JP6277677B2 - エッチングマスクの設計方法、構造体の製造方法及びエッチングマスク - Google Patents

エッチングマスクの設計方法、構造体の製造方法及びエッチングマスク Download PDF

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Description

本発明はエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法及び構造体の製造方法に関する。特に、主面が{110}面を有するシリコン基板用のエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法、及び、その基板とマスクを用いた構造体の製造方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を利用した様々なデバイスが作成され、例えばその1つに流路デバイスがある。例えば、μ−TAS(Micro Total Analysis)等のマイクロチップは、数cm角の大きさのチップの内部にマイクロ流路と呼ばれるマイクロメートルオーダーの幅の流路を有し、マイクロ流路が合流したり、分岐したりする構造を有する。このマイクロチップは、マイクロ流路に微量の溶液を流して、溶液の反応や分離、分析を行うシステムである。また、このような微量の溶液の制御が可能な流路デバイスは、流体の噴射、例えば、インクジェット装置のヘッド部材等にも利用されている。
一般にこれらの流路デバイスは、シリコンやガラス、サファイア等の基板をエッチングして形成される。エッチングによる微細加工を施すためには、所望の構造を形成するためのマスクの設計が重要となる。例えば、引用文献1には、このような微細加工を行うマスクにおいて補正パターンを設けることが記載されている。一方、エッチングによる微細加工においては、形成される構造に欠陥を生じさせないことが重要である。微量な流体を制御する必要のある流路デバイスにおいては、このような欠陥は製品の歩留まりを低下させる。例えば、特許文献2には、マスクに欠陥がある場合でも、そのマスクの欠陥を起点として構造に形成される欠陥が広がるのを停止させるマスクの補正パターンが記載されている。
流路デバイスの作製には、例えば、主面が(110)面を有するシリコン基板が汎用されるが、このような基板に結晶異方性エッチングを施すと、形成された構造の角部の{111}面に接続する面の部分にランダムな欠陥が生じることがある。しかし、上述した従来技術においては、構造の角部の部分({111}面に接続する面)にランダムに形成される欠陥を防止することはできない。
特開2007−320201号公報 特開2008−168552号公報
本発明は、上述の問題を解決するものであって、主面が{110}面を有するシリコン基板を結晶異方性エッチングするときに、形成された構造の角部の部分にランダムに欠陥が生じることを防止するエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法、及び、その基板とマスクを用いた構造体の製造方法を提供することを目的とする。なお、{110}面とは、(110)面と等価の面を含む面である。
本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設されるエッチングマスクの設計方法が提供される。ここで、{111}面とは、(111)面と等価の面を含む面である。また、<111>方位とは、[111]方位と等価の方位を含む方位である。また、ここで{111}面に平行とは、主面である{110}面に対して平面視的に捉え、{110}面に対し垂直に交わる{111}面と{110}面の交線に平行であることを示す。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減することにより、欠陥の発生を抑制するエッチングマスクを設計することができる。
前記エッチングマスクの設計方法は、前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第3の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第4の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、以下の式の関係を有してもよい。

T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
ここで第1の面側のエッチングレートaとは、第2の頂点の{111}面に平行な方位に対するエッチングレートであり、また第2の面側のエッチングレートbとは、第1の頂点の{111}面に平行な方位に対するエッチングレートである。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減するとともに、左右の角部の位置を個々に制御するエッチングマスクを設計することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、前記構造体となる領域の外側であって前記第2の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部で前記第4の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記第4の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設されるエッチングマスクの設計方法が提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥の少ない構造体を製造可能なエッチングマスクを設計することができる。
前記エッチングマスクの設計方法は、前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第1の頂点を通り前記第3の面に平行な第4の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第5の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、以下の式の関係を有してもよい。

T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥のない構造体を製造することができ、また、左右の角部の位置を個々に制御可能なエッチングマスクを設計することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線上の第1の点と、前記第1の面の外側に前記第2の面と平行な線上の第2の点とを頂点とする第1の突出パターンであって、前記第2の点は前記第1の点で前記第3の面に直交する線と第2の面と平行な線との交点と、前記第1の点から第1の距離延長した前記{111}面と平行な線上の第3の点で前記第3の面を延長した線に直交する線と第2の面と平行な線との交点との間に配設される第1の突出パターンと、前記第2の面の外側の前記第2の面と平行な線上の第4の点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線から前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部側に第2の距離で配置した前記{111}面と平行な線上の第5の点とを頂点とする第2の突出パターンであって、前記第4の点は前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線と前記第2の面と平行な線との交点と、前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線から第1の距離の前記第2の面と平行な線上の点との間に配設される第2の突出パターンと、を配置するエッチングマスクの設計方法が提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥の少ない構造体を製造することができ、また、左右の角部の位置を個々に制御すると共に、第1の面と第2の面とが交わる角部の位置を厳密に制御可能なエッチングマスクを設計することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設される構造体の製造方法が提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減することにより、欠陥の発生を抑制した構造体を製造することができる。
前記構造体の製造方法は、前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第3の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第4の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、以下の式の関係を有してもよい。

T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減するとともに、左右の角部の位置を個々に制御した構造体を製造することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、前記構造体となる領域の外側であって前記第2の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部で前記第4の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記第4の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設される構造体の製造方法が提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥のない構造体を製造することができる。
前記構造体の製造方法は、前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第1の頂点を通り前記第3の面に平行な第4の線と前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第5の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、以下の式の関係を有してもよい。

T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥のない構造体を製造することができ、また、左右の角部の位置を個々に制御した構造体を製造することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、{110}面の主面を有するシリコン基板を準備し、前記シリコン基板の前記主面にエッチングマスクを形成し、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行うことにより、前記シリコン基板をエッチングすることを含み、前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線上の第1の点と、前記第1の面の外側に前記第2の面と平行な線上の第2の点とを頂点とする第1の突出パターンであって、前記第2の点は前記第1の点で前記第3の面に直交する線と第2の面と平行な線との交点と、前記第1の点から第1の距離延長した前記{111}面と平行な線上の第3の点で前記第3の面を延長した線に直交する線と第2の面と平行な線との交点との間に配設される第1の突出パターンと、前記第2の面の外側の前記第2の面と平行な線上の第4の点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線から前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部側に第2の距離で配置した前記{111}面と平行な線上の第5の点とを頂点とする第2の突出パターンであって、前記第4の点は前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線と前記第2の面と平行な線との交点と、前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線から第1の距離の前記第2の面と平行な線上の点との間に配設される第2の突出パターンと、を配置する構造体の製造方法が提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥のない構造体を製造することができ、また、左右の角部の位置を個々に制御すると共に、第1の面と第2の面とが交わる角部の位置を厳密に制御された構造体を提供することができる。
また、本発明の一実施形態によると、{110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクであって、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、前記エッチングマスクは、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含む形に形成され、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設されるエッチングマスクが提供される。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減することにより、欠陥の発生を抑制することができる。
本発明によると、主面が{110}面を有するシリコン基板を結晶異方性エッチングするときに、形成された構造の角部の部分({111}面に接続する面、以下、特定面ともいう)にランダムに欠陥が生じることを防止するエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法、及び、その基板とマスクを用いた構造体の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るエッチングマスク100を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク100を用いた結晶異方性エッチングの進行の様子を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク200を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク300を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク300を用いた結晶異方性エッチングの進行の様子を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク400を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク400を用いた結晶異方性エッチングの進行の様子を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るエッチングマスク400の変形例を示す模式図である。 エッチングによりランダムに生じる欠陥と、従来のエッチングマスクを示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明に係るエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法及び構造体の製造方法について説明する。但し、本発明のエッチングマスク、エッチングマスクの設計方法及び構造体の製造方法は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下の説明に用いる、線や線分という語句は、主面である{110}面と所定の面方位の結晶面とが交わる交線や、主面である{110}面における所定の点同士を結ぶ直線などを平面視的に捉えて表現したものである。
上述したランダムに生じる欠陥について検討する。図9は、ランダムに生じる欠陥と、従来のエッチングマスクを示す模式図である。図9(a)は目標とする構造物の一例を示し、図9(b)はランダムに欠陥が生じた構造物を示す。図9(c)は図9(a)の構造物を製造するための従来のエッチングマスクを示し、図9(d)は図9(c)に示したエッチングマスクの一部を拡大した図を示す。
図9(a)に示した構造体は、{110}面の主面を有するシリコン基板1に形成され、{111}面(図中の線分L)に対して角度α(第1の角度)で形成される辺ABを通る面(第1の面)と、第1の面に接続し、{111}面に対して角度β(第2の角度)で形成される辺BCを通る面(第2の面)と、第1の面に接続し、{111}面と平行な辺AEを通る面(第3の面)と、第2の面に接続し、{111}面と平行な辺CDを通る面(第4の面)と、を含む構造体である。この構造体は、辺AEを通る面と辺CDを通る面との距離(幅)Wを有し、辺AEを通る面と角部Bとの距離、即ち、辺AEを通る面と線分Lとの距離Tを有する。なお、図9(a)においては、簡単のため、辺DEを通る面が{111}面に直交する面として示したが、本実施形態のおいては、これに限定されるものではなく、辺DEを通る面は{111}面に対して任意の角度で配置することができる。
{110}面の主面を有するシリコン基板1に対して、エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合、<110>方位へはエッチングが進行するものの、{111}面と平行な辺AEを通る面と辺CDを通る面ではエッチングが略停止する。また、辺ABを通る面側より辺BCを通る面側のエッチングレートが速い。このようなエッチングレートの特性を示すシリコン基板1に、図9(a)に示した構造体を形成する場合、図9(b)に示したように、破線で囲んだ角部C近傍にランダムに欠陥が生じることがある。このようなランダムな欠陥は、TMAH(4メチル水酸化アンモニウム)水溶液を用いた結晶異方性エッチングにおいて、特に発生しやすい。
ここで、従来のエッチングマスク900を図9(c)及び図9(d)に示す。図9(c)において、ノッチ3は<111>方位を示す。上述した構造体をシリコン基板1上に形成するため、従来は、長方形のエッチングマスク900を<111>方位に平行に配置していた。従来のエッチングマスク900においては、角部Bが形成されるまでの間、即ち、辺CIの範囲で欠陥を発生しやすい面が出現する。
本発明者らは、鋭意検討した結果、欠陥を発生しやすい面の出現を低減するために、エッチングマスクを長方形として設計するのではなく、辺AHに対して辺CIの位置をずらすことを見出し、本発明を完成させた。
(実施形態1)
図1は、図9(a)に示した構造体ABCDEを形成するための本発明の一実施形態に係るエッチングマスク100を示す模式図である。エッチングマスク100は、{111}面に平行な方向に沿って辺AEを頂点A側に第1の距離延長された点Jと、{111}面に平行な方向に沿って辺CDを頂点C側に第2の距離延長された点Kとを頂点とする形状を有する。ここで、辺AJの距離は、<110>方位へ所定の深さだけエッチングするエッチング時間tと、辺ABを通る面側のエッチングレートaとの積により規定される。また、辺CKの距離は、<110>方位へ所定の深さだけエッチングするエッチング時間tと、辺BCを通る面側のエッチングレートbとの積により規定される。また、上述したように、辺AJ(辺AEを通る面)と辺CK(辺CDを通る面)との距離(幅)W、辺AEを通る面と角部Bとの距離(辺AEを通る面と線分Lとの距離)をT、点Jを通り、辺AJに直交する線と、点Kとの距離をm、辺ABの{111}面(線分L)に対する角度をα、辺BCの{111}面(線分L)に対する角度をβとすると、エッチングマスク100は、式(1)の関係を有する。

T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ) ・・・ (1)
図2は、エッチングマスク100を用いた結晶異方性エッチングの進行の様子を示す模式図である。エッチングマスク100を用いた結晶異方性エッチングにおいては、<110>方位へのエッチングが進むにつれて、点Jから辺ABを通る面と平行な面方向に、点Kから辺BCを通る面と平行な面方向に、それぞれエッチングされる。このとき、辺ABを通る面側のエッチングレートaは、辺BCを通る面側のエッチングレートbよりも遅いにもかかわらず、辺CKの距離btが辺AJの距離atより長いために、エッチングの初期では辺BCを通る面と平行な面が小さくなる。これにより、欠陥を発生しやすい面の出現を低減することができる。また、図2から明らかなように、エッチングが進むにつれて辺ABを通る面と平行な面と辺BCを通る面と平行な面とが交わる角部(エッチング終了時にはBとなる点)は辺AEを通る面側に移動する。したがって、辺CKの距離btを調節する、即ち、距離mを調節することにより、角部Bの位置、即ち、距離Tを任意に設定することができる。このようにして、本実施形態に係るエッチングマスク100を設計することができる。
(実施形態2)
実施形態1で説明したエッチングマスク100は、最も単純な形状で欠陥を発生しやすい面の出現を低減することができる例である。しかし、点J及び点Kは、所定の規則に従えば、エッチングマスク100に示した位置とは異なる位置に設定することも可能である。図3は、本発明の変形例のエッチングマスク200を示す模式図である。本実施形態においては、点Kをエッチングマスク100と同様の位置に配置し、点Jの位置を変更する例を説明する。
エッチングマスク200においては、点Jを通り、辺ABを通る面の外側に規定された辺ABを通る面と平行な線を規定したときに、変更可能な点J’は、角部Aを通り、辺AEを通る面に直交する線と、辺ABを通る面と平行な線との交点Oから点Jまでの間で任意に設定することができる。このとき、点J’を通り、線分Lに平行な線上に点Pを配置する。したがって、エッチングマスク200は、交点O方向に凸形状を有する。図3に示したように、点J’の位置に応じて、点Pの位置も変更される(点P’)。また、エッチングマスク200においては、点P’の位置に応じて、点Qの位置も変更される(点Q’)。なお、本実施形態において、辺P’Q’は辺BCと平行であってもよく、また、平行でなくてもよい。
エッチングマスク200を用いて結晶異方性エッチングを行うと、点J’から辺ABを通る面と平行にエッチングが進行するとともに、辺P’Q’側の面からもエッチングが進行する。したがって、辺P’Q’は、点J’からエッチングが進行し、辺ABを通る面に到達するまでに点Q’からのエッチングが点Qに到達する範囲で設定される。即ち、辺J’Kと辺JQとの交点と、点Q(角部A)との距離をs、点Q(角部A)と点Q’との距離をtとしたときに、点J’から辺ABを通る面に到達するまでのエッチング時間tは、t=s/aで規定され、距離tは次式(2)で表される。

t=b・t
=b・s/a (+エッチングレートのゆらぎ) ・・・(2)

ここで、エッチングレートのゆらぎは、用いる基板とエッチャントの関係から決定され、各種文献や予備実験により求めることができる。なお、辺P’Q’が辺BCと平行であるときは、辺P’Q’側の面からのエッチングレートはbである。
このように、エッチングマスク200においては、点J’は、角部Aを通り、辺AEを通る面に直交する線と、辺ABを通る面と平行な線との交点Oから点Jまでの間で任意に設定することができる。したがって、エッチングマスク100は、エッチングマスク200において点J’が点Jに一致する特定の形状であると言える。このようにして、本実施形態に係るエッチングマスク200を設計することができる。
(実施形態3)
本実施形態においては、実施形態2とは逆に、点Jをエッチングマスク100と同様の位置に配置し、点Kの位置を変更する例を説明する。図4は、本発明の変形例のエッチングマスク300を示す模式図である。エッチングマスク300においては、点Kを通り、辺BCを通る面の外側に規定された辺BCを通る面と平行な線を規定したときに、変更可能な点K’は、点Jを通り、辺CKに直交する線と、辺BCを通る面と平行な線との交点Xから点Kまでの間で任意に設定することができる。このとき、点K’を通り、線分Lに平行な線上に点Uを配置する。したがって、エッチングマスク300は、交点X方向に凸形状を有する。エッチングマスク200において説明したように、点K’の位置に応じて、点Uの位置も変更される(図示せず)。また、エッチングマスク300においては、点Uの位置に応じて、点Vの位置も変更される(図示せず)。なお、本実施形態において、辺UVは辺ABと平行であってもよく、また、平行でなくてもよい。
エッチングマスク300を用いて結晶異方性エッチングを行うと、点Jから辺ABを通る面と平行にエッチングが進行し、また、点K’から辺BCを通る面と平行にエッチングが進行するとともに、辺UV側の面からもエッチングが進行する。したがって、エッチングマスク200において説明したように、辺UVは、点K’からエッチングが進行し、辺BCを通る面に到達するまでに点Vからのエッチングが略停止する範囲で設定される。このような形状を有するエッチングマスク300においては、図5に示すように、点K(点K’)から辺BCを通る面と平行にエッチングが進行したときに欠陥が生じた場合であっても、辺UV側の面からもエッチングが進行することにより、生じた欠陥をエッチングにより除去することができる。なお、辺UVが辺ABと平行であるときは、辺UV側の面からのエッチングレートはaである。
一方、エッチングマスク300において、点Jと点K(点K’)とは、直線で結ばれなくてもよい。即ち、図4に示したように、階段状構造JYZKとしてもよい。このような階段状構造の辺であっても直線状の辺JKと同様の効果を得ることができる。このようにして、本実施形態に係るエッチングマスク300を設計することができる。
(実施形態4)
本実施形態においては、上述した実施形態のエッチングマスクを更に発展させて、角部Bの位置、即ち、距離Tを厳密に制御可能なエッチングマスクについて説明する。図6は、本発明の変形例のエッチングマスク400を示す模式図である。エッチングマスク400は、エッチングマスク300に類似した形状の2つの突出パターンを角部A側と角部C側に配置した形状のエッチングマスクである。
エッチングマスク400においては、第1の突出パターンと第2の突出パターンとを有する。第1の突出パターンは、角部Aを通り線分Lと平行な線上の点Eと、辺AB側に辺BCと平行な線上の変更可能な点Fとを頂点とする。点Fは点Eで辺AEに直交する線と辺BCと平行な線との交点と、点Eから距離m延長した線分Lと平行な線上の点Eで辺Eに直交する線と辺BCと平行な線との交点との間で任意に設定される。ここで、距離vは、点Kを通り線分Lと平行な線と辺Eとの距離である。また、第2の突出パターンは、辺BC側に辺BCと平行な線上の変更可能な点Qと、角部Cを通り線分Lと平行な線から角部B側に距離vで配置した線分Lと平行な線上の点Pとを頂点とする。点Qは点Pを通り、線分Lに直交する線と辺BCと平行な線との交点と、点Pを通り、線分Lに直交する線から距離mの辺BCと平行な線上の点との間で任意に設定される。ここで、距離mと距離mとは等しくてもよく、異なっていてもよい。また、距離vとvは等しくてもよく、異なっていてもよい。W>v2+u(v2≧0)の関係を満たす大きさである。
このとき、点Fが配置される辺BCと平行な線と辺Eを延長した交点をEとし、辺Eの距離をs、点Eと点Eの距離をn、点Eと点Fの距離をu(u≧v)、角F3をγとすると、
n=u・tan(90°−β)
1=u・tan(90°−γ)
であり、
エッチングがEからEまで進行する時間t(E→E)=s/a
エッチングがEからEまで進行する時間t(E→E)=(n+m1+s)/b
となる。
ここで、エッチングがEからEまで進行するまでに、エッチングがEからEに進行しないことが望ましい。すなわち、
t(E→E)≦t(E→E
であり、
s/a≦(n+m1+s)/b
となり、
{(b−a)/a}{tanγtanβ/(tanγ+tanβ)}s≦u
となる。
距離uは大きいほど欠け抑制の効果を得られるが、
u={(b−a)/a}{tanγtanβ/(tanγ+tanβ)}s
で効果は最大となる。また、EからAまでエッチングが進行したときに、エッチングの残りが出ない幅を上限とする。
なお、点Eは辺Kと辺AEとの交点であり、辺Kは、{111}面に平行であることが好ましい。
エッチングマスク400を用いた結晶異方性エッチングについて説明すると、図5で説明したエッチングマスク300の結晶異方性エッチングと同様に、図7(a)の角部A側の突出パターンAEと、角部C側の突出パターンOCの両方で結晶異方性エッチングが進行する。すなわち、図7(b)〜図7(e)に示したように、点Eから辺ABを通る面と平行にエッチングが進行し、また、点Fから辺BCを通る面と平行にエッチングが進行するとともに、辺J側の面からもエッチングが進行する。同様に、点Pから辺ABを通る面と平行にエッチングが進行し、また、点Qから辺BCを通る面と平行にエッチングが進行するとともに、辺R側の面からもエッチングが進行する。
したがって、エッチングマスク300において説明したように、辺J及び辺Rは、それぞれ点F及び点Qからエッチングが進行し、辺AB及び辺BCを通る面に到達するまでに点K及び点Sからのエッチングが略停止する範囲で設定される。このような形状を有するエッチングマスク400においては、図5で説明したように、点F及び点Qからエッチングが進行したときに欠陥が生じた場合であっても、辺J及び辺R側の面からもエッチングが進行することにより、生じた欠陥をエッチングにより除去することができる。
このような距離Tを厳密に制御可能なエッチングマスクは、エッチングマスク400に限定されるものではない。図8に、エッチングマスク400の変形例を示す。これらの変形例は、上述した実施形態1〜3のエッチングマスクの概念を組み合わせることにより実現可能である。従って、当業者は、本発明の実施形態1〜4を参照して、任意に変更することができる。このようにして、本実施形態に係るエッチングマスク400を設計することができる。
(構造体の製造方法)
上述した本発明に係るエッチングマスクを用いて、主面が{110}面を有するシリコン基板1で構造体を製造することができる。製造する構造体の形状から{111}面(図中の線分L)に対して角度α(第1の角度)で形成される辺ABを通る面(第1の面)と、第1の面に接続し、{111}面に対して角度β(第2の角度)で形成される辺BCを通る面(第2の面)と、第1の面に接続し、{111}面と平行な辺CDを通る面(第3の面)と、第2の面に接続し、{111}面と平行な辺AEを通る面(第4の面)と、をそれぞれ規定する。エッチャントのメーカーから提供されるエッチングレートの情報や、予備試験により求めたエッチングレートに基づき、上述した本発明に係るエッチングマスクを設計する。本実施形態においては、エッチャントとしてTMAH(4メチル水酸化アンモニウム)水溶液を用いる。
シリコン基板1の主面に熱酸化を施すことによりシリコン酸化膜を形成する。このシリコン酸化膜を、レジストを用いてパターニングする。レジストは、一般に入手可能なものを用いることができる。本発明に係るエッチングマスクパターンのフォトマスクを用いてレジストを露光し、現像、リンス及びポストベークを行う。レジストの露光、現像、リンス及びポストベークには、公知の装置や化学薬品を用いることができる。形成したレジストマスクを介して、シリコン酸化膜をパターニングしてエッチングマスクを形成する。このエッチングマスクを介してシリコン基板1を、TMAH等を用いて結晶異方性エッチングする。これにより、所望の構造体を形成することができる。
本実施形態によると、主面が{110}面を有するシリコン基板をエッチングするときに、ランダムな欠陥が発生し易い特定面の出現を低減することにより、欠陥の発生を抑制した構造体を製造することができる。また、左右の角部の位置を個々に制御した構造体を製造することができる。また、ランダムな欠陥が発生し易い特定面に欠陥が発生した場合にも、エッチングの進行とともに、発生した欠陥がエッチングされ、エッチング終了時に欠陥のない構造体を製造することができる。
1:シリコン基板、3:ノッチ、100:エッチングマスク、200:エッチングマスク、300:エッチングマスク、400:エッチングマスク、500:エッチングマスク、600:エッチングマスク、700:エッチングマスク、800:エッチングマスク、900:従来のエッチングマスク

Claims (11)

  1. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、
    前記エッチングマスクは、
    前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、
    前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、
    前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、
    前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、
    前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設されることを特徴とするエッチングマスクの設計方法。
  2. 前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、
    前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第3の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第4の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、
    T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
    の関係を有することを特徴とする請求項1に記載のエッチングマスクの設計方法。
  3. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、
    前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、
    前記構造体となる領域の外側であって前記第2の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、
    前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部で前記第4の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、
    前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記第4の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、
    前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設されることを特徴とするエッチングマスクの設計方法。
  4. 前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、
    前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第1の頂点を通り前記第3の面に平行な第4の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第5の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、
    T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
    の関係を有することを特徴とする請求項3に記載のエッチングマスクの設計方法。
  5. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクの設計方法であって、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、
    前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線上の第1の点と、前記第1の面の外側に前記第2の面と平行な線上の第2の点とを頂点とする第1の突出パターンであって、前記第2の点は前記第1の点で前記第3の面に直交する線と第2の面と平行な線との交点と、前記第1の点から第1の距離延長した前記{111}面と平行な線上の第3の点で前記第3の面を延長した線に直交する線と第2の面と平行な線との交点との間に配設される第1の突出パターンと、
    前記第2の面の外側の前記第2の面と平行な線上の第4の点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線から前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部側に第2の距離で配置した前記{111}面と平行な線上の第5の点とを頂点とする第2の突出パターンであって、前記第4の点は前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線と前記第2の面と平行な線との交点と、前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線から第1の距離の前記第2の面と平行な線上の点との間に配設される第2の突出パターンと、を配置することを特徴とするエッチングマスクの設計方法。
  6. {111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、
    {110}面の主面を有するシリコン基板を準備し、
    前記シリコン基板の前記主面にエッチングマスクを形成し、
    前記第1の面側より前記第2の面側のエッチングレートが速い前記シリコン基板を、前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行うことにより、前記シリコン基板をエッチングすることを含み、
    前記エッチングマスクは、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、
    前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含む形に形成され、
    前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第の交点、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の線に直交する第2の線、および前記第1の線と前記第2の線が交わる第2の交点とを規定したときに、
    前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設され
    前記エッチングマスクは、前記第2の交点側に凸部を有することを特徴とする構造体の製造方法。
  7. 前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、
    前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第3の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第4の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、
    T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
    の関係を有することを特徴とする請求項6に記載の構造体の製造方法。
  8. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、
    {110}面の主面を有するシリコン基板を準備し、
    前記シリコン基板の前記主面にエッチングマスクを形成し、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行うことにより、前記シリコン基板をエッチングすることを含み、
    前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、
    前記構造体となる領域の外側であって前記第2の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含む形に形成され、
    前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部で前記第4の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、
    前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記第4の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、前記第1の頂点を通り前記第3の線に直交する線と前記第1の線とが交わる第3の交点を規定したときに、
    前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設され
    前記エッチングマスクは、前記第3の交点側に凸部を有することを特徴とする構造体の製造方法。
  9. 前記第2の頂点が前記第2の交点にあるときに、
    前記第3の面と前記第4の面との距離をW、前記第1の頂点を通り前記第3の面に平行な第4の線と、前記第1の面と前記第2の面との角部との距離をT、前記第2の交点を通り、前記第3の線に直交する第5の線と、前記第1の頂点との距離をm、前記シリコン基板の前記第1の面側のエッチングレートをa、前記シリコン基板の前記第2の面側のエッチングレートをb、エッチング時間をt、前記第1の角度をα、前記第2の角度をβとすると、
    T={(m+at−bt)tanβ+W}tanα/(tanα+tanβ)
    の関係を有することを特徴とする請求項8に記載の構造体の製造方法。
  10. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体の製造方法であって、
    {110}面の主面を有するシリコン基板を準備し、
    前記シリコン基板の前記主面にエッチングマスクを形成し、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行うことにより、前記シリコン基板をエッチングすることを含み、
    前記エッチングマスクは、前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線上の第1の点と、前記第1の面の外側に前記第2の面と平行な線上の第2の点とを頂点とする第1の突出パターンであって、前記第2の点は前記第1の点で前記第3の面に直交する線と第2の面と平行な線との交点と、前記第1の点から第1の距離延長した前記{111}面と平行な線上の第3の点で前記第3の面を延長した線に直交する線と第2の面と平行な線との交点との間に配設される第1の突出パターンと、
    前記第2の面の外側の前記第2の面と平行な線上の第4の点と、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部を通り前記{111}面と平行な線から前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部側に第2の距離で配置した前記{111}面と平行な線上の第5の点とを頂点とする第2の突出パターンであって、前記第4の点は前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線と前記第2の面と平行な線との交点と、前記第5の点を通り、前記{111}面に直交する線から第1の距離の前記第2の面と平行な線上の点との間に配設される第2の突出パターンと、を配置することを特徴とする構造体の製造方法。
  11. {110}面の主面を有するシリコン基板に形成され、{111}面に対して第1の角度で形成される第1の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面に対して第2の角度で形成される第2の面と、前記第1の面に接続し、前記{111}面と平行な第3の面と、前記第2の面に接続し、前記{111}面と平行な第4の面とを側面に含む構造体を形成するためのエッチングマスクであって、
    前記エッチングマスクを介して結晶異方性エッチングを行う場合に、
    前記エッチングマスクは、前記第2の面と前記第4の面とが交わる角部から前記{111}面に平行な方向に、第1の距離で離間して配設された第1の頂点と、
    前記構造体となる領域の外側であって前記第1の面に平行な第1の線上に配設され、前記第1の頂点に隣接する第2の頂点と、を含み、
    前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部で前記第3の面に直交する第2の線と、前記第1の線とが交わる第1の交点と、
    前記第1の面と前記第3の面とが交わる角部から前記第3の面を延長した第3の線と、前記第1の線とが交わる第2の交点と、を規定したときに、
    前記第2の頂点は、前記第1の線上の前記第1の交点と前記第2の交点との間に配設され
    前記エッチングマスクは、前記第1の交点側に凸部を有することを特徴とするエッチングマスク。
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