JP6273037B1 - 締結具 - Google Patents

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    • F16B39/02Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down
    • F16B39/12Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by means of locknuts

Abstract

締結していたい時には締結状態を確実に保持し、緩めたい時には容易に緩めることができる締結具を提供する。第1ナット9を覆うように外周が六角形の第2ナット11が配設されている。空洞13の底面11bからは水平となす角α(>0度)で、軸部7A周りに傾斜面11cが円錐台状に第2ナット11の左端11dまで形成されている。この傾斜面11cは、軸部7Aの軸中心O点から偏差δだけずらしたP点を中心として360度形成されている。このため、例えば、第1ナット9の角部c1が傾斜面11cに当接されている最中に、第1ナット9の角部c2、c3、c4、c5、c6は傾斜面11cとは当接していない状態である。このため、第1ナット9とボルト7の軸部7A間及び第2ナット11とボルト7の軸部7A間には不均衡な力が働く。

Description

本発明は締結具に係わり、特に締結していたい時には締結状態を確実に保持し、緩めたい時には容易に緩めることができる締結具に関する。
従来、普通のナットはもとより緩み止め機能を持つナットの多くもが、ナット座面と締結される物体が接する面に生じる摩擦力、あるいはボルトとナットが接する面に生じる摩擦力を利用することによってナットの緩む向きの回転を抑止する構造を持つものであった。
そのため、締結後に振動や衝撃が生じる場合等においては、時間の経過とともにナットに緩みが生じやすかった。
このため、従来より緩み防止を目的としたナットやボルト等の改良が行われている。
例えば、この改良の例として特許文献1のボルトとナットによる締結具を説明する。この例では、ボルトの頭部とナットの間にワッシャー又は機械器具面が挟まれている。そして、このワッシャー又は機械器具面に対し面するナットの一端面には予め小さい半球状の突起部が形成されている。
かかる構成において、ボルトとナット間を締めつけて行くと、ワッシャー又は機械器具面に対し最初にこの半球状の突起部が接触するようになっている。
即ち、ナットの一端面の全面がワッシャー又は機械器具面に対し接触するという通常の用法とは異なり、ナットの一端面はワッシャー又は機械器具面間に対し半球状の突起部の高さにより傾きを生じる。このとき、雄ねじと雌ねじの正常な螺合状態に逆らってナットが強く締めつけられるので、両者のネジ山が不正に絡み接合することになり緩み止めの作用が生ずる。
実開昭52−37154
ところで、特許文献1の締結具では、ワッシャー又は機械器具面間がボルトの軸足方向に対して垂直に配設されている。このため、半球状の突起部がワッシャー又は機械器具面に対し接触し始めてからねじ込むのにいきなり大きな力が必要となる。このため、ナットを軸足周りに回せる軌跡が短い。従って、締結後に強い振動や衝撃があった場合には一旦掛けられた力が容易に緩む恐れがあった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、締結していたい時には締結状態を確実に保持し、緩めたい時には容易に緩めることができる締結具を提供することを目的とする。
このため本発明(請求項1)は、ボルトと、該ボルトに対し締結の対象となる被締結部材を間に挟むように配設された第1ナットと、前記ボルトと前記第1ナット間の締結を確実にさせる第2ナットを備えた締結具であって、前記第1ナットが、前記ボルトの軸部に対して螺合され螺進退自在であり、外周囲に座面を底面とするn角柱の形状を有し、前記第2ナットが、前記ボルトの軸部に対して螺合され螺進退自在であり、前記第1ナットの側稜と第2ナット側の底面との交差部に形成されるn個の角部の内の少なくとも一つが接触しつつ摺動する傾斜面が内側に形成された壁部を有し、該傾斜面が前記軸部周りの全周に形成されたことを特徴とする。
第2ナットのボルトの軸部周りの全周には、第1ナットの角部の内の少なくとも一つが接触する傾斜面が内側に形成された壁部を有する。この傾斜面により、第2ナットがねじ込みされると第1ナットの角部は傾斜面に沿って渦巻き状に軌跡を描きながら少しずつ奥の方にねじ込まれて行く。第1ナットの角部は渦巻き状に軌跡を描きながら進むため第2ナットを回す力は小さい力で済む。このとき、第1ナットの角部の一部と第2ナットの傾斜面間に力が働く。一方、傾斜面と接触しない第1ナットの角部は何らの力を受けないため第1ナットとボルトの軸部間及び第2ナットとボルトの軸部間には不均衡な力が働く。
この不均衡な力により、第1ナットと第2ナットとは共にわずかに形状が傾けられる。
以上により、第1ナットと第2ナットは共に固定され、締結後に強い振動や衝撃があった場合であってもナットが緩むことは無くなる。また、傾斜面が軸部周りの全周に形成されたことで構造を強固にできる。
また、本発明(請求項2)は、前記壁部の内側に形成された傾斜面は、前記軸部の中心よりも所定の偏差分だけずれた点を中心として断面が円形に形成されたことを特徴とする。
壁部の内側に形成された傾斜面の断面を円形に形成することで加工が簡単に行える。
更に、本発明(請求項3)は、前記第2ナットの端部には外周囲が前記第1ナットと同じサイズで前記第1ナットと同じ個数の角部を有するナット突設部が形成されたことを特徴とする。
第1ナットとナット突設部とが同じサイズなので、第1ナットを締結する際に用いたレンチと同じレンチを使ってナット突設部を螺入できる。従って、用意するレンチは一つで済む。
以上説明したように本発明(請求項1)によれば、第2ナットが、第1ナットの角部の内の少なくとも一つが接触する傾斜面が内側に形成された壁部を有し、この傾斜面がボルトの軸部周りの全周に形成されたので、第1ナットと第2ナットは共に締結をした位置で固定され、締結後に強い振動や衝撃があった場合であってもナットが緩むことは無くなる。また、構造がシンプルで製造・生産が容易である。更に、傾斜面が軸部周りの全周に形成されたことで構造を強固にできる。
本発明の第1実施形態である締結具の側面断面図 本発明の第1実施形態である締結具の側面外形図 図1中の矢視線A−Aよりみた正面図 本発明の第1実施形態の作用を説明する図(傾斜面と第1ナットの角部が接触している) 同上(第2ナットを回転させたときの様子) 第2ナットの傾斜面の展開図 図2の場合とは逆に、第2ナットの端部を被締結部材に接触させた例 本発明の第2実施形態である締結具の側面断面図 本発明の第2実施形態である締結具の側面外形図 図8中の矢視線B−Bよりみた正面図
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の第1実施形態である締結具の構成図を図1〜図3に示す。図1は第1実施形態の締結具の側面断面図を示し、図2はこの締結具の側面外形図を示す。また、図3は図1中の矢視線A−Aよりみた正面図を示す。
図1において、板等の被締結部材1とこの被締結部材1に対して固定される被締結部材3には外周に雄ねじ5の刻設された軸部7Aと六角形の頭部7Bとを有するボルト7が通されている。そして、この軸部7Aに対し、内側部分9aに図示しない雌ねじの刻設された外周が六角形の第1ナット9が螺合され螺進退自在なようになっている。ボルト7及び第1ナット9は市販の一般的に広く普及しているものでよい。
図1において、第1ナット9を覆うように外周が六角形の第2ナット11が配設されている。第2ナット11の軸部7Aと接触する内側部分11aには第1ナット9の内側部分9aと同様に図示しない雌ねじが刻設されている。第2ナット11の軸部7Aと接触しない内側部分には空洞13が形成されている。そして、この空洞13の底面11bからは水平となす角α(>0度)で、軸部7A周りに傾斜面11cが円錐台状に第2ナット11の左端11dまで形成されている。従って、図1においては、傾斜面11cと軸部7A間の距離が底面11bから左端11d側に向けて次第に大きくなっている。
この傾斜面11cは図1及び図3中に示すように、軸部7Aの軸中心O点から偏差δだけずらしたP点を中心として360度形成されている。即ち、図1及び図3に示す通り、P点周りに円錐台の空洞13が形成されている。
以後、この傾斜面11cの形成された第2ナット11の空洞13周りの壁をストッパー部11Aと呼ぶ。
図1及び図3より分かるように、空洞13の中心P点の位置は偏差δだけ軸中心O点より下方に向けてずれている。このため、例えば、第1ナット9の角部c1が傾斜面11cに当接されている最中に、第1ナット9の角部c2、c3、c4、c5、c6は傾斜面11cとは当接していない状態である。
次に、本発明の第1実施形態の動作を説明する。
まず、被締結部材1と被締結部材3を図示しないレンチを使いボルト7と第1ナット9で挟みしっかりと締結する。その後、口幅寸法の大きいレンチを使って第2ナット11を螺入する。図1に示すように、第2ナット11のストッパー部11Aの傾斜面11cが第1ナット9の角部c1の右端側頂部と接触をした後、更にレンチを回し第2ナット11を少しずつねじ込む。
傾斜面11cは水平より角α(>0度)だけ傾斜しているので、第1ナット9の角部c1の右端側頂部は傾斜面11cに沿って渦巻き状に軌跡を描きながら少しずつ奥の方にねじ込まれて行く。渦巻き状に軌跡を描きながら進むため第2ナット11を回す力は小さい力で済む。このとき、第1ナット9の角部c1と第2ナット11のストッパー部11Aの傾斜面11c間に力が働き、図1に示す通り、第1ナット9の右端より軸部7Aに向けて下向きの力F1が作用する。
また、第2ナット11の右端より軸部7Aに向けて下向きの力F2が作用する。これに対し、第1ナット9の角部c2、c3、c4、c5、c6と傾斜面11cとは接触していない状態であるので、第1ナット9の角部c2、c3、c4、c5、c6とこれに対峙する傾斜面11c間に力は生じていない。
このため、第1ナット9の右端と第2ナット11の右端には軸部7Aに向けて不均衡な力が生じ第1ナット9と第2ナット11は共に右回りにわずかに形状が傾けられる。
このとき力F1の反動により第1ナット9の左端側はわずかに軸部7Aより浮かされる状態となる。また、力F2の反動により第2ナット11の左端側はわずかに軸部7Aより浮かされる状態となる。
そして、この第1ナット9と第2ナット11の形状の傾きは第2ナット11のねじ込みを止めた後も維持される。
以上により、第1ナット9と第2ナット11は共にこの位置で固定され、締結後に強い振動や衝撃があった場合であってもナットが緩むことは無くなる。なお、角αが小さいほど、小さい力で第2ナット11を締めることができ、かつ摺動する軌跡の延長が長くなるため、ナットが緩み難くできる。
締結による固定を解除したい場合には、第2ナット11を緩める方向に回転させればよい。第2ナット11は構造がシンプルで製造・生産が容易である。特に、軸部7Aの軸中心O点から偏差δだけずらした中心P点周りに円錐台の空洞を刻設すればよいだけなので加工は極めて簡単に行える。従って、製造コストも安価である。
なお、本実施形態では空洞13の中心P点の位置は偏差δだけ軸中心O点より下方に向けてずれている。このため、第1ナット9の角部c1、c2、c3、c4、c5、c6の右端側頂部は傾斜面11cに沿って断続的に渦巻き状に軌跡を描くことになる。この間の作用を図4〜図6に基づき説明する。但し、図4、図5は理解を容易にするために図3の第2ナット11の六角形角部を30度回転させた構成としている。一方、空洞中心P点の位置及び空洞13の構成は図3と同じである。ここに、第1ナット9が固定され、第2ナット11が反時計回りに回転自在とする。
今、図4に示すように、第2ナット11の傾斜面11cにおける一番肉厚の部分である母線Qが真上に来て第1ナット9の角部c1の位置にあったとする。第2ナット11の母線Qは軸部7Aの軸中心O点から見たときに最も短い距離にある。このため、第1ナット9の角部c1は傾斜面11cに当接する。このときの様子を図6に示す。図6は第2ナット11の傾斜面11cを平面図として展開したものである。図6において、母線Qを内包する放物線Rの内側は、軸部7Aの軸中心O点から第2ナット11の傾斜面11cまでの距離が、軸中心O点から各角部c1、c2、c3、c4、c5、c6までの距離以下になる範囲である。即ち、角部c1、c2、c3、c4、c5、c6による軌跡がつく範囲である。また、図6中の縦の点線は第2ナット11の60度回転毎に第1ナット9の各角部が侵入し到達するラインを示す。図6において、第1ナット9の角部c1は傾斜面11cと地点イで当接する。
次に、第2ナット11の母線Qが第1ナット9の角部c1の位置にあった状態から図5に示すように第2ナット11を反時計回りに回転させる。即ち、図5では、第2ナット11の母線Qは第1ナット9の角部c1より多少離れた状態である。このとき、第1ナット9の角部c1は第2ナット11の傾斜面11cより一旦離れる。これは、第2ナット11の母線Qは第1ナット9の角部c1と一致しているときに第1ナット9の角部と第2ナット11の傾斜面11c間の間隔が最も短い距離であり、その箇所よりも回転されたときには第1ナット9の角部と第2ナット11の傾斜面11c間の間隔は次第に少しずつ大きくなるためである。従って、図6においては地点イのみが放物線Rの内側にあり、地点イだけの軌跡となる。
次に、第2ナット11を図5の状態よりも更にもう少しだけ反時計回りに回転させる。すると、今度は第1ナット9の角部c2が第2ナット11の母線Qと当接するようになる。
具体的には、第2ナット11の母線Qが第1ナット9の角部c2の少し手前(図6の地点ロ)より第1ナット9の角部c2は第2ナット11の傾斜面11cと再び当接を始め、力F1の押圧による第1ナット9の角部c2と第2ナット11の傾斜面11c間での接触が生ずる。この接触は、力F1の押圧により第2ナット11の母線Qが第1ナット9の角部c2を少し越える地点(図6の地点ハ)まで続く。
ここに、図6において、第1ナット9の角部c2の軌跡は角部c1の軌跡の延長上ではない、60度回転後の別の位相から引かれる。即ち、図6中に地点ロから地点ハで示すように軌跡が残る。地点ハでは第1ナット9の角部c2が第2ナット11の傾斜面11cより離れることで角部c2による軌跡は一旦途絶える。しかしながら、このとき、次の第1ナット9の角部c3が既に図6の地点ニにおいて第2ナット11の傾斜面11cと当接しており、角部c2と角部c3による2点同時での接触となる。従って、60度以降の接触では少なくとも2点以上で角部が傾斜面11cと当接することになり回転は安定する。
ねじ込みが進むことで第1ナット9の角部が第2ナット11の傾斜面11cと接触しながら、押し付ける力を増しながら螺旋状に進む。傾斜面11cは次第にすぼまっているので力F1と力F2の大きさは次第に最大限になる。また、図6においては、360度において角部c6と角部c1と角部c2が同時に当接するので回転は安定する。力F1と力F2の大きさが最大限になったとき、第1ナット9と第2ナット11間は固定される。しかも、このときには3カ所の角部が当接しているので固定は安定している。
本実施形態では第1ナット9を六角形の例で説明したが、n角形(nは3以上の整数)としてもよい。nが6よりも大きい整数になるに連れて途切れる間隔は狭くなり、第2ナット11の回転は滑らかになる。
なお、図1において第1ナット9の端面は必ずしも被締結部材3に接触させる必要は無く、軸部7Aの任意の箇所であっても第1ナット9と第2ナット11を固定させることができる。
また、図7に示すように、図2の場合とは逆に、第2ナット11の端部11fを被締結部材3に接触させ第1ナット9をレンチを使って螺入し第2ナット11側に向けて押し込むようにされてもよい。
更に、傾斜面11cの水平からの角α(>0度)は、軸部7Aの軸方向距離に応じて一定とはせずに変化させるようにされてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態である締結具の構成図を図8〜図10に示す。図8は第2実施形態の締結具の側面断面図を示し、図9はこの締結具の側面外形図を示す。また、図10は図8中の矢視線B−Bよりみた正面図を示す。なお、図1〜図3と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
図8、図9において、円柱形の第2ナット11の右端には第2ナット11の外形よりも小さく、第1ナット9の外形と同じ寸法の六角形のナット突設部31が形成されている。
かかる構成において、第1ナット9とナット突設部31とが同じサイズなので、第1ナット9を締結する際に用いたレンチと同じレンチを使ってナット突設部31を螺入できる。従って、用意するレンチは一つで済む。
なお、本発明の各実施形態は、ボルトとナットにより締結しうるすべてのものに利用できる。特に従来、緩みやすいが故に緩み止め機能を持つ締結具が用いられてきた分野において有用である。
1 、3 被締結部材
7 ボルト
7A 軸部
7B 頭部
9、11 ナット
11A ストッパー部
11b ナット底面
11c ナット傾斜面
11d ナット左端
11f ナット端面
13 空洞
31 ナット突設部

Claims (3)

  1. ボルト(7)と、
    該ボルト(7)に対し締結の対象となる被締結部材(1,3)を間に挟むように配設された第1ナット(9)と、
    前記ボルト(7)と前記第1ナット(9)間の締結を確実にさせる第2ナット(11)を備えた締結具であって、
    前記第1ナット(9)が、前記ボルト(7)の軸部(7A)に対して螺合され螺進退自在であり、外周囲に座面を底面とするn角柱の形状を有し、
    前記第2ナット(11)が、前記ボルト(7)の軸部(7A)に対して螺合され螺進退自在であり、前記第1ナット(9)の側稜と第2ナット側の底面との交差部に形成されるn個の角部の内の少なくとも一つが接触しつつ摺動する傾斜面(11c)が内側に形成された壁部を有し、該傾斜面(11c)が前記軸部(7A)周りの全周に形成されたことを特徴とする締結具。
  2. 前記壁部の内側に形成された傾斜面(11c)は、前記軸部(7A)の中心よりも所定の偏差分だけずれた点を中心として断面が円形に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の締結具。
  3. 前記第2ナット(11)の端部には外周囲が前記第1ナット(9)と同じサイズで前記第1ナット(9)と同じ個数の角部を有するナット突設部(31)が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の締結具。
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