JP2002353968A - ホームネットワークおよびそれに用いられるゲートウェイ - Google Patents

ホームネットワークおよびそれに用いられるゲートウェイ

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JP2002353968A
JP2002353968A JP2001162898A JP2001162898A JP2002353968A JP 2002353968 A JP2002353968 A JP 2002353968A JP 2001162898 A JP2001162898 A JP 2001162898A JP 2001162898 A JP2001162898 A JP 2001162898A JP 2002353968 A JP2002353968 A JP 2002353968A
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address
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external
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Application number
JP2001162898A
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English (en)
Inventor
Yasunori Okada
恭典 岡田
Takeshi Kokado
健 古門
Hirokazu Ishikawa
博一 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じタイプのドメイン機器が宅内に複数台存
在しても、外部機器の画面上に表示される複数のドメイ
ン機器のうちどれがアクセスしたい機器であるかを、外
部機器を操作するユーザに容易かつ確実に識別させる。 【解決手段】 各ドメイン機器121,122には、ユ
ーザの付けたニックネームが記憶されており、HGW1
02は、各ドメイン機器121,122からニックネー
ムを収集する。HGW102には、外部機器101から
HGW102にアクセスするためのHGWアドレスが記
憶されており、HGW102は、各ニックネームをHG
Wアドレスの末尾にパス名として付加することにより、
外部機器101が各ドメイン機器121,122にアク
セスするためのドメイン機器アドレスを生成する。そし
て、ドメイン機器アドレスを外部機器101に通知し、
そのアドレスに付加されているニックネームを表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホームネットワー
クに関し、より特徴的には、1つのドメインを構成する
複数のドメイン機器、および各ドメイン機器と外部ネッ
トワークとを互いに通信可能に接続するホームゲートウ
ェイを備えたホームネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの爆発的な普及に
よって、家庭内のパソコン(PC)から手軽にインター
ネットに接続し、WWW(World Wide We
b)の閲覧や電子メールの送受信などが行えるようにな
った。一方、家庭内では、幾台かのAV機器をIEEE
1394ケーブル等で互いに接続してネットワークを構
成し、機器間で連携動作を行ったり、映像データをディ
ジタル伝送したりできるような仕組みが考案されてい
る。HAVi(Home Audio/Videoin
teroperability)と呼ばれるミドルウェ
アがこのような仕組みを提供する。また、エアコンや冷
蔵庫、電灯などの白物家電機器を電灯線などを用いて接
続し、各機器の制御などを行うための仕組みがECHO
NET(Energy Conservation a
nd HOmecare NETwork)と呼ばれる
規格として規定されている。
【0003】そして、今後、家庭内の機器は、例えば図
16に示すように、その機能用途に応じて別々のネット
ワークを構成すると考えられる。すなわち、AV機器な
どが接続されて高速・大容量の転送を行うネットワーク
や、白物家電機器が接続されて制御信号のみが転送され
るような低速・安価なネットワークが別々に構成されて
いく。ここでは、それぞれのネットワークを構成する機
器群を「ドメイン」という単位で呼ぶことにする。図1
6において、AV機器で構成される機器群は、「ディジ
タルAVドメイン」を構成する。PCやプリンタなどの
PCおよび周辺機器は「PCドメイン」を構成する。電
話やFAXなどは「電話・FAXドメイン」を構成す
る。エアコンや電灯などの白物家電機器は「くらし環境
ドメイン」を構成する。
【0004】さらに、最近では、例えば、携帯電話など
の外部機器から家庭内のAV機器を遠隔操作する(例え
ばビデオデッキへの録画予約を行うなど)ことも可能に
なりつつある。このような場合、家庭内には、家庭内の
ドメインを外部ネットワークに通信可能に接続するため
のゲートウェイが設けられる。図16の各ドメインを外
部ネットワークにゲートウェイを介して接続した様子
を、図17に示す。
【0005】図17において、ホームゲートウェイ40
1および各ドメインは、1つの家庭内に設けられる。各
ドメインがホームゲートウェイ401と接続されること
により、1つのホームネットワークが構成される。各ド
メインには、そのドメインの機器構成やネットワーク上
の機器のアドレスなどを管理する機能を持つ機器が存在
する。このような機器を「ドメインコントローラ」と呼
ぶ。図17の例では、セットトップボックス(STB)
301、パソコン(PC)305、電話307およびエ
アコン309が、それぞれドメインコントローラの機能
を持っている。そして、ドメインコントローラがホーム
ゲートウェイ401と直接接続され、ドメインコントロ
ーラ以外の各ドメイン機器(301〜311)は、ドメ
インコントローラを介してホームゲートウェイ401と
接続されることになる。ホームゲートウェイ401は、
インターネットなどの外部ネットワークと接続される。
【0006】ホームネットワークの各ドメインは、それ
ぞれ固有のプロトコルやアドレス体系を持っており、そ
のため、外部機器が外部ネットワーク(例えばインター
ネット)を通じて各ドメインの機器にアクセスするため
に、ホームゲートウェイ401によって、外部ネットワ
ーク側のプロトコル(TCP/IP)やアドレス体系
(IPアドレス、ポート番号、URLなど)と、ホーム
ネットワーク内の各ドメインでのみ有効なプロトコルや
アドレス体系とを互いに変換する処理が行われる。この
プロトコル変換は、所定のアルゴリズムに従って行われ
る。
【0007】一方、アドレスの変換は、次のようにして
行われる。各機器には、通常、ホームネットワーク内で
のみ有効なアドレス(プライベートアドレス)が割り当
てられるので、このプライベートアドレスと、インター
ネット側のアドレス(グローバルアドレス)との間の対
応関係を記述したテーブルが作成される。アドレスの変
換は、このテーブルを参照して行われる。以下には、こ
の従来のアドレス変換処理について、さらに詳しく説明
する。
【0008】図18は、外部ネットワークに接続された
外部機器からホームネットワーク側の機器を操作可能な
従来のシステムの構成例を示すブロック図である。この
ようなシステムは、特開平11−187061号公報で
提案されている。図18において、PC1204、プリ
ンタ1205およびDVDプレーヤ1206は、ホーム
ネットワーク1203を介してAV接続装置1202と
接続されている。すなわち、AV接続装置1202が、
前述のホームゲートウェイ401(図17参照)と対応
している。各機器(1204〜1206)には、IPプ
ロトコルが実装されており、プライベートIPアドレス
が割り当てられている。ここでは、PC1204には
P.1、プリンタ1205にはP.2、DVDプレーヤ
1206にはP.3というプライベートIPアドレスが
割り当てられている。
【0009】AV接続装置1202は、インターネット
1201と、ホームネットワーク1203(およびそれ
に接続されているPC1204、プリンタ1205およ
びDVDプレーヤ1206)とを互いに接続する機能を
有する。そして、インターネット1201側において有
効なG.1というグローバルアドレスと、ホームネット
ワーク1203側において有効なP.254というプラ
イベートアドレスとを持つ。
【0010】さらに、AV接続装置1202は、ホーム
ネットワーク1203上の機器(1204〜1206)
のサービスをインターネット1201経由でIP端末1
200に提供するために、図19に示すようなアドレス
・ポート番号変換テーブルを保有している。例えば、D
VDプレーヤ1206の場合、ホームネットワーク側で
有効なアドレス・ポート番号として、IPアドレス=
P.3およびポート番号=80(HTTPサービス)が
割り当てられ、さらに、インターネット1201側で有
効なアドレス・ポート番号として、AV接続装置120
2のグローバルIPアドレス「G.1」およびポート番
号「2000」が割り当てられている。
【0011】AV接続装置1202は、インターネット
1201側から、例えば宛先アドレスが「G.1」で宛
先ポート番号が「2000」であるIPパケットを受信
すると、図19の変換テーブルを参照して、そのIPパ
ケットの宛先IPアドレスを「P.3」に、宛先ポート
番号を「80」にそれぞれ変換して、ホームネットワー
ク1203側に送出する。以上が、従来のアドレス変換
である。
【0012】図18のシステムでは、従来のホームゲー
トウェイであるAV接続装置1202が前述したような
プロトコル変換およびアドレス変換を行うことにより、
インターネットに接続されたIP端末1200は、ホー
ムネットワーク側の各機器(1204〜1206)にア
クセスして操作することが可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の場合、外部(インターネット1201側)からホ
ームネットワーク側の機器1204〜1206にアクセ
スするためのアドレスとして、それら各機器1204〜
1206(もしくは各機器が行うサービス)に対し、A
V接続装置1202のポート番号(”2000”,”2
002”,”2004”)が使われている。すなわち、
各機器1204〜1206に各々専用のポートを割り当
てておき、各機器1204〜1206へのアクセスは専
用ポートを通じて行うようにしている。この場合、ゲー
トウェイであるAV接続装置1202では、番号”20
00”,”2002”および”2004”の3つのポー
トが常時開放されていることになる。より一般的には、
ホームゲートウェイにおいて、外部からのアクセスを受
け付けるポートが、ホームネットワーク側に存在する機
器の数(1つの機器が複数のサービスを提供する場合に
は、サービスの総数)と等しい数だけ常時開放されてい
る。開いているポートの数が多ければ多いほど、外部か
らの不正アクセスを受ける危険が大きくなる。
【0014】また、従来例の場合、インターネット側か
ら見ると、ホームネットワーク1203側の各機器(1
204〜1206)がポート番号で識別されているの
で、IP端末1200の画面上には、本来、3つのポー
ト番号「2000」,「2002」および「2004」
が羅列表示される。ところが、その場合、ユーザがIP
端末1200から例えばDVDプレーヤ1206を操作
しようとしたとき、ユーザには、画面上のどの番号がD
VDプレーヤを指しているかがわからない。そこで、従
来例では、ポート番号と機器名とを予め対応付けてお
き、ポート番号でなく機器名「PC」,「プリンタ」お
よび「DVDプレーヤ」を、IP端末1200の画面上
に表示するようにしている。しかしながら、この場合、
もし1つの宅内に同じタイプの機器が複数台ある(例え
ば2台のDVDプレーヤがある)と、画面上には、同じ
機器名が複数(例えば「DVDプレーヤ」および「DV
Dプレーヤ」のように)表示されるので、ユーザには、
これから操作したい機器がどれであるか(例えば画面上
のどちらの「DVDプレーヤ」であるか)、全く区別が
付かなかった。
【0015】それゆえに、本発明の目的は、1つのドメ
インを構成する複数のドメイン機器、および各ドメイン
機器と外部ネットワークとを互いに通信可能に接続する
ホームゲートウェイを備えたホームネットワークであっ
て、(1)ホームゲートウェイにおいてただ1つのポー
トだけが開放されており、そのポートを通じて、外部ネ
ットワークに接続された外部機器が各ドメイン機器にア
クセス可能であり、しかも(2)もし同じタイプのドメ
イン機器が宅内に複数台存在しても、外部機器の画面上
に表示される複数のドメイン機器のうちどれがアクセス
したい機器であるかを、外部機器を操作するユーザに容
易かつ確実に識別させることができるようなホームネッ
トワークを提供することである。
【0016】加えて、従来例では、ドメインの機器構成
に変化(ドメイン機器の追加や離脱)があったとき、外
部機器側の表示にそれが反映されるのに時間がかかり、
ユーザは、離脱したドメイン機器にアクセスを試みるな
どの誤操作を行う場合があった。
【0017】それゆえに、本発明のさらなる目的は、上
記のホームネットワークにおいて、現在アクセス可能な
機器をユーザに正確に知らせることができるようにし、
それによってユーザの誤操作を防ぐことである。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、外部ネットワークに接続されるホームネットワ
ークであって、1つのドメインを構成する複数のドメイ
ン機器、および各ドメイン機器と、当該ドメインで採用
されている通信プロトコルとは別の通信プロトコルを採
用した外部ネットワークとを、互いに通信可能に接続す
るホームゲートウェイを備え、各ドメイン機器は、当該
ドメイン機器に付けられたニックネームが入力されるの
を受けて、当該ニックネームを記憶する手段を含み、ホ
ームゲートウェイは、各ドメイン機器からニックネーム
を収集する収集手段、外部ネットワークに接続された外
部機器が当該ホームゲートウェイにアクセスするための
HGWアドレスを保有しており、収集手段が収集した各
ニックネームを当該HGWアドレスにパス名として付加
することにより、当該外部機器が各当該ドメイン機器に
アクセスするためのドメイン機器アドレスを生成する生
成手段、および生成手段が生成したドメイン機器アドレ
スを外部機器に通知して、当該アドレスに付加されてい
るニックネームを表示させる通知手段を含む。
【0019】上記第1の発明(または下記第14,第1
6の発明)では、ニックネームをHGWアドレス(の末
尾)にパス名として付加することによりドメイン機器ア
ドレスを生成する。すなわち、このドメイン機器アドレ
スでは、ポート番号ではなくパス名によって各ドメイン
機器が区別される。そのため、ホームゲートウェイにお
いてただ1つのポートだけが開放されていれば、そのポ
ートを通じて、外部ネットワークに接続された外部機器
が各ドメイン機器にアクセス可能となる。この場合、開
放ポートが1つだけなので、不正アクセスを受ける危険
が低い。しかも、もし同じタイプのドメイン機器が宅内
に複数台存在しても、外部機器の画面上には、ユーザ自
らの付けたニックネームが表示されるので、どれがアク
セスしたい機器であるかを、外部機器を操作するユーザ
に容易かつ確実に識別させることができる。
【0020】第2の発明は、第1の発明において、外部
ネットワーク側の通信プロトコルと、複数のドメイン機
器からなるドメイン側の通信プロトコルとを互いに変換
する変換手段を、ホームゲートウェイが含むことを特徴
とする。
【0021】上記第2の発明(または下記第8の発明)
では、ホームゲートウェイがプロトコル変換機能を持っ
ており、外部ネットワークと各ドメインとの間のプロト
コル変換は、ホームゲートウェイにおいて集約的に行わ
れる。
【0022】第3の発明は、第1の発明において、外部
ネットワーク側の通信プロトコルと、複数のドメイン機
器からなるドメイン側の通信プロトコルとを互いに変換
する変換手段を、複数のドメイン機器のうちドメインコ
ントローラとして動作するドメイン機器が含むことを特
徴とする。
【0023】上記第3の発明(または下記第9の発明)
では、ドメインを構成する機器のうちドメインコントロ
ーラとして動作する機器(典型的には、ホームゲートウ
エイと直接接続されるドメイン機器)が、プロトコル変
換機能を持っており、外部ネットワークと各ドメインと
の間のプロトコル変換は、各ドメインにおいて分散的に
行われる。この場合、ホームゲートウェイの処理負荷が
軽減される。
【0024】第4の発明は、第1の発明において、ホー
ムゲートウェイは、ドメインの機器構成の変化を検出す
る検出手段をさらに備え、検出手段がドメイン機器の追
加を検出すると、収集手段は、追加されたドメイン機器
からニックネームを取得し、生成手段は、当該ニックネ
ームがパス名として付加されたドメイン機器アドレスを
生成し、通知手段は、当該ドメイン機器アドレスを外部
機器に通知して、追加されたのドメイン機器のニックネ
ームをも表示させることを特徴とする。
【0025】上記第4の発明では、もしドメインに機器
が追加されると、追加されたドメイン機器のアドレス
(このアドレスには、パス名としてその機器のニックネ
ームが付加されている)を生成して外部機器に通知し、
そのニックネームをも表示させる。
【0026】第5の発明は、第4の発明において、検出
手段がドメイン機器の離脱を検出すると、通知手段は、
離脱したドメイン機器のニックネームを外部機器に通知
して、当該ニックネームの表示を停止させることを特徴
とする。
【0027】上記第5の発明では、もしドメインから機
器が離脱すると、離脱したドメイン機器のパス名(ニッ
クネーム)を外部機器に通知して、そのニックネームの
表示を停止させる。
【0028】第6の発明は、第5の発明において、検出
手段が離脱したドメイン機器の復帰を検出すると、通知
手段は、復帰したドメイン機器のニックネームを外部機
器に通知して、当該ドメイン機器にアクセスするための
ドメイン機器アドレスの表示を再開させることを特徴と
する。
【0029】上記第6の発明では、もし離脱した機器が
ドメインに復帰すると、復帰したドメイン機器のパス名
(ニックネーム)を外部機器に通知して、そのニックネ
ームの表示を再開させる。
【0030】上記第4〜6の発明によれば、ドメインの
機器構成に変化があると、それが外部機器の表示画面に
速やかに反映される。すなわち、ドメイン機器が追加さ
れるとそのニックネームが画面に現れ、ドメイン機器が
離脱するとそのニックネームが画面から消え、ドメイン
機器が復帰するとそのニックネームが画面に復活するの
で、ユーザは、現在アクセス可能な機器を正確に知るこ
とができる。
【0031】第7の発明は、外部ネットワークに接続さ
れるホームネットワークであって、1つのドメインを構
成する複数のドメイン機器、および各ドメイン機器と、
当該ドメインで採用されている通信プロトコルとは別の
通信プロトコルを採用した外部ネットワークとを、互い
に通信可能に接続するホームゲートウェイを備え、ホー
ムゲートウェイは、各ドメイン機器が当該ホームゲート
ウェイに接続された日時を記憶する記憶手段、外部ネッ
トワークに接続された外部機器が当該ホームゲートウェ
イにアクセスするためのHGWアドレスを保有してお
り、各ドメイン機器の当該ホームゲートウェイへの接続
日時を当該HGWアドレスにパス名として付加すること
により、当該外部機器が各当該ドメイン機器にアクセス
するためのドメイン機器アドレスを生成する生成手段、
および生成手段が生成したドメイン機器アドレスを外部
機器に通知して、当該アドレスに付加されている接続日
時を表示させる通知手段を含む。
【0032】上記第7の発明(または下記第15,第1
7の発明)では、接続日時をHGWアドレス(の末尾)
にパス名として付加することによりドメイン機器アドレ
スを生成する。すなわち、このドメイン機器アドレスで
は、ポート番号ではなくパス名によって各ドメイン機器
が区別される。そのため、ホームゲートウェイにおいて
ただ1つのポートだけが開放されていれば、そのポート
を通じて、外部ネットワークに接続された外部機器が各
ドメイン機器にアクセス可能となる。この場合、開放ポ
ートが1つだけなので、不正アクセスを受ける危険が低
い。しかも、もし同じタイプのドメイン機器が宅内に複
数台存在しても、外部機器の画面上には、ユーザ自らが
ドメイン機器をホームゲートウェイに接続した日時が表
示されるので、どれがアクセスしたい機器であるかを、
外部機器を操作するユーザに容易かつ確実に識別させる
ことができる。
【0033】すなわち、第7の発明と第1の発明との相
違は、パス名がそのドメイン機器のニックネームである
か接続日時であるかだけである。前者の場合、ユーザ自
らがニックネームを設定するので手間がかかるが、たと
えドメイン機器の数が多くても、ユーザは、外部機器の
画面に表示されたニックネームを見れば、ユーザが自ら
付けたニックネームなので、それらの機器を容易かつ確
実に識別できる。一方、後者の場合、もしドメイン機器
の数があまりに多かったり、接続日時が近接している
と、ユーザは、外部機器の画面に表示された接続日時を
見ただけでは、それらの機器を識別できなくなる恐れが
ある。反面、接続日時はホームゲートウェイによって自
動的に検出・設定されるので、手間がかからない利点が
ある。
【0034】なお、第7の発明では、ホームゲートウェ
イがパス名として接続日時を自動設定しているが、接続
日時の代わりに、例えば、接続順に、単なる連続番号を
自動設定してもよい。しかしこの場合、ユーザは、どの
番号がどのドメイン機器と対応しているかを予め暗記し
ておかなければ、外部機器の画面に表示された番号を見
ても、それらの機器を識別することはできない。
【0035】第8の発明は、第7の発明において、外部
ネットワーク側の通信プロトコルと、複数のドメイン機
器からなるドメイン側の通信プロトコルとを互いに変換
する変換手段を、ホームゲートウェイが含むことを特徴
とする。
【0036】第9の発明は、第7の発明において、外部
ネットワーク側の通信プロトコルと、複数のドメイン機
器からなるドメイン側の通信プロトコルとを互いに変換
する変換手段を、複数のドメイン機器のうちドメインコ
ントローラとして動作するドメイン機器が含むことを特
徴とする。
【0037】第10の発明は、第7の発明において、ホ
ームゲートウェイは、ドメインの機器構成の変化を検出
する検出手段をさらに備え、検出手段がドメイン機器の
追加を検出すると、記憶手段は、追加されたドメイン機
器の当該ホームゲートウェイへの接続日時を記憶し、生
成手段は、当該接続日時がパス名として付加されたドメ
イン機器アドレスを生成し、通知手段は、当該ドメイン
機器アドレスを外部機器に通知して、追加されたのドメ
イン機器の接続日時をも表示させることを特徴とする。
【0038】上記第10の発明では、もしドメインに機
器が追加されると、追加されたドメイン機器のアドレス
(このアドレスには、パス名としてその機器の接続日時
が付加されている)を生成して外部機器に通知し、その
接続日時をも表示させる。
【0039】第11の発明は、第10の発明において、
検出手段がドメイン機器の離脱を検出すると、通知手段
は、離脱したドメイン機器の接続日時を外部機器に通知
して、当該接続日時の表示を停止させることを特徴とす
る。
【0040】上記第11の発明では、もしドメインから
機器が離脱すると、離脱したドメイン機器のパス名(接
続日時)を外部機器に通知して、その接続日時の表示を
停止させる。
【0041】第12の発明は、第11の発明において、
検出手段が離脱したドメイン機器の復帰を検出すると、
通知手段は、復帰したドメイン機器の接続日時を外部機
器に通知して、当該接続日時の表示を再開させることを
特徴とする。
【0042】上記第12の発明では、もし離脱した機器
がドメインに復帰すると、復帰したドメイン機器のパス
名(接続日時)を外部機器に通知して、その接続日時の
表示を再開させる。
【0043】上記第10〜12の発明によれば、ドメイ
ンの機器構成に変化があると、それが外部機器の表示画
面に速やかに反映される。すなわち、ドメイン機器が追
加されるとその接続日時が画面に現れ、ドメイン機器が
離脱するとその接続日時が画面から消え、ドメイン機器
が復帰するとその接続日時が画面に復活するので、ユー
ザは、現在アクセス可能な機器を正確に知ることができ
る。
【0044】第13の発明は、第7の発明において、ホ
ームゲートウェイは、各ドメイン機器に付けられたニッ
クネームが入力されるのを受けて、記憶手段に記憶され
ている接続日時を当該ニックネームに書き換える手段を
さらに含む。
【0045】上記第13の発明では、ホームゲートウェ
イによって自動設定された接続日時を、後で、ユーザの
付けたニックネームに書き換えることができる。従っ
て、もしドメイン機器の数があまりに多かったり接続日
時が近接していて、外部機器の画面に表示された接続日
時を見ただけでは、ユーザがそれらの機器を識別できな
くなったときには、ユーザの付けたニックネームに書き
換えればよい。これにより、識別の正確さおよび容易さ
と、手間のかからなさとの間のバランスをとることがで
きる。
【0046】なお、ホームゲートウェイがパス名として
接続日時の代わりに連続番号を自動設定し、その番号
を、後で、ユーザの付けたニックネームに書き換えるよ
うにしてもよい。
【0047】第14の発明は、1つのドメインを構成す
る複数のドメイン機器と共に用いられ、各当該ドメイン
機器と、当該ドメインで採用されている通信プロトコル
とは別の通信プロトコルを採用した外部ネットワークと
を、互いに通信可能に接続するホームゲートウェイであ
って、各ドメイン機器には、当該ドメイン機器に付けら
れたニックネームが入力されるのを受けて、当該ニック
ネームを記憶する手段が含まれており、各ドメイン機器
からニックネームを収集する収集手段、外部ネットワー
クに接続された外部機器が当該ホームゲートウェイにア
クセスするためのHGWアドレスを保有しており、収集
手段が収集した各ニックネームを当該HGWアドレスに
パス名として付加することにより、当該外部機器が各当
該ドメイン機器にアクセスするためのドメイン機器アド
レスを生成する生成手段、および生成手段が生成したド
メイン機器アドレスを外部機器に通知して、当該アドレ
スに付加されているニックネームを表示させる通知手段
を含む。
【0048】第15の発明は、1つのドメインを構成す
る複数のドメイン機器と共に用いられ、各当該ドメイン
機器と、当該ドメインで採用されている通信プロトコル
とは別の通信プロトコルを採用した外部ネットワークと
を、互いに通信可能に接続するホームゲートウェイであ
って、各ドメイン機器が当該ホームゲートウェイに接続
された日時を記憶する手段、外部ネットワークに接続さ
れた外部機器が当該ホームゲートウェイにアクセスする
ためのHGWアドレスを保有しており、各ドメイン機器
の当該ホームゲートウェイへの接続日時を当該HGWア
ドレスにパス名として付加することにより、当該外部機
器が各当該ドメイン機器にアクセスするためのドメイン
機器アドレスを生成する生成手段、および生成手段が生
成したドメイン機器アドレスを外部機器に通知して、当
該アドレスに付加されている接続日時を表示させる通知
手段を含む。
【0049】第16の発明は、1つのドメインを構成す
る複数のドメイン機器と、当該ドメインで採用されてい
る通信プロトコルとは別の通信プロトコルを採用した外
部ネットワークとを、ホームゲートウェイを通じて互い
に通信可能に接続する方法であって、各ドメイン機器に
は、当該ドメイン機器に付けられたニックネームが入力
されるのを受けて、当該ニックネームを記憶する手段が
含まれており、各ドメイン機器からニックネームを収集
する収集ステップ、外部ネットワークに接続された外部
機器がホームゲートウェイにアクセスするためのHGW
アドレスを保有しており、収集ステップで収集した各ニ
ックネームを当該HGWアドレスにパス名として付加す
ることにより、当該外部機器が各当該ドメイン機器にア
クセスするためのドメイン機器アドレスを生成する生成
ステップ、および生成ステップで生成したドメイン機器
アドレスを外部機器に通知して、当該アドレスに付加さ
れているニックネームを表示させる通知ステップを含
む。
【0050】第17の発明は、1つのドメインを構成す
る複数のドメイン機器と、当該ドメインで採用されてい
る通信プロトコルとは別の通信プロトコルを採用した外
部ネットワークとを、ホームゲートウェイを通じて互い
に通信可能に接続する方法であって、各ドメイン機器が
ホームゲートウェイに接続された日時を記憶するステッ
プ、外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
保有しており、各ドメイン機器の当該ホームゲートウェ
イへの接続日時を当該HGWアドレスにパス名として付
加することにより、当該外部機器が各当該ドメイン機器
にアクセスするためのドメイン機器アドレスを生成する
生成ステップ、および生成ステップで生成したドメイン
機器アドレスを外部機器に通知して、当該アドレスに付
加されている接続日時を表示させる通知ステップを含
む。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係るホームネットワークの構成を示すブロック図であ
る。図1において、本ホームネットワークは、ホームゲ
ートウェイ102と、1つのドメイン120を構成する
複数のドメイン機器(ここでは2台のD−VHSデッキ
#1,#2)121,122とで構成される。外部ネッ
トワーク100には、外部機器101が接続されてお
り、ホームゲートウェイ102が外部ネットワーク10
0と接続されることによって、外部機器101とドメイ
ン機器121,122とを通信可能に―ここでは外部機
器101から各D−VHSデッキ#1,#2を操作可能
に―接続する。
【0052】ホームネットワークにおいて、2台のD−
VHSデッキ121,122は、例えばIEEE193
4ケーブルを介して互いに接続されており、さらに、2
台のD−VHSデッキ121,122の一方がホームゲ
ートウェイ102と接続される。外部ネットワーク10
0は、例えばインターネットであり、外部機器101
は、例えばインターネットに接続可能な携帯電話であ
る。
【0053】ホームゲートウェイ102は、パケットフ
ィルタリング部103と、ポータルHTTPサーバ10
4と、ドメイン機器管理部112と、プロトコル変換部
113とを含む。パケットフィルタリング部103は、
ホームネットワークが外部ネットワーク100と接続さ
れた際、ホームネットワーク内へのアクセスが許可され
たパケットのみを通し、許可されていないパケットを廃
棄する機能を持つ。このパケットフィルタリング機能に
より、外部からホームネットワーク内への不正アクセス
を防止することができる。
【0054】プロトコル変換部113は、外部ネットワ
ーク100側とホームネットワーク側とを通信可能に接
続するためのプロトコル変換処理を行う。このプロトコ
ル処理の内容自体は、従来と同様であり、本発明の特徴
ではないので、説明を省略する。ドメイン機器管理部1
12は、ホームネットワーク側の機器構成を監視してお
り、ドメイン120の機器構成に変化―ドメイン120
に機器が追加されたり、ドメイン120から機器が離脱
する等―があれば、それを検出する。さらに、ドメイン
機器管理部112は、各ドメイン機器121,122か
らプロパティ情報を収集する。このプロパティ情報収集
のタイミングは、典型的には、ドメイン機器管理部11
2が新たなドメイン機器を検出した時点である。すなわ
ち、新たなドメイン機器がドメイン120に追加される
と、ドメイン機器管理部112がそれを検知し、追加さ
れたドメイン機器からプロパティ情報を取得する。
【0055】ここで、ドメイン機器121,122が保
有しているプロパティ情報について、図2〜図6を用い
て説明する。図2は、ドメイン機器121,122が保
有しているプロパティ情報の内容の一例を示した図であ
る。図2において、(A)がドメイン機器121(D―
VHSデッキ#1)の、(B)がドメイン機器122
(D―VHSデッキ#2)のプロパティ情報である。プ
ロパティ情報には、機器タイプ”TYPE”と、機器ネ
ーム”NAME”と、電源状態”POWER”とが含ま
れる。
【0056】機器タイプは、D−VHSデッキやエアコ
ンなど、機器のタイプを示す情報であり、出荷の時点で
予め、機器に備わるコンフィギュレーションROM17
3(図4を参照;後述)内に記録されている。例えば、
D−VHSデッキでれば、”TYPE=D−vhs”の
ように述される。様々な機器タイプの一覧を図3に示
す。
【0057】機器ネームは、そのドメイン機器(12
1,122)に付けられたニックネーム―すなわち、ユ
ーザが自ら考案して機器に付けたユニークな愛称―であ
り、図4にされるように、機器ネーム書き込み装置17
2を通じて、ドメイン機器121,122に備わるコン
フィギュレーションROM173内に書き込まれる。例
えば、「太郎(taro)」なるニックネームが付けら
れたD−VHSデッキ#1の場合、機器ネームは、”N
AME=D−vhs_taro”のように記述される。
【0058】図4の例では、D−VHSデッキ#1がコ
ンフィギュレーションROM173とプロパティ情報設
定部171とを備えており、ユーザは、電器店などに設
置されている機器ネーム書き込み装置172にこのD−
VHSデッキ#1を接続し、機器ネーム書き込み装置1
72のキーボード等を操作して、ニックネーム”tar
o”を入力する。入力されたニックネーム”taro”
は、D−VHSデッキ#1側へと伝えられる。
【0059】D−VHSデッキ#1では、プロパティ情
報設定部171が、コンフィギュレーションROM17
3から、予め書き込まれている機器タイプ”D−vh
s”を読み出す。そして、読み出した機器タイプ”D−
vhs”と、伝えられたニックネーム”taro”とに
基づいて、ドメイン機器121のプロパティ情報の1つ
である機器ネーム”NAME=D−vhs_taro”
を生成し、それをコンフィギュレーションROM173
に書き込む。
【0060】なお、機器ネームとしては、上記のよう
な、ユーザによって付けられるニックネームの代わり
に、接続日時を用いることもできる。ここで、あるドメ
イン機器(121,122)の接続日時とは、そのドメ
イン機器が初めてホームゲートウェイ102に接続され
た日時(典型的には年月日)を示す情報であり、”NA
ME=D−vhs_1999−06−15”,”NAM
E=D−vhs_2001−03−11”のように記述
される。この場合、ドメイン機器121,122のホー
ムゲートウェイ102への接続をドメイン機器管理部1
12が検出し、かつ検出した日時を特定する。そして、
接続日時を含む機器ネームを生成し、プロパティ情報設
定部171(図4参照)を通じてコンフィギュレーショ
ンROM173に書き込む。従って、この場合、ドメイ
ン機器121,122のプロパティ情報は、図5のよう
になる。
【0061】あるいは、機器ネームとして、連続番号を
用いることもできる。すなわち、ホームゲートウェイ1
02への接続順に、”NAME=D−vhs1”,”N
AME=D−vhs2”のように記述される。この場
合、ドメイン機器121,122のホームゲートウェイ
102への接続をドメイン機器管理部112が検出し
て、その検出順位(連続番号)を特定する。そして、連
続番号を含む機器ネームを生成し、プロパティ情報設定
部171(図4参照)を通じてコンフィギュレーション
ROM173に書き込む。従って、この場合、ドメイン
機器121,122のプロパティ情報は、図6のように
なる。
【0062】上記の接続時刻や連続番号は、(ホームゲ
ートウェイ102への最初の接続時に)ホームゲートウ
ェイ102によって各ドメイン機器121,122に自
動的に付与されるデフォルト値であるが、これらデフォ
ルト値を、後で、ユーザが付けたニックネームに変更し
てもよい。この場合、コンフィギュレーションROM1
73内のデフォルト値を、ドメイン機器管理部112が
プロパティ情報設定部171(図4参照)を通じてニッ
クネームに書き換える。
【0063】電源状態は、機器の主電源がON状態にあ
るかOFF状態にあるかを示す情報であり、ドメイン機
器121,122に備わるRAM(図示せず)内に、現
在の電源状態が随時書き込まれる(なお、このRAM
は、主電源がOFFの状態では、待機電源やバッテリに
よって駆動されている)。例えば、ON状態では、”P
OWER=on”のように記述される。以上が、ドメイ
ン機器121,122の保有しているプロパティ情報の
内容である。なお、実際には、機器タイプ、機器ネーム
および電源状態以外にも様々な内容がプロパティ情報に
含まれているのは、断るまでもない。
【0064】再び図1において、ドメイン機器管理部1
12は、各ドメイン機器121,122から、上記のよ
うなプロパティ情報を収集する。ポータルHTTPサー
バ104は、外部ネットワーク100に接続された外部
機器101がホームゲートウェイ102にアクセスする
ためのアドレス情報(以下、適宜「HGWアドレス」と
呼ぶ)を保有しており、このHGWアドレスと、ドメイ
ン機器管理部112が収集したプロパティ情報とをもと
に、外部機器101がホームネットワーク内の各ドメイ
ン機器121,122(ここでは、2台のD−VHSデ
ッキ#1,#2)にアクセスするためのアドレス情報
(以下、適宜「ドメイン機器アドレス」と呼ぶ)を生成
する。そして、外部機器101に対し、生成したドメイ
ン機器アドレスを通知して、そのアドレスにパス名とし
て付加されている機器ネームを表示させる。
【0065】以上のように構成されたホームネットワー
クの動作について、以下に説明する。最初、本発明の主
な特徴であるドメイン機器アドレス生成・通知処理につ
いて、図7〜図9を用いて説明する。図7は、図1のホ
ームゲートウェイ102が行うドメイン機器アドレス生
成・通知処理を示すフローチャートである。図7におい
て、最初、ポータルHTTPサーバ104は、HGWア
ドレスを記憶する(ステップS1)。HGWアドレス
は、例えば、”HGW_URL=http://mat
sushita.hi−ho.ne.jp”のように記
述される。
【0066】次に、ドメイン機器管理部112は、各ド
メイン機器(121,122)からプロパティ情報―す
なわち各ドメイン機器(121,122)の機器タイ
プ、機器ネームおよび電源状態の3種類の情報―を収集
し、記憶する(ステップS2)。ステップS2を実行
後、ドメイン機器管理部112に記憶されている内容
(機器ネームとしてニックネームを用いる場合)が、図
8に示されている。
【0067】本実施形態では、ホームゲートウェイ10
2には、ドメイン機器121,122として2台のD−
VHSデッキ#1,#2が接続されている。従って、ド
メイン機器管理部112には、図8に示されているよう
に、2台のD−VHSデッキ121、122(機器番号
#1,#2)について、機器タイプ、機器ネームおよび
電源状態の3種類のプロパティ情報が記憶される。すな
わち、番号#1のドメイン機器121については、”t
ype=D−vhs”,”NAME=D−vhs_ta
ro”および”POWER=on”が記憶され、番号#
2のドメイン機器122については、”type=D−
vhs”,”NAME=D−vhs_jiro”およ
び”POWER=on”が記憶される。
【0068】再び図7において、次に、ポータルHTT
Pサーバ104は、ドメイン機器管理部112から機器
ネームを取得して、ステップS1で記憶したHGWアド
レスの末尾にパス名として付加することにより、ドメイ
ン機器アドレスを生成し、記憶する(ステップS3)。
ステップS3を実行後、ドメイン機器管理部112に記
憶されている内容(機器ネームとしてニックネームを用
いる場合)が、図9に示されている。
【0069】図9において、例えば、D−VHSデッキ
121(機器番号#1)の場合、ドメイン機器アドレス
は、”#1_URL=http://matsushi
ta.hi−ho.ne.jp/D−vhs_tar
o”のように記述される。同様に、D−VHSデッキ1
22(機器番号#2)の場合、ドメイン機器アドレス
は、”#2_URL=http://matsushi
ta.hi−ho.ne.jp/D−vhs_jir
o”のように記述される。
【0070】再び図7において、さらに、ポータルHT
TPサーバ104は、上記のようにして生成したドメイ
ン機器アドレスを外部機器101に通知し、さらに、通
知したアドレスにパス名として付加されている機器ネー
ム”D−vhs_jiro”を、外部機器101に命じ
て表示させる(ステップS4)。
【0071】こうして、外部機器101の画面上には、
各ドメイン機器(121,122)の機器ネーム”D−
vhs_taro”および”D−vhs_jiro”が
表示されることになる。なお、本実施形態では、表示す
る機器ネームに、機器のタイプおよびニックネームが含
まれているが、ニックネームだけを表示してもよい。画
面上の機器ネーム”D−vhs_taro”および”D
−vhs_jiro”には、それぞれドメイン機器12
1,122(D−VHSデッキ#1,#2)のアドレス
(URL)が関連付けられている。
【0072】その後、ユーザが、画面上に表示されてい
る”taro”を選択してクリックする(あるいは、キ
ー操作により文字を反転表示させる)と、外部機器10
1は、”D−vhs_taro”と関連付けられたドメ
イン機器アドレス”#1_URL=http://ma
tsushita.hi−ho.ne.jp/D−vh
s_taro”へのアクセスを実行する。アクセス後、
ユーザは、自らが”taro”と名付けたDVDデッキ
121を外部端末から操作して、録画予約の設定等を行
うことができる。
【0073】ステップS4のアドレス通知および機器ネ
ーム表示処理を行って以降、ホームゲートウェイ102
が動作を停止するまでの間、ドメイン機器管理部112
は、ドメイン120に機器構成の変化がないかを常時監
視している(ステップS5)。そして、もしドメイン1
20への機器追加や、ドメイン120からの機器離脱が
あれば、ドメイン機器管理部112は、それを検出し
て、ステップS3で記憶したプロパティ情報の内容を更
新する(ステップS6)。さらに、このプロパティ情報
の更新に伴い、ポータルHTTPサーバ104は、外部
機器101に表示内容を変更させる(ステップS7)。
【0074】上記ステップS6,S7の処理は、具体的
には、次のようにして行われる。ドメイン機器管理部1
12は、ドメイン120への機器追加があれば、追加さ
れたドメイン機器からプロパティ情報を取得して、それ
を現在の記憶内容に追加する。一方、ドメイン機器の離
脱を検出すると、その機器のプロパティ情報は削除する
ことなく保持したまま、その機器が離脱状態にある旨だ
けを記憶内容に追加する。機器が離脱状態にある旨の記
憶は、後にその機器が復帰したとき、削除される。
【0075】ポータルHTTPサーバ104は、ドメイ
ン機器が追加されて、ドメイン機器管理部112にその
機器のプロパティ情報が加わると、上記ステップS3と
同様の処理によって、その機器のドメイン機器アドレス
を新たに生成する。そして、新たに生成したドメイン機
器アドレスを外部端末に通知し、追加されたドメイン機
器のニックネームを追加表示させる。一方、ドメイン機
器が離脱して、ドメイン機器管理部112に機器離脱の
情報が加わると、ポータルHTTPサーバ104は、離
脱したドメイン機器のニックネームを外部機器101に
通知して、そのドメイン機器アドレスの表示を停止させ
る。以上が、本発明の主な特徴であるドメイン機器アド
レス生成・通知処理である。
【0076】次に、本ホームネットワーク全体の動作に
ついて、上記のドメイン機器アドレス生成・通知も含め
て、具体的に説明する。図10は、図1のホームネット
ワークにおいて、D−VHSデッキ#1,#2(12
1,122)がホームゲートウェイ102に接続された
時、ドメイン機器管理部112、プロトコル変換部11
3およびD−VHSデッキ(121,122)の間でど
のようなやりとりがなされるかを示したシーケンス図で
ある。図10において、D−VHSデッキ121がホー
ムゲートウェイ102に接続されると、各ドメイン機器
(121,122)を接続するIEEE1394バスの
バスリセットが発生する。このとき、IEEE1394
のプロトコルでネットワーク上の機器(ノード)に対し
てノードIDの再割り当てが行われる。プロトコル変換
部113は、再割り当てが行われたことを検出し、ドメ
イン機器管理部112に対して機器構成(トポロジー)
の変更を通知する。その際、現在接続されている機器
(ノード)数を通知する。
【0077】ドメイン機器管理部112は、ノードID
=0から順番に各ノード(ドメイン機器121,12
2)のプロパティ情報を収集するようプロトコル変換部
113に指示する。プロトコル変換部113は、指定さ
れたIDを付されたノードに対して、プロパティを収集
するためのコマンドを送信する。まず、1394機器が
持つユニークなアドレスであるGUID(Grobal
Unique ID)をコンフィギュレーションRO
M173から読み出す。そして、機器が持つ機能を取得
するために、SUBUNIT INFOコマンドを送出
する。相手機器がD−VHSデッキである場合、機器は
応答として自分がTAPE RECORDERサブユニ
ットを持つことを通知する。
【0078】プロトコル変換部113は、サブユニット
タイプを取得することによってどのような機能を持った
機器が接続されているかを知ることができる。プロトコ
ル変換部113は、さらにMEDIUM INFOコマ
ンドを送出する。このコマンドの応答としては、機器が
使用するメディア情報(D−VHS、DVなど)が含ま
れる。プロトコル変換部113は、D−VHSデッキ1
21が接続されたことを検出し、ドメイン機器管理部1
12に通知する。同様の動作を全てのノードに対して行
うことによって、ネットワーク上の全ての機器の種類を
検出することができる。
【0079】次に、ドメイン機器管理部112がドメイ
ン機器121,122に関する情報を管理する手順につ
いて説明する。ドメイン機器管理部112は、収集した
各機器のプロパティ情報と、バスリセットが発生する前
にドメイン機器管理部112が保持していたプロパティ
情報とを比較する。取得したプロパティ情報がバスリセ
ット前に存在しなかった場合は、ホームネットワークに
新たなドメイン機器が追加されたものと判断し、そのア
ドレス情報を生成して新規登録を行う。ドメイン機器管
理部112は、D−VHSデッキ121から取得したプ
ロパティ情報およびドメイン機器管理部112で生成し
たアドレス情報を登録する。登録するプロパティ情報お
よびアドレス情報の内容を、図11,図12に示す。
【0080】図11は、ドメイン120の種類によらず
共通に管理すべきプロパティ/アドレス情報(以下「共
通情報」と呼ぶ)を示す図であり、一方、図12は、各
ドメイン120に固有のプロパティ/アドレス情報(以
下「固有情報」と呼ぶ)を示す図である。最初、共通情
報の内容について説明する。図11において、機器番号
は、検出した機器毎にドメイン機器管理部112が割り
当てる番号である。ドメイン機器管理部112は、機器
がネットワークから離脱した後に再び接続された場合、
その機器に割り当てた機器番号を再び使用する。
【0081】機器タイプは、VTRやエアコンなど、宅
内機器のタイプを示す情報である。例えば、図3のよう
に機器のタイプが規定される。図3では、ディジタルT
VやD−VHSデッキといった分類がなされているが、
製造元や機種によってさらに細かく分類してもよい。あ
るいは、AV機器や通信機器といった、より大まかな分
類でもよい。
【0082】機器ネームは、各ドメイン機器121,1
22のニックネームがユーザによって入力されるのを受
け、ドメイン機器管理部112が各機器に付与する。機
器ネームのデフォルト値、すなわち、ユーザがニックネ
ームを入力する前に各機器に自動的に付与される値とし
ては、例えば、機器タイプの後ろに数字をつけた形(例
えばD−vhs1,D−vhs2,…)が挙げられる。
これらの数字は、ドメイン機器管理部112が、各機器
に接続順に付与する。
【0083】あるいは、機器ネームのデフォルト値とし
て、D−VHSデッキ121がホームゲートウェイ10
2に登録された日時(すなわち、ドメイン機器121,
122がホームゲートウェイ102と最初に接続された
日時)を付与することもできる。この場合、各機器に付
加されるデフォルト値は、例えば”D−vhs_199
9−06−15”や、”D−vhs_2001−03−
11”となる。このように、機器ネームのデフォルト値
として登録日時を用いれば、ユーザは、D−VHSデッ
キが宅内に複数台あっても、それぞれの登録日付を見る
ことによって、どのD−VHSデッキであるかを区別す
ることができる。デフォルト値のままで識別できれば、
各機器に改めてニックネームを付け直さなくてもよい。
【0084】機器ネームをデフォルト値以外の値に変更
する場合、例えば、Webブラウザ機能を持つPCをホ
ームゲートウェイ102に接続し、名前変更用のURL
を指定してポータルHTTPサーバ104にアクセスす
ることによって、Webブラウザから名前を変更するこ
とが可能である。
【0085】D−VHSデッキ(#1)121に機器ネ
ーム設定機能がある(図4参照)場合、D−VHSデッ
キ121の名前を設定ないしは変更することができる。
図4において、D−VHSデッキ121を購入したと
き、購入先の電気店などに設置された機器名前書き込み
装置172とD−VHSデッキ121とを接続する。購
入者は、機器名前書き込み装置172からD−VHSデ
ッキ121に設定したい名前を入力する。本実施例で
は、太郎さんが購入したD−VHSデッキ121に自分
の名前を付けて設定(D−vhs_taro)するとす
る。入力した名前は、プロパティ情報設定部171を介
してコンフィギュレーションROM173に書き込まれ
る。ドメイン機器管理部112は、コンフィギュレーシ
ョンROM173にアクセスし、名前が設定されている
ことを検出すると、以降、機器ネームとして、コンフィ
ギュレーションROM173から読み出した値を使用す
る。この機器ネームは、機器が接続される環境に関わら
ず同じであるため、例えば他の家のホームゲートウェイ
102に接続しても同じ名前で登録することができる。
なお、機器名前書き込み装置172は店頭に設置しても
良いし、各家庭で所有していて家庭でユーザが自由に名
前を書き換えられるようになっていても良い。
【0086】ロケーション情報は、機器が設置されてい
る場所を示す情報である。電源状態は、当該ドメイン機
器121,122の電源が入っているかどうかを示す情
報である。サービス情報は、ドメイン機器121,12
2が提供する各サービスの種類や内容に関する情報を示
す。このサービス情報を通じ、サービス毎に次の(a)
〜(c)のような情報が管理される。
【0087】(a)サービスタイプ ドメイン機器121,122が提供するサービスの種類
を登録する。例えば、宅外からドメイン機器121,1
22を遠隔操作するサービスや、ドメイン機器121,
122と宅外機器との間でデータ転送を行うサービスな
どがある。 (b)サービスアドレス 当該サービスにアクセスするメニュー画面のURLを示
す。この画面を通じて各サービスを利用する。 (c)サービスプロトコル サービスを利用する際のプロトコルおよびポート番号を
登録する。本実施例ではHTTPベースで機器にアクセ
スするため、サービスプロトコルとしてHTTPを登録
する。ポート番号は、ホームゲートウェイ102が宅外
との通信で使用するポート番号を登録する。本実施例で
は、ポータルHTTPサーバ104のポート番号とし
て、「80番」ただ1つだけが登録され、外部機器10
1から各ドメイン機器121,122へのアクセスは、
全てこの80番ポートを通じて行うことができる。これ
が可能な理由は、外部機器101から各ドメイン機器1
21,122へアクセスするためのドメイン機器アドレ
スを、ホームゲートウェイ102のアドレス+パス名
(各ドメイン機器121,122に付けたニックネーム
やホームゲートウェイ102への接続日時)で指定する
からである。これに対して、従来のホームゲートウェイ
では、各ドメイン機器121,122にそれぞれ別々の
ポート番号が割り当てられていた。そして、外部機器か
ら各ドメイン機器121,122へのアクセスは、ドメ
イン機器アドレスをHGWアドレス+ポート番号で指定
することにより、ドメイン機器121,122毎に異な
るポートを通じて行われていた。
【0088】ドメイン機器管理部112は、新たに取得
したプロパティ情報と、バスリセット発生前に保持して
いたプロパティ情報とを比較し、ネットワークから離脱
した機器が存在することを認識すると、当該機器のプロ
パティ情報およびアドレス情報を削除する。ここで「削
除」とは、ドメイン機器管理部112から情報を現実に
削除するのではなく、情報自体は保持しておき、ポータ
ルHTTPサーバ104からの問い合わせがあってもそ
の情報を応答しない(つまり、応答内容から削除する)
という意味である。そして、再び同じ機器がネットワー
クに接続されると、ドメイン機器管理部112は、読み
出したプロパティ情報と、保持していたプロパティ情報
とを比較することによって、過去に存在した機器が再び
ネットワークに接続されたことを認識する。そして、そ
の機器のアドレス情報をポータルHTTPサーバ104
に通知する。この機能により、ユーザによってニックネ
ームを付けられた機器が一旦ネットワークから離脱した
後、再びネットワークに接続された場合、前に設定した
ニックネームをドメイン機器管理部112が保持してい
るため、再びニックネームを設定する必要がない。
【0089】次に、固有情報の内容について説明する。
図12において、機器アドレスは、当該ドメインでその
機器を識別するために割り当てられたアドレスである。
本実施形態では、ドメイン120がディジタルAVドメ
インであるため、機器アドレスは、IEEE1394で
割り当てられたアドレスを示す。このうち、GUID
(Global Unique ID)は、各々の13
94機器を一意に識別するためのアドレスである。この
値は、機器ごとに異なる値であり、バスリセットなどに
よって変化することはない。バスリセット前後で139
4バスから取得できたGUIDを比較することによっ
て、新たにネットワークに接続された機器およびネット
ワークから離脱した機器を検出することができる。ノー
ドIDは、1394バス上で物理的に割り当てられたI
Dである。1934バス上のパケット転送は、ノードI
Dを宛先として送信される。1394サブユニットタイ
プは、当該機器の種類および機能を示す情報である。こ
の情報によって、その機器がサポートする機能(コマン
ド)が特定できる。
【0090】次に、サービス登録された機器(ドメイン
機器121,122)に、外部ネットワーク100に接
続された外部機器101からアクセスするためのアドレ
ス情報(ドメイン機器アドレス)を生成する手順につい
て説明する。各ドメイン機器121,122において、
宅外から見える機器のアドレス(URL)を“htt
p://HGWアドレス/ドメイン機器ネーム”と定義
する。この定義に従い、ドメイン機器管理部112は、
各ドメイン機器121,122から取得したプロパティ
情報を利用して、各機器のアドレスを生成する。
【0091】ドメイン機器ネームは、典型的には、ユー
ザがその機器に付けたニックネーム(D−vhs_ta
ro,D−vhs_jiro,…)であるが、ホームゲ
ートウェイ102(のドメイン機器管理部112)が各
ドメイン機器に自動的に付与するデフォルト値であって
もよい。このようなデフォルト値としては、その機器が
ホームゲートウェイ102と初めて接続された日時(”
D−vhs_1999−06−15”,”D−vhs_
2001−03−11”)や、連続番号(D−vhs
1,D−vhs2,…)などがある。
【0092】ただし、デフォルト値として連続番号を用
いる場合、ユーザは、外部端末に表示された番号を見て
各機器を区別することはできるが、連続番号自体には意
味がないので、どの値がどの機器と対応しているかを、
事前に暗記しておく必要がある。これに対して、ユーザ
自らが付けたニックネームの場合、当然、ユーザは、ど
のニックネームがどのドメイン機器121,122と対
応しているかが即座にわかる。また、デフォルト値とし
て接続日時を用いる場合にも、ユーザは、自分がいつ頃
ドメイン機器を接続したかを記憶しているので、どの接
続日時がどのドメイン機器121,122と対応してい
るかがわかる。そのため、対応関係を事前に暗記しなく
てよい利点がある。
【0093】例えば、HGWアドレスが“matsus
hita.hi−ho.ne.jp”で、「太郎」とい
うニックネームが付けられたD−VHSデッキ(#1)
に対応するアドレスは、“http://matsus
hita.hi−ho.ne.jp/D−vhs_ta
ro”で表される。または、機器ネームが接続日時で表
現されている場合、“http://matsushi
ta.hi−ho.ne.jp/D−vhs_1999
−06−15”のようになり、機器ネームがデフォルト
値である場合、“http://matsushit
a.hi−ho.ne.jp/D−vhs1”のように
表される。
【0094】このように、ドメイン機器管理部112
は、各ドメイン機器121,122から収集したプロパ
ティ情報を用いて、外部ネットワーク100(インター
ネット)に接続された外部機器101が各ドメイン機器
121,122にアクセスするためのURLを自動的に
生成する。従って、ユーザは、ドメイン機器121,1
22をホームゲートウェイ102に接続したとき、外部
からそのドメイン機器121,122にアクセスするた
めのURLを手動で設定する必要がない。
【0095】ドメイン機器管理部112は、ポータルH
TTPサーバ104からの問い合わせに対して、上記の
ようにして生成したURLと、1394サブユニットタ
イプとを通知する。ポータルHTTPサーバ104は、
各ドメイン機器121,122のURLをリンク先とし
たアクセス機器選択用のHTMLファイルを生成する。
機器選択用画面の例を、図13に示す。図13の例は、
ホームネットワークに、2台のD−VHSデッキ#1,
#2およびディジタルTVで構成される「ディジタルA
Vドメイン」と、2台のエアコン#1,#2で構成され
る「暮らし環境ドメイン」とが含まれている場合の画面
である。図13の画面には、機器ネームだけでなく、電
源状態や設置場所に関する情報も表示されている。
【0096】図13に示すように、外部機器101から
ポータルHTTPサーバ104にアクセスすると、外部
機器101のブラウザ上に、アクセス可能なドメイン機
器121,122の機器ネームが一覧として表示され
る。図13の例では、機器ネームとして、その機器のタ
イプにユーザの付けたニックネームを添付した情報(”
D−vhs_taro”など)が表示されているが、接
続日時や連続番号を添付した情報を表示してもよい。ま
た、文字や記号の組み合わせで表現されたニックネーム
をそのまま表示する代わりに、ニックネームの特徴を図
形的に表現したアイコンを表示するようにしてもよい。
【0097】画面上に表示されている各機器ネームに
は、参照先として、その機器にアクセスするためのUR
Lが関連付けられており、ユーザがいずれかの機器ネー
ムにカーソルを当てると、その機器のURLがさらに表
示される。
【0098】ポータルHTTPサーバ104はさらに、
1394サブユニットタイプで決まる機器の制御コマン
ドに対応する機器制御用のHTMLファイルを生成す
る。機器制御用画面の一例を、図14に示す。図14
は、図13の機器選択画面上で所望のドメイン機器12
1,122が選択されたときに表示される画面の例であ
る。図13の画面上で”D−vhs_taro”がクリ
ックされると、図14のような”D−vhs_tar
o”の制御用画面がブラウザに表示される。
【0099】図14において、それぞれの制御項目(再
生・録画・早送りなど)には、参照先として、機器を制
御するためのURLが関連付けられている。サブユニッ
トタイプによって規定されるD−VHSデッキの機能
(再生・録画・早送りなど)をそれぞれ“comman
d=play”,“command=record”お
よび“command=forward”のように記述
し、それらをCGIの引数として、機器を制御するため
のURLを生成する。
【0100】次に、外部機器101からホームゲートウ
ェイ102を通じてドメイン機器121,122を操作
する動作(具体例として、D−VHSデッキ(#1)1
21に再生を行わせる際の動作)を説明する。図15
は、本動作を示すシーケンス図である。図15におい
て、外部機器101は、ブラウザを起動し、ホームゲー
トウェイ102にアクセスする。ホームゲートウェイ1
02では、ポータルHTTPサーバ104と対応するポ
ート(80番ポート)だけが開放されており、さらに、
アクセス許可されたパケットだけがこの80番ポートを
通過できるように、パケットフィルタリング部103の
設定がなされている。
【0101】外部機器101からのアクセス要求(HT
TP get要求)は、パケットフィルタリング部10
3を通過してポータルHTTPサーバ104に到達す
る。ポータルHTTPサーバ104は、機器認証やユー
ザ認証(本実施例では認証を行うための機能部や手順は
省略)の結果、アクセスを行った外部機器101および
ユーザが正当であると通知されると、ドメイン機器管理
部112に現在操作可能な機器を問い合わせる。そし
て、問い合わせた結果を利用し、図13に示したような
操作可能機器一覧画面のHTMLファイルを生成して、
外部機器101に応答を返す。
【0102】図13の一覧画面では、ドメイン機器(1
21,122)が例えば2台のD−VHSデッキ#1,
#2の場合、ユーザが付けたニックネームが添付されて
おり、ユーザは、どちらが目的のデッキかを判別するこ
とができる。なお、ニックネームの代わりに登録日時や
連続番号を添付してもよいことは、先に説明した。
【0103】次いで、ユーザは、外部機器101のブラ
ウザに表示された図14のような操作画面から、「太
郎」というニックネームのD−VHSデッキ#1(ドメ
イン機器121)”D−vhs_taro”を選択す
る。ブラウザ画面上の”D−vhs_taro”には、
リンク先として、D−VHSデッキ121のURL(す
なわち、外部機器101からにD−VHSデッキ121
にアクセスするためのアドレス)が関連付けられてい
る。ユーザが”D−vhs_taro”をクリックする
と、D−VHSデッキ121に対応するURLを指定し
たHTTP get要求が、ポータルHTTPサーバ1
04に送られる。ポータルHTTPサーバ104では、
指定されたURLに対応するCGIプログラムが起動さ
れ、プロトコル変換部113に対して、D−VHSデッ
キ121の現在の状態を取得するよう要求する。
【0104】プロトコル変換部113は、IEEE13
94バスを通じてAV/Cコマンドを発行し、D−VH
Sデッキ121の現在の動作モード(再生中/録画中/
停止状態など)を取得して、ポータルHTTPサーバ1
04に通知する。また、D−VHSデッキ121が持つ
機能(再生・録画・早送り・巻き戻しなど)をドメイン
機器管理部112に問い合わせる。ポータルHTTPサ
ーバ104は、図14に示したようなD−VHSデッキ
121の操作用画面のHTMLファイルを生成して(な
お、図14の画面には、上記のようにして取得したD−
VHSデッキ121の動作状態―電源ONで録画中―も
表示されている)、外部機器101に応答を返す。
【0105】ユーザは、外部機器101のブラウザに表
示された図14のような画面上で、D−VHSデッキ1
21に再生を行わせる操作(再生ボタン)を選択する。
再生ボタンには、リンク先として、D−VHSデッキ1
21の動作モードを再生にするためのURLが関連付け
られている。ユーザが再生ボタンをクリックすると、ポ
ータルHTTPサーバ104では、このURLに対応す
るCGIプログラムが起動され、プロトコル変換部11
3に対して、再生コマンドを発行するよう要求する。プ
ロトコル変換部113は、D−VHSデッキ121に対
し、動作モードを再生にするためのAV/Cコマンド
(PLAY)を発行する。以上のようなシーケンスによ
って、外部機器101からドメイン機器121,122
(宅内のD−VHSデッキ#1,#2)を操作すること
ができる。
【0106】以上のように、本実施形態によれば、ホー
ムゲートウェイ102においてただ1つのポートだけが
開放されていれば、そのポートを通じて、外部ネットワ
ーク100に接続された外部機器101が各ドメイン機
器121,122にアクセス可能となる。この場合、開
放ポートが1つだけなので、不正アクセスを受ける危険
が低い。しかも、もし同じタイプのドメイン機器12
1,122が宅内に複数台存在しても、外部機器101
の画面上には、ユーザ自らの付けたニックネーム(また
は、自ら機器を接続した日時)が表示されるので、どれ
がアクセスしたい機器であるかを、外部機器101を操
作するユーザに容易かつ確実に識別させることができ
る。
【0107】なお、本実施形態では、ホームゲートウェ
イ102がプロトコル変換部113を含んでいるが、代
わりに、ドメイン120を構成する機器のうち、ドメイ
ンコントローラとして動作する機器(図1の場合、ホー
ムゲートウェイ102と直接接続される方のD−VHS
デッキ121がこれに該当する)が、プロトコル変換部
113を含んでいてもよい。つまり、本実施形態のよう
に外部ネットワーク100と各ドメイン120との間の
プロトコル変換をホームゲートウェイ102において集
約的に行う代わりに、各ドメイン120において分散的
にプロトコル変換を行うようにしてもよい。この場合、
ホームゲートウェイ102の処理負荷が軽減される。
【0108】また、本実施形態では、ホームゲートウェ
イ102が共通情報および固有情報(図11,図12参
照)の両方を管理しているが、共通情報だけをホームゲ
ートウェイ102が管理し、固有情報は、各ドメイン1
20において(ドメインコントローラが)管理するよう
にしてもよい。この場合、ホームゲートウェイ102の
記憶容量が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るホームネットワーク
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のドメイン機器121,122が保有して
いるプロパティ情報の内容の一例(機器ネームとしてニ
ックネームを用いる場合)を示した図である。
【図3】様々な機器タイプの一覧を示す図である。
【図4】図1のドメイン機器121に機器ネーム”D−
vhs_taro”が書き込まれる様子を示す図であ
る。
【図5】図1のドメイン機器121,122が保有して
いるプロパティ情報の内容の別の例(機器ネームとして
接続日時を用いる場合)を示した図である。
【図6】図1のドメイン機器121,122が保有して
いるプロパティ情報の内容のさらに別の例(機器ネーム
として連続番号を用いる場合)を示した図である。
【図7】図1のホームゲートウェイ102が行うドメイ
ン機器アドレス生成・通知処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】図7のステップS2を実行後、ドメイン機器管
理部112に記憶されている内容(機器ネームとしてニ
ックネームを用いる場合)を示す図である。
【図9】図7のステップS3を実行後、ドメイン機器管
理部112に記憶されている内容(機器ネームとしてニ
ックネームを用いる場合)を示す図である。
【図10】図1のホームネットワークにおいて、ドメイ
ン機器121,122(D−VHSデッキ)がホームゲ
ートウェイ102に接続された時、ドメイン機器管理部
112、プロトコル変換部113およびD−VHSデッ
キの間でどのようなやりとりがなされるかを示したシー
ケンス図である。
【図11】ドメイン120の種類によらず共通に管理す
べきプロパティ/アドレス情報(以下「共通情報」と呼
ぶ)を示す図である。
【図12】各ドメイン120に固有のプロパティ/アド
レス情報(以下「固有情報」と呼ぶ)を示す図である。
【図13】図1の外部機器101に表示される機器選択
用画面の例を示す図である。
【図14】図1の外部機器101に表示される機器制御
用画面の例を示す図である。
【図15】図1の外部機器101からホームゲートウェ
イ102を通じてドメイン機器121,122を操作す
る動作(具体例として、D−VHSデッキに再生を行わ
せる際の動作)を説明するためのシーケンス図である。
【図16】家庭内で構成されるドメインの具体例を示す
図である。
【図17】今後実用化が予想されるホームネットワーク
の構成例(図16の各ドメインが外部ネットワークにゲ
ートウェイを介して接続されている)を示す図である。
【図18】外部ネットワークに接続された外部機器から
ホームネットワーク側の機器を操作可能な従来のシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図19】図18のシステムで使われるアドレス・ポー
ト番号変換テーブルを示す図である。
【符号の説明】
100…外部ネットワーク 101…外部機器 102…ホームゲートウェイ(HGW) 103…パケットフィルタリング部 104…ポータルHTTPサーバ 112…ドメイン機器管理部 113…プロトコル変換部 120…ドメイン 121,122…ドメイン機器(D−VHSデッキ#
1,#2) 171…プロパティ情報設定部 172…機器ネーム書き込み装置 173…コンフィギュレーションROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 博一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA31 KB04 KB06 KC58 KF05 5K033 BA01 CB08 DA05 DB18 5K048 BA12 DA05 EB01 EB02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ネットワークに接続されるホームネ
    ットワークであって、 1つのドメインを構成する複数のドメイン機器、および
    各前記ドメイン機器と、当該ドメインで採用されている
    通信プロトコルとは別の通信プロトコルを採用した外部
    ネットワークとを、互いに通信可能に接続するホームゲ
    ートウェイを備え、 各前記ドメイン機器は、当該ドメイン機器に付けられた
    ニックネームが入力されるのを受けて、当該ニックネー
    ムを記憶する手段を含み、 前記ホームゲートウェイは、 各前記ドメイン機器からニックネームを収集する収集手
    段、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、前記収集手段が収集した各ニックネーム
    を当該HGWアドレスにパス名として付加することによ
    り、当該外部機器が各当該ドメイン機器にアクセスする
    ためのドメイン機器アドレスを生成する生成手段、およ
    び前記生成手段が生成したドメイン機器アドレスを前記
    外部機器に通知して、当該アドレスに付加されているニ
    ックネームを表示させる通知手段を含む、ホームネット
    ワーク。
  2. 【請求項2】 前記外部ネットワーク側の通信プロトコ
    ルと、前記複数のドメイン機器からなるドメイン側の通
    信プロトコルとを互いに変換する変換手段を、前記ホー
    ムゲートウェイが含むことを特徴とする、請求項1に記
    載のホームネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記外部ネットワーク側の通信プロトコ
    ルと、前記複数のドメイン機器からなるドメイン側の通
    信プロトコルとを互いに変換する変換手段を、前記複数
    のドメイン機器のうちドメインコントローラとして動作
    するドメイン機器が含むことを特徴とする、請求項1に
    記載のホームネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記ホームゲートウェイは、前記ドメイ
    ンの機器構成の変化を検出する検出手段をさらに備え、 前記検出手段がドメイン機器の追加を検出すると、 前記収集手段は、追加されたドメイン機器からニックネ
    ームを取得し、 前記生成手段は、当該ニックネームがパス名として付加
    されたドメイン機器アドレスを生成し、 前記通知手段は、当該ドメイン機器アドレスを外部機器
    に通知して、追加されたのドメイン機器のニックネーム
    をも表示させることを特徴とする、請求項1に記載のホ
    ームネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記検出手段がドメイン機器の離脱を検
    出すると、 前記通知手段は、離脱したドメイン機器のニックネーム
    を前記外部機器に通知して、当該ニックネームの表示を
    停止させることを特徴とする、請求項4に記載のホーム
    ネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記検出手段が離脱したドメイン機器の
    復帰を検出すると、 前記通知手段は、復帰したドメイン機器のニックネーム
    を前記外部機器に通知して、当該ドメイン機器にアクセ
    スするためのドメイン機器アドレスの表示を再開させる
    ことを特徴とする、請求項5に記載のホームネットワー
    ク。
  7. 【請求項7】 外部ネットワークに接続されるホームネ
    ットワークであって、 1つのドメインを構成する複数のドメイン機器、および
    各前記ドメイン機器と、当該ドメインで採用されている
    通信プロトコルとは別の通信プロトコルを採用した外部
    ネットワークとを、互いに通信可能に接続するホームゲ
    ートウェイを備え、 前記ホームゲートウェイは、 各前記ドメイン機器が当該ホームゲートウェイに接続さ
    れた日時を記憶する記憶手段、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、各前記ドメイン機器の当該ホームゲート
    ウェイへの接続日時を当該HGWアドレスにパス名とし
    て付加することにより、当該外部機器が各当該ドメイン
    機器にアクセスするためのドメイン機器アドレスを生成
    する生成手段、および前記生成手段が生成したドメイン
    機器アドレスを前記外部機器に通知して、当該アドレス
    に付加されている接続日時を表示させる通知手段を含
    む、ホームネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記外部ネットワーク側の通信プロトコ
    ルと、前記複数のドメイン機器からなるドメイン側の通
    信プロトコルとを互いに変換する変換手段を、前記ホー
    ムゲートウェイが含むことを特徴とする、請求項7に記
    載のホームネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記外部ネットワーク側の通信プロトコ
    ルと、前記複数のドメイン機器からなるドメイン側の通
    信プロトコルとを互いに変換する変換手段を、前記複数
    のドメイン機器のうちドメインコントローラとして動作
    するドメイン機器が含むことを特徴とする、請求項7に
    記載のホームネットワーク。
  10. 【請求項10】 前記ホームゲートウェイは、前記ドメ
    インの機器構成の変化を検出する検出手段をさらに備
    え、 前記検出手段がドメイン機器の追加を検出すると、 前記記憶手段は、追加されたドメイン機器の当該ホーム
    ゲートウェイへの接続日時を記憶し、 前記生成手段は、当該接続日時がパス名として付加され
    たドメイン機器アドレスを生成し、 前記通知手段は、当該ドメイン機器アドレスを外部機器
    に通知して、追加されたのドメイン機器の接続日時をも
    表示させることを特徴とする、請求項7に記載のホーム
    ネットワーク。
  11. 【請求項11】 前記検出手段がドメイン機器の離脱を
    検出すると、 前記通知手段は、離脱したドメイン機器の接続日時を前
    記外部機器に通知して、当該接続日時の表示を停止させ
    ることを特徴とする、請求項10に記載のホームネット
    ワーク。
  12. 【請求項12】 前記検出手段が離脱したドメイン機器
    の復帰を検出すると、前記通知手段は、復帰したドメイ
    ン機器の接続日時を前記外部機器に通知して、当該接続
    日時の表示を再開させることを特徴とする、請求項11
    に記載のホームネットワーク。
  13. 【請求項13】 前記ホームゲートウェイは、 各前記ドメイン機器に付けられたニックネームが入力さ
    れるのを受けて、前記記憶手段に記憶されている接続日
    時を当該ニックネームに書き換える手段をさらに含む、
    請求項7に記載のホームネットワーク。
  14. 【請求項14】 1つのドメインを構成する複数のドメ
    イン機器と共に用いられ、各当該ドメイン機器と、当該
    ドメインで採用されている通信プロトコルとは別の通信
    プロトコルを採用した外部ネットワークとを、互いに通
    信可能に接続するホームゲートウェイであって、 各前記ドメイン機器には、当該ドメイン機器に付けられ
    たニックネームが入力されるのを受けて、当該ニックネ
    ームを記憶する手段が含まれており、 各前記ドメイン機器からニックネームを収集する収集手
    段、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、前記収集手段が収集した各ニックネーム
    を当該HGWアドレスにパス名として付加することによ
    り、当該外部機器が各当該ドメイン機器にアクセスする
    ためのドメイン機器アドレスを生成する生成手段、およ
    び前記生成手段が生成したドメイン機器アドレスを前記
    外部機器に通知して、当該アドレスに付加されているニ
    ックネームを表示させる通知手段を含む、ホームゲート
    ウェイ。
  15. 【請求項15】 1つのドメインを構成する複数のドメ
    イン機器と共に用いられ、各当該ドメイン機器と、当該
    ドメインで採用されている通信プロトコルとは別の通信
    プロトコルを採用した外部ネットワークとを、互いに通
    信可能に接続するホームゲートウェイであって、 各前記ドメイン機器が当該ホームゲートウェイに接続さ
    れた日時を記憶する手段、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、各前記ドメイン機器の当該ホームゲート
    ウェイへの接続日時を当該HGWアドレスにパス名とし
    て付加することにより、当該外部機器が各当該ドメイン
    機器にアクセスするためのドメイン機器アドレスを生成
    する生成手段、および前記生成手段が生成したドメイン
    機器アドレスを前記外部機器に通知して、当該アドレス
    に付加されている接続日時を表示させる通知手段を含
    む、ホームゲートウェイ。
  16. 【請求項16】 1つのドメインを構成する複数のドメ
    イン機器と、当該ドメインで採用されている通信プロト
    コルとは別の通信プロトコルを採用した外部ネットワー
    クとを、ホームゲートウェイを通じて互いに通信可能に
    接続する方法であって、 各前記ドメイン機器には、当該ドメイン機器に付けられ
    たニックネームが入力されるのを受けて、当該ニックネ
    ームを記憶する手段が含まれており、 各前記ドメイン機器からニックネームを収集する収集ス
    テップ、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が前記ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、前記収集ステップで収集した各ニックネ
    ームを当該HGWアドレスにパス名として付加すること
    により、当該外部機器が各当該ドメイン機器にアクセス
    するためのドメイン機器アドレスを生成する生成ステッ
    プ、および前記生成ステップで生成したドメイン機器ア
    ドレスを前記外部機器に通知して、当該アドレスに付加
    されているニックネームを表示させる通知ステップを含
    む、接続方法。
  17. 【請求項17】 1つのドメインを構成する複数のドメ
    イン機器と、当該ドメインで採用されている通信プロト
    コルとは別の通信プロトコルを採用した外部ネットワー
    クとを、ホームゲートウェイを通じて互いに通信可能に
    接続する方法であって、 各前記ドメイン機器が前記ホームゲートウェイに接続さ
    れた日時を記憶するステップ、 前記外部ネットワークに接続された外部機器が当該ホー
    ムゲートウェイにアクセスするためのHGWアドレスを
    保有しており、各前記ドメイン機器の当該ホームゲート
    ウェイへの接続日時を当該HGWアドレスにパス名とし
    て付加することにより、当該外部機器が各当該ドメイン
    機器にアクセスするためのドメイン機器アドレスを生成
    する生成ステップ、および前記生成ステップで生成した
    ドメイン機器アドレスを前記外部機器に通知して、当該
    アドレスに付加されている接続日時を表示させる通知ス
    テップを含む、接続方法。
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