JP6273458B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、モータの巻線に流れる電流を制御することで、モータの回転を自在にコントロールするモータ制御装置において、モータ電流検出値の変動を抑えるものである。
PWM(Pulse Width Modulation)制御によってモータを制御する方式では、マイクロプロセッサを用いたディジタル制御が広く行われている。モータを制御するためには、モータの巻線に流れる電流(以下、モータ電流)を検出する必要があり、ディジタル制御ではPWMのスイッチングタイミングを生成するPWM周期毎にモータ電流を検出し、電流指令値と一致するようにPI制御(比例+積分制御)などを用いて制御が行われる。FAサーボで使用される表面磁石構造の同期モータ(Surface
Permanent Magnet Synchronous Motor)が出力するトルクはモータ電流と比例関係にあるので、モータ電流の値をPWM制御によって制御することで、モータから出力されるトルクを自在にコントロールすることができる。
従来のモータ制御装置のブロック図であり、モータ電流の検出にはモータ制御装置の電力変換手段とモータ巻線との間に抵抗を設け、モータ電流が流れることで抵抗間に生じる電圧をAD変換手段でディジタル変換することにより、モータ電流を検出することが一般的に行われている。また、最近では電力変換手段からのスイッチングノイズの影響を受けにくいという面からAD変換手段にΔΣAD変換器を用いることが提案されている(例えば、特許文献1)。
10従来のモータ電流を検出するAD変換手段のブロック構成図であり、ΔΣAD変換器20aとAD変換間引きフィルタ21a、ラッチ回路40aで構成される。図11従来のモータ電流を検出する動作波形図である。ΔΣAD変換器20aは高周波のAD変換クロック34毎に1bitのモータ電流ディジタル信号36を出力し、AD変換間引きフィルタ21aでノイズをカットしたフィルタ後のモータ電流検出値33aを生成する。図10のAD変換間引きフィルタ21aはsinc2フィルタと言われるもので、前段の第1の加算器14a、第2の加算器15aと、後段の第1の減算器16a、第2の減算器17aで構成され、後段の回路はAD変換クロック34の2のn乗分周(nは整数)された間引きクロック35で動作する。間引きクロック35はPWMキャリア周期と同期したクロックを選定することにより、PWMキャリア周期の決まったタイミングでモータ電流を検出することができるので、PWMスイッチングの影響を受けることなく、安定したモータ電流を検出することができる。そしてフィルタ後のモータ電流検出値33aはPWM三角波の頂点と底点で出力されるPWM同期信号43と同期したラッチタイミング信号39によってモータ電流ラッチデータ42aを取り込み、モータを制御する。
特開平10−191678号公報
しかしながら、ΔΣAD変換器20aの分解能を上げるためには、AD変換クロック34の周波数を高くし、間引きクロック35の周波数を低くする(分周比を上げる)ことが必要であるが、間引きクロック35とPWM周波数に合わせてAD変換クロック34の周波数を設定するには、PWMキャリア周波数を2のn乗倍にすると周波数が細かくなり、設定するのは困難である。また、間引きクロック35に合わせてPWMキャリア周波数の周期を変更することは、全体システムのタイミングが変わってしまうという問題がある。また、間引きクロック35とPWMキャリア周期が非同期の設定で使用すると、フィルタ後のモータ電流検出値33aの生成とPWM同期信号43のタイミングにずれが生じ、フィルタ後のモータ電流検出値33aに変動成分が重畳するという問題がある。
本発明は上述従来の課題を解決するものであり、モータの巻線に流れる電流を制御することで、モータの回転を自在にコントロールするモータ制御装置において、モータ電流の検出とPWMキャリア周期にタイミングを合わせることにより、モータ電流検出値の変動を抑えるものである。
本発明は、モータ線によってモータと接続されて、前記モータ線に流れる電流を検出して、PWM(Pulse Width Modulation)三角波に基づいて前記モータの回転を制御するモータ制御装置である。本発明は、モータ電流検出手段と、ΔΣAD変換器と、AD変換間引きフィルタと、ラッチ回路と、タイミング生成器と、マスク回路とを有する。
モータ電流検出手段は、モータ線に流れる電流をモータ電流アナログ信号に変換して出力する。ΔΣAD変換器は、モータ電流アナログ信号をディジタル信号に変換して出力する。AD変換間引きフィルタは、ディジタル信号からモータ電流検出値を生成して出力する。ラッチ回路は、前記モータ電流検出値を取り込む。タイミング生成器は、PWM同期信号と、クロック制御信号と、ラッチタイミング信号とを出力する。また、タイミング生成器は、AD変換クロックを生成する。マスク回路は、クロック制御信号に基づいてAD変換クロックの出力と遮断とを切り替える。
PWM同期信号は、PWM三角波と同期して出力される。クロック制御信号は、PWM同期信号を基準にして出力される。ラッチタイミング信号は、ラッチ回路に前記モータ電流検出値を取り込ませる。AD変換クロックは、ΔΣAD変換器を動作させる。
そして、タイミング生成器は、AD変換間引きフィルタがモータ電流検出値を生成した後に、AD変換クロックを遮断させるクロック制御信号をPWM同期信号から一定時間遅延させてマスク回路に出力する。また、タイミング生成器は、ΔΣAD変換器の動作が停止した後に、ラッチタイミング信号を出力する。
これにより本発明は、ΔΣAD変換器を動作させるAD変換クロックを容易に生成できる。これにより、本発明は、ΔΣAD変換器によるモータ電流アナログ信号からディジタル信号への変換の遅延を抑制できる。そのため、本発明は、モータ制御の応答性を向上できる。
実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック構成図 実施の形態1におけるAD変換手段のブロック構成図 実施の形態1におけるディジタル信号制御手段のブロック構成図 実施の形態1におけるモータ電流を検出する動作波形図 実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック構成図 実施の形態1におけるAD変換手段のブロック構成図 実施の形態2におけるモータ電流を検出する動作波形図 実施の形態3におけるモータ電流を検出する動作波形図 従来のモータ制御装置のブロック構成図 従来のAD変換手段のブロック構成図 従来のモータ電流を検出する動作波形図
(実施の形態1)
本発明によるモータ制御装置について、図1から図4を用いて説明する。
図1は実施の形態1におけるモータ制御装置のブロック構成図、図2はモータ電流を検出するAD変換手段のブロック構成図、図3はモータを制御するディジタル制御手段のブロック構成図、図4はモータ電流を検出する動作波形図であり、以下に各動作について説明する。
図1において3はモータであり、効率や制御性の点からロータに磁石を配置した3相ブラシレスモータが広く利用されている。
9は磁極位置検出器であり、ロータの回転位置を検出するものであり、モータをPWMによって制御する場合に磁石位置の検出を行い、磁極位置情報37を出力する。
2は電力変換手段であり、後述するディジタル信号処理手段1からのPWM指令を受け、モータ3に電圧を印加するものであり、IGBTとダイオードなどの電力素子で構成される。最近では電力素子を駆動するためのプリドライブ回路を内蔵したIPM(Intelligent Power Module)により、一体成型されたものがよく用いられる。
1はディジタル信号処理手段であり、図3に示すように位置アンプ、速度アンプ、電流アンプ、PWM発生回路41で構成される。上位装置からのモータ回転指令31と、磁極位置検出器9からの磁極位置情報37から位置制御、速度制御および電流制御を行い、PWM発生回路41によってモータを駆動するためのPWM信号(P1〜P6)を出力する。PWM信号は図4に示すようにアップダウンカウンタにより生成されるPWM三角波と電流制御で演算した電圧指令値とを比較することによって、PWM指令信号(P1〜P6)を生成する。PWM信号の生成タイミングは、後述するタイミング生成器7からのトリガ信号であるPWM同期信号43のタイミング毎に更新する。電流制御は後述するモータ電流検出部5で検出したモータ電流ラッチデータ42a、42bを用いて行う。
7はタイミング生成器であり、モータ制御装置の各ブロックが動作するタイミング信号を生成し、PWM同期信号43、AD変換クロック34、クロック制御信号38、ラッチタイミング信号39を出力する。PWM同期信号43は、ディジタル信号処理手段1で生成するPWM三角波の頂点と最下点のタイミングで出力するトリガ信号であり、図4に示すようにPWMキャリア周期の1/2時間毎に同期する。AD変換クロック34は後述するΔΣAD変換器を動作させるためのクロックであり、数十MHzの周波数で動作させるのが一般的である。クロック制御信号38は前述のAD変換クロック34の出力をマスクするものであり、図1に示すようにAD変換クロック34はマスク回路10を介して接続し、クロック制御信号38によって出力の有無を制御する。
図4の例では、クロック制御信号38が“H”のときにマスク回路10からAD変換クロック34から出力された信号をスルーしてマスク後のAD変換クロック34aとして出力し、クロック制御信号38が“L”のときにはマスク後のAD変換クロック34aはマスク回路10によって遮断されて“L”を出力する。ラッチタイミング信号39は後述するAD変換間引きフィルタでフィルタ処理したモータ電流値を取り込むタイミングを生成するものであり、電流制御のタイミングに合わせてモータ電流を取り込むため、図4のようにPWM同期信号43と同期したタイミングで出力する。
4a、4bはモータ電流検出手段であり、モータ線8に流れるモータ電流を電圧に変換してモータ電流アナログ信号32a、32bを生成する。モータ電流検出手段4a、4bは小電流の場合は抵抗、大電流の場合はCT(Current Transfer)が用いられる。
5はモータ電流検出部であり、第1のAD変換手段6a、第2のAD変換手段6bで構成し、更に第1のAD変換手段6aは図2に示すようにΔΣAD変換器20aとAD変換間引きフィルタ21aとラッチ回路40aで構成される。第2のAD変換手段6bも同様の構成である。
ΔΣAD変換器20aはモータ電流アナログ信号32aを1bitのディジタル信号に変換し、マスク後のAD変換クロック34a毎にAD変換信号36aを出力する。
AD変換間引きフィルタ21aは図2の例では2次のフィルタ構成をしており、2つの加算器と2つの減算器とマスク後のAD変換クロック34aの周波数を1/N倍(Nは2のn乗、nは整数)にする分周器で構成する。AD変換間引きフィルタ21aは、ΔΣAD変換器20aから出力された1bitのディジタル信号であるAD変換信号36aをマスク後のAD変換クロック34a毎に第1の加算器14aで積分することで第1の加算データ22aを生成し、更に第1の加算データ22aを第2の加算器15aで積分することで第2の加算データ23aを生成する。第1の減算器16aと第2の減算器17aはAD変換クロック34を1/N倍に分周した間引きクロック35毎に動作する。第1の減算器16aは今回の間引きクロック35で入力した第2の加算データ23aと前回の間引きクロック35で生成された第1の差分データ24aとの差分を演算し、新たな第1の差分データ24aを生成する。第2の減算器17aも同様に今回の間引きクロック35で入力した第1の差分データ24aと前回の間引きクロック35で生成されたフィルタ後のモータ電流検出値33aとの差分を演算し、新たなフィルタ後のモータ電流検出値33aを生成する。前述したようにAD変換間引きフィルタ21aは2次のフィルタ構成であるので、間引きクロック35の2回のクロック動作によって、フィルタ後のモータ電流検出値33aの真値を生成することができる。3次のフィルタ構成の場合は、加算器と減算器がそれぞれ3つずつとなる構成になり、間引きクロック35の3回のクロック動作によって、フィルタ後のモータ電流検出値33aの真値を生成することができる。
ラッチ回路40aはタイミング生成器7からのラッチタイミング信号39毎にAD変換間引きフィルタ21aで生成されたフィルタ後のモータ電流検出値33aを取り込み、モータ電流ラッチデータ42aを生成する。上記説明は第1のAD変換手段6aを例にしたが、第2のAD変換手段6bも同様に構成される。
以上が各ブロックの動作の説明であり、次に図4を用いて本発明の実施の形態1の動作について説明する。
モータ制御装置が動作状態になると、タイミング生成器7からAD変換クロック34と、PWMキャリア周期に同期したPWM同期信号43を出力する。PWM同期信号43の
トリガによって、クロック制御信号38を“H”として第1のAD変換手段6aおよび第2のAD変換手段6bにマスク後のAD変換クロック34aを与え、AD変換を動作させる。以下の動作は第1のAD変換手段6aについて説明するが、動作は第2のAD変換手段6bについても同様である。
ΔΣAD変換器20aにマスク後のAD変換クロック34aを与えることにより、ΔΣAD変換器20aは1bitのAD変換信号36aを出力し、AD変換間引きフィルタ21aの第1の加算器14aおよび第2の加算器15aでマスク後のAD変換クロック34aが入力する毎にそれぞれに加算器で積分を行い、第2の加算データ23aを生成する。
間引きクロック35は前述したようにマスク後のAD変換クロックを1/N倍(Nは2のn乗、nは整数)した周波数に分周したクロックであり、図4では1/8倍とした例であり、マスク後のAD変換クロック34aを8回のクロックを出力後に間引きクロック35は1回のクロックを出力する。
第1の減算器16aは今回の間引きクロック35で入力した第2の加算データ23aと前回の間引きクロック35で生成された第1の差分データ24aとの差分を演算し、新たな第1の差分データ24aを生成する。第2の減算器17aも同様に今回の間引きクロック35で入力した第1の差分データ24aと前回の間引きクロック35で生成されたフィルタ後のモータ電流検出値33aとの差分を演算し、新たなフィルタ後のモータ電流検出値33aを生成する。
図2のAD変換間引きフィルタ21aは2次フィルタの構成をしており、前述したようにマスク後のAD変換クロック34aが2回のクロックを出力すれば、第1の減算器16aおよび17aによる演算でフィルタ後のモータ電流検出値33aの真値を得ることができる。従って、図4に示すように間引きクロック35による動作を2回行った後、タイミング生成器7はクロック制御信号38を“L”とし、マスク回路10によってAD変換クロック34を遮断し、マスク後のAD変換クロック34aを“L”として、AD変換間引きフィルタ21aの動作を停止させる。そしてPWM同期信号43に同期してラッチタイミング信号39のトリガが生成され、フィルタ後のモータ電流検出値33aをモータ電流ラッチデータ42aとして取り込んだ後、再びクロック制御信号38は“H”となり、上記フィルタ処理の動作を繰り返し行う。
上記のフィルタ処理は第1のAD変換手段6aの説明であるが、第2のAD変換手段6bの場合も同様な動作となる。
以上のような構成とすることにより、PWMキャリア周期と同期したタイミングでモータ電流を検出することができるので、モータ電流の検出遅延によるばらつきがなくなり、モータ制御の応答性を高めることができる。
また、上記ではAD変換間引きフィルタ21aを2次フィルタと仮定しているが、3次フィルタの場合は間引きクロック35の3つ目のクロックが入力された後、クロック制御信号38を“L”とすることで同様の効果を得ることができる。
また、AD変換間引きフィルタ21aの次数をM、間引きクロック35の分周クロック数をNとした場合、PWMキャリア周期の1/2時間、つまりPWM同期信号43が出力される信号間に、第1のAD変換手段6aと第2のAD変換手段6bに入力するAD変換クロック34のクロック数をM×N個となるようにクロック制御信号38をコントロールすれば容易に同様の効果を得ることができる。
また、図4の例ではモータ電流ラッチデータ42aを取得する間の動作で、クロック制御信号38を“H”期間、“L”期間をそれぞれ連続した領域を占めているが、“H”区間の間に“L”が割り込むような構成としてもよい。
また、図5および図6に示すようにΔΣAD変換器20aへ入力するAD変換クロックは遮断させずに連続動作させて、AD変換間引きフィルタ21aへ入力するAD変換クロックのみをマスク回路10によって遮断するような構成としてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1と異なるのはタイミング生成器7に遅延回路を設け、トリガタイミングを自在に遅延させることができるようにした点であり、以下に説明する。
に示すようにタイミング生成器7からのPWM同期信号43を基準とし、クロック制御信号38とラッチタイミング信号39に遅延回路を設け、遅延時間の設定により自在にトリガタイミングを遅延できる構成とする。
クロック制御信号38はPWM同期信号43からt1後に“H”としてフィルタ処理をONとして前述したようにフィルタ後のモータ電流検出値33aを生成する。ラッチタイミング信号39はPWM同期信号43からt2後にトリガを出力し、モータ電流を取り込む。
ディジタル信号処理手段1で行う電流制御によって生成されるPWM信号(P1〜P6)はPWM同期信号43のタイミングで更新するので、電流制御に要する時間を確保できるようにラッチタイミング信号39の遅延時間t2を設定し、また、ラッチタイミング信号39の直前でAD変換間引きフィルタ21aの処理が完了するように遅延時間t1を設定すれば、モータ電流の検出遅延を最小にすることが可能となる。
以上のような構成とすることにより、モータ電流の検出タイミングを自在に変えることができるので、ディジタル信号処理手段1で検出したモータ電流値を用いて演算を行う際に、モータ電流検出後から演算までの時間が短くなるようにt1、t2を選定することで、モータ制御装置のシステムに最適となるタイミングに合わせて安定したモータ制御を行うことができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について説明する。実施の形態2と異なるのはクロック制御信号38によるクロック出力タイミングを設定したものであり、以下に説明する。
に示すようにタイミング生成器7からのPWM同期信号43を基準とし、クロック制御信号38とラッチタイミング信号39に遅延回路を設ける。PWM同期信号43のトリガタイミングを基準に、クロック制御信号38のクロック出力時間(“H”区間)の1/2時間早く“H”となるようにクロック制御信号38の出力をコントロールする。
以上のような構成とすることにより、電力変換手段2のPWMスイッチングのタイミング(図の第1のPWM指令信号P1の立ち上がりおよび立下りタイミング)を外しやすくなるため、電力変換手段のスイッチングの影響を受けにくいタイミングで電流を検出することができるので、高精度でノイズに強いモータ電流の検出手段を構成することが可能となり、安定したモータ制御を行うことができる。
ΔΣAD変換器からの出力信号を間引きフィルタによってモータ電流を得るモータ制御装置で、PWM同期信号と間引きフィルタの動作開始タイミングを同期させ、間引きフィルタによるディジタルフィルタ処理によって、モータ電流を検出した後、AD変換クロックをマスクしてAD変換を停止させるように動作させることで、PWMキャリア周期に同期したモータ電流を検出することができるので、モータ電流の検出遅延によるばらつきがなくなり、モータ制御の応答性を高めることができるため、モータ電流を検出してモータ制御を行う制御装置として特に有効である。
1 ディジタル信号処理手段
2 電力変換手段
3 モータ
4a、4b モータ電流検出手段
5 モータ電流検出部
5a モータ電流検出部
6a 第1のAD変換手段
6b 第2のAD変換手段
6c 第1のAD変換手段
6d 第2のAD変換手段
7 タイミング生成器
8 モータ線
9 磁極位置検出器
10 マスク回路
14a 第1の加算器
15a 第2の加算器
16a 第1の減算器
17a 第2の減算器
18a クロック分周器
20a ΔΣAD変換器
21a AD変換間引きフィルタ
22a 第1の加算データ
23a 第2の加算データ
24a 第1の差分データ
31 モータ回転指令
32a、32b モータ電流アナログ信号
33a フィルタ後のモータ電流検出値
34 AD変換クロック
34a マスク後のAD変換クロック
35 間引きクロック
36a AD変換信号
37 磁極位置情報
38 クロック制御信号
39 ラッチタイミング信号
40a ラッチ回路
41 PWM発生回路
42a、42b モータ電流ラッチデータ
43 PWM同期信号

Claims (3)

  1. モータ線によってモータと接続されて、前記モータ線に流れる電流を検出して、PWM(Pulse Width Modulation)三角波に基づいて前記モータの回転を制御するモータ制御装置であって、
    前記モータ電流をモータ電流アナログ信号に変換して出力するモータ電流検出手段と、
    前記モータ電流アナログ信号をモータ電流ディジタル信号に変換して出力するΔΣAD変換器と、
    前記モータ電流ディジタル信号からモータ電流検出値を生成して出力するAD変換間引きフィルタと、
    前記モータ電流検出値を取り込むラッチ回路と、
    前記PWM三角波と同期して出力されるPWM同期信号と、前記PWM同期信号を基準にして出力されるクロック制御信号と、前記ラッチ回路に前記モータ電流検出値を取り込ませるラッチタイミング信号とを出力し、前記ΔΣAD変換器を動作させるAD変換クロックを生成するタイミング生成器と、
    前記クロック制御信号に基づいて前記AD変換クロックの出力と遮断とを切り替えるマスク回路と、
    を備え、
    前記タイミング生成器は、
    前記AD変換間引きフィルタが前記モータ電流検出値を生成した後に、前記AD変換クロックを遮断させる前記クロック制御信号を前記PWM同期信号から一定時間遅延させて前記マスク回路に出力し、
    前記ΔΣAD変換器の動作が停止した後に、前記ラッチタイミング信号を出力する、
    モータ制御装置。
  2. 前記タイミング生成器は、前記PWM三角波の周期の1/2時間内に出力する前記AD変換クロックのクロック数がM×N個(M:2以上の整数、N:間引きクロックの分周数)となるように前記クロック制御信号を出力する請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記タイミング生成器は、前記PWM三角波の周期の1/2時間毎に前記PWM同期信号を出力する請求項1記載のモータ制御装置。
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