JP6273788B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP6273788B2
JP6273788B2 JP2013236225A JP2013236225A JP6273788B2 JP 6273788 B2 JP6273788 B2 JP 6273788B2 JP 2013236225 A JP2013236225 A JP 2013236225A JP 2013236225 A JP2013236225 A JP 2013236225A JP 6273788 B2 JP6273788 B2 JP 6273788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
main shaft
shaft
tool
spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013236225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015093370A (ja
Inventor
正輝 渡邊
正輝 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013236225A priority Critical patent/JP6273788B2/ja
Priority to CN201410646087.XA priority patent/CN104625824B/zh
Publication of JP2015093370A publication Critical patent/JP2015093370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6273788B2 publication Critical patent/JP6273788B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/155Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
    • B23Q3/157Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/70Stationary or movable members for carrying working-spindles for attachment of tools or work

Description

本発明は、主軸に取り付けた歯車と、工具を収容する回転式の工具マガジンに取り付けた歯車とを噛合させて、両歯車を介して主軸の回転を工具マガジンに伝達し、工具を選択する工作機械に関する。
工作機械は、ワークをテーブル上に保持し、主軸に装着された工具によってフライス加工、ねじ立て等種々の加工を行う。工具は回転式の工具マガジンに収容されている。工具マガジンの回転によって、主軸に装着する工具が選択される。特許文献1には、主軸の下端部外周面に設けた主軸側ギヤ(主軸歯車)と、該主軸歯車に噛合し、前記工具マガジンの回転軸に動力を伝達するマガジン側ギヤ(マガジン歯車)と、前記主軸歯車の昇降に応じて、マガジン歯車を主軸歯車に接近/離反させる機構とを備える工作機械が開示してある。
主軸が上昇した場合、マガジン歯車は、前記機構の動作によって主軸歯車に接近する。主軸が工具交換位置に至った場合、主軸歯車及びマガジン歯車は噛合する。主軸歯車の回転によって、マガジン歯車が回転して、工具マガジンが回転する。そして主軸に装着される所定位置に所定の工具が配される。
主軸が下降した場合、所定位置に配された工具が主軸に装着され、前記機構の動作によってマガジン歯車は主軸歯車から離反する。主軸歯車及びマガジン歯車の噛合は解除される。
工具には、回転する回転工具及び固定した旋削工具がある。回転工具は回転しながらワークに当接し、ワークを加工する。旋削工具は、回転するワークに当接してワークを加工する。旋削工具を主軸に装着した場合、主軸を固定しなければならない。
特許文献2には、主軸を保持する主軸ヘッドに旋削工具を固定する工作機械が開示してある。旋削工具にフランジを設け、該フランジに孔を形成し、主軸ヘッドに前記孔に挿入されるピンを設ける。ピンが孔に挿入され、旋削工具は固定される。
特開2012−061526号公報 特開2012−213826号公報
しかし旋削工具にフランジを設けた場合、回転工具に比べて形状が複雑になる。旋削工具の仕様は回転工具の仕様とは異なることになり、工具の汎用性が低下する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、工具の汎用性を維持して、旋削工具を使用することができる工作機械を提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械は、主軸を軸回りに回転可能に保持する主軸ヘッドと、前記主軸を軸回りに回転させる駆動源と、工具を収納する回転式の工具マガジンと、前記主軸に取り付けてある主軸歯車と、前記工具マガジンに取り付けてあり、前記主軸歯車に噛合して、前記主軸の回転を前記工具マガジンに伝達する伝達歯車とを備える工作機械において、前記主軸歯車に係合して、前記主軸の回転を規制する規制部を前記主軸ヘッドに設けてあり、前記規制部は、前記主軸歯車の軸回りに回転不能に且つ前記主軸歯車に接離し、前記主軸歯車に接近した場合に前記主軸の回転を規制し、前記主軸歯車から離れた場合に前記主軸の回転の規制を解除するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、旋削工具が主軸に装着された場合、規制部が主軸歯車に係合して、主軸の回転を不可能にするので、旋削工具を複雑な形状に設計する必要は無い。
本発明においては、規制部は、主軸歯車の軸回りに回転しない。旋削工具が主軸に装着された場合、規制部が主軸歯車に接近して係合することによって、主軸歯車は回転不能になる。一方、回転工具が主軸に装着された場合、規制部は主軸歯車から離反し、主軸歯車は回転する。
本発明に係る工作機械は、前記規制部は、前記主軸歯車の軸回りに回転不能な非回転歯車と、該非回転歯車を軸長方向に移動させて、前記主軸歯車に接離させる機構とを有することを特徴とする。
本発明においては、旋削工具が主軸に装着された場合、非回転歯車は主軸歯車に噛合し、主軸歯車は回転不能になる。一方、回転工具が主軸に装着された場合、非回転歯車は主軸歯車から離反し、主軸歯車は回転する。
本発明に係る工作機械は、前記主軸歯車及び非回転歯車は斜歯歯車であることを特徴とする。
本発明においては、主軸歯車及び非回転歯車を斜歯歯車にすることによって、非回転歯車が軸長方向に移動して、主軸歯車に噛合した場合、平歯車を使用したときに比べてバックラッシュは低減し、主軸歯車及び非回転歯車の斜歯は接触し易くなる。そのため主軸歯車をより確実に回転不能にすることができる。
本発明に係る工作機械にあっては、旋削工具が主軸に装着された場合、規制部が主軸歯車に係合して、主軸の回転を不可能にするので、旋削工具を複雑な形状に設計する必要は無い。そのため工具の汎用性を維持しながら、旋削工具を使用することができる。また回転工具が主軸に装着された場合、規制部は主軸歯車との係合を解除する。
実施の形態1に係る工作機械を略示する側面図である。 工作機械を略示する斜視図である。 工作機械の主軸ヘッド付近の構成を略示する縦断面図である。 伝達機構を略示する縦断面図である。 主軸ヘッドに設けたカムを略示する斜視図である。 規制装置を略示する部分斜視図である。 規制装置を略示する部分縦断面図である。 実施の形態2に係る工作機械の回転歯車の回転に対する規制が解除された状態を略示する縦断面図である。 回転歯車の回転が規制された状態を略示する縦断面図である。 軸の大径部における横断面図である。 実施の形態3に係る工作機械の回転歯車の回転に対する規制が解除された状態を略示する縦断面図である。 回転歯車の回転が規制された状態を略示する縦断面図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る工作機械を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。図1は工作機械を略示する側面図、図2は工作機械を略示する斜視図、図3は工作機械の主軸ヘッド10付近の構成を略示する縦断面図である。
工作機械は基台1と、XY軸移動装置2と、テーブル3と、Z軸移動装置4と、工具マガジン5と、工作機械の動作を制御する制御装置6とを備える。なおX軸方向は左右方向に、Y軸方向は前後方向に、Z軸方向は上下方向に対応する。
基台1上面にXY軸移動装置2が設けてあり、該XY軸移動装置2にテーブル3が設けてある。テーブル3はXY軸移動装置2の駆動によって左右又は前後方向に移動する。基台1上面において、XY軸移動装置2の後方にコラム7が立設している。コラム7の左右部それぞれから二つのフレーム8が突出しており、該フレーム8の前端部に工具マガジン5が設けてある。
コラム7の後部に制御装置6が設けてあり、コラム7の前部には、上下方向に移動するZ軸移動装置4が設けてある。Z軸移動装置4には主軸ヘッド10が設けてある。主軸ヘッド10は、上下方向を軸長方向とした主軸11を軸回りに回転可能に支持している。主軸ヘッド10及び主軸11は二つのフレーム8の間に位置し、Z軸移動装置4の駆動によって上下方向に移動する。
主軸ヘッド10の上端部に主軸モータ12(駆動源)が設けてある。主軸モータ12はカップリング14を介して主軸11に連結している。主軸11の下端部の外周に主軸歯車13が嵌合している。主軸歯車13は、斜歯歯車を備える。主軸11の下端部には、工具を保持する工具ホルダ20(工具)が装着される。主軸モータ12の回転によって、主軸11が軸回りに回転する。
工具マガジン5は、フレーム8の前端部に取り付けられた有底円筒状のハウジング50を備える。ハウジング50は、その底部を前側に位置させ且つ下向きに傾斜させた姿勢で、フレーム8に取り付けてある。ハウジング50の底部中心部分には回転軸52が軸回りに回転可能に貫通しており、該回転軸52はハウジング50から前方に突出している。
ハウジング50の前側に、後述するアーム54を支持する円筒状の支持部51がハウジング50と同軸的に設けてある。支持部51は、その底部分を前側にしてハウジング50を前から覆うように設けてある。支持部51の底部分における中央部分は回転軸52に連結している。支持部51の周縁部分に、工具ホルダ20を保持する複数のアーム54が枢軸53を介して周方向に並設してある。
アーム54は、主軸ヘッド10に接離する方向に、回動可能に支持部51に支持されている。アーム54は弾性部材(図示略)によって、主軸ヘッド10に接近する方向に付勢されている。アーム54は、支持部51の径方向外向きに支持部51から突出し、主軸ヘッド10側に傾いている。アーム54の突出端部は、二股に形成してある。工具を保持する工具ホルダ20は、二股に形成された部分に保持される。回転軸52の回転によって、支持部51が回転し、アーム54が回転する。ハウジング50の内部には、主軸11の回転力を回転軸52に伝達する伝達機構60が設けてある。
図4は伝達機構60を略示する縦断面図である。伝達機構60は、前後方向に移動可能な可動軸61と、該可動軸61に周設されたボールスプライン64と、第1段付きギヤ軸66と、第2段付きギヤ軸67とを備える。
可動軸61はハウジング50の下部に配してあり、ハウジング50から後方に突出している。可動軸61の後端部には、主軸歯車13に噛合する伝達歯車62が設けてある。伝達歯車62は斜歯歯車を備える。伝達歯車62の中央部には、後述するカム70に接触する接触子63が設けてある。可動軸61の前部には、径方向に突出した突出円環61aが設けてある。該突出円環61aとハウジング50との間に弾性部材65が設けてある。該弾性部材65は突出円環61aを後方に付勢している。
ボールスプライン64は、突出円環61aよりも後側において、可動軸61の中途部に外嵌している。ボールスプライン64は可動軸61を軸長方向に移動可能に支持している。可動軸61が軸回りに回転した場合、ボールスプライン64も軸回りに回転する。ボールスプライン64の前端部の外周面にはギヤ部64aが形成してある。
第1段付きギヤ軸66は、ボールスプライン64の上側にて、前後方向を軸長方向にして軸回りに回転可能に配してある。第1段付きギヤ軸66の軸心はボールスプライン64の軸心に略平行である。第1段付きギヤ軸66の後端部に小径ギヤ66aが形成してあり、前端部に小径ギヤ66aよりも大径の大径ギヤ66bが形成してある。大径ギヤ66bは、ボールスプライン64のギヤ部64aに噛合している。
第2段付きギヤ軸67は、第1段付きギヤ軸66の上側にて、前後方向を軸長方向にして軸回りに回転可能に配してある。第2段付きギヤ軸67の軸心は第1段付きギヤ軸66の軸心に略平行である。第2段付きギヤ軸67の前端部に小径ギヤ67aが形成してあり、後端部に小径ギヤ67aよりも大径の大径ギヤ67bが形成してある。大径ギヤ67bは、第1段付きギヤ軸66の小径ギヤ66aに噛合している。
前記回転軸52は、ハウジング50の底部中心部分から後方に突出している。回転軸52の後端部にギヤ52aが形成してある。該ギヤ52aは、第2段付きギヤ軸67の小径ギヤ67aに噛合している。伝達歯車62が回転した場合、伝達歯車62の回転は、ボールスプライン64、第1段付きギヤ軸66及び第2段付きギヤ軸67を介して回転軸52に伝達する。
図5は主軸ヘッド10に設けたカム70を略示する斜視図である。図5に示すように、主軸ヘッド10の前端面にカム70が設けてある。カム70には、上下に延びたカム溝71が設けてある。カム溝71は、その下端部に、後方に向けて傾斜した傾斜部71aを備える。該傾斜部71aよりも上側において、カム溝71は上下左右方向に平行な平坦部71bを有する。カム溝71には接触子63が係合する。弾性部材65の付勢力によって、接触子63は常時カム溝71に係合している。
接触子63が平坦部71bに係合している場合に、主軸ヘッド10が上昇し、接触子63が傾斜部71aに係合したとき、可動軸61は後方に移動する。このとき工具ホルダ20を装着した主軸11は、アーム54の二股に形成された部分の間を通過する。工具ホルダ20は、二股に形成された部分に受け渡され、主軸11から取り外される。なお主軸ヘッド10の上昇時に、主軸11及び主軸ヘッド10はアーム54に接触しない。
伝達歯車62は主軸歯車13に噛合する。主軸歯車13が回転した場合、可動軸61は回転し、第1段付きギヤ軸66、第2段付きギヤ軸67を介して回転軸52が回転し、アーム54は回転する。そして所望の工具を保持した工具ホルダ20が主軸11の下方に位置する。その後、主軸ヘッド10は下降し、接触子63は傾斜部71aに係合する。
接触子63が傾斜部71aに係合している場合に、主軸ヘッド10が下降し、接触子63が平坦部71bに係合したとき、可動軸61は、弾性部材65の付勢力に抗して前方に移動する。伝達歯車62は主軸歯車13から離反し、伝達歯車62及び主軸歯車13の噛合が解除される。このとき主軸11の下方にてアーム54に保持された工具ホルダ20は、主軸11に装着される。工具ホルダ20を保持していたアーム54は下方に回動し、主軸11及び主軸ヘッド10に接触しない。
図6は規制装置80を略示する部分斜視図、図7は規制装置80を略示する部分縦断面図である。主軸ヘッド10の後部に、主軸歯車13の回転を規制する規制装置80(規制部)が設けてある。規制装置80は、主軸ヘッド10に噛合する回転不能な非回転歯車81と、該非回転歯車81を支持する支持体85とを備える。
支持体85は直方体状をなし、支持体85の内部には、非回転歯車81を収容する収容室85aが設けてある。非回転歯車81は、上下方向を軸長方向とした軸(軸部)82と、該軸82の下端部に取り付けた斜歯歯車83とを備える。軸82は収容室85aの下部を貫通しており、軸82の上部は収容室85a内に位置する。軸82の下部は支持体85から下方に突出している。
軸82の上部には径方向外向きに突出した突出部82aが設けてある。突出部82aの前後左右寸法は、収容室85aの前後左右寸法と略同じ寸法である。突出部82aの外側面には、シール部材87が取り付けてあり、収容室85aの側壁面に接触している。突出部82aは収容室85aの上下方向中央部に位置する。
収容室85aの天面と突出部82aの上面との間に、弾性部材86が設けてある。弾性部材86は、突出部82aを下方向に付勢している。収容室85aの天面には、空気を吸入する吸入器88が接続してある。弾性部材86の付勢力によって、非回転歯車81は下方に付勢され、主軸歯車13から離反する。吸入器88によって突出部82aよりも上側における空気が吸入された場合、負圧が発生し、非回転歯車81は弾性部材86の付勢力に抗して上昇し、主軸歯車13に噛合する(図7参照)。非回転歯車81が主軸歯車13に噛合している場合、主軸歯車13は回転せず、主軸11も回転しない。非回転歯車81が主軸歯車13に噛合していない場合、主軸歯車13は回転可能である
旋削工具が主軸11に装着されている場合、吸入器88が作動し、非回転歯車81は主軸歯車13に噛合し、主軸11は回転不能になる。そのため、工具ホルダ20を複雑な形状に設計することなく、主軸11の回転を規制することができる。回転工具が主軸11に装着されている場合、吸入器88は作動せず、弾性部材86の付勢力によって、非回転歯車81は主軸歯車13から離反し、非回転歯車81は主軸歯車13に噛合しない。そのため回転工具によってワークを加工することができる。
また主軸歯車13及び非回転歯車81を斜歯歯車83にすることによって、非回転歯車81が上方に移動して、主軸歯車13に噛合した場合、平歯車を使用したときに比べてバックラッシュは低減し、主軸歯車13及び非回転歯車81の斜歯は接触し易くなる。そのため主軸歯車13をより確実に回転不能にすることができる。
規制装置80の構成は、上述した構成に限定されず、非回転歯車81を上下動させる構成であればよい。例えば、下方向に付勢する弾性部材86に代えて、上方向に付勢する弾性部材を使用し、吸入器88に代えて、圧縮空気を供給する供給器を使用してもよい。この場合、弾性部材の付勢力によって、非回転歯車81は上昇し、供給器の作動によって非回転歯車81は下降する。またピストン及びシリンダ機構、ボールねじ機構又はクランク機構等を使用して、非回転歯車81を上下動させてもよい。
なお主軸歯車13、伝達歯車62及び非回転歯車81に、斜歯歯車83以外の歯車、例えば平歯車又は山歯歯車等を使用してもよい。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。図8は回転歯車91の回転に対する規制が解除された状態を略示する縦断面図、図9は回転歯車91の回転が規制された状態を略示する縦断面図、図10は軸92の大径部92aにおける横断面図である。
規制装置90は、主軸歯車13に噛合する回転歯車91と、該回転歯車91を支持する支持体95とを備える。支持体95は直方体状をなし、支持体95の内部には、回転歯車91を収容する収容室95aが設けてある。回転歯車91は、上下方向を軸長方向とした軸(軸部)92と、該軸92の下端部に取り付けられた斜歯歯車93とを備える。
軸92は収容室95aの下部を貫通しており、軸92の上部は収容室95a内に位置する。軸92の下部は支持体95から下方に突出している。軸92の上部には径方向外向きに突出した大径部92aが設けてある。大径部92aの上側及び下側それぞれに軸受94が設けてあり、該軸受94を介して回転歯車91は軸回りに回転可能に支持体95に支持されている。大径部92aの周面には、後述する可動軸96が挿入される一又は複数の係合凹部(凹部)92bが設けてある。
支持体95の後部に、前後方向に延びており、収容室95aに連なる通路95bが形成してある。該通路95bの収容室95aに連なる部分の直径は他の部分の直径よりも小さい。すなわち段差95cが形成してある。通路95b内には、通路95b内を移動可能な可動軸96が設けてある。可動軸96の後端部には、径方向に突出した突出部96aが設けてある。突出部96aの周面には凹部96bが形成してあり、該凹部96bにシール部材97が設けてある。
突出部96aと段差95cとの間において、可動軸96に弾性部材(駆動部)98が周設してある。弾性部材98は突出部96aを後方に付勢する。すなわち可動軸96を収容室95aから離反させる方向に付勢する。通路95bの後端部にはエルボ95dが嵌入している。エルボ95dはコンプレッサ99に接続している。
図8に示すように、回転工具が主軸11に装着されている場合、弾性部材98の付勢力によって可動軸96は後方へ移動し、収容室95aから離反する。可動軸96は係合凹部92bに係合しない。主軸11は回転可能となる。
図9に示すように、旋削工具が主軸11に装着されている場合、コンプレッサ99が作動し、圧縮空気を通路95bに供給する。突出部96aに前方への力が作用し、可動軸96は弾性部材98の付勢力に抗して収容室95a側に移動し、係合凹部92bに係合する。そのため回転歯車91の回転が規制され、主軸歯車13の回転も規制される。主軸11は回転不能となる。
なお係合凹部92bの数は以下のようにして決定される。工具交換を行う場合、主軸11は原点位置まで回転してから、工具を交換する。すなわち、一の工具を取り付けてから、ワークの加工を行い、次の工具に交換するまでの間、主軸11は、原点位置から原点位置まで自然数回転する。
この場合、主軸歯車13及び回転歯車91の歯数比を、回転歯車91の歯数を分母として算出したとき、分母の数が係合凹部92bの数となる。そして係合凹部92bの数によって、360度を除算し、同位相間隔で係合凹部92bを大径部92aに形成する。
例えば、主軸歯車13の歯数が100で、回転歯車91の歯数が40の場合、歯数比は5/2となる。主軸歯車13が1回転した場合、回転歯車91は5/2回転する。主軸歯車13が2回転した場合、回転歯車91は5回転する。主軸歯車13が3回転した場合、回転歯車91は15/2回転する。このように、可動軸96は、大径部92aの周面の2箇所で対向し、2箇所の位相差は180度である。従って、係合凹部92bを大径部92aの2箇所に、180度間隔で形成すればよい。
旋削工具が主軸11に装着されている場合、コンプレッサ99が作動し、可動軸96は係合凹部92bに係合し、主軸11は回転不能になる。工具ホルダ20を複雑な形状に設計することなく、主軸11の回転を規制することができる。回転工具が主軸11に装着されている場合、弾性部材98の付勢力によって、可動軸96は係合凹部92bから脱出し、主軸11は回転可能となる。そのため回転工具によってワークを加工することができる。
なお規制装置90の構成は、上述した構成に限定されず、可動軸96を前後動させる構成であればよい。例えば、弾性部材98を使用せず、コンプレッサ99にて圧縮空気の供給及び空気の吸入を行い、正圧及び負圧を発生させて、可動軸96を前後動させてもよい。またピストン及びシリンダ機構、ボールねじ機構又はクランク機構等を使用して、可動軸96を前後動させてもよい。
実施の形態2に係る工作機械の構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。図11は回転歯車91の回転に対する規制が解除された状態を略示する縦断面図、図12は回転歯車91の回転が規制された状態を略示する縦断面図である。
回転歯車91は、上下方向を軸長方向とした軸92と、該軸92の下端部に取り付けられた斜歯歯車93とを備える。軸92の上部には径方向外向きに突出した大径部92aが設けてある。大径部92aには、大径部92aの外周面から径方向に突出した突出環92c(突出部)が設けてある。
収容室95aは、上下方向中途部において、軸92の径方向に拡径した拡径部分95cを有する。突出環92cは、拡径部分95cに位置する。突出環92cの下面に、一又は複数の係合凹部(凹部)92dが形成してある。なお係合凹部92dの数は実施の形態2と同様に決定される。
支持体95の内部に、拡径部分95cに連なる上下方向に延びた通路100が形成してある。該通路100の拡径部分95cに連なる部分の直径は他の部分の直径よりも小さい。すなわち段差100aが形成してある。通路100内には、通路100内を移動可能な可動軸101が設けてある。可動軸101の下端部には、径方向に突出した突出部101aが設けてある。突出部101aの周面には凹部101bが形成してあり、該凹部101bにシール部材102が設けてある。
突出部101aと段差100aとの間において、可動軸101に弾性部材(駆動部)103が周設してある。弾性部材103は突出部101aを下方に付勢する。すなわち可動軸101を拡径部分95cから離反させる方向に付勢する。支持体95の下端部の後側に、接続管104が接続してある。接続管104は通路100の下端部とコンプレッサ(駆動部)99とを接続する。
図11に示すように、回転工具が主軸11に装着されている場合、弾性部材103の付勢力によって可動軸101は下方へ付勢され、拡径部分95cから離反している。可動軸101は係合凹部92dに係合しない。主軸11は回転可能となる。
図12に示すように、旋削工具が主軸11に装着されている場合、コンプレッサ99が作動し、圧縮空気を通路100に供給する。突出部101aに上方への力が作用し、可動軸101は弾性部材103の付勢力に抗して拡径部分95c側に移動し、係合凹部92dに係合する。そのため回転歯車91の回転が規制され、主軸歯車13の回転も規制される。主軸11は回転不能となる。
旋削工具が主軸11に装着されている場合、コンプレッサ99が作動し、可動軸101は係合凹部92dに係合し、主軸11は回転不能になる。工具ホルダ20を複雑な形状に設計することなく、主軸11の回転を規制することができる。回転工具が主軸11に装着されている場合、弾性部材103の付勢力によって、可動軸101は係合凹部92dから脱出し、主軸11は回転可能となる。そのため回転工具によってワークを加工することができる。
なお規制装置90の構成は、上述した構成に限定されず、可動軸101を上下動させる構成であればよい。例えば、弾性部材103を使用せず、コンプレッサ99にて圧縮空気の供給及び空気の吸入を行い、正圧及び負圧を発生させて、可動軸101を前後動させてもよい。またピストン及びシリンダ機構、ボールねじ機構又はクランク機構等を使用して、可動軸101を上下動させてもよい。
実施の形態3に係る工作機械の構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
5 工具マガジン
10 主軸ヘッド
11 主軸
12 主軸モータ(駆動源)
13 主軸歯車
62 伝達歯車
80、90 規制装置(規制部)
81 非回転歯車
82、92 軸(軸部)
83 斜歯歯車
91 回転歯車
92b、92d 係合凹部(凹部)
92c 突出環(突出部)
96、101 可動軸(ピン)
98、103 弾性部材(駆動部)
99 コンプレッサ(駆動部)

Claims (3)

  1. 主軸を軸回りに回転可能に保持する主軸ヘッドと、前記主軸を軸回りに回転させる駆動源と、工具を収納する回転式の工具マガジンと、前記主軸に取り付けてある主軸歯車と、前記工具マガジンに取り付けてあり、前記主軸歯車に噛合して、前記主軸の回転を前記工具マガジンに伝達する伝達歯車とを備える工作機械において、
    前記主軸歯車に係合して、前記主軸の回転を規制する規制部を前記主軸ヘッドに設けてあり、
    前記規制部は、前記主軸歯車の軸回りに回転不能に且つ前記主軸歯車に接離し、前記主軸歯車に接近した場合に前記主軸の回転を規制し、前記主軸歯車から離れた場合に前記主軸の回転の規制を解除するように構成されていること
    を特徴とする工作機械。
  2. 前記規制部は、
    前記主軸歯車の軸回りに回転不能な非回転歯車と、
    該非回転歯車を軸長方向に移動させて、前記主軸歯車に接離させる機構と
    を有することを特徴とする請求項に記載の工作機械。
  3. 前記主軸歯車及び非回転歯車は斜歯歯車であること
    を特徴とする請求項に記載の工作機械。
JP2013236225A 2013-11-14 2013-11-14 工作機械 Active JP6273788B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236225A JP6273788B2 (ja) 2013-11-14 2013-11-14 工作機械
CN201410646087.XA CN104625824B (zh) 2013-11-14 2014-11-14 机床

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013236225A JP6273788B2 (ja) 2013-11-14 2013-11-14 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015093370A JP2015093370A (ja) 2015-05-18
JP6273788B2 true JP6273788B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=53196129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013236225A Active JP6273788B2 (ja) 2013-11-14 2013-11-14 工作機械

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6273788B2 (ja)
CN (1) CN104625824B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4039407A4 (en) * 2019-09-30 2023-06-21 Mori Machinery Corporation TOOL STORE
CN113977278A (zh) * 2021-11-17 2022-01-28 江苏金龙科技股份有限公司 一种用于加工长度、直径比超大的工件的钻攻铣床

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49104279U (ja) * 1972-12-27 1974-09-06
JPS50136082U (ja) * 1974-04-23 1975-11-10
JPS5429177A (en) * 1977-08-05 1979-03-05 Okuma Mach Works Ltd Device for driving spindle for attaching tool
JPS5827033U (ja) * 1981-08-16 1983-02-21 日立精機株式会社 マシニングセンタの溝入れ工具
JPS5845840A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 Fanuc Ltd 工作機械の自動工具交換装置
JPS5845835A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 Fanuc Ltd 自動工具交換装置の割り出し位置決め機構
JPS6061135U (ja) * 1983-09-28 1985-04-27 株式会社 ツガミ 工作機械における主軸クランプ機構
JP4316850B2 (ja) * 2002-09-26 2009-08-19 森精機興産株式会社 複合加工工作機械における加工方法
CN2774702Y (zh) * 2005-03-11 2006-04-26 岸扬机械有限公司 立式车铣复合机
CN201205655Y (zh) * 2008-05-13 2009-03-11 冯天裕 一种多功能刀塔
JP2012061526A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Brother Industries Ltd 工作機械
JP5348169B2 (ja) * 2011-03-31 2013-11-20 ブラザー工業株式会社 工作機械及び工具ホルダ
JP2013188800A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Brother Industries Ltd 回転装置及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
CN104625824A (zh) 2015-05-20
JP2015093370A (ja) 2015-05-18
CN104625824B (zh) 2017-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4823097B2 (ja) 工作機械のアタッチメント
CN108526970B (zh) 机床
JP2008272889A (ja) 工作機械
JP2007160449A (ja) 操作器
JP6273788B2 (ja) 工作機械
JP6411125B2 (ja) 工具交換装置
JP5891107B2 (ja) 工作機械
JP2008126353A (ja) Nc加工機における切粉掃除装置
JPWO2015152192A1 (ja) 工具装着部、該工具装着部を備えた工作機械の刃物台及び工作機械
CN100430184C (zh) 机械加工机
JP2012061526A (ja) 工作機械
JP2012166296A (ja) 締結機、ボルト締付機、電動工具、及び保持方法
JP7342632B2 (ja) インサート自動組付システム
US9039587B2 (en) Multitasking machine tool
JP2015147286A (ja) アクチュエータとロボット
JP2013202720A (ja) 工具位置測定装置およびそれを備えた加工装置
JP2005103653A (ja) 自動工具交換装置
JP2002011616A (ja) 歯切工具及び歯切加工方法
CN112497234A (zh) 一种四轴力反馈手柄及其位姿映射方法
JP2019025606A (ja) 工具保持アーム及び工作機械
CN104802163A (zh) 机器人手腕体
WO2022004485A1 (ja) 工具交換装置と工作機械
JP4475393B2 (ja) ワークホルダ
CN210335346U (zh) 一种基于vr的精密零件制造平台
US20230249364A1 (en) Arm structure of industrial robot

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6273788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150