JP2007333041A - ナット - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明はボルトの所定位置まで容易に差し込むことができるとともに、該部位より回転させることにより、確実にボルトのねじ山に螺合させて、十分な強度で締付けることができる、構造が簡単で、安価に製造することができるナットを得るにある。
【解決手段】 楕円形状のボルト挿入孔が形成された第1のナット本体と、この第1のナット本体のボルト挿入孔の長径側の一方の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第1のねじ山と、第1のナット本体と同形状の楕円形状のボルト挿入孔が形成された第2のナット本体と、この第2のナット本体の第1のナット本体の第1のねじ山と対向する部位の長径側の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第2のねじ山と、ボルト挿入時には第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れてボルトの挿入ができ所定位置まで挿入するとボルトのねじ山に第1・第2のねじ山が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体を保持する保持手段とでナットを構成している。
【選択図】 図8
【解決手段】 楕円形状のボルト挿入孔が形成された第1のナット本体と、この第1のナット本体のボルト挿入孔の長径側の一方の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第1のねじ山と、第1のナット本体と同形状の楕円形状のボルト挿入孔が形成された第2のナット本体と、この第2のナット本体の第1のナット本体の第1のねじ山と対向する部位の長径側の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第2のねじ山と、ボルト挿入時には第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れてボルトの挿入ができ所定位置まで挿入するとボルトのねじ山に第1・第2のねじ山が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体を保持する保持手段とでナットを構成している。
【選択図】 図8
Description
本発明はボルトの所定位置まで挿入した後、回転させることによりボルトと螺合させることができるナットに関する。
従来のこの種のナットはナット本体内に付勢スプリングで常時縮径方向に付勢された3個のねじ山が形成されたナットピースを用いた構造になっている。
このため、部品点数が多く、コスト高になるという欠点があった。
また、ボルトに螺合させた場合、該ボルトのねじ山に噛み合うのは3個のナットピースの全てのねじ山でなく、ほとんど1個のナットピースのねじ山であるため、螺合強度が十分に得られないという欠点があった。
特開2001−295825
また、ボルトに螺合させた場合、該ボルトのねじ山に噛み合うのは3個のナットピースの全てのねじ山でなく、ほとんど1個のナットピースのねじ山であるため、螺合強度が十分に得られないという欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ボルトの所定位置まで容易に差し込むことができるとともに、該部位より回転させることにより、確実にボルトのねじ山に螺合させて、十分な強度で締付けることができる、構造が簡単で、安価に製造することができるナットを提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は楕円形状のボルト挿入孔が形成された第1のナット本体と、この第1のナット本体のボルト挿入孔の長径側の一方の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第1のねじ山と、前記第1のナット本体と同形状の楕円形状のボルト挿入孔が形成された第2のナット本体と、この第2のナット本体の前記第1のナット本体の第1のねじ山と対向する部位の長径側の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第2のねじ山と、ボルト挿入時には前記第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れてボルトの挿入ができ、所定位置まで挿入すると、該ボルトのねじ山に第1・第2のねじ山が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体を保持する保持手段とでナットを構成している。
本発明は保持手段は第1・第2のナット本体の対向面に形成した三角錐、四角錐等の多角錐あるいは円錐台形状の凹凸部と、第1・第2のナット本体が軸心方向に移動可能で、かつボルト挿入孔の長径側方向に移動できるように取付ける長孔、接続ボルトとからなる取付け手段とでナットを構成している。
本発明は保持手段は第1のナット本体の第2のナット本体と対向する面に取付けられた一対の接続ボルトと、この一対の接続ボルトが少なくともボルト挿入孔の長径側方向に遊挿されるように第2のナット本体に形成された第1のナット本体側にスプリング支持部が形成された一対の接続ボルト挿入孔と、この一対の接続ボルト挿入孔に挿入された一端が前記スプリング支持部に支持され、他端が前記接続ボルトの頭部に支持される一対の付勢スプリングとでナットを構成している。
本発明は保持手段は第1・第2のナット本体の対向面に形成されたボルト挿入孔の長径側が傾斜面となる台形状あるいは山形状の凹凸部と、この台形状の凹凸部の一方の傾斜面に形成された、該傾斜面に沿ってスライド移動可能に係合させることができる係合部および係合片とでナットを構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)楕円形状のボルト挿入孔が形成された第1のナット本体と、この第1のナット本体のボルト挿入孔の長径側の一方の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第1のねじ山と、前記第1のナット本体と同形状の楕円形状のボルト挿入孔が形成された第2のナット本体と、この第2のナット本体の前記第1のナット本体の第1のねじ山と対向する部位の長径側の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第2のねじ山と、ボルト挿入時には前記第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れてボルトの挿入ができ、所定位置まで挿入すると、該ボルトのねじ山に第1・第2のねじ山が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体を保持する保持手段とで構成されているので、第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れるように位置させることにより、ボルトの任意の位置まで容易に挿入することができ取付け作業が容易で短時間にできるにとともに、第1・第2のねじ山が近づくように位置させることにより、ボルトのねじ山に第1・第2のねじ山を螺合させることができる。
したがって、この螺合状態で回転させることにより、強固に螺締めすることができる。
したがって、この螺合状態で回転させることにより、強固に螺締めすることができる。
(2)前記(1)によって、強固な螺締め状態から緩めることにより、第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れるように位置させることができる。
したがって、少しの回転によってボルトより容易に取り外すことができる。
したがって、少しの回転によってボルトより容易に取り外すことができる。
(3)前記(1)によって、第1・第2のナット本体と保持手段とでよいので、構造が簡単で、安価に製造することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、第1・第2のナット本体に形成した円錐台形状の凹凸部によって、該円錐台形状の凹凸部が重なり合うと、第1・第2のねじ山が近づくように設定することができる。
したがって、より確実にボルトの螺合させることができる。
また、保持手段の構造が簡単で、確実に機能させることができる。
したがって、より確実にボルトの螺合させることができる。
また、保持手段の構造が簡単で、確実に機能させることができる。
(5)請求項3、4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図11に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明のナットで、このナット1は楕円形状のボルト挿入孔2が形成された第1のナット本体3と、この第1のナット本体3のボルト挿入孔2の長径側の一方の内壁面にボルト4の挿入が可能に突出形成された第1のねじ山5と、前記第1のナット本体3と同形状の楕円形状のボルト挿入孔6が形成された第2のナット本体7と、この第2のナット本体7の前記第1のナット本体3の第1のねじ山5と対向する部位の長径側の内壁面にボルト4の挿入が可能に突出形成された第2のねじ山8と、ボルト挿入時には前記第1・第2のナット本体3、7の第1・第2のねじ山5・8が離れてボルト4の挿入ができ、所定位置まで挿入すると、該ボルト4のねじ山4aに第1・第2のねじ山5、8が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体3、7を保持する保持手段9とで構成されている。
前記第1・第2のナット本体3、7の第1・第2のねじ山5、8を除く部位は前記ボルト4が挿入できるねじ山4aの外径寸法とほぼ同じ大きさとなるように形成されている。
前記保持手段9は前記第1・第2のナット本体3、7の対向面に密着状態で、前記第1・第2のねじ山5、8が一番近くなるように形成された円錐台形状の凹凸部10、11と、前記第2のナット本体7の対向面側に透孔12、12を有するスプリング支持部13、13が形成された軸心方向の長孔14、14と、この長孔14、14および前記透孔12、12に前記ボルト挿入孔2、6の長径方向に移動できる遊びを介して挿入され、前記第1のナット本体3の対向面側に螺合固定される接続ボルト15、15、この接続ボルト15、15の頭部16、16と前記スプリング支持部13、13との間の長孔14、14内に収納された付勢スプリング17、17とからなる取付け手段18とで構成されている。
なお、本発明を実施する形態では円錐台形状の凹凸部10、11を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、三角錐、四角錐等の多角錐の凹凸部10、11を用いても同様な作用効果がえられる。
なお、本発明を実施する形態では円錐台形状の凹凸部10、11を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、三角錐、四角錐等の多角錐の凹凸部10、11を用いても同様な作用効果がえられる。
上記構成のナット1は取付け手段18の付勢スプリング17、17の付勢力に抗して第1・第2のナット本体3、7を離し、第1・第2のねじ山5、8が離れるように位置させると、この状態で形成されるボルト挿入孔2、6にボルト4を挿入することができ、ボルト4を所定位置まで挿入すると第1・第2のナット本体3、7の円錐台形状の凹凸部10、11が付勢スプリング17、17の付勢力によって密着させ、第1・第2のナット本体3、7を螺合させることにより、ボルト4のねじ山4aと第1・第2のねじ山5、8が噛み合い螺合して、強固に螺締めすることができる。
ナット1を外す場合には、第1・第2のナット本体3、7を反締付け方向に回転させることにより、第1・第2のナット本体3、7の密着状態を解除すると、ボルト4のねじ山4aと第1・第2のねじ山5、8との噛み合いが解除でき、回転することなくボルト4より取り外すことができる。
[発明を実施するための異なる形態]
ナット1を外す場合には、第1・第2のナット本体3、7を反締付け方向に回転させることにより、第1・第2のナット本体3、7の密着状態を解除すると、ボルト4のねじ山4aと第1・第2のねじ山5、8との噛み合いが解除でき、回転することなくボルト4より取り外すことができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図12ないし図28に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12ないし図15に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、第1・第2のナット本体3、7の対向面にボルト挿入孔2、6の長径側が傾斜面19、20となる台形状の凹凸部10A、11Aと、この台形状の凹凸部10A、11Aの一方の傾斜面19、20に形成された、該傾斜面19、20に沿って抜け脱不能にスライド移動可能に係合させることができるアリミゾ形状の係合部21および係合片22とからなる保持手段9Aを用いた点で、このような保持手段9Aを用いて構成したナット1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、より部品点数が少なく、低コストで製造することができる。
なお、本発明の実施の形態ではアリミゾ形状の係合部21および係合片22を用いるものについて説明したが,本発明はこれに限らず球縁形状等の係合部および係合片をもちいてもよい。
なお、本発明の実施の形態ではアリミゾ形状の係合部21および係合片22を用いるものについて説明したが,本発明はこれに限らず球縁形状等の係合部および係合片をもちいてもよい。
図16ないし図19に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、第1・第2のナット本体3、7の対向面にボルト挿入孔2、6の長径側が傾斜面19、20となる山形状の凹凸部10B、11Bを使用する保持手段9B
を用いた点で、このような保持手段9Bを用いて構成したナット1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
を用いた点で、このような保持手段9Bを用いて構成したナット1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
図20ないし図23に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、第1・第2のナット本体3、7のボルト挿入孔2、6の長径側の外側面に取付けられた、該第1・第2のナット本体3、7を常時密着するように付勢することができるとともに、ボルト挿入孔2、6が長径方向に移動可能にスプリング23、23を使用した保持手段9Cを用いた点で、このような保持手段9Cを用いて構成したナット1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記スプリング23、23は先端部がカギ状に曲げられた板スプリングが使用されている。24、24はこの板スプリング23、23の後端部を第1のナット本体3の外側面に固定するビス、25、25は前記板スプリング23、23の先端部が挿入される第2のナット本体7の外側面に形成された内側下部に先端部が係止される係止部26、26を有するスプリング係止凹部である。
なお、本発明を実施する形態では板スプリング23、23を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、コイルスプリングやゴム等の弾性体を用いてもよい。
なお、前記スプリング23、23は先端部がカギ状に曲げられた板スプリングが使用されている。24、24はこの板スプリング23、23の後端部を第1のナット本体3の外側面に固定するビス、25、25は前記板スプリング23、23の先端部が挿入される第2のナット本体7の外側面に形成された内側下部に先端部が係止される係止部26、26を有するスプリング係止凹部である。
なお、本発明を実施する形態では板スプリング23、23を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、コイルスプリングやゴム等の弾性体を用いてもよい。
図24ないし図26に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、第1・第2のナット本体3、7の対向面を平坦面27、27に形成した保持手段9Dを用いた点で、このような保持手段9D
を用いて構成したナット1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では、前記本発明を実施するための最良の第1の形態の接続ボルトを用いる取付け段を使用してもよい。
を用いて構成したナット1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施する形態では、前記本発明を実施するための最良の第1の形態の接続ボルトを用いる取付け段を使用してもよい。
図27および図28に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、第1のナット本体3のボルト挿入孔2の長径側の外側面に第2のナット本体7の端部より外方に突出するように取付けられた一対の支柱28、28、この一対の支柱28、28の先端部に取付けられた座金状のスプリング支持板29、このスプリング支持板29と第2のナット本体7との間に介装された押し圧スプリング30を使用した保持手段9Eいた点で、このような保持手段9Eを用いて構成したナット1Eにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明はナットを製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D、1E:ナット、
2:ボルト挿入孔、 3:第1のナット本体、
4:ボルト、 5:第1のねじ山、
6:ボルト挿入孔、 7:第2のナット本体、
8:第2のねじ山、
9、9A、9B、C、9D、9E:保持手段、
10、10A、10B:凹部、 11、11A、11B:凸部、
12:透孔、 13:スプリング支持部、
14:長孔、 15:接続ボルト、
16:頭部、 17:付勢スプリング、
18:取付け手段、 19、20:傾斜面、
21:係合部、 22:係合片、
23:スプリング、 24:ビス、
25:スプリング係止凹部、 26:係止部、
27:平坦面、 28:支柱、
29:スプリング支持板、 30:押し圧スプリング。
2:ボルト挿入孔、 3:第1のナット本体、
4:ボルト、 5:第1のねじ山、
6:ボルト挿入孔、 7:第2のナット本体、
8:第2のねじ山、
9、9A、9B、C、9D、9E:保持手段、
10、10A、10B:凹部、 11、11A、11B:凸部、
12:透孔、 13:スプリング支持部、
14:長孔、 15:接続ボルト、
16:頭部、 17:付勢スプリング、
18:取付け手段、 19、20:傾斜面、
21:係合部、 22:係合片、
23:スプリング、 24:ビス、
25:スプリング係止凹部、 26:係止部、
27:平坦面、 28:支柱、
29:スプリング支持板、 30:押し圧スプリング。
Claims (4)
- 楕円形状のボルト挿入孔が形成された第1のナット本体と、この第1のナット本体のボルト挿入孔の長径側の一方の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第1のねじ山と、前記第1のナット本体と同形状の楕円形状のボルト挿入孔が形成された第2のナット本体と、この第2のナット本体の前記第1のナット本体の第1のねじ山と対向する部位の長径側の内壁面にボルトの挿入が可能に突出形成された第2のねじ山と、ボルト挿入時には前記第1・第2のナット本体の第1・第2のねじ山が離れてボルトの挿入ができ、所定位置まで挿入すると、該ボルトのねじ山に第1・第2のねじ山が螺合するように位置できるように第1・第2のナット本体を保持する保持手段とからなることを特徴とするナット。
- 保持手段は第1・第2のナット本体の対向面に形成した三角錐、四角錐等の多角錐あるいは円錐台形状の凹凸部と、第1・第2のナット本体が軸心方向に移動可能で、かつボルト挿入孔の長径側方向に移動できるように取付ける長孔、接続ボルトとからなる取付け手段とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のナット。
- 保持手段は第1のナット本体の第2のナット本体と対向する面に取付けられた一対の接続ボルトと、この一対の接続ボルトが少なくともボルト挿入孔の長径側方向に遊挿されるように第2のナット本体に形成された第1のナット本体側にスプリング支持部が形成された一対の接続ボルト挿入孔と、この一対の接続ボルト挿入孔に挿入された一端が前記スプリング支持部に支持され、他端が前記接続ボルトの頭部に支持される一対の付勢スプリングとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のナット。
- 保持手段は第1・第2のナット本体の対向面に形成されたボルト挿入孔の長径側が傾斜面となる台形状あるいは山形状の凹凸部と、この台形状の凹凸部の一方の傾斜面に形成された、該傾斜面に沿ってスライド移動可能に係合させることができる係合部および係合片とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のナット。
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