JP6274909B2 - 空気調和機、レシーバタンク、および空気調和機における提供サービス確認方法 - Google Patents

空気調和機、レシーバタンク、および空気調和機における提供サービス確認方法 Download PDF

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本発明は、冷凍サイクルの配管にレシーバタンクを備えた空気調和機、および空気調和機に使用されるレシーバタンク、並びに空気調和機における提供サービス確認方法に関するものである。
レシーバタンクは、冷凍サイクル内を循環する冷媒量が種々の運転条件の変化に応じて変化しても、これに即応して冷凍サイクルに適正な循環量の冷媒が流れるように、余剰冷媒を貯留しておく機能と、ガス冷媒と液化冷媒とを分離して液化冷媒のみを冷凍サイクルの絞り装置に送る機能などを有している。
レシーバタンクは、冷凍サイクルにおいて凝縮器と蒸発器との間の配管に設置される。圧縮機から圧縮吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器を通る間に空気と熱交換して冷却されて凝縮し、凝縮した液冷媒はレシーバタンクおよび絞り装置を経て蒸発器に供給され、ここで室内空気と熱交換されて室内空気を冷却する。
従来、この種の空気調和機において、レシーバタンクは、タンクの直径および長さによりタンク内容量が定まってしまうため、レシーバタンクの容量を変更したい場合、タンク自体の寸法を変更する必要があった。そのため、機種ごとに寸法(容量)の異なるレシーバタンクを用意しなければならず、一つのレシーバタンクにより容量変更が行える容量可変型のレシーバタンクの出現が望まれていた。
特許文献1は、レシーバタンク内を2分割し、隣り合う分割室同士の連通位置に冷媒循環方向の冷媒の流れのみを許可する逆止弁を設け、2つの分割室のそれぞれの室に連通する2つの冷媒流入経路を設け、2つの冷媒流入経路を切り換えることで、タンク容量を変更する技術が開示されている。
特許文献2には、レシーバタンク内に冷凍サイクル内の冷媒圧力に応じて伸縮するベローズを設け、該ベローズの伸縮によりタンク容量を可変とし、また、ベローズの伸縮は、調整ねじによりコイルバネを介して調整するようにしたレシーバタンクが開示されている。
なお、特許文献3には、外部通信手段を有する、空気調和機の室内機において、電子制御装置の機種情報メモリに、機器情報と合わせて機種名や型番を記憶させ、外部通信手段を用いて上記機種名や型番を宅外から遠隔操作によって読み出すことにより、顧客の手を煩わすことなくメンテナンスやサービスの提供が可能となる技術が開示されている。また、特許文献4には、空気調和機の電装ボックスの組み立て技術が開示されている。
特開2008−292109号公報 実開昭59−195473号公報 特開2003−322390号公報 特開2013−170702号公報
特許文献1,2の容量可変型のレシーバタンクは、容量固定式のレシーバタンクに比べ、容量変更が自由に行える利点があるが、特許文献1のように複数の分割室と複数の冷媒流入経路を設ける場合、レシーバタンク内の構造が複雑になる。また、特許文献2では、冷媒圧力の影響でタンク容量が変更するため、冷媒圧力に左右されずにタンク容量の変更が可能なレシーバタンクの出現が望まれていた。
本発明は、上記に鑑み、構造簡単な容量可変型のレシーバタンクを備えた空気調和機の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の空気調和機は、冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器との間の配管に接続され、冷媒を溜めるために1つの出入口を有する筒状のレシーバタンクと、該レシーバタンクの容量を可変とする容量可変部とを備え、前記容量可変部が、前記レシーバタンク内をタンク軸方向に移動して前記レシーバタンクの出入口側タンク室の容量を可変するピストンと、該ピストンを前記レシーバタンクの軸方向に移動させるピストン駆動部と、該ピストン駆動部を駆動制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
上記構成において、レシーバタンクの容量は、ピストン駆動部によりタンク内のピストンを軸方向に移動することで出入口側タンク室の容量を変更することができる。したがって、タンク室に流入してくる冷媒の量によってタンク容量が変動することなく、自由にタンク容量を変更することができる。
本発明によると、タンク内のピストンの動作によりタンク容量を可変とするため、タンク室に流入してくる冷媒の量によってタンク容量が左右されず、自由に容量調整を行うことができる。
セパレート型空気調和機の外観図である。 レシーバタンク付きの冷凍サイクル図である。 レシーバタンクの外観図である。 レシーバタンクの断面図である。 冷凍サイクルの制御ブロック図である。 電装ボックス付きの室外機の分解斜視図 電装ボックスの上面斜視図である。 上蓋を取り外した状態を示す右前方から見た斜視図である。 上蓋を取り外した状態を示す左後方から見た斜視図である。 後面側の側板を取り外した状態を示す左後方から見た斜視図である。 前面側の側板を取り外した状態を示す左後方から見た斜視図である。 前面側の側板および後面側の側板を取り外した状態を示す左後方から見た斜視図である。 図11のA矢視図である。 図13の斜視図である。 図11のB矢視図である。 銘版ラベルの二次元コード読取装置の概念図である。 室内機の銘版ラベルに二次元コードを印刷した状態を示す図である。 室外機の銘版ラベルに二次元コードを印刷した状態を示す図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本例の空気調和機は、図1に示すように、室内に設置する室内機1と、室外に設置する室外機2とが配管3により接続されて冷凍サイクルを構成するセパレート型の空気調和機である。
図2に示すように、室内機1には室内熱交換器4が配される。室外機2には、圧縮機5、四方弁6、室外熱交換器7、第1絞り装置8、第2絞り装置9およびレシーバタンク10が配される。各熱交換器4,7に対して、それぞれ送風機が設けられる。なお、図2において、11は冷媒の充填や移設時の冷媒回収などに使用する二方弁、12は同じく三方弁である。
本例の空気調和機では、冷房運転、暖房運転などの空調運転を行う。図2に示すように、冷房運転あるいは除霜運転のとき、圧縮機5から吐出された冷媒は、四方弁6から室外熱交換器7、第1絞り装置8、第2絞り装置9、室内熱交換器4、圧縮機5に戻る冷媒回路が形成される。
この冷房運転サイクルあるいは除霜運転サイクルでは、室外熱交換器7が凝縮器となり、室内熱交換器4が蒸発器となる。また、第1絞り装置8が高圧側絞り装置となり、第2絞り装置9が低圧側絞り装置となる。
暖房運転のときは、四方弁6が切り換えられ、圧縮機5から吐出された冷媒は、室内熱交換器4、第2絞り装置9、第1絞り装置8、室外熱交換器7を通って圧縮機5に戻る冷媒回路が形成される。この暖房運転サイクルでは、室内熱交換器4が凝縮器となり、室外熱交換器7が蒸発器となる。また、第2絞り装置9が高圧側絞り装置となり、第1絞り装置8が低圧側絞り装置となる。
言い換えると、本例の空気調和機においては、冷媒回路の冷媒の流れ方向に沿って、上流側から順に圧縮機、凝縮器、高圧側絞り装置、低圧側絞り装置、および蒸発器が配置されることになる。そして、この冷媒回路に冷媒が循環する冷凍サイクルが形成される。
また、本例では、冷媒回路を流れる冷媒の流量を調整するために、冷媒回路の余剰冷媒を溜めるレシーバタンク10が設けられる。レシーバタンク10は、図3および図4に示すように、1つの出入口13を備えている。レシーバタンク10は、図2に示すように、第1絞り装置8と第2絞り装置9との間に介装される。第1絞り装置8と第2絞り装置9とをつなぐ接続配管14から分岐した連結管15が設けられる。連結管15が、レシーバタンク10の出入口13に接続される。第1絞り装置8および第2絞り装置9は、冷媒の流量または圧力を調整する膨張弁とされる。なお、絞り装置として、複数のキャピラリチューブを並べて、流路を切り替えるものであってもよい。
図3および図4に示すように、レシーバタンク10は円筒状の容器である。レシーバタンク10はタンクの軸方向が上下方向とされ、下方に出入口13が形成される。出入口13は細管状に形成され、その管部に連結管15の一端が連結される。
レシーバタンク10は、タンク内部の容量を可変とする容量可変部20が付設されている。容量可変部20は、タンク室10aを軸方向に移動して冷媒出入口13側のタンク室容量を可変するピストン21と、該ピストン21をタンク室10aの軸方向に移動させるピストン駆動部22とを備えている。
ピストン21は、図4に示すように、ピストンヘッド21aとピストンロッド21bとを備えている。ピストンヘッド21aの周囲には、タンク室の室壁との間をシールする2条のOリング21cが設けられている。ピストンヘッド21aは、タンク室壁に沿って軸方向に摺動可能とされ、タンク室10aの容量を変更可能とされている。ピストンヘッド21aの出入口13側の底面には半球状の凹部21dが形成され、出入口13から出入りする冷媒の圧力による衝撃音を緩和できるようにしている。ピストンロッド21bは、ピストンヘッド21aの上面側に固定される。ピストンロッド21bの上端はレシーバタンク10の上端に固定されたロッド案内部26に摺動可能に内装されている。
ピストン駆動部22は、図4に示すように、前記ピストンロッド21bの上端部に設けられた永久磁石23と、ピストンロッド21bを内装するロッド案内部26の外側に配置された電磁石24と、前記ピストン21を下方の出入口13側に付勢するコイルばね25と、を備えている。電磁石24に電流を流すと、電磁石24に発生する磁束により永久磁石23が吸引あるいは反発されて、永久磁石23がピストンロッド21bと共に軸方向に移動する。電磁石24への電力供給を停止すると、電磁石24が消磁され、コイルばね25の付勢力によりピストンロッド21bが初期位置に戻る。
電磁石24は、図4に示すように、タンクの軸方向に配列された複数のコイル24a,24b,24cを備えている。ピストン21の位置は、軸方向に配列された複数のコイル24a,24b,24cのうち、電力供給するコイルによって、あるいはコイルに流す電力量(電流の大きさ)によって、ピストンロッド21bの移動距離・位置が異なってくる。本例では、この現象を利用してピストン21の軸方向位置を制御する。電磁石24に流れる電流の方向は正方向と逆方向に流れる交流方式、または一方向のみに流れる直流方式のいずれを採用してもよい。
レシーバタンク10の出入口13と反対側の上端部にはロッド案内部26が設けられる。ロッド案内部26は、レシーバタンク10の径よりも小径のパイプから構成される。ロッド案内部26は、下部の内径が上部の内径よりも小径に形成される。ロッド案内部26の下部内径はピストンロッド21bが摺動可能な径に設定される。ピストンロッド21bの上端は、それより下方部分よりも小径に形成され、その小径部に円筒状の前記永久磁石23が配置されている。永久磁石23は、ピストンロッド21bの上端に固定され、ロッド21bと共に軸方向に移動可能とされる。前記電磁石24は流れる電流の方向によって、電磁石24の極性が変わるので、永久磁石23との間で異なる極性となって吸引し合うか、あるいは同じ極性となって、互いに反発するかによって、永久磁石23の移動方向が定まる。
ロッド案内部26のパイプ上部は、永久磁石23の移動室とされる。ロッド案内部26の上下の内径差により形成される段部27が、前記永久磁石23の移動最下限位置とされる。この移動室において、コイルばね25はロッド案内部26の上端に設けられた閉塞部28の底壁と前記永久磁石23の上端面との間に介在される。
図5に示すように、空気調和機は、冷凍サイクルを制御して、空調運転を制御する制御部30を備えている。制御部30は、マイクロコンピュータから構成される。制御部30は、主として、圧縮機5、室内外の送風機31、第1の絞り装置8、第2の絞り装置9、およびレシーバタンク10のピストン駆動部22を制御する。
制御部30の入力側には、室外熱交換器7の温度を検出する室外熱交換器温度センサ32、室内熱交換器4の温度を検出する室内熱交換器温度センサ33、圧縮機5から吐出された冷媒の吐出温度を検出する吐出温度センサ34、室温センサ35、外気温センサ36、およびリモコンなどの操作部37が設けられる。
室温センサ35は、室内機1の例えば、図1に示すような前面パネル部に配置される。外気温センサ36は、例えば、室外機2に配置される。操作部37は、例えば、図1に示すリモコンがあげられる。リモコン37には、電源スイッチ、温度調節キー、風量調節キー、タイマ設定キーなどを備えている。また、本例では、リモコン37に機種などの情報を送信可能な情報送信キーが形成されている。
制御部30は、室内機1に設けられた室内制御部と、室外機2に設けられた室外制御部とから構成される。室内制御部と室外制御部とは互いに通信可能に接続され、両者が連携して室内機1および室外機2の動作を制御する。
レシーバタンク10のピストン駆動部22を制御する制御部30は、操作部37からの機種識別信号を受けて、機種により予め定められた所定のタンク容量になるようピストン駆動部22を制御する。
制御部30は、レシーバタンク10の容量を種々の条件で変更する。例えば、制御部30は、操作部(リモコン)37からの機種識別信号を受けて、機種により予め定められた所定のタンク容量になるようピストン駆動部22を制御する。機種により熱交換器の大きさや圧縮機の能力が異なる。機種情報はリモコン37から発信される機種識別信号により特定される。
ピストン駆動部22では、電磁石24が励磁されると、その磁束密度によりピストンロッド21bに固定された永久磁石23が励磁され、ロッド21bを軸方向に移動させる。これにより、ピストン21を軸方向に移動させて、タンク室の容量が変更される。制御部30は、機種により定めたタンク容量を運転中などでも変更することなく、常時所定の容量に固定しておく。このとき、容量変更の必要量は、能力をどの程度にするかによって変わる。必要量に応じてピストンロッド21bの移動量(ストローク)を変更することで対応することができる。
上記常時固定容量方式(第1の実施形態)に変わり、運転条件に合わせて最適な容量に変更する運転条件による最適容量変更方式(第2の実施形態)を採用してよい。第2の実施形態では、冷房運転時、暖房運転時、除湿運転時、除霜運転時に合わせて最適なタンク容量に変更する。これらの運転中にレシーバタンク10に流入される冷媒量は、絞り装置8,9の開度制御によって変更される。そこで、制御部30は、室温や外気温、圧縮機5の吐出温度や凝縮器の温度信号を受けて演算し、レシーバタンク10に流入してくる冷媒量を算出する。そして、算出した冷媒量に合わせてピストン駆動部22を駆動制御してレシーバタンク10のタンク容量を変更する。
この第2の実施形態では、空気調和機が停止しているとき、第1絞り装置8および第2絞り装置9を全開する。そうすると、絞り装置8,9に圧力差がなくなるので、レシーバタンク10に対する冷媒の出入りがなくなり、レシーバタンク10には運転停止時に溜まっていた冷媒がそのまま残ることになる。制御部30では、運転停止時に溜まった冷媒量に合わせてタンク容量を変更しているので、起動時には、そのままのタンク容量で運転を再開する。
空調運転が開始されると、制御部30は、各絞り装置8,9をイニシャライズして、各絞り装置8,9をそれぞれ所定の初期開度まで開く。この後、圧縮機5が起動され、冷媒が冷媒回路を循環する。運転中はレシーバタンク10に溜まる冷媒量に合わせてタンク容量を変更する。
空調運転を停止するとき、制御部30は、圧縮機5を停止させるとともに、高圧側および低圧側絞り装置8,9が全開になるように各絞り装置8,9を動作させる。運転が停止することにより、レシーバタンク10に対して冷媒の出入りがなくなり、レシーバタンク10には冷媒が溜まった状態となる。溜まった冷媒量に合わせてレシーバタンク10のタンク容量が変更されているので、レシーバタンク10のタンク容量は、停止時の冷媒量に合わせて維持される。
上記第2の実施形態では、運転開始時と運転停止時のレシーバタンク10の制御として、レシーバタンク10の容量を運転停止時の容量を維持する制御を行っているが、これに限らず、運転開始時および運転停止時にレシーバタンク10のピストン21の位置を初期値に戻す制御を行ってもよい。さらに、運転開始時や運転停止時にピストン位置を初期値に戻したことを確認し、その後、第2の実施形態と同様に運転条件に合わせて最適な容量に変更する運転条件による最適容量変更方式(第3の実施形態)を採用してよい。
すなわち、第3の実施形態では、運転開始時、および/または運転停止時に、制御部30は、電磁石24への通電を一旦遮断する。電磁石24が消磁すると、永久磁石23およびピストンロッド21bは、電磁石24からの拘束力がなくなり、コイルばね25の付勢力により軸方向で出入口13側に移動する。これにより、ピストン21は、図4に示すような初期位置に戻り、タンク容量は初期値に戻る。
制御部30は、上記電磁石24への消磁制御動作を行った後、ピストン21が初期位置に戻っているか否かを確認する。ピストン21が初期位置に戻っているか否かの確認は、電磁石24への通電がなされているか否かで判断する。制御部30は、電磁石24への通電がなされていない場合、ピストン21が初期位置に戻っていると判断する。また、制御部30は、電磁石24への通電がなされている場合、ピストン21が初期位置に戻っていないと判断し、再度、電磁石24への通電を遮断し、ピストンを初期位置に戻す制御動作を行う。その後、第2の実施形態と同様に、運転条件に合わせてレシーバタンク10を最適な容量に変更する制御を行う。
このように、運転再開時に一旦レシーバタンク10の容量を初期値に戻し、これを確認してから運転条件に合わせてレシーバタンク10を最適な容量を変更するので、確実な容量変更が可能となる。
なお、タンク容量の変更制御は、空気調和機の移設時などに室内機1と室外機2とを取り外す際に行うポンプダウン(冷媒回収)作業時にも行われる(第4の実施形態)。第4の実施形態では、室外機2の二方弁11を全閉し,三方弁12に冷媒回収機を接続して、強制冷房運転を行ない、冷媒回路内の冷媒をすべて回収する。この際、制御部30は、レシーバタンク10内の冷媒も回収するためレシーバタンク10のタンク容量を最小限に変更するようピストン駆動部22を制御する。冷媒回収機の圧力計がほぼゼロになるまで運転し、冷媒を回収する。
次に、制御部30を構成する制御基板などが収容される室外機2の電装ボックス40について説明する。図6は室外機の分解斜視図である。図6に示すように、圧縮機5などの冷凍サイクル部品を駆動制御する電装部品を内装するための電装ボックス40を備えている。室外機2は、遮蔽板41により圧縮機5が収容される機械室42と、室外熱交換器7および送風機31が収容される熱交換室43とに区画される。レシーバタンク10は、機械室42の背面側に設置される。室外熱交換器7は室外機の背面側に配される。遮蔽板41の上端を切欠いて、そこに電装ボックス40が嵌めこまれている。電装ボックス40は、左右方向で3/4程度が機械室42内に配置され、残り1/4程度が熱交換室43に配置されている。
図7は電装ボックスを上方から見た斜視図、図8は電装ボックスの上蓋を取り外した状態で右前方から見た斜視図、図9は同じく左後方から見た斜視図、図10は後面側の側板を取り外した状態で左後方から見た斜視図、図11は前面側の側板を取り外した状態で左後方から見た斜視図、図12は前面側の側板および後面側の側板を取り外した状態で左後方から見た斜視図である。また、図13は図11のA矢視図、図14は図13の斜視図、図15は図11のB矢視図である。
特許文献3に示される電装ボックスは、金属部材を板金成形してなる板金部材をボックス状に組み合わせて成形されるが、板金部材同士の接合は、第1の板金部材の片方の辺をL字形に曲げ成形し、第2の板金部材のL字形に曲げ成形していない辺を密着させる。そして、これらの接合作業を隣接する板金部材間で繰り返し行うことで、箱形の電装ボックスを成形する。しかし、板金部材同士の接合は板金部材の片面側から行なっているに過ぎないので、板金部材に負荷がかかった場合、その負荷張力によって両板金部材間に隙間が発生しやすい。また、メンテナンス時にも、板金部材の変形が発生しやすく、辺同士の隙間が広くなって再組立時の作業性も悪化してしまうおそれがあった。
本例では、電装ボックスの組立性およびメンテナンス性の向上を図るため、以下の構成を採用している。すなわち、電装ボックス40は、図7〜図14に示すように、ボックス本体51と蓋部材52とから構成されている。ボックス本体51は、金属製であり、上面が開口した箱状である。このボックス本体51は、底面および左右の側面を構成するベース板金部材53と、前面および後面を構成する前後の側板板金部材54,55とから構成される。
ベース板金部材53は、図8に示すように、第1の側面板53aと、第1の底面板53bと、第2の底面板53cと、第1の底面板53bおよび第2の底面板53cをつなぐ中間の第2の側面板53dと、第3の側面板53eとが夫々直角に折り曲げられ、中間の第2の側面板53dを介して深さの異なる2段の底面が形成されてなる。第1の側面板53aと第1の底面板53bは、熱交換室43側に配置される。中間の第2の側面板53d、第2の底面板53dおよび第3の側面板53eは、機械室42側に配置される。
第1の側面板53aは、その高さが低く設定される。第1の側面板53aには、その上縁が内側にL字形に折り曲げられて補強されている。第3の側面板53eも第1の側面板53aと同様にその上縁が内側にL字形に折り曲げられて補強されている。第3の側面板53eは第1の側面板53aに比べて高く設定される。第3の側面版53eは、室外機2の外郭の側板の一部を構成し、その板面には、ボックス本体内部に配される制御基板などに接続する電力線などを導出する開口56が形成される。また、内部への通風用ルーバ57が形成されている。
第1の底面板53bには、熱交換室43に通じる通風用開口58が形成される。第2の底面板53cは、圧縮機などの冷凍サイクル部品を駆動制御する制御基板(図示略)が載置される。第2の底面板53cは、制御基板などを載置するため、補強用リブや台座部がプレス形成される。また、第1の底面板53bの前面側にはメンテナンス時の作業用開口59が切欠形成されている。
前後の側板板金部材54,55は、図11に示すように、上縁が内側にL字形に折り曲げられて補強されている。前側の第1の側板板金部材54は、前面からみて横L字形に形成される。そして、第1の側板板金部材54は、ベース板金部材53の第1の底面板53bおよび中間の第2の側面板53dと接合するL字形の内側縁部が内側にL字形に折り曲げ形成され、補強されている。
第1の側板板金部材54は、ベース板金部材53の第1の側面板53aおよび中間の第2の側面板53dと接合する部分に、L字形に折曲形成された当て片61と、該当て片61と並列して第1の側板板金部材54の板面方向でベース板金部材53の板厚分の位相差DをもってL字形に折曲形成された係合片62とを備えている。そして、前記当て片61と係合片62との間にベース板金部材53の板面を挟むことで両板金部材53,54が接合される。なお、係合片62の先端はベース板金部材53の第1の側面板53aを侵入しやすくするために、外側にわずかに折り曲げられて傾斜面62aが形成されている。
当て片61および係合片62は板金部材54の縁部の一部を切り起こして形成される。 そして、板金部材同士の接合部分が、第1の側板板金部材54の左縁と、L字形の垂直部の内側縁の左右方向2箇所に設けている。ただし、接合部分は、これに限らず、板金部材53,54の形状に応じて適宜選定すればよい。
また、前側の第1の側板板金部材54の係合片62およびベース板金部材53のうちの一方に係合孔64が形成され、他方に前記係合孔64と係脱可能に係合する係合突起65が形成される。本例では、係合孔64が前側の側板板金部材54に形成され、係合突起65がベース板金部材53に形成されている。
同様に、後側の第2の側板板金部材55にも、ベース板金部材53の第1の側面板53aおよび第3の側面板53eと接合する部分に、L字形に折曲形成された当て片61と、該当て片61と並列して側板板金部材54の板面方向でベース板金部材53の板厚分の位相差DをもってL字形に折曲形成された係合片62とを備え、前記当て片61と係合片62との間にベース板金部材53の板面を挟むことで両板金部材53,55が接合される。
なお、板金部材53,54,55同士の接合部分が長い場合は、図11に示すように、当て片61の延長上で、ベース板金部材53の板面に接合する折曲片63が形成され、両者の辺同士が接合するようにされている。折曲片63は、側板板金部材54,55に形成されている。
さらに、本例では、ベース板金部材53の第3の側面板53eの前側に、ボックス本体の前面開口65の右側部を覆う前側の第3の側板板金部材66が設けられる。第3の側板板金部材66にも第1の側板板金部材54と同様に、当て片61と係合片62と折曲片63とを備え、さらに、係合孔64および係合突起65が形成されている。
このような接合部材同士の接合状態をまとめると、本例の電装ボックス40では、複数の板金部材が組み合わされてなり、隣接する2つの板金部材同士は、その辺同士が直角に交わるように接合して全体として直方体形状の箱体が形成され、板金部材同士の接合部は、第1の板金部材54の接合辺側にL字形に折曲形成された当て片61と、該当て片と並列して前記第1の板金部材の板面方向で第2の板金部材53の板厚分の位相差をもってL字形に折曲形成された係合片62とを備え、前記当て片61と係合片62の間に第2の板金部材53の板面を挟むことで両者が組み立てられる。
そして、第1の板金部材54の係合片62および第2の板金部材53のうちの一方に係合孔64が形成され、他方に前記係合孔64と係脱可能に係合する係合突起65が形成されている。さらに、第1の板金部材54の縁部に沿って、当て片61の延長上で、第2の板金部材53の板面に接合する折曲片63が形成されている。
ボックス本体51の上面開口を覆う蓋部材52は、図7に示すように、ボックス本体51に着脱可能に取り付けられ、メンテナンス時など、ボックス内の制御基板や電装部品の取替え時に開放される。蓋部材52は金属製のものであって、前面に装着用のねじ49が設けられている。
上記構成において、電装ボックス40は、複数の板金部材53,54,55、66が組み合わされてなり、隣接する2つの板金部材同士は、その辺同士が直角に交わるように接合して全体として直方体形状の箱体が形成される。このとき、板金部材同士の接合部は、第1の板金部材54の接合辺側にL字形に折曲形成された当て片61と、該当て片と並列して前記第1の板金部材の板面方向で第2の板金部材53の板厚分の位相差DをもってL字形に折曲形成された係合片62とを備え、前記当て片61と係合片62の間に第2の板金部材53の板面を挟むことで両者が組み立てられる。
したがって、電装ボックス40の板金部材同士の接合は一方の板金部材の当て片61と係合片62で、他方の板金部材53の板面を挟み込むので、密着性がよく、かつ簡単な構造ながら組立性も良好になる。しかも、係合片62の係合孔64に他方の板金部材53の係合突起65を係合しているので、板金部材同士の位置ずれが起こりにくく、板金部材の辺同士を隙間なく接合することができる。さらに、板金部材53,54,55同士の接合部分が長い場合は、図11に示すように、縁部に沿って長い折曲片63を設け、折曲片63によっても第2の板金部材の板面と接合できるようにしているので、密着性が良好となる。
このように、電装ボックス40の各辺に隙間ができないため、電装ボックス40の組立作業性が向上する。また、溶接や加締めによる固定方法ではないため製作工程数が増えることもない。
図16は銘版ラベルの二次元コード読取装置の概念図である。図17は室内機1の銘版ラベルに二次元コードを印刷した状態を示す図、図18は室外機2の銘版ラベルに二次元コードを印刷した状態を示す図である。
図に示すように、本例では、各種サービス(取扱説明書、サポート先電話番号等)の情報を記録した二次元コード70を機種銘版ラベル71,72に印刷することで、二次元コード70を読み取るだけで利用者がサービスを簡単に利用できるようにする。
一般に、機種銘版ラベルには、機種名や製品能力等の製品情報しか記載されておらず、製品の取扱方法やサポートへの連絡先等は、製品付属の取扱説明書をみる必要がある。また、WEB提供のサービスも取扱説明書などに記載されたWEBアドレスを入力して、該当製品のWEBページを閲覧しなければならない。取扱説明書等の製品付属品に記載されている提供サービス(サポート連絡先、消耗品等の情報、等)は、取扱説明書(印刷物)を取り出す必要があり、取扱説明書などの印刷物を紛失した場合は必要な情報が得られなくなる。
このような不具合を解決するため、本例では、機種銘版ラベル71,72に印刷された二次元コード70を読み取るだけで、読み取った端末73で提供されている各種サービスを得ることができる。
すなわち、図17、図18に示すように、機種銘版ラベル71,72に付された二次元コード70に、空気調和機から提供できるサービス情報を記録し、そのサービス情報をコード読み取り端末73により読み取り、読み取ったコード情報から、提供できる複数のサービス情報を選択可能にリスト化して表示し、前記サービス情報リストから選択されたサービス情報を表示し、あるいは他の通信機器に通信する。前記読み取り端末73に表示されるサービス情報リストは、例えば、図16に示すように、取扱説明書、消耗品リスト、およびサービス連絡先情報である。これにより、空気調和機に関して利用者が提供されるサービスを簡単に利用できるようになる。
二次元コード70は、水平方向と垂直方向に情報を持つ表示方式のコードであって、横方向にしか情報を持たない一次元コード(バーコード)に比べて、より多くの情報をコード化でき、また印字面積を小さくすることができる。二次元コード70には、小さな正方形を上下左右に配列させたマトリックス式(マトリックスコード)と、1次元バーコードを上下に複数重ねたスタック式(スタックコード)とがある。本例ではマトリックスコードを採用している。
二次元コード70は、図17に示すように、室内機1の銘版ラベル71に印刷する方式と、図18に示すように、室外機2の銘版ラベル72に印刷する方式のいずれか、あるいは両方の方式を採用することができる。なお、図17および図18において、符号74で示す白抜きの枠内には、メーカー名、機種名、製品能力等の製品情報が印刷される。また、読み取り端末73は、携帯電話機などの周知のカメラ付き情報端末装置を利用することができる。
上記構成においては、空気調和機の利用者は、各種サービス先などが記載された印刷物(例えば、取扱説明書)を取り出す必要がなく、また、これらの印刷物を紛失した場合でも、室内機1や室外機2の銘版ラベル71,72に付された二次元コード70を読み取るだけで、提供されるサービスを得ることができる。例えば、取扱説明書、消耗品リスト、サービス連絡先などの情報を得ることができる。
以上のとおり、機種の取扱説明書、サポート電話番号などの機種情報を記録したコードが機種銘版ラベルに設けられているので、各種サービス先などが記載された印刷物(例えば、取扱説明書)を取り出す必要がなく、簡単に情報を入手することができる。また、読み取り端末73の画面に表示されたサービス連絡先(例えば、サポート電話番号)の表示部を利用者がタッチすると、サービス連絡先に送信される機能を読み取り端末73に付加することもできる。これにより、利用者はサービス連絡先と電話回線が繋がり、迅速なサービスの提供を受けることができる。
また、前記コードが二次元コードであることから、一次元コードに比べて多くの情報を記録することができる。コードが印刷された機種銘版ラベルは室内機および/または室外機に設けることができる。したがって、従来から製品に必要な機種銘版ラベルを利用して、ラベルの余白に印刷するので、新たなラベルを設ける場合に比べて、設置スペースも必要なくなる。なお、機種銘版ラベルに設けられるコードは、室内機の機種銘版ラベルと室外機の機種銘版ラベルの両方に印刷される場合に限らず、いずれか一方に印刷したものであってもよい。
さらに、二次元コードは、取扱説明書、消耗品リスト、サービス連絡先(例えば、サポート電話番号)の少なくとも一つの情報を含む。これにより、利用者が要望する情報を簡単に入手することができる。
また、本例では、室内機や室外機の銘版ラベルに印刷するコードとして二次元コードを例示したが、これに限らず、バーコードのような一次元コードを印刷して、この一次元コードに情報を盛り込むようにしてもよい。すなわち、本発明では、製品の提供サービス(サポート連絡先、消耗品等の情報、等)の情報をコード化して銘版ラベルに印刷することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、図2に示す冷凍サイクルでは、高圧側絞り装置と低圧側絞り装置の2つを有するサイクルを示したが、冷房運転のみ行う冷凍サイクルにおいては、一つの絞り装置であってもよい。この場合、レシーバタンク10よりも低圧側に絞り装置を配置する構成が望ましい。
また、上記ピストン駆動部として、ピストンのピストンロッドを軸方向に可動する電磁石を備えた構成を例示したが、ピストン駆動部は、電磁石の磁力を利用する構成以外に、油圧、空圧などの流体圧を利用した駆動部であってもよい。
1 室内機
2 室外機
3 配管
4 室内熱交換器
5 圧縮機
6 四方弁
7 室外熱交換器
8 第1絞り装置
9 第2絞り装置
10 レシーバタンク
11 二方弁
12 三方弁
13 出入口
14 接続配管
15 連結管
20 容量可変部
21 ピストン
22 ピストン駆動部
21a ピストンヘッド
21b ピストンロッド
21c Oリング
21d 凹部
23 永久磁石
24 電磁石
24a,24b,24c コイル
25 コイルばね
26 ロッド案内部
30 制御部
31 送風機
32 室外熱交換器温度センサ
33 室内熱交換器温度センサ
34 吐出温度センサ
35 室温センサ
36 外気温センサ
37 操作部(リモコン)
40 電装ボックス
41 遮蔽板
42 機械室
43 熱交換室
51 ボックス本体
52 蓋部材
53 ベース板金部材
53a 第1の側面板
53b 第1の底面板
53c 第2の底面板
53d 第2の側面板
53e 第3の側面板
54,55 側板板金部材
56 開口
57 通風用ルーバ
58 通風用開口
59 作業用開口
61 当て片
62 係合片
62a 傾斜面
63 折曲片
64 係合孔
65 係合突起
66 第3の側板板金部材
70 二次元コード
71,72 機種銘版ラベル

Claims (10)

  1. 冷凍サイクルの配管に接続され、冷媒を溜めるために1つの出入口を有する筒状のレシーバタンクと、該レシーバタンクの容量を可変とする容量可変部とを備え、
    前記容量可変部が、前記レシーバタンク内をタンク軸方向に移動して前記レシーバタンクの出入口側タンク室の容量を可変するピストンと、該ピストンを前記レシーバタンクの軸方向に移動させるピストン駆動部と、該ピストン駆動部を駆動制御する制御部とを備え、前記制御部は、入力側からの機種識別信号を受けて、機種により予め定められた所定のタンク容量になるよう前記ピストン駆動部を制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ピストン駆動部は、前記ピストンのピストンロッドを軸方向に可動する電磁石を備えた請求項1に記載の空気調和機。
  3. 冷凍サイクルの配管に接続され、冷媒を溜めるために1つの出入口を有する筒状のレシーバタンクと、該レシーバタンクの容量を可変とする容量可変部とを備え、
    前記容量可変部が、前記レシーバタンク内をタンク軸方向に移動して前記レシーバタンクの出入口側タンク室の容量を可変するピストンと、該ピストンを前記レシーバタンクの軸方向に移動させるピストン駆動部と、該ピストン駆動部を駆動制御する制御部とを備え、前記ピストンは運転開始時に初期位置にあり、前記制御部は、前記ピストンが初期位置にあることを確認後、各種センサからの情報信号を受けて運転条件に合わせた最適な容量になるよう前記ピストン駆動部を駆動制御することを特徴とする空気調和機。
  4. 冷凍サイクルの配管に接続される、冷媒を溜めるためのレシーバタンクであって、
    タンク室が筒状に形成され、前記タンク室の下部に冷媒の出入口が形成され、さらに、タンク内部の容量を可変とする容量可変部を有し、
    前記容量可変部は、前記タンク室を上下方向に移動して出入口側のタンク室容量を可変するピストンと、該ピストンをタンク室の上下方向に移動させるための電磁石および永久磁石を有するピストン駆動部とを備え、前記ピストンの出入口側の底面が半球状の凹部に形成され、前記ピストンの上部に前記永久磁石が設けられ、
    前記永久磁石が前記ピストンとともに上下方向に移動し、前記永久磁石の移動の下限位置が設定されていることを特徴とする空気調和機のレシーバタンク。
  5. 圧縮機を含む冷凍サイクル部品を駆動制御する電装部品を内装するための電装ボックスを備え、前記電装ボックスは、複数の板金部材が組み合わされてなり、隣接する2つの板金部材同士は、その辺同士が直角に交わるように接合して全体として直方体形状の箱体が形成され、
    前記板金部材同士の接合部は、第1の板金部材の接合辺側にL字形に折曲形成された当て片と、該当て片と並列して前記第1の板金部材の板面方向で第2の板金部材の板厚分の位相差をもってL字形に折曲形成された係合片とを備え、前記第1の板金部材の縁部に沿って、前記当て片の延長上で、第2の板金部材の板面に接合する折曲片が前記当て片よりも低く形成され、前記当て片と係合片の間に第2の板金部材の板面を挟むことで両者が組み立てられることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記第1の板金部材の係合片および第2の板金部材のうちの一方に係合孔が形成され、他方に前記係合孔と係脱可能に係合する係合突起が形成されたことを特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  7. サービス情報を記録したコードが機種銘版ラベルに設けられた請求項1に記載の空気調和機。
  8. 前記コードが二次元コードである請求項に記載の空気調和機。
  9. 室内機と室外機とを備えたセパレート型の空気調和機において、前記コードが室内機の機種銘版ラベルおよび/または室外機の機種銘版ラベルに設けられた請求項に記載の空気調和機。
  10. 前記コードは、取扱説明書、消耗品リスト、サービス連絡先の少なくとも一つの情報を含む請求項に記載の空気調和機。
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