斜面に沿って移動し、ハンガー52とロック本体51がロック位置とから解除位置へとスライドする。
補助ロック手段60は、係合位置と非係合位置との間を移動可能に配置される補助ロック部材61と、巻バネからなり、補助ロック部材61を非係合位置側から係合位置側に向かって付勢する補助ロック付勢手段62と、補助ロック部材61を非係合位置に保持するトリガー70と、によって構成されている。また、補助ロック部材61と補助ロック付勢手段62は、ロック筒部17b内部に形成され、ガイド孔14に連通する補助ロック収容部15に、補助ロック付勢手段62が圧縮された状態で収容されている。
補助ロック部材61は、係合位置に位置した状態で、ロック位置に位置するロック本体51に形成される補助ロック受溝51fに係合し、ロック部材50のロック解除位置への移動を規制する。また、補助ロック部材61は、非係合位置に位置した状態で、ロック本体51から離間し、ロック部材50のロック位置とロック解除位置との間の移動を可能にする。
トリガー70は、図1〜3に示すように、先端側本体75と後端側本体76との複数の本体部材からなるトリガー本体71と、巻バネからなり、トリガー本体71に付勢力を付与するトリガー付勢手段72とで構成されている。
先端側本体75は、丸棒状の軸材からなり、その後端部分に球状の膨出部75aが形成されている。また、先端側本体75は、その先端部分が係止部75bに設定されている。そして、ロック筒部17b内に形成され、収容室と補助ロック収容部15とを連通するトリガー孔に変位可能に挿入される。
後端側本体76は、平行な2本の丸棒状軸材をクランク状に連結した部材によって構成されている。後端側本体76の先端側軸部分76aは、その先端が膨出部75aに当接するとともに、トリガー連係手段73のトリガー連係部73bに挿入され、連係している。後端側本体76の後端側軸部分76bは、シリンダ筒部17a内に軸周りに回転可能に、且つ変位可能に支持されている。また、先端側本体75と後端側本体76とは、フレーム10内に組付けられた状態で、先端側本体75の膨出部75aと後端側本体76の先端側軸部分76aが連接する継ぎ目部分が、フレーム10の脆弱部17dに重なるように、それぞれの寸法が設定されている。
そして、不正行為が行なわれていない通常時において、先端側本体75は、その先端側をトリガー付勢手段72の筒内に挿入しつつ、トリガー孔内の段部(図示せず)と膨出部75aとの間にトリガー付勢手段72を圧縮狭持した状態で、係止部75bが、非係合位置に位置する補助ロック部材61に係合し、補助ロック部材61を非係合位置に保持している。また、後端側本体76は、トリガー付勢手段72の圧縮反力によって、補助ロック部材61を非係合位置に保持している先端側本体75の膨出部75aと、フレームカバー20内面との間に挟持されている。つまり、トリガー付勢手段72の付勢力によって、先端側本体75と後端側本体76は連係している。
トリガー連係手段73は、コ字形状を有する板状の金属材からなるロックカバー(トリガー連係手段)74に設けられ、円環枠形状を有するトリガー連係部73bを備えている。トリガー連係部73bは、その円環枠内に、後端側本体76の先端側軸部分76aが挿通されている。
チェック機構80は、チェック竿81、チェック付勢手段82、およびチェック駒83によって構成され、鍵穴3aに鍵7が挿入されているか、否かを検知する。
チェック竿81は、天秤の様に、両端を揺動可能とする中間支点81aを備え、シリンダ錠3の側部に、シリンダ錠3の軸方向に沿って設置される。また、チェック竿81は、その鍵穴3a側端部に、シリンダ錠3に向かって、鉤状に突出するチェック突部81bを備え、連結部3b側端部に、係脱開口52fと係脱可能な鉤状に突出する保持フック81cを備えている。そして、中間支点81aとチェック突部81bとの間に、チェック付勢手段82が設置され、チェック竿81に対して、チェック付勢手段82による付勢力が、シリンダ錠3の外側から内側に向かって作用している。これによって、チェック竿81は、中間支点81aを支点としてチェック突部81bと保持フック81cが揺動可能に、且つチェック突部81bを支点として保持フック81cが揺動可能に支持されている。
チェック付勢手段82の付勢力によって、チェック突部81bが当接するシリンダ錠3の側面の部位には、円周面から鍵穴3aに貫通する駒孔84が開口している。そして、この駒孔84内を移動可能に、チェック駒83が配置されている。
チェック駒83は、待機状態において、チェック付勢手段82の付勢力を受けて、鍵穴3a内に突出している。鍵7が鍵穴3a内に挿入されると、チェック駒83は、鍵穴3aに挿入される鍵7の先端によって、チェック付勢手段82の付勢力に抗して、鍵穴3aの外側へ押出される。チェック駒83が鍵穴3aから押出された状態で、チェック駒83の外側端面83aが、シリンダ錠3の外周面と一致するように、チェック駒83の形状、および寸法が設定されている。鍵7が鍵穴3aから引抜かれると、チェック駒83は、チェック付勢手段82の付勢力を受けて、シリンダ錠3の内側へ移動し、鍵穴3a内に突出する。
次に、上記構成において、ステアリングロック装置1の動作を説明する。
ロック時の待機状態におけるステアリングロック装置1は、図4に示すように、ロック本体51がロック付勢部材53の付勢力によって、ロック解除位置側からロック位置側へ付勢されつつ、ロック位置に位置している。ハンガー52は、連係するロック本体51を介して、ロック付勢部材53の付勢力によって、追従突起52eがカム面41上に付勢されつつ、ロック位置に位置している。シリンダ錠3は、鍵7が挿脱可能な状態に位置しつつ、施錠されているとともに、チェック駒83がチェック付勢手段82の付勢力によって、鍵穴3a内に突出している。
鍵7を鍵穴3aに挿入すると、図5に示すように、チェック駒83が鍵穴3aから押出され、チェック竿81が中間支点81aを支点にして揺動(図5における反時計方向に回転)する。また、挿入された鍵7が正規の鍵7であった場合には、シリンダ錠3が解錠され、正転方向に回動可能となる。
正規の鍵7を正転方向に回転することで、図6に示すように、チェック駒83の外側端面83aに当接するチェック突部81bがシリンダ錠3の外周面3e上を移動する。また、シリンダ錠3の回転とともに、連係部材36が回転する。そして、連係部材36の回転に対応して、追従突起52eがカム面41上を追従し、ハンガー52がロック位置からロック解除位置へ変位する。ここで、ハンガー52がロック解除位置に変位する際に、チェック竿81の保持フック81cが、チェック突部81bを支点に揺動して、ハンガー52の係脱開口52fの矩形枠を乗越え、係脱開口52fに係合する。係脱開口52fが保持フック81cに係合することで、ハンガー52はロック解除位置に保持される。そして、ハンガー52のロック解除位置への変位に伴い、ハンガー52に連係するロック本体51は、ロック付勢部材53を圧縮しつつ、ロック解除位置へ変位する。
鍵7を逆転方向に回転し、シリンダ錠3が待機状態と同じ位置まで回転すると、図7に示すように、鍵7の抜取りが可能となる。また、鍵7を逆転方向に回転することで、チェック突部81bは、正転時に辿った経路を戻り、チェック駒83の外側端面83aに当接する。この間、チェック竿81は揺動せず、保持フック81cと係脱開口52fとの係合は維持されているので、追従突起52eはカム面41から離間するとともに、ハンガー52はロック解除位置に保持されている。
待機状態と同じ位置に位置するシリンダ錠3から鍵7を引抜くと、チェック付勢手段82の付勢力によって、チェック駒83が鍵穴3a内に変位する。これによって、チェック竿81が中間支点81aを支点に揺動(図7における時計方向に回転)し、保持フック81cと係脱開口52fとの係合が解除される。そして、保持フック81cと係脱開口52fとの係合が解除されると、ロック付勢部材53の付勢力によって、ロック本体51とハンガー52はロック位置へ変位して、図4に示す状態となる。
なお、ロック位置に移動する際に、ロック本体51の係合部51aが、ステアリングシャフトの係合溝を構成する突起部(図示せず)に乗上げた場合には、ロック付勢部材53が圧縮されて縮み、ロック本体51が突起部に乗上げたままの状態で、ハンガー52はロック位置へ移動する。そして、ステアリングシャフトが回動し、突起部がロック本体51の係合部51aからずれると、ロック付勢部材53の付勢力によって、係合部51aが係合溝に係合し、ステアリングシャフトの回動を制限する。
次に、不正行為等によって、外力がステアリングロック装置1に作用し、フレームカバー20が、フレーム10から脱落した場合、図9に示すように、トリガー付勢手段72の圧縮反力によって、トリガー本体71である後端側本体76がフレーム10から離脱しつつ、先端側本体75と補助ロック部材61との係合が外れ、補助ロック付勢手段62の付勢力によって、補助ロック部材61が係合位置側へ移動する。このとき、ロック部材50がロック位置に位置していた場合には、補助ロック部材61がロック本体51の補助ロック受溝51fに係合し、ロック部材50がロック位置に保持される。
また、不正行為等によって、外力がステアリングロック装置1に作用し、シリンダ筒部17aとロック筒部17bが脆弱部17dで破断した場合、図10に示すように、後端側本体76がシリンダ筒部17aとともに脱落し、先端側本体75がトリガー付勢手段72に圧縮反力によって変位して、先端側本体75と補助ロック部材61との係合が外れ、補助ロック付勢手段62の付勢力によって、補助ロック部材61が係合位置側へ移動する。
また、不正行為によって、シリンダ筒部17aの側面を工具で叩く等によって、過大な外力が掛かった場合、シリンダ筒部17aが撓み、あるいは破損して、ロックカバー74が変位する。ロックカバー74が変位することによって、トリガー連係部73bが後端側本体76の先端側軸部分76aに突き当たって、後端側本体76が後端側軸部分76bの軸周りに回転し、先端側本体75の膨出部75aと、後端側本体76の先端側軸部分76aとの連係が外れる。そして、膨出部75aと先端側軸部分76aとの連係が外れることで、トリガー付勢手段72の付勢力によって、先端側本体75が変位するため、先端側本体75の係止部75bと補助ロック部材61との係合が外れ、補助ロック付勢手段62の付勢力によって、補助ロック部材61が係合位置側へ移動する。
なお、トリガーの変形例として、図11に示すように、後端側本体76の後端部分をスリーブ3cに設けられたトリガー受部3dに係止する構成としても良い。そして、不正行為等によって、外力がステアリングロック装置1に作用し、フレームカバー20が、フレーム10から脱落した場合には、シリンダ錠3、スリーブ3c、およびトリガー本体71が、トリガー付勢手段72の圧縮反力によって脱落し、補助ロック付勢手段62の付勢力によって、補助ロック部材61が非係合位置から係合位置へ移動する。
以上の構成によって、フレームカバー20をフレーム10から取外そうとする不正行為、フレーム10を破断しようとする不正行為に対して、補助ロック手段60が動作して、ロック部材50をロック位置に保持することができる。
また、トリガー本体71が、先端側本体75と後端側本体76による複数の本体部材からなり、先端側本体75にトリガー付勢手段72を備えることで、フレーム10が破断した際に、先端側本体75と後端側本体76に分離して、補助ロック手段60がより確実に作動させることができる。
また、トリガー本体71が先端側本体75と後端側本体76からなることで、収容室がロック部材50の延長上に設定できない場合等、様々なフレーム10形状に対して、フレームカバー20が脱落した際に、補助ロック手段60を作動させることができる。
さらに、先端側本体75と後端側本体76の継ぎ目が、フレーム10の脆弱部17dに重なるように、先端側本体75と後端側本体76の寸法を設定することで、不正行為等によって、フレーム10が脆弱部17dで破断した際に、トリガー本体71の連係が確実に外れるため、補助ロック手段60が確実に作動する。
本実施形態では、後端側本体76がクランク形状を有しており、軸周りに回転することで、先端側本体75との連係が外れるため、フレーム10を叩く等の外力が加わった際に、慣性力によって先端側本体75と後端側本体76の間の連係が外れて、補助ロック手段60が動作し、ロック部材50をロック位置に保持することができる。
また、本実施形態では、トリガー連係手段73を備えているため、ステアリングロック装置に外力が掛かった際に、トリガー連係手段73を介して、後端側本体76により大きな慣性力が掛かる。これによって、後端側本体76が軸周りに回転して、先端側本体75と後端側本体76の連係が外れ、補助ロック手段60をより確実に作動させることができる。
以上のことから、本実施形態のステアリングロック装置1は、様々な不正行為に対して、ステアリングロック状態を保持することができる。
<第2実施形態>
次に、本願発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のステアリングロック装置は、前述した第1実施形態と比較して、トリガー70Aを構成するトリガー本体71Aの構成が異なっている。その他の構成は前述した第1実施形態と基本的に同様である。なお、第2実施形態において、前述した第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
トリガー本体71Aが、図12に示すように、先端側本体75と後端側本体76Aとの複数の本体部材で構成される点は、上記第1実施形態と同様である。
先端側本体75は、第1実施形態と同様に、丸棒状の軸材からなり、その後端部分に球状の膨出部75aが形成されるとともに、その先端部分が、係止部75bに設定されている。
後端側本体76Aは、角棒状の軸材からなり、その先端側端部に、膨出部75aと摺接可能な腕部76cを備え、略L字形状に形成されている。また、先端側本体75と後端側本体76Aとは、フレーム10内に組付けられた状態で、先端側本体75の膨出部75aと後端側本体76Aの腕部76cが連接する部位が、フレーム10の脆弱部17dに重なるように、それぞれの寸法が設定されている。
そして、通常時において、先端側本体75は、第1実施形態と同様に、その先端側をトリガー付勢手段72の筒内に挿入しつつ、トリガー孔内の段部(図示せず)と膨出部75aとの間にトリガー付勢手段72を圧縮狭持した状態で、係止部75bが、非係合位置に位置する補助ロック部材61に係合し、補助ロック部材61を非係合位置に保持している。また、後端側本体76Aは、トリガー付勢手段72の圧縮反力によって、補助ロック部材61を非係合位置に保持している先端側本体75の膨出部75aと、フレームカバー20内面との間に挟持されている。つまり、トリガー付勢手段72の付勢力によって、先端側本体75と後端側本体76Aは連係している。
次に、不正行為等によって、外力がステアリングロック装置1に作用し、フレームカバー20が、フレーム10から脱落した場合、およびフレーム10が脆弱部17dで破断した場合について、第1実施形態と同様に、トリガー付勢手段72の付勢力によって、トリガー本体71Aが脱落して、補助ロック付勢手段62の付勢力によって、補助ロック部材61が係合位置側へ変位する。
以上の構成によって、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
1…ステアリングロック装置
10…フレーム
13…収容室
14…ガイド孔
17d…脆弱部
20…フレームカバー
50…ロック部材
60…補助ロック手段
71…トリガー本体
72…トリガー付勢手段
73…トリガー連係手段
73a…トリガー連係部
75…先端側本体(本体部材)
76,76A…後端側本体(本体部材)

Claims (5)

  1. シリンダ錠が配置されるシリンダ筒部を少なくとも有するフレームと、
    前記フレームに組付けられて前記シリンダ筒部の開口端を閉塞するフレームカバーと、
    前記フレーム内に設けられたガイド孔内に、ロック位置とロック解除位置との間をスライド可能に配置されたロック部材と、
    前記フレーム内に変位可能に配設されるトリガー本体と、
    前記ロック部材がロック位置に位置した状態で、前記トリガー本体が変位することによって、前記ロック部材をロック位置に保持する補助ロック手段と、を備えたステアリングロック装置であって、
    前記トリガー本体は、複数の本体部材で構成され、
    前記補助ロック手段に連係する前記本体部材は、付勢力トリガー付勢手段によって付与され、
    前記本体部材の少なくとも1つが、前記フレームカバーに係合していることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記フレームに他の部位よりも強度の低い脆弱部を備え、
    前記脆弱部に前記トリガー本体の継ぎ目部分が重なるように、前記本体部材の寸法が設定されたことを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、
    前記本体部材の少なくとも1つが、平行な2本の丸棒状軸材をクランク状に連結した部材からなり、軸周りに回転可能に支持されたことを特徴とするステアリングロック装置。
  4. 請求項3記載のステアリングロック装置であって、
    枠形状を有し、前記枠形状内をクランク形状を有する前記本体部材が貫通可能なトリガー連係部を備えたトリガー連係手段が、前記フレーム内に配置されたことを特徴とするステアリングロック装置。
  5. 請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、
    前記本体部材の少なくとも1つが、角棒状の軸材と、前記軸材の端部に形成された腕部と、を備えてL字形状に形成されていることを特徴とするステアリングロック装置。
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