JP6277757B2 - 制御装置、電力貯蔵システム、制御方法 - Google Patents

制御装置、電力貯蔵システム、制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、電力貯蔵システム、制御方法に関する。
一般に、風力や太陽光などの自然エネルギーを利用した分散型電源が電力線に接続されている電力系統が知られている。この電力系統においては、分散型電源の出力の変動等により電力線の電力品質が悪化したり、需給が不安定になったりすることがある。これらの対策として、例えば、分散型電源の出力変動に応じて、当該出力変動が打ち消されるように蓄電池を充放電する蓄電池システム等の電力系統安定化装置が電力系統に設けられることがある。この電力系統安定化装置の制御方法として、例えば特許文献1の制御方法が知られている。
特開2012―85449号公報
例えば、特許文献1の制御方法は、1つの機能を有する電力系統安定化装置を、電力系統の系統周波数の変動及び分散型電源から出力される電力の変動等に基づいて、当該1つの機能を発揮させている。しかしながら、この制御方法においては、例えば、複数の異なる機能のうちの一の機能を選択することは困難である。このため、電力系統安定化装置が電力線との間において電力の授受を行う蓄電池を有する蓄電池システムであり、当該電力の授受についての複数の機能を有している場合、特許文献1の制御方法を用いて複数の機能を発揮させるのが困難となり、電力系統安定化装置を制御するための制御量に応じた電力の授受ができなくなる虞がある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、電力線と前記電力線に接続されている電力貯蔵装置との間において電力の授受が行われるように電力を変換する電力変換装置を制御する制御装置であって、前記電力線と前記電力貯蔵装置との間において授受させる電力の電力値及び授受方向を示す電力制御量を演算する複数の制御量演算部と、前記複数の制御量演算部で演算された複数の電力制御量から一の電力制御量を優先電力制御量として選択する選択部と、前記優先電力制御量の授受方向を判定する判定部とを備え、前記複数の電力制御量のうち前記判定部で判定した授受方向と同一である電力制御量から指令値を定めて前記電力変換装置を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする制御装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、複数の電力制御量のうちの一の電力制御量が示す電力の授受方向で、複数の機能に基づく電力の授受を、電力線と電力貯蔵装置との間において行わせることができる。
本発明の第1実施形態における制御装置の機能を示す図である。 本発明の第1乃至第5実施形態における蓄電池システムを示す図である。 本発明の第1実施形態における仮の有効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における仮の無効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における仮の有効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における仮の無効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における制御装置の機能を示す図である。 本発明の第4実施形態における制御装置の機能を示す図である。 本発明の第5実施形態における制御装置の機能を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
[第1実施形態]
===蓄電池システム===
以下、図2を参照して、本実施形態における蓄電池システムについて説明する。図2は、本実施形態における蓄電池システムを示す図である。
蓄電池システム100は、電力線L100の有効電力及び無効電力を調整するシステムである。蓄電池システム100は、電力貯蔵装置1、双方向電力変換装置2(電力変換装置)、制御装置3を有する。
電力貯蔵装置1は、例えばフライホイール、二次電池(蓄電池)、キャパシタ等である。電力貯蔵装置1は、双方向電力変換装置2、連系用変圧器101を介して電力線L100に接続されている。
双方向電力変換装置2は、電力線L100を含む電力系統と電力貯蔵装置1との間で有効電力の授受を行う。双方向電力変換装置2は、制御装置3からの有効電力指令値P0が示している大きさ(電力値)及び向き(授受方向)の有効電力の授受を行わせる。尚、有効電力の向き(授受方向)とは、有効電力が供給される向き(授受方向)を示している。例えば、電力貯蔵装置1から電力線L100に向かって供給される有効電力の向きを正の向きとし、電力線L1から電力貯蔵装置1に向かって供給される有効電力の向きを負の向きとする。
双方向電力変換装置2は、更に、電力線L100を含む電力系統に対して無効電力を出力する。双方向電力変換装置2は、制御装置3からの無効電力指令値Q0が示している大きさ及び向き(授受方向)の無効電力を出力する。尚、無効電力の向き(授受方向)とは、電力線L100に対して出力される無効電力が容量性の無効電力であるか、誘導性の無効電力であるかを示している。例えば、電力線L100に対して出力される無効電力が容量性の無効電力であることを無効電力の向きが正の向きであることとし、電力線L100に対して出力される無効電力が誘導性の無効電力であることを無効電力の向きが負の向きであることとする。つまり、双方向電力変換装置2は、電力系統と電力貯蔵装置1との間において無効電力の授受を行っていることにもなる。
尚、電力貯蔵装置1がフライホイールの場合、双方向電力変換装置2は、フライホイール側の交流電力と電力系統側の交流電力を双方向に変換し、電力貯蔵装置1が二次電池・キャパシタ等である場合、双方向電力変換装置2は、二次電池・キャパシタ側の直流電力と電力系統側の交流電力を双方向に変換する。
制御装置3は、有効電力の制御系や無効電力の制御系を有しており、有効電力指令値P0、無効電力指令値Q0を双方向電力変換装置2に出力する。又、例えば有効電力の制御系には電力系統における出力変動補償や周波数変動補償など、無効電力の制御系には電力系統における無効電力変動補償や電圧変動補償など、複数の機能・制御系が実装されることが特徴である。尚、本実施形態においては制御装置3への入力信号は問題にしておらず、実装する機能・制御系にあわせて必要な入力信号を選択・構成すればよい。尚、制御装置3の詳細については、後述する。
===制御装置===
以下、図1を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図1は、本実施形態における制御装置の機能を示す図である。
制御装置3は、第1制御系321、第2制御系322、第3制御系323、仮の有効電力指令値演算部35、第1リミッタ36、仮の無効電力指令値演算部37、第2リミッタ38(「制御装置3の各種機能」とも称する)を有する例えばプログラマブルコントローラである。尚、制御装置3の各種機能は、制御装置3の記憶装置(不図示)に記憶されているプログラムを制御装置3のCPU(Central Processing Unit)(不図示)が実行することにより実現されることとしてもよい。尚、第1制御系321、第2制御系322、第3制御系323、が複数の制御量演算部に相当し、仮の有効電力指令値演算部35及び仮の無効電力指令値演算部37が選択部と判定部に相当し、仮の有効電力指令値演算部35、第1リミッタ36、仮の無効電力指令値演算部37、第2リミッタ38が制御部に相当する。
=制御系=
第1制御系321、第2制御系322、第3制御系323(「各制御系」とも称する)夫々には、有効電力の制御系及び無効電力の制御系が含まれている。
第1制御系321は、入力信号V1、I1、P1、Q1、F1が入力され、当該入力信号に基づいて第1制御系321の機能を発揮させるための有効電力制御量Ps1及び無効電力制御量Qs1を出力する。尚、入力信号V1、I1、P1、Q1、F1は夫々、電圧、電流、有効電力、無効電力、周波数夫々の値を示す信号である。
有効電力制御量Ps1は、有効電力の大きさと有効電力の向きとを示している。例えば、有効電力制御量Ps1が100(kW)と正の向きとを示している場合、第1制御系321の機能を発揮させるためには、100(kW)の有効電力を電力貯蔵装置1から電力線L100の向きに供給する必要があることを示していることになる。又、無効電力制御量Qs1は、有効電力制御量Ps1と同様に、無効電力の大きさと無効電力の向きとを示している。例えば、無効電力制御量Qs1が10(kVar)と正の向きとを示している場合、第1制御系321の機能を発揮させるためには、10(kVar)の容量性の無効電力を電力線L100に対して出力する必要があることを示していることになる。
第2制御系322は、入力信号V2、I2、P2、Q2、F2が入力され、当該入力信号に基づいて第2制御系322の機能を発揮させるための有効電力制御量Ps2及び無効電力制御量Qs2を出力する。尚、第2制御系322に入力される入力信号の構成は、第1制御系321に入力される入力信号の構成と同様である。又、有効電力制御量Ps2及び無効電力制御量Qs2の構成は夫々、有効電力制御量Ps1及び無効電力制御量Qs1の構成と同様である。
第3制御系323は、入力信号V3、I3、P3、Q3、F3が入力され、当該入力信号に基づいて第3制御系323の機能を発揮させるための有効電力制御量Ps3及び無効電力制御量Qs3を出力する。尚、第3制御系323に入力される入力信号の構成は、第1制御系321に入力される入力信号の構成と同様である。又、有効電力制御量Ps3及び無効電力制御量Qs3の構成は夫々、有効電力制御量Ps1及び無効電力制御量Qs1の構成と同様である。
なお、第1制御系への入力信号V1,I1,P1,Q1,F1、第2制御系への入力信号V2,I2,P2,Q2,F2、第3制御系への入力信号F3,V3,I3,P3,Q3,F3、はそれぞれ同じ信号でも良い。各制御系の機能によって出力される有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3および無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3は基本的には異なる値となる。
=演算部等=
仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が入力され、当該入力等に基づいて各種処理を行って、仮の有効電力指令値Ps10を出力する。仮の無効電力指令値演算部37は、無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3が入力され、当該入力等に基づいて各種処理を行って、仮の無効電力指令値Qs10を出力する。尚、仮の有効電力指令値演算部35及び仮の無効電力指令値演算部37の各種処理の詳細については、後述する。
第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps10が入力され、当該入力に基づいて有効電力指令値P0を出力する。第2リミッタ38は、仮の無効電力指令値Qs10が入力され、当該入力に基づいて無効電力指令値Q0を出力する。尚、第1リミッタ36、第2リミッタ38の詳細については、後述する。
===仮の有効電力指令値演算部、仮の無効電力指令値演算部===
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態における仮の有効電力指令値演算部及び仮の無効電力指令値演算部について説明する。図3は、本実施形態における仮の有効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。図4は、本実施形態における仮の無効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。尚、仮の有効電力指令値演算部35及び仮の無効電力指令値演算部37の動作と共に構成について説明する。
=仮の有効電力指令値演算部=
仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3を取得する(ステップS11)。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御の優先順位を取得する(ステップS12)。有効電力制御の優先順位とは、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3における優先順位であり、例えば、電力系統の管理者による制御装置3へ情報の入力により設定されることとしてもよい。又、有効電力制御の優先順位は、例えば、電力系統の管理者から制御装置3に入力される情報に基づいて、仮の有効電力指令値演算部35が決定することとしてもよい。また、管理者が優先順位はあらかじめ設定しておいても良い。他の優先順位の設定方法として、タイマーとデータベースからなるスケジュールで決定・設定してもよい。例えば、1:00〜2:00は優先順位を機能1、機能2、機能3とし、2:00〜3:00は優先順位を機能3、機能2、機能1とするなど、時間別に優先順位を設定する。さらに他の優先順位の設定方法として、計測値と判定条件に基づいて決定・設定してもよい。例えば、第1制御系について「入力信号V1>aなら、機能1を最優先」などの判定条件を決定しておき、当該判定条件に基づいて優先順位を設定しても良い。
仮の有効電力指令値演算部35は、取得された有効電力制御の優先順位に示されている有効電力制御量のうちの優先順位が最も高い有効電力制御量を選択する(ステップS13)。
仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS13において選択された有効電力制御量に対して有効電力の向き(方向)を判定し、判定結果を制御装置3の記憶装置に記憶する(ステップS14)。仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS14において有効電力の向きの判定に成功したか否かを判断する(ステップS15)。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量が示している有効電力の大きさが0でないとき、有効電力の向きの判定に成功したと判断し、有効電力制御量が示している有効電力の大きさが0のとき、有効電力の向きの判定に成功していないと判断することとする。
有効電力の向きの判定に成功したと判断した場合(ステップS15のYES)、仮の有効電力指令値演算部35は、全ての有効電力制御量の内、ステップS15において有効電力の向きの判定に成功したと判断された有効電力制御量と有効電力の向きが一致する(同じ向きの)有効電力制御量を全て抽出し、抽出結果を制御装置3の記憶装置に記憶する(ステップS17)。仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS17において抽出された有効電力制御量のうちの有効電力の大きさが最大となる有効電力制御量を選択する(ステップS18)。仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS18において選択された有効電力制御量を仮の有効電力指令値Ps10として出力する。
ステップS15の判断において、有効電力の向きの判定に成功していないと判断した場合(ステップS15のNO)、仮の有効電力指令値演算部35は、優先順位が次に高い有効電力制御量を選択した後、ステップS14の動作、ステップS15の判断を再度行う。
<仮の有効電力指令値演算部の動作の一例(第1の場合)>
例えば、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が示している有効電力の向きが夫々、正、負、正であり、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が示している有効電力の大きさが夫々、100(kW)、150(kW)、200(kW)であり、ステップS12において取得される有効電力制御の優先順位においては、優先順位が高い方から低い方に向かって、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3の順に優先順位が設定されていることとして(第1の場合)、仮の有効電力指令値演算部35の動作の一例について説明する。
仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS11、S12の動作の後に、有効電力制御量Ps1を選択(ステップS13)し、有効電力制御量Ps1が示している有効電力の向きを判定し(ステップS14)、有効電力の向きの判定に成功したか否かを判断する(ステップS15)。有効電力制御量Ps1が示している有効電力の大きさは、100(kW)であり0ではないので、仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力の向きの判定に成功したと判断する(ステップS15のYES)。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3のうちの有効電力制御量Ps1と有効電力の向きが一致する有効電力制御量として、有効電力制御量Ps1、Ps3を抽出する(ステップS17)。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps3のうちの有効電力の大きさが最大となる有効電力制御量Ps3を選択し(ステップS18)、有効電力制御量Ps3を仮の有効電力指令値Ps10として出力する。
<仮の有効電力指令値演算部の動作の一例(第2の場合)>
例えば、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が示している有効電力の向きが夫々、正、負、正であり、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が示している有効電力の大きさが夫々、0(kW)、150(kW)、200(kW)であり、ステップS12において取得される有効電力制御の優先順位においては、第1の場合の優先順位と同様であることとして(第2の場合)、仮の有効電力指令値演算部35の動作の一例について説明する。
仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS11乃至S13の動作の後に、有効電力制御量Ps1が示している有効電力の向きを判定し(ステップS14)、有効電力の向きの判定に成功したか否かを判断する(ステップS15)。有効電力制御量Ps1が示している有効電力の大きさが0(kW)であるので、仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力の向きの判定に成功していない判断する(ステップS15のNO)。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3のうちの次に優先順位が高い有効電力制御量Ps2を選択し(ステップS16)、当該選択された有効電力制御量Ps2についてステップS14の動作、ステップS15の判断を行う。そして、仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS17、S18の動作の後に、有効電力制御量Ps2を仮の有効電力指令値Ps10として出力する。
<仮の有効電力指令値演算部の動作の一例(第3の場合)>
例えば、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3が示している有効電力の大きさが全て0(kW)であり、ステップS12において取得される有効電力制御の優先順位においては、第1の場合の優先順位と同様であることとして(第3の場合)、仮の有効電力指令値演算部35の動作の一例について説明する。
仮の有効電力指令値演算部35は、ステップS15の判断において、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3の全てについて、有効電力の向きの判定に成功していない判断(ステップS15のNO)した後、有効電力の大きさが0であることを示す仮の有効電力指令値Ps10を出力する。
=仮の無効電力指令値演算部=
ステップS21乃至S29(図4)の動作は、ステップS11乃至S19の動作と同様である。仮の無効電力指令値演算部37が仮の無効電力指令値Qs10を出力する構成は、仮の有効電力指令値演算部35が仮の有効電力指令値Ps10を出力する構成と同様であるので、その詳細の説明については省略する。
以上より、最も優先度の高い制御系に有効電力、無効電力の制御方向(有効電力の向き及び無効電力の向き)を合わせるため、最優先の機能が阻害されることがない。また、最も制御量を要求する制御系に合わせるため、全体の能力を最も発揮することができる。
===第1及び第2リミッタ===
以下、図1を参照して、本実施形態における第1及び第2リミッタについて説明する。
=第1リミッタ=
第1リミッタ36は、上下限値±Plimit(所定値)で有効電力の大きさが制限された有効電力指令値P0を出力する。具体的には、仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimit以上の場合、第1リミッタ36は、有効電力の大きさが上限値+Plimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、有効電力の向きが仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きと同じ向きであることを示す有効電力指令値P0を出力する。仮の有効電力指令値Ps10が下限値−Plimit以下の場合、第1リミッタ36は、有効電力の大きさが下限値−Plimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、有効電力の向きが仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きと同じ向きであることを示す有効電力指令値P0を出力する。仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimitと下限値−Plimitとの間である場合、第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps10を有効電力指令値P0として出力する。
尚、上限値+Plimitは、正の向きの有効電力の大きさの制限値を示しており、下限値−Plimitは、負の向きの有効電力の大きさの制限値を示している。尚、仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimit以上の場合とは、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きが正の向きであり、且つ、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の大きさが上限値+Plimitの絶対値としてのPlimit以上である場合を示している。又、仮の有効電力指令値Ps10が下限値−Plimit以下の場合とは、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きが負の向きであり、且つ、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の大きさが下限値−Plimitの絶対値としてのPlimit以上である場合を示している。又、仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimitと下限値−Plimitとの間である場合とは、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きが正の向きであり、且つ、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の大きさが上限値+Plimitの絶対値としてのPlimitより小さい場合、及び、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きが負の向きであり、且つ、仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の大きさが下限値−Plimitの絶対値としてのPlimitより小さいである場合である。
=第2リミッタ=
第2リミッタ38は、第1リミッタ36と同様な構成であり、上下限値±Qlimit(所定値)で制限された無効電力指令値Qoを出力する。具体的には、仮の無効電力指令値Qs10が上限値+Qlimit以上の場合、第2リミッタ38は、無効電力の大きさが上限値+Qlimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、無効電力の向きが仮の無効電力指令値Qs10が示す無効電力の向きと同じ向きであることを示す無効電力指令値Q0を出力する。仮の無効電力指令値Qs10が下限値−Qlimit以下の場合、第2リミッタ38は、無効電力の大きさが下限値−Qlimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、無効電力の向きが仮の無効電力指令値Qs10の無効電力の向きと同じ向きであることを示す無効電力指令値Q0を出力する。仮の無効電力指令値Qs10が上限値+Qlimitと下限値−Qlimitとの間である場合、第2リミッタ38は、仮の無効電力指令値Qs10を無効電力指令値Q0として出力する。尚、上限値+Qlimitは、正の向きの無効電力の大きさの制限値を示しており、下限値−Qlimitは、負の向きの無効電力の大きさの制限値を示している。
=上下限値=
上下限値±Plimit、±Qlimitは、双方向電力変換装置2の装置容量S等に基づいて設定される。尚、例えば、制御装置3の各種機能に上下限値設定部が含まれており、当該上下限値設定部によって上下限値±Plimit、±Qlimitが設定されることとしてもよい。
上下限値±Plimit、±Qlimitは、式1が成立するように設定される。
2≧(Plimit)2+(Qlimit)2・・・(1)
尚、Sは、双方向電力変換装置2の装置容量を示しており、双方向電力変換装置2を介して供給できる皮相電力の最大値に対応しており、双方向電力変換装置2の仕様等に基づいて予め定められている。また、ここでSは装置制限電力値に相当する。
尚、電力貯蔵装置1が例えば蓄電池であり、蓄電池の充電量(SOC)によって充放電電力が制限され、尚且つ蓄電池の充電電力制限Pmin(−Plimit≦Pmin≦0)、放電電力制限Pmax(0≦Pmax≦+Plimit)が逐次変化する場合、充電電力制限Pminが下限値−Plimitとして設定され、放電電力制限Pmaxが+Plimitとして設定されることとすればよい。尚、充電量については、電力貯蔵装置1から一定時間毎に出力されるSOC情報(図2)に示されていることとする。制御装置3は、SOC情報を受信し、電力貯蔵装置1の充電量を把握することが可能となる。
=有効電力指令値、無効電力指令値=
第1リミッタ36及び第2リミッタ38は、有効電力指令値P0及び無効電力指令値Q0のうちの優先度の高い方から順に電力指令値を定める。有効電力指令値P0及び無効電力指令値Q0のうちの何れが優先されるかの順序を示す情報については、例えば、電力系統の管理者により制御装置3に入力されることとしてもよいし、予め設定されていることとしてもよい。また、管理者が優先順位はあらかじめ設定しておいても良い。他の優先順位の設定方法として、タイマーとデータベースからなるスケジュールで決定・設定してもよい。例えば、1:00〜2:00は有効電力指令値P0を優先とし、2:00〜3:00は無効電力指令値Q0を優先するなど、時間別に優先順位を設定する。さらに他の優先順位の設定方法として、計測値と判定条件に基づいて決定・設定してもよい。例えば、第1制御系について「入力信号f1>bなら、有効電力指令値P0を優先」などの判定条件を決定しておき、当該判定条件に基づいて優先順位を設定しても良い。
<無効電力指令値を優先する場合>
無効電力指令値Q0を優先する場合、まず無効電力の制約を考慮する。無効電力指令値Q0には双方向電力変換装置2の装置容量Sが制限となるので、仮の無効電力指令値Qs10に対する第2リミッタ38の上限値+Qlimit及び下限値−Qlimitが夫々,式2に示されるように+S、−Sに設定される。第2リミッタ38は、前述したように、上下限値±Qlimitとしての±Sで制限された値を無効電力指令値Q0とする。
±Qlimit=±S・・・(2)
次に有効電力の制約を考慮する。有効電力指令値P0にはまず双方向電力変換装置2の装置容量Sが制限となるので、装置容量Sと第2リミッタ38によって定められた無効電力指令値Q0から、有効電力指令値P0に対する第1リミッタ36の上限値+Plimit及び下限値−Plimitが夫々、式3に示されるように+sqrt(S2−Q02)、−sqrt(S2−Q02)に設定される。第1リミッタ36は、前述したように、上下限値±Plimitとしての±sqrt(S2−Q02)で制限された値を有効電力指令値P0とする。
±Plimit=±sqrt(S2−Q02)・・・(3)
尚、電力貯蔵装置1が例えば蓄電池であり、蓄電池の充電量(SOC)によって充放電電力が制限され、尚且つ蓄電池の充電電力制限Pmin(−Plimit≦Pmin≦0)、放電電力制限Pmax(0≦Pmax≦+Plimit)が逐次変化する場合、第1リミッタ36の後段にもう一つ他のリミッタを設け、他のリミッタの下限値及び上限値を夫々、充電電力制限Pmin、放電電力制限Pmaxとし、逐次変化させることとする。そして、他のリミッタの上限値及び下限値で制限された値を有効電力指令値P0とすればよい。
<有効電力指令値を優先する場合>
有効電力指令値を優先する場合において、電力貯蔵装置1が例えば蓄電池であり、蓄電池の充電量(SOC)によって充放電電力が制限され、尚且つ蓄電池の充電電力制限Pmin(−Plimit≦Pmin≦0)、放電電力制限Pmax(0≦Pmax≦+Plimit)が逐次変化する場合、まず蓄電池のSOCによる充放電電力制限を考慮する。第1リミッタ36に対し、リミッタ下限値及び上限値を夫々、充電電力制限Pmin、放電電力制限Pmaxとし、逐次変化させる。尚、充電電力制限Pmin(−S≦Pmin≦0)、放電電力制限Pmax(0≦Pmax≦+S)であるので、これにより必然的に有効電力指令値P0は装置容量±Sの範囲内に制限される。
次に無効電力の制約を考慮する。無効電力指令値Q0には装置容量Sが制限となるので、装置容量Sと有効電力指令値P0から、第2リミッタ38の上限値+Qlimit及び下限値−Qlimitが夫々、式4に示されるように+sqrt(S2−P02)、−sqrt(S2−P02)に設定される。第2リミッタ38は、前述したように、上下限値±Qlimitとしての±sqrt(S2−P02)で制限された値を無効電力指令値Q0とする。
±Qlimit=±sqrt(S2−P02)・・・(4)
これにより、有効電力、及び/或いは無効電力をある制御範囲内で運用することが可能になる。
=蓄電池システムの動作=
以下、図1及び図2を参照して、本実施形態における蓄電池システムの動作について説明する。
制御装置3に入力信号が入力される。制御装置3の各制御系は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3、無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3を出力する。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3に基づいて仮の有効電力指令値Ps10を出力する。仮の無効電力指令値演算部37は、無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3に基づいて仮の無効電力指令値Qs10を出力する。第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps10に基づいて有効電力指令値P0を定める。第2リミッタ38は、仮の無効電力指令値Qs10に基づいて無効電力指令値Q0を定める。制御装置3は、定められた有効電力指令値P0、無効電力指令値Q0を出力する。
双方向電力変換装置2は、制御装置3から出力された有効電力指令値P0、無効電力指令値Q0に基づいて有効電力及び無効電力を供給する。
[第2実施形態]
第2実施形態の蓄電池システム100Aは、第1実施形態の蓄電池システム100における制御装置3を制御装置3Aに変更したものであり、制御装置3A以外の構成は、蓄電池システム100の構成と同様である。
===制御装置、仮の有効電力指令値演算部、仮の無効電力指令値演算部===
以下、図5及び図6を参照して、本実施形態における制御装置、仮の有効電力指令値演算部及び仮の無効電力指令値演算部について説明する。図5は、本実施形態における仮の有効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。図6は、本実施形態における仮の無効電力指令値演算部の動作を示すフローチャートである。尚、図5、図6夫々における図3、図4と同様な動作には、同様な符号を付し、その説明については省略する。
制御装置3Aは、第1実施形態の制御装置3における仮の有効電力指令値演算部35、仮の無効電力指令値演算部37を夫々、仮の有効電力指令値演算部35A、仮の無効電力指令値演算部37Aに変更したものである。仮の有効電力指令値演算部35A、仮の無効電力指令値演算部37A以外の構成は、制御装置3の構成と同様である。尚、仮の有効電力指令値演算部35A及び仮の無効電力指令値演算部37Aが判定部に相当する。
仮の有効電力指令値演算部35Aは、ステップS17(図5)において抽出された有効電力制御量夫々が示している有効電力の大きさの平均値を演算する(ステップS38)。仮の有効電力指令値演算部35Aは、ステップS38において演算された平均値を有効電力の大きさとし、且つ、ステップS17において抽出された有効電力制御量に示されている有効電力の向きを有効電力の向きとして、仮の有効電力指令値Ps10として出力する(ステップS39)。
仮の無効電力指令値演算部37Aは、ステップS27(図6)において抽出された無効電力制御量夫々が示している無効電力の大きさの平均値を演算する(ステップS48)。仮の無効電力指令値演算部37Aは、ステップS48において演算された平均値を無効電力の大きさとし、且つ、ステップS27において抽出された無効電力制御量に示されている無効電力の向きを無効電力の向きとして、仮の無効電力指令値Qs10として出力する(ステップS49)。
以上より、最も優先度の高い制御系に有効電力、無効電力の制御方向(有効及び無効電力の向き)を合わせるため、最優先の機能が阻害されることがない。また、制御量を各制御系の平均値に合わせるため、全体の能力を安定的に発揮することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態の蓄電池システム100Bは、第1実施形態の蓄電池システム100における制御装置3を制御装置3Bに変更したものであり、制御装置3B以外の構成は、蓄電池システム100の構成と同様である。
===制御装置===
以下、図7を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図7は、本実施形態における制御装置の機能を示す図である。尚、図1と同様な構成には、同様な符号を付し、その説明については省略する。
制御装置3Bは、第1リミッタ361、362、363、第2リミッタ381、382、383(「各リミッタ」とも称する)、第1加算回路35B、第2加算回路37Bを有する。
=各リミッタ=
各リミッタは、各制御量が入力され、各リミッタに設定されている上下限値で制限された制御量を出力する。尚、各リミッタが制御量を出力する構成は、第1リミッタ36(第1実施形態)が、有効電力指令値P0を出力する構成と同様であるので、各リミッタに設定される上下限値についてのみ説明する。
各リミッタの上下限値は、双方向電力変換装置2の装置容量S等を考慮して、式1、式5、式6に示される関係が成立するように設定される。
Plimit1+Plimit2+Plimit3≦Plimit・・・(5)
Qlimit1+Qlimit2+Qlimit3≦Qlimit・・・(6)
尚、Plimit1、Plimit2、Plimit3は夫々、第1リミッタ361、362、363の上下限値±Plimit1、±Plimit2、±Plimit3の大きさに対応し、Qlimit1、Qlimit2、Qlimit3は夫々、第2リミッタ381、382、383の上下限値±Qlimit1、±Qlimit2、±Qlimit3の大きさに対応している。
具体的には、Plimit1乃至Plimit3は、例えば、Plimitを所定の比率で配分することにより設定されることとしてもよい。Qlimit1乃至Qlimit3は、Plimit1乃至Plimit3と同様にして設定されることとしてもよい。尚、所定の比率が例えば1:1:1の場合(3等分される場合)、式7、式8の関係が成立するように各上下限値が設定される。
Plimit1=Plimit2=Plimit3=Plimit/3・・・(7)
Qlimit1=Qlimit2=Qlimit3=Qlimit/3・・・(8)
尚、電力貯蔵装置1としての蓄電池のSOCによって充放電電力が制限され、尚且つ充電電力制限Pmin(−Plimit≦Pmin≦0)、放電電力制限Pmax(0≦Pmax≦+Plimit)が逐次変化する場合、以下の式9、式10が成り立つように各リミッタの下限値としての有効電力制御充電電力制限Plimit#i#min(Plimit#i#min≦0、i=1、2、3)、上限値としての有効電力制御放電電力制限Plimit#i#max(0≦Plimit#i#max、i=1、2、3)を逐次変化させる。
Plimit#1#min+Plimit#2#min+Plimit#3#min=Pmin・・・(9)
Plimit#1#max+Plimit#2#max+Plimit#3#max=Pmax・・・(10)
尚、i=1、2、3は夫々、第1リミッタ361、362、363に対応している。
具体的には、例えば、有効電力制御充電電力制限Plimit#i#min、有効電力制御放電電力制限Plimit#i#maxをPmin、及びPmaxに対し任意に設定した比率で配分すれば良く、例えば3等分する場合には、式11、式12の様に設定されることとすれば良い。
Plimit#1#min=Plimit#2#min=Plimit#3#min=Pmin/3・・・(11)
Plimit#1#max=Plimit#2#max=Plimit#3#max=Pmax/3・・・(12)
=加算回路=
第1加算回路35Bは、第1リミッタ361、362、363の出力としての有効電力制御量Ps11、Ps21、Ps31を加算し、当該加算結果を有効電力指令値P0と定めて出力する。第2加算回路37Bは、第1加算回路35Bと同様にして、第2リミッタ381、382、383の出力としての無効電力制御量Qs11、Qs21、Qs31を加算し、当該加算結果を無効電力指令値Q0と定めて出力する。
以上より、有効電力、及び/或いは無効電力をある制御範囲内で運用することが可能になる。又、本実施形態によれば、各制御系に制御範囲を割り当てるため、最低限の補償容量が保証され、設備容量設計、機能設計・変更・追加が容易となる。
[第4実施形態]
第4実施形態の蓄電池システム100Cは、第1実施形態の蓄電池システム100における制御装置3を制御装置3Cに変更したものであり、制御装置3C以外の構成は、蓄電池システム100の構成と同様である。
===制御装置===
以下、図8を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図8を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図8は、本実施形態における制御装置の機能を示す図である。尚、図1と同様な構成には、同様な符号を付し、その説明については省略する。
制御装置3Cは、第1実施形態の制御装置3における仮の有効電力指令値演算部35、仮の無効電力指令値演算部37を夫々、有効電力制御量切替回路35C、無効電力制御量切替回路37Cに変更し、有効電力制御選択回路391、無効電力制御選択回路392を追加したものである。有効電力制御量切替回路35C、無効電力制御量切替回路37C、有効電力制御選択回路391、無効電力制御選択回路392以外の構成は、制御装置3の構成と同様である。
有効電力制御選択回路391は、複数の有効電力の制御系のうちの最優先されるべき有効電力の制御系を選択する。有効電力制御量切替回路35Cは、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3の内の有効電力制御選択回路391された有効電力の制御系の制御に対応する有効電力制御量を仮の有効電力指令値Ps12として出力する。第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps12に基づいて、有効電力指令値P0を出力する。
無効電力制御選択回路392は、複数の無効電力の制御系のうちの最優先されるべき無効電力の制御系を選択する。無効電力制御量切替回路37Cは、無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3の内の無効電力制御選択回路392された無効電力の制御系の制御に対応する無効電力制御量を仮の無効電力指令値Qs12として出力する。第2リミッタ38は、仮の無効電力指令値Qs12に基づいて、無効電力指令値Q0を出力する。
以上より、最も優先度の高い制御系を常に選択するため、その時その時の最優先の機能に対し最も能力を発揮することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態の蓄電池システム100Dは、第1実施形態の蓄電池システム100における制御装置3を制御装置3Dに変更したものであり、制御装置3D以外の構成は、蓄電池システム100の構成と同様である。
===制御装置===
以下、図9を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図8を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。図9は、本実施形態における制御装置の機能を示す図である。尚、図1と同様な構成には、同様な符号を付し、その説明については省略する。
制御装置3Dは、第1実施形態の制御装置3における仮の有効電力指令値演算部35、仮の無効電力指令値演算部37を夫々、第1加算回路35D、第2加算回路37Dに変更したものである。第1加算回路35D、第2加算回路37D以外の構成は、制御装置3の構成と同様である。
第1加算回路35Dは、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3を加算して、加算結果を仮の有効電力指令値Ps13として出力する。第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps13に基づいて、有効電力指令値P0を出力する。
第2加算回路37Dは、無効電力制御量Qs1、Qs2、Qs3を加算して、加算結果を仮の無効電力指令値Qs13として出力する。第2リミッタ38は、仮の無効電力指令値Qs13に基づいて、無効電力指令値Q0を出力する。
以上より、各制御系の制御量を合算するため全機能を平均的に動作させることができる。
前述したように、制御装置3(第1実施形態)は、仮の有効電力指令値演算部35、仮の無効電力指令値演算部37、第1リミッタ36、第2リミッタ38を有する。制御装置3は、双方向電力変換装置2を制御する。双方向電力変換装置2は、電力線L100と電力線L100に接続されている電力貯蔵装置1との間において電力の授受が行われるように電力を変換する。仮の有効電力指令値演算部35は、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3のうちの一の有効電力制御量の向きを判定する。尚、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3は夫々、電力線L100と電力貯蔵装置1との間において授受させる有効電力の大きさ及び向きを示している。第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値演算部35によって判定された有効電力の向きと同じ向きであり、且つ、制限値としてのPlimit以下の大きさの有効電力の授受が行われるように、有効電力指令値P0を出力する。仮の無効電力指令値演算部37は、仮の有効電力指令値演算部35と同様な判定を行い、第2リミッタ38は、第1リミッタ36と同様にして無効電力指令値Q0を出力する。これらの構成により、複数の制御系を有する制御装置3において、各制御系から出力された複数の電力制御量に基づいて、有効電力指令値P0及び無効電力指令値Q0を出力することができる。つまり、複数の制御系における一の制御系の機能が確実に発揮されるように、双方向電力変換装置2を制御することができる。又、例えば、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3のうちの一の有効電力制御量が示す向きの有効電力の授受を行わせることができる。従って、当該一の有効電力制御量に対応する制御系の機能を確実に発揮させることができる。更に、一の有効電力制御量に対応する制御系と向きが同じ有効電力によって機能を発揮する他の制御系の機能も発揮させることができる。つまり、複数の制御系の機能を発揮させることができる。
又、仮の有効電力指令値演算部35は、全ての有効電力制御量の内、ステップS15において有効電力の向きの判定に成功したと判断された有効電力制御量と有効電力の向きが一致する有効電力制御量を全て抽出し、抽出された有効電力制御量のうちの有効電力の大きさが最大となる有効電力制御量を仮の有効電力指令値Ps10として出力する。仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimitと下限値−Plimitとの間である場合、第1リミッタ36は、仮の有効電力指令値Ps10を有効電力指令値P0として出力する。つまり、この場合、制御装置3は、仮の有効電力指令値Ps10が示す大きさの有効電力の授受が行われるように、双方向電力変換装置2を制御する。又、仮の有効電力指令値Ps10が上限値+Plimit以上の場合、第1リミッタ36は、有効電力の大きさが上限値+Plimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、有効電力の向きが仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きと同じ向きであることを示す有効電力指令値P0を出力する。つまり、この場合、制御装置3は、上限値+Plimitの大きさに応じた大きさの有効電力の授受が行われるように、双方向電力変換装置2を制御する。又、仮の有効電力指令値Ps10が下限値−Plimit以下の場合、第1リミッタ36は、有効電力の大きさが下限値−Plimitの大きさに応じた大きさであり、且つ、有効電力の向きが仮の有効電力指令値Ps10が示している有効電力の向きと同じ向きであることを示す有効電力指令値P0を出力する。この場合、制御装置3は、下限値−Plimitの大きさに応じた大きさの有効電力の授受が行われるように、双方向電力変換装置2を制御する。尚、制御装置3は、無効電力についても有効電力と同様となるように、双方向電力変換装置2を制御する。これらの構成により、各制御系の能力を最も発揮させることが可能となる。
又、仮の有効電力指令値演算部35A(第2実施形態)は、ステップS17(図5)において抽出された有効電力制御量夫々が示している有効電力の大きさの平均値を演算する。この後、仮の有効電力指令値演算部35Aは、有効電力の大きさが演算された平均値に応じた大きさであり、且つ、有効電力の向きがステップS17において抽出された有効電力制御量が示している有効電力の向きと同じ向きであることを示す仮の有効電力指令値Ps10を出力する。第2実施形態の第1リミッタ36は、第1実施形態の第1リミッタ36と同様にして、有効電力指令値P0を出力する。つまり、制御装置3Aは、上述の平均値に応じて有効電力の授受が行われるように、双方向電力変換装置2を制御する。尚、制御装置3Aは、無効電力についても有効電力と同様となるように、双方向電力変換装置2を制御する。これらの構成により、各制御系の能力を安定的に発揮させることが可能となる。
又、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3(第1実施形態)は、電力線L100を含む電力系統についての制御対象としての各制御系に応じて優先順位が設定されている。仮の有効電力指令値演算部35は、当該優先順位に基づいて、有効電力制御量Ps1、Ps2、Ps3から一の有効電力制御量を選択し、選択された有効電力制御量が示している有効電力の向きを判定する。制御装置3は、当該判定結果に基づいて、有効電力指令値P0を出力する。尚、制御装置3は、有効電力指令値P0と同様にして無効電力指令値Q0を出力する。これらの構成により、各制御系のうちの例えば優先度が最も高い制御系の機能を確実に発揮させることが可能となる。
又、第1リミッタ36及び第2リミッタ38は、式1の関係が成立するように、予め設定されている順序に従って、有効電力指令値P0及び無効電力指令値Q0を定める。この構成により、有効電力の制御系及び無効電力の制御系の何れかを優先させて、更に確実に機能を発揮させることが可能となる。
又、上下限値±Plimit、±Qlimitは、双方向電力変換装置2の装置容量Sに応じて定められている。この構成により、例えば、装置容量Sを超えた大きさの電力を示す有効電力指令値P0及び無効電力指令値Q0が出力されるのを防止して、制御系の機能を確実に発揮させることが可能となる。
又、電力貯蔵装置1が蓄電池である場合、第1リミッタ36は、蓄電池の充電量に基づいて有効電力指令値P0を定める。この構成により、有効電力の授受を確実に行わせることが可能となる。
尚、上記第1乃至第5実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
第1実施形態(図2)においては、制御装置3に関し、デジタルの制御装置3(プログラマブルコントローラ)を蓄電池システム100に併設する形態を想定したものになっているが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置3は、ハードウェアによって実現されることとしても良いし、ソフトウェアによって実現されることとしても良いし、アナログ回路によって実現されることとしても良いし、デジタル回路によって実現されることとしても良い。又、制御装置3や各制御系の一部/或いは全体を遠方に設置し、通信ネットワークを介して制御装置3が双方向電力変換装置2を制御する形態にしてもよい。又、双方向電力変換装置2が、制御装置3の機能の一部又は全てを有していることとしてもよい。
又、第1実施形態においては、式1等の関係が成立するように上下限値±Plimit、±Qlimitが設定されることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上下限値±Plimit、±Qlimitは、所定の判定ロジックに基づいて設定及び変更されることとしてもよい。又、上下限値±Plimit、±Qlimitは、外部装置(不図示)から制御装置3に入力される入力信号に基づいて設定及び変更されることとしてもよい。
又、第1実施形態においては、ステップS14(図3)において有効電力の向きが判定され、ステップS24(図4)において無効電力の向きが判定されることについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、有効電力の向きが予め定められている等により自明である場合は、有効電力の向きの判定が行われないこととしてもよい。又、例えば、無効電力の向きが予め定められている等により自明である場合は、無効電力の向きの判定が行われないこととしてもよい。
又、第1実施形態においては、第1制御系321、第2制御系322、第3制御系323の3個の制御系が設けられていることとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、制御系が3個以外の複数個設けられていることとしてもよい。
又、第1実施形態においては、第1制御系321、第2制御系322、第3制御系323夫々が、有効電力制御量及び無効電力制御量の双方を出力することとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各制御系が、有効電力制御量及び無効電力制御量の少なくとも一方を出力することとしてもよい。
又、第1乃至第5実施形態における「有効電力」を「有効電流」と読み替え、「無効電力」を「無効電流」と読み替えてもよい。
又、例えば、電力貯蔵装置1から電力線L100に対して供給される有効電力の向きを負の向きとし、電力線L1から電力貯蔵装置1に対して供給される有効電力の向きを正の向きとしてもよい。又、例えば、電力線L100に対して出力される無効電力が容量性の無効電力であることを無効電力の向きが負の向きであることとし、電力線L100に対して出力される無効電力が誘導性の無効電力であることを無効電力の向きが正の向きであることとしてもよい。
1 電力貯蔵装置
2 双方向電力変換装置
3、3A 制御装置
35、35A 仮の有効電力指令値演算部
36 第1リミッタ
37、37A 仮の無効電力指令値演算部
38 第2リミッタ
100、100A 蓄電池システム

Claims (14)

  1. 電力線と前記電力線に接続されている電力貯蔵装置との間において電力の授受が行われるように電力を変換する電力変換装置を制御する制御装置であって、
    前記電力線と前記電力貯蔵装置との間において授受させる電力の電力値及び授受方向を示す電力制御量を演算する複数の制御量演算部と、
    前記複数の制御量演算部で演算された複数の電力制御量から一の電力制御量を優先電力制御量として選択する選択部と、
    前記優先電力制御量の授受方向を判定する判定部と、
    前記複数の電力制御量のうち前記判定部で判定した授受方向と同一である電力制御量から指令値を生成し、該指令値に基づいて前記電力変換装置を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御部は、授受方向が前記判定部で判定した授受方向と同一である、最大の電力値を有する電力制御量を指令値とすること、を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、授受方向が前記判定部で判定した授受方向と同一である電力制御量の平均値を指令値とすること、を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記判定部で判定した授受方向と同一である電力制御量の合計値を指令値とすること、を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記指令値が前記電力変換装置で定まる装置制限電力値以上の場合、前記装置制限電力値を指令値として前記電力変換装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記選択部は、所定の優先順位に基づいて、前記優先電力制御量を選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記電力制御量は、有効電力制御量と無効電力制御量とから構成され、
    前記選択部は、複数の前記有効電力制御量から一の有効電力制御量を優先有効電力制御量として選択する有効電力選択部と、複数の前記無効電力制御量から一の無効電力制御量を優先無効電力制御量として選択する無効電力選択部と、を有し
    前記判定部は、前記優先有効電力制御量の授受方向を判定する有効電力判定部と、前記優先無効電力制御量の授受方向を判定する無効電力判定部と、を有し、
    前記制御部は、複数の前記有効電力制御量のうち前記有効電力判定部で判定した授受方向と同一である最大の電力値を有する有効電力制御量を有効電力指令値として前記電力変換装置を制御する有効電力制御部と、複数の前記無効電力制御量のうち前記無効電力判定部で判定した授受方向と同一である最大の電力値を有する無効電力制御量を無効電力指令値として前記電力変換装置を制御する無効電力制御部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  8. 前記電力制御量は、有効電力制御量と無効電力制御量とから構成され、
    前記選択部は、複数の前記有効電力制御量から一の有効電力制御量を優先有効電力制御量として選択する有効電力選択部と、複数の前記無効電力制御量から一の無効電力制御量を優先無効電力制御量として選択する無効電力選択部と、を有し
    前記判定部は、前記優先有効電力制御量の授受方向を判定する有効電力判定部と、前記優先無効電力制御量の授受方向を判定する無効電力判定部と、を有し、
    前記制御部は、複数の前記有効電力制御量のうち前記有効電力判定部で判定した授受方向と同一である有効電力制御量の平均値を有効電力指令値として前記電力変換装置を制御する有効電力制御部と、複数の前記無効電力制御量のうち前記無効電力判定部で判定した授受方向と同一である無効電力制御量の平均値を無効電力指令値として前記電力変換装置を制御する無効電力制御部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  9. 前記電力制御量は、有効電力制御量と無効電力制御量とから構成され、
    前記選択部は、複数の前記有効電力制御量から一の有効電力制御量を優先有効電力制御量として選択する有効電力選択部と、複数の前記無効電力制御量から一の無効電力制御量を優先無効電力制御量として選択する無効電力選択部と、を有し
    前記判定部は、前記優先有効電力制御量の授受方向を判定する有効電力判定部と、前記優先無効電力制御量の授受方向を判定する無効電力判定部と、を有し、
    前記制御部は、複数の前記有効電力制御量のうち前記有効電力判定部で判定した授受方向と同一である有効電力制御量の合計値を有効電力指令値として前記電力変換装置を制御する有効電力制御部と、複数の前記無効電力制御量のうち前記無効電力判定部で判定した授受方向と同一である無効電力制御量の合計値を無効電力指令値として前記電力変換装置を制御する無効電力制御部と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記有効電力制御量が所定値以上の場合、当該所定値を前記有効電力制御量とし、前記無効電力制御量が所定値以上の場合、当該所定値を前記無効電力制御量とすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記有効電力指令値および前記無効電力指令値から求められる電力値が前記電力変換装置で定まる装置制限電力値以下となるように、前記有効電力指令値および前記無効電力指令値を決定することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記選択部は、所定の優先順位に基づいて、前記優先有効電力制御量または前記優先無効電力制御量を選択する
    ことを特徴とする請求項7乃至11いずれか1項に記載の制御装置。
  13. 電力線に接続されている電力貯蔵装置と、
    前記電力線と前記電力貯蔵装置との間において電力の授受が行われるように電力を変換する電力変換装置と、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の制御装置と、
    を備えたことを特徴とする電力貯蔵システム。
  14. 電力線と前記電力線に接続されている電力貯蔵装置との間において電力の授受が行われるように電力を変換する電力変換装置を制御する制御方法であって、
    前記電力線と前記電力貯蔵装置との間において授受させる電力の電力値及び授受方向を示す複数の電力制御量を演算し、
    前記複数の電力制御量から一の電力制御量を優先電力制御量として選択し、
    前記優先電力制御量が示す授受方向を判定し、
    前記複数の電力制御量のうち判定された授受方向と同一である電力制御量から指令値を生成し、
    該指令値に基づいて前記電力変換装置を制御する
    ことを特徴とする制御方法。
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