JP6278384B2 - 光学装置、撮像装置、光学素子の駆動方法 - Google Patents

光学装置、撮像装置、光学素子の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレクトロデポジション素子を含む光学装置、および、その光学装置を利用した撮像装置、ならびに、エレクトロデポジション素子の駆動方法に関する。
特許文献1,2には、エレクトロクロミック素子を光学フィルタ(減光フィルタないし調光フィルタ)として利用した撮像装置が開示されている。エレクトロクロミック素子とは、電気化学反応などにより、分子構造が変化して、発色または消色など変色が生じる材料(エレクトロクロミック材料)を含む素子をいう。
特許文献3には、いわゆるエレクトロデポジション素子が開示されている。エレクトロデポジション素子は、主に、対向配置される一対の電極と、その一対の電極に挟持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、を含む。
定常時(電圧無印加時)、電解質層はほぼ透明であり、エレクトロデポジション素子は透明状態である。一対の電極間に電圧が印加されると、電気化学反応により、電解質層のエレクトロデポジション材料(銀)が、電極上に析出・堆積する。これにより、エレクトロデポジション素子は鏡面状態となる。
特開平09−331474号公報 特開2004−170613号公報 特開2012−181389号公報
本発明の主な目的は、エレクトロデポジション素子を含む光学装置であって、該エレクトロデポジション素子の光透過率を制御することができる光学装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、前記第1および第2の電極に接続し、該第1および第2の電極を介して、前記電解質層に電圧を印加することができる電源であって、第1の期間に、該電解質層に第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、該第1の期間の後の第2の期間に、該電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加することができる該電源と、を備え、前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、光学装置、が提供される。
本発明の他の観点によれば、受光面を有する撮像素子と、前記撮像素子の受光面に対向して配置される光学素子と、前記光学素子と電気的に接続する電源と、を備える撮像装置であって、前記光学素子は、対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、を有し、前記電源は、前記第1および第2の電極に接続し、該第1および第2の電極を介して、前記電解質層に、第1の期間、第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、前記第1の期間の後の第2の期間に、前記電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加することができ、前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、撮像装置、が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、を備える光学素子の駆動方法であって、第1の期間に、前記電解質層に第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、前記第1の期間の後の第2の期間に、前記電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加し、前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、光学素子の駆動方法、が提供される。
光透過率を制御することができる光学装置を得ることができる。
図1Aは、エレクトロデポジション素子1を含む光学装置の基本構造を示す断面図であり、図1Bは、エレクトロデポジション素子1に電圧を所定時間印加した際の、エレクトロデポジション素子1における光透過率の波長依存性を示すグラフである。 図2Aは、電源2によりエレクトロデポジション素子1に印加される電圧波形を示すグラフであり、図2Bは、エレクトロデポジション素子1に電圧を所定時間印加した後の、エレクトロデポジション素子1における光透過率の時間変化を示すグラフである。 図3Aは、エレクトロデポジション素子1aを含む光学装置を示す断面図であり、図3Bは、エレクトロデポジション素子1aに電圧を所定時間印加した際の、エレクトロデポジション素子1aにおける光透過率の波長依存性を示すグラフである。 図4は、撮像装置3の構成例を示す概略図である。
図1Aは、実施例による光学装置の基本構造を示す断面図である。当該光学装置は、主に、エレクトロデポジション(ED)素子1、および、ED素子1に電気的に接続する電源2、から構成される。
ED素子1は、主に、対向配置される下側および上側基板10,20と、下側および上側基板10,20に挟持されるシール枠部材40およびエレクトロデポジション(ED)材料を含む電解質層(電解液)50と、を備える構成である。なお、シール枠部材40は、下側ないし上側基板10,20面内において、下側および上側基板10,20の周縁に沿って閉じた形状で設けられている。電解質層50は、下側および上側基板10,20、ならびに、シール枠部材40により画定される空間50aに充填されている。
下側および上側基板10,20各々の対向面には、それぞれ下側および上側電極12,22が設けられている。電源2は、下側および上側電極12,22に接続されており、下側および上側電極12,22を介して、電解質層50に種々の電圧を印加することができる。
図1Aを参照しながら、実施例による光学装置(特にED素子1)の製造方法について説明する。
最初に、ベース基板表面に電極が形成された透明基板を2枚準備する。必要に応じて、ベース基板表面の電極を、エッチング法やレーザアブレーション法などにより、所望の平面形状にパターニングしておく。
ベース基板には、透光性を有する基板が用いられ、青板ガラスなどのプレート基板や、ポリカーボネートなどにより構成されるフィルム基板などを用いることができる。また、電極は、たとえばインジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)など、透光性および導電性を有する部材により構成される。
2枚準備した透明基板のうち、一方の基板を下側基板10に設定し、他方の基板を上側基板20に設定する。下側基板10におけるベース基板および電極を、それぞれ下側ベース基板11および下側電極12と呼ぶこととする。また、上側基板20におけるベース基板および電極を、それぞれ上側ベース基板21および上側電極22と呼ぶこととする。
なお、下側または上側電極12,22表面には、後述する(図3A参照)、ITO粒子などが堆積する粒子堆積層を設けてもかまわない。ITO粒子分散液を、スピンコート法などを用いて、下側または上側電極12,22表面に塗布し、その後焼成することにより、粒子堆積層を形成することができる。
次に、下側または上側基板10,20(下側または上側電極12,22表面)、たとえば下側基板10に、シール枠部材40を形成する。シール枠部材40は、たとえば、矩形枠状の全体的平面形状を有し、紫外線硬化性樹脂により構成される。なお、シール枠部材40は、熱硬化性樹脂により構成されていてもかまわない。
続いて、下側または上側基板10,20(下側または上側電極12,22表面)、たとえば上側基板20に、粒径が数十μm〜数百μm、たとえば500μmであるギャップコントロール剤を散布する。ギャップコントロール剤の密度は、たとえば1〜3個/mm程度である。なお、ギャップコントロール剤を散布するかわりに、柱状の突起体を形成してもかまわない。また、ギャップコントロール剤は、シール枠部材40が形成された基板、つまり下側基板10に散布されてもかまわない。
次に、下側基板10(下側電極12表面)のシール枠部材40内側に、銀を含有するエレクトロデポジション(ED)材料を含む電解液(電解質層)50を滴下する。そして、下側および上側電極12,22が相対するように、上側基板20を、電解液50を滴下した下側基板10に貼合する。その後、シール枠部材40に紫外線を照射して、シール枠部材40を硬化させる。これにより、ED素子1が完成する。
電解液50は、たとえば、ED材料(AgNO等)、電解質(TBABr等)、メディエータ(CuCl等)、電解質の浄化剤(LiBr等)、溶媒(DMSO:dimethyl―sulfoxide 等)などにより構成される。なお、さらにゲル化用ポリマ(PVB:polyvinyl―butyral等)などを添加して、ゲル状(ゼリー状)にしてもよい。実施例においては、溶媒であるDMSO中に、ED材料としてAgNOを50mM、支持電解質としてLiBrを250mM、メディエータとしてCuClを10mM、ゲル化用ポリマとして10wt%のPVBを添加したものを用いた。
ED材料は、AgNO以外にも、たとえば銀を含むAgClOやAgBrなどを用いることができる。ここで、ED材料とは、下側ないし上側電極12,22表面において、酸化還元反応などにより、その一部が析出・堆積、または、消失する材料をいう。
支持電解質は、ED材料の酸化還元反応等を促進するものであれば限定されない。たとえば、リチウム塩(LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO等)、カリウム塩(KCl、KBr、KI等)、ナトリウム塩(NaCl、NaBr、NaI等)を好適に用いることができる。
メディエータは、銅を含むCuCl、以外にも、たとえば銅を含むCuSOやCuBrなどを用いることができる。ここで、メディエータとは、銀よりも電気化学的に低いエネルギで酸化・還元する材料をいう。
溶媒は、ED材料等を安定的に保持することができるものであれば限定されない。たとえば、水や炭酸プロピレン等の極性溶媒、極性のない有機溶媒、更にはイオン性液体、イオン導電性高分子、高分子電解質等を用いることができる。具体的には、DMSOの他、炭酸プロピレン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ポリビニル硫酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアクリル酸等を好適に用いることができる。
なお、電解液の滴下は、ディスペンサやインクジェットヘッドなどを用いて行うことができる。また、下側および上側基板10,20の貼合は、大気中、真空中ないし窒素雰囲気中で行うことができる。
最後に、下側および上側電極12,22に電源2を接続する。これにより、ED素子1および電源2を含む光学装置が完成する。
定常時(電圧無印加時)、電解質層50は概ね透明であり、ED素子1は透明状態を実現する。ただし、実際には、ED素子1は若干黄みを帯びて見える。これは、メディエータ(CuCl)の影響だと考えらえる。このような若干の着色は、下側および上側基板10,20の間隔(ED素子1の厚み)を狭く(薄く)することにより改善される。つまり、下側および上側基板10,20の間隔を狭くすることにより、ED素子1を無色透明に近づけることができる。
たとえば、下側電極12の電位を基準としたときに、電源2によって、上側電極22に正の直流電位(2.5V程度で数十秒間)を印加した場合(つまり、下側電極12に負の直流電圧を印加した場合)、下側電極12表面において、電解質層50中の銀イオン(ED材料)が還元され、銀薄膜(高反射膜)が析出する。これにより、ED素子1は鏡面状態を実現する。なお、下側電極12の電位を基準としたときに、上側電極22に負の直流電位を印加した場合(つまり、上側電極22に負の直流電圧を印加した場合)には、上側電極12表面に銀薄膜(高反射膜)が析出する。
下側および上側電極12,22への電圧印加を停止すると、下側電極12表面に析出した銀(薄膜)は、電解質層50中に銀イオンとして溶解し、下側電極12表面から消失する。これによりED素子1は再度透明状態を実現する。
図1Bは、ED素子1に2.5Vの直流電圧を0.5秒〜68秒間印加した際の、ED素子1における光透過率の波長依存性を示すグラフである。グラフの横軸は、縦軸はED素子1(下側基板10、電解質層50および上側基板20)を透過する光の波長[nm]を示す。また、グラフの縦軸は、ED素子1を透過する光の透過率[%]を示す。
このグラフにおいて、矢印A1が指示するスペクトルS101は、定常時(電圧無印加時)におけるED素子1の光透過スペクトルである。また、矢印A2が指示するスペクトルS102は、直流電圧(2.5V)を0.5秒間印加した際のED素子1の光透過スペクトルである。残りのスペクトルS103〜S171は、それぞれ直流電圧(2.5V)を1秒おきに1秒〜68秒間印加した際のED素子1の光透過スペクトルである。スペクトルS103〜S171は、矢印A3に示すように、電圧印加時間とともに、光透過率が全体的に低下する。
このグラフ見ると、電圧を1秒以上印加した際のED素子1の光透過スペクトルS103〜S171は、可視光領域において、概ねフラットであることがわかる。つまり、電圧を1秒以上印加した際のED素子1の光透過率は、可視光領域において、顕著な波長依存性を有していないことがわかる。
また、ED素子1に電圧を印加する時間を長くしていくと、可視光領域におけるED素子1の光透過率は徐々に低下していくことがわかる。これは、電圧印加時間を長くしていくと、ED素子1が透明状態から鏡面状態に移行していくことを意味する。
以上により、ED素子1において、電圧印加時間を調整することにより、波長依存性を比較的フラットに維持したまま、光透過率を制御できることがわかる。加えて、本発明者らの検討によれば、ED素子1は、電圧印加を停止した後にも、数秒から数十秒程度、電圧印加直後の光透過率特性(光透過スペクトル)を保持することがわかっている。このような特徴を具備していることにより、実施例による光学装置(特にED素子1)は、光透過率可変型の減光フィルタ(NDフィルタ)として利用することができるであろう。
ED素子1は、電圧印加を停止した後にも、数秒から数十秒程度、電圧印加直後の光透過率特性を保持する。しかしながら、さらに長時間電圧印加を停止していると、ED素子1の光透過率特性は、徐々に定常時における光透過率特性(図1Bにおいて、矢印A1が指示するスペクトルS1)に復元していく。
本発明者らは、所定時間電圧印加したED素子1の光透過率特性を長時間保持することができる、ED素子1の駆動方法について検討を行った。
図2Aは、電源2によりED素子1に印加される電圧波形を示すグラフである。電源2は、まず、ED素子1に、電圧値v1の直流電圧を第1の期間t1印加する。その後、ED素子1に、振幅v2、周期p、Duty比d/pの矩形波電圧を第2の期間t2印加する。
図2Bは、ED素子1における光透過率の時間変化を示すグラフである。グラフの横軸は、ED素子1に直流電圧を印加した後の経過時間[s]を示す。また、グラフの縦軸は、ED素子1を透過する波長600nmの光の透過率[%]を示す。
図2Bにおいて、矢印A4が指示するラインは、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(4.5秒間)印加した後の光透過率の時間変化を示す。また、矢印A5が指示するラインは、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(4.5秒間)印加した後に、振幅v2(2.5V)、周期p(8秒)、Duty比d/p(6.25%=0.5秒/8秒)の矩形波電圧を印加した際の光透過率の時間変化を示す。定常時におけるED素子1の波長600nmに対する光透過率は、約60%程度である。
矢印A4の波形が示すように、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(4.5秒間)印加すると、ED素子の光透過率は約60%から約30%程度に低下する。その後、ED素子1への電圧印加を停止すると、70秒〜80秒程度で、ED素子1の光透過率は、定常時における光透過率(約60%程度)に復元する。
矢印A5の波形が示すように、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(4.5秒間)印加した後、振幅v2(2.5V)、周期p(8秒)、Duty比d/p(6.25%)の矩形波電圧を印加すると、ED素子1は、約30%の光透過率を長時間(100秒以上)保持する。なお、ED素子1は、波長600nm以外の波長の光に対しても直流電圧を印加した直後の光透過率を長時間保持すると考えられる。
なお、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(5.2秒間)印加した後、振幅v2(2.5V)、周期p(10秒)、Duty比d/p(10%)の矩形波電圧を印加すると、ED素子1は、約20%の光透過率を長時間保持することが、本発明者らによって確認されている。また、ED素子1に、電圧値v1(2.5V)の直流電圧を第1の期間t1(16.5秒間)印加した後、振幅v2(2.5V)、周期p(30秒)、Duty比d/p(6.67%)の矩形波電圧を印加すると、ED素子1は、約10%の光透過率を長時間保持することが、本発明者らによって確認されている。
このように、ED素子1に直流電圧を印加し、さらにその後、間欠的にED素子1に電圧を印加することにより、直流電圧を印加した直後におけるED素子1の光透過率特性を長時間保持することができる。なお、第2の期間t2に印加される間欠的な電圧は、矩形波電圧に限らず、正弦波ないし三角波電圧等でもかまわないし、正確な周期性を有していなくてもかまわない。
なお、第2の期間t2の後に、ED素子1の光透過率を早急に(数秒で)増大させたい場合には、図2Aに示すように、ED素子1に、電圧値v1ないしv2とは極性が異なる電圧値v3(たとえば−2.5V)の直流電圧を第3の期間t3(数秒間)印加すればよい。これにより、下側ないし上側電極12,22表面に析出した銀(薄膜)の、電解質層50への溶解が促進され、ED素子1における光透過率の増大が早まる。
図3Aは、実施例による光学装置の変形例を示す断面図である。当該光学装置のED素子は、基本構造を有するED素子1(図1A参照)において、下側および上側電極12,22表面に、さらに、下側および上側粒子堆積層31,32を備える。なお、このような構成を有するED素子を、第1変形例によるED素子1aと呼ぶこととする。
粒子堆積層31,32は、たとえば、粒径100nm〜500nmのITO粒子が、1.5μm程度の厚みで堆積する形態を有する。このため、表面が、微細な凹凸状を構成し、少なくとも下側および上側電極12,22の表面よりも粗くなっている。
定常時(電圧無印加時)、電解質層50は概ね透明であり、ED素子1aは透明状態を実現する。
たとえば、下側電極12に負の直流電圧を印加した場合、下側粒子堆積層31表面において、電解質層50中の銀イオン(ED材料)が還元され、銀薄膜(高反射膜)が析出する。下側粒子堆積層31に銀薄膜が析出すると、ED素子1aに入射する光が、当該銀薄膜により乱反射(ないしプラズモン吸収)される。この場合、ED素子1aは遮光状態を実現する。なお、上側電極22に負の直流電圧を印加した場合には、上側粒子堆積層32表面に銀薄膜(高反射膜)が析出する。
下側および上側電極12,22への電圧印加を停止すると、下側粒子堆積層31表面に析出した銀(薄膜)は、電解質層50中に銀イオンとして溶解し、下側粒子堆積層31表面から消失する。これによりED素子1aは再度透明状態を実現する。
図3Bは、ED素子1aに2.5Vの直流電圧を0.5秒〜68秒間印加した際の、ED素子1aにおける光透過率の波長依存性を示すグラフである。グラフの横軸は、ED素子1aを透過する光の波長[nm]を示し、縦軸はED素子1aを透過する光の透過率[%]を示す。
このグラフにおいて、矢印A6が指示するスペクトルS201は、定常時(電圧無印加時)におけるED素子1aの光透過スペクトルである。矢印A7が指示するスペクトルS202は、直流電圧(2.5V)を0.5秒間印加した際のED素子1aの光透過スペクトルである。矢印A8が指示するスペクトルS203は、直流電圧(2.5V)を1.0秒間印加した際のED素子1aの光透過スペクトルである。矢印A9が指示するスペクトルS204は、直流電圧(2.5V)を2.0秒間印加した際のED素子1aの光透過スペクトルである。残りのスペクトルS205〜S271は、それぞれ直流電圧(2.5V)を1秒おきに3秒〜68秒間印加した際のED素子1aの光透過スペクトルである。スペクトルS205〜S271は、矢印A10に示すように、電圧印加時間とともに、光透過率が全体的に低下する。
このグラフ見ると、ED素子1aの光透過スペクトルS203〜S271は、ED素子1の光透過スペクトルS103〜S171(図1B参照)とは異なる特性(波形ないし形状)を有していることがわかる。また、ED素子1aに電圧を印加する時間を長くしていくと、可視光領域におけるED素子1aの光透過率は徐々に低下していくことがわかる。これは、電圧印加時間を長くしていくと、ED素子1aが透明状態から遮光状態に移行していくことを意味する。このような特徴を具備していることにより、ED素子1aは、ED素子1とは光透過率特性が異なる、光透過率可変型の減光フィルタとして利用することができるであろう。
なお、粒子堆積層は、下側ないし上側電極のどちらか一方の電極表面に設けられていてもかまわない。たとえば、下側電極12表面にのみ粒子堆積層31が形成され、上側電極22表面には粒子堆積層32が形成されていないED素子を、第2変形例によるED素子1bと呼ぶこととする。
下側電極12に負の電圧を所定時間印加して、比較的表面が粗い粒子堆積層31表面にED材料(銀)を析出させることにより、ED素子1bは、図3Bに示すような光透過率特性を有することになる。一方、上側電極22に負の電圧を所定時間印加して、比較的表面が平坦な上側電極22表面にED材料(銀)を析出させることにより、ED素子1bは、図1Bに示すような光透過率特性を有することになる。このように、ED素子1bに印加する電圧の極性を変えることにより、ED素子1bに異なる光透過率特性を出現させることができる。
なお、第1および第2変形例によるED素子1a,1bにおいても、直流電圧を印加した後、電圧印加を長時間停止していると、それらの光透過率特性は、徐々に定常時における光透過率特性に復元していく。直流電圧印加直後のED素子1a,1bの光透過率特性を長時間保持したい場合には、図2Aに示すように、直流電圧を印加した後に、間欠的な電圧を印加すればよい。
図4は、実施例による光学装置の応用例を示す概略図である。実施例による光学装置(ED素子および電源)は、たとえば撮像装置3に応用することが可能である。
図4に示すように、撮像装置3は、主に、受光面61aを有するCCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像素子61と、撮像素子61の受光面に対向して配置される減光フィルタとしてのED素子1と、ED素子1と電気的に接続する電源2と、を備える。なお、ED素子1は、第1ないし第2変形例によるED素子1a,1bであってもかまわない。また、撮像装置3は、このほかにも、適宜、メカニカルシャッタ62や光学レンズ63〜65などを備えていてもかまわない。
被写体による光学像は、光学レンズ65,64、メカニカルシャッタ62、ED素子1および光学レンズ63を通じて撮像素子61の受光面61aに結像する。受光面61aに結像する光学像は、たとえば、撮像素子61により電気信号に変換されて半導体記憶装置等に記憶される。
電源2は、ED素子1に印加する電圧値もしくは電圧極性、または、電圧印加する時間などを調整し、ED素子1の光透過率を制御することにより、撮像素子61の受光面61aに入射する光学像の光量を制御する。なお、電源2は、ED素子1に、直流電圧のみ印加してもかまわないし、直流電圧を印加した後に間欠的な電圧を印加してもかまわない。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1…エレクトロデポジション素子(ED素子)、2…電源、3…撮像装置、10…下側基板、11…下側ベース基板、12…下側電極、20…上側基板、21…上側ベース基板、22…上側電極、31…下側粒子堆積層、32…上側粒子堆積層、40…シール枠部材、50…電解質層(電解液)、61…撮像素子、62…メカニカルシャッタ、63〜65…光学レンズ。

Claims (6)

  1. 対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、
    前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、
    前記第1および第2の電極に接続し、該第1および第2の電極を介して、前記電解質層に電圧を印加することができる電源であって、第1の期間に、該電解質層に第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、該第1の期間の後の第2の期間に、該電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加することができる該電源と、
    を備え、
    前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、
    前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、光学装置。
  2. 前記電源は、前記第2の期間に、前記電解質層に周期性を有する矩形波電圧を印加することができる請求項1記載の光学装置。
  3. 前記電源は、前記第2の期間の後の第3の期間に、前記電解質層に前記第1の極性とは反対の極性である第2の極性の直流電圧を印加することができる請求項1または2記載の光学装置。
  4. さらに、前記第1または第2の電極の表面に設けられ、導電性を有する微細凹凸層を含む請求項1〜3いずれか1項記載の光学装置。
  5. 受光面を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の受光面に対向して配置される光学素子と、
    前記光学素子と電気的に接続する電源と、
    を備える撮像装置であって、
    前記光学素子は、
    対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、
    前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、
    を有し、
    前記電源は、前記第1および第2の電極に接続し、該第1および第2の電極を介して、前記電解質層に、第1の期間、第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、前記第1の期間の後の第2の期間に、前記電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加することができ、
    前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、
    前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、撮像装置。
  6. 対向配置される第1および第2の基板であって、該第1の基板は、該第2の基板に近い表面に設けられた第1の電極を含み、該第2の基板は、該第1の基板に近い表面に設けられた第2の電極を含む、該第1および第2の基板と、
    前記第1および第2の基板に狭持され、銀を含有するエレクトロデポジション材料を含む電解質層と、
    を備える光学素子の駆動方法であって、
    第1の期間に、前記電解質層に第1の極性の第1の電圧を定常的に印加し、前記第1の期間の後の第2の期間に、前記電解質層に前記第1の極性の第2の電圧を周期的に印加し、
    前記第1および第2の電圧は、前記エレクトロデポジション材料が前記第1または第2の電極に析出する閾値電圧よりも大きく、
    前記第1の期間は、前記第2の期間よりも短く、該第2の期間おいて1周期内に前記第2の電圧が印加される時間よりも長い、光学素子の駆動方法。
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