JP6275320B2 - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、通信方法及びプログラムに関する。特に、ネットワークに接続される機器が通信する際の優先度制御を行う通信装置、通信方法及びプログラムに関する。
FA(Factory Automation)システムでは、1台のマスタ装置と複数台のスレーブ装置で制御システムを構成するケースが多い。一般的に、マスタ装置と各スレーブ装置はFA向けの制御ネットワークで通信が行われ、マスタ装置が各スレーブ装置に指令を与え、スレーブ装置は指令を実行して動作する。そして、スレーブ装置は、指令に対する応答結果などをマスタ装置に送る。
マスタ装置と各スレーブ装置の間で送受信される指令及び応答が一巡するまでの時間は、サイクルタイムと呼ばれる。
モーション制御などを活用して精度の高い制御を行う際は、予め通信を行う周期を設定しておく。このように予め設定される通信を行う周期は通信周期と呼ばれる。マスタ装置と各スレーブ装置は、この通信周期より短い時間でサイクルタイムが完了するように通信を行う。
具体的には、通信周期が200usであるときは、マスタ装置から各スレーブへの指令、各スレーブからマスタへの応答、が200usに1回行われる。このため、サイクルタイムは200us未満とならなければならない。
FAネットワークには、フィールド通信向けのフィールドネットワーク、モーション通信向けのモーションネットワークなどが存在する。モーション通信は、フィールド通信よりもきめ細かな制御を必要とし、より短い通信周期が設定されることが多い。
フィールド通信とモーション通信は、ネットワークを区別することもあるが、省配線を目的として1つのネットワークでフィールド通信とモーション通信とを行うケースがある。
通信周期は、フィールド通信よりもモーション通信の方が短いケースが多い。
FAネットワークでは、あるスレーブ装置が通信フレームを送出する際、この通信フレームの出力が、他のスレーブ装置から送られた通信フレームを中継するための出力と競合することがある。この競合を解消するためには、通信フレームには優先度を設定しておき、高優先度の通信フレームの送出を優先させることが考えられる。
フィールド通信を低優先度、モーション通信を高優先度に設定することにより、フィールド通信とモーション通信とが混在するネットワークにおいて、通信周期が短いモーション通信のサイクルタイムを短くすることができる。
特許文献1は、スレーブ装置で優先度が異なる通信フレームが競合した場合の制御方法を開示している。
特許文献1に開示された方法では、障害通知用の通信フレームを高優先度の通信、他の通信フレームを低優先度の通信と置き換えることが可能である。特許文献1の方法では、障害通知の通信フレームの送信が発生した場合、他の通信フレームを送信している途中であっても、その送信を中断し、障害通知の通信フレームを先に送信する。そして、特許文献1の方法では、障害通知の通信フレームの送信が完了した後で他の通信フレームを最初から送信し直す。
国際公開第2013/111285号
特許文献1に開示されている方法は、障害通知を最優先で送信する方法としては適切な方法と考えられる。しかし、モーション通信とフィールド通信が混在するネットワークにおいて、優先度が高いモーション通信に特許文献1の方法を適用することは、適切とは言えない。
モーション通信においては、通信周期内で、各スレーブ装置がマスタ装置にモーション通信フレームを届けなければならない。しかし、スレーブ装置において、フィールド通信の通信フレームの送信中にモーション通信の通信フレームの送信要求が発生した場合、常にフィールド通信の通信フレームの送信を中断すると、フィールド通信の効率が落ちてしまう。このように、特許文献1の方法では、モーション通信とフィールド通信が混在するネットワークにおいて、モーション通信を優先させつつフィールド通信もなるべく早く実施したいという要求は満たせないという課題がある。
本発明は、モーション通信を優先させつつ、フィールド通信もなるべく早く完了させることができる通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る通信装置は、第1の通信フレームを送信すると共に、前記第1の通信フレームを送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレームを送信する通信装置において、
前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生した場合、送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでにかかる時間の許容時間と、前記第2の通信フレームの送信が完了するまでの残り時間と、前記送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでの所要時間とを取得し、取得した前記許容時間と前記残り時間と前記所要時間とに基づいて、前記第2の通信フレームの送信を継続するか否かを判定する通信調停部を備える。
本発明に係る通信装置によれば、第2の通信フレームの送信中に第1の通信フレームの送信要求が発生した場合、送信先装置において第1の通信フレームの受信が開始されるまでにかかる時間の許容時間と、第2の通信フレームの送信が完了するまでの残り時間と、送信先装置において第1の通信フレームの受信が開始されるまでの所要時間とを取得し、取得した許容時間と残り時間と所要時間とに基づいて、第2の通信フレームの送信を継続するか否かを判定する通信調停部を備えるので、優先度の高い通信フレームの送信を適切に優先させつつ、優先度の低い通信フレームについても必要以上に遅延させることがないように優先度を制御することができる。
実施の形態1に係るネットワークシステムの構成の一例を示す図。 実施の形態1に係る通信装置のブロック構成図。 実施の形態1に係る通信装置のハードウェア構成の一例を示す図。 実施の形態1に係る通信装置の通信方法、通信処理を示すフロー図。 実施の形態1に係る通信装置の優先度判定処理を示すフロー図。 実施の形態1に係る通信情報の構成の一例を示す図。 実施の形態2に係る通信情報の構成の一例を示す図。 実施の形態2に係る通信装置の優先度判定処理を示すフロー図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム500の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステム500は、ライン型ネットワークであり、マスタ装置200と、複数のスレーブ装置SR01,SR02,SR03,SR04とを備える。各スレーブ装置は、本実施の形態に係る通信装置100である。
すなわち、通信装置100は、ネットワークシステム500に接続され、マスタ装置200と通信を行うスレーブ装置である。なお、ネットワークは、ライン型ネットワークでなくてもよく、リング型、スター型、バス型等、他の形状のネットワークであっても本実施の形態を適用することができる。
本実施の形態では、省配線を目的として1つのネットワークでフィールド通信とモーション通信とを行うFAネットワークを想定している。
フィールド通信では、フィールド通信フレームが送受信される。フィールド通信フレームは、第2の通信フレーム1012の例である。
モーション通信では、フィールド通信フレームを送信する優先度より高い優先度のモーション通信フレームが送受信される。モーション通信フレームは、第1の通信フレーム1011の例である。
以下の説明では、モーション通信フレームを第1の通信フレーム1011とし、フィールド通信フレームを第2の通信フレーム1012として説明する。
図2は、本実施の形態に係る通信装置100のブロック構成図である。
通信装置100は、第1の通信フレーム1011を送信すると共に、第1の通信フレーム1011を送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレーム1012を送信する。
通信装置100は、通信部102、通信フレーム生成部106、通信調停部107、バッファ108、通信情報記憶部109、タイマ部110、ネットワークポート1022、ネットワークポート1042を備える。通信部102は、ネットワークインタフェース部1021、ネットワークインタフェース部1041を備える。
ネットワークインタフェース部1021は、ネットワークポート1022及びマスタ装置側ネットワークケーブルを介してマスタ装置側ネットワークと通信フレームを送受する。
ネットワークインタフェース部1041は、ネットワークポート1042及び非マスタ装置側ネットワークケーブルを介して非マスタ装置側ネットワークと通信フレームを送受する。
通信装置100は、一方のネットワークポートから受信した通信フレームを他方のネットワークポートに中継する。
また、通信装置100は、通信フレーム生成部106で生成した通信フレームをネットワークポート1022もしくはネットワークポート1042から送信する。
通信フレーム生成部106は、通信フレームを生成する。通信フレームには、モーション通信により送受される高優先度の第1の通信フレーム1011と、フィールド通信により送受される低優先度の第2の通信フレーム1012とがある。
通信装置100がモーション通信を行うためのスレーブ装置であれば、自局の通信フレーム生成部106で生成するのはモーション通信フレーム、すなわち第1の通信フレーム1011となる。また、通信装置100がフィールド通信を行うためのスレーブ装置であれば、自局の通信フレーム生成部106で生成するのはフィールド通信フレーム、すなわち第2の通信フレーム1012となる。
以下の説明において、通信フレーム生成部106で生成された通信フレームを自局生成通信フレームとし、一方のネットワークポートから受信して他方のネットワークポートに中継する通信フレームを中継通信フレームとする。
通信調停部107は、自局生成通信フレームと、中継通信フレームとの調停を行う。
自局生成通信フレームと中継通信フレームとは、それぞれ、第1の通信フレーム1011の場合もあれば、第2の通信フレーム1012の場合もある。
通信情報記憶部109は、通信情報1091を記憶する。通信情報1091には、ネットワークシステム500の構成情報が設定される。通信情報1091はネットワーク構成情報とも称される。また、通信情報記憶部109は、ネットワーク構成情報を管理するネットワーク構成情報管理部とも称される。
通信情報1091には、通信装置100から送信が開始された通信フレームが、ネットワークシステム500に接続される他の装置の各々において受信が開始されるまでの所要時間が予め設定されている。通信情報1091の詳細については後述する。
通信調停部107は、第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生したか否かを判定する。通信調停部107は、第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生した場合、許容時間RTと、残り時間STと、所要時間NTとを取得する。
許容時間RTは、送信先装置において第1の通信フレーム1011の受信が開始されるまでにかかる時間の許容時間である。送信先装置は、マスタ装置200、あるいは自装置である通信装置100以外の他の通信装置100である。
上述したように、モーション通信フレーム、すなわち第1の通信フレーム1011は、通信周期を表すkT1以内に送信元装置から送信先装置に送信される必要がある。
よって、通信調停部107は、送信元装置により第の通信フレーム101の送信が開始された時点から現時点までの経過時間T2を、通信時間T1から減じた時間を許容時間RTとして算出する。
残り時間STは、送信中の第2の通信フレーム1012の送信が完了するまでの残り時間である。
所要時間NTは、送信先装置において第1の通信フレーム1011の受信が開始されるまでの所要時間である。
通信調停部107は、取得した許容時間RTと残り時間STと所要時間NTとに基づいて、第2の通信フレーム1012の送信を継続するか否かを判定する。
通信調停部107は、自局生成通信フレームをネットワークインタフェース部1021とネットワークポート1022とを経由してマスタ装置側のネットワークへ送信中に、中継通信フレームをマスタ装置側のネットワークへ送信する送信要求が発生する場合がある。この中継通信フレームは、ネットワークポート1042からネットワークインタフェース部1041を経由して受信され、ネットワークインタフェース部1021とネットワークポート1022を経由してマスタ装置側のネットワークへ送信される通信フレームである。この場合、通信調停部107は、自局生成通信フレームと中継通信フレームとのどちらの通信フレームの送信を優先するかを判定する。
通信調停部107は、現在送信中の通信フレームがモーション通信フレーム、すなわち第1の通信フレーム1011である時は、その第1の通信フレーム1011の送信を完了してから、後から送信要求があった通信フレームの送信を行う。
バッファ108は、上記のケースのように、送信要求があったときに直ちに送信できない通信フレームを格納する。
また、通信調停部107は、現在送信中の通信フレームがフィールド通信フレーム、すなわち第2の通信フレーム1012であり、後から送信要求があった通信フレームがモーション通信フレーム、すなわち第1の通信フレーム1011である時は、どちらの通信フレームの送信を優先するかを判定する。
通信調停部107は、残り時間STと所要時間NTとを加算した時間を加算時間ATとして算出し、算出した加算時間ATと許容時間RTとを比較する。通信調停部107は、許容時間RTが加算時間AT以上の場合、第2の通信フレーム1012の送信を継続する。そして、通信調停部107は、第2の通信フレーム1012の送信完了後に第1の通信フレーム1011の送信を開始する。
また、通信調停部107は、許容時間RTが加算時間ATより短い場合、第2の通信フレーム1012の送信を中断する。そして、通信調停部107は、第1の通信フレーム1011の送信を開始し、第1の通信フレーム1011の送信完了後に第2の通信フレーム1012の送信を再び開始する。
通信調停部107は、上記の判定処理を、通信調停部107からネットワークインタフェース部1021へ送信する経路、通信調停部107からネットワークインタフェース部1041へ送信する経路のそれぞれにおいて独立して実行する。
図3を用いて、本実施の形態に係る通信装置100のハードウェア構成の一例について説明する。
通信装置100はコンピュータである。
通信装置100は、プロセッサ901、補助記憶装置902、メモリ903、通信装置904、入力インタフェース905、ディスプレイインタフェース906といったハードウェアを備える。
プロセッサ901は、信号線910を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
入力インタフェース905は、入力装置907に接続されている。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908に接続されている。
プロセッサ901は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ901は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置902は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
メモリ903は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、データを受信するレシーバー9041及びデータを送信するトランスミッター9042を含む。
通信装置904は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
入力インタフェース905は、入力装置907のケーブル911が接続されるポートである。
入力インタフェース905は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子である。
ディスプレイインタフェース906は、ディスプレイ908のケーブル912が接続されるポートである。
ディスプレイインタフェース906は、例えば、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。
入力装置907は、例えば、マウス、キーボード又はタッチパネルである。
ディスプレイ908は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。
補助記憶装置902には、図2に示す通信部102、通信フレーム生成部106、通信調停部107の機能を実現するプログラムが記憶されている。以下、通信部102、通信フレーム生成部106、通信調停部107をまとめて「部」と表記する。
上述した「部」の機能を実現するプログラムは、通信処理プログラムとも称される。「部」の機能を実現するプログラムは、1つのプログラムであってもよいし、複数のプログラムから構成されていてもよい。
このプログラムは、メモリ903にロードされ、プロセッサ901に読み込まれ、プロセッサ901によって実行される。
更に、補助記憶装置902には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がメモリ903にロードされ、プロセッサ901はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
図3では、1つのプロセッサ901が図示されているが、通信装置100が複数のプロセッサ901を備えていてもよい。
そして、複数のプロセッサ901が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
また、「部」の処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が、メモリ903、補助記憶装置902、又は、プロセッサ901内のレジスタ又はキャッシュメモリにファイルとして記憶される。
「部」を「サーキットリー」で提供してもよい。
また、「部」を「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。また、「処理」を「回路」又は「工程」又は「手順」又は「部」に読み替えてもよい。
「回路」及び「サーキットリー」は、プロセッサ901だけでなく、ロジックIC又はGA(Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field−Programmable Gate Array)といった他の種類の処理回路をも包含する概念である。
なお、プログラムプロダクトと称されるものは、「部」として説明している機能を実現するプログラムが記録された記憶媒体、記憶装置などであり、見た目の形式に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
***動作の説明***
図4を用いて、本実施の形態に係る通信装置100の通信方法、通信処理S100について説明する。
通信装置100は、第1の通信フレーム1011を送信すると共に、第1の通信フレーム1011を送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレーム1012を送信する。
<送信判定処理S110>
通信調停部107は、第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生したか否かを判定する送信判定処理S110を実行する。
S201において、通信調停部107は、通信調停部107に対して送信要求があるか否かを判定する。
S201において送信要求があると判定した場合は、S202に進む。
S201において送信要求がないと判定した場合は、送信要求があると判定されるまで、S201の処理を繰り返す。
S202において、通信調停部107は、現在通信フレームを送信中であるか否かを判定する。
S202において送信中の通信フレームがあると判定した場合は、S203に進む。
S202において送信中の通信フレームがないと判定した場合は、S204に進む。
S203において、通信調停部107は、送信中の通信フレームが第2の通信フレーム1012であり、かつ、送信要求された通信フレームが第1の通信フレーム1011であるか否かを判定する。すなわち、通信調停部107は、フィールド通信フレームを送信中にモーション通信フレームの送信要求が発生したものであるか否かを確認する。
S203において第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生したと判定した場合は、S205に進む。
S203において第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生したものではないと判定した場合は、S207に進む。
<優先度判定処理S120>
通信調停部107は、送信判定処理S110により第2の通信フレーム1012の送信中に第1の通信フレーム1011の送信要求が発生したと判定された場合、優先度判定処理S120を実行する。通信調停部107は、送信先装置において第1の通信フレーム1011の受信が開始されるまでにかかる時間の許容時間RTと、第2の通信フレーム1012の送信が完了するまでの残り時間STと、送信先装置において第1の通信フレーム1011の受信が開始されるまでの所要時間NTとを取得する。通信調停部107は、取得した許容時間RTと残り時間STと所要時間NTとに基づいて、第2の通信フレーム1012の送信を継続するか否かを判定する優先度判定処理S120を実行する。
S205において、通信調停部107は、モーション通信を待機させることができる時間が、現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間よりも短いかどうかを確認する。
優先度判定処理S120の詳細については後述する。
S205において、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間よりも短いと判定した場合、S206に進む。
S205において、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間よりも短くないと判定した場合、S207に進む。
<送信実行処理S130>
S204において、通信調停部107は、送信要求された通信フレームの送信を実行する。すなわち、S204では、通信調停部107は、送信要求があり、かつ送信中の通信フレームが無い場合は、送信要求された通信フレームの送信を実行する。
S206において、通信調停部107は、送信実行中の通信フレームの送信を中断して、後から送信要求があった通信フレームの送信を実行する。
通信調停部107は、第1の通信フレーム1011の送信要求が、第2の通信フレーム1012の送信中に発生した場合、第2の通信フレーム1012の送信完了まで第1の通信フレーム1011を待機させることができるか否かを判定する。
そして、第1の通信フレーム1011を待機させることができないと判定した場合は、S206で通信調停部107は送信中の第2の通信フレーム1012の送信を中断し、第1の通信フレーム1011の送信を実行する。
S207で、通信調停部107は、送信実行中の通信フレームが送信完了するまで待機し、送信実行中の通信フレームの送信が完了後、S201に戻る。
以上で、本実施の形態の係る通信装置100の通信処理S100についての説明を終わる。
図5を用いて、本実施の形態に係る通信装置100の優先度判定処理S120について説明する。
通信調停部107は、通信情報記憶部109から通信調停部107に入力される通信情報1091と、タイマ部110から通信調停部107に入力されるタイマ情報1101とを用いて、優先度判定処理S120を実行する。
図6を用いて、通信情報1091の構成の一例について説明する。
通信情報1091は、ネットワークを介してマスタ装置200と接続されているスレーブ装置である通信装置100が、マスタ装置200との間に何局のスレーブ装置を介しているかを示す情報である。
図6は、図1に示すスレーブ装置SR02が通信装置100である場合の通信情報1091の一例を示している。
通信情報1091には、ネットワークシステム500に接続されている各装置を一意に示す装置IDと、各装置の接続順と、各装置の種別と、通信フレームが各装置に受信されるまでの所要時間とが設定される。
装置IDには、マスタ装置200を示すMSR01、各スレーブ装置を示すSR01,SR02,SR03,SR04が設定される。
接続順には、各装置がマスタ装置から何番目に接続されているかが設定される。
種別には、各装置がマスタであるか、スレーブであるか、自装置であるかが設定される。
所要時間には、通信フレームが自装置から各装置に届くまでの中継時間が設定される。これは、通信装置100が通信フレームの先頭の1ビットの送信を開始してから、通信フレームの先頭の1ビットが各装置に届くまでの時間である。
装置起動後などの装置初期化のフェーズにおいて、マスタ装置200が各スレーブ装置までのネットワーク中継時間を測定し、測定結果を各スレーブ装置に送信する。各スレーブ装置は、マスタ装置200から送信された測定結果をもとに通信情報1091に所要時間を設定する。このような方法により所要時間が通信情報1091に設定される。また、このような方法に限らず、他の方法によって通信情報1091を設定しても構わない。
S1201において、通信調停部107は、送信先装置において第1の通信フレーム1011の先頭の1ビットの受信が開始されるまでの所要時間NTを算出する。ここでは、通信調停部107は、通信情報1091を参照し、通信フレームの先頭の1ビットが送信先装置であるマスタ装置200に届くまでの所要時間NTを取得する。
図6を用いて具体的に説明する。通信調停部107は、通信情報1091を用いて、自装置から送信先装置であるマスタ装置200までの所要時間20μsを取得する。
S1202において、通信調停部107は、送信先装置であるマスタ装置200において第1の通信フレーム1011の受信が開始されるまでにかかる時間の許容時間RTを算出する。上述したように、モーション通信フレーム、すなわち第1の通信フレーム1011は、通信周期を表す通信時間T1以内に送信元装置から送信先装置に送信される必要がある。よって、通信調停部107は、送信元装置により第の通信フレーム101の送信が開始された時点から現時点までの経過時間T2を通信時間T1から減じた時間を許容時間RTとして算出する。
第1の通信フレーム1011には、通信周期が開始された通信開始時刻が設定されている。通信調停部107は、第1の通信フレーム1011からこの通信開始時刻を取得する。また、通信調停部107は、タイマ部110から現在時刻をタイマ情報1101として取得する。通信調停部107は、取得した通信開始時刻と現在時刻とを用いて、モーション通信周期が開始してからの経過時間T2を算出する。そして、通信調停部107は、通信周期を表す通信時間T1から経過時間T2を減じた時間を、通信周期の残りの時間として許容される許容時間RTとして算出する。
なお、通信調停部107は通信開始時刻をタイマ部110に出力するものとし、タイマ部110が許容時間RTを算出するものとしてもよい。
S1203において、通信調停部107は、送信中の第2の通信フレーム1012の送信が完了するまでの残り時間STを算出する。通信調停部107は、現在送信中の第2の通信フレーム1012において、送るべき残りのデータサイズを元に送信完了までの残り時間STを算出する。
なお、S1201,S1202,S1203の処理の順番は、上記の通りでなくともよい。所要時間NT、許容時間RT、残り時間STを求めることができれば、これらを求める順番はどのような順番でも構わない。
S1204において、通信調停部107は、残り時間STと所要時間NTとを加算した加算時間と許容時間RTとを比較する。
通信調停部107は、RT<NT+STであるときは、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間よりも短いと判定し、S206に進む。これは、モーション通信を待たせると、現在のモーション通信の通信周期の完了までに、モーション通信フレームである第1の通信フレーム1011をマスタ装置200に届けることができないことになるためである。
通信調停部107は、RT<NT+STでないとき、すなわちRT≧NT+STであるときは、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間以上であると判定し、S207に進む。これは、モーション通信を待たせても、現在のモーション通信周期の完了までに、モーション通信フレームをマスタ装置200に届けることができるためである。
以上で、本実施の形態に係る優先度判定処理S120についての説明を終わる。
***効果の説明***
本実施の形態に係る通信装置によれば、優先度が異なる通信フレームが混在するネットワークにおいて、優先度の低い通信フレームを送信している最中に、優先度が高い通信の送信要求が発生したとき、適切な優先度制御処理を実行することができる。通信装置は、送信先への到着完了までの許容時間を考慮し、優先度の低い通信フレームの送信を完了してから高優先度の通信フレームの送信を行うか、優先度の低い通信フレームの送信をキャンセルし、高優先度の通信フレームの送信を行い、その後で優先度の低い通信フレームの送信を再実行するかの判定機能を有する。
したがって、本実施の形態に係る通信装置によれば、優先度の高い通信フレームの送信を適切に優先させつつ、優先度の低い通信フレームについても必要以上に遅延させることがないように優先度を制御することができる。すなわち、モーション通信のリアルタイム性を確保しつつ、フィールド通信の完了時間の遅延を抑制することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1との差異点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1で説明した構成部と同様の機能を有する構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
***構成の説明***
図1に示すように、例えば、通信装置100がマスタ装置200から2番目のスレーブ装置SR02である場合、通信フレームをマスタ装置200に届けるためには、通信フレームはスレーブ装置SR01を経由する必要がある。このスレーブ装置SR01のように、通信フレームを中継する装置を中継装置300とも称する。
本実施の形態に係る通信装置100aの構成は、実施の形態1で説明した図2の通信装置100の構成と同様である。
本実施の形態では、第1の通信フレーム1011は、中継装置300を経由して送信先装置であるマスタ装置200に送信されるものとする。
通信装置100は、中継装置300が第1の通信フレーム1011の経由に要する経由時間T3を含む通信情報1091aを記憶する通信情報記憶部109aを備える。
通信調停部107aは、残り時間STと所要時間NTと経由時間T3とを加算した時間を加算時間ATとして算出し、優先度判定処理S120aを実行する。
図7を用いて、本実施の形態に係る通信情報1091aの構成の一例について説明する。図7は、実施の形態1で説明した図6に対応する図である。
図6と異なる点は、各装置に対応して経由時間が設定されている点である。
経由時間は、各装置が通信フレームを中継するのに要する遅延時間とも称される。
なお、通信調停部107aは、通信情報1091aを参照することにより、通信装置100とマスタ装置200との間に何台のスレーブ装置もしくはネットワークスイッチを介するかを知ることができる。また、通信調停部107aは、通信情報1091aを参照することにより、通信フレームを中継する装置やスイッチが通信フレームを中継するのに要する経由時間を知ることができる。通信情報1091aには、装置やスイッチ間を接続しているネットワークケーブル長、ネットワーク中継時間に影響を与えるその他の情報を設定してもよい。
***動作の説明***
図8を用いて、本実施の形態に係る通信装置100aの優先度判定処理S120aについて説明する。
S1201,S1202,S1203の処理は、実施の形態1と同様である。
S1203aにおいて、通信調停部107aは、第1の通信フレーム1011がマスタ装置200に到達するまでに経由する中継装置300の経由時間T3を取得する。
図7を用いて具体的に説明する。通信調停部107aは、通信情報1091aを用いて、自装置からマスタ装置200までに通信フレームが経由する中継装置300であるスレーブ装置SR01の経由時間5μsを取得する。
S1204aにおいて、通信調停部107aは、残り時間STと所要時間NTと経由時間T3とを加算した加算時間と、許容時間RTとを比較する。
通信調停部107aは、RT<NT+ST+T3であるときは、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間よりも短いと判定し、S206に進む。
通信調停部107は、RT<NT+ST+T3でないとき、すなわちRT≧NT+ST+T3であるときは、モーション通信を待機させることができる時間が現在送信中のフィールド通信の完了まで待つ時間以上であると判定し、S207に進む。
以上で、本実施の形態に係る優先度判定処理S120aについての説明を終わる。
なお、スレーブ装置からマスタ装置へのモーション通信は、どのスレーブ装置から順番に送信するかが、モーションネットワークの通信プロトコルによって決まっているケースが多い。この場合、スレーブ装置からマスタ装置宛てのモーション通信フレームは、どれだけ待機させることが可能であるかは、マスタ装置に送る順番によって異なる。
例えば、通信周期が始まって、早いタイミングでマスタに届けるべきモーション通信フレームがある場合について説明する。このモーション通信フレームを送信したスレーブ装置と、マスタ装置の間に位置する別のスレーブ装置とが、通信周期の完了時刻まで余裕があると判定し、フィールド通信完了後にこのモーション通信フレームを送信することがある。このような場合には、このモーション通信フレームよりも、遅い時間に送信されたマスタ装置宛てのモーション通信フレームが、通信周期終了時刻までに間に合わなくなってしまうことが考えられる。
このため、モーション通信を待機できる時間は、送信要求があったモーション通信フレームの送信元によって、都度異なることとなる。
このようなケースを考慮して、優先度の判定を行うために、通信情報1091aには、スレーブ装置の順番を考慮した経由時間を設定しておくことが好適である。
***効果の説明***
本実施の形態に係る通信装置によれば、優先度の低い通信フレームの送信をキャンセル要否の判定において、予め設定されていたネットワークの構成情報における、自装置と送信先装置との間の通信に伴う遅延時間を計算して判定に使用することができる。
さらに、優先度の低い通信フレームの送信をキャンセル要否の判定において、送信要求があった通信フレームの送信元情報を元に、通信フレームごとに異なる予め設定されていたネットワークの構成情報における自局装置と送信先装置の間の通信に伴う遅延時間を計算して判定に使用することができる。
したがって、本実施の形態に係る通信装置によれば、より精度の高い優先度制御を行うことができる。
上記の実施の形態では、ネットワークインタフェース部1021、ネットワークインタフェース部1041、通信フレーム生成部106、通信調停部107、タイマ部110がそれぞれ独立した機能ブロックとして通信装置100,100aを構成している。しかし、通信装置は上記のような構成でなくてもよく、通信装置の構成は任意である。通信装置の機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせ、あるいは任意のブロック構成で通信装置を構成しても構わない。
また、通信装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成された通信システムでもよい。
また、実施の形態1,2について説明したが、これらの2つの実施の形態のうち、複数を部分的に組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの2つの実施の形態のうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、これらの2つの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100,100a 通信装置、102 通信部、106 通信フレーム生成部、107,107a 通信調停部、108 バッファ、109,109a 通信情報記憶部、110 タイマ部、200 マスタ装置、300 中継装置、500 ネットワークシステム、901 プロセッサ、902 補助記憶装置、903 メモリ、904 通信装置、905 入力インタフェース、906 ディスプレイインタフェース、907 入力装置、908 ディスプレイ、910 信号線、911,912 ケーブル、1011 第1の通信フレーム、1012 第2の通信フレーム、1021 ネットワークインタフェース部、1041 ネットワークインタフェース部、1022 ネットワークポート、1042 ネットワークポート、1091,1091a 通信情報、1101 タイマ情報、9041 レシーバー、9042 トランスミッター、AT 加算時間、NT 所要時間、RT 許容時間、ST 残り時間、T1 通信時間、T2 経過時間、T3 経由時間、SR01,SR02,SR03,SR04 スレーブ装置、S100 通信処理、S110 送信判定処理、S120,S120a 優先度判定処理、S130 送信実行処理。

Claims (7)

  1. 第1の通信フレームを通信周期内に送信するとともに、前記第1の通信フレームを送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレームを送信する通信装置において、
    前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生した場合、現時点から現在の通信周期の終了時点までの時間を、現時点から送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでにかけることができる許容時間として取得し現時点から前記第2の通信フレームの送信が現在の通信周期において完了するまでの時間を残り時間として取得し前記第1の通信フレームを送信する際の送信開始時点から前記送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでの時間を所要時間として取得し、前記許容時間と前記残り時間と前記所要時間とに基づいて、前記第2の通信フレームの送信を継続するか否かを判定する通信調停部を備える通信装置。
  2. 前記通信調停部は、
    記第の通信フレームの送信が開始された前記通信周期の開始時点から現時点までの経過時間を、前記通信周期を表す通信時間から減じた時間を前記許容時間として取得する請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信調停部は、
    前記残り時間と前記所要時間とを加算した時間を加算時間として算出し、算出した前記加算時間と前記許容時間とを比較し、前記許容時間が前記加算時間以上の場合、前記第2の通信フレームの送信を継続し、前記第2の通信フレームの送信完了後に前記第1の通信フレームの送信を開始し、
    前記許容時間が前記加算時間より短い場合、前記第2の通信フレームの送信を中断して前記第1の通信フレームの送信を開始し、前記第1の通信フレームの送信完了後に前記第2の通信フレームの送信を再び開始する請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の通信フレームは、中継装置を経由して前記送信先装置に送信され、
    前記通信装置は、
    前記中継装置が前記第1の通信フレームの経由に要する経由時間を含む通信情報を記憶する通信情報記憶部を備え、
    前記通信調停部は、
    前記残り時間と前記所要時間と前記経由時間とを加算した時間を前記加算時間として算出する請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記通信情報は、さらに、前記所要時間を含む請求項4に記載の通信装置。
  6. 第1の通信フレームを通信周期内に送信するとともに、前記第1の通信フレームを送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレームを送信する通信装置の通信方法において、
    通信調停部が、前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生したか否かを判定し、
    通信調停部が、前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生したと判定された場合、現時点から現在の通信周期の終了時点までの時間を、現時点から送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでにかけることができる許容時間として取得し現時点から前記第2の通信フレームの送信が現在の通信周期において完了するまでの時間を残り時間として取得し前記第1の通信フレームを送信する際の送信開始時点から前記送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでの時間を所要時間として取得し、取得した前記許容時間と前記残り時間と前記所要時間とに基づいて、前記第2の通信フレームの送信を継続するか否かを判定する通信方法。
  7. 第1の通信フレームを通信周期内に送信するとともに、前記第1の通信フレームを送信する優先度より低い優先度の第2の通信フレームを送信する通信装置のプログラムにおいて、
    前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生したか否かを判定する送信判定処理と、
    前記送信判定処理により前記第2の通信フレームの送信中に前記第1の通信フレームの送信要求が発生したと判定された場合、現時点から現在の通信周期の終了時点までの時間を、現時点から送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでにかけることができる許容時間として取得し現時点から前記第2の通信フレームの送信が現在の通信周期において完了するまでの時間を残り時間として取得し前記第1の通信フレームを送信する際の送信開始時点から前記送信先装置において前記第1の通信フレームの受信が開始されるまでの時間を所要時間として取得し、取得した前記許容時間と前記残り時間と前記所要時間とに基づいて、前記第2の通信フレームの送信を継続するか否かを判定する優先度判定処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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