JP2021008897A - 緩まないナット - Google Patents

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Toshimitsu Tokumoto
利光 徳元
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    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/02Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down
    • F16B39/12Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by means of locknuts
    • F16B39/16Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by means of locknuts in which the screw-thread of the locknut differs from that of the nut
    • F16B39/18Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down by means of locknuts in which the screw-thread of the locknut differs from that of the nut in which the locknut grips with screw-thread in the nuts as well as on the bolt

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Abstract

【課題】ナットにおいて、締め付け作業が簡単かつ迅速に行え、しかも、強固かつ確実なゆるみ止め効果が得られるゆるみ止め方法を提供する。【解決手段】一個のナットを途中から軸と直角に三つに切断した形で真ん中のナットを取り除いた第一ナット11と第三ナット13とからなり、第三ナット13には切断面131にナットのねじ穴132の直径より大径の偏心円柱部133が第三ナット13の中心軸に対して直角方向に偏心されて軸方向外方に突設されていると共に、偏心円柱部133の外周側面には側面凸部134が形成されている一方、第一ナット11には、切断面111に、偏心円柱部133と嵌合する、偏心円筒部113が第一ナット11の中心軸に対して直角方向に偏心して開けられていて内部に中心軸に対して平行方向に軸方向の溝114と径方向に径方向の溝115が形成されており、全体をロックナット1とした。【選択図】図1

Description

本発明は、緩まないナットに関する。詳しくは、緩み止めのついたナットに関する。
ナットにおいて振動や衝撃が加わると、瞬間的にナットと締め付け面との間に隙間ができて、ナットに荷重が働かなくなり、それに伴ってナットに回転が生じて緩みが発生することが知られている。このようなナットの緩みを防止するために、ナットを2個使用し、二つのナットを工具で互いに逆方向に締めるダブルナット方式が従来から知られている。
しかしながら、上記従来のダブルナット方式では、ナットが2個必要な上、1本のボルトに2個のナットを別々に螺合する作業が必要になるため作業性が悪い問題があった。
特願2019−103183
本発明は、従来の2個のナットによるナットのロック方式の課題を解決するものであり、1個のような状態のナットを1本のボルトに1回螺合するだけで、ナットをロックする作業が簡単かつ迅速に行え、しかも、確実かつ強固な緩み止め効果が得られるナットのロック方式を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のロックナットは、一個のナットを途中からナットの中心軸と直角方向に三つに切断したような形で上から第一ナット、第二ナット、第三ナットとすると、第一ナットと第二ナットと第三ナットは、一本のボルトに螺合する雌ねじをナットのねじ穴にそれぞれ有しており、本ナットは第二ナットを取り除いた第一ナットと第三ナットとからなるロックナットであって、
第三ナットには第二ナットとの切断面に第三ナットのねじ穴の直径より大径の偏心円柱部が第三ナットの中心軸に対して直角方向に偏心されて軸方向外方に突設されていると共に、偏心円柱部の外周側面の一部に径方向外方に突設された側面凸部が形成されている一方、
第一ナットには、第二ナットとの切断面に、第三ナットの偏心円柱部と嵌合する、第一ナットのねじ穴の直径より大径の円筒状の穴である偏心円筒部が第一ナットの中心軸に対して直角方向に偏心して開けられていて内部に軸方向の溝と径方向の溝とが形成されており、
第三ナットの偏心円柱部を第一ナットの偏心円筒部に偏心円柱部の側面凸部と偏心円筒部の軸方向の溝が一致するようにして、相対向する切断面が接するまで嵌め込んだ後、偏心円柱部の側面凸部を偏心円筒部の径方向の溝に添って溝の端まで第三ナットを回転させると、両者のナットのねじ穴のねじの中心軸が一致しここで第一ナットと第三ナットとを第二ナットの厚さに等しい軸方向の遊び分だけ離すとピッチが連続するように構成する。
このロックナットの使用方法について説明すると、常時は、第三ナットの偏心円柱部が第一ナットの偏心円筒部に、相対向する切断面が接した状態で嵌合され、かつ偏心円柱部の側面凸部を偏心円筒部の径方向の溝に添って溝の端まで第三ナットを回転させ両者のナットのねじ穴のねじの中心軸が一致する状態にセットされて一個のナットのような状態になっており、緩まないナットとして使用する時は、そのセット状態のまま第一ナットと第三ナットを1本のボルトに螺合し第三ナットに所定のトルクが作用するまで締め付け方向に第一ナットと第三ナットを同時に回転させた後、この回転方向と同一方向に、第一ナットのみ所定角度回転させる。これにより、径方向のずれによるロック作用により緩み止めされるのである。
このロックナットは、第一ナットと第三ナットを組み合わせた1個のナットのような状態で締め付け方向に回転させた後、この回転方向と同一方向に、第一ナットのみ所定角度回転させるという比較的簡単で迅速に行える動作によって、確実かつ強固な緩み止め効果が得られるという優れた特徴を有する。
本発明により、第一ナットと第三ナットを組み合わせた1個のような状態のナットでボルトの締め付け作業が比較的簡単かつ迅速に行え、しかも、確実かつ強固な緩み止め効果が得られるロックナットを提供することができる。
第一ナットと第三ナットの断面図である。 図1のロックナットの正面図である。 図1のロックナットの上面図である。 図1のロックナットの第一ナットと第三ナットを組み合わせた状態の断面図である。 図1のロックナットの第一ナットと第三ナットを組み合わせた状態の正面図である。 図1のロックナットの第一ナットと第三ナットを組み合わせた後第三ナットを径方向の溝の端まで回転した状態の断面図である。 図1のロックナットの第一ナットと第三ナットを組み合わせた後第三ナットを径方向の溝の端まで回転した状態の正面図である。 図6のロックナットにおいて第一ナットと第三ナットをセットした状態で締め付け方向に回転させる様子を示す断面図である。 図6のロックナットにおいて、図8の状態から第一ナットのみを第三ナットに対し所定角度回転させる様子を示す断面図である。 第一ナットの偏心円筒部に側面凸部が、第三ナットの偏心円柱部に軸方向の溝と径方向の溝とが設けられたロックナットの断面図である。 図10のロックナットの正面図である。 図10のロックナットの上面図である。 図1のロックナットにおいて、第一ナットの偏心円筒部に軸方向の溝が2本設けられ、第三ナットの偏心円柱部に側面凸部が2個設けられたロックナットの断面図である。 図13のロックナットの正面図である。 図13のロックナットの上面図である。 図1のロックナットにおいて、第一ナットの偏心円筒部に径方向の溝が2本設けられ、第3ナットの偏心円柱部に側面凸部が2個設けられたロックナットの断面図である。 図16のロックナットの正面図である。 図1のロックナットにおいて、第一ナットの偏心円筒部に径方向に対して斜めに傾いた溝が設けられ、第三ナットの偏心円柱部に斜めに傾いた溝に納まる側面凸部が設けられたロックナットの断面図である。 図18のロックナットの正面図である。 図18のロックナットの左側面図である。 図1のロックナットにおいて、第一ナットの偏心円筒部に軸方向に対して斜めに傾いた溝が設けられたロックナットの断面図である。 図1のロックナットにおいて、第一ナットと第三ナットのねじ穴のねじの中心軸が一致する状態を示すねじ一致印を設けたロックナットの正面図である。 図22のロックナットにおいて、第三ナットの偏心円柱部が第一ナットの偏心円筒部に、相対向する切断面が接した状態まで嵌合されているロックナットの正面図である。 図23のロックナットから第三ナットを径方向の溝に添って溝の端まで回転させた状態のロックナットの正面図である。
図を用いてロックナットの実施形態を例示説明する。
以下の実施形態はあくまで本発明を掲示説明するものであって、本発明は、以下の具体的な実施形態に限定されるものではない。
ロックナット1は、図1に示すように、一個のナットを途中からナットの中心軸と直角方向に三つに切断した形で上から第一ナット11、第二ナット、第三ナット13とすると、第二ナットを取り除いて第一ナット11と第三ナット13とから構成され、第一ナット11と第二ナットと第三ナット13は、一本のボルト15に螺合する雌ねじをナットのねじ穴にそれぞれ有しており、第一ナット11と第三ナット13はねじの中心軸を合わせて第二ナットの厚さ分離すとピッチが一つのナットのように連続する。
1.第一ナット11
第一ナット11は、内側にボルト15に螺合するねじがあるナットのねじ穴112を有する。本実施形態では、第一ナット11は、上面視または側面視において、普通のナットの外形形状である。
そして、第一ナット11には、第二ナットとの切断面111に偏心円筒部113が形成されている。
偏心円筒部113は、第一ナット11のナットのねじ穴112の直径より大きい。また、偏心円筒部113は、第一ナット11の中心軸に対して直角方向に偏心されて形成され、内部に第一ナット11の軸方向と平行に軸方向の溝114と第一ナット11の径方向と平行に径方向の溝115とが形成されている。
径方向の溝115は軸方向の溝114と連続していて、軸方向の溝114に対して第一ナット11をボルト15に螺合させた時にボルト15の頭方向に進む方向に回転させる方向の側に設けられていて軸方向の溝114と反対側に溝の端が存在する。
径方向の溝115には軸方向に軸方向の遊び116が設けられていて軸方向の遊び116の大きさは第二ナットの厚さと同じに設定されている。
2.第三ナット13
第三ナット13も、内側にボルト15に螺合するねじがあるナットのねじ穴132を有する。ナットのねじ穴132は、第一ナット11のナットのねじ穴112と連続するためナットのねじ穴112と同一方向および同一ピッチである。ナットのねじ穴のねじのピッチは第一ナット11、第二ナット、第三ナット13の各切断面が接している時連続したピッチとなり、第一ナット11と第三ナット13を第二ナットの厚さだけ離しても第一ナット11と第三ナット13は連続したピッチとなる。
本実施形態では、第三ナット13は上面視において、普通のナットの外形形状である。
そして、第三ナット13には、第二ナットとの切断面131に偏心円柱部133が突設されている。この偏心円柱部133は、ナット13のナットのねじ穴132の直径よりも大径である。また、偏心円柱部133は、ナット13の中心軸に対し直角方向に偏心されて突設されている。ナット13の中心軸に対する偏心円柱部133の偏心寸法は、第一ナット11における、第一ナット11の中心軸に対する偏心円筒部113の偏心寸法と等しい。
また、偏心円柱部133の外周側面には、側面凸部134が形成されていて、側面凸部134は偏心円筒部113に形成されている軸方向の溝114に軸方向に納まる大きさになっており、さらに側面凸部134は偏心円筒部113に形成されている径方向の溝115に径方向に納まる大きさになっている。
そして、図4及び図5に例示するように、第三ナット13の偏心円柱部133を第一ナット11の偏心円筒部113に側面凸部134を軸方向の溝114に一致するようにして、第一ナット11と第三ナット13の相対向する切断面111と切断面131が接するまで嵌め込むと、第一ナット11と第三ナット13とは側面視で食い違って1個のナットのようにはならない。
切断面111と切断面131が接した状態に嵌合された状態から図6及び図7に例示するように、偏心円柱部133の側面凸部134を偏心円筒部113の径方向の溝115に添って溝の端まで第三ナット13をボルト15に螺合させた時にボルト15の頭方向に進む方向に回転させると第一ナット11と第三ナット13とは側面視で1個のナットのようになると同時に両者のナットのねじ穴112とナットのねじ穴132の中心軸が一致するように構成されている。
第三ナット13の偏心円柱部133の側面凸部134と第一ナット11の偏心円筒部113の径方向の溝115との間には第二ナットの厚さ分の遊びである軸方向の遊び116が軸方向に設けられており、第一ナット11のナットのねじ穴112と第三ナット13のナットのねじ穴132の中心軸が一致する状態で第三ナット13を固定し第一ナット11を軸方向に第三ナット13から離すように押してやると径方向の溝115に設けられた軸方向の遊び116のため第一ナット11と第三ナット13が第二ナットの厚さ分だけ離れ、両者のナットのねじ穴112とナットのねじ穴132の中心軸が一致すると同時にビッチも連続する。遊びの大きさつまり第二ナットの厚さは第一ナットのナットのねじ穴112のねじのピッチに関係し、ねじ穴112のねじのピッチの0.01倍から0.5倍の範囲である。
3.ロックナット1の使用方法
3.1セット状態(締結前の状態)
ロックナット1による締結に先だって、第一ナット11と第三ナット13を組み合わせてセット状態とする。具体的には、第一ナット11の偏心円筒部113に第三ナット13の偏心円柱部133の側面凸部134を軸方向の溝114に一致するようにして相対向する切断面111と切断面131が接した状態まで第三ナット13の偏心円柱部133を嵌合した後偏心円柱部133の側面凸部134を偏心円筒部113の径方向の溝115に添って溝の端まで回転させて、第一ナット11のナットのねじ穴112と第三ナット13のナットのねじ穴132の中心軸を一致させる。図6及び図7に例示するように、これがセット状態である。
セット状態では、第一ナット11と第三ナット13とが側面視で一個のナットのようになると同時に両者のナットのねじ穴112とナットのねじ穴132の中心軸は一致する。ボルト15にこの状態のまま螺合させると第三ナット13がボルト15に螺合した後ボルト15により第一ナット11が軸方向に軸方向の遊び116の分だけ押されナットのねじ穴112とナットのねじ穴132は第二ナットの厚さ分だけ離されピッチも連続する。そのため、第一ナット11と第三ナット13をあたかも一つのナットのようにボルト15に螺合させることができる。
3.2締結時
そして、ロックナット1による締結時には、まず、セット状態の第一ナット11と第三ナット13を、ボルト15に螺合し、所定のトルクが作用するまで締め付け方向に回転させる。
このとき、図8に示すように、第一ナット11と第三ナット13は偏心円柱部133の側面凸部134が偏心円筒部113の径方向の溝115の溝の端まで第三ナット13を締め付け方向に回転させた状態のため、第三ナット13に力を加えて締め付け方向に回転させると、第一ナット11もこれに追随する。こうしてボルト15に所定のトルクが作用するまで締め付け方向に第一ナット11と第三ナット13を同時に回転させる。
その後、図9に示すように第一ナット11のみを、第三ナット13に対し、締め付け方向と同一方向に所定角度回転させる。所定角度としては第一ナット11の中心軸からの偏心の量によるが5度〜180度の範囲である。
こうすることによって、径方向のずれによるロック作用により緩み止めされるのである。
このように、本発明のロックナットは、第一ナット11と第三ナット13で部材14を締め付けた後、第一ナット11のみを更に所定角度回転させることによって、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られるという優れた特徴を有するのである。
図10、図11、図12に示すようにロックナット2は第一ナット21の偏心円筒部213に側面凸部214を偏心円筒部213の内側側面に径方向内向きに突出して設け、第三ナット23の偏心円柱部233の外周側面に軸方向の溝234と径方向の溝235を設けたロックナットである。第三ナット23の偏心円柱部233の径方向の溝235は軸方向の溝234に対して第三ナット23をボルト15に螺合してボルトの先方向に緩める方向に回転させる方向の側に設定されている。ロックナット2においても動作や機能は実施例1に示されたロックナット1と同様であり、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られる。
図13、図14、図15に示すように第一ナット31の偏心円筒部313に軸方向の溝314aと軸方向の溝314bと径方向の溝315aと径方向の溝315bとを設け、第三ナット33の偏心円柱部333に側面凸部334aと側面凸部334bとを設けても動作や機能は実施例1に示されたロックナット1と同様であり、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られる。
図16、図17に示すように第一ナット41の偏心円筒部413に軸方向の溝114と径方向の溝115と径方向の溝415とを設け、第三ナット43の偏心円柱部433に側面凸部134と側面凸部434とを設けても動作や機能は実施例1に示されたロックナット1と同様であり、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られる。
図18、図19、図20に示すように第一ナット51の偏心円筒部513に軸方向の溝114と径方向に対して斜めに傾いた径方向の溝515とを設け、第三ナット53の偏心円柱部533に斜めに傾いた径方向の溝515に納まる側面凸部534を設けることにより実施例1における軸方向の遊び116つまり第二ナットの厚さを径方向の溝515の傾きにおける溝の両端の切断面111からの距離の差に置き換えることができ、動作や機能は実施例1に示されたロックボルト1と同様であり、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られる。
図21において第一ナット61の偏心円筒部613の軸方向の溝614が軸方向に対して斜めに傾いていても動作や機能は実施例1に示されたロックボルト1と同様であり、簡単で迅速かつ確実で強固な緩み止め効果が得られる。
実施例1でロックナット1がセット状態かどうかを確認するためには、第一ナット11の切断面111と第三ナット13切断面131とが接した状態に偏心円柱部134と偏心円筒部113とが嵌合された状態でかつ偏心円柱部134の側面凸部134を径方向の溝115に添って回転させて、径方向の溝115の溝の端まで来ているか第三ナットを回転させてみる必要がある。もっと簡単に目視で確認できるようにするために図22に示すように第一ナット11にねじ一致印115を設定し、第三ナット13にねじ一致印137を設定する。図23に示すようにナットのねじ穴112とナットのねじ穴132の中心軸が一致していない場合第一ナット11のねじ一致印117と第三ナット13のねじ一致印137は一致しない。図24に示すようにナットのねじ穴112とナットのねじ穴132の中心軸が一致した場合第一ナット11のねじ一致印117と第三ナット13のねじ一致印137は一致するように構成する。
これによりロックナット1がセット状態かどうか目視で簡単に確実に行うことができる。
なおねじ一致印はナットの側面に塗料を塗るまたは、ナットの側面に傷を付けるまたは、ナットの側面を少し凹ませることで付けることができる。
1 ロックナット
11 第一ナット
111 切断面
112 ナットのねじ穴
113 偏心円筒部
114 軸方向の溝
115 径方向の溝
116 軸方向の遊び
117 ねじ一致印
13 第三ナット
131 切断面
132 ナットのねじ穴
133 偏心円柱部
134 側面凸部
137 ねじ一致印
14 部材
15 ボルト
2 ロックナット
21 第一ナット
213 偏心円筒部
214 側面凸部
23 第三ナット
233 偏心円柱部
234 軸方向の溝
235 径方向の溝
236 軸方向の遊び
3 ロックナット
31 第一ナット
313 偏心円筒部
314a 軸方向の溝
314b 軸方向の溝
315a 径方向の溝
315b 径方向の溝
33 第三ナット
333 偏心円柱部
334a 側面凸部
334b 側面凸部
4 ロックナット
41 第一ナット
413 偏心円筒部
415 径方向の溝
43 第三ナット
433 偏心円柱部
434 側面凸部
5 ロックナット
51 第一ナット
513 偏心円筒部
515 径方向の溝
53 第三ナット
533 偏心円柱部
534 側面凸部
6 ロックナット
61 第一ナット
613 偏心円筒部
614 軸方向の溝

Claims (8)

  1. 一個のナットを途中からナットの中心軸と直角方向に三つに切断したような形で上から第一ナット、第二ナット、第三ナットとすると、第二ナットを取り除いて第一ナットと第三ナットとで構成されるロックナットであって、
    第一ナットと第二ナットと第三ナットは、一本のボルトに螺合する雌ねじをナットのねじ穴にそれぞれ有しており、
    第三ナットには第二ナットとの切断面に第三ナットのねじ穴の直径より大径の偏心円柱部が第三ナットの中心軸に対して直角方向に偏心されて軸方向外方に突設されていると共に、偏心円柱部の外周側面の一部に径方向外方に突設された側面凸部が形成されている一方、
    第一ナットには、第二ナットとの切断面に、第三ナットの偏心円柱部と嵌合する、第一ナットのねじ穴の直径より大径の円筒状の穴である偏心円筒部が第一ナットの中心軸に対して直角方向に偏心して開けられていて内部に軸方向の溝と径方向の溝とが形成されており、
    第三ナットの偏心円柱部を第一ナットの偏心円筒部に偏心円柱部の側面凸部と偏心円筒部の軸方向の溝が一致するようにして、相対向する切断面が接するまで嵌め込んだ後、偏心円柱部の側面凸部を偏心円筒部の径方向の溝に添って溝の端まで第三ナットを回転させると、第一ナットのナットのねじ穴の中心軸と第三ナットのナットのねじ穴の中心軸が一致し、ここで第一ナットと第三ナットとを第二ナットの厚さに等しい軸方向の遊び分だけ離すと第一ナットのナットのねじ穴のピッチと第三ナットのナットのねじ穴のピッチとが連続するように構成した、
    ロックナット。
  2. 第一ナットの偏心円筒部の内周側面の一部に径方向内方に突設された側面凸部が軸方向の溝と径方向の溝の代わり形成されている一方、第三ナットの偏心円柱部の外周側面に軸方向の溝と径方向の溝とが側面凸部の代わり形成されている、
    請求項1に記載されているロックナット。
  3. 径方向の溝を複数設けた
    請求項1又は請求項2に記載されているロックナット。
  4. 軸方向の溝を複数設けた
    請求項1又は請求項2又は請求項3に記載されているロックナット。
  5. 側面凸部を複数設けた
    請求項3又は請求項4に記載されているロックナット。
  6. 径方向の溝が径方向から少し傾いている
    請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5に記載されているロックナット。
  7. 軸方向の溝が中心軸方向から少し傾いている
    請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6に記載されているロックナット。
  8. 第一ナットの外周側面及び第三ナットの外周側面とに印を付け、第一ナットのナットのねじ穴の中心軸と第三ナットのナットのねじ穴の中心軸とが一致すると第一ナットの外周側面の印と第三ナットの外周側面の印とが一致するように構成した
    請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7に記載されているロックナット。
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