JP6274821B2 - 掲示具 - Google Patents

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Description

本発明は、掲示具に関するものであって、より詳細には、店舗において商品などを吊り下げて陳列するための棒状のフックの先端部に固定されるシングルフック用の掲示具に関するものである。
従来、店舗において商品を吊り下げて陳列するために、棒状のフックが広く用いられており、それらのフックの先端部には、商品に関する情報を顧客に表示するために、掲示具を装着することが提案されている(特許文献1〜特許文献6)。
これらの掲示具は、通常、金属からなる丸棒状のフックの先端部に対して着脱可能に固定される合成樹脂製の部材から構成されており、商品の名称、品番、価格などが記載されたプレートを安定的に保持するために、フックの先端部にガタつくことなく固定できることが求められている。
また、一旦フックの先端部に固定された掲示具は、顧客が触れても簡単に外れてはならないものであるが、商品の入れ替えや陳列方法の変更などに伴って掲示具の位置を変更する必要もあり、着脱が容易であることも求められている。
さらに、フックの先端部は、通常、上方へ折り曲げられているのであるが、そのフック先端部の角度についての統一規格はなく、160度〜130度程度のものが多いとはいえ、直角のものも混在しており、特に様々な商品を取り扱う大型店においては先端形状の異なる全てのフックに対して固定できる掲示具が求められている。
しかしながら、従来の掲示具においては、先端形状の異なる全てのフックに対して固定でき、かつ、上下方向、左右方向又は前後方向の力が加わったり、フックを軸心とする回転方向の力が加わっても掲示具が不用意に外れてしまうことがないものは提案されていない。
また、フックに対して強固に固定できる掲示具は、その形状が複雑となりがちであり、2つ割りの金型にて一体成形でき、製造の手間とコストを削減できる掲示具は提案されていない。
例えば、特許文献1に記載のものは、フックを軸心とする回転方向の力が加わると掲示具が不用意に回転してしまうという問題や、形状が複雑で2つ割りの金型にて一体成形できるものではないという問題がある。
また、特許文献2〜6に記載のものは、フックの上方から掲示具を被せるようにして掲示具をフックに固定する構成を採用しており、通常の使用時において掲示具に下から上へ引く力が加わると、掲示具がフックから外れ落ちてしまうという問題がある。
特に、フックの先端部が直角に曲げられていない場合には、掲示具を前方に引く力が加わると、掲示具がフックの先端部から浮き上がるようにして簡単に外れ落ちてしまうという問題がある。
特開平7−67752号公報 特許第3799052号公報 実開平6−44472号公報 実開平6−5560号公報 実開平6−50557号公報 実用新案登録第3184443号公報
上記にて説明したとおり、従来の掲示具においては、フックの先端部に対する固定状態を強めるようにすると、着脱が困難となったり、形状が複雑となり製造に手間とコストがかかるという課題がある。
従って、形状が複雑ではなく、装着が容易な従来の掲示具においては、通常の使用時において掲示具に下から上へ引く力が加わったり、前方に引く力が加わると、掲示具がフックから外れ落ちてしまうという課題がある。
また、フックの先端部が160度〜130度程度となるように斜めに曲げられている場合であっても、直角に曲げられている場合であっても固定できる掲示具が提案されていないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、従来の掲示具における上記の課題を全て解決し、先端部の形状が異なる種々のフックに対応して容易に着脱することができ、かつ、通常の使用時において不用意に外れてしまうことがなく、容易かつ低コストにて製造できる掲示具を提供することにある。
本発明は、「棒状のフックの先端部が上方へ曲げられることで形成された起立部と、その起立部の近傍位置の直線状部とに対して着脱可能に固定される掲示具であって、棒状のフックの直線状部の両側面と底面に対応し、上面が開放状態とされた第1のフック保持部と、前記フックの先端部が当接する前面壁部を有し、前記起立部の両側面と対応する第2のフック保持部と、前記第1のフック保持部と第2のフック保持部の接合部付近において、前記第1のフック保持部の上面を部分的にのみ閉塞する抜け止め部と、前記第1のフック保持部の後端部〜中央部付近において前記フックの直線状部を挟み込んで当該直線状部を前記第1のフック保持部から抜け出さないようにロックする係止部とを備え、
前記第1のフック保持部の上面側から前記起立部を斜め方向にて挿入し、さらに抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へ前記起立部を挿入し、フックの下方から第1のフック保持部の後端部を上方へ相対回動させてフックの直線状部に嵌め込むようにし、前記係止部にて当該直線状部を挟み込むことができるようにした掲示具。」を最も主要な特徴とするものである。
前記係止部は、前記第1のフック保持部の後端部に底部を形成しないことで設けられた弾性変形可能なバネ部の内側に突起を形成することで設けられており、当該バネ部を変形させ、前記係止部にて前記直線状部を挟み込むことができるものであるとよい。
また、前記抜け止め部は、前記第2のフック保持部側の下面に角落し部が形成されているものであってもよい。
本発明の前記第1のフック保持部及び第2のフック保持部は、抜け止め部の下方位置に透孔が形成されているものであってもよい。
本発明の掲示具は、前端部分に陳列物に関する情報を記載した掲示板を保持できる掲示板保持部を有しているものであってもよい。
また、本発明の掲示具は、側方又は前方への膨出部を備え、当該膨出部に挿通孔を形成したものであってもよい。
さらに、本発明の掲示具は、好ましくは、全体が上下方向の割型のみから一体成形できるものである。
上記のように構成した本発明の掲示具は、フックの先端部を第1のフック保持部に差し込み、フックの下方から第1のフック保持部の後端部を上方へ相対回動させることで、係止部によりフックの直線状部を挟み込み、フックに対して簡単に装着することができる。
このフックに対する装着状態においては、前面壁部、抜け止め部、第1及び第2のフック保持部により、掲示具の上下前後左右及びフックを中心とする回転方向の動きを確実に規制することができる。
そして、この掲示具をフックから取り外すには、第1のフック保持部の後端部〜中央部付近を下方へ押し下げる必要があり、このような位置において下方に押し下げる力が加えられることは通常の掲示具の使用状態においてはほとんど無いため、掲示具がフックから不用意に外れてしまうことを防ぐことができる。
さらに、前記係止部を、前記第1のフック保持部の後端部に底部を形成しないことで設けられた弾性変形可能なバネ部の内側に突起を形成することで設けることにより、当該バネ部を変形させ、前記係止部にて前記直線状部を挟み込むことができる。
一方、掲示具をフックから取り外すには、第1のフック保持部の後端部〜中央部付近を下方へ押し下げることで係止部によるロックをワンタッチで解除してフックから掲示具を簡単に取り外すことができる。
本発明の掲示具において、前記第1のフック保持部及び第2のフック保持部は、抜け止め部の下方位置に透孔が形成されていることにより、抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へフックの起立部を挿入する操作、及び、当該起立部を抜き取る操作に支障が生じることを防ぐことができる。
また、前記抜け止め部が、前記第2のフック保持部側の下面に角落し部を備えていることによっても、抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へフックの起立部を挿入する操作、及び、当該起立部を抜き取る操作に支障が生じることを防ぐことができる。
本発明の掲示具において、前端部分に陳列物に関する情報を記載した掲示板を保持できる掲示板保持部を有しているものとすることで、掲示板を容易に装着することができる。
また、本発明の掲示具が、側方又は前方への膨出部を備え、当該膨出部に挿通孔を形成したものとすることで、その挿通孔を利用してハンガーなどを掛けることができる。
上記のとおり構成した本発明の掲示具は、掲示具の上下方向の割型のみによる樹脂成形にて容易に一体成形可能なものとすることができ、製造の手間と製造コストの低減を図ることができる。
図1は本発明を具体化した実施形態1の掲示具を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は図1(B)に示すX−X線断面図、(E)は側面図である。 図2は本発明を具体化した実施形態2〜4の掲示具を示し、(A)は実施形態2の掲示具の断面図、(B)は実施形態3の掲示具の断面図、(C)は実施形態4の掲示具の平面図である。 図3は本発明を具体化した実施形態1の掲示具をフックに装着する手順を示す図であって、掲示具の断面とフックの位置関係を示す側面図。 図4(A)はフックの起立部を示す側面図、(B)は掲示板又はカードホルダーを取り付けた掲示具を示す図、(C)は形状の異なるフックの先端部を示す図、(D)はフックに掲示具を装着した状態を示す図である。 図5は本発明を具体化した掲示具と表示部材を示す側面図。 図6は本発明を具体化した実施形態6の掲示具を示し、(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は平面図である。 図7は本発明を具体化した実施形態7の掲示具を示し、(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は平面図である。 図8は本発明を具体化した実施形態8の掲示具を示し、(A)は側面図、(B)は背面図、(C)は平面図である。
本発明は、「棒状のフックの先端部が上方へ曲げられることで形成された起立部と、その起立部の近傍位置の直線状部とに対して着脱可能に固定される掲示具であって、棒状のフックの直線状部の両側面と底面に対応し、上面が開放状態とされた第1のフック保持部と、前記フックの先端部が当接する前面壁部を有し、前記起立部の両側面と対応する第2のフック保持部と、前記第1のフック保持部と第2のフック保持部の接合部付近において、前記第1のフック保持部の上面を部分的にのみ閉塞する抜け止め部と、前記第1のフック保持部の後端部〜中央部付近において前記フックの直線状部を挟み込んで当該直線状部を前記第1のフック保持部から抜け出さないようにロックする係止部とを備え、
前記第1のフック保持部の上面側から前記起立部を斜め方向にて挿入し、さらに抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へ前記起立部を挿入し、フックの下方から第1のフック保持部の後端部を上方へ相対回動させてフックの直線状部に嵌め込むようにし、前記係止部にて当該直線状部を挟み込むことができるようにした掲示具。」であって、以下において説明する実施の形態などにより好適に具体化することができる。
以下、本発明を具体化した掲示具(シングルフック用掲示具)の実施形態1〜8について図面に従って説明する。
なお、本発明の掲示具の実施形態2〜8は、実施形態1の掲示具10を部分的にのみ変更した掲示具20〜80であり、掲示具10と同様の構成については掲示具10と同一の符号を付して説明を省略している。
図1に示すように、本発明の実施形態1の掲示具10は、好ましくはポリアセタール(POM)のような強度と耐久性に優れた合成樹脂からなる一体成形品であって、通常、直径約6mm程度の鋼線からなる棒状のフックFの先端部に対して着脱可能に装着されるものである。
前記フックFは、商品、展示物などを吊り下げて陳列するために略水平方向に設置されるものであって、直線状部F1と、当該直線状部F1の先端部が上方へ曲げられることで形成された起立部F2とを有しているが、起立部F2が曲げられている角度αは、通常約90度〜130度程度になっている(図4(A)参照)。
そして、本発明の掲示具10は、以下にて説明するとおり、フックFの先端部が曲げられている角度αが異なる起立部F2に対して着脱可能となっている。
具体的には、フックFの先端部が曲げられている角度αとして90度〜175度程度のものまで対応可能である。
前記掲示具10は、棒状のフックFの直線状部F1の両側面と底面に接するように対応し、上面が開放状態とされた第1のフック保持部1と、前記フックFの先端部(起立部F2)が当接する前面壁部2aを有し前記起立部F2の両側面と接するように対応する第2のフック保持部2とを有している。
この実施形態1において、前記第1のフック保持部1は、左右方向の断面が略U字状の細長い溝状に形成されており、前記第2のフック保持部2は、前記第1のフック保持部1と連続する溝状であって、かつ、起立部F2の形状に合うように前方ほど高くなる直角三角形状に形成されている。
前記第1のフック保持部1と第2のフック保持部2の接合部付近には、前記第1のフック保持部1の上面を部分的にのみ閉塞し、前記掲示具10が前方〜上方へ抜け出すことを防ぐ抜け止め部3が形成されている。
この抜け止め部3は、前記第2のフック保持部側の下面に角落し部3aを備えており、抜け止め部3を避けるようにして当該抜け止め部3の下方から第2のフック保持部2内へ前記起立部F2を挿入する操作、及び、当該起立部F2を抜き取る操作に支障が生じることを防ぐことができるようになっている(図3(C)参照)。
また、前記角落し部3aを形成することにより、前記抜け止め部3の前後方向の寸法を大きくすることができ、掲示具10の強度の向上とコンパクト化を図ることができる。
なお、前記抜け止め部3は、図2(A)に示す実施形態2の掲示具20のように、前記第1のフック保持部1の前端部付近から第2のフック保持部2の後端部付近に形成されるものであってもよい。
また、前記掲示具10は、前記抜け止め部3の下方位置に当たる前記第1のフック保持部1に透孔4が形成されていることによっても、第2のフック保持部2内へ前記起立部F2を挿入する操作、及び、当該起立部F2を抜き取る操作に支障が生じることを防ぐことができる。
この実施形態1において、前記掲示具10は、前記第1のフック保持部1の側方に突出する膨出部5を備えており、当該膨出部5には本件出願人が特開2010−107836にて提案した表示部材H又は通常の衣料用ハンガーなどを掛けることができる挿通孔5aが形成されている(図5(A)、図5(B)参照)。
前記掲示具10は、前記第1のフック保持部1の後端部に対応する位置において、前記フックFの直線状部F1を挟み込んで当該直線状部F1を前記第1のフック保持部1から抜け出さないようにロックする左右一対の係止部6を備えている(図1(C)参照)。
この一方の係止部6は、前記第1のフック保持部1の後端部に底部を形成しないことで設けられた弾性変形可能なバネ部6aの内側に楔状の突起を形成することで設けられており、他方の係止部6は、前記膨出部5の後端部から細く突出するように形成されることで設けられた弾性変形可能なバネ部6bの内側に楔状の突起を形成することで設けられている。
前記係止部6を形成する位置は、掲示具の通常の使用時においてフックFとの係合が不用意に外れてしまわないように、かつ、前記抜け止め部3を支点とする「てこの原理」をも活用することによって前記バネ部6a,6bを変形させて直線状部F1を挟み込むことができるように、前記第1のフック保持部1の後端部〜中央部付近に形成することが望ましい。
なお、図2(B)に示す実施形態3の掲示具30のように、係止部6を前記第1のフック保持部1の中央部付近に形成してもよい。この場合、当該係止部6の下方に当たる前記第1のフック保持部1の底部に型抜き孔7を形成しておくとよい。
さらに、図2(C)に示す実施形態4の掲示具40のように、前記第1のフック保持部1の後端部から突出するように前記バネ部6aを2個形成し、その内側に係止部6を形成してもよい。
上記のとおり構成された本発明の掲示具10〜40は、その前端部分である前面壁部2aの外面に陳列物に関する情報を記載した掲示板又はカードホルダーPを接着剤又は両面テープなどを用いて固定したり、掲示具10〜40と一体成形にて掲示板又はカードホルダーPを設けることができる(図4(B)参照)。
また、一体成形される前面壁部2aを左右及び上方に拡大することで、ラベル又はカードを貼り付けることができるようにしてもよい。
図5(C)に示す本発明の実施形態5の掲示具50は、掲示板又はカードホルダーPを前面壁部2aから前方へ突出するように設けている。従って、この掲示具50は、前記膨出部5を省略してもよいようになっている。
この掲示板又はカードホルダーPは、接着剤又は両面テープなどにて固定するか、掲示具50と一体成形することなどにより適宜設けることができる。
本発明の掲示具は、その前端部分に陳列物に関する情報を記載した掲示板又はカードホルダーPを簡単に着脱可能に保持できるようにした突片又はクリップなどからなる掲示板保持部を備えたものとすることができ、図6に示す実施形態6の掲示具60は、前面壁部2aの下端部から前方に突出し上方に延びる断面L字状の突片からなる掲示板保持部8を備えている。
前記突片からなる前記掲示板保持部8による掲示板又はカードホルダーPの保持は、嵌合による固定又は前面壁部2aとの間に挟み込むことによる固定など、適宜の方法を採用できる。
図7に示す実施形態7の掲示具70は、前記掲示具10に形成されていた前記第1のフック保持部1の側方に突出する膨出部5に代えて、前面壁部2aの前方に突出する膨出部5を備えており、当該膨出部5の挿通孔5aには前記と同様に、表示部材H又は通常の衣料用ハンガーなどを掛けることができる。
図8に示す実施形態8の掲示具80は、前記掲示具10に形成されていた膨出部5を前記第1のフック保持部1の両側方に備えており、当該膨出部5の挿通孔5aには前記と同様に、表示部材H又は通常の衣料用ハンガーなどを掛けることができる。
上記のとおり構成した本発明の実施形態1〜8の掲示具10〜80は、掲示具の上下方向の割型のみから全体を一体成形することで、容易かつ低コストにて製造できる。
なお、前記透孔4を形成しない場合、又は、透孔4に代えて凹所を形成した場合には、掲示具10の上下方向の割型のみから全体を一体成形することができなくなり、金型を増やすか、切削加工などをする必要が生じる。
本発明を具体化した前記掲示具10は、図3(A)〜(D)に示す手順にてフックFの先端部に対して簡単に装着することができ、その逆の手順にてフックFの先端部から簡単に取り外すことができる。これは、他の実施形態の掲示具20〜80も同様である。
即ち、前記掲示具10をフックFの先端部に対して装着するには、まず、図3(A)、(B)に示すように、前記第1のフック保持部1の上面側からフックFの起立部F2を斜め方向にて挿入する。
そして、図3(C)に示すように、抜け止め部3を避けるようにして当該抜け止め部3の下方から第2のフック保持部2内へ前記起立部F2を挿入し、図3(D)に示すように、フックFの下方から第1のフック保持部1の後端部を上方へ相対回動させてフックの直線状部F1に嵌め込むようにし、前記係止部6にて当該直線状部F1を挟み込んでロックする。
上記からも明らかなとおり、本発明の掲示具10〜80においては、その後端部を上方へフックFに押し当てるように回動することでフックFに対してワンタッチで簡単に装着でき、一旦フックFに対して装着した後は、後端部を下方に押し下げる方向の力が加わらない限り、フックFから外れることはない。
そして、この種の掲示具の通常の使用状態においては、その後端部に下方に押し下げる方向の力が加わることはまれであり、フックFに対する掲示具10〜80の装着状態を安定して維持することができる。
即ち、本発明の掲示具10〜80は、図1(A)及び(C)に示すように、矢印ア,イの前後方向、矢印ウ,エの上下方向、矢印オ,カの左右方向又はフックFを軸心とする回転方向の力が加えられても、係止部6によるロックは解除されることはない。
さらに、膨出部5の挿通孔5aに表示部材H又は通常の衣料用ハンガーなどを掛けた場合であっても、表示部材Hなどの荷重は、第1のフック保持部1の前端部〜抜け止め部3付近に加えられるだけであり、係止部6によるフックFに対するロック状態が解除されることはない。
即ち、図3(D)における矢印キ方向の力では係止部6によるフックFに対するロック状態が解除されることはなく、フックFに対する掲示具10〜80の装着状態を安定して維持することができる。
なお、本発明の掲示具10〜80は、前面壁部2aと隣接する第2のフック保持部2の底部に係合孔9が透設されており、この係合孔9及び前記透孔4にフックFの起立部F2を嵌め込むことができる。
従って、図4(C)及び(D)に示すように、先端部に90度曲げられた2個の起立部F2を有しているフックFに対し、上方から掲示具10〜80を装着することができる。
この場合、掲示具10〜80は、下から上へ引き抜くような力が加わると、フックFから外れることになる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で全体形状、各部の断面形状、角度、配置などを適宜変更したり、POM以外の強度と耐久性に優れた他の合成樹脂から構成するなど、適宜変更して実施してもよい。
例えば、第2のフック保持部2の全体形状を四角形状又は扇型に変更したり、前面壁部2aの内面又は外面の角度(傾斜)を変更して実施してもよい。
なお、本発明の掲示具が装着されるフックについては、金属製のものに限られるものでは無く、例えば、起立部が別体の樹脂から構成されたものであってもよい。
本発明は、主に店舗において商品を吊り下げて陳列するためのフックの先端部に装着することで、商品に関する情報を記載した掲示板、カードホルダー又は衣料用ハンガーを保持又は固定できる掲示具として利用可能である。
10 掲示具(実施形態1)
1 第1のフック保持部
2 第2のフック保持部
2a 前面壁部
3 抜け止め部
3a 角落し部
4 透孔
5 膨出部
5a 挿通孔
6 係止部
6a バネ部
6b バネ部
7 型抜き孔
8 掲示板保持部
9 係合孔
20〜80 掲示具(実施形態2〜8)
F フック
F1 直線状部
F2 起立部
H 表示部材
P 掲示板又はカードホルダー
ア〜キ 矢印
α 角度

Claims (6)

  1. 棒状のフックの先端部が上方へ曲げられることで形成された起立部と、その起立部の近傍位置の直線状部とに対して着脱可能に固定される掲示具であって、
    棒状のフックの直線状部の両側面と底面に対応し、上面が開放状態とされた第1のフック保持部と、
    前記フックの先端部が当接する前面壁部を有し、前記起立部の両側面と対応する第2のフック保持部と、
    前記第1のフック保持部と第2のフック保持部の接合部付近において、前記第1のフック保持部の上面を部分的にのみ閉塞する抜け止め部と、
    前記第1のフック保持部の後端部〜中央部付近において前記フックの直線状部を挟み込んで当該直線状部を前記第1のフック保持部から抜け出さないようにロックする係止部と
    を備え、
    当該係止部は、前記第1のフック保持部の後端部に底部を形成しないことで設けられた弾性変形可能なバネ部の内側に突起を形成することで設けられており、
    前記第1のフック保持部の上面側から前記起立部を斜め方向にて挿入し、さらに抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へ前記起立部を挿入し、フックの下方から第1のフック保持部の後端部を上方へ相対回動させてフックの直線状部に嵌め込むようにし、前記バネ部を変形させ、前記係止部にて当該直線状部を挟み込むことができるようにしたことを特徴とする掲示具。
  2. 棒状のフックの先端部が上方へ曲げられることで形成された起立部と、その起立部の近傍位置の直線状部とに対して着脱可能に固定される掲示具であって、
    棒状のフックの直線状部の両側面と底面に対応し、上面が開放状態とされた第1のフック保持部と、
    前記フックの先端部が当接する前面壁部を有し、前記起立部の両側面と対応する第2のフック保持部と、
    前記第1のフック保持部と第2のフック保持部の接合部付近において、前記第1のフック保持部の上面を部分的にのみ閉塞する抜け止め部と、
    前記第1のフック保持部の後端部〜中央部付近において前記フックの直線状部を挟み込んで当該直線状部を前記第1のフック保持部から抜け出さないようにロックする係止部と
    を備え、
    前記抜け止め部は、前記第2のフック保持部側の下面に角落し部が形成されており、
    前記第1のフック保持部の上面側から前記起立部を斜め方向にて挿入し、さらに抜け止め部を避けるようにして当該抜け止め部の下方から第2のフック保持部内へ前記起立部を挿入し、フックの下方から第1のフック保持部の後端部を上方へ相対回動させてフックの直線状部に嵌め込むようにし、前記係止部にて当該直線状部を挟み込むことができるようにしたことを特徴とする掲示具。
  3. 前記第1のフック保持部及び第2のフック保持部は、抜け止め部の下方位置に透孔が形成されているものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の掲示具。
  4. 前端部分に陳列物に関する情報を記載した掲示板を保持できる掲示板保持部を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の掲示具。
  5. 側方又は前方への膨出部を備え、当該膨出部に挿通孔を形成したものであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の掲示具。
  6. 全体が上下方向の割型のみから一体成形できるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の掲示具。
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