JP5885482B2 - モータ駆動制御装置及び集積回路装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置及び集積回路装置 Download PDF

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Description

この発明は、モータ駆動制御装置及び集積回路装置に関し、特に、外部から入力された指令信号に応じてモータの駆動を制御するモータ駆動制御装置及び集積回路装置に関する。
モータ駆動制御装置によるモータ(例えば、ファンモータや扇風機用のモータとして使用されるブラシレスDCモータなど)の回転速度の制御方式として、外部から指令信号を入力し、モータの回転速度がその指令信号に応じたものになるように制御を行うものがある。指令信号としては、例えば、PWM(パルス幅変調)信号が挙げられ、PWM信号のデューティ比などに応じて、モータの回転速度の制御が行われる。
下記特許文献1には、PWM入力信号に基づいてモータの制御を行う駆動回路において、PWM入力信号のデューティ比を直接検出することは行わず、デューティ比の50%からの偏差に基づいて制御を行うことが開示されている。
下記特許文献2には、ファンモータについてPWM信号により速度制御を行う回路において、入力されるPWM信号のデューティサイクルなどを変換するPWMバッファ回路を設けることで、入力されるPWM信号を応用可能な周波数範囲やデューティサイクル範囲を拡大する構成が開示されている。
特開2008−035653号公報 特開2005−006486号公報
特許文献1や特許文献2に開示されている構成のモータ駆動制御装置は、いずれも、速度制御ループを備えずに、PWM信号すなわちデューティ比による指令に基づいてモータの回転速度を制御するものである。
図12は、従来のモータ駆動制御装置の構成例を説明するブロック図である。
図12に示されるように、従来のモータ駆動制御装置81は、集積回路装置801aとしてパッケージ化されている。モータ駆動制御装置81は、モータ駆動制御部852を有している。モータ駆動制御部852は、PWMデューティ比検出回路811と、PWM信号によりモータ3を駆動する駆動回路823とを有している。
PWMデューティ比検出回路811は、演算装置(例えば、マイクロコンピュータなど)811aとして構成されている。PWMデューティ比検出回路811には、外部から、PWM信号S1すなわちデューティ比指令が入力される。PWMデューティ比検出回路811は、入力されたPWM信号S1に基づいて、駆動回路823に信号を出力する。駆動回路823では、PWMデューティ比検出回路811から送信された信号に基づいて、モータ3に電力を供給し、モータ3を駆動させる。
ところで、一般に、モータ3やモータ駆動制御を行う回路などの特性には、個体差が存在することがある。そのため、モータ3を上述のようなモータ駆動制御装置81と組み合わせて制御を行うとき、モータ駆動制御装置81とモータとの組合せによって、次のような問題が発生することがある。
すなわち、第1に、様々な上記組合せにおいて、同じPWM信号による指令に対して常に同じ回転速度を得ることはできない。換言すると、モータ3とモータ駆動制御装置81との組合せが異なれば、複数の組合せについて同一の指令が行われた場合であっても、各組合せにおけるモータ3の回転速度は、互いに異なる場合がある。
第2に、様々な上記組合せにおいて、同じPWM信号の指令範囲に対して同じ回転速度の制御範囲を得ることはできない。換言すると、モータ3とモータ駆動制御装置81との組合せが異なれば、複数の組合せについて、ゲインが互いに異なり、回転速度の制御範囲が異なる場合がある。
図13は、従来のモータ駆動制御装置81におけるPWM信号のデューティ比とモータ3の回転速度との関係を説明するグラフである。
図13に直線aで示されるように、例えば、モータ駆動制御装置81に入力されるPWM信号のデューティ比とモータ3の回転速度とが、比例する関係となっている場合を想定する。このとき、モータ3とモータ駆動制御装置81との組合せが異なっても、PWM信号とデューティ比との関係は変わらないことが望ましい。回転速度をNstdとしたい場合には、Duty−Onで示されるデューティ比のPWM信号S1を、モータ駆動制御装置81に入力すればよいからである。しかしながら、実際には、上述の通り、種々の個体差などの要因によって、モータ3とモータ駆動制御装置81との関係はばらつくことがある(例えば、図13に一点鎖線で示されるように、直線aで示される所望の関係から外れることがある。)。そうすると、同一のデューティ比Duty−Onをモータ駆動制御装置81に入力した場合でも、回転速度は、Nstdよりも若干早くなったり、遅くなったりする可能性がある。
このような問題を解消し、同じPWM信号に対して複数の組合せにおいて常に同じ回転速度が得られるようにするためには、例えば、モータの巻線、マグネットの磁力、モータ駆動制御部、負荷特性などを個別に調整する必要がある。しかしながら、このように個別に調整を行うと、モータ駆動制御装置やモータなどの製造コストが上昇するという問題がある。そのため、このような方策を採ることができなくなる場合がある。
また、特に、モータとモータ駆動制御装置との複数の組合せについて、1系統のPWM信号に基づく制御を行う必要がある場合がある。この場合、個々の装置の調整に係る負担が大きくなるという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、製造コストが低く、適切にモータの回転速度を制御できるモータ駆動制御装置及び集積回路装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、モータを駆動するモータ駆動制御装置は、速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、基準クロック信号生成部で生成された第1のクロック信号に基づいて、モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、モータ駆動制御部は、モータの回転速度を検出する速度検出部と、速度検出部により検出された回転速度と第1のクロック信号とに基づいて、モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、駆動信号を出力する駆動部とを有し、速度指令信号は、PWM(パルス幅変調)信号を含み、基準クロック信号生成部は、PWM信号のデューティ比を検出し、検出したデューティ比に対応する第1のクロック信号を生成し、基準クロック信号生成部は、PWM信号のハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さを、PWM信号の周波数より高い周波数を有する第2のクロック信号を用いて計数し、計数された前記ハイレベル期間の長さ及び前記ローレベル期間の長さに基づき、前記デューティ比を検出するデューティ比検出部と、デューティ比検出部で検出されたデューティ比に対応する予め定義された演算式に基づいて周波数を確定し、その確定した周波数を有する第1のクロック信号を生成して出力する信号発生部とを有する。
好ましくはデューティ比検出部は、PWM信号のハイレベル期間とローレベル期間とのそれぞれの期間において、第2のクロック信号の立ち上り又は立ち下がりのうち少なくともいずれか一方の回数を計数し、計数した回数に応じて、ハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さを計数する。
好ましくは信号発生部は、予めデューティ比に対応するように定義された周波数テーブルを参照し、デューティ比検出部で検出されたデューティ比に対応する周波数を確定し、その確定した周波数を有する第1のクロック信号を生成して出力する。
好ましくは基準クロック信号生成部は、上限周波数及び下限周波数のうちいずれか一方又は両方の限度周波数で規定される制御周波数範囲を設定し、第1のクロック信号の周波数が制御周波数範囲内となるようにして、第1のクロック信号を生成する。
好ましくはモータ駆動制御装置は、外部から入力される切替指令信号に基づいて、モータ駆動制御部に入力させる信号を、第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、切替部によって第1のクロック信号に基づく信号をモータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、第1のクロック信号に基づいて、モータの回転速度を制御する。
この発明の他の局面に従うと、外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、モータを駆動するモータ駆動制御装置は、速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、基準クロック信号生成部で生成された第1のクロック信号に基づいて、モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、モータ駆動制御部は、モータの回転速度を検出する速度検出部と、速度検出部により検出された回転速度と第1のクロック信号とに基づいて、モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、駆動信号を出力する駆動部とを有し、基準クロック信号生成部は、上限周波数及び下限周波数のうちいずれか一方又は両方の限度周波数で規定される制御周波数範囲を設定し、第1のクロック信号の周波数が制御周波数範囲内となるようにして、第1のクロック信号を生成する。
好ましくはモータ駆動制御装置は、外部から入力される切替指令信号に基づいて、モータ駆動制御部に入力させる信号を、第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、切替部によって第1のクロック信号に基づく信号をモータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、第1のクロック信号に基づいて、モータの回転速度を制御する。
この発明のさらに他の局面に従うと、外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、モータを駆動するモータ駆動制御装置は、速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、基準クロック信号生成部で生成された第1のクロック信号に基づいて、モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、モータ駆動制御部は、モータの回転速度を検出する速度検出部と、速度検出部により検出された回転速度と第1のクロック信号とに基づいて、モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、駆動信号を出力する駆動部とを有し、モータ駆動制御装置は、外部から入力される切替指令信号に基づいて、モータ駆動制御部に入力させる信号を、第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、切替部によって第1のクロック信号に基づく信号をモータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、第1のクロック信号に基づいて、モータの回転速度を制御する。
好ましくは速度指令信号は、DC電圧信号を含み、基準クロック信号生成部は、DC電圧信号の電圧値を検出し、検出した電圧値に対応する第1のクロック信号を生成する。
好ましくは基準クロック信号生成部は、DC電圧信号の電圧値を検出する電圧検出部と、電圧検出部で検出された電圧値に対応する予め定義された演算式に基づいて周波数を確定し、その確定した周波数を有する第1のクロック信号を生成して出力する信号発生部とを有する。
好ましくは信号発生部は、予め電圧値に対応するように定義された周波数テーブルを参照し、電圧検出部で検出された電圧値に対応する周波数を確定し、その確定した周波数を有する第1のクロック信号を生成して出力する。
この発明の他の局面に従うと、集積回路装置は、少なくとも上述に記載のモータ駆動制御装置を含む。
これらの発明に従うと、速度検出部により検出された回転速度と、速度指令信号に対応する第1のクロック信号とに基づいて、速度制御部が制御指令信号を生成し、生成された制御指令信号に基づいて、モータの駆動信号が出力される。したがって、製造コストが低く、適切にモータの回転速度を制御できるモータ駆動制御装置及び集積回路装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 デューティ比検出回路により行われるデューティ比の検出について説明する図である。 PWM信号のデューティ比と速度基準クロック信号の周波数との関係の一例を示す図である。 周波数テーブルの一例を示す図である。 速度基準クロック信号の周波数の制御周波数範囲について説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 DC電圧信号の電圧値と速度基準クロック信号の周波数との関係の一例を示す図である。 第2の実施の形態における周波数テーブルの一例を示す図である。 速度基準クロック信号の周波数の制御周波数範囲について説明する図である。 本発明の第3の実施の形態に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 従来のモータ駆動制御装置の構成例を説明するブロック図である。 従来のモータ駆動制御装置におけるPWM信号のデューティ比とモータの回転速度との関係を説明するグラフである。
以下、本発明の実施の形態におけるモータ駆動制御装置について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、モータ駆動制御装置1は、外部から入力されるPWM信号(速度指令信号の一例;デューティ比指令)S1、システムクロック信号(第2のクロック信号の一例)CLK2、及び周波数範囲設定指令信号S2に基づいて、モータ3に駆動信号を送り、モータ3を回転させる。モータ3は、例えば、ファンモータとして利用されるブラシレスDCモータである。
本実施の形態において、モータ駆動制御装置1は、例えば、その全体が、集積回路装置2として1チップにパッケージ化されている。換言すると、集積回路装置2は、モータ駆動制御装置1を含んでいる。なお、モータ駆動制御装置1は、このように集積回路化されていないものであってもよい。
モータ駆動制御装置1は、大まかに、基準クロック信号生成部11と、モータ駆動制御部12とを有している。
基準クロック信号生成部11には、PWMデューティ比検出回路(デューティ比検出部の一例)111と、基準クロック信号発生回路(信号発生部の一例)112とが設けられている。PWMデューティ比検出回路111を単にデューティ比検出回路111ということがある。基準クロック信号発生回路112を単に信号発生回路112ということがある。
基準クロック信号生成部11は、PWM信号S1に基づいて、速度基準クロック信号(第1のクロック信号の一例)CLK1を生成する。生成された速度基準クロック信号CLK1は、基準クロック信号生成部11からモータ駆動制御部12に入力される。
モータ駆動制御部12には、速度制御回路(速度制御部の一例)121と、速度検出回路(速度検出部の一例)122と、駆動回路(駆動部の一例)123とが設けられている。本実施の形態において、モータ駆動制御部12では、モータ3の回転速度に基づいてモータ3の回転速度を制御する速度制御ループが構成されている。
速度検出回路122には、モータ3からの速度検出信号S3が入力される。速度検出回路122は、速度検出信号S3に基づいて、モータ3の回転速度を検出する。
速度制御回路121には、基準クロック信号生成部11で生成された速度基準クロック信号CLK1が入力される。ここで、速度基準クロック信号CLK1は、速度指令信号に基づく信号であり、それに応じて、モータ3の回転速度が設定される。速度制御回路121は、速度検出回路122により検出されたモータ3の回転速度と、速度基準クロック信号CLK1とに基づいて、モータ3の回転速度を制御するための制御指令信号を生成する。ここで、速度制御回路121は、例えば、モータ3の回転速度と、速度基準クロック信号CLK1とに基づいて、速度偏差を演算により算出する。このようにして算出した速度偏差は、速度基準クロック信号CLK1に基づく回転速度と、実際のモータ3の回転速度との偏差に相当するものである。さらに、速度制御部40は、例えば所定の伝達関数に基づく制御ゲインを有している。速度制御部40は、算出した速度偏差に対して、制御ゲインに基づく演算処理を施すことなどにより、回転速度を微調整するように、制御指令信号を生成できる。
駆動回路123は、速度制御回路121で生成された制御指令信号に基づいて、モータ3に、駆動信号を出力する。駆動回路123は、例えば、波形を生成する波形生成部や、パルス幅変調回路や、インバータ回路などを有している。波形生成部では、制御指令信号や、図示しない進角制御信号などに基づいて、波形信号を生成する。パルス幅変調回路は、波形信号に応じたPWM信号を駆動信号として生成し、インバータ回路を駆動する。インバータ回路から電力が供給されることで、モータ3を様々な回転速度で駆動することができる。
なお、デューティ比検出回路111、信号発生回路112、速度制御回路121、及び速度検出回路122は、演算装置(例えば、マイクロコンピュータなど)4として構成されているが、これに限られるものではない。
[基準クロック信号生成部11の動作の説明]
基準クロック信号生成部11では、次のようにして、速度基準クロック信号CLK1が生成される。まず、デューティ比検出回路111には、PWM信号S1すなわちデューティ比指令が入力される。また、デューティ比検出回路111には、システムクロック信号CLK2が入力される。システムクロック信号CLK2は、モータ駆動制御装置1の内部で生成されてもよい。デューティ比検出回路111は、PWM信号S1とシステムクロック信号CLK2とに基づいて、PWM信号S1のデューティ比を検出する。そして、信号発生回路112は、デューティ比検出回路111で検出されたデューティ比に対応する速度基準クロック信号CLK1を生成して出力する。
図2は、デューティ比検出回路111により行われるデューティ比の検出について説明する図である。
デューティ比検出回路111は、PWM信号S1のハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さを、システムクロック信号CLK2を用いて計数する。ここで、システムクロック信号CLK2は、PWM信号S1の周波数より高い周波数を有する。そして、デューティ比検出回路111は、計数されたハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さに基づき、PWM信号S1のデューティ比を検出する。
すなわち、例えば図2に示されるように、周期がT(時刻T1〜T2まで)であるPWM信号S1について、そのデューティ比の検出が行われる場合を想定する。図に示される例では、システムクロック信号CLK2は、例えば、周期Tの10分の1程度の周期とされている。Donは、PWM信号のハイレベル期間のデューティ比(オンデューティ)であり、Doffは、PWM信号のローレベル期間のデューティ比(オフデューティ)である。すなわち、Don,Doffのそれぞれに周期Tを乗じたものが、ハイレベル期間、ローレベル期間である。
このような場合において、デューティ比検出回路111は、PWM信号S1のハイレベル期間とローレベル期間とのそれぞれの期間において、システムクロック信号CLK2の立ち上り(立ち下がりであってもよいし、立ち上りと立ち下がりとの両方であってもよい。)の回数を計数する。そして、計数した回数に応じて、ハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さを計数する。
具体的には、デューティ比検出回路111は、ハイレベル期間、ローレベル期間のそれぞれにおいて、図2にt1,t2,t3…で示されるタイミングでカウントを行い、カウントした回数を、モータ駆動制御装置1内に備える記憶部(図示せず)に一時的に記憶する。そして、一時的に記憶したカウントの回数を用いて、オンデューティすなわちハイレベル期間のデューティ比Donを、次の演算式により算出する。
(デューティ比Don)=(ハイレベル期間のカウント数)÷(ハイレベル期間のカウント数+ローレベル期間のカウント数)
なお、ハイレベル期間のデューティ比Donを算出するのに代えて、又はそれとともに、オフデューティすなわちローレベル期間のデューティ比Doffを算出するようにしてもよい。
このようにして算出するデューティ比の検出精度は、PWM信号S1の周波数と、システムクロック信号CLK2の周波数との関係に依存することになる。例えば、PWM信号S1の周波数は、おおむね数kHz〜数10kHz程度に、また、システムクロック信号CLK2の周波数は、おおむね数MHz〜数10MHz程度に設定すればよい。システムクロック信号CLK2のデューティ比(オンデューティ又はオフデューティ)は、種々の値とすればよい。例えば50%程度としてもよいし、他の値であってもよく、特に限定されるものではない。
信号発生回路112は、このようにしてデューティ比検出回路111で検出されたデューティ比に対応するように、予め定義された演算式に基づいて、速度基準クロック信号CLK1の周波数を確定する。そして、その確定した周波数を有するように、速度基準クロック信号CLK1を生成して出力する。
図3は、PWM信号S1のデューティ比と速度基準クロック信号CLK1の周波数との関係の一例を示す図である。
本実施の形態では、信号発生回路112において、図3に実線Aで示されるような、デューティ比Donと周波数fとの関係が比例関係となるような演算式が予め準備されている。信号発生回路112は、算出されたデューティ比Donに対応する周波数fを、このように予め設定された関係式(実線A)を用いて決定し、それを速度基準クロック信号CLK1の周波数fとする。
ここで、デューティ比Donと周波数fとの関係は、比例関係に限らず、非線形の関係であってもよい。このような演算式は、モータ3の負荷特性など、種々の設計仕様に応じて適宜設定すればよい。
なお、このようにPWM信号S1のデューティ比Donによって決定されるのは速度基準クロック信号CLK1の周波数fであり、速度基準クロック信号CLK1のデューティ比は所定の値に固定するようにすればよい。例えば、速度基準クロック信号CLK1のデューティ比を50%に固定してもよいが、これに限定されるものではない。
なお、信号発生回路112は、上述とは異なる方法で、速度基準クロック信号CLK1の周波数fを確定するようにしてもよい。例えば、予め、デューティ比に対応するように定義された周波数テーブルを参照し、デューティ比検出回路111で検出されたデューティ比Donに対応する周波数fを確定するようにすればよい。
図4は、周波数テーブルの一例を示す図である。
周波数テーブルは、モータ駆動制御装置1内に備える記憶部(図示せず)に記憶されている。周波数テーブルは、例えば、図4に示されるように、PWM信号S1のデューティ比Donと速度基準クロック信号CLK1の周波数fとの関係をテーブルデータ化したものである。図4に示される例では、デューティ比Donについて所定の範囲毎に、それに対応する速度基準クロック信号CLK1の周波数fの値が定められている。
信号発生回路112は、検出されたデューティ比Donについて、周波数テーブルを参照することで、それが属するデューティ比Donの範囲に対応する周波数fを求める。これにより、信号発生回路112の演算処理の負担を大幅に軽減することができる。
なお、このように周波数テーブルを設定しておく場合においても、参照する周波数fのテーブルデータの数や、デューティ比Donとそれに対応する周波数fとの関係などは、適宜、例えばモータ3の負荷特性などの設計仕様に応じて設定するようにすればよい。
ここで、本実施の形態において、信号発生回路112は、制御周波数範囲を設定し、速度基準クロック信号CLK1の周波数fがその制御周波数範囲の範囲内となるようにして、速度基準クロック信号CLK1を生成してもよい。
図5は、速度基準クロック信号CLK1の周波数fの制御周波数範囲について説明する図である。
信号発生回路112には、外部から、周波数範囲設定指令信号S2が入力される。図5に示されるように、信号発生回路112は、入力された周波数範囲設定指令信号S2によって、速度基準クロック信号CLK1の周波数fについて、上限周波数fmaxや下限周波数fminなどの限度周波数を設定する。すなわち、制御周波数範囲は、例えば、上限周波数fmaxと下限周波数fminとの間の範囲として設定される。
信号発生回路112は、このようにして定められる制御周波数範囲を調整範囲とする演算式(図5に点線Bで示される)を用いて、速度基準クロック信号CLK1を生成することができる。したがって、モータ駆動制御装置1の設計仕様や、負荷であるモータ3の仕様などに応じて、周波数範囲設定指令信号S2を信号発生回路112に入力することにより、モータ3の速度制御のゲインや分解能を調整することができる。これにより、モータ3の速度制御を行うことができる範囲を、適正に設定することが容易となる。
なお、制御周波数範囲は、上限周波数fmax及び下限周波数fminのうちいずれか一方の限度周波数で規定されるようにしてもよい。換言すると、制御周波数範囲は、上限周波数fmaxや下限周波数fminのいずれか1つを含む周波数の範囲として定義することができるものである。
また、上述のような周波数テーブルを用いて速度基準クロック信号CLK1の周波数fを設定する場合においても、このように、上限周波数fmaxや下限周波数fminで定まる制御周波数範囲を設定してもよい。速度基準クロック信号CLK1の周波数fが制御周波数範囲内に納まるようにすることができる。
このように、本実施の形態では、速度指令信号に基づく速度基準クロック信号CLK1とモータ3の速度検出信号S3とに基づいてモータ3の回転速度が制御される。したがって、モータ3やモータ駆動制御装置1の特性にばらつきなどがあっても、モータ3の回転速度が、速度指令信号に対応する所望の回転速度となるように、適正に制御を行うことができる。したがって、適切にモータ3の回転速度を制御できるモータ駆動制御装置1を、特性を均一化するような煩雑で細かな作業を行うことを必要とせずに製造することができ、その製造コストを低減することができる。例えば、モータの巻線、マグネットの磁力、モータ駆動制御部、及び負荷特性などについて、個別の調整を行うことは必要ではなくなる。
例えば複数のモータとモータ駆動制御装置とを組み合わせて、それらについて1系統の速度指令信号に基づく制御を行う場合であっても、各モータ駆動制御装置1やモータ3の特性のばらつきを気にすることなく、また各装置間で調整を行うことなく、すべてのモータ3について、適正にかつ容易に、互いに同じような態様で駆動させることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第2の実施の形態においては、外部から入力される速度指令信号がPWM信号ではなく、DC電圧信号である点で第1の実施の形態と異なる。
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態におけるモータ駆動制御装置1aの第1の実施の形態との構成上の違いは、大まかに、次の通りである。すなわち、図6に示されるように、モータ駆動制御装置1aには、外部から入力される速度指令信号として、DC電圧信号(速度指令信号の一例)S4が入力される。また、デューティ比検出回路111に代えてDC電圧信号S4の電圧値を検出するDC電圧検出回路(電圧検出部の一例)113を備える基準クロック信号生成部11aが設けられている。DC電圧検出回路113を単に電圧検出回路113ということがある。第2の実施の形態においても、モータ駆動制御装置1aは、例えば、その全体が、集積回路装置2aとしてパッケージ化されている。また、駆動回路123を除く部分は、演算装置4aとして構成されている。
[基準クロック信号生成部11aの動作の説明]
基準クロック信号生成部11aは、次のようにして、DC電圧信号S4に基づいて、速度基準クロック信号CLK1を生成する。まず、電圧検出回路113には、DC電圧信号S4すなわち電圧値指令が入力される。また、電圧検出回路113には、システムクロック信号CLK2が入力される。第2の実施の形態において、システムクロック信号CLK2は、電圧値のサンプリングタイミングや変換の分解能などを定義するために用いられる。電圧検出回路113は、DC電圧信号S4とシステムクロック信号CLK2とに基づいて、DC電圧信号S4の電圧値を検出する。そして、信号発生回路112は、電圧検出回路113で検出された電圧値に対応する速度基準クロック信号CLK1を生成して出力する。
なお、速度基準クロック信号CLK1は、次のようにして生成するようにしてもよい。例えば、基準クロック信号生成部11aにA−D変換回路を設け、デジタル方式によって速度基準クロック信号CLK1を生成するようにしてもよい。また、基準クロック信号生成部11aにVCO(Voltage Contorolled Oscillator)回路を設けて、アナログ方式によって、速度基準クロック信号CLK1を生成するようにしてもよい。
図7は、DC電圧信号S4の電圧値と速度基準クロック信号CLK1の周波数との関係の一例を示す図である。
第2の実施の形態では、信号発生回路112において、図7に実線Cで示されるような、電圧値Vdcと周波数fとの関係が比例関係となるような演算式が予め準備されている。信号発生回路112は、算出された電圧値Vdcに対応する周波数fを、このように予め設定された関係式(実線C)を用いて決定し、それを速度基準クロック信号CLK1の周波数fとする。
ここで、電圧値Vdcと周波数fとの関係は、比例関係に限らず、非線形の関係であってもよい。このような演算式は、モータ3の負荷特性など、種々の設計仕様に応じて適宜設定すればよい。また、図7に示されている電圧値のレンジ(0〜5V)は一例であって、これはモータ駆動制御装置1の設計仕様に応じて設定されていればよい。
なお、信号発生回路112は、上述とは異なる方法で、速度基準クロック信号CLK1の周波数fを確定するようにしてもよい。例えば、予め、電圧値Vdcに対応するように定義された周波数テーブルを参照し、電圧検出回路113で検出された電圧値Vdcに対応する周波数fを確定するようにすればよい。
図8は、第2の実施の形態における周波数テーブルの一例を示す図である。
周波数テーブルは、上述の第1の実施の形態で説明したそれに対応するものである。すなわち、周波数テーブルは、例えば、図8に示されるように、DC電圧信号S4の電圧値Vdcと速度基準クロック信号CLK1の周波数fとの関係を、電圧値Vdcの所定の範囲毎に、テーブルデータ化したものである。周波数テーブルは、第1の実施の形態のそれと同様に、例えばモータ3の負荷特性などの設計仕様に応じて設定するようにすればよい。
信号発生回路112は、検出された電圧値Vdcについて、周波数テーブルを参照することで、それが属する電圧値Vdcの範囲に対応する周波数fを求めることができ、これにより、信号発生回路112の演算処理の負担が大幅に軽減される。
また、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、信号発生回路112は、制御周波数範囲を設定し、速度基準クロック信号CLK1の周波数fがその制御周波数範囲の範囲内となるようにして、速度基準クロック信号CLK1を生成してもよい。
図9は、速度基準クロック信号CLK1の周波数fの制御周波数範囲について説明する図である。
図9に示されるように、信号発生回路112は、入力された周波数範囲設定指令信号S2に応じて、速度基準クロック信号CLK1の周波数fについて、制御周波数範囲を、例えば、上限周波数fmaxと下限周波数fminとの間の範囲として設定される。
信号発生回路112は、このようにして定められる制御周波数範囲を調整範囲とする演算式(図9に点線Dで示される)を用いて、速度基準クロック信号CLK1を生成することができる。したがって、モータ駆動制御装置1aの設計仕様や、負荷であるモータ3の仕様などに応じて、周波数範囲設定指令信号S2を信号発生回路112に入力することにより、モータ3の速度制御のゲインや分解能を調整することができる。これにより、モータ3の速度制御を行うことができる範囲を、適正に設定することが容易となる。また、周波数テーブルを用いて速度基準クロック信号CLK1の周波数fを設定する場合においても、このように、制御周波数範囲を設定してもよい。
このように、第2の実施の形態でも、速度指令信号に基づく速度基準クロック信号CLK1とモータ3の速度検出信号S3とに基づいてモータ3の回転速度が制御される。したがって、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第3の実施の形態においては、外部からの信号の入力経路を切り替える切替部を有している点で、第1の実施の形態と異なる。
図10は、本発明の第3の実施の形態に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図10を参照して、第3の実施の形態に係るモータ駆動制御装置1bは、第1の実施の形態におけるモータ駆動制御装置1に対して、次のような構成上の違いを有している。すなわち、モータ駆動制御装置1bは、第1の切替スイッチ131を有する切替部13をさらに備えている。第1の切替スイッチ131は、基準クロック信号生成部11bのデューティ比検出回路111及び信号発生回路112bのそれぞれと、2つの経路で接続されている。信号発生回路112bの構成は、第1の切替スイッチ131を介して外部からの信号の入力が可能で且つ入力された外部からの信号を出力可能としている以外は、第1の実施の形態の信号発生回路112と同様である。
基準クロック信号生成部11b、モータ駆動制御部12、及び切替部13は、集積回路装置2bとしてパッケージ化されている。基準クロック信号生成部11b及びモータ駆動制御部12のうち、駆動回路123を除いた各部は、演算装置4bとして構成されている。
第3の実施の形態において、第1の切替スイッチ131の入力端子には、基準クロック選択指令を兼ねる外部基準クロック信号S5又はPWM信号S1が入力される。換言すると、外部から第1の切替スイッチ131に接続し、PWM信号S1や外部基準クロック信号S5を伝送する経路は、共用されている。切替部13には、外部から、切替指令信号S6が入力される。第1の切替スイッチ131は、切替指令信号S6に応じて、入力される信号を、デューティ比検出回路111に送るか、信号発生回路112bに送るか、切り替える。すなわち、切替部13は、外部から入力される信号を、基準クロック信号生成部11bに入力するための経路を切り替える。
PWM信号S1が切替部13に入力される場合には、第1の切替スイッチ131は、切替指令信号S6によって、デューティ比検出回路111に接続する経路を選択する(図10に示される状態とは異なる選択状態となる。)。このとき、デューティ比検出回路111にはPWM信号S1が速度指令信号として入力されることとなり、デューティ比検出回路111と信号発生回路112bは、第1の実施の形態と同様の動作を行う。したがって、第1の実施の形態と同様に、モータ3が駆動される。
他方、切替部13に外部基準クロック信号S5が入力されている場合には、第1の切替スイッチ131は、切替指令信号S6によって、信号発生回路112bに接続する経路を選択するように切り替えられる(図10に示される選択状態となる。)。このとき、デューティ比検出回路111には外部基準クロック信号S5は入力されないため、システムクロック信号CLK2は使用されない。外部基準クロック信号S5は基準クロック選択指令を兼ねており、外部基準クロック信号S5が信号発生回路112bに入力されると、信号発生回路112bの内部の経路が外部基準クロック信号S5を出力するように選択され、外部基準クロック信号S5はモータ駆動制御部12に出力される。これにより、モータ駆動制御部12は、外部基準クロック信号S5を用いて回転制御を行う。
このように、第3の実施の形態においては、切替部13が、外部から入力される切替指令信号S6に基づいて、モータ駆動制御部12に入力させる信号を、速度指令信号に応じて生成された速度基準クロック信号CLK1とするか否かを切り替える。そして、切替部13によって速度基準クロック信号CLK1をモータ駆動制御部12に入力させることが選択されている場合にのみ、速度基準クロック信号CLK1に基づいたモータ3の回転速度の制御が行われる。したがって、より多様なモータ3の制御を行うことが可能となる。
なお、第1の切替スイッチ131に入力される信号を判別する判別回路(図示せず)の判別結果に応じて、切替指令信号S6が出力されるようにしてもよい。第1の切替スイッチ131に入力される信号がPWM信号S1と外部基準クロック信号S5とのいずれであるかを判別できるようにして、その判別結果に連動した切替指令信号S6が切替部13に出力されるように構成することで、入力される信号S1,S5に応じて、自動的に切替部13による切替動作を実行させることができる。なお、判別回路は、例えば、第1の切替スイッチ131の前段などに配置するようにすればよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態におけるモータ駆動制御装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第4の実施の形態においては、外部からの信号の入力経路を切り替える切替部を有している点で、第1の実施の形態と異なる。
図11は、本発明の第4の実施の形態に係るモータ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
図11を参照して、第4の実施の形態に係るモータ駆動制御装置1cは、第3の実施の形態におけるモータ駆動制御装置1bに対して、次のような構成上の違いを有している。すなわち、モータ駆動制御装置1cは、第2の切替スイッチ132を有する切替部13bを、切替部13に代えて備えている。切替部13bは、基準クロック信号生成部11とモータ駆動制御部12との間に配置されている。第2の切替スイッチ132は、入力側で、外部からの信号の入力ライン及び信号発生回路112のそれぞれと、2つの経路で接続されている。また、第2の切替スイッチ132は、出力側で、速度制御回路121に接続されている。基準クロック信号生成部11は、第1の実施の形態と同様に構成されている。
基準クロック信号生成部11、モータ駆動制御部12、及び切替部13bは、集積回路装置2cとしてパッケージ化されている。
第4の実施の形態において、外部からモータ駆動制御装置1cへの信号の入力経路には、第3の実施の形態と同様に、外部基準クロック信号S5又はPWM信号S1が入力される。換言すると、外部からデューティ比検出回路111と第2の切替スイッチ132とに接続し、PWM信号S1や外部基準クロック信号S5を伝送する経路は、共用されている。切替部13bには、外部から、切替指令信号S6が入力される。第2の切替スイッチ132は、切替指令信号S6に応じて、信号発生回路112から入力される信号と、外部から入力される信号S1,S5とのいずれを速度制御回路121に送るかを切り替える。すなわち、切替部13bは、外部から入力される信号を、そのままモータ駆動制御部12に入力するか、基準クロック信号生成部11を介してからモータ駆動制御部12に入力するかを切り替える。
PWM信号S1が切替部13bに入力される場合には、第2の切替スイッチ132は、切替指令信号S6によって、信号発生回路112の出力すなわち速度基準クロック信号CLK1を速度制御回路121に入力する経路を選択する(図11に示される状態とは異なる選択状態となる。)。このとき、モータ駆動制御部12においては、速度基準クロック信号CLK1に基づく制御が行われ、第1の実施の形態と同様の動作が実行される。したがって、第1の実施の形態と同様に、モータ3が駆動される。
他方、切替部13bに外部基準クロック信号S5が入力されている場合には、第2の切替スイッチ132は、切替指令信号S6によって、外部から入力される外部基準クロック信号S5をそのまま速度制御回路121に入力する経路を選択するように切り替えられる(図11に示される選択状態となる。)。このとき、信号発生回路112から出力される速度基準クロック信号CLK1は、モータ駆動制御部12には入力されず、速度基準クロック信号CLK1に基づくモータ3の制御は行われない。これに代えて、外部基準クロック信号S5が速度制御回路121に入力され、モータ駆動制御部12は、外部基準クロック信号S5を用いてモータ3の回転制御を行う。
このように、第4の実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、切替部13bが、外部から入力される切替指令信号S6に基づいて、モータ駆動制御部12に入力させる信号を、速度指令信号に応じて生成された速度基準クロック信号CLK1とするか否かを切り替える。そして、切替部13bによって速度基準クロック信号CLK1をモータ駆動制御部12に入力させることが選択されている場合にのみ、速度基準クロック信号CLK1に基づいたモータ3の回転速度の制御が行われる。したがって、第3の実施の形態と同様に、より多様なモータ3の制御を行うことが可能となる。
なお、第4の実施の形態においても、第3の実施の形態で説明したように、第2の切替スイッチ132に入力される信号を判別する判別回路(図示せず)の判別結果に応じて、切替指令信号S6が出力されるようにしてもよい。これにより、入力される信号S1,S5に応じて、自動的に切替部13bによる切替動作を実行させることができる。このとき、判別回路は、モータ駆動制御装置1cの信号の入力部に配置するなどすればよい。また、判別回路に代えて、デューティ比検出回路111に入力信号判別回路を設けるなどしてもよい。
[その他]
本発明は、上述の第1〜第4の実施の形態のそれぞれに限定されるものではない。各実施の形態におけるそれぞれの構成を適宜組み合わせたり、一部の構成のみを抽出したりして、モータ駆動制御装置を構成してもよい。例えば、制御周波数範囲を設定することによる速度基準クロック信号の周波数の範囲限定は行われなくてもよい。また、上述の第3のや第4の実施の形態のように、切替部により信号の切替えを行う構成において、第2の実施の形態の各部の構成を含むようにし、速度指令信号としてDC電圧信号が入力されうるようにしてもよい。
モータ駆動制御装置は、上述のほかにも、位相検出、負荷電流検出、位相制御、トルク制御、又は進遅角制御などを行うための構成を有していてもよい。
モータ駆動制御装置が制御対象とするモータは、ブラシレスDCモータに限られない。外部からPWM信号やDC電圧信号をモータ駆動制御装置に入力して制御を行う方式であれば、特にモータの種類などは限定されず、種々のモータを制御対象とすることができる。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1a,1b,1c モータ駆動制御装置
2,2a,2b,2c 集積回路装置
3 モータ
4,4a,4b 演算装置
11,11a,11b 基準クロック信号生成部
12 モータ駆動制御部
111 PWMデューティ比検出回路(デューティ比検出部の一例)
112,112b 基準クロック信号発生回路(信号発生部の一例)
121 速度制御回路(速度制御部の一例)
122 速度検出回路(速度検出部の一例)
123 駆動回路(駆動部の一例)
13,13b 切替部
131 第1の切替スイッチ
132 第2の切替スイッチ
S1 PWM信号(速度指令信号の一例)
S2 周波数範囲設定指令信号
S3 速度検出信号
S4 DC電圧信号(速度指令信号の一例)
S6 切替指令信号
CLK1 速度基準クロック信号(第1のクロック信号の一例)
CLK2 システムクロック信号(第2のクロック信号の一例)

Claims (12)

  1. 外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、前記モータを駆動するモータ駆動制御装置であって、
    前記速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、
    前記基準クロック信号生成部で生成された前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、
    前記モータ駆動制御部は、
    前記モータの回転速度を検出する速度検出部と、
    前記速度検出部により検出された回転速度と前記第1のクロック信号とに基づいて、前記モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、
    前記速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、前記駆動信号を出力する駆動部とを有し、
    前記速度指令信号は、PWM(パルス幅変調)信号を含み、
    前記基準クロック信号生成部は、前記PWM信号のデューティ比を検出し、検出したデューティ比に対応する前記第1のクロック信号を生成し、
    前記基準クロック信号生成部は、
    前記PWM信号のハイレベル期間の長さ及びローレベル期間の長さを、前記PWM信号の周波数より高い周波数を有する第2のクロック信号を用いて計数し、計数された前記ハイレベル期間の長さ及び前記ローレベル期間の長さに基づき、前記デューティ比を検出するデューティ比検出部と、
    前記デューティ比検出部で検出されたデューティ比に対応する予め定義された演算式に基づいて周波数を確定し、その確定した周波数を有する前記第1のクロック信号を生成して出力する信号発生部とを有するモータ駆動制御装置。
  2. 前記デューティ比検出部は、前記PWM信号のハイレベル期間とローレベル期間とのそれぞれの期間において、前記第2のクロック信号の立ち上り又は立ち下がりのうち少なくともいずれか一方の回数を計数し、前記計数した回数に応じて、前記ハイレベル期間の長さ及び前記ローレベル期間の長さを計数する、請求項に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記信号発生部は、予め前記デューティ比に対応するように定義された周波数テーブルを参照し、前記デューティ比検出部で検出されたデューティ比に対応する周波数を確定し、その確定した周波数を有する前記第1のクロック信号を生成して出力する、請求項又はに記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記基準クロック信号生成部は、上限周波数及び下限周波数のうちいずれか一方又は両方の限度周波数で規定される制御周波数範囲を設定し、前記第1のクロック信号の周波数が前記制御周波数範囲内となるようにして、前記第1のクロック信号を生成する、請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 外部から入力される切替指令信号に基づいて、前記モータ駆動制御部に入力させる信号を、前記第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、
    前記切替部によって前記第1のクロック信号に基づく信号を前記モータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの回転速度を制御する、請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、前記モータを駆動するモータ駆動制御装置であって、
    前記速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、
    前記基準クロック信号生成部で生成された前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、
    前記モータ駆動制御部は、
    前記モータの回転速度を検出する速度検出部と、
    前記速度検出部により検出された回転速度と前記第1のクロック信号とに基づいて、前記モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、
    前記速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、前記駆動信号を出力する駆動部とを有し、
    前記基準クロック信号生成部は、上限周波数及び下限周波数のうちいずれか一方又は両方の限度周波数で規定される制御周波数範囲を設定し、前記第1のクロック信号の周波数が前記制御周波数範囲内となるようにして、前記第1のクロック信号を生成するモータ駆動制御装置。
  7. 外部から入力される切替指令信号に基づいて、前記モータ駆動制御部に入力させる信号を、前記第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、
    前記切替部によって前記第1のクロック信号に基づく信号を前記モータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの回転速度を制御する、請求項6に記載のモータ駆動制御装置。
  8. 外部から入力された速度指令信号に応じて、モータの回転速度を制御し、前記モータを駆動するモータ駆動制御装置であって、
    前記速度指令信号に対応する第1のクロック信号を生成する基準クロック信号生成部と、
    前記基準クロック信号生成部で生成された前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの駆動信号を出力するモータ駆動制御部とを備え、
    前記モータ駆動制御部は、
    前記モータの回転速度を検出する速度検出部と、
    前記速度検出部により検出された回転速度と前記第1のクロック信号とに基づいて、前記モータの回転速度の制御指令信号を生成する速度制御部と、
    前記速度制御部で生成された制御指令信号に基づいて、前記駆動信号を出力する駆動部とを有し、
    モータ駆動制御装置は、外部から入力される切替指令信号に基づいて、前記モータ駆動制御部に入力させる信号を、前記第1のクロック信号に基づく信号とするか否かを切り替える切替部をさらに備え、
    前記切替部によって前記第1のクロック信号に基づく信号を前記モータ駆動制御部に入力させることが選択されている場合にのみ、前記第1のクロック信号に基づいて、前記モータの回転速度を制御するモータ駆動制御装置。
  9. 前記速度指令信号は、DC電圧信号を含み、
    前記基準クロック信号生成部は、前記DC電圧信号の電圧値を検出し、検出した電圧値に対応する前記第1のクロック信号を生成する、請求項6から8のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  10. 前記基準クロック信号生成部は、
    前記DC電圧信号の前記電圧値を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部で検出された電圧値に対応する予め定義された演算式に基づいて周波数を確定し、その確定した周波数を有する前記第1のクロック信号を生成して出力する信号発生部とを有する、請求項に記載のモータ駆動制御装置。
  11. 前記信号発生部は、予め前記電圧値に対応するように定義された周波数テーブルを参照し、前記電圧検出部で検出された電圧値に対応する周波数を確定し、その確定した周波数を有する前記第1のクロック信号を生成して出力する、請求項10に記載のモータ駆動制御装置。
  12. 少なくとも請求項1から11のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置を含む、集積回路装置。
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