JP6277656B2 - 調剤支援システム、調剤支援プログラム、薬品情報登録方法 - Google Patents

調剤支援システム、調剤支援プログラム、薬品情報登録方法 Download PDF

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Description

本発明は、病院又は調剤薬局などの医療機関における薬品の調剤を支援する調剤支援システムに関する。
従来から、病院又は調剤薬局などの医療機関では、薬剤師による薬品の調剤を支援する調剤支援システム(例えば、特許文献1参照)が使用されることがある。この種の調剤支援システムでは、処方データに含まれる薬品名又は薬品コード(例えばYJコード)などに基づいて、予め登録されている薬品マスターから薬品情報が読み出される。そのため、調剤支援システムには、当該医療機関で使用する各種薬品の薬品情報が予め薬品マスターに登録されている必要がある。なお、薬品情報には、例えば薬品の名称、剤形、及び単位などが含まれる。
一方、医療機関では、薬品の調剤作業において各種の調剤機器が使用される。例えば、調剤機器には、錠剤を自動分包する錠剤分包機、散薬を自動分包する散薬分包機、及び薬品を収容する薬袋を印刷する薬袋プリンタなどが含まれる。そして、このような調剤機器が使用される医療機関では、薬品マスターに登録される薬品情報として、調剤機器を使用するために必要な特定項目の情報が登録されている必要がある。例えば、錠剤分包機であれば、前記特定項目に、薬品の種別(糖衣錠、カプセル錠、裸錠)、形状、大きさ、又は保管方法(暗所保存)などが含まれる。
特開2001−145687号公報
しかしながら、前記薬品マスターに登録するべき前記特定項目は、上記に示した薬品の種別など以外に、医療機関で使用される調剤機器の種別によっても異なる。例えば、錠剤分包機が使用される場合には、錠剤分包機の薬品カセットに収容されている薬品であるか否かに関するカセット情報の項目が前記特定項目として含まれることが考えられる。また、散薬分包機が使用される場合には、薬品の色情報、顆粒、又は細粒などの項目が前記特定項目として含まれることが考えられる。このように、使用される調剤機器によって登録するべき前記特定項目の情報が異なる。そのため、例えば医療機関の職員などのユーザーが自分の医療機関において登録が必要な項目がわからず、入力漏れなどの登録ミスが発生するという問題、又は薬品マスターの登録に時間を要するという問題があった。
本発明の目的は、薬品情報の登録時に調剤機器の種別に対応する特定項目の入力漏れを抑制しつつ薬品情報の登録作業の時間を短縮することのできる調剤支援システム、調剤支援プログラム、及び薬品情報登録方法を提供することにある。
本発明の調剤支援システムは、表示手段、操作手段、特定手段、及び表示制御手段を備える。前記表示手段には、薬品情報を入力するための入力画面が表示される。前記操作手段は、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける。前記特定手段は、前記調剤支援システムと共に使用される調剤機器の種別を特定する。前記表示制御手段は、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別に対応して予め設定された特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示可能である。例えば、前記表示態様には、文字色、背景色、項目枠の色、表示位置、又は表示サイズのいずれか一又は複数が含まれる。
本発明によれば、前記入力画面において、前記調剤支援システムと共に使用される前記調剤機器の種別に応じて前記特定項目が特定され、前記特定項目が前記他の項目と異なる表示態様で表示される。従って、ユーザーは、前記他の項目と異なる表示態様で表示される前記特定項目に情報を入力するだけで自分の医療機関において登録が必要な項目の情報を登録することができ、入力漏れを抑制することができる。また、前記特定項目と前記他の項目との表示態様が異なるため、ユーザーは、入力するべき項目を容易に把握することができ、薬品情報の登録作業の時間を短縮することができる。
また、前記表示制御手段が、前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別が表示される対応機器表示領域を前記入力画面に表示可能である構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記特定項目の入力が必要である理由が前記調剤機器を使用するためである旨を容易に把握することができる。
ここで、前記表示制御手段は、前記対応機器表示領域における前記調剤機器の種別を、前記調剤機器の種別に対応する前記特定項目の表示色と同じ表示色又は同系色で表示させる構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記特定項目と前記調剤機器の種別との対応関係を容易に把握することができる。
また、前記表示制御手段が、前記特定項目各々を前記特定項目に対応する前記調剤機器の種別ごとに異なる表示態様で表示させる構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記調剤機器の種別ごとに対応する前記特定項目を容易に把握することができる。
また、前記表示制御手段が、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち予め設定された必須項目と前記特定項目と他の項目とをそれぞれ異なる表示態様で表示可能である構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記入力画面において、前記必須項目、前記特定項目、及び前記他の項目をそれぞれ容易に区別することが可能である。
また、前記表示制御手段が、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記薬品情報の形体又は剤形に対応して予め設定された項目を前記特定項目として表示可能である構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記薬品情報の形体又は剤形ごとに入力する必要のある項目を前記特定項目の表示によって容易に把握することができる。
また、前記表示制御手段が、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記調剤機器の種別と前記薬品情報の形体又は剤形との両方に対応する前記特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示可能である構成も考えられる。これにより、前記調剤支援システムで使用される前記調剤機器の種別が複数ある場合でも前記特定項目として表示される項目が前記薬品情報の薬品の形体又は剤形に応じて絞り込まれるため、ユーザーは、入力が必要な項目を容易に判断することができる。
また、前記特定手段が、前記調剤支援システムに接続されている前記調剤機器の種別を前記調剤支援システムと共に使用される前記調剤機器の種別として特定可能であることが考えられる。これにより、前記調剤機器の種別が自動的に特定されるため、ユーザーが前記調剤支援システムで使用される前記調剤機器の種別を設定する手間が軽減される。
また、前記表示制御手段が、前記調剤支援システムと共に使用される前記調剤機器の種別の選択有無を切り換えるための選択操作部を前記入力画面に表示させることが考えられる。この場合、前記特定手段が、前記選択操作部の操作により選択された前記調剤機器の種別を前記調剤支援システムと共に使用される前記調剤機器の種別として特定可能であることが考えられる。これにより、ユーザーが、前記調剤支援システムで使用される前記調剤機器の種別を任意に切り換えて前記特定項目の表示の有無を変更することができる。
また、前記表示制御手段が、前記薬品情報の項目が表示される複数の入力ページを順次切り換えるための順次切換操作部を表示させると共に、前記順次切換操作部の操作に応じて前記入力ページを順次切り換え可能である構成が考えられる。これにより、前記薬品情報が前記入力ページを順次切り換えながら入力されることになるため項目の入力漏れが抑制される。
さらに、前記表示制御手段は、前記入力ページ各々に対応するステップ項目がステップ順に並べて配置されたステップ表示領域を前記入力画面に表示させると共に、前記ステップ項目のうち現在実行中のステップ項目を他のステップ項目と異なる表示態様で表示させる構成が考えられる。これにより、ユーザーは、前記薬品情報の登録作業の進行状況を容易に把握することができる。
ところで、前記調剤支援システムは、前記調剤機器の種別と前記特定項目との対応関係を示す対応情報が記憶される対応記憶手段を更に備えることが考えられる。この場合、前記表示制御手段は、前記対応記憶手段に記憶されている前記対応情報に基づいて前記調剤機器の種別の対応する前記特定項目を判断することが可能である。
また、本発明は、薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、を備える調剤支援システムに設けられるコンピュータに、特定ステップ及び表示制御ステップを実行させる調剤支援プログラムの発明として捉えてもよい。前記特定ステップは、前記調剤支援システムと共に使用される調剤機器の種別を特定する。前記表示制御ステップは、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別に対応して予め設定された特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示させる。
さらに、本発明は、薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、を備える調剤支援システムにおいて実行される薬品情報登録方法であって、特定ステップ及び表示制御ステップを実行する方法の発明として捉えてもよい。前記特定ステップは、前記調剤支援システムと共に使用される調剤機器の種別を特定する。前記表示制御ステップは、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別に対応して予め設定された特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示させる。
本発明によれば、薬品情報の登録時に調剤機器の種別に対応する特定項目の入力漏れを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る調剤支援システムの概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで実行されるメンテナンス開始処理の手順の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで実行されるナビゲーション登録処理の手順の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで実行される通常登録処理の手順の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る調剤支援システムで表示される操作画面の一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[調剤支援システム10]
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る調剤支援システム10は、サーバー1、クライアント端末2、及び調剤機器3を備える。前記サーバー1、前記クライアント端末2、及び前記調剤機器3は、通信網4を介して無線又は有線で通信可能に接続される。前記通信網4は、LAN、WAN、インターネット、又はイントラネットなどである。また、前記サーバー1には、処方内容を示す処方データを前記サーバー1に入力する電子カルテシステム又は処方入力端末などの上位システム(不図示)が前記通信網4を介して接続される。なお、前記サーバー1が前記上位システム(不図示)から前記処方データを読み出す構成であってもよい。
[調剤機器3]
前記調剤機器3各々は、前記調剤支援システム10が使用される医療機関において、薬品の調剤作業で使用される。例えば、前記調剤機器3は、錠剤分包機、散薬分包機、水剤分注機、PTPシート払出装置、ピッキング補助装置、混注装置、薬品秤量装置、調剤鑑査装置、鑑別装置、抗癌剤調製支援システム、注射管理システム、麻薬管理システム、血液製剤管理システム、抗癌剤管理システム、薬袋プリンタ、薬剤情報印刷用プリンタ、及び処方箋印刷用プリンタなどである。前記調剤機器3各々は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2から入力される処方データ又は調剤用データなどに基づいて予め設定された薬品払出処理、情報管理処理、又は印刷処理などを実行する。
前記錠剤分包機は、複数種類の錠剤が収容された複数の薬品カセットを有し、調剤用データに従って前記薬品カセットから錠剤を払い出して1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記散薬分包機は、投入された散薬を調剤用データに従って1服用分ごとに分包紙で包装する分包動作を実行する。前記水剤分注機は、複数種類の水剤が収容された複数の薬瓶を有しており、調剤用データに従って前記薬瓶から必要量の水剤を払い出す。前記PTPシート払出装置は、予め錠剤が包装されたPTPシート又はヒートシールが収容された複数のシートカセットを有し、調剤用データに従って前記シートカセットから前記PTPシート又は前記ヒートシールを払い出す。前記ピッキング補助装置は、薬剤師が手作業で調剤する際に用いられ、薬品棚又は薬瓶などに付された識別情報(バーコードなど)から薬品名を読み取って、その読み取られた薬品名と処方データに含まれる薬品名との照合を行うものである。
また、前記抗癌剤調製支援システムは、例えばバイオハザード対策が施されたキャビネット内で薬剤師により実行される抗癌剤の調製作業を支援するシステムであり、例えば調剤開始の操作に応じて調製手順及び調製分量などのナビゲーションを実行する。前記混注装置は、調剤用データに従って抗癌剤などの薬品を輸液に注入する混注作業をロボットアームで自動的に実行する。前記薬品秤量装置は、前記散薬分包機に投入する散薬を事前に秤量する際に用いられる。前記調剤鑑査装置は、錠剤鑑査装置、散薬鑑査装置、又は水剤鑑査装置などであり、調剤後の薬品を撮像した画像又は調剤後の薬品の重量などに基づいて、調剤された薬品と処方データに含まれる薬品との照合を行うものである。前記鑑別装置は、患者が保有している薬品の種別を、薬品の色調、大きさ、剤形、記号、コード、マーク、硬度、重量、又は比重などに基づいて判断する。また、薬剤師による薬品の種別の判断及び入力を支援する鑑別プログラムに従った処理を実行するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置も前記鑑別装置の一例である。
前記薬袋プリンタは、調剤された薬品を収容する薬袋に処方データ(患者名、服用時期、服用量など)及び薬品情報に含まれる各種の情報を印刷するために使用される。また、前記薬剤情報印刷用プリンタは、薬品情報のうち効用及び副作用などの予め設定された情報を印刷するために使用される。前記処方箋印刷用プリンタは、前記処方データに基づいて処方箋を印刷するために用いられる。なお、前記薬袋プリンタ、前記薬剤情報印刷用プリンタ、及び前記処方箋印刷用プリンタは、共通のプリンタであってもよく、汎用のプリンタであってもよい。
[サーバー1]
前記サーバー1は、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示装置14、操作装置15、及びドライブ装置16などを備えるパーソナルコンピュータである。なお、前記サーバー1は、前記調剤支援システム10が使用される医療機関の外部に設けられてもよい。なお、前記サーバー1では、前記制御部11により、前記上位システム(不図示)から取得した処方データに基づいて前記調剤機器3各々を制御するための処理が実行されるが、その点については従来と同様であるため説明を省略する。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部5は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部12には、プログラム記憶部121、マスター情報記憶部122、及びデータベース記憶部123が含まれる。
前記プログラム記憶部121は、後述のメンテナンス開始処理(図2参照)、ナビゲーション登録処理(図8参照)、及び通常登録処理(図17参照)などを前記制御部11に実行させるための調剤支援プログラムが記憶される記憶領域である。
前記マスター情報記憶部122は、薬品マスター、患者マスター、薬剤師マスター、処方箋区分マスター、診療科マスター、及び病棟マスターなどの各種のマスター情報が記憶される記憶領域である。例えば、前記薬品マスターには、各種の薬品について、薬品コード(YJコード等)、薬品名、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、注意事項などの情報が含まれる。
前記データベース記憶部123は、複数の薬品の薬品情報が予め登録された既存の薬品データベースが記憶される記憶領域である。前記薬品データベースは、例えば不特定の医療機関で共通して用いられる多数の薬品情報が事前に登録された汎用のデータベースであって、前記制御部11が前記薬品マスターの登録時などに利用可能である。
前記通信I/F13は、前記通信網4を介して前記クライアント端末2及び前記調剤機器3などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置14は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示手段である。前記操作装置15は、前記サーバー1に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作手段である。具体的に、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置16は、前記調剤支援プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体161から前記調剤支援プログラムを読み取ることが可能である。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、前記サーバー1では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記調剤支援プログラムが前記記憶部12の前記プログラム記憶部121にインストールされる。
そして、前記サーバー1の前記制御部11は、機器特定部111及び表示制御部112を含む。なお、前記制御部11は、前記調剤支援プログラムに従った処理を実行することによって前記機器特定部111及び前記表示制御部112として機能する。ここに、前記機器特定部111及び前記表示制御部112として機能するときの前記制御部11が特定手段及び表示制御手段の一例である。
前記機器特定部111は、前記調剤支援システム10と共に使用される前記調剤機器3の種別を特定する。具体的に、前記機器特定部111は、前記調剤支援システム10に現在接続中の一又は複数の前記調剤機器3の種別を前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別として特定する。例えば、前記調剤支援システム10のシステム設定として、前記調剤支援システム10に接続されている前記調剤機器3が予め登録されている場合、前記機器特定部111は、前記システム設定に基づいて前記調剤機器3の種別を特定する。また、前記制御部11は、前記調剤支援システム10に接続されている機器に対して前記通信網4を介してポーリング信号を送信し、前記ポーリング信号に対して前記調剤機器3から取得される応答信号に基づいて、前記調剤支援システム10に接続されている前記調剤機器3の種別を自動的に特定することも考えられる。これにより、前記調剤機器3の種別が自動的に特定されるため、ユーザーが前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別を設定する手間が軽減される。もちろん、前記機器特定部111が、前記システム設定情報に基づく前記調剤機器3の種別の特定、及び前記ポーリング処理に基づく前記調剤機器3の種別の特定を共に行うことも考えられる。このとき、前記調剤機器3の種別の特定結果に差異が生じる場合には、前記制御部11が、どちらの方法で特定した特定結果を使用するかを、ユーザーによる前記操作装置15の操作に応じて選択可能な構成も考えられる。
前記表示制御部112は、前記記憶部12に記憶されている前記薬品マスターに登録する薬品情報を入力するための入力画面G11(図9参照)を、前記サーバー1又は前記クライアント端末2で表示させるための処理を実行する。また、前記表示制御部112は、前記入力画面G11に表示される前記薬品情報の項目のうち前記機器特定部111により特定された前記調剤機器3の種別に対応して予め設定された特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示するための処理を実行する。具体的に、前記記憶部12には、前記調剤機器3の種別と前記特定項目との対応関係を示す対応情報が記憶されており、前記表示制御部112は、前記対応情報に基づいて前記調剤機器3各々に対応する前記特定項目を特定することが可能である。なお、前記対応情報は、前記制御部11によって変更可能である。ここに、前記対応情報を記憶する前記記憶部12が対応記憶手段の一例である。なお、前記特定項目の表示態様については後段で詳述する。
[クライアント端末2]
一方、前記クライアント端末2は、制御部21、記憶部22、通信I/F23、表示装置24、操作装置25、及びドライブ装置26などを備えるパーソナルコンピュータである。前記クライアント端末2各々は、前記調剤支援システム10が使用される医療機関に配置され、薬剤師などのユーザーによって操作される操作端末である。
前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部21は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される各種のアプリケーションプログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部22には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶されるプログラム記憶部221が含まれる。前記ブラウザソフトは、前記通信網4を介して前記サーバー1にアクセスすることにより前記表示装置24に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作装置25を用いた前記操作画面に対する入力操作を前記サーバー1に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。具体的に、前記制御部21は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー1に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー1にアクセスする。
前記通信I/F23は、前記通信網4を介して前記サーバー1及び前記調剤機器3などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置24は、前記制御部21からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示手段である。前記操作装置25は、前記クライアント端末2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作手段である。具体的に、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置26は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体261から前記OS又は前記ブラウザソフトなどを読み取ることが可能である。前記記録媒体261は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。前記クライアント端末2では、前記制御部21により、前記ドライブ装置26を用いて前記記録媒体261から読み取られた前記OS又は前記ブラウザソフトなどが前記記憶部22の前記プログラム記憶部221にインストールされる。
そして、前記調剤支援システム10では、ユーザーによる前記クライアント端末2の操作に応じて、前記マスター情報記憶部122の前記薬品マスターへの薬品情報の登録、及び前記薬品マスターにおける薬品情報の編集などのメンテナンスが実行可能である。具体的に、本実施形態では、前記サーバー1及び前記クライアント端末2によりサーバクライアントシステムが構成されており、前記サーバー1が前記クライアント端末2のユーザー操作に応じて前記薬品マスターに薬品情報を登録する場合について説明する。そのため、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、「入力」などの作業は前記クライアント端末2の前記表示装置24及び前記操作装置25を用いて行われる。
一方、前記サーバー1が前記操作装置15の操作に応じて前記薬品マスターに薬品情報を登録することも可能であり、前記サーバー1単体を本発明に係る調剤支援システムとして捉えてもよい。さらに、前記サーバー1及び前記クライアント端末2に、前記調剤支援プログラムの一部又は全部がインストールされており、後述のメンテナンス開始処理、ナビゲーション登録処理、及び通常登録処理が前記クライアント端末2及び前記サーバー1によって協働して実行されることも考えられる。
[メンテナンス開始処理]
ここで、図2を参照しつつ、前記調剤支援システム10において実行されるメンテナンス開始処理について説明する。なお、図3〜図7は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に、ユーザー操作を受け付けるためのユーザーインターフェースとして表示される操作画面の一例を示す図であり、下記の各処理において適宜参照する。
<ステップS11>
まず、前記制御部11は、前記クライアント端末2における前記薬品マスターのメンテナンス開始操作を待ち受ける(S11のNo側)。具体的に、前記制御部11は、前記クライアント端末2が前記薬品マスターのメンテナンス開始ページに対応する予め設定されたURLにアクセスしたか否かを監視する。そして、前記制御部11は、前記URLへのアクセスが行われた場合、前記クライアント端末2のユーザーを認証するためのログイン画面を前記クライアント端末2の前記表示部24に表示させる。ここで、前記制御部11は、前記ログイン画面に対するユーザーID及びパスワードなどの入力に応じてユーザーの認証が正常に終了するとそのユーザーをログイン状態にする。そして、前記制御部11は、前記薬品マスターのメンテナンス開始操作が行われたと判断し(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24にメンテナンス開始画面G1を表示させる。ここに、図3は、前記メンテナンス開始画面G1の一例を示す図である。
前記メンテナンス開始画面G1は、前記薬品マスターのメンテナンスに関する操作を受け付けるための操作画面である。例えば、前記メンテナンス画面G1には、検索領域R11、切換キーK11、追加キーK12、及び終了キーK13などが設けられている。
前記検索領域R11は、前記薬品マスターに登録済の薬品情報を検索するために操作される。なお、前記制御部11は、前記検索領域R11を用いて薬品情報の検索操作が行われ、更新操作又は削除操作が行われた場合に、前記薬品マスターに登録されている前記薬品情報の修正又は削除を行うための処理を実行するが、ここではその説明を省略する。
前記切換キーK11は、前記薬品マスターへの薬品情報の登録時におけるナビゲーション機能のON/OFFを切り換えるために操作される。前記ナビゲーション機能は、前記薬品マスターに薬品情報を登録する際に、前記薬品情報の登録工程を順次案内することにより容易に登録作業を行うための機能である。なお、前記ナビゲーション機能を用いて行われるナビゲーション登録処理(図8参照)については後述する。また、図3に示す例では、前記切換キーK12が、ON及びOFFに対応する二つの操作キーを有するが、操作される度にON/OFFが切り換わる一つの操作部であってもよい。前記追加キーK12は、前記薬品マスターへの薬品情報の新規登録を開始する際に操作される操作キーである。また、前記終了キーK13は、前記薬品マスターのメンテナンスを終了するために操作される操作キーである。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部11は、前記薬品マスターに対する薬品情報の新規登録操作を待ち受ける(S13のNo側)。具体的に、前記制御部11は、前記メンテナンス開始画面G1の前記追加キーK12が操作された場合に、前記新規登録操作が行われたと判断する。そして、前記制御部11は、前記新規登録操作が行われると(S13のYes側)、処理をステップS14に移行させる。なお、前記メンテナンス開始画面G1において前記終了キーK13が操作されると、前記制御部11は処理を前記ステップS11に戻す。
<ステップS14>
ステップS14において、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能がONに設定されているか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記切換キーK12の状態に応じて前記ナビゲーション機能のON/OFFを判断する。ここで、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能がONに設定されていると判断すると(S14のYes側)、処理をステップS15に移行させる。一方、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能がOFFに設定されていると判断すると(S14のNo側)、処理をステップS141に移行させる。
<ステップS141>
ステップS141において、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能を使用せずに前記薬品マスターに薬品情報を登録するための通常登録処理(図17参照)を実行する。なお、前記通常登録処理については後述する。
<ステップS15>
一方、前記ナビゲーション機能がONである場合、続くステップS15において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24にウィザード開始画面G2を表示させる。ここに、図4は、前記ウィザード開始画面G2の一例を示す図である。
前記ウィザード開始画面G2は、前記薬品マスターに登録する薬品情報の登録方法の選択操作を受け付けるための操作画面である。例えば、前記ウィザード開始画面G2には、重複チェックキーK21、検索キー入力領域R21、登録方法選択領域R22、ヘルプキーK22、及び進行キーK23が設けられている。
前記重複チェックキーK21は、前記検索キー入力領域R21に入力された薬品コード、ホストコード、又はYJコードが既に前記薬品マスターに登録されているか否かをチェックするための操作キーである。前記制御部11は、前記重複チェックキーK21が操作されると、前記薬品コード、前記ホストコード、又は前記YJコードが前記薬品マスターに登録されているか否かを判断して判断結果を表示させる。なお、前記薬品コードは、例えば前記調剤支援システム10で薬品を識別するために薬品ごとに予め設定された任意の識別コードである。
前記登録方法選択領域R22は、前記薬品マスターに登録する薬品情報を既存の薬品データベースから取り込むか否かを選択するための操作領域である。前記登録方法選択領域R22における選択結果は、後述のステップS16における判断指標として参照される。
前記ヘルプキーK22は、前記ウィザード開始画面G2における項目の説明を表示するための操作キーである。前記制御部11は、前記ヘルプキーK22が操作されると、前記クライアント端末2の前記表示装置24にヘルプ画面(不図示)を表示させる。例えば、前記ヘルプ画面では、前記ウィザード開始画面G2に表示中の前記薬品コード、前記ホストコード、及び前記YJコードの意味及び入力要否などの説明が表示される。
前記進行キーK23は、前記ウィザード開始画面G2における入力を確定して処理を進めるための操作キーである。前記制御部11は、前記進行キーK23が操作されると、処理をステップS16に移行させる。
<ステップS16>
ステップS16において、前記制御部11は、前記薬品情報の登録方法として前記薬品データベースからの取り込みが選択されているか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記登録方法選択領域R22における選択結果に応じて前記登録方法を判断する。ここで、前記制御部11は、前記薬品データベースからの取り込みが選択されている場合には(S16のYes側)、処理をステップS17に移行させる。また、前記制御部11は、前記薬品データベースから取り込まない旨が選択されている場合には(S16のNo側)、処理をステップS161に移行させる。
<ステップS161>
ステップS161において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に必須入力画面G3を表示させる。ここに、図5は、前記必須入力画面G3の一例を示す図である。
前記必須入力画面G3は、前記薬品マスターに薬品情報を登録するために入力が必須である必須項目の入力を受け付けるための操作画面である。例えば、前記必須入力画面G3には、薬品名称入力領域R31、処方箋用名称入力領域R32、薬品形体入力領域R33、薬品単位入力領域R34、ヘルプキーK31、リターンキーK32、及び完了キーK33などが設けられている。なお、前記必須入力画面G3は、後述のナビゲーション登録処理で表示される入力画面G11(図9参照)でも入力可能な必須項目の情報を事前に入力するための画面であり、前記必須入力画面G3は省略されてもよい。
前記薬品名称入力領域R31は、前記薬品マスターに登録する薬品情報のうち薬品の名称を入力するための入力欄である。前記処方箋用名称入力領域R32は、前記薬品マスターに登録する薬品情報のうち処方箋に示されるときの名称を入力するための入力欄である。前記薬品形体入力領域R33は、前記薬品マスターに登録する薬品情報のうち薬品の形体を入力するための入力欄である。例えば、前記薬品形体入力領域R33には、薬品を処方する際の形体であって、錠剤分包、錠剤ヒート、散薬分包、及び散薬ヒートなどが入力される。前記薬品単位入力領域R34は、前記薬品マスターに登録する薬品情報のうち薬品の単位を入力するための入力欄である。前記薬品の単位は、例えば、錠、mg、又はml等である。
前記ヘルプキーK31は、前記必須入力画面G3における項目の説明を表示するための操作キーである。前記制御部11は、前記ヘルプキーK31が操作されると、前記クライアント端末2の前記表示装置24にヘルプ画面(不図示)を表示させる。例えば、前記ヘルプ画面では、前記必須入力画面G3に表示されている薬品名称、処方箋用名称、薬品形体、及び薬品単位に関する意味及び入力要否などの説明が表示される。
前記リターンキーK32は、前記必須入力画面G3における入力を取り消して処理を戻すための操作キーである。前記制御部11は、前記リターンキーK32が操作されると、処理を前記ステップS15に戻す。また、前記完了キーK33は、前記必須入力画面G3における入力を確定して処理を進めるための操作キーである。前記制御部11は、前記完了キーK33が操作されると、処理をステップS19に移行させる。
<ステップS17>
また、前記薬品情報が前記薬品データベースから取り込まれる場合、続くステップS17において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に検索画面G4を表示させる。ここに、図6は、前記検索画面G4の一例を示す図である。
前記検索画面G4は、前記薬品マスターに登録する薬品情報を前記薬品データベースから検索して選択するための操作画面である。例えば、前記検索画面G4には、一覧表示領域R41、薬品コード入力領域R42、検索キーK41、検索条件設定キーK42、登録キーK43、リターンキーK44、及び薬品詳細キーK45が設けられている。
前記薬品コード入力領域R42は、前記検索画面G4の前記一覧表示領域R41に表示させる薬品情報を絞り込むキーワードを入力するための入力欄である。また、前記検索条件設定キーK42は、前記薬品コード入力領域R42に入力された薬品コードの検索条件を設定するための設定キーであり、例えば予め設定された部分一致又は完全一致などの検索条件を選択するために操作される。
前記一覧表示領域R41は、前記ウィザード開始画面G3の前記検索キー表示領域R31、又は前記薬品コード入力領域R42に入力されたキーワードを前記薬品データベースから検索した結果として薬品情報の一覧が表示される領域である。なお、前記検索キー表示領域R31及び前記薬品コード入力領域R42に情報が入力されていない場合、前記制御部11は、前記一覧表示領域R41に前記薬品データベースの全ての薬品情報を一覧表示させることが考えられる。また、前記制御部11は、前記検索キー表示領域R31及び前記薬品コード入力領域R42に情報が入力されていない場合、前記一覧表示領域R41を空白にすることも考えられる。
前記登録キーK43は、前記一覧表示領域R41において選択された薬品情報の登録を開始するための操作キーである。そして、前記制御部11は、前記登録キーK43の操作に応じて、処理をステップS18に移行させる。また、前記リターンキーK44は、前記検索画面G4における選択を取り消して処理を戻すための操作キーである。前記制御部11は、前記リターンキーK44が操作されると、処理を前記ステップS15に戻す。
なお、前記薬品詳細キーK45は、前記薬品データベースに登録されている前記薬品情報の詳細を表示するために操作される操作キーである。前記制御部11は、前記薬品詳細キーK45の操作に応じて、前記一覧表示領域R41で選択されている薬品情報の詳細を前記薬品データベースから読み出して表示させる。
<ステップS18>
ステップS18において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に取得項目選択画面G5を表示させる。ここに、図7は、前記取得項目選択画面G5の一例を示す図である。
前記取得項目選択画面G5は、前記薬品データベースから取得する前記薬品情報の項目を選択するための操作画面である。例えば、前記取得項目選択画面G5には、項目選択部R51、完了キーK51、全選択キーK52、全解除キーK53、及びリターンキーK54が設けられている。
前記項目選択部R51には、前記薬品データベースから取得する前記薬品情報の項目として、薬品名、単位&換算式、色、剤形、及びJANコードなどの項目が表示されている。そして、前記取得項目選択画面G5では、ユーザー操作に応じて前記薬品情報の項目各々の選択/非選択が変更される。
前記完了キーK51は、前記項目選択部R51における前記薬品情報の項目の選択を確定するための操作キーである。前記制御部11は、前記完了キーK51の操作に応じて、前記項目選択部R51で選択された項目の情報を前記薬品データベースから読み出し、処理をステップS19に移行させる。
前記全選択キーK52は、前記項目選択部R51における前記薬品情報の項目を全て選択状態に切り換えるための操作キーである。前記全解除キーK53は、前記項目選択部R51における前記薬品情報の項目を全て非選択状態に切り換えるための操作キーである。前記リターンキーK54は、前記取得項目選択画面G5における選択を取り消して処理を戻すための操作キーである。前記制御部11は、前記リターンキーK54が操作されると、処理を前記ステップS17に戻す。
<ステップS19>
その後、ステップS19において、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能を使用して前記薬品マスターに薬品情報を登録するためのナビゲーション登録処理を実行する。なお、前記ナビゲーション登録処理が終了すると、処理は前記ステップS11に戻る。
[ナビゲーション登録処理]
続いて、図8を参照しつつ、前記制御部11により前記ステップS19で実行される前記ナビゲーション登録処理について説明する。なお、図9〜図16は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に、ユーザー操作を受け付けるためのユーザーインターフェースとして表示される操作画面の一例を示す図であり、下記の各処理において適宜参照する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、前記制御部11は、前記調剤支援システム10と共に使用される前記調剤機器3の種別を特定する。前記調剤機器3の種別の特定は、前述したように、例えば前記調剤支援システム10に現在接続中の前記調剤機器を特定することによって行われる。なお、前記ナビゲーション登録処理では、前記ステップS21が前記機器特定部111により実行される特定ステップの一例であり、以下のステップS22以降の処理が前記表示制御部112によって実行される表示制御ステップの一例である。
<ステップS22>
ステップS22において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に入力画面G11を表示させる。ここに、図9は、前記入力画面G11の一例を示す図である。
前記入力画面G11は、前記薬品情報の各項目の入力操作を受け付けるための操作画面である。例えば、前記入力画面G11には、検索領域R111、ステップ表示領域R112、ステップ案内領域R113、ヘルプ表示領域R114、項目種別表示領域R115、項目表示領域R116、項目表示領域R117、切換キーK111、進行キーK112、後退キーK113、及び更新キーK114などが設けられている。
ここで、前記メンテナンス開始処理において前記薬品情報が前記薬品データベースから取り込まれる場合、前記制御部11は、前記薬品データベースから取り込んだ前記薬品情報の項目の内容を前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に反映させた状態で前記入力画面G11を表示させる。また、前記メンテナンス開始処理において前記薬品情報が前記薬品データベースから取り込まれていない場合、前記制御部11は、前記必須入力画面G3において入力された前記薬品情報の項目の内容を前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に反映させた状態で前記入力画面G11を表示させる。
前記検索領域R111は、前記薬品マスターに登録済の薬品情報を検索するために操作される。なお、前記検索領域R111を用いて薬品情報の検索が行われた場合、前記制御部11は、前記ステップ表示領域R112及びステップ案内領域R113に代えて、後述の通常登録画面G21(図18参照)に表示される検索結果表示領域R211を表示させる。
前記ステップ表示領域R112は、前記ナビゲーション機能を用いて前記薬品情報を登録するために予め設定された複数のステップ項目がその実行順に並べて表示される領域である。また、前記制御部11は、前記ステップ表示領域R112において、現在実行中のステップ項目を他のステップ項目と異なる表示態様で表示させる。具体的に、前記制御部11は、前記ステップ表示領域R112において、現在実行中のステップ項目を反転表示させており、その反転表示の対象をステップの進行又は後退に伴って移動させる。これにより、ユーザーは、前記薬品情報の登録作業の進行状況を容易に把握することができる。
前記ステップ案内領域R113は、前記ステップ表示領域R112に表示されている現在実行中のステップに関する説明が表示される領域である。例えば、前記ステップ案内領域R113には、現在実行中のステップで入力するべき情報の内容及び操作方法などの案内メッセージが表示される。
前記ヘルプ表示領域R114は、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に表示される薬品情報の各項目に関して予め設定された説明が表示される領域である。具体的に、前記制御部11は、前記入力画面G11において入力カーソルが指している前記項目表示領域R116又は前記項目表示領域R117の項目(入力対象項目)に関する説明を前記ヘルプ表示領域R114に表示させる。前記説明は、例えば前記薬品情報の項目に入力される情報が前記調剤支援システム10又は前記調剤機器3の動作に与える影響、或いは前記項目を入力する目的などを含む。図9に示す例では、前記入力領域R117において「標榜薬効」に入力カーソルがあり、前記ヘルプ表示領域R114に、入力目的として「薬袋や薬剤情報に印字する場合に登録が必要になります。」が表示され、標準薬効の説明として「標準薬効は添付文書のヘッダーに記載されている薬効分類名称です。」が表示されている。これにより、ユーザーが、前記項目各々を入力する目的及び入力すべき情報を容易に認識することができる。なお、前記制御部11は、前記薬品情報の項目のうち後述の必須項目A1及び特定項目B1のいずれか一方又は両方のみについて前記説明を前記ヘルプ表示領域R114に表示させ、後述の通常項目C1については前記ヘルプ表示領域R114における説明を省略してもよい。
前記項目種別表示領域R115は、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に表示されている前記薬品情報の項目の種別を判断するための情報が表示される領域である。例えば、前記項目種別表示領域R115には、必須項目キーA0、特定項目キーB0、及び非表示項目キーD0が表示される。
前記必須項目キーA0は、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に表示される項目のうち予め設定された必須項目A1の表示態様を示す表示キーである。具体的に、前記必須項目キーA0では、必須項目の白色文字が、背景に赤色の着色が施された状態で表示されており、前記必須項目A1に対応する表示態様の色が赤色である旨が示唆されている。一方、後述するように、前記制御部11は、前記入力画面G11において、項目枠に赤色の着色が施された状態で前記必須項目A1を表示させる。
前記特定項目キーB0は、前記ステップS21により特定された前記調剤機器3の種別を表示する表示キーである。そして、前記特定項目キーB0は、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に表示される項目のうち前記ステップS21により特定された前記調剤機器3の種別に対応する予め設定された特定項目B1の表示態様を示す。これにより、ユーザーは、前記特定項目B1の入力が必要である理由が前記調剤機器3を使用するためである旨を容易に把握することができる。なお、前記特定項目B1は、前記薬品情報の登録のために必須の項目ではないが、当該薬品情報に対応する薬品の調剤時に前記調剤機器3を使用する場合に入力しておくことが必要な項目又は入力しておくことが望ましい項目である。ここに、前記特定項目キーB0が表示される前記項目種別表示領域R115が対応機器表示領域の一例である。
また、前記制御部11は、前記項目種別表示領域R115において、前記調剤機器3の種別を表示する前記特定項目キーB0を、前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1の表示色と同じ表示色又は同系色で表示させる。このとき、前記制御部11は、前記記憶部12に記憶された前記対応情報に基づいて、前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1を判断する。なお、本実施の形態では、前記特定項目キーB0及び前記特定項目B1の表示色が同じである場合を例に挙げて説明する。具体的に、前記特定項目キーB0では、前記調剤機器3の種別を示す白色文字が、背景に緑色の着色が施された状態で表示されており、前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1の表示態様の色が緑色である旨が示唆されている。図9に示す例では、前記調剤支援システム10に接続可能な前記調剤機器3の種別のうち現在前記調剤支援システム10に接続されている前記調剤機器3である前記薬剤情報印刷用プリンタ及び前記錠剤分包機に対応する「薬剤情報」及び「錠剤」が前記特定項目キーB0として表示されている。一方、後述するように、前記制御部11は、前記入力画面G11において、項目枠に緑色の着色が施された状態で前記特定項目B1を表示させる。これにより、ユーザーは、前記特定項目B1と前記調剤機器3の種別との対応関係を容易に把握することができる。
前記非表示項目キーD0は、前記ステップS21で特定されなかったが前記調剤支援システム10には接続可能である前記調剤機器3の種別を表示する表示キーである。具体的に、図9に示す例では、前記調剤支援システム10に接続可能な前記調剤機器3のうち現在前記調剤支援システム10に接続されていない前記調剤機器3である薬袋プリンタ、散薬分包機、散薬鑑査システム、注射管理システム、麻薬管理システム、血液製剤管理システム、及び抗癌剤支援システムに対応する「薬袋」、「散薬」、「散薬鑑査」、「注射」、「麻薬」、「血液製剤」、及び「抗癌剤」が前記非表示項目キーD0として表示されている。
また、前記項目種別表示領域R115では、前記項目種別表示領域R115に表示されている前記調剤機器3の種別を示す前記特定項目キーB0及び前記非表示項目キーD0が、ユーザー操作可能な操作キーとして用いられる。そして、前記制御部11は、前記特定項目キーB0又は前記非表示項目キーD0の操作に応じて、前記特定項目キーB0又は前記非表示項目キーD0に対応する前記調剤機器3の種別の選択有無を切り換えることが可能である。ここに、前記調剤機器3の種別の選択有無を切り換えるための操作を受け付ける前記特定項目キーB0及び前記非表示項目キーD0が選択操作部の一例である。なお、前記制御部11が、前記必須項目キーA0についても同様に選択有無を切り換え可能であり、前記必須項目キーA0に対応する項目の表示態様を前記必須項目A1及び前記通常項目C1のいずれかに切り換えることが可能な構成も考えられる。
前記項目表示領域R116は、前記薬品情報の代表的な項目が表示される領域である。例えば、前記項目表示領域R116には、前記薬品情報のうちコード、ホストコード、YJコード、言語区分、及び名称が表示される。なお、前記入力画面G11では、前記項目表示領域R117の表示内容については、前記薬品情報の登録過程に応じて変化するが、前記項目表示領域R116の表示は変化せず常に前記入力画面G11の上部に表示される。
前記項目表示領域R117は、前記薬品情報の詳細な項目が表示される領域である。例えば、前記項目表示領域R117には、前記薬品情報のうち表示用(名称)、処方箋印刷用(名称)、形体、剤形、色形状、カセット情報、規格情報、単位、RFID、及び刻印コードなどが表示されている。
また、前記項目表示領域R117には、表示切換部T1〜T8が表示されている。前記制御部11は、前記薬品情報の項目が表示される複数の入力ページを任意に切り換えて前記項目表示領域R117に表示させるための操作タブとして前記表示切換部T1〜T8を前記入力画面G11に表示させている。図9に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T1に対応する入力ページが前記項目入力領域R117に表示されている。そして、前記制御部11は、前記ナビゲーション機能により進行する前記薬品情報の登録のための各ステップの進行及び後退に伴って前記表示切換部T1〜T8に対応する入力ページを順次表示させる。例えば、図9に示すように、前記表示切換部T1〜T8各々が、前記ステップ表示領域R112に表示されるステップ各々に個別に対応していることが考えられる。なお、前記ナビゲーション登録処理において、前記制御部11は、前記表示切換部T1〜T8の操作を受け付けず、前記進行キーK112及び前記リターンキーK113の操作に応じた前記ステップの進行及び後退のみに連動して前記表示切換部T1〜T8に対応する入力ページを前記項目表示領域R117に順次表示させる。即ち、前記ナビゲーション登録処理において前記表示切換部T1〜T8は操作無効の状態である。ここに、前記進行機キーK112及び前記リターンキーK113が順次切換操作部の一例である。
ここに、図9〜図16は、前記表示切換部T1〜T8各々に対応する入力ページが前記項目入力領域R117に表示された前記入力画面G11の一例を示す図である。具体的に、図9に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T1に対応する「基本情報」の入力ページが表示されており、図10に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T2に対応する「調剤情報−1」の入力ページが表示されている。また、図11に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T3に対応する「調剤情報−2」の入力ページが表示されており、図12に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T4に対応する「注射情報」の入力ページが表示されている。さらに、図13に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T5に対応する「薬剤情報」の入力ページが表示されており、図14に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T6に対応する「チェック」の入力ページが表示されている。また、図15に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T7に対応する「特定薬剤」の入力ページが表示されており、図16に示す前記入力画面G11では、前記表示切換部T8に対応する「ホスト連係」の入力ページが表示されている。
そして、前記表示切換部T1〜T8各々に対応する前記入力ページが表示された前記入力画面G11では、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117において、前記必須項目A1は、項目枠に赤色の着色が施された状態で表示され、前記特定項目B1は、項目枠に緑色の着色が施された状態で表示されている。なお、図9〜図16では、図示の便宜上、前記必須項目A1における項目枠の赤色の着色を二重線で示しており、前記特定項目B1における項目枠の緑色の着色を太線で示している。
具体的に、図9〜図16は、前記ステップS21において、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別として、前記薬剤情報印刷用プリンタ及び前記錠剤分包機が特定された場合の表示例である。そのため、例えば図9に示す前記入力画面G11では、前記薬剤情報印刷用プリンタ及び前記錠剤分包機の種別を示す「薬剤情報」及び「錠剤」が前記特定項目キーB0として表示されている。そして、前記項目入力領域R116及び前記項目入力領域R117では、「標準薬効」、「カセット情報」、「RFID」、及び「刻印コード」が前記特定項目B1として表示されている。また、前記項目入力領域R116及び前記項目入力領域R117では、「名称」、「表示名」、「処方箋印刷用」、「形体」、及び「単位」が前記必須項目A1として表示されている。
一方、前記項目表示領域R116及び前記項目表示領域R117に表示されている項目のうち前記必須項目A1及び前記特定項目B1に該当しない他の項目である通常項目C1は、項目枠に黒色の着色が施された通常の状態で表示されている。なお、図9〜図16では、図示の簡略化のため、前記通常項目C1に該当する「カナ名」のみに前記通常項目C1の符号を付している。また、前記必須項目A1、前記特定項目B1、及び前記通常項目C1各々の前記表示態様の違いは、項目枠の色に限らず、文字色、背景色、項目枠の色、表示位置、又は表示サイズのいずれか一つ又は複数を含むことが考えられる。
このように、前記入力画面G11では、前記必須項目A1と前記特定項目B1と前記通常項目C1とがそれぞれ異なる表示態様で表示されている。従って、前記調剤支援システム10では、ユーザーが前記必須項目A1、前記特定項目B1、及び前記通常項目C1をそれぞれ容易に区別することが可能である。例えば、ユーザーが前記薬品情報の各項目の入力の必要性を容易に判断することが可能であるため、前記薬品マスターの登録作業の効率が向上する。
特に、前記入力画面G11では、前記項目種別表示領域R115に、前記必須項目A1の表示態様及び前記特定項目B1の表示態様を示唆するための前記必須項目キーA0及び前記特定項目キーB0が表示されている。従って、ユーザーは前記入力画面G11における前記必須項目A1と前記特定項目B1と前記通常項目C1とを容易に区別することが可能である。なお、前記必須項目A1及び前記特定項目B1の表示態様が同じであることも考えられるが、前記必須項目A1及び前記特定項目B1の表示態様が異なることにより、ユーザーは、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目を、前記調剤機器3を使用しない場合にも入力が必須である前記必須項目と容易に区別することができる。
なお、ここでは、前記入力画面G11に表示される前記特定項目B1が全て同じ色(緑色)である場合を例に挙げて説明するが、これに限らない。例えば、前記制御部11が、前記項目種別表示領域R115における前記特定項目キーB0を前記調剤機器3の種別ごとに異なる色で表示させ、前記入力画面G11における前記特定項目B1各々を前記特定項目B1に対応する前記調剤機器3の種別ごとに異なる色で表示させることが考えられる。これにより、ユーザーは、前記調剤機器3の種別ごとに対応する前記特定項目B1を容易に把握することができる。
また、前記制御部11が、前記表示切換部T1〜T8の表示を適宜省略することも考えられる。具体的に、前記制御部11は、前記ステップS21で特定された前記調剤機器3の種別に含まれていない他の前記調剤機器3の種別に対応する項目のみが表示される表示切換部及び入力ページの表示を省略することが考えられる。また、前記制御部11は、前記表示切換部T1の入力ページに含まれる「形体」又は「剤形」などに入力された薬品の形体又は剤形などの特定の情報に応じて前記表示切換部T1〜T8の表示の有無を切り換えることも考えられる。例えば、前記入力画面G11で入力された「剤形」が注射でなければ、注射情報を入力するための入力ページに対応する前記表示切換部T4の表示が省略されることが考えられる。これにより、不要な入力ページの表示が省略され、前記ナビゲーション機能を用いた登録作業のステップ数が減るため、ユーザーによる登録作業の効率が高まる。なお、前記制御部11は、前記メンテナンス開始処理で表示される前記必須入力画面G3(図5参照)で、前記薬品形体入力領域R33に入力された薬品の形体に応じて前記表示切換部T1〜T8の表示の有無を切り換えることも考えられる。
<ステップS23>
そして、ステップS23において、前記制御部11は、前記入力画面G11において、進行操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記入力画面G11の前記進行キーK112が操作された場合に前記進行操作が行われたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記進行操作が行われたと判断すると(S23のYes側)、処理をステップS231に移行させる。また、前記制御部11は、前記進行操作が行われていない場合は(S23のNo側)、処理をステップS24に移行させる。
<ステップS24>
ステップS24において、前記制御部11は、前記入力画面G11において、後退操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記入力画面G11の前記リターンキーK113が操作された場合に前記後退操作が行われたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記後退操作が行われたと判断すると(S24のYes側)、処理をステップS241に移行させる。また、前記制御部11は、前記後退操作が行われていない場合は(S24のNo側)、処理をステップS25に移行させる。
<ステップS231>
ステップS231において、前記制御部11は、前記項目表示領域R117に表示されている入力ページを次のステップに対応する入力ページに切り換える。具体的に、前記制御部11は、前記表示切換部T1〜T8のうち現在選択されている表示切換部に対応する前記入力ページを、前記表示切換部T1〜T8における次の表示切換部に対応する前記入力ページに切り換える。例えば、前記表示切換部T1に対応する前記入力ページ(図9参照)が表示されている場合には、次の前記表示切換部T2に対応する前記入力ページ(図10参照)が表示される。
<ステップS241>
ステップS241において、前記制御部11は、前記項目表示領域R117に表示されている入力ページを一つ前のステップに対応する入力ページに切り換える。具体的に、前記制御部11は、前記表示切換部T1〜T8のうち現在選択されている表示切換部に対応する前記入力ページを、前記表示切換部T1〜T8における一つ前の表示切換部に対応する前記入力ページに切り換える。例えば、前記表示切換部T2に対応する前記入力ページ(図10参照)が表示されている場合には、一つ前の前記表示切換部T1に対応する前記入力ページ(図9参照)が表示される。
なお、前記進行キーK112及び前記リターンキーK113が操作された場合の動作として、前記項目入力領域R117における前記入力ページを遷移させるのではなく、前記入力画面G11における入力カーソルを、予め設定された順で前記必須項目A1及び前記特定項目B1各々に移動させることも考えられる。なお、このとき前記入力カーソルは、前記通常項目C1を避けて前記必須項目A1及び前記特定項目B1のみを順に移動する。例えば、図9の前記入力画面G11において、入力カーソルが前記必須項目A1である「形体」の入力領域に存在する場合、前記制御部11は、前記進行キーK112の操作に応じて、前記入力カーソルを一つ後に位置する前記特定項目B1である「カセット情報」の入力領域に移動させる。また、前記入力カーソルが前記特定項目B1である「カセット情報」の入力領域に存在する場合、前記制御部11は、前記リターンキーK113の操作に応じて、前記入力カーソルを一つ前の前記必須項目A1である「形体」の入力領域に移動させる。なお、前記制御部11は、前記入力画面G11の遷移及び前記入力カーソルの移動のいずれを実行するかを、前記調剤支援システム10の前記システム設定などにおいて予め設定可能である。
<ステップS25>
ステップS25において、前記制御部11は、前記項目種別表示領域R115における前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記項目種別表示領域R115における前記特定項目キーB0又は前記批評次項目キーD0が操作された場合に前記特定項目キーB0又は前記批評次項目キーD0に対応する前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されたと判断した場合は(S25のYes側)、処理をステップS251に移行させる。また、前記制御部11は、前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されていないと判断した場合は(S25のNo側)、処理をステップS26に移行させる。
<ステップS251>
ステップS251において、前記制御部11は、前記調剤機器3の種別の選択有無に応じて、前記入力画面G11に表示される前記特定項目B1を変更するための処理を実行する。具体的に、前記調剤機器3の種別が選択状態から非選択状態に変更された場合、前記制御部11は、当該調剤機器3の種別に対応する前記特定項目キーB0を前記非表示項目キーD0として表示させると共に、当該調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1を前記通常項目C1として表示する。また、具体的に、前記調剤機器3の種別が非選択状態から選択状態に変更された場合、前記制御部11は、当該調剤機器3に対応する前記非表示項目キーD0を前記特定項目キーB0に変更すると共に、当該調剤機器3に対応する前記通常項目C1を前記特定項目B1に変更する。即ち、前記調剤支援システム10では、ユーザーが、前記特定項目キーB0及び前記非表示項目キーC0の操作により、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別を任意に切り換えて前記特定項目B1の表示の有無を変更することが可能である。
<ステップS26>
ステップS26において、前記制御部11は、前記薬品情報の登録操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記更新キーK114が操作された場合に、前記登録操作が行われたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記登録操作が行われたと判断すると(S26のYes側)、処理をステップS27に移行させる。また、前記制御部11は、前記登録操作が行われていないと判断すると(S26のNo側)、処理を前記ステップS23に移行させる。
なお、前記更新キーK114は、前記入力画面G11において、前記項目入力領域R117の前記表示切換部T1〜T8のいずれが表示されている場合であっても操作可能である。また、前記制御部11が、前記入力画面G11が最終ステップに対応する前記表示切換部T8に移動するまでの間は、グレーアウトなどにより前記更新キーK114の操作を無効とし、前記最終ステップに対応する前記表示切換部T8に移行した場合に前記更新キーK114の操作を有効にすることも考えられる。
<ステップS27>
ステップS27において、前記制御部11は、前記入力画面G11において入力された薬品情報を前記マスター情報記憶部122の前記薬品マスターに登録する。このとき、前記制御部11は、前記薬品情報の項目のうち前記必須項目A1に入力漏れがある場合にその旨を通知し、前記特定項目B1又は前記通常項目C1に入力漏れがある場合はその旨を通知しないことが考えられる。
また、前記制御部11は、前記必須項目A1及び前記特定項目B1に入力漏れがある場合にその旨を通知し、前記通常項目C1に入力漏れがある場合にのみその旨を通知しないことも他の実施形態として考えられる。なお、前記制御部11は、前記特定項目B1についての入力漏れがある場合、前記薬品情報の登録を許可しないことも考えられるが、前記操作装置25のユーザー操作に応じて未入力のまま登録可能であってよい。
さらに、前記制御部11は、前記入力漏れの通知を、前記更新キーK114の操作時に限らず、前記進行キーK112の操作時に実行することも考えられる。この場合、前記制御部11は、前記進行キーK112が操作されたときに表示されている前記必須項目A1及び前記特定項目B1のいずれか一方又は両方について入力漏れの有無を判断し、その旨を通知することも考えられる。
以上、説明したように、前記調剤支援システム10では、前記入力画面G11において、前記調剤機器3が使用される場合に入力が必要な前記特定項目B1の存在をユーザーが容易に把握することができ、前記薬品情報の登録時における前記特定項目B1への入力漏れが抑制される。また、前記制御部11によって前記ナビゲーション登録処理が実行されることにより、予め設定されたステップに従って前記薬品情報の入力が行われるため入力漏れのおそれをより低減することが可能である。さらに、前記調剤支援システム10では、前記入力画面G11において注視すべき箇所が一目でわかるためユーザーによる前記薬品情報の登録作業の効率も高まる。
[通常登録処理]
次に、図17を参照しつつ、前記制御部11により前記ステップS131で実行される前記通常登録処理について説明する。なお、図18は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に、ユーザー操作を受け付けるためのユーザーインターフェースとして表示される操作画面の一例を示す図であり、下記の各処理において適宜参照する。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、前記制御部11は、前記ステップS21と同様に、前記調剤支援システム10が使用される前記医療機関で使用可能な調剤機器を特定するための処理を実行する。
<ステップS32>
次に、ステップS32において、前記制御部11は、前記クライアント端末2の前記表示装置24に入力画面G21を表示させる。ここに、図18は、前記入力画面G21の一例を示す図である。
前記入力画面G21は、前記薬品情報の各項目の入力操作を受け付けるための操作画面である。例えば、前記入力画面G21には、前記入力画面G11と同様に、前記検索領域R111、前記ヘルプ表示領域R114、前記項目種別表示領域R115、前記項目表示領域R116、前記項目表示領域R117、前記切換キーK111、及び前記更新キーK114などが設けられている。一方、前記入力画面G21には、前記ステップ表示領域R112及び前記ステップ案内領域R113に代えて、検索結果表示領域R211が設けられている。なお、前記入力画面G21について前記入力画面G11と同様の表示内容については説明を省略する。
前記検索結果表示領域R211は、前記検索領域R111を用いた検索操作の検索結果として薬品情報の薬品名などが一覧表示される領域である。前記調剤支援システム10において、前記薬品マスターに登録されている前記薬品情報の修正又は削除などの編集を行う場合には、前記検索結果表示領域R211に表示された前記薬品情報から編集対象の薬品情報が選択可能である。
<ステップS33>
ステップS33において、前記制御部11は、前記入力画面G11の前記項目入力領域R117に表示される入力ページを切り換えるためのページ切換操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記項目入力領域R117に表示されている前記表示切換部T1〜T8のいずれかが操作された場合に、前記ページ切換操作が行われたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記ページ切換操作が行われたと判断すると(S33のYes側)、処理をステップS331に移行させる。また、前記制御部11は、前記ページ切換操作が行われていないと判断すると(S33のNo側)、処理をステップS34に移行させる。
<ステップS331>
ステップS331において、前記制御部11は、前記入力画面G11において前記項目入力領域R117に表示される入力ページを切り換える。具体的に、前記制御部11は、前記ステップS33で操作された前記表示切換部T1〜T8のいずれかに対応する前記入力ページを前記入力画面G11の前記項目入力領域R117に表示させる。即ち、前記通常登録処理では、前記表示切換部T1〜T8の操作が有効となり、ユーザーが前記表示切換部T1〜T8の操作によって前記入力画面G11の前記項目入力領域R117に表示される入力ページを任意に切り換えることが可能である。
<ステップS34>
ステップS34において、前記制御部11は、前記ステップS25と同様に、前記項目種別表示領域R115における前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されたか否かを判断する。ここで、前記制御部11は、前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されたと判断した場合は(S34のYes側)、処理をステップS341に移行させる。また、前記制御部11は、前記調剤機器3の種別の選択有無が変更されていないと判断した場合は(S34のNo側)、処理をステップS35に移行させる。
<ステップS35>
ステップS35において、前記制御部11は、前記ステップS26と同様に、前記薬品情報の登録操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記更新キーK114が操作された場合に、前記登録操作が行われたと判断する。ここで、前記制御部11は、前記登録操作が行われたと判断すると(S35のYes側)、処理をステップS36に移行させる。また、前記制御部11は、前記登録操作が行われていないと判断すると(S35のNo側)、処理を前記ステップS33に移行させる。
<ステップS36>
ステップS36において、前記制御部11は、前記ステップS27と同様に、前記入力画面G11において入力された薬品情報を前記マスター情報記憶部122の前記薬品マスターに登録する。
[他の実施形態1]
ところで、前記調剤支援システム10の他の実施形態として、前記制御部11が、前記入力画面G11に表示される前記薬品情報の項目のうち前記薬品情報に対応する薬品の形体又は剤形に対応する項目を前記特定項目B1として表示させることが考えられる。
具体的に、前記制御部11は、前記ステップS22において、前記ステップS21で特定された前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1に加えて、前記必須入力画面G3における入力情報に基づいて特定される薬品の形体に対応して予め設定された項目を前記特定項目B1として表示させる。これにより、ユーザーは、前記薬品情報の形体又は剤形ごとに対応して入力する必要のある項目を前記特定項目B1の表示によって容易に把握することができる。なお、前記制御部11が、前記入力画面G11において前記薬品の形体又は剤形が入力された時点で、前記薬品の形体又は剤形に対応して予め設定された項目を前記特定項目B1として表示させることも考えられる。
また、前記調剤支援システム10において、前記制御部11が、前記入力画面G11に表示される前記薬品情報の項目のうち前記調剤機器3の種別と前記薬品情報に対応する薬品の形体又は剤形との両方に対応する項目を前記通常項目C1と異なる表示態様で表示することも考えられる。具体的に、前記制御部11は、前記ステップS22において、前記ステップS21で特定された前記調剤機器3の種別に対応する前記特定項目B1のうち、前記薬品情報に対応する薬品の形体又は剤形にも対応する項目のみを前記特定項目B1として表示させる。これにより、前記ステップS21により特定された前記調剤機器3の種別が複数種類ある場合であっても、前記薬品情報の形体又は剤形に対応しない前記特定項目B1が表示されないため、入力が必要な前記特定項目B1の表示が絞られる。
例えば、前記ステップS21において、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別として前記錠剤分包機及び前記散薬分包機が特定された場合、前記実施形態の構成では、前記錠剤分包機及び前記散薬分包機各々に対応する項目が前記特定項目B1として前記入力画面G11に表示される。これに対し、前記制御部11が、前記ステップS21において、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別として前記錠剤分包機及び前記散薬分包機が特定された場合であって、前記薬品情報の薬品の形体として錠剤分包が入力された場合、又は前記薬品情報の薬品の剤形として錠剤が入力された場合に、錠剤の調剤に使用される前記錠剤分包機に対応する項目のみを前記特定項目B1として表示させ、錠剤の調剤時に使用されない前記散薬分包機に対応する項目を前記通常項目C1として表示させることが考えられる。これにより、前記調剤支援システム10で使用される前記調剤機器3の種別が複数ある場合でも前記特定項目B1として表示される項目が前記薬品情報の薬品の形体又は剤形に応じて絞り込まれるため、ユーザーは、入力が必要な項目を容易に判断することができる。
[他の実施形態2]
さらに、前記調剤支援システム10において、前記制御部11が、前記調剤機器3の種別に代えて、前記薬品情報に対応する薬品の形体又は剤形に対応する項目を前記特定項目B1として前記通常項目C1とは異なる表示態様で表示させることも考えられる。即ち、薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、前記薬品情報に含まれる薬品の形体又は剤形を特定する第2特定手段と、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記第2特定手段により特定された前記薬品の形体又は剤形に対応して予め設定された特定項目を他の項目と異なる表示態様で表示可能である第2表示制御手段と、を備える調剤支援システムを本発明の他の局面に係る形態として捉えることができる。
具体的に、前記調剤支援システム10では、前記制御部11が、前記第2特定手段及び前記第2表示制御手段として機能する。そして、前記制御部11は、前記ステップS21において、前記必須入力画面G3における前記薬品形体入力領域R33の入力情報に基づいて薬品の形体を特定することが考えられる。そして、前記制御部11は、前記ステップS22において、前記薬品の形体に対応して予め設定された特定項目を前記特定項目B1として前記入力画面G11に表示させる。なお、前記制御部11が、前記入力画面G11において薬品の形体又は剤形が入力された時点で、前記薬品の形体又は剤形に対応して予め設定された特定項目を前記特定項目B1として表示させることも考えられる。
1 :サーバー
11:制御部
12:記憶部
13:通信I/F
14:操作装置
15:表示装置
16:ドライブ装置
2 :クライアント端末
21:制御部
22:記憶部
23:通信I/F
24:操作装置
25:表示装置
26:ドライブ装置
3 :調剤機器
10:調剤支援システム

Claims (12)

  1. 薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、
    前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、
    を備える調剤支援システムであって、
    前記調剤支援システムに接続されている調剤機器の種別を特定する特定手段と、
    前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別各々に対応して予め設定された特定項目各々を他の項目と異なる表示態様で表示可能である表示制御手段と、
    を備える調剤支援システム。
  2. 前記表示制御手段が、前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別が表示される対応機器表示領域を前記入力画面に表示可能である請求項1に記載の調剤支援システム。
  3. 前記表示制御手段が、前記対応機器表示領域における前記調剤機器の種別を、前記調剤機器の種別に対応する前記特定項目の表示色と同じ表示色又は同系色で表示させる請求項2に記載の調剤支援システム。
  4. 前記表示制御手段が、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち予め設定された必須項目と前記特定項目と他の項目とがそれぞれ異なる表示態様で表示可能である請求項1〜3のいずれかに記載の調剤支援システム。
  5. 前記表示制御手段が、前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記薬品情報の形体又は剤形に対応して予め設定された項目を前記特定項目として表示可能である請求項1〜4のいずれかに記載の調剤支援システム。
  6. 前記表示制御手段が、前記調剤支援システムに接続されている前記調剤機器の種別の選択有無を切り換えるための選択操作部を前記入力画面に表示させ、
    前記特定手段が、前記選択操作部の操作により選択された前記調剤機器の種別を前記調剤支援システムに接続されている前記調剤機器の種別として特定可能である請求項1〜5のいずれかに記載の調剤支援システム。
  7. 前記特定手段が、前記調剤支援システムに接続されている前記調剤機器が予め登録されているシステム設定に基づいて前記調剤支援システムに接続されている前記調剤機器の種別を特定し、又は、前記調剤支援システムに接続されている機器に対してポーリング信号を送信した場合に取得される応答信号に基づいて前記調剤機器の種別を特定する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の調剤支援システム。
  8. 前記表示制御手段が、前記薬品情報の項目が表示される複数の入力ページを順次切り換えるための順次切換操作部を表示させると共に、前記順次切換操作部の操作に応じて前記入力ページを順次切り換え可能である請求項1〜7のいずれかに記載の調剤支援システム。
  9. 前記表示制御手段が、前記入力ページ各々に対応するステップ項目がステップ順に並べて配置されたステップ表示領域を前記入力画面に表示させると共に、前記ステップ項目のうち現在実行中のステップ項目を他のステップ項目と異なる表示態様で表示させる請求項8に記載の調剤支援システム。
  10. 前記調剤機器の種別と前記特定項目との対応関係を示す対応情報が記憶される対応記憶手段を更に備え、
    前記表示制御手段が、前記対応記憶手段に記憶されている前記対応情報に基づいて前記調剤機器の種別の対応する前記特定項目を判断する請求項1〜9のいずれかに記載の調剤支援システム。
  11. 薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、を備える調剤支援システムに設けられるコンピュータに、
    前記調剤支援システムに接続されている調剤機器の種別を特定する特定ステップと、
    前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別各々に対応して予め設定された特定項目各々を他の項目と異なる表示態様で表示させる表示制御ステップと、
    を実行させるための調剤支援プログラム。
  12. 薬品情報を入力するための入力画面が表示される表示手段と、前記入力画面における前記薬品情報の入力操作を受け付ける操作手段と、を備える調剤支援システムにおいて実行される薬品情報登録方法であり、
    前記調剤支援システムに接続されている調剤機器の種別を特定する特定ステップと、
    前記入力画面に表示される前記薬品情報の項目のうち前記特定手段により特定された前記調剤機器の種別各々に対応して予め設定された特定項目各々を他の項目と異なる表示態様で表示させる表示制御ステップと、
    を実行する薬品情報登録方法。

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